JP3012644B1 - サ―ボアクチュエ―タ装置および航空機操縦制御装置 - Google Patents

サ―ボアクチュエ―タ装置および航空機操縦制御装置

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JP3012644B1
JP3012644B1 JP11074427A JP7442799A JP3012644B1 JP 3012644 B1 JP3012644 B1 JP 3012644B1 JP 11074427 A JP11074427 A JP 11074427A JP 7442799 A JP7442799 A JP 7442799A JP 3012644 B1 JP3012644 B1 JP 3012644B1
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input signal
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義治 久芳
武 冨尾
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    • B64C13/00Control systems or transmitting systems for actuating flying-control surfaces, lift-increasing flaps, air brakes, or spoilers
    • B64C13/24Transmitting means
    • B64C13/38Transmitting means with power amplification
    • B64C13/40Transmitting means with power amplification using fluid pressure
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Abstract

【要約】 【課題】 暴走の防止または暴走量の抑制を簡単な構成
で実現できるサーボアクチュエータ装置および航空機操
縦制御装置を提供する。 【解決手段】 サーボアクチュエータ装置は、入力信号
E1に基づいて作動部15を相対変位させるアクチュエ
ータ13と、作動部15の相対位置を検出して検出信号
D1を出力する位置センサ14と、入力信号E2に基づ
いて作動部25を相対変位させるアクチュエータ23
と、作動部25の相対位置を検出して検出信号D2を出
力する位置センサ24と、飛行制御計算機11からの指
令信号C1から検出信号D2を引算して、入力信号E1
を出力する差分演算部12と、飛行制御計算機21から
の指令信号C2から検出信号D1を引算して、入力信号
E2を出力する差分演算部22とを備え、作動部15の
正変位方向と作動部25の正変位方向とが逆平行で、ア
クチュエータ13、23の本体部が一体的に移動可能で
あり、アクチュエータ23と13の実際の作動を互いに
監視しつつ常に動作可能であり、一方が故障し暴走した
場合他方が即時にその暴走を補正する機能を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力信号に基づい
て作動部を変位させる2重系のサーボアクチュエータ装
置に関する。また本発明は、こうした2重系のサーボア
クチュエータ装置を用いた航空機操縦制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ヘリコプタ等の航空機の操縦システムや
安定増大装置(SAS: StabilityAugmentation System)、
自動操縦装置(AFCS:Automatic Flight Control System)
には、油圧式、電気式あるいは電気油圧式などのサーボ
アクチュエーションシステムが採用されている。
【0003】これらのサーボアクチュエーションシステ
ムでは、種々の暴走対策を講じている。機械式油圧シス
テムでは、油圧コントロールバルブのスプールの2重構
成等、機械系や油圧系の多重化を図っている。電気式ま
たは電気油圧式システムでは、1)暴走が発生しても、飛
行安全にクリティカルな影響を及ぼさない範囲で、最大
作動量を制限する、2)システムの多重化による冗長管理
を行なって、暴走の発生確率を許容値以下に抑える、と
いう対策が採られている。
【0004】ヘリコプタ等の航空機がより高性能、高機
能になるにつれて、メカトロニクス化が進んでおり、こ
