JP6019692B2 - 撮像素子、撮像素子の制御方法、および、撮像装置 - Google Patents

撮像素子、撮像素子の制御方法、および、撮像装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6019692B2
JP6019692B2 JP2012092590A JP2012092590A JP6019692B2 JP 6019692 B2 JP6019692 B2 JP 6019692B2 JP 2012092590 A JP2012092590 A JP 2012092590A JP 2012092590 A JP2012092590 A JP 2012092590A JP 6019692 B2 JP6019692 B2 JP 6019692B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phase difference
pixel
pixels
period
normal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012092590A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013223054A (ja
JP2013223054A5 (ja
Inventor
泰嘉 桑添
泰嘉 桑添
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2012092590A priority Critical patent/JP6019692B2/ja
Priority to US13/859,123 priority patent/US10009563B2/en
Priority to CN201810116067.XA priority patent/CN108055488A/zh
Priority to CN201310130920.0A priority patent/CN103376617B/zh
Publication of JP2013223054A publication Critical patent/JP2013223054A/ja
Publication of JP2013223054A5 publication Critical patent/JP2013223054A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6019692B2 publication Critical patent/JP6019692B2/ja
Priority to US15/992,867 priority patent/US10542227B2/en
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/70SSIS architectures; Circuits associated therewith
    • H04N25/703SSIS architectures incorporating pixels for producing signals other than image signals
    • H04N25/704Pixels specially adapted for focusing, e.g. phase difference pixel sets
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/67Focus control based on electronic image sensor signals
    • H04N23/672Focus control based on electronic image sensor signals based on the phase difference signals
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/67Focus control based on electronic image sensor signals
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/40Extracting pixel data from image sensors by controlling scanning circuits, e.g. by modifying the number of pixels sampled or to be sampled
    • H04N25/44Extracting pixel data from image sensors by controlling scanning circuits, e.g. by modifying the number of pixels sampled or to be sampled by partially reading an SSIS array
    • H04N25/445Extracting pixel data from image sensors by controlling scanning circuits, e.g. by modifying the number of pixels sampled or to be sampled by partially reading an SSIS array by skipping some contiguous pixels within the read portion of the array
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/70SSIS architectures; Circuits associated therewith
    • H04N25/71Charge-coupled device [CCD] sensors; Charge-transfer registers specially adapted for CCD sensors
    • H04N25/745Circuitry for generating timing or clock signals
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/70SSIS architectures; Circuits associated therewith
    • H04N25/76Addressed sensors, e.g. MOS or CMOS sensors
    • H04N25/767Horizontal readout lines, multiplexers or registers
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/70SSIS architectures; Circuits associated therewith
    • H04N25/76Addressed sensors, e.g. MOS or CMOS sensors
    • H04N25/7795Circuitry for generating timing or clock signals
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B13/00Viewfinders; Focusing aids for cameras; Means for focusing for cameras; Autofocus systems for cameras
    • G03B13/32Means for focusing
    • G03B13/34Power focusing
    • G03B13/36Autofocus systems

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Focusing (AREA)

