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肌荒れや脱毛症の悩みを、生活習慣で改善。ヘアスタイリストshucoさんの美のルール。【5ビューティーエッセンシャル】

ヘアスタイリスト・毛髪診断士としてVOGUEをはじめ、さまざまなメディアで活躍するshucoさん。ヘアアクセサリーブランド「TRESSE(トレス)」を手がけたりと、ますます輝きを増す彼女のビューティールールを聞いた。
File3はこちらから。

File4:shuco/ヘアスタイリスト

── shucoさんにとって、ビューティーの基準とは?

年齢を重ねるにつれて、健康とビューティーの結びつきがものすごく強いということを改めて実感しています。その2つがうまくいっていれば、毎日楽しく過ごせて前向きなマインドになれると思うんです。美しくいるということは、健康でいるということ。なので、食生活やスキンケアもなるべくこだわって、自分に合うものを取り入れるようにしています。

── 食事や生活習慣に気をつけるようになったきっかけは?

私は長年脱毛症に悩まされていましたが、ここ2年くらいで血液検査やフードアレルギーの検査をして生活習慣を見直したことで、すごく改善したんです。通っている病院の先生に、薬の効能を体にしっかりと届けるためにも、まずは普段の食生活や睡眠で体を整えないといけないと言われてから、より気をつけるようになりました。そうやって一緒に経過を見守ってくれたり、応援してくれる人がいると、頑張ろうという気持ちが湧いてきますね。

【ドリンク】定期便のスムージーキットで、無理のない朝食を。

── 食事には、どんなこだわりが?

昔、ひどい肌荒れに悩んでいた時期があったのですが、その時も自分の食生活を見直すことで改善できました。そういう経験もあって、家で食事をとるときは無添加にこだわっています。その他にも、先ほどお話ししたフードアレルギーの検査でなるべく消化しやすく自分の体に合う食材を把握して、積極的に選ぶようにしています。グルテンや乳製品も控えています。

── 毎日取り入れているものはありますか?

以前はオートファジーをやっていて、朝食を抜いていたのですが、それだと私の場合は食事をしたときの吸収率が上がりすぎると医師に指摘されて。今は毎朝、F&P スムージー カフェの「スムージーキット」を飲んでいます。1食分の材料が冷凍パックになったものを定期便で注文しているのですが、価格もリーズナブルで、好きなスムージーの種類を選ぶことが出来てとても便利。余分な添加物も入っていないので、重宝しています。

【スキンケア】毎日必ずつづけているパックケア。

── 職業柄、スキンケアにはお詳しいと思います。

そうですね、お仕事の関係で色々と試させていただくことはありますが、家で出来ることで
毎日つづけているのはパックです。忙しいときは夜だけになることもありますが、基本は朝晩しています。お気に入りはファミュのパック。シートもしっかりしていて肌にぴったり密着してくれます。その他にも日によって違うパックを使っています。最近は韓国に旅行に行っていたので、色んなものを試したくて大量に買ってきました。

── スキンケアで大切にしていることは?

私はとにかく保湿を一番大切にしています。高価なパックを毎日つづけるのは大変なので、そういうときは化粧水をひたひたにつけたコットンでパックをすることも多いです。化粧水はどれか特定のものを使いつづけているというよりも、量を気にせずに使える比較的リーズナブルなものをたっぷり使っています。

【コスメ】必需品は、血色がよく見えるリップ。

── shucoさんが一番大切にしているメイクのポイントは?

リップは必需品ですね。年齢を重ねるにつれて、顔色がよく見えるかどうかというのが唇の色によって大きく左右されるようになったと感じています。スキンケアを頑張っているというのもあってファンデーションを塗らなくなり、マツエクをはじめてからほとんどアイメイクもしなくなりました。眉毛は描きますが、最悪忘れても大丈夫。そう考えると、唯一絶対持ち歩くのがリップなんです。色々使い分けていますが、一番ベーシックでお気に入りなのはナーズの「アフターグロー リップバーム」のシアーダスティローズ。ほどよい色づきで健康的に見せてくれて、流行や服装、テンションを問わずにずっと使えるので便利です。

【香り】ディフューザーで部屋ごとに香りをチェンジ。

── 普段どんな風に香りを楽しんでいますか?