れに伴ってシステムの多重化を多用することによって、
最大作動量をできる限り制限せずに作動範囲を拡大する
ことが検討されている。特に、操縦システムやSAS、
AFCSなどでは3重系や4重系の多重化によって、a)
機能喪失確率(暴走を含む)を民間機で10-9回/時
間、軍用機で10-7回/時間に抑えたり、あるいは、b)
故障影響度要求レベルに応じた機能喪失確率(暴走を含
む)たとえば10-5回/時間等を付与したり、c)故障影
響の抑制(フェールパッシブ、フェールソフト、フェー
ルセーフ)と故障系の分離を実現している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】システムの多重化によ
って冗長度が高くなるほど飛行安全性は向上するが、シ
ステムの複雑化、大型化をもたらすことになる。
【0006】本発明の目的は、暴走の防止または暴走量
の抑制を簡単な構成で実現することができるサーボアク
チュエータ装置および航空機操縦制御装置を提供するこ
とである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、入力信号E1
に基づいて、第1本体部に対して相対的に第1作動部を
変位させるための第1アクチュエータと、第1本体部に
対する第1作動部の位置を検出して、検出信号D1を出
力する第1位置センサと、入力信号E2に基づいて、第
2本体部に対して相対的に第2作動部を変位させるため
の第2アクチュエータと、第2本体部に対する第2作動
部の位置を検出して、検出信号D2を出力する第2位置
センサと、外部からの指令信号C1から第2位置センサ
の検出信号D2を引算して、入力信号E1を出力する第
1差分演算部と、外部からの指令信号C2から第1位置
センサの検出信号D1を引算して、入力信号E2を出力
する第2差分演算部とを備え、第1作動部の正変位方向
と第2作動部の正変位方向とが逆平行で、かつ第1本体
部および第2本体部が一体的に移動可能であることを特
徴とするサーボアクチュエータ装置である。
【0008】本発明に従えば、第1アクチュエータは、
指令信号C1から第2位置センサの検出信号D2を引算
した入力信号E1に基づいて動作するとともに、第2ア
クチュエータは、指令信号C2から第1位置センサの検
出信号D1を引算した入力信号E2に基づいて動作す
る。第1アクチュエータの第1本体部および第2アクチ
ュエータの第2本体部は一体的に移動可能であり、第1
作動部の正変位方向と第2作動部の正変位方向とを逆平
行に設定していることから、第1作動部と第2作動部と
の合計変位量Qは、指令信号C1、C2の合計に比例す
る。なお、作動部の正変位方向とは、指令信号が正方向
に増加するときの作動方向を意味する。
【0009】ここで第1アクチュエータおよび指令信号
C1と第2アクチュエータおよび指令信号C2は、機能
と性能が全く同じシステムが2重に構成されており2重
冗長系を構成している。
【0010】まず本発明の基本的な動作(故障のない正
常作動状態での作動)を説明する。外部からの指令信号
C1とC2は基本的には同一の値であり、それぞれがサ
ーボアクチュエータ装置が指令に応じて移動すべき位置
までの変位量(作動量)となっている。したがって単純
にC1に基づく第1アクチュエータの作動量とC2に基
づく第2アクチュエータの作動量を加算するとサーボア
クチュエーションシステム全体の作動量は所要の量の2
倍となってしまう。ここで第1アクチュエータの作動指
令をC1からD2を引算したE1に、第2アクチュエー
タの作動指令をC2からD1を引算したE2におきかえ
ておくと、サーボアクチュエーションシステム全体の作
動量E=E1+E2=(C1−D2)+(C2−D1)
=(C1+C2)−(D1+D2)となり、かつサーボ
アクチュエーションシステムの作動開始から作動終了ま
での時間における(D1+D2)はC1(または同等な
値であるC2)と同じであることからサーボアクチュエ
ーションシステムは結局指令信号C1(またはC2)に
応じた作動を行うことになる。
【0011】したがって、指令信号C1の増加分および
指令信号C2の増加分に比例して、第1作動部および第
2作動部が変位するようになり、単一のアクチュエータ
と同様な動作を行なうことができる。
【0012】ここで、第1アクチュエータを含む第1系
統のいずれかに故障が発生して、第1アクチュエータの
動作が暴走した場合を想定すると、第1アクチュエータ
の実際の動きを検知している検知信号D1が正常作動時
の値に対して暴走によるズレを加算(または引算)した
値となる。このD1は第2アクチュエータの指令信号C
