JP5609256B2 - 2−アミノカルバゾール化合物及びその用途 - Google Patents
2−アミノカルバゾール化合物及びその用途 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5609256B2 JP5609256B2 JP2010113514A JP2010113514A JP5609256B2 JP 5609256 B2 JP5609256 B2 JP 5609256B2 JP 2010113514 A JP2010113514 A JP 2010113514A JP 2010113514 A JP2010113514 A JP 2010113514A JP 5609256 B2 JP5609256 B2 JP 5609256B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- branched
- carbon atoms
- compound
- substituent
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 0 CC1(C)c(cc(cc2)N(c3ccccc3)c3ccc(c4ccccc4[n]4-c5ccc(C6C=CC=C*6)cc5)c4c3)c2-c2ccccc12 Chemical compound CC1(C)c(cc(cc2)N(c3ccccc3)c3ccc(c4ccccc4[n]4-c5ccc(C6C=CC=C*6)cc5)c4c3)c2-c2ccccc12 0.000 description 3
- MQCCRUHJSIJRDI-UHFFFAOYSA-N C(C1)C(c2ccccc2)=CC=C1[n]1c(cc(cc2)N(C(CC=C3)C=C3c3ccccc3)c3cccc4c3cccc4)c2c2c1cccc2 Chemical compound C(C1)C(c2ccccc2)=CC=C1[n]1c(cc(cc2)N(C(CC=C3)C=C3c3ccccc3)c3cccc4c3cccc4)c2c2c1cccc2 MQCCRUHJSIJRDI-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- LUEUUYNYONTQHI-UHFFFAOYSA-N c(cc1)ccc1-c1cc(-c(cc2)ccc2N(c2ccccc2)c2ccc(c(cccc3)c3[n]3-c4cccc(-c5ccccc5)c4)c3c2)ccc1 Chemical compound c(cc1)ccc1-c1cc(-c(cc2)ccc2N(c2ccccc2)c2ccc(c(cccc3)c3[n]3-c4cccc(-c5ccccc5)c4)c3c2)ccc1 LUEUUYNYONTQHI-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Electroluminescent Light Sources (AREA)
- Indole Compounds (AREA)
Description
で表される2−アミノカルバゾール化合物及びその用途に関するものである。
窒素気流下、500mlの三口フラスコに、o−ブロモニトロベンゼン 25.0g(123.0mmol)、p−クロロフェニルボロン酸 21.1g(135.3mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム 0.71g(0.61mmol)、テトラヒドロフラン 100ml、20wt%の炭酸カリウム水溶液 162g(307.5mmol)を加え、8時間加熱還流した。室温まで冷却した後、水層と有機層を分液し、有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液と飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄した。無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下に濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(トルエン)で精製し、2−(4−クロロフェニル)ニトロベンゼンを27.2g単離した(収率94%)。
13C−NMR(CDCl3);148.98,135.85,135.12,134.37,132.45,131.79,129.23,128.84,128.53,124.21
合成例2 (2−クロロカルバゾールの合成[下記(2)式参照])
窒素気流下、200mlのナス型フラスコに、合成例1で得た2−(4−クロロフェニル)ニトロベンゼン 10.0g(42.7mmol)を仕込み、亜リン酸トリエチルを50ml加えた後、150℃で24時間攪拌した。減圧下に亜リン酸トリエチルを留去し、残渣にo−キシレンを加えて再結晶することにより、2−クロロカルバゾールの白色粉末を5.1g(25.6mmol)単離した(収率60%)。