私にとって欠かせないアイテムは、ディフューザーとキャンドルです。どちらも色々なブランドのものを使っていますが、一番多いのはディプティックですね。家は自分にとって一番居心地のいい空間にしていたいから、そのために香りは必要不可欠なんです。「あぁ、家に帰ってきたな」とまずホッとさせてくれる、大切なエッセンスだなと思うんです。部屋によって香りを変えているのですが、中でも玄関に置いているディフューザーは家に来た人がよく褒めてくれます。

── 部屋によって香りを変える理由は?

場所によって気分を変えたいというのが一つです。寝室ならリラックス系、リビングならちょっと明るくなるようなフルーツ系というように空間に合わせた香りを選んでいます。そしてもう一つは、自分自身が香りに慣れすぎないようにしたいから。どこの空間も同じ匂いだと、だんだん鼻が慣れてきてしまいますよね。でもやっぱり、誰よりも自分が一番香りを楽しんでいたいので、空間に合わせて色んなアイテムを置くようにしています。そういう意味で、キャンドルやお香も気分転換にとても役立っています。

── 香水はつけますか?

香水自体は好きでたくさん持っています。ただ、比較的香りに敏感で少し酔いやすいので、タイミングや日は選んでつけるようにしています。特に自分自身を演出したいと思ったときは、香水に頼ります。女性っぽく見せたいときはフレデリック マルの「ユヌ ローズ」をつけてみたり、おしゃれな人に会うときはル ラボの「テ ノワール 29」をつけてみたり。ベーシックな日は、エルメスの「シテールの庭」というオードトワレをつけることが多いです。私にとって香水は、服選びと似ているかもしれないですね。その日の気分やシチュエーションに合わせて楽しんでいます。

【フィットネス】週2〜3回の30分間ウォーキングが今のベスト。

── 普段はどんな運動をされているんですか?

最近はすごくシンプルな運動をしています。以前はパーソナルジムに通っていたこともありますが、準備やその後にシャワーを浴びることなども考えると、1時間半以上かかることが多いですよね。自分のライフスタイル的にフィットネスにそこまでゆっくりと時間を割くことが出来なくて。そこで、定期的に通っているクリニックで最低限必要と言われた運動を始めました。具体的には週に2〜3回、傾斜をつけて時速5kmくらいで30分間だけ歩くというもの。クリニックの方曰く、つづけていると生活習慣病などの将来の病気になるリスクも下がり、余計な脂肪がついている人は痩せられるという適度な運動量だそうです。

── ウォーキングを始めて変化を感じますか?

今はまだ1ヶ月くらいですが、短い時間で出来るというのはすごくメリットだなと感じています。このウォーキングはすごくシンプルに感じられると思うのですが、想像以上にきつくて、これだけで汗だくになるんです。ラジオを聞いたり、イラストレーターのSHOGO SEKINEさんの可愛いウォーターボトルを持って行ったりして、気分をあげていますね。私はもうすぐ40代を迎えるのですが、少しずつ代謝や体力が落ちているのを感じていて。でも急激に体に負荷をかけるのではなく、必要最低限の運動と少しの食事制限をしながら、40歳までに体調を整えたいなと思っています。

話を聞いたのは……

shucoさん
ヘアスタイリスト、毛髪診断士。パリで修行し、ヨーロッパ各国のモード誌で活躍。帰国後は多くの媒体で幅広く活動中。ヘアアクセサリーブランド、「TRESS(トレス)」も立ち上げた。
https://www.instagram.com/shuco.hair/?hl=ja

Editor:Airi Nakano, Kyoko Muramatsu

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池田莉子, ヨガ, モデル