2に対してズレの方向と逆方向に補正して(C2−D
1)としているので第2アクチュエータは第1アクチュ
エータの作動のズレ(暴走量)をリアルタイムに補正し
つつ作動する。逆に第2アクチュエータが暴走した場合
は第1アクチュエータは前述の第1アクチュエータと同
様に作動する。
【0013】こうして、第1アクチュエータと第2アク
チュエータを常に動作状態にしたままお互いをリアルタ
イムに監視しつつかつどちらかが暴走したときにもその
暴走をリアルタイムに他方のアクチュエータが補正する
ことが実現でき、複雑な故障検出機構や第1アクチュエ
ータと第2アクチュエータの切換機構等の複雑な機構を
必要とすることなく簡単な構成でシステムの2重化を実
現することができる。
【0014】また、本発明に係るサーボアクチュエータ
装置は、ヘリコプタや固定翼機等の航空機の操縦システ
ム、建設土木機械等のサーボアクチュエーションシステ
ム全般に適用可能である。
【0015】また本発明は、第2位置センサと第1差分
演算部との間および第1位置センサと第2差分演算部と
の間に、微分回路がそれぞれ介在することを特徴とす
る。
【0016】本発明に従えば、各位置センサの出力側に
微分回路を設けることによって、第1アクチュエータは
第2作動部の動きの速度に応じて自分の初動対応を早め
ることができ、第2アクチュエータは第1作動部の動き
の速度に応じて自分の初動対応を早めることができ、全
体としてサーボアクチュエータの動作を高応答化するこ
とができる。
【0017】また本発明は、入力信号E1に基づいて、
第1本体部に対して相対的に第1作動部を変位させるた
めの第1アクチュエータと、第1本体部に対する第1作
動部の位置を検出して、検出信号D1を出力する第1位
置センサと、入力信号E2に基づいて、第2本体部に対
して相対的に第2作動部を変位させるための第2アクチ
ュエータと、第2本体部に対する第2作動部の位置を検
出して、検出信号D2を出力する第2位置センサと、第
1飛行制御計算機からの指令信号C1から第2位置セン
サの検出信号D2を引算して、入力信号E1を出力する
第1差分演算部と、第2飛行制御計算機からの指令信号
C2から第1位置センサの検出信号D1を引算して、入
力信号E2を出力する第2差分演算部とを備え、第1作
動部の正変位方向と第2作動部の正変位方向とが逆平行
で、かつ第1本体部および第2本体部が一体的に移動可
能であり、パイロットが操縦する操縦部が、第1および
第2作動部の一方に連結され、第1および第2作動部の
他方が、空力学的な操舵力を発生する操舵機構に連結さ
れていることを特徴とする航空機操縦制御装置である。
【0018】本発明に従えば、第1アクチュエータは、
指令信号C1から第2位置センサの検出信号D2を引算
した入力信号E1に基づいて動作するとともに、第2ア
クチュエータは、指令信号C2から第1位置センサの検
出信号D1を引算した入力信号E2に基づいて動作す
る。第1アクチュエータの第1本体部および第2アクチ
ュエータの第2本体部は一体的に移動可能であり、第1
作動部の正変位方向と第2作動部の正変位方向とを逆平
行に設定していることから、第1作動部と第2作動部と
の合計変位量Qは、指令信号C1、C2の合計に比例す
る。なお、作動部の正変位方向とは、指令信号が正方向
に増加するときの作動方向を意味する。
【0019】ここで第1アクチュエータおよび指令信号
C1と第2アクチュエータおよび指令信号C2は、機能
と性能が全く同じシステムが2重に構成されており2重
冗長系を構成している。
【0020】まず本発明の基本的な動作(故障のない正
常作動状態での作動)を説明する。外部からの指令信号
C1とC2は基本的には同一の値であり、それぞれがサ
ーボアクチュエータ装置が指令に応じて移動すべき位置
までの変位量(作動量)となっている。したがって単純
にC1に基づく第1アクチュエータの作動量とC2に基
づく第2アクチュエータの作動量を加算するとサーボア
クチュエーションシステム全体の作動量は所要の量の2
倍となってしまう。ここで第1アクチュエータの作動指
令をC1からD2を引算したE1に、第2アクチュエー
タの作動指令をC2からD1を引算したE2におきかえ
ておくと、サーボアクチュエーションシステム全体の作
動量E=E1+E2=(C1−D2)+(C2−D1)
=(C1+C2)−(D1+D2)となり、かつサーボ
アクチュエーションシステムの作動開始から作動終了ま
での時間における(D1+D2)はC1(または同等な
値であるC2)と同じであることからサーボアクチュエ
ーションシステムは結局指令信号C1(またはC2)に
