この記事は会員限定記事です
理論値より安い円、デフレ初期は「高い日本」
物価を考える 持続力のカギ(3)
[会員限定記事]
外国為替市場での円安基調が続いている。円安によって、海外から見ると日本のモノの値段や人件費は安く映る。
物価や景気からみた理論値と比べると実勢レートは大幅に円安に傾いている。代表的な理論値が内外の物価が均衡する為替レートの水準を示す「購買力平価」だ。
為替相場は短期では様々な要因で変動するが、長期的には2国間の財・サービスの価格が均衡する水準に収束するという考え方だ。同じ商品が米国で1ドル、日本...
関連企業・業界
企業: