JP7358802B2 - Paper containers with flanges and their blanks - Google Patents
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Description
本発明は、即席麺、うどん、パスタ、グラタン、各種丼、チルド食品、冷凍食品、冷菓、菓子等の食品や、芳香剤、洗剤、ワックス、整髪料等の非食品の包装に使用される紙容器であって、蓋材を取り付けることができるように上方開口縁に外向きフランジを一体に有しているフランジ付き紙容器、及びそのブランクに関するものである。 The present invention is a paper used for packaging foods such as instant noodles, udon, pasta, gratin, various rice bowls, chilled foods, frozen foods, frozen desserts, and confectionery, as well as non-food products such as air fresheners, detergents, wax, and hair products. The present invention relates to a paper container with a flange, which has an integral outward flange on the upper opening edge so that a lid can be attached thereto, and a blank thereof.
従来から、特許文献1に開示されているような形状をした一枚のブランクから上面開口とした矩形状のフランジ付き紙容器があり、この紙容器のフランジの上面に蓋材を被せてその蓋材周辺とフランジとをヒートシールすることで、各種食品の包装用として使用されている。
Conventionally, there has been a paper container with a rectangular flange, which is made from a single blank having a shape as disclosed in
さらに、従来の矩形状のフランジ付き紙容器のフランジを形成するにあたり、矩形状の角部に位置するフランジに構造上の欠陥である透孔が生じるが、この透孔を塞ぐための発明が提示されている。なお、透孔はブランクの上面から下面まで貫通しており、内容物が前記透孔を通って滲出する虞れがある。 Furthermore, when forming the flanges of conventional rectangular paper containers with flanges, holes, which are structural defects, occur in the flanges located at the corners of the rectangle, but an invention has been proposed to close these holes. has been done. Note that the through hole penetrates the blank from the upper surface to the lower surface, and there is a possibility that the contents may leak through the through hole.
また、フランジは紙が1枚であるために、内容物の重量が大きい場合には強度が不足する虞れがある。また、フランジの縁部の端面の保護がないので、水分や浸透力の高い液体に侵されると、紙素材の剛度が低下して、フランジの強度が低下する虞れがある。 Furthermore, since the flange is made of one sheet of paper, there is a risk that the flange may lack strength if the weight of the contents is large. Furthermore, since there is no protection for the end face of the edge of the flange, if it is attacked by moisture or a liquid with high penetrating power, the stiffness of the paper material may decrease and the strength of the flange may decrease.
特許文献1の発明を図14から図16を用いて説明する。なお、図面は左右対称のため、符号が右半分にのみ記載している。
まず、フランジ付き紙容器90を得るブランクについて説明する。図14は前記フランジ付き紙容器90用のブランク60を示していて、図15は図14のブランク60のコーナー部の拡大図である。矩形状の底面板61の相対向する二つの底面板第1側辺71にそれぞれ山折り線を介して第1側面板62が連設され、前記第1側面板62の前記底面板61とは反対側である第1側面板外辺72に、谷折り線を介してフランジの構成部材である第1縁片63が連設されている。前記第1縁片63の左右端(第1縁片63の長手方向に対向する端部)にはそれぞれ横方向(第1縁片63長手方向)に延出する第1半島状片631が設けられている。
The invention of
First, the blank from which the flanged
上記第1側面板62の左右の第1側面板側辺73(容器形態での第1側面板62幅方向に対向する辺)にはそれぞれ山折り線を介して逆三角形状の第1折り込み接合板621が連設され、前記第1折り込み接合板621の底面板61とは反対側となる第1折り込み接合板外辺75には谷折り線を介して接合縁片622が連設されている。
The left and right first side
接合縁片622は切り込みを介した状態で前記第1半島状片631と同一平面を形成している。そして、前記第1半島状片631を、前記接合縁片622と前記第1折り込み接合板621とから分ける切り込みの切り込み端が、前記第1側面板62の第1側面板側辺73の山折り線と前記第1側面板62の第1側面板外辺72の谷折り線と前記第1折り込み接合板621の第1折り込み接合板外辺75の谷折り線との集合点Lまで達している。この切り込みによって、前記第1半島状片631が製函時に前記接合縁片622と前記第1折り込み接合板621とから分離する。
The joining
また、上記底面板61の他の相対向する二つの底面板第2側辺81にはそれぞれ山折り線を介して第2側面板64が連設され、前記第2側面板64の底面板61とは反対側である第2側面板外辺82には谷折り線を介してフランジの構成部材である第2縁片65が連設されている。前記第2縁片65の左右端(第2縁片65の長手方向に対向する端部)にはそれぞれ横方向(第2縁片65の長手方向)に延出する第2半島状片651が設けられている。
Further, a
そして製函時に、前記第1側面板62の第1側面板側辺73の山折り線の上部と前記第2側面板64の第2側面板側辺83の谷折り線の上部とが適正に重なった状態(集合点Lに集合点Mが重なった状態)で、谷折りされた前記第1縁片63の第1半島状片631の上面に、前記第2縁片65の第2半島状片651の下面を重ねてヒートシールを行なえば、前記第1半島状片631の切り込み端が及んでいる集合点Lで微細な透孔が生じていたとしても、この部分が、第2側面板64の第2側面板側辺83の谷折り線の上部である集合点Mの部分で覆われる形となる。
Then, during box manufacturing, the upper part of the mountain fold line of the first
さらに前記第2半島状片651の各々の第2側面板64側の端部に突起片66が一体に設けられている。そして、前記突起片66は、製函後では前記第1半島状片631が連続している前記第1縁片63の上面の上の領域のみに位置するように設けられており、前記第1側面板62と前記第1縁片63との間の谷折り線の折れ曲がり部分にかかることがないように設けられている。
Furthermore, a
ブランク60を構成する包装材料はその両面がヒートシール性を備える熱可塑性樹脂層であるため、前記第1縁片63の上面と前記と突起片66の下面が対面した状態でヒートシールを行なえば、前記第1縁片63のヒートシール領域内で前記突起片66がヒートシールされることとなる。そして、この場合、前記突起片66は前記第1側面板62と前記第1縁片63との間の谷折り線の部分を跨ぐことがないため、前記突起片66は折り曲がることなく平板状態のままで前記第1縁片63に接着される。
Since the packaging material constituting the blank 60 is a thermoplastic resin layer with heat sealability on both sides, heat sealing is performed with the upper surface of the
ブランク60からフランジ付き紙容器90を得るための組み立ては次のようにして行う。すなわち、前記第1側面板62、第2側面板64を折り曲げてトレー状に組み立て、前記第1折り込み接合板621と第2折り込み接合板641の内面同士を接着させる。次に、接着させた前記第1折り込み接合板621と第2折り込み接合板641を第2側面板64側に折り曲げる。これとともに前記第1縁片63、第2縁片65、接合縁片622をそれぞれ谷折りして、接着された前記第1折り込み接合板621と第2折り込み接合板641を、前記第2側面板64へ重ね合わせることにより、前記接合縁片622の上面とこの上に重なっている前記第2縁片65の下面とが相対し、この相対する前記接合縁片622と第2縁片65とをヒートシールするとともに、前記第1側面板62と第2側面板64との折り曲げにより前記第1半島状片631の上面と第2半島状片651の下面とが相対していて、前記第1半島状片631と第2半島状片651とをヒートシールして、前記第1縁片63と第2縁片65とが連続してなるフランジ92が形成されて、フランジ付き紙容器90が組み上がる(図16)。
Assembly to obtain the flanged
フランジ付き紙容器90のフランジ92における各コーナーでは、前記第1半島状片631の上に、第2半島状片651が重ね合わされてヒートシールにて接着されており、上述したように前記第1側面板62の第1側面板側辺73の山折り線の上部である集合点Lに、前記第2側面板64の第2側面板側辺83の谷折り線の上部である集合点Mが密に重なる状態となった紙容器が得られているものである。また、前記突起片66はこのフランジ付き紙容器90でのフランジ92を形成するヒートシール時に、前記第1縁片63の上面にヒートシールにて熱溶着されて、上述したように前記第1側面板62側にかかることなく前記第1縁片63のヒートシール面の領域内のみに位置して、このフランジ付き紙容器90が組み上げられている。
At each corner of the
しかしながら、特許文献1の発明では、容器の内容物が粉体物や、粘性物など流動しにくい物であれば漏れないが、液体の場合は漏れる虞れがある。
However, in the invention of
すなわち、紙容器組み立て装置でフランジ付き紙容器90が組み立てられる際、前記底面板61に連設される第1側面板62と第2側面板64とが山折り線の位置から折り起こされる過程で、容器の組み立て精度やブランクの品質のバラツキなどの要因により、前記第1側面板62の第1側面板側辺73での山折り線上部と、前記第2側面板64の第2側面板側辺83での谷折り線上部とが所定の位置で重なり合わずに、若干離れた状態で紙容器の組み立てが進むことがある。そして上記の状態でブランク60のヒートシールが行なわれてしまう。その結果、前記第2半島状片651に位置する前記突起片66が、前記集合点Lから離れて浮いた状態となることがある。
That is, when the flanged
また、突起片66の大きさや形状が規定されていないことから、蓋材と突起片66との間に隙間が生じるのを防止できるという効果が確実ではなく、フランジ92の集合点Lでの微細な透孔からの内容物の漏れ出しの問題が解決できない。
さらに、フランジ付き紙容器90を上部から俯瞰した際に、前記突起片66にて前記フランジ92の集合点Lの透孔が塞がれていても、その塞ぐ面積が充分な大きさではない場合や、または浸透力ある内容物の場合は、前記突起片66のブランク60の端面を通じて、内容物が滲出することがある。
In addition, since the size and shape of the
Furthermore, when looking down on the flanged
また、特許文献2のフランジ付き紙容器では、フランジを折り返して重ねているが、容器の角部の構造が複雑であり、容易に組み立てることができない。 Further, in the flanged paper container of Patent Document 2, the flanges are folded back and overlapped, but the structure of the corner portion of the container is complicated and cannot be easily assembled.
本発明は上記の状況を鑑みてなされたものであり、フランジを折り返して重ねることによるフランジの強化、並びにフランジの外縁が保護されたフランジ付き紙容器を提供することを目的とする。
また、ブランクの構成がシンプルであり、組み立てが容易であるフランジ付き紙容器を提供することを目的とする。
The present invention has been made in view of the above situation, and aims to provide a flanged paper container in which the flanges are strengthened by folding and overlapping the flanges, and the outer edges of the flanges are protected.
Another object of the present invention is to provide a flanged paper container whose blank has a simple configuration and is easy to assemble.