応じた作動を行うことになる。
【0021】したがって、第1飛行制御計算機が出力す
る指令信号C1の増加分および第2飛行制御計算機が出
力する指令信号C2の増加分に比例して、第1作動部お
よび第2作動部が変位するようになり、単一のアクチュ
エータと同様な動作を行なうことができる。
【0022】ここで、第1飛行制御計算機から第1アク
チュエータまでの第1系統のいずれかに故障が発生し
て、第1アクチュエータの動作が暴走した場合を想定す
ると、第1アクチュエータの実際の動きを検知している
検知信号D1が正常作動時の値に対して暴走によるズレ
を加算(または引算)した値となる。このD1は第2ア
クチュエータの指令信号C2に対してズレの方向と逆方
向に補正して(C2−D1)としているので第2アクチ
ュエータは第1アクチュエータの作動のズレ(暴走量)
をリアルタイムに補正しつつ作動する。逆に第2アクチ
ュエータが暴走した場合は第1アクチュエータは前述の
第1アクチュエータと同様に作動する。
【0023】こうして、第1アクチュエータと第2アク
チュエータを常に動作状態にしたままお互いをリアルタ
イムに監視しつつかつどちらかが暴走したときにもその
暴走をリアルタイムに他方のアクチュエータが補正する
ことが実現でき、複雑な故障検出機構や第1アクチュエ
ータと第2アクチュエータの切換機構等の複雑な機構を
必要とすることなくこうして簡単な構成でシステムの2
重化を実現することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態を
示すブロック図である。パイロットが操縦する操縦レバ
ーや操縦ペダルなどの操縦部2は、機械的なリンク機構
3を介してアクチュエータ23の作動部25に連結され
る。アクチュエータ13、23の本体部は一体的に移動
可能である。アクチュエータ13の作動部15は、機械
的なリンク機構4を介して操舵機構5に連結されてい
る。操舵機構5は、メインロータやテールロータのブレ
ードピッチ角を制御し、空力学的な操舵力を制御するこ
とによって、ヘリコプタの飛行方向や姿勢を制御する。
作動部15の正変位方向(図1の右方)と作動部25の
正変位方向(図1の左方)とは逆平行となるように設定
している。こうして操縦部2、リンク機構3、作動部2
5、アクチュエータ23、アクチュエータ13、作動部
15、リンク機構4、操舵機構5という順序で操縦伝達
系統が形成され、アクチュエータ13、23は直列配置
される。
【0025】アクチュエータ13には位置センサ14が
組み込まれ、アクチュエータ13の本体部に対する作動
部15の位置を検出して、検出信号D1を出力する。同
様に、アクチュエータ23には位置センサ24が組み込
まれ、アクチュエータ23の本体部に対する作動部25
の位置を検出して、検出信号D2を出力する。
【0026】飛行制御計算機(FCC: Flight Control Com
puter)11、21は、高度計や姿勢センサ等の各種セン
サからの信号に基づいてヘリコプタの飛行制御モデルを
シミュレーションしてモデル演算を実行するものであ
り、ここではアクチュエータ13、23を制御するため
の指令信号C1、C2を出力している。ここでC1とC
2は基本的には同一の指令値となっている。
【0027】飛行制御計算機11とアクチュエータ13
との間には差分演算部12が介在しており、飛行制御計
算機11の指令信号C1から位置センサ24の検出信号
D2を引算した入力信号E1をアクチュエータ13へ出
力する。同様に、飛行制御計算機21とアクチュエータ
23との間にも差分演算部22が介在しており、飛行制
御計算機21の指令信号C2から位置センサ14の検出
信号D1を引算した入力信号E2をアクチュエータ23
へ出力する。
【0028】アクチュエータ13は、入力信号E1に基
づいて本体部に対して作動部15を相対変位させる。同
様に、アクチュエータ23は、入力信号E2に基づいて
本体部に対して作動部25を相対変位させる。
【0029】次に動作を説明する。1)飛行制御計算機
21が指令信号C2を出力しない状態で飛行制御計算機
11が指令信号C1を出力すると、差分演算部12が指
令信号C1から位置センサ24の検出信号D2を引算
し、その結果を入力信号E1としてアクチュエータ13
へ出力する。アクチュエータ13は、入力信号E1に対
応した位置に作動部15を移動する。ここでD2は零で
あるので最終的に指令信号C1に対応した変位量で操舵
機構5を駆動する。
【0030】一方、2)飛行制御計算機11が不作動の
状態で飛行制御計算機21が指令信号C2を出力する