13C−NMR(Acetone−d6);141.35,141.15,131.33,126.70,123.17,122.64,121.92,120.84,120.09,119.78,111.81,111.43
窒素気流下、50mlの三口フラスコに、合成例2で得た2−クロロカルバゾール 4.0g(19.8mmol)、ブロモベンゼン 15.4g(99.4mmol)、炭酸カリウム 3.8g(27.7mmol)、o−キシレン 10mlを加え、スラリー状の反応液に酢酸パラジウム 44mg(0.19mmol)、トリ(tert−ブチル)ホスフィン 0.14g(0.69mmol)を添加して130℃で24時間攪拌した。室温まで冷却後、水 10mlを加え、有機層を分離した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下に濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(トルエンとヘキサンの混合溶媒)で精製し、無色オイル状の2−クロロ−N−フェニルカルバゾールを4.5g(16.2mmol)単離した(収率81%)。
13C−NMR(CDCl3);141.40,141.20,137.04,131.66,130.01,127.85,127.06,126.19,122.72,121.88,121.11,120.36,120.23,109.94,109.87
合成例4 (2−クロロ−N−(4−ビフェニリル)カルバゾールの合成)
窒素気流下、50mlの三口フラスコに、合成例2で得た2−クロロカルバゾール 4.0g(19.8mmol)、4−ブロモビフェニル 5.5g(23.7mmol)、炭酸カリウム 3.83g(27.7mmol)、o−キシレン 20mlを加え、スラリー状の反応液に酢酸パラジウム 44mg(0.19mmol)、トリ(tert−ブチル)ホスフィン 0.14g(0.69mmol)を添加して130℃で24時間攪拌した。室温まで冷却後、析出した沈殿を濾取し、得られた固体を水及びメタノールで洗浄した。減圧乾燥した後、n−ブタノールで再結晶し、2−クロロ−N−(4−ビフェニリル)カルバゾールの白色粉末を4.9g(13.8mmol)単離した(収率69%)。
13C−NMR(CDCl3);141.38,141.18,140.72,140.08,136.17,131.75,128.99,128.66,127.74,127.27,127.16,126.23,122.82,121.99,121.19,120.47,120.29,110.05,109.98
合成例5 (2−クロロ−6−フェニル−N−フェニルカルバゾールの合成)
窒素気流下、200mlの三口フラスコに、合成例3で得た2−クロロ−N−フェニルカルバゾール 8.0g(28.8mmol)を仕込み、ジクロロメタン 160ml、N−ブロモスクシンイミド 4.1g(23.0mmol)を添加した。室温で2時間攪拌し、水 100mlを加え、有機層を分離した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下に濃縮した。得られたオイル状の生成物は、原料である2−クロロ−N−フェニルカルバゾールと2−クロロ−6−ブロモ−N−フェニルカルバゾールの混合物であった(2−クロロ−6−ブロモ−N−フェニルカルバゾールの純度は75%)。窒素気流下、上記混合物10gを100mlの三口フラスコに仕込み、フェニルボロン酸 3.4g(27.8mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム 0.32g(0.28mmol)、テトラヒドロフラン 50ml、20wt%の炭酸カリウム水溶液 37g(70.0mmol)を加え、5時間加熱還流した。室温まで冷却した後、水層と有機層を分液し、有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液と飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄した。無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下に濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(トルエンとヘキサンの混合溶媒)で精製し、2−クロロ−6−フェニル−N−フェニルカルバゾールの白色結晶を6.5g(18.4mmol)単離した(収率63%)。
13C−NMR(CDCl3);141.82,141.71,140.65,137.01,133.97,131.88,130.07,128.79,127.93,127.30,126.99,126.68,125.75,123.26,122.01,121.17,120.55,118.73,110.20,110.03
合成例6 (N−フェニル−N−(2−(N−(4−ビフェニリル))カルバゾリル)アミンの合成)
窒素気流下、100mlの三口フラスコに、合成例4で得られた2−クロロ−N−(4−ビフェニリル)カルバゾール 9.5g(26.8mmol)、アニリン 3.7g(40.2mmol)、ナトリウム−tert−ブトキシド 3.6g(37.5mmol)、o−キシレン 60mlを加え、スラリー状の反応液に酢酸パラジウム 60mg(0.26mmol)、トリ(tert−ブチル)ホスフィン 189mg(0.93mmol)を添加して130℃で10時間攪拌した。室温まで冷却後、純水を35ml添加し攪拌した。水層と有機層を分液し、さらに有機層を純水と飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下に濃縮し茶色の固体を得た。o−キシレンで再結晶し、N−フェニル−N−(2−(N−(4−ビフェニリル))カルバゾリル)アミンの白色粉末を8.0g(19.4mmol)単離した(収率72%)。
13C−NMR(CDCl3);143.62,142.19,141.73,141.02,140.21,136.79,129.37,128.95,128.49,127.63,127.23,127.14,124.79,123.77,121.11,120.71,120.12,119.45,118.00,117.27,112.38,109.63,99.03
実施例1 (化合物(A1)の合成と薄膜安定性の評価)
窒素気流下、50mlの三口フラスコに、合成例3で得た2−クロロ−N−フェニルカルバゾール 1.0g(3.6mmol)、N,N−ビス(4−ビフェニリル)アミン 1.1g(3.6mmol)、ナトリウム−tert−ブトキシド 484mg(5.0mmol)、o−キシレン 10mlを加え、スラリー状の反応液に酢酸パラジウム 8mg(0.03mmol)、トリ(tert−ブチル)ホスフィン 25mg(0.12mmol)を添加して130℃で24時間攪拌した。室温まで冷却後、析出した沈殿を濾取し、得られた固体を水及びエタノールで洗浄した。減圧乾燥した後、o−キシレンで再結晶し、化合物(A1)の白色粉末を1.7g(3.0mmol)単離した(収率85%)。
1H−NMR(CDCl3);8.05(d,1H),8.02(d,1H),7.07−7.57(m,28H)
13C−NMR(CDCl3);147.30,145.93,141.84,141.38,140.62,137.45,134.96,129.88,128.77,127.72,127.41,126.86,126.81,126.62,125.43,123.64,123.31,121.15,120.23,119.87,118.90,109.72,106.88
真空蒸着法によってガラス板上に形成した薄膜は、室温下1ヶ月間放置しても白濁(凝集及び結晶化)は見られなかった。また、ガラス転移温度は96℃であり、ガラス板上の薄膜を90℃に加熱しても白濁化しなかった。
窒素気流下、50mlの三口フラスコに、合成例4で得た2−クロロ−N−(4−ビフェニリル)カルバゾール 1.2g(3.6mmol)、N,N−ビス(4−ビフェニリル)アミン 1.1g(3.6mmol)、ナトリウム−tert−ブトキシド 484mg(5.0mmol)、o−キシレン 10mlを加え、スラリー状の反応液に酢酸パラジウム 8mg(0.03mmol)、トリ(tert−ブチル)ホスフィン 25mg(0.12mmol)を添加して130℃で24時間攪拌した。室温まで冷却後、水 10mlを加え、有機層を分離した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下に濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(トルエンとヘキサンの混合溶媒)で精製し、化合物(A8)のガラス状固体を1.6g(2.5mmol)単離した(収率72%)。
1H−NMR(CDCl3);8.08(d,1H),8.04(d,1H),7.71(d,2H),7.10−7.62(m,30H)
13C−NMR(CDCl3);147.30,145.94,141.81,141.33,140.58,140.18,140.10,136.57,134.94,128.86,128.73,128.51,127.71,127.56,127.08,127.01,126.77,126.61,125.45,123.62,123.37,121.15,120.29,119.94,119.87,118.99,109.80,106.99
実施例1と同様の方法でガラス板上に薄膜を形成したところ、室温下1ヶ月間放置しても白濁(凝集及び結晶化)は見られなかった。また、ガラス転移温度は119℃であり、ガラス板上の薄膜を90℃に加熱しても白濁化しなかった。