さらに、従来のフランジ付き紙容器におけるフランジの集合点L及び集合点Mに生じる透孔を確実に塞ぐことができ、内容物を充填して蓋材をシールした場合に、内容物がフランジの集合点L及び集合点Mに生じる透孔から漏れることがないフランジ付き紙容器を提供することを目的とする。 Furthermore, it is possible to reliably close the through holes that occur at the gathering points L and M of the flanges in conventional paper containers with flanges, and when the contents are filled and the lid is sealed, the contents are It is an object of the present invention to provide a flanged paper container that does not leak from through holes formed at a point L and an assembly point M.
本発明は、以下の態様によって、上記の課題を解決した。
すなわち、本発明の第一の態様は、フランジ付き紙容器50のブランク10において、
前記ブランク10は、4以上の偶数個の角部を有するn角形状の底面板を備え、
前記底面板11のn個の辺の一つを1番目の底面板側辺31とし、前記1番目の底面板側辺31の一方の方向に隣接する前記底面板11の辺を2番目の底面板側辺41とし、以降順次、3番目の底面板側辺31からn番目の底面板側辺41とし、
奇数番目の底面板側辺31のそれぞれに、山折り線を介して奇数番目の側面板12が連設され、偶数番目の底面板側辺41のそれぞれに、山折り線を介して偶数番目の側面板14が連設され、
前記奇数番目の側面板12の前記ブランク10の周方向の両側に位置する側辺33のそれぞれに山折り線を介して、前記底面板11の角部に対して逆三角形状の奇数番目の折り込み接合板121の一方の辺を備え、
前記偶数番目の側面板14の前記ブランク10の周方向の両側に位置する側辺43のそれぞれに谷折り線を介して、前記底面板11の角部に対して逆三角形状の偶数番目の折り込み接合板141の一方の辺を備え、
前記奇数番目の折り込み接合板121の前記ブランク10の周方向に配置される他方の側辺34と、前記偶数番目の折り込み接合板141の前記ブランク10の周方向に配置される他方の側辺44とが、山折り線となる共通の側辺をなし、
前記奇数番目の折り込み接合板121のそれぞれは、前記フランジ付き紙容器50の縁部となる側の前記奇数番目の折り込み接合板121の外辺35に谷折り線を介して接合縁片122が連設され、
前記奇数番目の側面板12のそれぞれには、前記フランジ付き紙容器50の縁部となる側にある前記奇数番目の側面板12の外辺32には、谷折り線を介して奇数番目の縁片上部13が連設され、
前記奇数番目の縁片上部13の前記フランジ付き紙容器50の縁部に沿う方向の両端から延出される前記奇数番目の縁片上部13の端部131が設けられ、
前記偶数番目の側面板14の前記フランジ付き紙容器50の縁部となる側にある前記偶数番目の側面板14の外辺42には、谷折り線を介して偶数番目の縁片上部15が連設され、
前記偶数番目の縁片上部15の前記フランジ付き紙容器50の縁部に沿う方向の両端から延出される前記偶数番目の縁片上部15の端部151が設けられ、
前記奇数番目の縁片上部13のそれぞれには、前記フランジ付き紙容器50の縁部となる側にある前記奇数番目の縁片上部13の外辺36に谷折り線を介して、奇数番目の縁片折り返し部16が連設され、
前記奇数番目の縁片折り返し部16の両端若しくは両端付近からブランク10の外側方向に突出した突起部18が延出され、
前記奇数番目の縁片折り返し部16の両端の側辺37の前記ブランク10の外側方向の端点から、前記ブランク10の内側方向に向かう前記突起部18の内側の辺39と、前記奇数番目の縁片折り返し部16の外縁である外辺38とが成す角部Eの角度θEと、前記底面板11の角部のうち、前記角部Eに最も近い位置にある前記底面板の角部Fの角度θFが略同じ角度であり、
前記偶数番目の縁片上部15のそれぞれには、前記フランジ付き紙容器50の縁部となる側にある前記偶数番目の縁片上部15の外辺46に谷折り線を介して、偶数番目の縁片折り返し部17が連設されることを、特徴としている。
The present invention has solved the above problems through the following aspects.
That is, in the first aspect of the present invention, in the blank 10 of the flanged
The blank 10 includes an n-sided bottom plate having an even number of corners of 4 or more,
One of the n sides of the
Odd-numbered
An inverted triangular odd-numbered fold is made to the corner of the
An even-numbered fold is made in an inverted triangular shape with respect to a corner of the
The
Each of the odd-numbered folded
Each of the odd-numbered
On the
An
On each of the odd-numbered
an
On each of the even-numbered
本実施形態の態様によれば、フランジ付き紙容器50において、フランジ52を強化できる。
According to the aspect of this embodiment, in the
さらに、本実施形態によれば、前記奇数番目の縁片折り返し部16の両端若しくは両端付近からブランク10の外側方向に突出した突起部18が延出され、前記奇数番目の縁片折り返し部16の両端の側辺37の前記ブランク10の外側方向の端点Hから、前記ブランク10の内側方向に向かう前記突起部18の内側の辺39と、前記奇数番目の縁片折り返し部16の外縁である外辺38とが成す角部Eの角度θEと、前記底面板11の角部のうち、前記角部Eに最も近い位置にある前記底面板11の角部Fの角度θFが、略同じ角度であることを特徴としている。
Furthermore, according to the present embodiment, the
前記第一の態様について、さらに説明すると、前記奇数番目の縁片折り返し部16の両端若しくは両端付近からブランク10の外側方向に突出した突起部18が延出され、前記奇数番目の縁片折り返し部16の両端の側辺37の前記ブランク10の外側方向の端点から、前記ブランク10の内側方向に向かう前記突起部18の内側の辺39と、前記奇数番目の縁片折り返し部16の外縁である外辺38とが成す角部Eの角度θEと、前記底面板の角部のうち、前記角部Eに最も近い位置にある前記底面板の角部Fの角度θFが、略同じ角度であることを特徴としている。
To further explain the first aspect,
本実施形態の態様によれば、前記角度θEと前記角度θFの大きさを略同じ角度にすることで、前記奇数番目の縁片折り返し部16の外辺38と、前記奇数番目の縁片折り返し部16の突起部18の内側の辺39が、前記フランジ付き紙容器50の胴部51に近づくことができるので、ブランク10の積層体が2枚になっている領域が増大することになり、フランジをより強化できて、さらに外観上も好ましい。
According to the aspect of the present embodiment, by making the angle θE and the angle θF substantially the same , the
本実施形態の第二の態様は、前記フランジ付き紙容器50を組み立てる際に、
前記奇数番目の縁片折り返し部16及び/又は前記奇数番目の縁片折り返し部16の突起部18が、前記奇数番目の縁片上部13と前記偶数番目の縁片上部15との接合部付近において、
前記奇数番目の縁片上部13の端部131の切り込み132の前記ブランク10の内方の端点と、前記奇数番目の側面板12の側辺33の山折り線と、前記奇数番目の側面板12の外辺32の谷折り線との集合点Aと、
前記偶数番目の縁片上部15の端部151の外縁152と、前記偶数番目の折り込み接合板141の外縁142の交点である集合点Bとが重なる、又は接近することにより生じる虞れがある透孔を、塞ぐことを特徴としている。
A second aspect of the present embodiment is that when assembling the
The odd-numbered edge folded
The inner end point of the blank 10 of the
Transparency that may occur when the
本実施形態の態様によれば、前記奇数番目の縁片折り返し部16及び/又は前記奇数番目の縁片折り返し部16の突起部18で、フランジ52のコーナー部の集合点A及びBに生じる虞れがある透孔を下面側から塞ぐことができるため、内容物が漏れにくいフランジ52を提供することができる。
According to the aspect of the present embodiment, there is a possibility that the odd-numbered edge folded
本実施形態の第三の態様は、前記ブランク10の内側から外側方向の幅において、前記奇数番目の縁片折り返し部16の幅が、前記奇数番目の縁片上部13の幅の105%以上であり、かつ120%以下であることを特徴としている。
A third aspect of the present embodiment is that, in the width of the blank 10 from the inside to the outside, the width of the odd-numbered edge folded
本実施形態の態様によれば、前記奇数番目の縁片折り返し部16で、フランジ52のコーナー部の集合点A及びBに生じる虞れがある透孔を下面側から確実に塞ぐことができるため、内容物が漏れにくいフランジ52を提供することができる。
According to the aspect of the present embodiment, the odd-numbered edge folded
本実施形態の第四の態様は、前記第一の態様におけるフランジ付き紙容器50のブランク10を組み上げて形成されるフランジ付き紙容器50である。
A fourth aspect of the present embodiment is a
本実施形態の態様について、さらに説明すると、前記フランジ付き紙容器のブランク10から、前記側面板12、14のそれぞれを折り曲げて中空容器状に組み立て、前記奇数番目の折り込み接合板121と前記偶数番目の折り込み接合板141とを重ね合わせ、前記奇数番目の折り込み接合板121の折り込み接合板外辺35付近と、前記偶数番目の折り込み接合板141の外縁142付近とを、前記奇数番目の側面板12の側辺33から前記偶数番目の側面板14の側辺43に渡り連続的に接合して、この重ね合わせた二枚の接合板121、141をさらに前記偶数番目の側面板14の外面側に折り曲げて重ね合わせ、前記奇数番目の縁片上部13と偶数番目の縁片上部15と接合縁片122とがそれぞれ谷折りされて、二枚の前記接合板121、141を前記偶数番目の側面板14へ重ね合わせることにより相対する前記奇数番目の縁片上部13の端部131の上面と前記偶数番目の縁片上部15の端部151の下面とが接着され、前記奇数番目の縁片折り返し部16を、前記奇数番目の縁片上部13の外辺36にて谷折りして、前記奇数番目の折り返し部16の下面と、前記奇数番目の縁片上部13の下面、前記接合縁片122の下面、前記奇数番目の縁片上部の端部131の下面、及び前記偶数番目の縁片上部15の下面とが相対し、接合され、前記偶数番目の縁片折り返し部17を、前記偶数番目の縁片上部15の外辺46にて谷折りして、前記偶数番目の縁片折り返し部17の下面と、前記偶数番目の縁片上部15の下面とが相対し、接合されることによりフランジ52をなしたフランジ付き紙容器50である。
To further explain aspects of the present embodiment, the
本実施形態の態様によれば、フランジ52が強化され、かつ漏れが少なく密封性に優れたフランジ52を備えたフランジ付き紙容器50を提供できる。
According to the aspect of the present embodiment, it is possible to provide a
本実施形態の第五の態様は、前記奇数番目の縁片折り返し部16の両端若しくは両端付近からブランクの外側方向に突出した突起部18が延出され、
前記奇数番目の縁片折り返し部16の両端の側辺37の前記ブランクの外側方向の端点Hから、前記ブランクの内側方向に向かう前記突起部18の内側の辺39と、前記奇数番目の縁片折り返し部の外縁である外辺38とが成す角部Eの角度θEと、
前記フランジ付き紙容器50のフランジ52の近傍において、奇数番目の側面板12と奇数番目の折り込み接合板121とが成す角度θGが、略同じ角度であることを特徴としている。
A fifth aspect of the present embodiment is that
an
In the vicinity of the
なお角度θGは、前記フランジ付き紙容器50の胴部51を水平面にて切断した際の角度である。
また、前記奇数番目の縁片折り返し部16の両端の側辺37は、折り曲げ部を有してもよく、前記側辺37の一部分が前記奇数番目の縁片上部13の外辺36と略平行になってもよい。(図2参照)。
Note that the angle θG is an angle when the
Further, the side sides 37 at both ends of the odd-numbered edge folded
本実施形態の態様によれば、前記奇数番目の縁片折り返し部16で、前記フランジ52のコーナー部の集合点A及びBに生じる虞れがある透孔を下面側から塞ぐことができるため、内容物が漏れにくいフランジ52を有するフランジ付き紙容器50を提供することができる。
According to the aspect of the present embodiment, the odd-numbered edge folded
また、前記奇数番目の縁片折り返し部16を、前記フランジ付き紙容器50の胴部51の位置まで大きくすることができるため、前記奇数番目の縁片折り返し部16を折り返して、前記奇数番目の縁片上部13と接触または近傍に位置する場合は、前記奇数番目の縁片折り返し部16と前記奇数番目の縁片上部13との重なる面積を大きくできる。そのために、フランジ52の強化が図れる。
Moreover, since the odd-numbered edge folded
本実施形態の第六の態様は、前記第五の態様において、前記奇数番目の折り返し部16の前記フランジ付き紙容器50の縁部に沿う方向の両端の側辺37と、前記側辺37に相対する前記偶数番目の縁片折り返し部17のフランジ付き紙容器50の縁部に沿う方向の両端の側辺47との間隔が、0.2mm以上3mm以下であることを特徴としている。
A sixth aspect of the present embodiment is that in the fifth aspect, the odd-numbered folded
本実施形態の態様によれば、フランジ付き紙容器50が成形されフランジ52をなした際には、前記奇数番目の縁片折り返し部16と前記偶数番目の縁片折り返し部17とのすき間が3mmより小さいことで、フランジ52においてブランク10の積層体が2枚になっている領域が増大することになりフランジ52の強化になる。また、すき間が小さいことから外観性も向上する。
また、前記すき間が0.2mm以上あるので、前記奇数番目の縁片折り返し部16と前記偶数番目の縁片折り返し部17とが重なることがなく、フランジ52の平坦性を保てる。
According to the aspect of this embodiment, when the
Furthermore, since the gap is 0.2 mm or more, the odd-numbered folded
本発明によれば、フランジ付き紙容器において、フランジを折り返すことによりフランジの強化が図れ、さらにブランク形状がシンプルであることから、フランジ付き紙容器の組み立ても容易である。
また、フランジ付き紙容器におけるフランジのコーナー部の集合点に生じる虞れがある透孔を、縁片折り返し部にて塞ぐことができ、内容物を充填して蓋材をシールした場合に、内容物が前記フランジのコーナー部の集合点から漏れにくくなる。
According to the present invention, in a flanged paper container, the flange can be strengthened by folding back the flange, and since the blank shape is simple, the flanged paper container can be easily assembled.
In addition, the through-holes that may occur at the gathering points of the corners of the flanges in flanged paper containers can be closed by the folded edges, and when the contents are filled and the lid is sealed, the Objects are less likely to leak from the gathering point at the corner of the flange.
以下、本発明にかかる実施形態について、図面を用いて更に詳しく説明する。但し、本発明はこれら具体的に例示された形態や、各種の具体的に記載された構成に限定されるものではない。
なお、各図面においては、分かり易くする為に、部材の大きさや比率を変更または誇張して記載することがある。また、見やすさの為に説明上不要な部分や繰り返しとなる符号は省略することがある。
Hereinafter, embodiments according to the present invention will be described in more detail using the drawings. However, the present invention is not limited to these specifically illustrated forms or various specifically described configurations.
Note that in each drawing, the sizes and proportions of members may be changed or exaggerated in order to make it easier to understand. Further, for ease of viewing, parts unnecessary for explanation or repetitive symbols may be omitted.
図1は本実施形態にかかる第一の態様の矩形状のフランジ付き紙容器50のブランク10の図である。底面板11は矩形状であるので、組み上がった前記フランジ付き紙容器50を開口面の上から観察すると、矩形状の容器が観察される。(図7)。
FIG. 1 is a diagram of a blank 10 of a rectangular
図1は、フランジ付き紙容器50を組み立てる前のブランク10を示す図面である。なお、図1に示したブランク10は底面板11が矩形状であるが、六角形状、八角形状など偶数の個数の角部を有する多角形状に展開できる。
FIG. 1 is a drawing showing a blank 10 before a
矩形状の前記フランジ付き紙容器50においては、矩形状の底面板11の四つの辺の一つを1番目の底面板側辺31として、前記1番目の底面板側辺31の反時計回りの方向に隣接する前記底面板11の辺を2番目の底面板側辺41として、3番目(奇数番目)の底面板側辺31、4番目(偶数番目)の底面板側辺41としている。前記4番目の底面板側辺41は、前記1番目の底面板側辺31と隣接し、底面板11の矩形は閉じる。
In the rectangular
なお、本実施形態において底面板は、4以上の偶数の角部を持つ多角形状であるので、奇数番目の底面板側辺31と偶数番目の底面板側辺41は交互に存在して、同じ種類の底面板側辺、具体的には奇数番目の底面板側辺31同士や、偶数番目の底面板側辺41同士は隣接しない。 In this embodiment, the bottom plate has a polygonal shape with an even number of corners of 4 or more, so the odd-numbered bottom plate side edges 31 and the even-numbered bottom plate side edges 41 exist alternately and are the same. Different types of bottom plate sides, specifically, odd-numbered bottom plate sides 31 and even-numbered bottom plate sides 41 are not adjacent to each other.
前記1番目と3番目からなる奇数番目の底面板側辺31のそれぞれを介して奇数番目の側面板12が連設され、前記2番目と4番目からなる偶数番目の底面板側辺41のそれぞれを介して偶数番目の側面板14が連設されている。すなわち前記底面板11の周囲には、前記奇数番目の側面板12の2枚、前記偶数番目の側面板14の2枚が交互に連設されている。
Odd-numbered
前記奇数番目の底面板側辺31のそれぞれに、山折り線を介して奇数番目の側面板12が連設されている。前記奇数番目の側面板12のブランク10の周方向の両側に位置する奇数番目の側辺33のそれぞれに山折り線を介して、前記底面板11の角部を頂点として逆三角形状の奇数番目の折り込み接合板121の一方の辺を備えている。
Odd-numbered
また同様に、前記偶数番目の底面板側辺41のそれぞれに、山折り線を介して偶数番目の側面板14が連設されている。前記偶数番目の側面板14のブランク10の周方向の両側に位置する偶数番目の側辺43のそれぞれに谷折り線を介して、前記底面板11の角部を頂点として逆三角形状の偶数番目の折り込み接合板141の一方の辺を備えている。
Similarly, even-numbered
前記奇数番目の折り込み接合板121のブランク10の周方向に配置される、前記奇数番目の側面板12と反対側である奇数番目の折り込み接合板121の側辺34と、前記偶数番目の折り込み接合板141のブランク10の周方向に配置される前記偶数番目の側面板14と反対側である偶数番目の折り込み接合板141の側辺44とが、山折り線となる共通の側辺となっている。
The side edges 34 of the odd-numbered folding
そして、前記奇数番目の折り込み接合板121のそれぞれには、フランジ付き紙容器50の縁部となる側にある奇数番目の折り込み接合板121の外辺35に谷折り線を介して、接合縁片122が連設されている。
Each of the odd-numbered folded
前記奇数番目の側面板12のそれぞれには、フランジ付き紙容器50の縁部となる側にある奇数番目の側面板の外辺32には谷折り線を介して、奇数番目の縁片上部13が連設されている。
そして、前記奇数番目の縁片上部13の両端から、前記フランジ付き紙容器50の縁部に沿う方向に延出される、奇数番目の縁片上部13の端部131が設けられている。
On each of the odd-numbered
また前記奇数番目の縁片上部13の端部131が、切り込み132を介して前記接合縁片122及び前記奇数番目の折り込み接合板121と連設されている。
Further, the
切り込み132を介した状態で前記接合縁片122は、前記奇数番目の縁片上部13の端部131及び奇数番目の折り込み接合板121と同一平面を形成している。
そして、前記切り込み132は、前記接合縁片122の外縁124から前記ブランク10の内方に向き、さらにその先で前記奇数番目の折り込み接合板121の外辺35に接した後に、前記奇数番目の縁片上部13の方向に曲がる。
The joining
Then, the
さらに前記切り込み132は、前記奇数番目の折り込み接合板121の外辺35の延長線上を、前記奇数番目の側面板12の側辺33の山折り線と、前記奇数番目の側面板12の外辺32の谷折り線との集合点Aまで到達する。あるいは到達する前の近傍を端としてもよい。
Furthermore, the
前記切り込み132によって、前記奇数番目の端部131が前記フランジ付き紙容器50組み立て時に前記接合縁片122及び前記奇数番目の折り込み接合板121から分離する。
The
また、前記偶数番目の側面板14の前記フランジ付き紙容器50の縁部となる側にある偶数番目の側面板14の外辺42には、谷折り線を介して偶数番目の縁片上部15が連設されている。
そして、前記偶数番目の縁片上部15の両端から、前記フランジ付き紙容器50の縁部に沿う方向に延出される偶数番目の縁片上部の端部151が設けられている。
Further, an even-numbered edge piece
また、前記奇数番目の縁片上部13のそれぞれには、フランジ付き紙容器50の縁部となる側にある前記奇数番目の縁片上部13の外辺36に谷折り線を介して、奇数番目の縁片折り返し部16が連設されている。
Further, each of the odd-numbered
さらに、前記偶数番目の縁片上部15のそれぞれには、フランジ付き紙容器50の縁部となる側にある前記偶数番目の縁片上部15の外辺46に谷折り線を介して、偶数番目の縁片折り返し部17が連設されている。
Further, each of the even-numbered
前記奇数番目の折り込み接合板121の側辺34と共通の辺をなす、前記偶数番目の折り込み接合板141の側辺44が山折りされて、前記フランジ付き紙容器50のブランク10のそれぞれの前記側面板12、14を折り曲げて中空容器状に組み立て、前記奇数番目の折り込み接合板121と偶数番目の折り込み接合板141とを重ね合わせて、接合する。そして、この重ね合わせた二枚の折り込み接合板121、141をさらに前記偶数番目の側面板14の外面側に折り曲げて重ね合わせる。さらに、前記奇数番目の縁片上部13と偶数番目の縁片上部15と接合縁片122とがそれぞれ谷折りされる。
The side edges 44 of the even-numbered folded
そして、その手段により相対することになる前記奇数番目の縁片上部13の端部131の上面と、前記偶数番目の縁片上部15の端部151の下面とが接合される。
その後、前記奇数番目の縁片折り返し部16を奇数番目の縁片上部13の外辺36にて、谷折りに折り曲げて、前記奇数番目の縁片折り返し部16の下面と、前記奇数番目の縁片上部13の下面、前記接合縁片122の下面、前記奇数番目の縁片上部の端部131の下面、及び前記偶数番目の縁片上部15の下面とが相対して、接合される。
By this means, the upper surface of the
Thereafter, the odd-numbered edge folded
さらに、前記偶数番目の縁片上部15の外辺46を谷折りして、前記偶数番目の縁片折り返し部17を折り返して、前記偶数番目の縁片折り返し部17の下面を、前記接合縁片122の下面と前記奇数番目の縁片上部13の端部131の下面、及び前記偶数番目の縁片上部15の下面を相対させて、接合する。