と、差分演算部22が指令信号C2から位置センサ14
の検出信号D1(実際には零)を引算し、その結果を入
力信号E2としてアクチュエータ23へ出力する。アク
チュエータ23は、入力信号C2に対応した位置に作動
部25を移動する。
【0031】3)飛行制御計算機11が指令信号C1を
出力し、かつ飛行制御計算機21が指令信号C2を出力
した場合は、作動部15と作動部25の合計変位量Qは
指令信号C1、C2の合計から作動部15と作動部25
の実際の作動量D1とD2の和をリアルタイムに引算し
た値に比例するため、最終的に指令信号C1(あるいは
C2)に対応した変位量で操舵機構5を駆動する。
【0032】4)パイロットが操縦部2を操作した場合
は、リンク機構3を介してアクチュエータ23、13の
本体部が移動し、さらにリンク機構4を介して、最終的
にパイロットの操作量Pに対応した変位量で操舵機構5
を駆動する。
【0033】5)万一、飛行制御計算機11からアクチ
ュエータ13までの第1系統のいずれかに故障が発生し
て、アクチュエータ13の動作が暴走した場合を想定す
ると、作動部15は正方向または負方向の最大変位位置
に停止した状態までに陥るが、作動部25はその間も依
然として指令信号C2に対して作動部15の暴走をリア
ルタイムに監視し補正した指令信号E2に応じた動作が
可能であるため、飛行制御計算機21からアクチュエー
タ23までの第2系統だけで第1系統の暴走をキャンセ
ルしつつサーボアクチュエータの動作を正常に続行でき
る。
【0034】6)同様に、飛行制御計算機21からアク
チュエータ23までの第2系統のいずれかに故障が発生
して、アクチュエータ23の動作が暴走した場合を想定
すると、作動部25は正方向または負方向の最大変位位
置に停止した状態までに陥るが、作動部15はその間も
依然として指令信号C1に対して作動部25の暴走をリ
アルタイムに監視し補正した指令信号E1に応じた動作
が可能であるため、飛行制御計算機11からアクチュエ
ータ13までの第1系統だけでサーボアクチュエータの
動作を正常に続行できる。
【0035】図2は、図1のサーボアクチュエータの動
作を説明するグラフである。縦軸は作動部の変位量であ
り、横軸は時間である。破線は作動部15の変位量、一
点鎖線は作動部25の変位量、実線は作動部15と作動
部25の合計変位量Qを示している。
【0036】まず時刻t0において、飛行制御計算機1
1、21が指令信号C1、C2をそれぞれ出力すると、
作動部15、25が応答して、作動部15は位置「4」
で停止し、作動部25は位置「6」で停止する。したが
って、両者の合計変位量Qは位置「10」となる。
【0037】その後、時刻t1で第1系統が故障して、
アクチュエータ13が暴走した場合、作動部15はたと
えば負方向へ移動し始めて、時刻t2で最大変位位置で
停止し、ハードオーバー状態となる。このとき、作動部
15が負方向へ移動することによって、位置センサ14
の検出信号D1も減少するが、アクチュエータ23への
入力信号E1はその分増加して、作動部25は多少の応
答遅れを伴って正方向に移動し始めて、作動部15のハ
ードオーバーを補償するような動きを示す。その結果、
合計変位量Qの変化量は作動部15の変化量より小さく
なり、ハードオーバーの影響を緩和することができる。
【0038】時刻t2を経過しても、作動部25は正方
向の移動を継続するため、最終的にアクチュエータ23
単体で合計変位量Qを位置「10」に回復させることが
できる。こうして第1系統および第2系統の一方が故障
した場合でも、残りの系統だけで正常な動作を続行する
ことができる。
【0039】図3は電気信号によってヘリコプタや固定
翼機を制御するフライバイヤ(FBW)方式操縦装置へ
の適用事例である。本形態は図1のリンク機構3が除去
され、作動部25の一端が固定されていること、および
操縦部2での操縦量が電気信号におきかえられて飛行制
御計算機11と21に供給されること以外は図1と同じ
であり、本発明の作動、効果とも図1と同じである。
【0040】図4は、本発明の第2実施形態を示すブロ
ック図であり、ヘリコプタや固定翼機に用いられている
自動操縦装置等に対応したものであり、操縦部では手離
しの状態である。ここでは、サーボアクチュエータ装置
を操縦伝達系統に対して並列に結合した例を示す。
【0041】操縦レバーや操縦ペダルなどの操縦部2
は、機械的なリンク機構3、4を介して操舵機構5に連
結されている。リンク機構3、4の途中は別のリンク機
構6の出力端と連結しており、リンク機構6の入力端は
アクチュエータ23の作動部25に連結されている。ア