窒素気流下、50mlの三口フラスコに、合成例6で得たN−フェニル−N−(2−(N−(4−ビフェニリル))カルバゾリル)アミン 1.7g(4.1mmol)、2−ブロモ−9,9−ジメチルフルオレン 1.1g(4.1mmol)、ナトリウム−tert−ブトキシド 556mg(5.7mmol)、o−キシレン 15mlを加え、スラリー状の反応液に酢酸パラジウム 9mg(0.04mmol)、トリ(tert−ブチル)ホスフィン 29mg(0.14mmol)を添加して130℃で3時間攪拌した。室温まで冷却後、水 10mlを加え、有機層を分離した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下に濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(トルエンとヘキサンの混合溶媒)で精製し、化合物(A11)のガラス状固体を2.1g(3.5mmol)単離した(収率85%)。
1H−NMR(CDCl3);7.99−8.08(m,2H),7.49−7.68(m,8H),7.14−7.45(m,15H),6.99−7.08(m,3H),1.39(s,6H)
13C−NMR(CDCl3);154.82,153.38,148.21,147.63,146.55,141.75,141.26,140.14,140.10,139.04,136.59,133.60,129.13,128.84,128.44,127.54,127.06,126.97,126.30,125.25,124.02,123.44,122.54,122.43,120.95,120.51,120.22,119.72,119.32,118.31,117.73,109.72,105.91,46.86,27.17
真空蒸着法によってガラス板上に形成した薄膜は、室温下1ヶ月間放置しても白濁(凝集及び結晶化)は見られなかった。また、ガラス転移温度は108℃であり、ガラス板上の薄膜を90℃に加熱しても白濁化しなかった。
窒素気流下、50mlの三口フラスコに、合成例5で得た2−クロロ−6−フェニル−N−フェニルカルバゾール 3.0g(8.4mmol)、N−フェニル−N−ビフェニルアミン 2.0g(8.4mmol)、ナトリウム−tert−ブトキシド 1.1g(11.8mmol)、o−キシレン 30mlを加え、スラリー状の反応液に酢酸パラジウム 19mg(0.08mmol)、トリ(tert−ブチル)ホスフィン 60mg(0.29mmol)を添加して130℃で10時間攪拌した。室温まで冷却後、水 15mlを加え、有機層を分離した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下に濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(トルエンとヘキサンの混合溶媒)で精製し、化合物(A33)のガラス状固体を3.7g(6.7mmol)単離した(収率79%)。
1H−NMR(CDCl3);8.26(s,1H),8.05(d,1H),7.70(d,2H),6.96−7.62(m,26H)
13C−NMR(CDCl3);147.90,147.41,146.31,142.24,141.93,140.80,140.62,137.39,134.71,133.66,129.87,129.15,128.75,128.71,127.63,127.41,127.27,126.73,126.57,124.83,123.95,123.86,123.40,122.63,121.06,119.67,118.75,118.26,109.89,106.63
真空蒸着法によってガラス板上に形成した薄膜は、室温下1ヶ月間放置しても白濁(凝集及び結晶化)は見られなかった。また、ガラス転移温度は95℃であり、ガラス板上の薄膜を90℃に加熱しても白濁化しなかった。
実施例1と同様の方法で、以下に示す比較化合物(a)の薄膜をガラス板上に形成したところ、室温下で1ヶ月後には白濁が見られた。また、ガラス転移温度は90℃以下であり、90℃に加熱すると白濁化した。
過塩素酸テトラブチルアンモニウムの濃度が0.1mol/lである無水ジクロロメタン溶液に、化合物(A1)を0.001mol/lの濃度で溶解させ、サイクリックボルタンメトリーでイオン化ポテンシャルを測定した。作用電極にはグラッシーカーボン、対極に白金線、参照電極にAgNO3のアセトニトリル溶液に浸した銀線を用いた。標準物質としてフェロセンを用い、フェロセンの酸化還元電位を基準とした際の化合物(A1)のイオン化ポテンシャルは0.35V vs.Fc/Fc+であった。この値は、従来から正孔輸送材料として知られているNPDのイオン化ポテンシャル(0.31V vs.Fc/Fc+)と同等であった。
実施例5と同様の方法で化合物(A8)のイオン化ポテンシャルを評価したところ、0.34V vs.Fc/Fc+であり、従来から正孔輸送材料として知られているNPDのイオン化ポテンシャル(0.31V vs.Fc/Fc+)と同等であった。
実施例5と同様の方法で化合物(A11)のイオン化ポテンシャルを評価したところ、0.28V vs.Fc/Fc+であり、従来から正孔輸送材料として知られているNPDのイオン化ポテンシャル(0.31V vs.Fc/Fc+)と同等であった。