Furthermore, the
なお、前記接合縁片122と前記奇数番目の縁片上部13の端部131は、前記偶数番目の縁片折り返し部17と前記縁片上部15の間に、部分的に存在する。したがって、前記偶数番目の縁片折り返し部17と、前記接合縁片122及び前記奇数番目の縁片上部13の端部131との密着は強く、その接合はしっかりしている。しかし、前記偶数番目の縁片折り返し部17と前記縁片上部15との間はブランク積層体1枚分のすき間があるため、ブランクが撓むことでそのすき間を減少させても、前記偶数番目の縁片折り返し部17と前記縁片上部15との接合は弱めであり、状況によっては、接合しないことがある。
Note that the joining
上記のような手順により、周回状に連続し、かつ縁片折り返し部により補強されたフランジ52が形成されて、本実施形態の矩形状のフランジ付き紙容器50が組み上がる。(図7)。
Through the above-described procedure, the
ブランク10からフランジ付き紙容器50を得るための組み立て手順について説明する。なお、ブランク10の上面とは内容物に接触する側を示し、下面とはその反対側を示す。また、フランジ付き紙容器50の上面とは内容物を入れる側の面(天面)を示し、下面とはその反対側の面を示す。
An assembly procedure for obtaining the
前記奇数番目の側面板12と前記偶数番目の側面板14を折り曲げて中空容器状に組み立て、前記奇数番目の折り込み接合板121の外辺35付近と、前記偶数番目の折り込み接合板141の外縁142付近を、前記奇数番目の側面板12の側辺33から偶数番目の側面板14の側辺43に渡り連続的にヒートシールさせる。
The odd-numbered
次に、ヒートシールさせた前記奇数番目の折り込み接合板121と偶数番目の折り込み接合板141を偶数番目の側面板14の側に折り曲げる。これとともに前記奇数番目の縁片上部13、偶数番目の縁片上部15、接合縁片122をそれぞれ谷折りして、ヒートシールされた前記奇数番目の折り込み接合板121と偶数番目の折り込み接合板141を、前記偶数番目の側面板14の外面側に折り曲げて重ね合わせる。これにより前記接合縁片122の上面とこの上に重なっている前記偶数番目の縁片上部15の下面とが相対し、この相対する接合縁片122と偶数番目の縁片上部15とをヒートシールする。
Next, the heat-sealed odd-numbered folded
そして、前記奇数番目の側面板12と偶数番目の側面板14との折り曲げにより、前記奇数番目の縁片上部13の端部131の上面と前記偶数番目の縁片上部15の端部151の下面とが相対して、ヒートシールされる。そして、前記奇数番目の縁片上部13と偶数番目の縁片上部15とが連続する。
By bending the odd-numbered
前記奇数番目の縁片上部13の外辺36を谷折りして、前記奇数番目の縁片折り返し部16を折り返して、前記奇数番目の縁片折り返し部16の下面を、前記奇数番目の縁片上部13の下面、前記接合縁片122の下面、前記奇数番目の縁片上部の端部131の下面、及び前記偶数番目の縁片上部15の下面にヒートシールする。
The
また、前記偶数番目の縁片上部15の外辺46を谷折りして、前記偶数番目の縁片折り返し部17を折り返して、前記偶数番目の縁片折り返し部17の下面を、前記接合縁片122の下面と前記奇数番目の縁片上部の端部131の下面、及び前記偶数番目の縁片上部15の下面にヒートシールする。
Further, the
上記のような手順により、周回状に連続し、かつ縁片折り返し部により補強されたフランジ52が形成されて、矩形状のフランジ付き紙容器50が組み上がる。(図7)。
Through the above-described procedure, the
図3は、底面板11が六角形状からなるフランジ付き紙容器50のブランク10であり、図4は図3のコーナー部の拡大図である。
なお、前記底面板11は正六角形状でなくてもよいが、それぞれの内角が等しい大きさの角度であることが望ましい。六角形状の場合は、120°となる。
底面板11が六角形状のフランジ付き紙容器50を図8に示す。
FIG. 3 shows a blank 10 of a
Note that the
FIG. 8 shows a
六角形状の前記フランジ付き紙容器50においては、六角形状の底面板11の六つの辺の一つを1番目の底面板側辺31として、前記1番目の底面板側辺31の反時計回りの方向に隣接する前記底面板11の辺を2番目の底面板側辺41として、順次3番目(奇数番目)の底面板側辺31、4番目(偶数番目)の底面板側辺41、5番目(奇数番目)の底面板側辺31、6番目(偶数番目)の底面板側辺41としている。前記6番目の底面板側辺41は、前記1番目の底面板側辺31と隣接し、前記底面板11の六角形状は閉じる。
In the hexagonal
前記1番目と3番目と5番目からなる奇数番目の底面板側辺31のそれぞれを介して奇数番目の側面板12が連設され、前記2番目と4番目と6番目からなる偶数番目の底面板側辺41のそれぞれを介して偶数番目の側面板14が連設されている。すなわち前記底面板11の周囲には、前記奇数番目の側面板12の3枚、前記偶数番目の側面板14の3枚が交互に連設されている。
Odd-numbered
前記奇数番目の側面板12の前記ブランク10の周方向の両端に備えられる辺と各種の板、及び前記ブランク10の外縁方向に備える辺及び板は、以前に説明した底面板11が矩形状のブランク10と同じ構成要素である。また、前記奇数番目の側面板12に備えられる各辺及び各板に連設される各辺及び各板も、底面板11が矩形状のブランク10と同じの構成要素である。
The sides and various plates of the odd-numbered
前記偶数番目の側面板14の前記ブランク10の周方向の両端に備えられる辺と各種の板、及び前記ブランク10の外縁方向に備える辺及び板は、以前に説明した底面板11が矩形状のブランク10と同じ構成要素である。また、前記偶数番目の側面板14に備える各辺及び各板に連設される各辺及び各板も、底面板11が矩形状のブランク10と同じの構成要素である。
The sides and various plates of the even-numbered
したがって、底面板11が六角形状のブランク10の構成要素は、上記で説明した矩形状のブランク10の構成要素と同じであるので、六角形状のブランク10の構成についての説明を割愛する。
Therefore, since the constituent elements of the blank 10 having the
図5は、底面板11が八角形状からなるフランジ付き紙容器50のブランク10であり、図6は図5のコーナー部の拡大図である。
なお、前記底面板11は正八角形状でなくてもよいが、それぞれの内角が等角度であることが望ましい。八角形状の場合は、135°となる。
底面板11が八角形状のフランジ付き紙容器50を図9に示す。
FIG. 5 shows a blank 10 of a
Note that the
FIG. 9 shows a
八角形状の前記フランジ付き紙容器50においては、八角形状の底面板11の八つの辺の一つを1番目の底面板側辺31として、前記1番目の底面板側辺31の反時計回りの方向に隣接する前記底面板11の辺を2番目の底面板側辺41として、順次3番目(奇数番目)の底面板側辺31、4番目(偶数番目)の底面板側辺41、5番目(奇数番目)の底面板側辺31、6番目(偶数番目)の底面板側辺41、7番目(奇数番目)の底面板側辺31、8番目(偶数番目)の底面板側辺41としている。前記8番目の底面板側辺41は、前記1番目の底面板側辺31と隣接し、前記底面板11の八角形状は閉じる。
In the octagonal
前記1番目と3番目と5番目と7番目からなる奇数番目の底面板側辺31のそれぞれを介して奇数番目の側面板12が連設され、前記2番目と4番目と6番目と8番目からなる偶数番目の底面板側辺41のそれぞれを介して偶数番目の側面板14が連設さている。すなわち前記底面板11の周囲には、前記奇数番目の側面板12の4枚、前記偶数番目の側面板14の4枚が交互に連設されている。
Odd-numbered
前記奇数番目の側面板12の前記ブランク10の周方向の両端に備える辺と各種の板、及び前記ブランク10の外縁方向に備える辺及び板は、以前に説明した底面板11が矩形状のブランク10と同じ構成である。また、前記奇数番目の側面板12に備える各辺及び各板に連設される各辺及び各板の構成も、底面板11が矩形状のブランク10と同じの構成である。
The sides and various plates of the odd-numbered
前記偶数番目の側面板14の前記ブランク10の周方向の両端に備える辺と各種の板、及び前記ブランク10の外縁方向に備える辺及び板は、以前に説明した底面板11が矩形状のブランク10と同じ構成である。また、前記偶数番目の側面板14に備える各辺及び各板に連設される各辺及び各板の構成も、底面板11が矩形状のブランク10と同じの構成である。
The sides and various plates provided at both circumferential ends of the blank 10 of the even-numbered
したがって、前記底面板11が八角形状のブランク10の構成要素は、以前に説明した矩形状のブランク10の構成要素と同じであるので、八角形状のブランク10の構成についての説明を割愛する。
Therefore, the constituent elements of the blank 10 whose
底面板11が六角形状のフランジ付き紙容器50と、底面板11が八角形状のフランジ付き紙容器50の組み立て方は、底面板11が矩形状のフランジ付き紙容器50の組み立て方と同じであるため、説明を割愛する。
The
なお、底面板11が十角形状以上の偶数の角数を持つ多角形状の場合のブランク10の構成要素も、以前に説明した矩形状のブランク10の構成要素と同じである。その場合も、前記底面板11のそれぞれの内角の角度の大きさは等しいことが望ましい。
Note that the constituent elements of the blank 10 in the case where the
図10は、図7の矩形状のフランジ付き紙容器50の偶数番目の側面板14がわ及びその両端部の拡大図であり、フランジ付き紙容器50のフランジ52を下面側から見ている。矩形状の前記フランジ付き紙容器50を組み立てている途中の図であり、それぞれの前記縁片折り返し部16、17を折り曲げて、それぞれの前記縁片上部13、15等に接合する直前の段階である。
FIG. 10 is an enlarged view of the even-numbered
図11は、図10の加工工程を進め、完成後の前記フランジ付き紙容器50の偶数番目の側面板14がわ及びその両端部の拡大図である。
