東京商工リサーチ新潟支店は、新潟県内企業の2023年1月期〜12月期決算の経常利益ランキング(単体ベース)をまとめた。受注が回復した車載計器製造の日本精機(長岡市)が首位に立ち、3年連続1位だったコメリ(新潟市南区)は2位となった。全体では価格転嫁が進んだ企業に収益回復が見られたほか、円安の影響や本業以外の収益などで明暗が分かれた。

 ランキングは、新潟県内に本社または実質的な本社を置く企業が対象で、経常利益は単体決算の値。金融・保険業は除く。

 経常利益が100億円以上の企業は2022年から1社増えて2社、50億円以上は22年と同じ5社、10億円以上は5社増の58社だった。上位30位の経常利益の合計は1335億円で、22年より161億円増えた。

 1位の日本精機は、...

残り761文字(全文:1097文字)