宮脇律郎
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生誕 |
1959年8月??日 日本 岐阜県 |
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居住 | 日本 |
研究分野 | 結晶化学、鉱物学 |
研究機関 | 通産省工業技術院名古屋工業試験場、国立科学博物館 |
出身校 | 筑波大学 |
博士課程 指導教員 | 長島弘三 |
プロジェクト:人物伝 |
宮脇 律郎(みやわき りつろう、1959年8月[1] - )は、日本の地球科学者。専門は、結晶化学・鉱物学。学位は、理学博士(筑波大学・課程博士・1987年)(学位論文「Crystal chemistry of rare-earth minerals(希土類元素鉱物の結晶化学)」)。国立科学博物館地学研究部部長、日本鉱物科学会元会長、国際鉱物学連合・新鉱物・命名・分類委員会名誉委員長。
略歴
[編集]岐阜県生まれ。1982年、筑波大学第一学群自然学類卒業[1]。1987年、筑波大学大学院化学研究科博士課程修了[1]。理学博士。学位論文の題は 「Crystal chemistry of rare-earth minerals(希土類元素鉱物の結晶化学)」。
1987年通商産業省工業技術院名古屋工業技術試験所(現・産業技術総合研究所中部センター)セラミックス応用部原料技術課[1]を経て、1996年から国立科学博物館地学研究部主任研究官[1]。2011年、同鉱物科学研究グループ長[1]。
2018年、日本鉱物科学会副会長[2]、国際鉱物学連合、新鉱物・命名・分類委員会委員長に就任。
2020年、日本鉱物科学会会長[3]。
これまでに40種以上の新鉱物の発見に関わっている。この数は日本人最多である。
2024年には、福島県で発見された鉱物が彼にちなんで「宮脇石」(Miyawakiite-(Y))と命名された[4]。
受賞歴
[編集]- 1995年: 平成7年度日本粘土学会奨励賞
- 1996年: 素材物性学会山崎賞
- 1997年: 平成9年度日本希土類学会奨励賞(足立賞)
- 2000年: 日本鉱物科学会櫻井賞
- 2013年: 日本鉱物科学会賞[1]
著書
[編集]- 足立吟也編著『希土類の科学』化学同人、1999年。ISBN 4-7598-0806-X。
- 松原聰、宮脇律郎『日本産鉱物型録』東海大学出版会〈国立科学博物館叢書〉、2006年。ISBN 4-486-03157-1。
- 松原聰、宮脇律郎『鉱物と宝石の魅力 : つくられかたから性質の違い、日本で取れる鉱物まで』ソフトバンククリエイティブ〈サイエンス・アイ新書〉、2007年。ISBN 978-4-7973-4127-0。
- 宮脇律郎監修『徹底図解鉱物・宝石のしくみ : カラー版』新星出版社、2008年。ISBN 978-4-405-10666-6。
- 松原聰編著、加藤昭・千葉とき子・松原聰・宮脇律郎著『鉱物観察ガイド』東海大学出版会〈国立科学博物館叢書〉、2008年。ISBN 978-4-486-01788-2。
- 諏訪恭一・門馬綱一・西本昌司・宮脇律郎著『起源がわかる宝石大全』ナツメ社、2022年。ISBN 978-4-816-37143-1。
脚注
[編集]- ^ a b c d e f g “日本鉱物科学会第10回受賞者 宮脇律郎会員”. 日本鉱物科学会. 2023年2月19日閲覧。
- ^ 「一般社団法人 日本鉱物科学会 役 員一覧」日本鉱物科学会
- ^ 「一般社団法人日本鉱物科学会 次期役員候補者 公示」一般社団法人日本鉱物科学会
- ^ 新鉱物、宮脇石(Miyawakiite-(Y))、東京大学物性研究所電子顕微鏡室、2024年5月5日
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- “研究と標本・資料 ≫ 研究者紹介”. 国立科学博物館. 2011年11月3日閲覧。
- “宮脇 律郎 - 研究者”. ReaD & Researchmap. 国立情報学研究所 (2011年7月26日). 2011年11月3日閲覧。
- 宮城磯治. “nkysdb: 宮脇 律郎”. なかよし論文データベース. 産業技術総合研究所. 2011年11月3日閲覧。
- 宮島宏. “新鉱物の発見に関わった人たち”. 2011年11月3日閲覧。
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