Description

本技術は、撮像素子、撮像素子の制御方法、および、撮像装置に関する。詳しくは、位相差を検出するための画素を含む撮像素子、撮像素子の制御方法、および、撮像装置に関する。
従来、撮像装置においては、焦点検出のための一手法として位相差検出方式が知られている。この位相差検出方式は、1対の受光素子により出力された信号の位相差から焦点を検出する方式である。この位相差検出用の受光素子に光を導くミラーを備えない撮像装置においては、位相差を検出するための画素(以下、「位相差画素」と称する。)が、それ以外の画素(以下、「通常画素」と称する。)とともに受光面に配置されることがある。このような撮像装置において、画像を撮像するとともに位相差を検出する場合、通常、全画素の画素値を読み出してから、それらの画素値において位相差画素の画素値を補間してデモザイク処理などの画像処理が行われる。また、読み出した全画素の画素値から位相差画素の画素値を分離することにより位相差の検出が行われる。
このような位相差画素および通常画素が配置された撮像装置においては、撮像開始から画像処理および位相差検出処理の終了までの時間が短いほど、画像の表示や合焦のレスポンスが向上する。そこで、画像処理および位相差検出処理の終了までの時間を短縮するために、例えば、画素値の読出しにおいて、3ラインのうち1ラインのみを読み出すなど、ラインを間引いて読出しを行う制御方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2011−101325号公報
しかし、上述の従来技術では、撮像開始から、画像処理や位相差検出処理の終了までの時間を十分に短縮できないおそれがある。ラインを間引いて位相差検出処理および画像処理を行う場合においても、撮像装置は、画像処理に不要な位相差画素も読み出す必要があるため、不要な位相差画素を読み出す時間の分、画像処理の開始が遅れてしまう。また、撮像装置は、位相差検出に不要な通常画素も読み出す必要があるため、通常画素を読み出す時間の分、位相差検出の開始が遅れてしまう。このため、撮像開始から、画像処理や位相差検出処理までの時間が十分に短くならないという問題がある。
本技術はこのような状況に鑑みて生み出されたものであり、撮像装置において、撮像開始から、画像処理または位相差検出処理の終了までの時間を短縮することを目的とする。
本技術は、上述の問題点を解消するためになされたものであり、その第1の側面は、位相差を検出するための位相差画素を含む複数の画素が配列された複数の位相差ラインと、上記位相差画素を含まない複数の通常画素が配列された複数の通常ラインと、第1の期間内に上記複数の位相差ラインおよび上記複数の通常ラインの各々を選択し、上記第1の期間と異なる第2の期間内に上記複数の位相差ラインの各々を選択する行走査部と、上記第1の期間内に選択されたラインの各々において上記複数の通常画素の画素値を出力し、上記第2の期間内に選択されたラインの各々において上記位相差画素の画素値を出力する列走査部とを具備する撮像素子、および、その制御方法である。これにより、第1の期間内に選択されたラインの各々において複数の通常画素の画素値が出力され、第2の期間内に選択されたラインの各々において位相差画素の画素値が出力されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記第1の期間内に選択されたラインの各々において上記複数の通常画素の各々を同時に駆動し、上記第2の期間内に選択されたラインの各々において上記位相差画素の各々を同時に駆動する駆動部と、上記駆動された通常画素または上記駆動された位相差画素の画素値の各々を保持する画素値保持部とをさらに具備し、上記列走査部は、上記保持された画素値の各々を所定の順番で出力してもよい。これにより、選択されたラインの各々において複数の通常画素または位相差画素の各々が同時に駆動し、駆動された位相差画素の画素値の各々が保持され、保持された画素値の各々が所定の順番で出力されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記列走査部は、上記第1の期間内に上記複数の位相差ラインのいずれかが選択された場合には上記位相差画素の位置に対応する順番において画素の画素値として出力されることのない固定値をさらに出力してもよい。これにより、第1の期間内に複数の位相差ラインのいずれかが選択された場合には位相差画素の位置に対応する順番において固定値がさらに出力されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記第1の期間内に選択されたラインの各々において所定の位置関係にある複数の画素に上記位相差画素が含まれる場合には上記通常画素の画素値と上記固定値とを加算し、上記所定の位置関係にある複数の画素に上記位相差画素が含まれない場合には上記複数の画素の画素値を加算する画素加算部をさらに具備し、上記列走査部は、上記第1の期間内に選択されたラインの各々において上記加算された値を出力してもよい。これにより、第1の期間内に選択されたラインの各々において加算された値が出力されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、前記複数の位相差画素の各々は、瞳分割された一対の光を受光するための一対の位相差画素を含み、前記行走査部は、前記第2の期間において前記位相差ラインの各々を選択する走査処理を2回実行し、前記列走査部は、前記第2の期間内の1回目の走査処理で選択されたラインの各々において前記一対の位相差画素のうちの一方の画素値を出力し、前記第2の期間内の2回目の走査処理で選択されたラインの各々において前記一対の位相差画素のうちの他方の画素値を出力してもよい。これにより、1回目の走査処理で一対の位相差画素のうちの一方の画素値が出力され、2回目の走査処理で他方の画素値が出力されるという作用をもたらす。
また、本技術の第2の側面は、位相差を検出するための位相差画素を含む複数の画素が配列された複数の位相差ラインと、上記位相差画素を含まない複数の通常画素が配列された複数の通常ラインと、第1の期間内に上記複数の位相差ラインおよび上記複数の通常ラインの各々を選択し、上記第1の期間と異なる第2の期間内に上記複数の位相差ラインの各々を選択する行走査部と、上記第1の期間内に選択されたラインの各々において上記複数の通常画素の画素値を出力し、上記第2の期間内に選択されたラインの各々において上記位相差画素の画素値を出力する列走査部とを具備する撮像素子と、上記出力された上記複数の通常画素の画素値から画像を生成する画像処理部と、上記出力された位相差画素の画素値に基づいて位相差を検出する位相差検出部とを具備する撮像装置である。
本技術によれば、撮像装置において、撮像開始から、画像処理または位相差検出処理の終了までの時間が短縮されるという優れた効果を奏し得る。
第1の実施の形態における撮像装置の一構成例を示すブロック図である。 第1の実施の形態における撮像素子の一構成例を示すブロック図である。 第1の実施の形態における撮像素子の動作の一例を示す図である。 第1の実施の形態における画素の配置の一例を示す図である。 第1の実施の形態における行走査回路の一構成例を示すブロック図である。 第1の実施の形態における転送信号生成回路の一構成例を示すブロック図である。 第1の実施の形態における通常画素の一構成例を示す回路図である。 第1の実施の形態における列走査回路の一構成例を示すブロック図である。 第1の実施の形態における画像処理部の一構成例を示すブロック図である。 第1の実施の形態における通常画素出力期間内の撮像素子の動作の一例を示すタイミングチャートである。 第1の実施の形態における位相差画素出力期間内の撮像素子の動作の一例を示すタイミングチャートである。 第1の実施の形態における撮像装置の動作の一例を示すタイミングチャートである。 第2の実施の形態における撮像素子の一構成例を示すブロック図である。 第2の実施の形態における固定値挿入部の一構成例を示すブロック図である。 第2の実施の形態における列走査回路の一構成例を示すブロック図である。 第2の実施の形態における画像処理部の一構成例を示すブロック図である。 第2の実施の形態における画素加算が行われない場合の通常画素出力期間内の撮像素子の動作の一例を示すタイミングチャートである。 第2の実施の形態における画素加算が行われる場合の通常画素出力期間内の撮像素子の動作の一例を示すタイミングチャートである。 第2の実施の形態における位相差画素出力期間内の撮像素子の動作の一例を示すタイミングチャートである。 第3の実施の形態における撮像素子の一構成例を示すブロック図である。 第3の実施の形態における位相差画素出力期間内の撮像素子の動作の一例を示すタイミングチャートである。 第3の実施の形態における撮像装置の動作の一例を示すタイミングチャートである。
以下、本技術を実施するための形態(以下、実施の形態と称する)について説明する。説明は以下の順序により行う。
1.第1の実施の形態(通常画素の画素値を出力し、位相差画素の画素値を出力する例)
2.第2の実施の形態(通常画素の画素値と固定値とを出力し、画素加算を行う例)
3.第3の実施の形態(左側画素の画素値を出力し、右側画素の画素値を出力する例)
<1.第1の実施の形態>
[撮像装置の構成例]
図1は、本技術の第1の実施の形態における撮像装置100の一構成例を示すブロック図である。この撮像装置100は、画像を撮像する装置であり、カメラ制御部110、撮影レンズ120、画像処理部130、位相差検出部140、表示処理部150、表示部160、画像出力部170、画像記録制御部180および画像記録部190を備える。また、撮像装置100は、さらに撮像素子200を備える。
カメラ制御部110は、撮像装置100全体を制御するものである。このカメラ制御部110は、ユーザの操作に従って、信号線119を介して撮像素子200へ制御信号を出力して画像を撮像させる。例えば、制御信号には、ライブビューモードであるかキャプチャーモードであるかを示す信号が含まれる。ライブビューモードは、画像を一定の間隔で(例えば、1/30秒ごと)撮像して表示部160に表示するためのモードである。一方、キャプチャーモードは、動画、または、静止画を撮像して記録するためのモードである。動画には、一定の間隔で撮像された複数の画像が含まれる。ライブビューモードにおいて撮像される画像は、キャプチャーモードにおいて撮像される画像よりも低解像度に設定される。また、カメラ制御部110は、ユーザの操作に従って、位相差検出部140が検出した位相差を受け取り、撮影レンズ120におけるフォーカシングレンズなどの位置を位相差に応じて制御することにより、焦点距離を調節する。
撮影レンズ120は、焦点距離を変更することができるレンズである。例えば、フォーカシングレンズ、バリエータ、コンペンセータ、および、マスターレンズを備える、いわゆる4群ズームレンズが撮影レンズ120として用いられる。
撮像素子200は、撮影レンズ120を介して受光した光量を電位に変換し、その電位に応じた画素値を出力するものである。この撮像素子200は、複数の通常画素と複数の位相差画素とを備える。これらの位相差画素は、位相差を検出するための画素である。そして、位相差画素の各々は、瞳分割された一対の光の各々を受光するための一対の画素(以下、「左側画素」および「右側画素」と称する。)を含む。また、通常画素は、位相差画素以外の画素であり、画像を生成するために用いられる。撮像素子200は、カメラ制御部110の制御に従って、通常画素の画素値を読み出し、信号線209を介して画像処理部130へ出力する。また、撮像素子200は、位相差画素の画素値を読み出し、信号線209を介して位相差検出部140へ出力する。
画像処理部130は、通常画素の画素値により生成される画像に対して、デモザイク処理などの画像処理を実行するものである。この画像処理部130は、通常画素の画素値からなる画像を保持し、その画像において位相差画素の画素値を補間する。そして、画像処理部130は、補間後の画像にデモザイク処理やホワイトバランス処理などの画像処理を必要に応じて実行して、表示処理部150および画像記録制御部180に信号線139を介して出力する。
