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テックで社会をよくするには 経済学者ワイル氏の処方箋
編集委員 奥平和行
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人工知能(AI)の発達により格差が拡大し、SNSは社会の分断を深める――。テクノロジーの負の側面への懸念が拡大するなか、米経済学者のグレン・ワイル氏は同じテクノロジーを使って社会をよくすることが可能だと主張している。新著「Plurality(プルーラリティー)」の発刊に合わせて各地を訪れているワイル氏に「処方箋」を聞いた。
Glen Weyl 1985年、米サンフランシスコ生まれ。2007年に米プリンストン大学経済学部を首席で卒業し、翌年に同大で経済学博士号を取得。シカゴ大学やハーバード大学などで教え、22年から米マイクロソフトの研究主幹。...