FIG. 11 is an enlarged view of the even-numbered
図10にかかる前記フランジ付き紙容器50のフランジ52の各コーナー部においては、前記奇数番目の縁片上部13の端部131の上面に、前記偶数番目の縁片上部15の端部151の下面が重ね合わされてヒートシールにて接合されており、前記奇数番目の側面板12の側辺33の山折り線の上部である集合点Aに、前記偶数番目の側面板14の側辺43の谷折り線の上部である集合点Bが重なる状態となっている。
At each corner of the
さらに、前記集合点Aは、前記奇数番目の縁片上部13の切り込み132の端部であることから、ブランク10の端面に露出しており、透孔が生じる要因となる。
また、前記集合点Bは、前記偶数番目の縁片上部15の端部151の外縁152と、前記偶数番目の折り込み接合板141の外縁142との交点であることから、ブランク10の端面に露出しており、透孔が生じる要因となる。
Furthermore, since the gathering point A is the end of the
Furthermore, since the gathering point B is the intersection of the
いずれも透孔を生じる虞れがある前記集合点A及びBが重なることから、フランジの角部には透孔を生じる虞れがある。したがって、それぞれの前記縁片折り返し部16、17を折り返されておらず、ヒートシールされていない図10の段階では、集合点AとBが重なった位置には、透孔を生じる虞れがある。
Since the aggregation points A and B, both of which have the risk of forming a through hole, overlap, there is a risk of forming a through hole at the corner of the flange. Therefore, at the stage of FIG. 10 where the respective edge folded
ここで、前記奇数番目の縁片折り返し部16の外辺38と、前記奇数番目の縁片折り返し部16の突起部18の内側の辺39との交点を角部Eとし、その角度を角度θEとする。(図2、図4、図6)。
Here, the intersection of the
また、前記フランジ付き紙容器50を組み立てることにより、前記奇数番目の折り返し部16の角部Eは、前記フランジ52の集合点AとBの近傍にある前記フランジ付き紙容器50の胴部51のコーナー部と相対することになる。前記コーナー部は、前記奇数番目の折り込み接合板121と前記奇数番目の側面板12とが、前記奇数番目の側面板12の側辺33を介して折り曲がっている角度のうち、前記フランジ52の近傍の角度であり、その角度を角度θGとする。(図10、図11、図12、図13)。
また、前記角度θGは、前記角部E及び集合点AとBに最も近い前記底面板11の角部Fの内角の角度θFと略同じ角度である。
Furthermore, by assembling the
Further, the angle θG is approximately the same angle as the angle θF of the internal angle of the corner F of the
これは、前記フランジ付き紙容器50の胴部51を任意の水平面(底面板と平行な平面)で切断すると、どの切断面も底面板と略相似形となる。また前記底面板11と前記フランジ52とは略平行であるので、フランジ52の近傍での胴部51の折り曲げ角度θG(胴部の水平断面の内角)は、前記奇数番目の側面板12の側辺33の下側の端部に連なった前記底面板11の角部Fの角度θFとは略同じ角度となる。
This is because when the
なお設計上では、前記角度θEと角度θFおよび角度θGは、同じ大きさにすることができるが、紙容器の素材が柔らかいことや、組み立て精度が高くない場合を考慮して、前記角度θEと角度θFおよび角度θGが略同じ角度であると表記している。
In addition, in terms of design, the angle θE, the angle θF, and the angle θG can be made to be the same size, but considering that the material of the paper container is soft and the assembly accuracy is not high, the angle θE and the angle θG It is written that the angle θF and the angle θG are substantially the same angle.
前記ブランク10において、前記角度θEと前記角度θFを略同じ角度とすることで、前記奇数番目の縁片折り返し部16の外辺38と、前記奇数番目の縁片折り返し部16の突起部18の内側の辺39が、前記フランジ付き紙容器50の胴部51に近づくことができるため、外観上も好ましく、また、前記フランジ付き紙容器50のフランジ52をより強化できる。
In the blank 10, by making the angle θE and the angle θF substantially the same angle, the
本実施形態では、前記角度θEと前記角度θFが略同じ角度であり、かつ前記奇数番目の縁片折り返し部16の幅を、前記奇数番目の縁片上部13の幅と略同じとして、前記集合点A及びBと前記角部Eがほぼ一致するように配置するので、図11のように、前記奇数番目の縁片上部13の外辺36を谷折りし、前記奇数番目の縁片折り返し部16を折り曲げることにより、前記奇数番目の縁片折り返し部16及び/又は前記奇数番目の縁片折り返し部16の突起部18で、集合点A及びBに生じる虞れがある透孔を下面側から塞ぐことができる。
In this embodiment, the angle θE and the angle θF are approximately the same angle, and the width of the odd-numbered edge folded
ここで、前記角度θEと前記角度θFを略同じ角度にすることが望ましいが、角度θE>角度θFの場合は、その差が30°以下であることが望ましい。より望ましくは、その差が15°以下である。
角度θE>角度θFの場合は、前記奇数番目の縁片折り返し部の突起部の内側の辺39と前記奇数番目の折り込み接合板121が、さらに前記奇数番目の縁片折り返し部の外辺38と前記奇数番目の側面板12とが、当接しにくいため、前記角部Eと前記角部Fが接近しやすい。そのため、その差がある程度大きくてもよい。
Here, it is desirable that the angle θE and the angle θF be approximately the same angle, but if angle θE>angle θF, it is desirable that the difference be 30° or less. More preferably, the difference is 15° or less.
In the case of angle θE>angle θF, the
角度θE<角度θFの場合は、その差が15°以下であるあることが望ましい。より望ましくは、その差が8°以下である。
角度θE<角度θFの場合は、前記奇数番目の縁片折り返し部の突起部の内側の辺39と前記奇数番目の折り込み接合板121が、さらに前記奇数番目の縁片折り返し部の外辺38と前記奇数番目の側面板12とが、当接しやすいため、前記角部Eと前記角部Fが接近しにくい。そのため、その差が小さいほうが望ましい。
When angle θE<angle θF, it is desirable that the difference is 15° or less. More preferably, the difference is 8° or less.
In the case of angle θE<angle θF, the
ここで、前記奇数番目の縁片折り返し部の幅とは、突起部18を含まない前記奇数番目の縁片折り返し部16の外辺38と、奇数番目の縁片上部13の外辺36との距離である。
Here, the width of the odd-numbered edge folded portion is defined as the width of the
前記フランジ付き紙容器50において、前記角度θEと前記角度θGを略同じ角度にすることで、前記奇数番目の縁片折り返し部16の外辺38と、前記奇数番目の縁片折り返し部16の突起部18の内側の辺39が、前記フランジ付き紙容器50の胴部51に近づくことができるため、外観上も好ましく、また、前記フランジ付き紙容器50のフランジ52をより強化できる。
In the
ここで、前記角度θEと前記角度θGを略同じ角度にすることが望ましいが、角度θE>角度θGの場合は、その差が30°以下であることが望ましい。より望ましくは、その差が15°以下である。
角度θE>角度θGの場合は、前記奇数番目の縁片折り返し部の突起部の内側の辺39と前記奇数番目の折り込み接合板121が、さらに前記奇数番目の縁片折り返し部の外辺38と前記奇数番目の側面板12とが、当接しにくいため、前記角部Eと前記角部Fが接近しやすい。そのため、その差がある程度大きくてもよい。
Here, it is desirable that the angle θE and the angle θG be approximately the same angle, but if angle θE>angle θG, it is desirable that the difference be 30° or less. More preferably, the difference is 15° or less.
In the case of angle θE>angle θG, the
角度θE<角度θGの場合は、その差が15°以下であるあることが望ましい。より望ましくは、その差が8°以下である。
角度θE<角度θGの場合は、前記奇数番目の縁片折り返し部の突起部の内側の辺39と前記奇数番目の折り込み接合板121が、さらに前記奇数番目の縁片折り返し部の外辺38と前記奇数番目の側面板12とが、当接しやすいため、前記角部Eと前記角部Fが接近しにくい。そのため、その差が小さいほうが望ましい。
When angle θE<angle θG, it is desirable that the difference is 15° or less. More preferably, the difference is 8° or less.
