環境への取り組み

音声で読み上げる

基本的な考え方

当社は、「100年後の軽やかな世界のために」をサステナビリティのスローガンとし、美しく豊かな地球がずっと続く未来に向けた行動に努めています。そのなかでも、当社ならではの環境への貢献として、アルミニウムがもつ環境性能を最大限に発揮できるよう注力しています。例えば、アルミニウムは自動車に使われることで車体が軽量化され、燃費が向上し、CO等のGHG排出量を削減することができます。また、リサイクルすることで、新地金の製造と比較した場合、GHG排出量を約97%削減することができます。このように、アルミニウムを通じて環境負荷を低減することは、当社ならではの提供価値といえます。

こうした取り組みを背景に、当社は環境分野のマテリアリティとして、「アルミニウムの循環型社会」の牽引(サーキュラーエコノミー)、気候変動への対応、自然の保全と再生・創出(ネイチャーポジティブ)の3つを特定しています。これらは、それぞれが独立した課題ではなく、互いに関連性を持ち、支え合い、融合する関係にあることから、一体として取り組んでいくことが肝要です。

なかでも、その中心を担うのは、「アルミニウムの循環型社会」の牽引(サーキュラーエコノミー)です。アルミニウムをリサイクルし、その利活用の場を拡げ、同一製品へのアルミニウムの循環(水平リサイクル)を促進することは、GHG排出量の削減、つまり気候変動への対応になることはもちろん、新地金の使用量を削減することは新たなボーキサイトの採掘が抑制され、自然の保全と再生・創出(ネイチャーポジティブ)にもつながります。そこで当社は、アルミニウムのリサイクルの推進を中心に、環境への取り組みを進めています。