クチュエータ13の作動部15は、機体に対して角変位
自在に固定されている。
【0042】飛行制御計算機11、21、差分演算部1
2、22、アクチュエータ13、23、位置センサ1
4、24などの構成、機能は、図1のものと同様であ
る。
【0043】次に動作を説明する。1)飛行制御計算機
11が自動操縦装置51の指令に基づいて指令信号C1
を出力すると、差分演算部12が指令信号C1から位置
センサ24の検出信号D2を引算し、その結果を入力信
号E1としてアクチュエータ13へ出力する。アクチュ
エータ13は、入力信号E1に対応した位置に作動部1
5を移動しようとするが、作動部15は固定されている
ため、アクチュエータ13の本体部が相対移動し、さら
にアクチュエータ23の本体部も一体的に移動すること
によって、リンク機構6の出力端を変位させ、リンク機
構4を介して最終的に指令信号C1に対応した変位量で
操舵機構5を駆動する。
【0044】一方、2)飛行制御計算機21が自動操縦
装置61の指令に基づいて指令信号C2を出力すると、
差分演算部22が指令信号C2から位置センサ14の検
出信号D1を引算し、その結果を入力信号E2としてア
クチュエータ23へ出力する。アクチュエータ23は、
入力信号E2に対応した位置に作動部25を移動して、
リンク機構6の出力端を変位させ、リンク機構4を介し
て最終的に指令信号C2に対応した変位量で操舵機構5
を駆動する。
【0045】3)飛行制御計算機11が指令信号C1を
出力し、かつ飛行制御計算機21が指令信号C2を出力
した場合は、作動部15と作動部25の合計変位量Qは
指令信号C1、C2の合計から作動部15と作動部25
の実際の作動量D1とD2の和をリアルタイムに引算し
た値に比例するため、最終的に指令信号C1(あるいは
C2)に対応した変位量で操舵機構5を駆動する。
【0046】4)万一、飛行制御計算機11からアクチ
ュエータ13までの第1系統のいずれかに故障が発生し
て、アクチュエータ13の動作が暴走した場合を想定す
ると、作動部15は正方向または負方向の最大変位位置
に停止した状態までに陥るが、作動部25はその間も依
然として指令信号C2に対して作動部15の暴走をリア
ルタイムに監視し補正した指令信号E2に応じた動作が
可能であるため、飛行制御計算機21からアクチュエー
タ23までの第2系統だけでサーボアクチュエータの動
作を正常に続行できる。
【0047】5)同様に、飛行制御計算機21からアク
チュエータ23までの第2系統のいずれかに故障が発生
して、アクチュエータ23の動作が暴走した場合を想定
すると、作動部25は正方向または負方向の最大変位位
置に停止した状態までに陥るが、作動部15は依然とし
て指令信号C1に対して作動部25の暴走をリアルタイ
ムに監視し補正した指令信号E1に応じた動作が可能で
あるため、飛行制御計算機11からアクチュエータ13
までの第1系統だけでサーボアクチュエータの動作を正
常に続行できる。
【0048】図5は、本発明の第3実施形態を示すブロ
ック図である。ここでは、位置センサ14、24と差分
演算部12、22との間に微分回路31、41を含む信
号補償回路30、40がそれぞれ介在した例を示す。
【0049】操縦部2、リンク機構3、4、操舵機構
5、飛行制御計算機11、21、差分演算部12、2
2、アクチュエータ13、23、位置センサ14、24
などの構成、機能は、図1のものと同様である。
【0050】信号補償回路30は、微分回路31および
微分ゲインを設定する増幅器32から成る微分補償回路
と、比例ゲインを設定する増幅器33から成る比例補償
回路とを含み、センサ24の検出信号D2を所定の伝達
特性で補償している。信号補償回路40も同様に、微分
回路41および微分ゲインを設定する増幅器42から成
る微分補償回路と、比例ゲインを設定する増幅器43か
ら成る比例補償回路とを含み、センサ14の検出信号D
1を所定の伝達特性で補償している。
【0051】こうした信号補償回路30、40を設ける
ことによって、アクチュエータ13は作動部25の動き
の速度に応じて自分の初動対応を早めることができ、ア
クチュエータ23は作動部15の動きの速度に応じて自
分の初動対応を早めることができ、全体としてサーボア
クチュエータの動作を高応答化することができる。
【0052】
【発明の効果】以上詳説したように本発明によれば、第
1および第2アクチュエータの第1および第2作動部
は、指令信号C1の増加分および指令信号C2の増加分
に比例して変位することができ、単一のアクチュエータ
と同様な動作を行なうことができる。しかも、第1アク