位相差検出部140は、位相差画素の画素値から位相差を検出するものである。位相差検出部140は、例えば、左側画素および右側画素のそれぞれの輝度値の分布を生成し、それらの相関度から位相差を検出する。位相差検出部140は、検出した位相差をカメラ制御部110に信号線149を介して出力する。
表示処理部150は、画像に対して、ガンマ補正処理、色補正処理、または、コントラスト調整処理などの表示処理を必要に応じて実行するものである。表示処理部150は、表示処理後の画像を表示部160および画像出力部170に信号線159を介して出力する。
表示部160は、表示処理部150からの画像を表示するものである。画像出力部170は、表示処理部150からの画像を撮像装置100の外部へ出力するものである。
画像記録制御部180は、画像処理部130からの画像を画像記録部190に信号線189を介して出力して、その画像を画像記録部190に記録させるものである。画像記録部190は、画像を記録するものである。
[撮像素子の構成例]
図2は、第1の実施の形態における撮像素子200の一構成例を示すブロック図である。この撮像素子200は、タイミング制御回路210、行走査回路220、転送信号生成回路230、画素アレイ部240、D/A変換部250、A/D変換部260、カウンタ270、および、列走査回路290を備える。
タイミング制御回路210は、カメラ制御部110からの制御信号に従って、画素値の出力のタイミングを制御するものである。このタイミング制御回路210は、タイミング信号TcおよびTrを出力することにより、行および列の走査のタイミングを制御する。タイミング信号Tcは、行の走査開始のタイミングを指示する信号である。一方、タイミング信号Trは、行の各々における列の走査開始のタイミングを指示する信号である。ここで、行は、画素アレイ部240において、ある一方向に複数の画素が配列されたものであり、水平ラインとも呼ばれる。これらの行(水平ライン)のうち位相差画素を含む行を位相差ラインと称し、位相差画素を含まない行を通常ラインと称する。一方、列は、画素アレイ部240において、行と直交する方向に複数の画素が配列されたものであり、垂直ラインとも呼ばれる。
具体的には、タイミング制御回路210は、1枚の画像を撮像するための撮像期間の開始時にタイミング信号Tcを生成して行走査回路220および転送信号生成回路230に供給する。この撮像期間は、通常画素の画素値を出力するための通常画素出力期間と、位相差画素の画素値を出力するための位相差画素出力期間とに分割される。タイミング制御回路210は、撮像期間開始時にタイミング信号Tcを出力した後、位相差画素出力期間の開始時にタイミング信号Tcを出力する。そして、タイミング制御回路210は、撮像期間内の行の選択のタイミングに同期してタイミング信号Trを生成して列走査回路290に供給する。ただし、ライブビューモードの場合には、選択される行の数が少なくなるため、タイミング制御回路210は、キャプチャーモードの場合より、少ない数のタイミング信号Trを撮像期間内に生成する。
例えば、位相差ラインk行を含むn行、m列の画像が1枚撮像される場合、タイミング制御回路210は、撮像期間開始時にタイミング信号Tcを1回生成し、通常画素出力期間内にタイミング信号Trをn回生成する。ここで、n、mは、2以上の整数であり、kは1乃至nの整数である。そして、タイミング制御回路210は、位相差画素出力期間開始時にタイミング信号Tcを1回生成し、位相差画素出力期間内にタイミング信号Trをk回生成する。
また、タイミング制御回路210は、基準電圧値を示すデジタル信号をD/A変換部250に供給する。さらに、タイミング制御回路210は、タイミング信号Trを生成するタイミングと同期してカウンタ270を制御してカウンタ値を初期値にする。
行走査回路220は、タイミング信号Tcおよび制御信号に従って、行の各々を選択するものである。この行走査回路220は、通常画素出力期間内に、行選択信号を行の各々へ229−1乃至229−nを介して順に出力することにより行を選択する。これらの行選択信号は、例えば、行が選択される場合にハイレベルに設定され、選択されない場合にローレベルに設定される。また、行走査回路220は、位相差画素出力期間内に、位相差ラインの各々を順に選択する。ただし、ライブビューモードの場合には、行走査回路220は、キャプチャーモードの場合より少ない数の行を撮像期間内に選択する。なお、行走査回路220は、特許請求の範囲に記載の行走査部の一例である。
転送信号生成回路230は、タイミング信号Tcおよび制御信号に従って、選択された列における画素の各々に転送信号を出力することにより、画素を駆動するものである。この転送信号は、例えば、画素を駆動させる場合にハイレベルに設定され、駆動させない場合にローレベルに設定される。転送信号生成回路230は、タイミング信号Tcから行走査回路220が行を選択するタイミングを取得する。通常画素出力期間内においては、転送信号生成回路230は、行の選択のタイミングに同期して、選択された行における通常画素の各々を同時に駆動する。そして、位相差画素出力期間内においては、転送信号生成回路230は、行の選択のタイミングに同期して、選択された行における位相差画素の各々を同時に駆動する。ただし、ライブビューモードの場合には、キャプチャーモードの場合より少ない数の行が選択されるため、通常画素出力期間および位相差画素出力期間は短くなる。なお、転送信号生成回路230は、特許請求の範囲に記載の駆動部の一例である。
画素アレイ部240は、複数の位相差画素241と複数の通常画素242とが2次元格子状に配列されたものである。それぞれの画素は、ハイレベルの行選択信号および転送信号が入力された場合に、受光量に応じた電位の電気信号である画素信号をA/D変換部260へ信号線249−1乃至249−mのうち対応する列の信号線を介して出力する。
D/A変換部250は、タイミング制御回路210からの基準電圧値をD/A(Digital to Analog)変換して基準電圧VrefをA/D変換部260に供給するものである。
A/D変換部260は、アナログ信号である画素信号をデジタル信号に変換するものである。A/D変換部260は、複数(例えば、m個)のA/D変換回路261を備える。各々のA/D変換回路261は、コンパレータ262およびメモリ263を備える。コンパレータ262は、参照電圧Vrefと、画素信号の電圧とを比較して比較結果を出力するものである。A/D変換回路261は、例えば、積分回路により画素信号を積分し、積分した電圧が基準電圧Vrefを越えたことをコンパレータ262の出力値が示すまでの期間をカウンタ270に計数させる。そして、カウンタ270の計数値を画素値としてメモリ263に保持する。なお、図2において、積分回路は、省略されている。
メモリ263は、画素値を保持するものである。各々のメモリ263には、信号線298−1乃至298−mのうち対応する列の信号線を介して列選択信号が入力される。列選択信号は、列に対応するメモリ263を選択して画素値を出力させるための信号である。例えば、画素値を出力させる場合には、列選択信号にハイレベルが設定され、出力させない場合にはローレベルが設定される。メモリ263は、列選択信号がハイレベルの場合に信号線209を介して画素値を出力する。
列走査回路290は、タイミング信号Trおよび制御信号に従って、選択された行における画素の各々の画素値を読み出して出力するものである。転送信号生成回路230は、通常画素出力期間において、タイミング信号Trが入力されるたびに、A/D変換部260に保持された通常画素の画素値を所定の順番で読み出して出力する。また、転送信号生成回路230は、位相差画素出力期間において、タイミング信号Trが入力されるたびに、A/D変換部260に保持された位相差画素の画素値を所定の順番で読み出して出力する。ここで、列走査回路290は、タイミング信号Trの回数を計数することにより、通常画素出力期間および位相差画素出力期間の各々の開始および終了時点を取得する。例えば、n行の画像撮像において、通常画素出力期間は、最初のタイミング信号Trが入力されてから、n回目のタイミング信号Trが入力されるまでの期間である。ただし、ライブビューモードにおいては、選択される行がキャプチャーモードの場合より少ないため、各期間において計数されるタイミング信号の行数も少なくなる。なお、列走査回路290は、特許請求の範囲に記載の列走査部の一例である。
図3は、第1の実施の形態における撮像素子200の動作の一例を示す図である。制御信号によりライブビューモードが設定されている場合には、タイミング制御回路210は、例えば、1/30秒ごとに、タイミング信号Tcを生成する。それらのタイミング信号Tcに応じて、行走査回路220は、通常画素出力期間において全ラインのうち1/3の水平ラインを選択する。次いで、位相差画素出力期間において、行走査回路220は、位相差ラインを選択する。通常画素出力期間内における1/3の水平ラインの選択時に、列走査回路290は、通常画素を選択する。次いで、位相差画素出力期間における位相差ライン選択時に、列走査回路290は、位相差画素を選択する。
一方、制御信号によりキャプチャーモードが設定されている場合には、タイミング制御回路210は、シャッタースピードに従って(静止画撮影時)、または、1/30秒毎などに(動画撮影時)、タイミング信号Tcを生成する。それらのタイミング信号Tcに応じて、行走査回路220は、通常画素出力期間において全水平ラインを選択する。次いで、位相差画素出力期間において、行走査回路220は、位相差ラインを選択する。通常画素出力期間内における全水平ラインの選択時に、列走査回路290は、通常画素を選択する。次いで、位相差画素出力期間における位相差ライン選択時に、列走査回路290は、位相差画素を選択する。なお、ライブビューにおける間引き数は3ラインのうち2ラインに限定されない。例えば、ライブビューモードの場合に、行走査回路220が、1/3ラインでなく、全行の1/5ラインを選択する構成としてもよい。
図4は、第1の実施の形態における画素の配置の一例を示す図である。画素アレイ部240には、ベイヤー配列などの配列方式で、2次元格子状に、R(Red)、G(Green)またはB(Blue)の複数の通常画素242が配列される。ただし、所定の座標において、通常画素の代わりに位相差画素241が配置される。例えば、1行目、9行目、および、17行目等のそれぞれにおける1列目、3列目、7列目、および、9列目等に位相差画素が配置される。
キャプチャーモードの場合には、通常画素出力期間において全水平ラインが選択され、それらの水平ラインにおいて通常画素が出力される。そして、位相差画素出力期間においては、位相差ライン(1行目、9行目、および、17行目等)が選択され、それらの水平ラインにおいて、位相差画素が出力される。
一方、ライブビューモードの場合には、通常画素出力期間において、全水平ラインの1/3の水平ラインが選択され、それらの水平ラインにおいて、通常画素が出力される。例えば、2行目、5行目、および、8行目などが選択される。そして、位相差画素出力期間においては、1/3の水平ラインのうちの位相差ライン(17行目等)が選択され、それらの水平ラインにおいて、位相差画素が出力される。
[行走査回路の構成例]
図5は、第1の実施の形態における行走査回路220の一構成例を示すブロック図である。この行走査回路220は、行選択制御回路221、シフトレジスタ222、および、行選択回路224を備える。
