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人材派遣で後絶たぬ不正 問われる自浄能力と公益性
編集委員 水野裕司
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労働者派遣業を営む会社の不正行為が後を絶たない。自治体への水増し請求が相次いでいるほか、派遣労働者への就業条件の明示を怠るなどの法令違反に対する当局による是正指導も増えている。労働者派遣は人材需給の逼迫を和らげる手立てのひとつになり、今後役割が増す。公益性の自覚が人材派遣業界に求められる。
北海道、苫小牧市に水増し請求
最近目立ったのは、人材派遣・人材紹介業のシグマスタッフによる過大請求問題だ。...