In the case of angle θE<angle θG, the
本実施形態では、前記角度θEと前記角度θGが略同じ角度であり、かつ前記奇数番目の縁片折り返し部16の幅を、前記奇数番目の縁片上部13の幅と略同じとして、前記集合点A及びBと前記角部Eがほぼ一致するように配置するので、図11のように、前記奇数番目の縁片上部13の外辺36を谷折りし、前記奇数番目の縁片折り返し部16を折り曲げることにより、前記奇数番目の縁片折り返し部16及び/又は前記奇数番目の縁片折り返し部16の突起部18で、集合点A及びBに生じる虞れがある透孔を下面側から塞ぐことができる。
In this embodiment, the angle θE and the angle θG are approximately the same angle, and the width of the odd-numbered edge folded
さらに望ましくは、前記奇数番目の縁片折り返し部16の幅を、前記奇数番目の縁片上部13の幅よりも若干大きくすることで、前記集合点A及びBに生じる虞がある透孔を確実に塞ぐことができる。前記奇数番目の縁片折り返し部16の幅を、前記奇数番目の縁片上部13の幅の105%から120%にすることが望ましい。105%より小さいと透孔を塞ぐ確実性が劣る恐れがあり、120%より大きいと、前記奇数番目の縁片折り返し部16と前記フランジ付き紙容器50の胴部51との干渉が強くなり、容器の成形に悪影響が生じる虞れがある。
More desirably, the width of the odd-numbered edge folded
また、前記奇数番目の縁片折り返し部16の幅を、前記奇数番目の縁片上部13の幅より0.5mm大きい幅から2mm大きい幅にすることが望ましい。0.5mmより小さいと透孔を塞ぐ確実性が劣る恐れがあり、2mmより大きいと、前記奇数番目の縁片折り返し部16と前記フランジ付き紙容器50の胴部51との干渉が強くなり、容器の成形に悪影響が生じる虞れがある。
Further, it is desirable that the width of the odd-numbered edge folded
また、前記奇数番目の縁片折り返し部16のフランジ付き紙容器50の縁部に沿う方向の両端の側辺37と、前記側辺37に相対する前記偶数番目の縁片折り返し部17のフランジ付き紙容器50の縁部に沿う方向の両端の側辺47との間隔(すき間)が、0.2mm以上3mm以下とすることが望ましい。
Further, the side edges 37 at both ends in the direction along the edge of the
フランジ付き紙容器50が成形されフランジ52をなした際には、前記奇数番目の縁片折り返し部16と前記偶数番目の縁片折り返し部17とのすき間が小さい方が良い。すき間が小さいことで、フランジ52においてブランク10の積層体が2枚になっている領域が増大することになりフランジ52の強化になる。また、すき間が小さいことから外観性も向上する。
When the
前記すき間が3mmを超えるとフランジの強度低下が顕著になってしまい、かつ外観も劣る。また、前記すき間を0.2mm未満にすると、フランジ付き紙容器50を組み立てる際の誤差で、前記奇数番目の縁片折り返し部16と前記偶数番目の縁片折り返し部17が重なってしまう虞れがある。重なった部分の厚みが大きくなり、フランジの厚みの均一性が劣ると、蓋材を接合した際の安定性に欠ける。また、重なって上側になった縁片折り返し部の側辺37、47が顕著になるため、そこに段差ができて、引き剥がす切っ掛けとなる虞れがある。
If the gap exceeds 3 mm, the strength of the flange will be significantly reduced and the appearance will be poor. Furthermore, if the gap is less than 0.2 mm, there is a risk that the odd-numbered edge folded
図12は、図9の八角形状のフランジ付き紙容器50の偶数番目の側面板14がわ及びその両端部の拡大図であり、底面板が八角形状の前記フランジ付き紙容器50のフランジ52を下面側から見ている。前記フランジ付き紙容器50を組み立てている途中の図であり、それぞれの縁片折り返し部16、17を折り曲げて、前記縁片上部13、15等に接合する直前の段階である。
FIG. 12 is an enlarged view of the even-numbered
図13は、図12より加工工程を進め、それぞれの縁片折り返し部16、17を折り曲げて、前記縁片上部13、15等に接合して、前記フランジ付き紙容器50が完成した状態である。
FIG. 13 shows a state in which the
透孔を塞ぐ作用効果については、以前に説明した底面板11が矩形状のブランク10と同じであるので、説明を割愛する。
Since the
接合縁片122の幅は、前記偶数番目の縁片上部15の幅より狭くすることが望ましい。これは上面側から見て、前記偶数番目の縁片上部15の外辺46と、前記接合縁片122が重ならないようにすることで、前記偶数番目の縁片上部15の外辺46を谷折りする際に、前記偶数番目の縁片折り返し部17を円滑に折り曲げることができるからである。
It is preferable that the width of the joining
前記接合縁片122の幅は、前記偶数番目の縁片上部15の幅より0.5mmから2mm狭くすることが望ましい。この数値が0.5mmより小さいと、フランジ付き紙容器50の組み立て精度が劣った場合には、前記偶数番目の縁片上部15の外辺46と、前記接合縁片122が重なってしまい、前記偶数番目の縁片折り返し部17の折り曲げに支障が出る虞れがある。また、この数値が3mmより大きければ、有効な接合面積を得ることができずに、前記接合縁片122と、前記偶数番目の縁片上部15の接合力が劣ってしまう。
It is preferable that the width of the joining
ここで、ブランク10の材質について説明する。ブランク10は紙を主体とした紙基材層の片面、若しくは両面に熱可塑性樹脂層を設けた積層体である。紙は、白ボール、マニラボール、カップ原紙、カード紙、アイボリー紙等の板紙が使用される。食品容器に用いられる紙は、再生紙を含まないものが望ましい。紙の坪量は、容器サイズや用途により適宜決定されるが、150~400g/m2のものを使用するのが好ましい。150g/m2を下回ると容器の剛度が小さいため変形しやすくなる。また、400g/m2を超えると、ブランク10の厚みが増すため、罫線での折り曲げ時に、罫割れが発生しやすくなる。また、紙の過剰な坪量はコストアップ要因となる。 Here, the material of the blank 10 will be explained. The blank 10 is a laminate in which a thermoplastic resin layer is provided on one or both sides of a paper base layer mainly made of paper. The paper used is paperboard such as white ball, manila ball, cup paper, card paper, or ivory paper. Paper used for food containers should preferably not contain recycled paper. The basis weight of the paper is appropriately determined depending on the container size and purpose, but it is preferable to use paper of 150 to 400 g/m 2 . If it is less than 150 g/m 2 , the rigidity of the container will be low and it will be easily deformed. Moreover, if it exceeds 400 g/m 2 , the thickness of the blank 10 increases, so that line cracks are likely to occur when folding along the ruled lines. Additionally, excessive basis weight of paper increases costs.
また、中間層には、必要に応じて、フィルム層を設けてもよい。
フランジ付き紙容器50に水蒸気バリア性や酸素バリア性を要求する場合には、ガスバリア層として、フィルム層として、アルミニウム箔、アルミニウム蒸着ポリエチレンテレフタレート、ポリ塩化ビニリデンフィルム(PVDC)、ポリビニルアルコールフィルム(PVA)、エチレンビニルアルコール共重合体フィルム(EVOH)、ガスバリア性ナイロンフィルム、ガスバリア性ポリエチレンテレフタレートフィルム等のガスバリア性フィルムや、ポリエチレンテレフタレートフィルム等に酸化アルミニウムや酸化珪素等の無機酸化物を蒸着させた無機酸化物蒸着フィルム、あるいは、ポリ塩化ビニリデンコーティング、水溶性樹脂と無機層状化合物を含有する被膜や金属アルコキシドあるいはその加水分解物とイソシアネート化合物を反応させた被膜からなる樹脂層などのガスバリアコーティング層を用いることができる。
Moreover, a film layer may be provided in the intermediate layer, if necessary.
When water vapor barrier properties and oxygen barrier properties are required for the
紙基材層の両面に備えられた熱可塑性樹脂層は、前記フランジ付き紙容器50を容器形状に保形するために必要箇所を接合することと、及び必要箇所の接合を充分に行い内容物の漏れを防止する役割を有する。本実施形態のフランジ付き紙容器50では、内容物の漏れを防止するためのフランジ付き紙容器の胴部51の接合は不要であるが、フランジ52の部材同士は充分に接合して、内容物の漏れを防止しなくてはならない。前記熱可塑性樹脂層の材料としては、ポリエチレン系樹脂が好ましく、例えば低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(L-LDPE)、中密度ポリエチレン(MDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、エチレン-酢酸ビニル共重合体(EVA)、アイオノマ-樹脂、エチレン-アクリル酸共重合体(EAA)、エチレン-アクリル酸エチル共重合体(EEA)、エチレン-メタクリル酸共重合体(EMAA)、エチレン-メタクリル酸メチル共重合体(EMMA)、ポリエチレン系樹脂をアクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フマル酸、イタコン酸等の不飽和カルボン酸で変性した酸変性ポリオレフィン樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂などが例示でき、必要に応じて、適宜に添加剤を加えても良い。又はLDPE/MDPE/LDPE、LDPE/HDPE/LDPEからなる多層構成のものが使用されてもよい。
The thermoplastic resin layers provided on both sides of the paper base material layer are used to bond the
また、耐熱性が求められる場合は、熱可塑性樹脂層をポリプロピレンとすることができ、ホモポリプロピレン、ランダムポリプロピレン、ブロックポリプロピレン及び上記樹脂からの2種、又は3種のブレンド樹脂を使用することができる。また、上記の単体樹脂又はブレンド樹脂に、容器の加工を容易にするために、前段落に記載のポリエチレン系樹脂をブレンドすることができる。容器の加工工程とは、例えば紙基材層に熱可塑性樹脂層をコートする工程や、容器を組み立てる工程である。
前記ポリエチレン系樹脂の添加量は、5重量%から50重量%が望ましい。5重量%未満であると加工性の向上は望めず、50重量%を超えると耐熱性の低下が見られる。
In addition, when heat resistance is required, the thermoplastic resin layer can be made of polypropylene, and homopolypropylene, random polypropylene, block polypropylene, and a blend of two or three of the above resins can be used. . Furthermore, the polyethylene resin described in the previous paragraph can be blended with the above-mentioned single resin or blended resin in order to facilitate processing of the container. The container processing process is, for example, a process of coating a paper base layer with a thermoplastic resin layer or a process of assembling the container.
The amount of the polyethylene resin added is preferably 5% by weight to 50% by weight. If it is less than 5% by weight, no improvement in processability can be expected, and if it exceeds 50% by weight, a decrease in heat resistance is observed.
ポリプロピレンよりも高い耐熱性を求められる用途、例えば、油分の多い内容物の加温や、容器のままで電子レンジや熱風式オーブンにて調理される用途に対しては、紙基材層にラミネートする表面樹脂層を、より融点の高い樹脂を用いてもよい。上記の樹脂としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリメチルペンテン樹脂(TPX)等を用いることができる。 For applications that require higher heat resistance than polypropylene, such as heating oil-rich contents or cooking in a microwave or hot air oven while the container is in use, it is laminated to a paper base layer. A resin having a higher melting point may be used for the surface resin layer. As the above resin, for example, polyethylene terephthalate (PET), polybutylene terephthalate (PBT), polymethylpentene resin (TPX), etc. can be used.
本実施形態のフランジ付き紙容器50は、紙カップと違い糸尻部を有さないため、紙カップのように電子レンジ調理時に糸尻部が発熱し焦げが生じることがない。このような特性を持つことから、表面樹脂層をより耐熱性のある樹脂を用いることで、より電子レンジ調理の適性がある紙容器となる。
Unlike a paper cup, the
前記ブランク10の積層体の積層方法としては、各種の接合方法が用いられるが、好適には紙を主体とした紙基材層の両面若しくは片面に、溶融した熱可塑性樹脂をコートする押出コート法が望ましい。紙基材層にフィルムを貼り合せる場合は、ドライラミネート法、押出コート法など加工材料に適した方法が選択される。 Various bonding methods can be used for laminating the laminate of the blank 10, but preferably an extrusion coating method in which both or one side of a paper base layer mainly made of paper is coated with a molten thermoplastic resin. is desirable. When laminating a film to the paper base layer, a method suitable for the material to be processed is selected, such as dry lamination or extrusion coating.