シフトレジスタ222は、タイミング信号Tcを段階的に遅延させて出力するものである。シフトレジスタ222は、直列に接続された複数段(例えば、n段)のDフリップフロップ223を備える。Dフリップフロップ223は、入力された信号を遅延させて出力するものである。具体的には、クロック信号が「1」のときに、Dフリップフロップ223は、入力された信号と同じ値の信号を出力する。これにより、クロック信号が「0」のときに入力された信号が、クロック信号が立ち上がるまでの間、遅延する。1段目のDフリップフロップ223には、タイミング信号Tcが入力される。各々の段のDフリップフロップ223は、前段から入力された信号を遅延させて、後段のDフリップフロップ223および行選択回路224へ出力する。1乃至n段目のDフリップフロップの出力のそれぞれは、1乃至n行目の行選択信号として用いられる。各々の段の行選択信号は、前段の行選択信号に対して遅延して出力されるため、これらの行選択信号により、行の各々が先頭から順に選択される。
行選択制御回路221は、行選択回路224を制御して、行を選択するものである。行選択制御回路221は、通常画素出力期間内において、シフトレジスタ222からの行選択信号の全てを、それぞれに対応する行へ出力させる。そして、行選択制御回路221は、位相差画素出力期間内において、シフトレジスタ222からの行選択信号を、位相差ラインへ出力させる。例えば、1行目、9行目、および、17行目等が位相差ラインである場合、行選択制御回路221は、1段目のDフリップフロップ223からの行選択信号を1行目へ、2段目からの行選択信号を9行目へ、3段目からの行選択信号を17行目へ出力させる。ただし、ライブビューモードの場合には、行選択制御回路221は、キャプチャーモードの場合より少ない数の行を撮像期間内に選択する。
行選択回路224は、行選択制御回路221の制御に従って、シフトレジスタ222からの行選択信号の出力先を選択するものである。
[転送信号生成回路の構成例]
図6は、第1の実施の形態における転送信号生成回路230の一構成例を示すブロック図である。この転送信号生成回路230は、転送制御回路231、転送クロック信号生成回路232、および、出力制御回路233を備える。
転送クロック信号生成回路232は、転送クロック信号tCLKを生成するものである。転送クロック信号tCLKは、シフトレジスタ222における1段当たりの信号の遅延時間に周期が等しくなるように調整されたクロック信号である。これにより、行の選択のタイミングに同期して、転送クロック信号tCLKが立ち上がる。転送クロック信号tCLKは、列のそれぞれへの転送信号として用いられる。転送クロック信号生成回路232は、生成した転送クロック信号tCLKを出力制御回路233へ出力する。
転送制御回路231は、出力制御回路233に転送信号を出力させるものである。通常画素出力期間において、転送制御回路231は、通常画素が配置された列に転送信号を出力させる。転送制御回路231は、通常ライン選択時には、全列へ転送信号を出力させ、位相差ライン選択時には、位相差画素の列を除く列へ転送信号を出力させる。例えば、位相差ラインの1列目および3列目等に位相差画素が配置されている場合、転送制御回路231は、位相差ライン選択時には、1列目および3列目等を除く、2列目および4列目等へ転送信号を出力させる。
一方、位相差画素出力期間において、転送制御回路231は、位相差画素が配置された列に転送信号を出力させる。ただし、ライブビューモードの場合には、キャプチャーモードの場合より少ない数の行が選択されるため、転送信号の出力期間は短くなる。
出力制御回路233は、転送制御回路231の制御に従って、列の各々に転送信号を出力するものである。出力制御回路233は、複数(例えば、m個)のスイッチ234を備える。各々のスイッチ234は、転送制御回路231によりオン状態またはオフ状態に制御される。スイッチ234がオンの場合には入力された信号が出力され、オフの場合には出力されない。m個のスイッチ234の各々の入力端子には転送クロック信号tCLKが入力され、各々の出力端子には、信号線239−1乃至239−mのいずれかが接続される。例えば、r(rは1乃至mの整数)個目のスイッチ234からの転送クロック信号tCLKは、r列目への転送信号として用いられる。
[画素の構成例]
図7は、通常画素242の一構成例を示す回路図である。通常画素242は、フォトダイオード243、転送トランジスタ244、リセットトランジスタ245、浮遊拡散層246、増幅トランジスタ247、および、選択トランジスタ248を備える。なお、位相差画素241の構成は、通常画素242の構成と同様である。
フォトダイオード243は、受光した光を電荷に変換するものである。転送トランジスタ244は、転送信号に従ってフォトダイオード243により変換された電荷を浮遊拡散層246に転送するための素子である。この転送トランジスタ244の入力端子は、フォトダイオード243の出力端子に接続され、出力端子は浮遊拡散層246に接続される。また、転送トランジスタ244の制御端子は、信号線239−1乃至239−mのうち列に対応する信号線に接続される。例えば、通常画素242がr(rは1乃至mの整数)列目に位置する画素であれば、転送トランジスタ244の制御端子は信号線239−rに接続される。転送トランジスタ244は、ハイレベルの転送信号が入力されたときに、オン状態となり、フォトダイオード243により変換された電荷が浮遊拡散層246に転送される。
リセットトランジスタ245は、リセット信号に従って浮遊拡散層246の電位を初期電位にするための素子である。このリセットトランジスタ245の入力端子は、電源電圧Vccが印加される電源端子に接続され、出力端子は浮遊拡散層246に接続される。また、リセットトランジスタ245の制御端子には、リセット信号が入力される。このリセット信号は、浮遊拡散層246の電位を初期電位に制御するための信号であり、例えば、行走査回路220により撮像期間より前に生成される。リセット信号が入力された場合には、リセットトランジスタ245は、オン状態となる。この結果、浮遊拡散層246に蓄積された電荷が放出されて、浮遊拡散層246の電位が初期電位となる。
浮遊拡散層246は、転送トランジスタ244により転送された電荷を蓄積するものである。この浮遊拡散層246の一端は接地端子に接続され、他端は、転送トランジスタ244の出力端子、リセットトランジスタ245の出力端子、および、増幅トランジスタ247のゲート端子に接続される。これにより、浮遊拡散層246に蓄積された電荷量に応じた電位が増幅トランジスタ247のゲート端子に印加される。
増幅トランジスタ247は、印加された電位を増幅するものである。この増幅トランジスタ247の入力端子は電源端子に接続され、出力端子は選択トランジスタ248の入力端子に接続され、制御端子は浮遊拡散層246に接続される。増幅トランジスタ247は、浮遊拡散層246の電位を所定の増幅率で増幅して選択トランジスタ248に出力する。
選択トランジスタ248は、行選択信号に従って、増幅トランジスタ247により増幅された電位の電気信号を出力するものである。この選択トランジスタ248の入力端子は増幅トランジスタ247の出力端子に接続され、出力端子は信号線249−1乃至249−mのうち列に対応する信号線に接続される。例えば、通常画素242がr列目に位置する画素であれば、選択トランジスタ248の出力端子は信号線249−rに接続される。また、選択トランジスタ248の制御端子は、信号線229−1乃至229−nのうち行に対応する信号線に接続される。例えば、通常画素242がc(cは1乃至nの整数)行目に位置する画素であれば、選択トランジスタ248の制御端子は信号線229−cに接続される。選択トランジスタ248は、ハイレベルの行選択信号が入力された場合には、オン状態となる。この結果、光量に応じた電位の電気信号が通常画素242からA/D変換部260へ出力される。
図7に例示した構成により、通常画素242は、ハイレベルの行選択信号およびハイレベルの転送信号が入力されたときに、受光量に応じた電位の電気信号を出力する。
[列走査回路の構成例]
図8は、第1の実施の形態における列走査回路290の一構成例を示すブロック図である。列走査回路290は、列選択制御回路291、列選択回路292、および、シフトレジスタ293を備える。
シフトレジスタ293は、タイミング信号Trを段階的に遅延させて出力するものである。シフトレジスタ293は、行を選択するためのシフトレジスタ222と同様に、直列に接続された複数段(例えば、m段)のDフリップフロップ294を備える。ただし、列を選択するためのシフトレジスタ293における全段の遅延時間は、行を選択するためのシフトレジスタ222における1段の遅延時間未満となるように設定される。
列選択制御回路291は、列選択回路292を制御して、列を所定の順番で選択するものである。例えば、列選択制御回路291は、1乃至m列目を昇順に選択する。列選択制御回路291は、通常画素出力期間内においては、通常画素が配置された列を選択する。列選択制御回路291は、通常ライン選択時には、全列を選択し、位相差ライン選択時には、位相差画素の列を除く列を選択する。例えば、位相差ラインの1列目および3列目等に位相差画素が配置されている場合、列選択制御回路291は、位相差ライン選択時には、1列目および3列目等を除く、2列目および4列目等を順に選択する。
一方、位相差画素出力期間において、列選択制御回路291は、位相差画素が配置された列を順に選択する。ただし、ライブビューモードの場合には、キャプチャーモードの場合より少ない数の行が選択されるため、通常画素出力期間および位相差画素出力期間は短くなる。
列選択回路292は、列選択制御回路291の制御に従って、シフトレジスタ293からの列選択信号の出力先を選択するものである。列選択回路292は、列選択信号によりA/D変換部260を制御して、通常画素出力期間において選択された列の画素値を画像処理部130へ出力させる。また、列選択回路292は、位相差画素出力期間において選択された列の画素値を位相差検出部140へ出力させる。
[画像処理部の構成例]
図9は、画像処理部130の一構成例を示すブロック図である。この画像処理部130は、画像バッファ131、位相差画素アドレス記憶部132、画素補間部133、および、デモザイク処理部134を備える。
画像バッファ131は、撮像素子200からの画素値からなる画像を保持するものである。位相差画素アドレス記憶部132は、画像における位相差画素のアドレスを記憶するものである。
画素補間部133は、通常画素の画素値を使用して位相差画素の画素値を補間するものである。この画素補間部133は、位相差画素アドレス記憶部132から位相差画素のアドレスを読み出し、そのアドレスの近傍の通常画素の画素値を画像バッファ131から読み出す。そして、画素補間部133は、位相差画素の画素値を、通常画素の画素値により補間する。例えば、位相差画素の座標を(x、y)とした場合、画素補間部133は、(x−1,y−1)、(x+1,y−1)、(x−1,y+1)および(x+1,y+1)の4つの通常画素の画素値の平均値により、位相差画素の画素値を補間する。隣接する画素の画素値が使用されないのは、ベイヤー配列においては、隣接した画素同士の色が異なるためである。画素補間部133は、補間後の画像をデモザイク処理部134へ出力する。
デモザイク処理部134は、補間後の画像に対して、各々の画素に欠落している色情報を補間するデモザイク処理を実行するものである。デモザイク処理部134は、デモザイク後の画像を表示処理部150へ出力する。
なお、画像処理部130は、デモザイク前の画像(いわゆる、RAW画像)にデモザイク処理を実行してから出力する構成としているが、デモザイク処理を行わずに、RAW画像をそのまま出力してもよい。また、画像処理部130は、デモザイク処理のほか、ホワイトバランス処理や、カラーバランス処理などの画像処理を実行してもよい。
[撮像素子の動作例]
図10は、第1の実施の形態における通常画素出力期間内の撮像素子200の動作の一例を示すタイミングチャートである。通常画素出力期間開始時に、タイミング信号Tcが入力されると、行走査回路220は、そのタイミング信号Tcを段階的に遅延させて、遅延させた各々の信号を行選択信号として出力する。