チュエータを含む第1系統および第2アクチュエータを
含む第2系統のいずれか一方が故障して、アクチュエー
タが暴走した場合であっても、残りのアクチュエータだ
けで他方のアクチュエータの暴走をキャンセルしつつサ
ーボアクチュエータの動作を続行できる。したがって、
簡単な構成でシステムの暴走を緩和しかつ防止する機能
を付与したシステムを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示すブロック図であ
る。
【図2】図1のサーボアクチュエータの動作を説明する
グラフである。
【図3】フライバイワイヤ方式操縦装置への適用事例を
示す構成図である。
【図4】本発明の第2実施形態を示すブロック図であ
る。
【図5】本発明の第3実施形態を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
2 操縦部 3、4 リンク機構 5 操舵機構 11、21 飛行制御計算機 12、22 差分演算部 13、23 アクチュエータ 14、24 位置センサ 15、25 作動部 30、40 信号補償回路 31、41 微分回路 51、61 自動操縦装置
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−132999(JP,A) 特開 平8−2496(JP,A) 特開 昭47−25898(JP,A) 特開 昭63−23003(JP,A) 特開 昭64−60497(JP,A) 特開 平1−247803(JP,A) 米国特許4449446(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B64C 13/00 B64C 13/42 B64C 27/57 F15B 9/09 F15B 20/00 G05D 3/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号E1に基づいて、第1本体部に
    対して相対的に第1作動部を変位させるための第1アク
    チュエータと、 第1本体部に対する第1作動部の位置を検出して、検出
    信号D1を出力する第1位置センサと、 入力信号E2に基づいて、第2本体部に対して相対的に
    第2作動部を変位させるための第2アクチュエータと、 第2本体部に対する第2作動部の位置を検出して、検出
    信号D2を出力する第2位置センサと、 外部からの指令信号C1から第2位置センサの検出信号
    D2を引算して、入力信号E1を出力する第1差分演算
    部と、 外部からの指令信号C2から第1位置センサの検出信号
    D1を引算して、入力信号E2を出力する第2差分演算
    部とを備え、 第1作動部の正変位方向と第2作動部の正変位方向とが
    逆平行で、かつ第1本体部および第2本体部が一体的に
    移動可能であることを特徴とするサーボアクチュエータ
    装置。
  2. 【請求項2】 第2位置センサと第1差分演算部との間
    および第1位置センサと第2差分演算部との間に、微分
    回路がそれぞれ介在することを特徴とする請求項1記載
    のサーボアクチュエータ装置。
  3. 【請求項3】 入力信号E1に基づいて、第1本体部に
    対して相対的に第1作動部を変位させるための第1アク
    チュエータと、 第1本体部に対する第1作動部の位置を検出して、検出
    信号D1を出力する第1位置センサと、 入力信号E2に基づいて、第2本体部に対して相対的に
    第2作動部を変位させるための第2アクチュエータと、 第2本体部に対する第2作動部の位置を検出して、検出
    信号D2を出力する第2位置センサと、 第1飛行制御計算機からの指令信号C1から第2位置セ
    ンサの検出信号D2を引算して、入力信号E1を出力す
    る第1差分演算部と、 第2飛行制御計算機からの指令信号C2から第1位置セ
    ンサの検出信号D1を引算して、入力信号E2を出力す
    る第2差分演算部とを備え、 第1作動部の正変位方向と第2作動部の正変位方向とが
    逆平行で、かつ第1本体部および第2本体部が一体的に
    移動可能であり、 パイロットが操縦する操縦部が、第1および第2作動部
    の一方に連結され、 第1および第2作動部の他方が、空力学的な操舵力を発
    生する操舵機構に連結されていることを特徴とする航空
    機操縦制御装置。
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