上記の工程で熱可塑性樹脂層がコートされた前記ブランク10の原反は、抜き工程に送られて、前記ブランク10の形状に抜かれる。抜き方法は、トムソン抜き方式、ロータリーダイカット方式、CADカット方式、レーザーカット方式、ドルスラー方式など公知の抜き方法で抜かれる。前記抜き方法は、生産数量、生産速度、品質要求、コストなどを考慮したうえで、適宜に選定される。抜かれたブランク10は、方向を揃えて積み重ねられて保管される。
The raw material of the blank 10 coated with the thermoplastic resin layer in the above step is sent to a punching step and punched into the shape of the blank 10. The punching method is a known punching method such as a Thomson punching method, a rotary die cutting method, a CAD cutting method, a laser cutting method, or a Dorsler method. The punching method is appropriately selected in consideration of production quantity, production speed, quality requirements, cost, etc. The punched
前記ブランク10から本実施形態のフランジ付き紙容器50を組み立てるには、前記奇数番目の側面板12と偶数番目の側面板14とを折り曲げて中空容器状とする。そして、前記奇数番目の折り込み接合板121の側辺34(奇数番目の側面板12と反対側)と、前記偶数番目の折り込み接合板141の側辺44(偶数番目の側面板14と反対側)は共通する側辺であり、夫々の前記折り込み接合板の側辺34、44を山折り線として山折りして、前記奇数番目の折り込み接合板121の外辺35付近と、前記偶数番目の折り込み接合板141の外縁142付近の内面同士を、前記奇数番目の側面板12の側辺33から前記偶数番目の側面板14の側辺43に渡り連続的にヒートシールさせる。
To assemble the
このようにすることで、重ね合わせた前記奇数番目の折り込み接合板121と前記偶数番目の折り込み接合板141における、前記奇数番目の折り込み接合板121のブランク10の外縁側にある切り込み123と、前記偶数番目の折り込み接合板141の外縁142を経由して内容物が漏れることを、防止できる。
By doing this, in the odd-numbered folded
次に、前記奇数番目の折り込み接合板121と前記偶数番目の折り込み接合板141をヒートシールにより重ね合わせた状態で、前記偶数番目の折り込み接合板141が前記偶数番目の側面板14の外面側に相対するようにして、前記偶数番目の側面板14側に折り曲げる。前記奇数番目の縁片上部13と偶数番目の縁片上部15と接合縁片122をそれぞれ谷折りにして、ヒートシールされた前記奇数番目の折り込み接合板121と前記偶数番目の折り込み接合板141とを前記偶数番目の側面板14へ重ね合わせる。
Next, with the odd-numbered folded
すると、前記接合縁片122の上面と、前記偶数番目の縁片上部15の下面とが相対するようになり、前記接合縁片122の上面と前記偶数番目の縁片上部15の下面とがヒートシールされる。また、前記奇数番目の側面板12と前記偶数番目の側面板14とを折り曲げて相互の側辺33、34同士を揃えるようにすることにより、前記奇数番目の縁片上部13の端部131の上面と前記偶数番目の縁片上部15の端部151の下面が相対し、前記奇数番目の縁片上部13の端部131の上面と前記偶数番目の縁片上部15の端部151の下面とがヒートシールされる。
Then, the upper surface of the joining
さらに、前記奇数番目の縁片上部13の外辺36を谷折りして、前記奇数番目の縁片折り返し部16を折り返すことにより、前記奇数番目の縁片折り返し部16の下面と、前記奇数番目の縁片上部13の下面、前記接合縁片122の下面、前記奇数番目の縁片上部の端部131の下面、及び前記偶数番目の縁片上部15の下面とがヒートシールされる。
Furthermore, by valley-folding the
また、前記偶数番目の縁片上部15の外辺46を谷折りして、前記偶数番目の縁片折り返し部17を折り返すことにより、前記偶数番目の縁片折り返し部17の下面と、前記接合縁片122の下面、前記奇数番目の縁片上部の端部131の下面及び前記偶数番目の縁片上部15の下面とが相対する。そして、前記偶数番目の縁片折り返し部17の下面と、前記接合縁片122の下面、前記奇数番目の縁片上部の端部131の下面及び前記偶数番目の縁片上部15の下面とがヒートシールされる。上記のような手順により、周回状に連続し、かつ縁片折り返し部により補強されたフランジ52を備え、上面が開口部とされたフランジ付き紙容器50が組み立てられる。
Further, by valley-folding the
なお、上記のフランジ付き紙容器50の組み立て方法では、各箇所に接合工程を有する。前記ブランク10の積層体の層構成として、表裏の両面に熱可塑性樹脂層を設けている場合の接合方法は、ヒートシールが望ましい。ヒートシールの方法としては、熱風を吹きかけて加圧する方法、高温のヒーターバーを押し当てる方法、超音波溶着法、高周波溶着法、赤外線により加熱して加圧する方法、およびその他の公知の方法から適宜選択される。
Note that the method for assembling the
また、前記ブランク10の積層体は、両面に熱可塑性樹脂層を設けずに、片面に熱可塑性樹脂層を設けてもよい。熱可塑性樹脂層を設ける面であるが、前記フランジ付き紙容器50の内面に設けてもよいし、外面に設けてもよい。内容物の滲出防止に主眼を置くならば内面に設ければよく、外部からの滲入や容器外面の結露などを防止することが主眼であれば、外面に設ければよい。
Moreover, the laminate of the blank 10 may be provided with a thermoplastic resin layer on one side without providing a thermoplastic resin layer on both sides. Although the thermoplastic resin layer is provided on the surface, it may be provided on the inner surface of the
片面に熱可塑性樹脂層を設けた場合は、接合界面が紙基材層と熱可塑性樹脂層の組み合わせになる場合があり、この場合、熱可塑性樹脂層の材質によっては、そのまま未処理で接合できる場合もあるが、未処理では接合できない場合は、紙基材層への表面処理や、接着剤を用いた接合を行う。また、接合界面が紙基材層同士になる箇所は、接着剤を用いて接合することができる。紙容器の密封性の要求が低く、かつ保形性への寄与も低い箇所ならば、未接合としてもよい。 When a thermoplastic resin layer is provided on one side, the bonding interface may be a combination of a paper base layer and a thermoplastic resin layer. In this case, depending on the material of the thermoplastic resin layer, it can be bonded as is without treatment. However, if bonding is not possible without treatment, surface treatment of the paper base layer or bonding using an adhesive is performed. Moreover, the portions where the bonding interface is between the paper base layers can be bonded using an adhesive. If the sealing performance of the paper container is low and the contribution to shape retention is also low, it may be left unbonded.
両面ともに熱可塑性樹脂層を用いない場合は、すべての接合界面が、熱溶着できない層の組合せになるので、各表面層への表面処理や、接着剤を用いた接合を行う。 If thermoplastic resin layers are not used on both sides, all bonding interfaces will be a combination of layers that cannot be thermally welded, so each surface layer will be surface-treated or bonded using an adhesive.
六角形状のフランジ付き紙容器、及び八角形状のフランジ付き紙容器のブランクの形状の構成や、紙容器の組み立て方は、以前に説明した矩形状のフランジ付き紙容器の場合と同じであるので説明は割愛する。
また、六角形状のフランジ付き紙容器、及び八角形状のフランジ付き紙容器のブランクの材質や製造方法については、以前に説明した矩形状のフランジ付き紙容器の場合と同じなので、説明は割愛する。
また、六角形状のフランジ付き紙容器、及び八角形状のフランジ付き紙容器の組み立て方法については、以前に説明した矩形状のフランジ付き紙容器の場合と同じなので、説明は割愛する。
The structure of the blank shape and the method of assembling the paper containers for hexagonal flanged paper containers and octagonal flanged paper containers are the same as for the rectangular flanged paper containers explained previously, so we will explain them here. will be omitted.
Further, the material and manufacturing method of the blanks for the hexagonal flanged paper container and the octagonal flanged paper container are the same as those for the rectangular flanged paper container described previously, so a description thereof will be omitted.
Furthermore, the method for assembling the hexagonal flanged paper container and the octagonal flanged paper container is the same as that for the rectangular flanged paper container described previously, so a description thereof will be omitted.
また底面板11の角数が偶数であり、かつ内角の大きさが同一の場合は、前記フランジ付き紙容器50の対向辺は平行となる。
また、前記ブランク10の各構成要素(板や辺など)において、上下方向及び左右方向が対称になるので、成形したフランジ付き紙容器50の形状も対称となり、安定した外観となる。
Further, when the number of corners of the
In addition, since each component (plate, side, etc.) of the blank 10 is symmetrical in the vertical and horizontal directions, the shape of the molded
以上に説明した通り、本発明のフランジ付き紙容器は縁片折り返し部を折り返すことによりフランジの強化を図ることができる。
また、フランジの外縁が、ブランクの積層体を折り返した縁となるため、ブランクの断面が露出しない。そのため、フランジの縁から液体等が浸透しないので、フランジ付き紙容器の強度の低下を少なくすることができる。
さらに、フランジに透孔を生じさせないので、内容物を充填して蓋材をシールした場合に、内容物がフランジの透孔から漏れることがなく、密封性の優れるフランジ付き紙容器を提供することをできる。
As explained above, in the flanged paper container of the present invention, the flange can be strengthened by folding back the folded edge portion.
Further, since the outer edge of the flange is the edge of the folded stack of blanks, the cross section of the blank is not exposed. Therefore, liquid and the like do not penetrate through the edge of the flange, so that the decrease in strength of the flange-equipped paper container can be reduced.
Furthermore, since no through holes are formed in the flange, the contents do not leak through the through holes of the flange when the contents are filled and the lid material is sealed, thereby providing a flanged paper container with excellent sealing performance. I can do it.