位相差ラインが選択されている場合には、転送信号生成回路230は、位相差画素を除く列の転送信号を生成して出力し、それらの列の画素を同時に駆動する。一方、通常ラインが選択されている場合には、転送信号生成回路230は、全列の転送信号を生成する。
駆動された画素の画素値は、A/D変換部260に保持される。そして、行選択時にタイミング信号Trが入力されると、列走査回路290は、そのタイミング信号Trを段階的に遅延させて、遅延させた各々の信号を列の各々を順に選択するための列選択信号として出力する。ただし、位相差ラインが選択されている場合には、列走査回路290は、位相差画素を除く列の列選択信号を生成する。一方、通常ラインが選択されている場合には、列走査回路290は、全列の列選択信号を生成する。
例えば、1行目が位相差ラインであり、1行目の1列目、3列目、7列目、および、9列目等に位相差画素が配置されている場合を考える。この場合、行走査回路220により1行目が選択されると、2列目、4列目、5列目、および、6列目および8列目等の画素が転送信号生成回路230により同時に駆動され、列走査回路290により、これらの列の画素値が順に読み出される。
また、2行目が通常ラインである場合、行走査回路220により2行目が選択されると、転送信号生成回路230により全列の画素が同時に駆動され、列走査回路290により、それらの画素値が順に読み出される。
図10に例示したように行選択信号は、タイミング信号Tcを遅延させた信号であるため、このタイミング信号Tcのオン期間を変更することにより、通常画素出力期間の長さが変更される。通常画素出力期間は、位相差画素を出力する必要はないため、通常画素出力期間は、全画素を出力する時間よりも、短く設定される。
図11は、第1の実施の形態における位相差画素出力期間内の撮像素子200の動作の一例を示すタイミングチャートである。位相差画素出力期間開始時に、タイミング信号Tcが入力されると、行走査回路220は、そのタイミング信号Tcを段階的に遅延させて、遅延させた各々の信号を行選択信号として出力する。
位相差ラインが選択されるタイミングに同期して、転送信号生成回路230は、位相差画素が配置された列の転送信号を生成して出力し、それらの列の画素を同時に駆動する。
駆動された画素の画素値は、A/D変換部260に保持される。そして、位相差ライン選択時にタイミング信号Trが入力されると、列走査回路290は、そのタイミング信号Trを段階的に遅延させて、遅延させた各々の信号を位相差画素の列の各々を順に選択するための列選択信号として出力する。
例えば、1行目は位相差ラインであり、1行目の1列目、3列目、7列目、および、9列目等に位相差画素が配置されている場合を考える。この場合、行走査回路220により1行目が選択されると、1列目、3列目、7列目、および、9列目等の画素が転送信号生成回路230により同時に駆動され、列走査回路290により、これらの列の画素値が順に読み出される。
位相差画素出力期間の開始時に入力されるタイミング信号Tcのオン期間を変更することにより、位相差画素出力期間の長さが変更される。位相差画素出力期間は、通常画素を出力する必要はないため、位相差画素出力期間は、全画素を出力する時間よりも、短く設定される。
図12は、第1の実施の形態における第1の実施の形態における撮像装置の動作の一例を示すタイミングチャートである。1枚の画像(フレーム)を撮像する期間は、通常画素出力期間および位相差画素出力期間に分割される。前述したように、通常画素出力期間は、全画素を出力する必要がないため、全画素を出力する場合と比較して短く設定される。位相差画素出力期間も同様に、全画素を出力する場合よりも短く設定される。通常画素出力期間が時刻Aに開始すると、その期間が終了する時刻Bまでの間、撮像素子200は通常画素の画素値を画像処理部130へ順に出力する。そして、時刻Bに位相差画素出力期間が開始すると、その期間が終了する時刻Dまでの間、撮像素子200は位相差画素の画素値を位相差検出部140へ順に出力する。
画像処理部130は、時刻Bにおいて画像処理を開始し、その画像処理は、例えば、位相差画素出力期間の終了時刻Dより前の時刻Cに終了する。一方、位相差検出部140は、時刻Dにおいて位相差検出処理を開始し、その位相差検出処理は時刻Eに終了する。
仮に、撮像素子200が全画素を読み出す構成とすると、時刻Dに近い時刻に画素の読出しが完了するため、その時刻が経過しないと画像処理部130は、画像処理を開始することができない。しかし、撮像素子200が通常画素のみを先に読み出すことにより、画像処理部130は、時刻Dより前の時刻Bに画像処理を開始することができる。したがって、全画素を読み出す場合と比較して、画像処理が高速化される。
なお、通常画素出力期間が位相差画素出力期間より先に開始する構成としているが、逆に位相差画素出力期間が通常画素出力期間より先に開始する構成としてもよい。これにより、全画素を読み出す場合と比較して、位相差検出処理が高速化される。
このように、本技術の第1の実施の形態によれば、撮像装置100は、通常画素出力期間内に通常画素の画素値を読み出し、位相差画素出力期間内に位相差画素の画素値を読み出して、画像処理および位相差検出処理のいずれかを先に開始することができる。これにより、撮像開始から、画像処理または位相差検出処理の終了までの時間が短縮される。したがって、画像処理終了までの時間が短縮された場合には、撮像開始から画像の表示や記録終了までの時間が短縮され、撮像装置100の画像の表示や記録におけるレスポンスを向上させることができる。また、位相差検出終了までの時間が短縮された場合には、撮像開始から合焦完了までの時間が短くなり、撮像装置100の合焦におけるレスポンスを向上させることができる。
<2.第2の実施の形態>
[撮像素子の構成例]
図13は、第2の実施の形態における撮像素子200の一構成例を示すブロック図である。第2の実施の形態の撮像素子200は、通常画素出力期間において位相差画素の画素値の代わりに固定値を出力し、画素加算処理をさらに実行する点において第1の実施の形態と異なる。具体的には、第2の実施の形態の撮像素子200は、複数(例えば、m個)の固定値挿入部280と、画素加算部285とを備える点において第1の実施の形態と異なる。
固定値挿入部280は、列走査回路290の制御に従って、A/D変換部260に保持された画素値の代わりに、固定値を挿入するものである。ここで、固定値は、画素値として出力されることのない値である。例えば、A/D変換部260が、画素アレイ部240から出力された信号の電位を最大12ビットの画素値に変換することができる場合を想定する。この場合、電位は、4096階調(0乃至4095)の画素値に変換される。この構成において、撮像装置100のモード設定などにより、A/D変換部260が、電位を10ビットの画素値に変換するときは、画素値は、1024階調(0乃至1023)の画素値に変換される。このときにおいて、1024乃至4095の値が画素値として出力されることはないため、これらのいずれか(1024など)が固定値とされる。
これらの固定値挿入部280は、列毎に配置される。そして、固定値挿入部280の入力端子には、信号線269−1乃至269−mのうち対応する列の信号線を介してA/D変換部260からの画素値が入力される。また、固定値挿入部280の出力端子からの画素値は、信号線289−1乃至289−mのうち対応する列の信号線を介して画素加算部285に出力される。ただし、画素加算の対象とならない列(例えば、1列目)の画素値は、画像処理部130へ直接出力される。
第2の実施の形態の列走査回路290は、固定値挿入部280へ切替信号を出力することにより固定値挿入部280を制御して、通常画素出力期間内に、位相差画素の画素値を読み出す順番において固定値を挿入させる。また、列走査回路290は、通常画素出力期間内に各々の行において、全ての列を選択する。一方、位相差画素出力期間内では、列走査回路290は、固定値を挿入させない。切替信号は、例えば、固定値を挿入させる場合にハイレベルに設定され、挿入させない場合にローレベルに設定される。
画素加算部285は、制御信号に従って、行内の所定の位置関係にある複数の画素の画素値を加算して画像処理部130へ出力するものである。第2の実施の形態の制御信号には、画素加算を行うか否かを指示する信号がさらに含まれる。
例えば、2、4および6列目にB画素が配置された行において画素加算を行う場合、画素加算部285は、2、4および6列目の画素値を加算して1つのB画素の画素値として出力する。ただし、所定の位置関係にある複数の画素に、位相差画素が含まれる場合には、画素加算部285は、固定値挿入部280が挿入した固定値と、通常画素の画素値とを加算する。例えば、1行目において、3列目に通常画素が配置され、5および7列目に位相差画素が配置される場合、画素加算部285は、3列目の画素値に、2つの固定値を加算して出力する。
画素加算により、画像の解像度が低下するものの、画素の各々の感度が高くなる。また、出力する画素数も少なくなるため、画素加算が行われない場合よりも、画像処理および位相差検出処理が高速化される。
[固定値挿入部の構成例]
図14は、第2の実施の形態における固定値挿入部280の一構成例を示すブロック図である。この固定値挿入部280は、固定値記憶部281およびセレクタ282を備える。固定値記憶部281は、固定値を記憶するものである。セレクタ282は、列走査回路290からの切替信号に従って、固定値および画素値のいずれかを出力するものである。このセレクタ282は、2つの入力端子と出力端子とを備える。入力端子の一方は、A/D変換部260に接続され、他方は固定値記憶部281に接続される。例えば、ハイレベルの切替信号が入力された場合には、セレクタ282は、固定値を出力し、ローレベルの切替信号が入力された場合には、セレクタ282は、A/D変換部260からの画素値を出力する。
[列走査回路の構成例]
図15は、第2の実施の形態における列走査回路290の一構成例を示すブロック図である。第2の実施の形態の列走査回路290は、セレクタ制御部295をさらに備える点において、第1の実施の形態と異なる。セレクタ制御部295は、通常画素出力期間内に、位相差画素が配置された列の固定値挿入部280にハイレベルの切替信号を送信して、固定値を挿入させる。一方、位相差画素出力期間内に、セレクタ制御部295は、全ての固定値挿入部280にローレベルの切替信号を送信して、固定値を挿入させない。
また、列選択制御回路291は、画素加算が行われない場合に通常画素出力期間において、全ての列を選択する。一方、画素加算が行われる場合に通常画素出力期間において、加算対象の複数の列を同時に選択する。
なお、列走査回路290は、固定値挿入部280を制御する構成としているが、固定値挿入部280を制御しない構成とすることもできる。この構成では、転送信号生成回路230が、各々の転送信号を反転した信号を、その転送信号に対応する列の切替信号として固定値挿入部280に出力すればよい。
[画像処理部の構成例]
図16は、第2の実施の形態における画像処理部130の一構成例を示すブロック図である。画像処理部130は、位相差画素アドレス記憶部132の代わりに、読出画素数カウンタ135を備える点において、第1の実施の形態と異なる。
第2の実施の形態の画素補間部133は、画素加算が行われない場合には、画像バッファ131に保持された画像において、固定値の画素を補間する。前述したように固定値は画素値として用いられない値であるため、画素補間部133は、位相差画素アドレス記憶部132からアドレスを読み出さずとも、固定値により、位相差画素であるか否かを判断することができる。これにより、位相差画素アドレス記憶部132が不要となる。
一方、画素加算が行われる場合には、画素補間部133は、画像バッファから画素値を読み出す毎に、読出画素数カウンタ135に画素数を計数させる。画素補間部133は、カウント値に基づいて、読み出した画素値が固定値を含むか否かを判断する。例えば、1行目において、1、5および7列目等に位相差画素が配置され、2、4および6列目の画素値が加算され、3列目の画素値と2つの固定値とが加算された場合を考える。この場合、1行目において最初に読み出される画素値(すなわち、加算値)は、固定値を含まず、2番目に読み出される加算値は、固定値を含む。
画素補間部133は、固定値を含む画素値から固定値を減じて、減じた後の画素値に所定の乗算値を乗算することにより補間を行う。例えば、画素補間部133は、1つの画素値と2つの固定値とが加算された値において、それらの固定値を減じ、減じた後の画素値を3倍にする。また、2つの画素値と固定値とが加算された場合には、画素補間部133は、固定値を減じた後の値を1.5倍すればよい。
[撮像素子の動作例]
図17は、第2の実施の形態における画素加算が行われない場合の通常画素出力期間内の撮像素子の動作の一例を示すタイミングチャートである。第2の実施の形態の行選択信号および転送信号の生成のタイミングは、第1の実施の形態と同様である。
第2の実施の形態の列走査回路290は、全ての列を順に選択する。また、第2の実施の形態の列走査回路290は、位相差画素が配置された列の固定値挿入部280にハイレベルの切替信号を送信して、固定値を挿入させる。例えば、1行目において、1、5、7および9列目等に位相差画素が配置され、1行目の選択時に列走査回路290は1、5、7および9列目の固定値挿入部280にハイレベルの切替信号を出力し、それ以外にローレベルの切替信号を送信する。そして、2行目において位相差画素が配置されない場合、2行目の選択時に列走査回路290は、全切替信号をローレベルにする。この結果、画素値の読出しにおいて、位相画素の画素値に対応する順番において固定値が挿入される。
図17に例示したように、画素加算を行わない場合においては、固定値が挿入されるため、通常画素出力期間は、全画素の画素値を出力する時間と変わらなくなり、画像処理は高速化されない。このため、画素加算を行わない場合には、撮像素子200は、位相差画素出力期間を通常画素出力期間より先に開始するものとする。これにより、位相差検出処理が高速化される。一方、画素加算を行う場合には、撮像素子200は、第1の実施の形態と同様に通常画素出力期間および位相差画素出力期間のいずれを先に行ってもよい。
図18は、第2の実施の形態における画素加算が行われる場合の通常画素出力期間内の撮像素子200の動作の一例を示すタイミングチャートである。
第2の実施の形態の列走査回路290は、加算対象の複数の列を同時に選択する。例えば、1行目において、2、4および6列目が加算され、3、5および7列目が加算される場合、列走査回路290は、2、4および6列目を同時に選択し、次いで、2、4および6列目を同時に選択する。この結果、各々の加算値が画素値として出力される。
図19は、第2の実施の形態における位相差画素出力期間内の撮像素子200の動作の一例を示すタイミングチャートである。第2の実施の形態の行選択信号、転送信号、および、列選択信号の生成のタイミングは、第1の実施の形態と同様である。一方、切替信号は、列走査回路290により全てがローレベルに設定される。
なお、撮像素子200は、全ての列に固定値挿入部280を設けているが、図20に例示するように位相差画素が配置される列にのみ固定値挿入部280を設けてもよい。これにより、固定値挿入部280を離散的に配置しなくてはならないために撮像素子200の製造が若干困難となるものの、ハードウェアは削減される。
このように、本技術の第2の実施の形態によれば、撮像素子200が位相差画素の位置に対応する順番において固定値を挿入することにより、画像処理部130は、位相差画素の位置を記憶しておかなくても、位相差画素を補間することができる。
また、画素加算部285が所定の位置関係にある複数の画素の画素値を加算することにより、読み出す画素数が少なくなるため、撮像装置100は、画素加算を行わない場合よりも、撮像開始から画像処理および位相差検出処理の終了までの時間が短縮される。したがって、撮像開始から合焦完了までの時間が短縮され、撮像装置100の合焦におけるレスポンスを向上させることができる。
<3.第3の実施の形態>
[撮像素子の動作例]
図21は、第3の実施の形態における位相差画素出力期間内の撮像素子200の動作の一例を示すタイミングチャートである。第3の実施の形態の撮像素子200は、位相差画素出力期間において、全位相差ラインの走査を2回実行し、1回目の走査において左側画素および右側画素の一方を読み出し、2回目の走査において他方を読み出す点において第1の実施の形態と異なる。具体的には、行走査回路220が、位相差画素出力期間内に、全位相差ラインの走査を2回実行する。そして、列走査回路290は、1回目の走査において、例えば、左側画素のみを選択し、2回目の走査において、右側画素のみを選択する。
1行目において、1および7列目に左側画素が配置され、3および9列目に右側画素が配置される場合、例えば、1回目の走査において1行目が選択されたときに、列走査回路290は、1および7列目等の画素を順に選択する。そして、2回目の走査において1行目が選択されたときに、列走査回路290は、3および9列目等の画素を順に選択する。
図22は、第3の実施の形態における撮像素子200の動作の一例を示すタイミングチャートである。時刻B乃至Dの位相差画素出力期間は、時刻B乃至Fの期間と、時刻F乃至Dの期間とに分割される。撮像素子200は、時刻B乃至Fの期間内に、1回目の位相差ラインの走査を行って左側画素のみを出力する。そして、時刻F乃至Dの期間において2回目の位相差ラインの走査を行って右側画素のみを出力する。位相差検出部140は、左側画素の出力が完了した時刻Fから、位相差検出処理を開始し、左側画素の輝度分布を求める処理等を行う。そして、位相差検出部140は、右側画素の出力が完了した時刻Dから、右側画素の輝度分布を求める処理等を行う。時刻Dの前に位相差検出処理が開始されるため、第3の実施の形態の位相差検出処理の終了時刻E'は、時刻Dから位相差検出処理が開始される第1の実施の形態の修了時刻Eよりも早くなる。したがって、位相差検出処理が高速化される。
このように、本技術の第3の実施の形態によれば、撮像素子200は、位相差画素出力期間内に、左側画素群および右側画素群のいずれかの画素値を先に読み出すことにより、左側画素および右側画素のいずれかの処理を先に実行することができる。これにより、撮像開始から位相差検出処理の終了までの時間が短縮される。したがって、撮像開始から合焦完了までの時間が短縮され、撮像装置100の合焦におけるレスポンスを向上させることができる。
なお、上述の実施の形態は本技術を具現化するための一例を示したものであり、実施の形態における事項と、特許請求の範囲における発明特定事項とはそれぞれ対応関係を有する。同様に、特許請求の範囲における発明特定事項と、これと同一名称を付した本技術の実施の形態における事項とはそれぞれ対応関係を有する。ただし、本技術は実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において実施の形態に種々の変形を施すことにより具現化することができる。
なお、本技術は以下のような構成もとることができる。
(1)位相差を検出するための位相差画素を含む複数の画素が配列された複数の位相差ラインと、
前記位相差画素を含まない複数の通常画素が配列された複数の通常ラインと、
第1の期間内に前記複数の位相差ラインおよび前記複数の通常ラインの各々を選択し、前記第1の期間と異なる第2の期間内に前記複数の位相差ラインの各々を選択する行走査部と、
前記第1の期間内に選択されたラインの各々において前記複数の通常画素の画素値を出力し、前記第2の期間内に選択されたラインの各々において前記位相差画素の画素値を出力する列走査部と
を具備する撮像素子。
(2)前記第1の期間内に選択されたラインの各々において前記複数の通常画素の各々を同時に駆動し、前記第2の期間内に選択されたラインの各々において前記位相差画素の各々を同時に駆動する駆動部と、
前記駆動された通常画素または前記駆動された位相差画素の画素値の各々を保持する画素値保持部と
をさらに具備し、
前記列走査部は、前記保持された画素値の各々を所定の順番で出力する
前記(1)記載の撮像素子。
(3)前記列走査部は、前記第1の期間内に前記複数の位相差ラインのいずれかが選択された場合には前記位相差画素の位置に対応する順番において画素の画素値として出力されることのない固定値をさらに出力する
前記(2)記載の撮像素子。
(4)前記第1の期間内に選択されたラインの各々において所定の位置関係にある複数の画素に前記位相差画素が含まれる場合には前記通常画素の画素値と前記固定値とを加算し、前記所定の位置関係にある複数の画素に前記位相差画素が含まれない場合には前記複数の画素の画素値を加算する画素加算部をさらに具備し、
前記列走査部は、前記第1の期間内に選択されたラインの各々において前記加算された値を出力する
前記(3)記載の撮像素子。
(5)前記複数の位相差画素の各々は、瞳分割された一対の光を受光するための一対の位相差画素を含み、
前記行走査部は、前記第2の期間において前記位相差ラインの各々を選択する走査処理を2回実行し、
前記列走査部は、前記第2の期間内の1回目の走査処理で選択されたラインの各々において前記一対の位相差画素のうちの一方の画素値を出力し、前記第2の期間内の2回目の走査処理で選択されたラインの各々において前記一対の位相差画素のうちの他方の画素値を出力する
前記(1)乃至(4)のいずれかに記載の撮像素子。
(6)行走査部が、第1の期間内に、位相差を検出するための位相差画素を含む複数の画素が配列された複数の位相差ラインと前記位相差画素を含まない複数の通常画素が配列された複数の通常ラインとの各々を選択し、前記第1の期間と異なる第2の期間内に前記複数の位相差ラインの各々を選択する行走査手順と、
列走査部が、前記第1の期間内に選択されたラインの各々において前記複数の通常画素の画素値を出力し、前記第2の期間内に選択されたラインの各々において前記位相差画素の画素値を出力する列走査手順と
を具備する撮像素子の制御方法。
(7)位相差を検出するための位相差画素を含む複数の画素が配列された複数の位相差ラインと、前記位相差画素を含まない複数の通常画素が配列された複数の通常ラインと、第1の期間内に前記複数の位相差ラインおよび前記複数の通常ラインの各々を選択し、前記第1の期間と異なる第2の期間内に前記複数の位相差ラインの各々を選択する行走査部と、前記第1の期間内に選択されたラインの各々において前記複数の通常画素の画素値を出力し、前記第2の期間内に選択されたラインの各々において前記位相差画素の画素値を出力する列走査部とを具備する撮像素子と、
前記出力された前記複数の通常画素の画素値から画像を生成する画像処理部と、
前記出力された位相差画素の画素値に基づいて位相差を検出する位相差検出部と
を具備する撮像装置。
100 撮像装置
110 カメラ制御部
120 撮影レンズ
130 画像処理部
131 画像バッファ
132 位相差画素アドレス記憶部
133 画素補間部
134 デモザイク処理部
135 読出画素数カウンタ
140 位相差検出部
150 表示処理部
160 表示部
170 画像出力部
180 画像記録制御部
190 画像記録部
200 撮像素子
210 タイミング制御回路
220 行走査回路
221 行選択制御回路
222、293 シフトレジスタ
223、294 Dフリップフロップ
224 行選択回路
230 転送信号生成回路
231 転送制御回路
232 転送クロック信号生成回路
233 出力制御回路
234 スイッチ
240 画素アレイ部
241 位相差画素
242 通常画素
243 フォトダイオード
244 転送トランジスタ
245 リセットトランジスタ
246 浮遊拡散層
247 増幅トランジスタ
248 選択トランジスタ
250 D/A変換部
260 A/D変換部
261 A/D変換回路
262 コンパレータ
263 メモリ
270 カウンタ
280 固定値挿入部
281 固定値記憶部
282 セレクタ
285 画素加算部
290 列走査回路
291 列選択制御回路
292 列選択回路
295 セレクタ制御部