10 ブランク
11 底面板
12 奇数番目の側面板
121 奇数番目の折り込み接合板
122 接合縁片
124 接合縁片の外縁
13 奇数番目の縁片上部
131 奇数番目の縁片上部の端部
132 奇数番目の縁片上部の切り込み
133 奇数番目の折り込み接合板の外縁
14 偶数番目の側面板
141 偶数番目の折り込み接合板
142 偶数番目の折り込み接合板の外縁
15 偶数番目の縁片上部
151 偶数番目の縁片上部の端部
152 偶数番目の縁片上部の端部の外縁
16 奇数番目の縁片折り返し部
17 偶数番目の縁片折り返し部
18 奇数番目の縁片折り返し部の突起部
31 奇数番目の底面板側辺
32 奇数番目の側面板の外辺
33 奇数番目の側面板の側辺
34 奇数番目の折り込み接合板の側辺(奇数番目の側面板と反対側)
35 奇数番目の折り込み接合板の外辺
36 奇数番目の縁片上部の外辺
37 奇数番目の縁片折り返し部の側辺
38 奇数番目の縁片折り返し部の外辺
39 奇数番目の縁片折り返し部の突起部の内側の辺
41 偶数番目の底面板側辺
42 偶数番目の側面板の外辺
43 偶数番目の側面板の側辺
44 偶数番目の折り込み接合板の側辺(偶数番目の側面板と反対側)
46 偶数番目の縁片上部の外辺
47 偶数番目の縁片折り返し部の側辺
48 偶数番目の縁片折り返し部の外辺
50 フランジ付き紙容器
51 胴部
52 フランジ
60 ブランク
61 底面板
62 第1側面板
621 第1折り込み接合板
622 接合縁片
623 封鎖部
624 接合縁片外縁
625 分離封鎖部
63 第1縁片
631 第1半島状片
632 第1半島状片切り込み
633 分岐した切り込み
64 第2側面板
641 第2折り込み接合板
642 第2折り込み接合板外縁
65 第2縁片
651 第2半島状片
652 第2半島状片外縁
66 突起片
71 底面板第1側辺
72 第1側面板外辺
73 第1側面板側辺
74 第1折り込み接合板側辺(第1側面板と反対側)
75 第1折り込み接合板外辺
81 底面板第2側辺
82 第2側面板外辺
83 第2側面板側辺
84 第2折り込み接合板側辺(第2側面板と反対側)
90 フランジ付き紙容器
91 胴部
92 フランジ
A 奇数番目の側面板集合点
B 偶数番目の側面板集合点
E 奇数番目の縁片折り返し部の突起内側の辺と、奇数番目の縁片折り返し部外辺との角部
F 奇数番目の底面板側辺と偶数番目の底面板側辺との角部
H 奇数番目の縁片折り返し部の側辺のブランクの外側方向の端点
L 第1側面板集合点
M 第2側面板集合点
θE 偶数番目の縁片折り返し部の突起内側の辺と、偶数番目の縁片折り返し部外辺とが成す角度
θF 偶数番目の縁片折り返し部の突起内側の辺と、偶数番目の縁片折り返し部外辺とが成す角部に最も近くにある底面板の角部の角度
θG 成形した紙容器のフランジ近傍において、奇数番目の側面板と奇数番目の折り込み接合板とが成す角度
10
35 Outer side of the odd-numbered folded
46 Outer edge of the upper part of the even numbered
75 First folding joint plate
90 Paper container with flange 91
A Odd-numbered side plate gathering point B Even-numbered side plate gathering point E Corner between the inside side of the protrusion of the odd-numbered edge folded part and the outer edge of the odd-numbered edge folded part F Odd-numbered bottom plate Corner H between the side edge and the side edge of the even-numbered bottom plate End point L of the side edge of the odd-numbered edge folded portion in the outer direction of the blank First side plate gathering point M Second side plate gathering point θE Even-numbered side edge Angle θF formed by the inner side of the protrusion of the folded edge part and the outer edge of the even-numbered folded edge part The angle θF between the inner side of the protrusion of the even-numbered folded edge part and the outer edge of the even-numbered folded edge part Angle θG of the corner of the bottom plate closest to the corner formed by the formed paper container Angle formed by the odd-numbered side plate and the odd-numbered folded joint plate near the flange of the formed paper container
Claims (6)
前記ブランクは、4以上の偶数個の角部を有するn角形状の底面板を備え、
前記底面板のn個の辺の一つを1番目の底面板側辺とし、前記1番目の底面板側辺の一方の方向に隣接する前記底面板の辺を2番目の底面板側辺とし、以降順次、3番目の底面板側辺からn番目の底面板側辺とし、
奇数番目の底面板側辺のそれぞれに、山折り線を介して奇数番目の側面板が連設され、偶数番目の底面板側辺のそれぞれに、山折り線を介して偶数番目の側面板が連設され、
前記奇数番目の側面板の前記ブランクの周方向の両側に位置する側辺のそれぞれに山折り線を介して、前記底面板の角部に対して逆三角形状の奇数番目の折り込み接合板の一方の辺を備え、
前記偶数番目の側面板の前記ブランクの周方向の両側に位置する側辺のそれぞれに谷折り線を介して、前記底面板の角部に対して逆三角形状の偶数番目の折り込み接合板の一方の辺を備え、
前記奇数番目の折り込み接合板の前記ブランクの周方向に配置される他方の側辺と、前記偶数番目の折り込み接合板の前記ブランクの周方向に配置される他方の側辺とが、山折り線となる共通の側辺をなし、
前記奇数番目の折り込み接合板のそれぞれは、前記フランジ付き紙容器の縁部となる側の前記奇数番目の折り込み接合板の外辺に谷折り線を介して接合縁片が連設され、
前記奇数番目の側面板のそれぞれには、前記フランジ付き紙容器の縁部となる側にある前記奇数番目の側面板の外辺には、谷折り線を介して奇数番目の縁片上部が連設され、
前記奇数番目の縁片上部の前記フランジ付き紙容器の縁部に沿う方向の両端から延出される前記奇数番目の縁片上部の端部が設けられ、
前記偶数番目の側面板の前記フランジ付き紙容器の縁部となる側にある前記偶数番目の側面板の外辺には、谷折り線を介して偶数番目の縁片上部が連設され、
前記偶数番目の縁片上部の前記フランジ付き紙容器の縁部に沿う方向の両端から延出される前記偶数番目の縁片上部の端部が設けられ、
前記奇数番目の縁片上部のそれぞれには、前記フランジ付き紙容器の縁部となる側にある前記奇数番目の縁片上部の外辺に谷折り線を介して、奇数番目の縁片折り返し部が連設され、
前記奇数番目の縁片折り返し部の両端若しくは両端付近から前記ブランクの外側方向に突出した突起部が延出され、
前記奇数番目の縁片折り返し部の両端の側辺の前記ブランクの外側方向の端点Hから、前記ブランクの内側方向に向かう前記突起部の内側の辺と、前記奇数番目の縁片折り返し部の外縁である外辺とが成す角部Eの角度θEと、前記底面板の角部のうち、前記角部Eに最も近い位置にある前記底面板の角部Fの角度θFが略同じ角度であり、
前記偶数番目の縁片上部のそれぞれには、前記フランジ付き紙容器の縁部となる側にある前記偶数番目の縁片上部の外辺に谷折り線を介して、偶数番目の縁片折り返し部が連設されることを、特徴とするフランジ付き紙容器のブランク。 For flanged paper container blanks,
The blank includes an n-gon-shaped bottom plate having an even number of corners of 4 or more,
One of the n sides of the bottom plate is a first bottom plate side edge, and the side of the bottom plate adjacent to the first bottom plate side edge in one direction is a second bottom plate side edge. , and thereafter sequentially from the third bottom plate side to the nth bottom plate side,
Odd-numbered side plates are connected to each of the odd-numbered side edges of the bottom plate via the mountain fold line, and even-numbered side plates are connected to each of the even-numbered side edges of the bottom plate via the mountain fold line. are installed in succession,
One of the odd-numbered folded joint plates having an inverted triangular shape with respect to the corner of the bottom plate through a mountain fold line on each side of the odd-numbered side plates located on both sides in the circumferential direction of the blank. with sides of
One of the even-numbered folded joint plates having an inverted triangular shape with respect to the corner of the bottom plate through valley fold lines on each of the sides of the even-numbered side plates located on both sides in the circumferential direction of the blank. with sides of
The other side of the odd-numbered folded joint plate arranged in the circumferential direction of the blank and the other side arranged in the circumferential direction of the blank of the even-numbered folded joint plate are formed on a mountain fold line. forming a common side,
Each of the odd-numbered folded joint plates has a joint edge piece connected to the outer edge of the odd-numbered folded joint plate on the side that becomes the edge of the flanged paper container via a valley fold line,
Each of the odd-numbered side plates has an upper part of the odd-numbered edge piece connected to the outer edge of the odd-numbered side plate on the side that will become the edge of the flanged paper container via a valley fold line. established,
End portions of the odd-numbered edge piece upper portions are provided extending from both ends of the odd-numbered edge piece upper portions in a direction along the edge of the flanged paper container,
An upper portion of an even-numbered edge piece is connected to the outer edge of the even-numbered side plate on the side that is the edge of the flanged paper container of the even-numbered side plate via a valley fold line,
An end portion of the even-numbered upper edge piece is provided extending from both ends of the even-numbered upper edge piece in a direction along the edge of the flanged paper container,
Each of the odd-numbered upper edge pieces is provided with an odd-numbered edge folded portion on the outer edge of the odd-numbered upper edge piece on the side that becomes the edge of the flanged paper container via a valley fold line. are set up in succession,
A protrusion protruding toward the outside of the blank extends from at or near both ends of the odd-numbered edge folded portion,
An inner side of the protrusion extending toward the inner side of the blank from an end point H in the outer direction of the blank on both sides of the odd-numbered edge folded portion, and an outer edge of the odd-numbered edge folded portion. The angle θE of the corner E formed by the outer edge and the angle θF of the corner F of the bottom plate that is located closest to the corner E among the corners of the bottom plate are approximately the same angle. ,
Each of the even-numbered upper edge pieces is provided with an even-numbered edge folded portion extending through a valley fold line on the outer edge of the even-numbered upper edge piece on the side that will become the edge of the flanged paper container. A blank for a paper container with flanges, characterized in that:
前記奇数番目の縁片折り返し部及び/又は前記奇数番目の縁片折り返し部の突起部が、前記奇数番目の縁片上部と前記偶数番目の縁片上部との接合部付近において、
前記奇数番目の縁片上部の端部の切り込みの前記ブランクの内方の端点と、前記奇数番目の側面板の側辺の山折り線と、前記奇数番目の側面板の外辺の谷折り線との集合点Aと、
前記偶数番目の縁片上部の端部の外縁と、前記偶数番目の折り込み接合板の外縁の交点である集合点Bとが重なる、又は接近することにより生じる虞れがある透孔を、塞ぐことを特徴とする請求項1に記載のフランジ付き紙容器のブランク。 When assembling the flanged paper container,
The odd-numbered edge folded portion and/or the protrusion of the odd-numbered edge folded portion are located near the joint between the odd-numbered edge piece upper portion and the even-numbered edge piece upper portion,
The inner end point of the blank of the notch at the upper end of the odd-numbered edge piece, the mountain fold line on the side edge of the odd-numbered side plate, and the valley fold line on the outer edge of the odd-numbered side plate Assemblage point A with
Closing any through holes that may occur when the outer edge of the upper end of the even-numbered edge piece and the gathering point B, which is the intersection of the outer edge of the even-numbered folded joint plate, overlap or come close to each other. The flanged paper container blank according to claim 1, characterized in that:
前記奇数番目の縁片折り返し部の両端の側辺の前記ブランクの外側方向の端点Hから、前記ブランクの内側方向に向かう前記突起部の内側の辺と、前記奇数番目の縁片折り返し部の外縁である外辺とが成す角部Eの角度θEと、
前記フランジ付き紙容器のフランジの近傍において、奇数番目の側面板と奇数番目の折り込み接合板とが成す角度θGが、略同じ角度であることを特徴とする請求項4に記載のフランジ付き紙容器。 A protrusion protruding toward the outside of the blank extends from at or near both ends of the odd-numbered edge folded portion,
An inner side of the protrusion extending toward the inner side of the blank from an end point H in the outer direction of the blank on both sides of the odd-numbered edge folded portion, and an outer edge of the odd-numbered edge folded portion. The angle θE of the corner E formed by the outer side is
The flanged paper container according to claim 4, wherein in the vicinity of the flange of the flanged paper container, angles θG formed by odd-numbered side plates and odd-numbered folded joint plates are substantially the same angle. .
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