Claims (14)

  1. 位相差を検出するための位相差画素と複数の通常画素とが配列された複数の位相差ラインと、
    複数の通常画素が配列された複数の通常ラインと、
    第1の期間内に前記複数の位相差ラインおよび前記複数の通常ラインの各々に配列された複数の通常画素を選択するとともに、前記第1の期間とは異なる第2の期間内に前記複数の位相差ラインの各々に配列された複数の位相差画素を選択する走査部とを備え、
    前記第2の期間は、前記第1の期間に選択された前記複数の通常画素の出力に基づく画像処理が行われる期間と重複する期間である
    撮像素子。
  2. 前記走査部は、前記複数の位相差ライン及び前記複数の通常ラインを選択する行走査部と、前記行走査部で選択されたラインに含まれる画素を選択する列走査部とからなる
    請求項1に記載の撮像素子。
  3. 前記第1の期間内に選択された位相差ライン及び通常ラインの各々における前記複数の通常画素の各々を同時に駆動するとともに、前記第2の期間内に選択されたラインの各々における前記複数の位相差画素の各々を同時に駆動する駆動部をさらに備える
    請求項1又は2に記載の撮像素子。
  4. 前記駆動された通常画素または前記駆動された位相差画素の画素値を保持する画素値保持部をさらに備える
    請求項3に記載の撮像素子。
  5. 前記第1の期間内において、通常画素に基づく画素値と前記位相差画素の画素値に代えて出力される固定値とが出力される
    請求項1乃至4に記載の撮像素子。
  6. 前記第1の期間内に選択されたラインの各々において、所定の位置関係にある複数の画素に前記位相差画素が含まれる場合には、前記通常画素の画素値と前記固定値とを加算し、前記所定の位置関係にある複数の画素に前記位相差画素が含まれない場合には、前記複数の画素の画素値を加算する画素加算部をさらに備える
    請求項5記載の撮像素子。
  7. 前記複数の位相差画素は、瞳分割された一対の光を受光するための一対の位相差画素を含み、
    前記第2の期間は、一対の期間に分割され、
    前記一対の期間の一方において前記一対の位相差画素のうち一方の位相差画素が選択され、前記一対の期間の他方において前記一対の位相差画素のうち他方の位相差画素が選択される
    請求項1乃至6に記載の撮像素子。
  8. 前記第1の期間は、前記第1の期間とは異なる期間に選択された前記複数の位相差画素の画素値の出力に基づく位相差検出処理が行われる期間と重複する期間である
    請求項1乃至7に記載の撮像素子。
  9. 位相差を検出するための位相差画素と複数の通常画素とが配列された複数の位相差ラインと、
    複数の通常画素が配列された複数の通常ラインと、
    第1の期間内に前記複数の位相差ラインおよび前記複数の通常ラインの各々に配列された複数の通常画素を選択するとともに、前記第1の期間とは異なる第2の期間内に前記複数の位相差ラインの各々に配列された複数の位相差画素を選択する走査部と、を備える撮像素子と、
    前記撮像素子からの通常画素の出力に基づき画像処理を行う画像処理部とを備え、
    前記第2の期間は、前記第1の期間に選択された前記複数の通常画素の出力に基づく画像処理が行われる期間と重複する期間である
    撮像装置。
  10. 前記撮像素子からの位相差画素の出力に基づき位相差検出処理を行う位相差検出部をさらに備える
    請求項9に記載の撮像装置。
  11. 前記走査部は、前記複数の位相差ライン及び前記複数の通常ラインを選択する行走査部と、前記行走査部で選択されたラインに含まれる画素を選択する列走査部とからなる
    請求項9または10に記載の撮像装置。
  12. 前記走査部は、前記第1の期間内に前記複数の位相差ラインのいずれかが選択された場合には前記位相差画素の位置に対応する順番において画素の画素値として出力されることのない固定値をさらに出力する
    請求項9乃至11に記載の撮像装置。
  13. 前記複数の位相差画素は、瞳分割された一対の光を受光するための一対の位相差画素を含み、
    前記第2の期間は、一対の期間に分割され、
    前記一対の期間の一方において前記一対の位相差画素のうち一方の位相差画素が選択され、前記一対の期間の他方において前記一対の位相差画素のうち他方の位相差画素が選択される
    請求項9乃至12に記載の撮像装置。
  14. 前記第1の期間は、前記第1の期間とは異なる期間に選択された前記複数の位相差画素の画素値の出力に基づく位相差検出処理が行われる期間と重複する期間である
    請求項9乃至13に記載の撮像装置。
JP2012092590A 2012-04-16 2012-04-16 撮像素子、撮像素子の制御方法、および、撮像装置 Active JP6019692B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012092590A JP6019692B2 (ja) 2012-04-16 2012-04-16 撮像素子、撮像素子の制御方法、および、撮像装置
US13/859,123 US10009563B2 (en) 2012-04-16 2013-04-09 Image sensor, control method of image sensor, and imaging apparatus
CN201810116067.XA CN108055488A (zh) 2012-04-16 2013-04-16 图像传感器、图像传感器的控制方法以及成像装置
CN201310130920.0A CN103376617B (zh) 2012-04-16 2013-04-16 图像传感器、图像传感器的控制方法以及成像装置
US15/992,867 US10542227B2 (en) 2012-04-16 2018-05-30 Image sensor, control method of image sensor, and imaging apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012092590A JP6019692B2 (ja) 2012-04-16 2012-04-16 撮像素子、撮像素子の制御方法、および、撮像装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2013223054A JP2013223054A (ja) 2013-10-28
JP2013223054A5 JP2013223054A5 (ja) 2015-02-26
JP6019692B2 true JP6019692B2 (ja) 2016-11-02

Family

ID=49461959

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012092590A Active JP6019692B2 (ja) 2012-04-16 2012-04-16 撮像素子、撮像素子の制御方法、および、撮像装置

Country Status (3)

Country Link
US (2) US10009563B2 (ja)
JP (1) JP6019692B2 (ja)
CN (2) CN108055488A (ja)

Families Citing this family (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5319347B2 (ja) * 2009-03-17 2013-10-16 キヤノン株式会社 撮像装置及びその制御方法
US9826174B2 (en) * 2013-03-26 2017-11-21 Samsung Electronics Co., Ltd Image processing apparatus and method
JP6220148B2 (ja) * 2013-04-26 2017-10-25 キヤノン株式会社 撮像装置およびその制御方法
JP6532119B2 (ja) * 2013-04-30 2019-06-19 キヤノン株式会社 撮像装置及びその制御方法
JP2015041890A (ja) * 2013-08-22 2015-03-02 ソニー株式会社 制御装置、制御方法、および電子機器
CN111787246B (zh) 2013-11-26 2023-07-14 株式会社尼康 摄像元件及摄像装置
JP6320272B2 (ja) * 2013-11-29 2018-05-09 キヤノン株式会社 撮像素子、撮像装置及び携帯電話機
JP6458114B2 (ja) * 2013-11-29 2019-01-23 キヤノン株式会社 撮像素子、撮像装置及び携帯電話機
JP6380974B2 (ja) * 2014-06-18 2018-08-29 オリンパス株式会社 撮像素子、撮像装置
US9961290B2 (en) * 2014-07-17 2018-05-01 Samsung Electronics Co., Ltd. Image sensor including row drivers and image processing system having the image sensor
JP6682770B2 (ja) 2015-06-09 2020-04-15 ソニー株式会社 撮像装置、及び撮像方法
KR102368625B1 (ko) * 2015-07-23 2022-03-02 삼성전자주식회사 디지털 촬영 장치 및 그 방법
EP3439290B1 (en) * 2016-03-29 2023-04-05 Nikon Corporation Image capturing element and image capturing device
CN106657725B (zh) * 2016-10-21 2019-10-18 维沃移动通信有限公司 一种摄像头模组的图像处理方法和移动终端
CN106572289B (zh) * 2016-10-21 2019-08-20 维沃移动通信有限公司 一种摄像头模组的图像处理方法和移动终端
CN106657726B (zh) * 2016-10-21 2019-10-18 维沃移动通信有限公司 一种摄像头模组的图像处理方法和移动终端
WO2018168551A1 (ja) 2017-03-16 2018-09-20 富士フイルム株式会社 撮像素子及び撮像装置
CN106973206B (zh) 2017-04-28 2020-06-05 Oppo广东移动通信有限公司 摄像模组摄像处理方法、装置和终端设备
US10582112B2 (en) * 2017-10-11 2020-03-03 Olympus Corporation Focus detection device, focus detection method, and storage medium storing focus detection program
EP3700191B1 (en) 2017-10-19 2023-08-02 Sony Group Corporation Imaging device, exposure control method, program, and imaging element
JP2019197985A (ja) * 2018-05-09 2019-11-14 キヤノン株式会社 撮像装置及び撮像装置の制御方法
JP6736612B2 (ja) * 2018-07-25 2020-08-05 オリンパス株式会社 撮像素子、撮像装置
WO2020183947A1 (ja) * 2019-03-13 2020-09-17 富士フイルム株式会社 撮像素子、撮像装置、撮像素子の作動方法、及びプログラム
KR20220081522A (ko) * 2020-12-09 2022-06-16 에스케이하이닉스 주식회사 이미지 센서

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004312107A (ja) * 2003-04-02 2004-11-04 Olympus Corp 固体撮像装置及びその読み出し方法
JP4380439B2 (ja) * 2004-07-16 2009-12-09 ソニー株式会社 データ処理方法およびデータ処理装置並びに物理量分布検知の半導体装置および電子機器
KR100612392B1 (ko) * 2004-10-13 2006-08-16 삼성에스디아이 주식회사 발광 표시 장치 및 발광 표시 패널
JP5194688B2 (ja) * 2007-10-01 2013-05-08 株式会社ニコン 固体撮像装置
US7989745B2 (en) * 2007-10-01 2011-08-02 Nikon Corporation Solid-state imaging device with focus detection and electronic camera with focus adjustment
US7978255B2 (en) * 2007-10-11 2011-07-12 Nikon Corporation Solid-state image sensor and image-capturing device
JP5092685B2 (ja) * 2007-10-23 2012-12-05 株式会社ニコン 撮像素子および撮像装置
JP5245370B2 (ja) * 2007-11-22 2013-07-24 株式会社ニコン 固体撮像装置、電子カメラ
JP5256725B2 (ja) * 2007-12-25 2013-08-07 株式会社ニコン 撮像装置
JP5050928B2 (ja) 2008-02-28 2012-10-17 ソニー株式会社 撮像装置および撮像素子
JP2010074243A (ja) * 2008-09-16 2010-04-02 Panasonic Corp 固体撮像装置、撮像装置
JP5593602B2 (ja) 2008-09-24 2014-09-24 ソニー株式会社 撮像素子および撮像装置
JP5675157B2 (ja) * 2009-05-12 2015-02-25 キヤノン株式会社 焦点検出装置
JP5595014B2 (ja) 2009-11-09 2014-09-24 キヤノン株式会社 撮像装置
JP2012015819A (ja) * 2010-06-30 2012-01-19 Fujifilm Corp 立体画像撮像装置
JP5764884B2 (ja) * 2010-08-16 2015-08-19 ソニー株式会社 撮像素子および撮像装置
KR101747304B1 (ko) * 2011-05-30 2017-06-14 삼성전자주식회사 디지털 촬영 장치, 오토포커싱 방법, 및 이를 실행하기 위한 컴퓨터 판독가능 저장매체
JP6263035B2 (ja) * 2013-05-17 2018-01-17 キヤノン株式会社 撮像装置

Also Published As

Publication number Publication date
US10009563B2 (en) 2018-06-26
US20130293736A1 (en) 2013-11-07
CN103376617A (zh) 2013-10-30
JP2013223054A (ja) 2013-10-28
CN103376617B (zh) 2018-03-13
CN108055488A (zh) 2018-05-18
US10542227B2 (en) 2020-01-21
US20180278872A1 (en) 2018-09-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6019692B2 (ja) 撮像素子、撮像素子の制御方法、および、撮像装置
JP5739640B2 (ja) 撮像素子及び撮像装置
US7839444B2 (en) Solid-state image-pickup device, method of driving solid-state image-pickup device and image-pickup apparatus
JP4948090B2 (ja) 撮像装置及び駆動制御方法
US9661210B2 (en) Image pickup device and image pickup apparatus
US8934037B2 (en) Imaging device employing rolling shutter system
JP5806511B2 (ja) 撮像装置、撮像方法
JP2009268073A (ja) 撮像装置及び撮像装置の信号処理方法
JP5523065B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法
JP2009044593A (ja) 撮像装置及び固体撮像素子の駆動方法
JP5608820B2 (ja) 撮像装置及び合焦制御方法
JP5033711B2 (ja) 撮像装置及び撮像装置の駆動方法
US11716554B2 (en) Solid-state imaging device and method for driving the same, and electronic apparatus
JP5452269B2 (ja) 撮像装置
JP2005217955A (ja) 撮像装置及びその制御方法及びプログラム及び記憶媒体
JP2007173986A (ja) 撮像装置及びその制御方法、コンピュータプログラム及び記憶媒体
WO2019176309A1 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理システム
JP7020463B2 (ja) 撮像装置
JP2009033408A (ja) 撮像装置及びそのポストビュー画像生成方法
JP2005057528A (ja) 固体撮像装置
JP2004140872A (ja) 撮像装置
JP2007036332A (ja) 撮像装置及びその駆動方法
JP2011114474A (ja) 撮像装置及び固体撮像素子の駆動方法
JP2013106183A (ja) 撮像装置及びその制御方法
JP2006340065A (ja) 画像データ取込装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150106

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150106

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160112

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160209

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160404

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160906

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160919

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6019692

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250