実施例5と同様の方法で化合物(A33)のイオン化ポテンシャルを評価したところ、0.35V vs.Fc/Fc+であり、従来から正孔輸送材料として知られているNPDのイオン化ポテンシャル(0.31V vs.Fc/Fc+)と同等であった。
実施例5と同様の方法で以下に示す比較化合物(b)のイオン化ポテンシャルを評価したところ、0.13V vs.Fc/Fc+であり、従来から正孔輸送材料として知られているNPDのイオン化ポテンシャル(0.31V vs.Fc/Fc+)と比較すると低い値であった。
厚さ200nmのITO透明電極(陽極)を積層したガラス基板を、アセトン及び純水による超音波洗浄、イソプロピルアルコールによる沸騰洗浄を行なった。さらに、紫外線オゾン洗浄を行ない、真空蒸着装置へ設置後、1×10−4Paになるまで真空ポンプにて排気した。まず、ITO透明電極上に銅フタロシアニンを蒸着速度0.1nm/秒で蒸着し、25nmの正孔注入層とした。引続き、化合物(A1)を蒸着速度0.3nm/秒で40nm蒸着した後、トリス(8−キノリノラート)アルミニウム(以下、Alq3と略す)を蒸着速度0.3nm/秒で60nm蒸着して発光層とした。引続き、電子注入層として沸化リチウムを蒸着速度0.01nm/秒で0.5nm蒸着し、さらにアルミニウムを蒸着速度0.25nm/秒で100nm蒸着して陰極を形成した。窒素雰囲気下、封止用のガラス板をUV硬化樹脂で接着し、評価用の有機EL素子とした。このように作製した素子に20mA/cm2の電流を印加し、駆動電圧及び外部量子効率を測定した。結果を表1に示す。
化合物(A1)を化合物(A8)に変更した以外は実施例9と同様な有機EL素子を作製した。20mA/cm2の電流を印加した際の駆動電圧及び外部量子効率を表1に示す。
化合物(A1)を化合物(A11)に変更した以外は実施例9と同様な有機EL素子を作製した。20mA/cm2の電流を印加した際の駆動電圧及び外部量子効率を表1に示す。
化合物(A1)を化合物(A33)に変更した以外は実施例9と同様な有機EL素子を作製した。20mA/cm2の電流を印加した際の駆動電圧及び外部量子効率を表1に示す。
化合物(A1)をNPDに変更した以外は実施例9と同様な有機EL素子を作製した。20mA/cm2の電流を印加した際の駆動電圧及び外部量子効率を表1に示す。
化合物(A1)を比較化合物(b)に変更した以外は実施例9と同様な有機EL素子を作製した。20mA/cm2の電流を印加した際の駆動電圧及び外部量子効率を表1に示す。
厚さ200nmのITO透明電極(陽極)を積層したガラス基板を、アセトン及び純水による超音波洗浄、イソプロピルアルコールによる沸騰洗浄を行なった。さらに、紫外線オゾン洗浄を行ない、真空蒸着装置へ設置後、1×10−4Paになるまで真空ポンプにて排気した。まず、ITO透明電極上にNPDを蒸着速度0.3nm/秒で蒸着し、20nmの正孔注入層とした。引続き、化合物(A1)を蒸着速度0.3nm/秒で30nm蒸着した後、燐光ドーパント材料であるトリス(2−フェニルピリジン)イリジウム(Ir(ppy)3)とホスト材料である4,4’−ビス(N−カルバゾリル)ビフェニル(CBP)を重量比が1:11.5になるように蒸着速度0.25nm/秒で共蒸着し、20nmの発光層とした。次に、2,9−ジメチル−4,7−ジフェニル−1,10−フェナントロリン(BCP)を蒸着速度0.3nm/秒で蒸着し、10nmのエキシトンブロック層とした後、さらに、Alq3を0.3nm/秒で蒸着し、30nmの電子輸送層とした。引続き、電子注入層として沸化リチウムを蒸着速度0.01nm/秒で0.5nm蒸着し、さらに、アルミニウムを蒸着速度0.25nm/秒で100nm蒸着して陰極を形成した。窒素雰囲気下、封止用のガラス板をUV硬化樹脂で接着し、評価用の有機EL素子とした。このように作製した素子に20mA/cm2の電流を印加し、駆動電圧及び外部量子効率を測定した。結果を表2に示す。
化合物(A1)を化合物(A8)に変更した以外は実施例13と同様な有機EL素子を作製した。20mA/cm2の電流を印加した際の駆動電圧及び外部量子効率を表2に示す。
化合物(A1)を化合物(A11)に変更した以外は実施例13と同様な有機EL素子を作製した。20mA/cm2の電流を印加した際の駆動電圧及び外部量子効率を表2に示す。
化合物(A1)を化合物(A33)に変更した以外は実施例13と同様な有機EL素子を作製した。20mA/cm2の電流を印加した際の駆動電圧及び外部量子効率を表2に示す。
化合物(A1)をNPDに変更した以外は実施例13と同様な有機EL素子を作製した。20mA/cm2の電流を印加した際の駆動電圧及び外部量子効率を表2に示す。
化合物(A1)を以下に示す比較化合物(c)に変更した以外は実施例13と同様な有機EL素子を作製した。20mA/cm2の電流を印加した際の駆動電圧及び外部量子効率を表2に示す。
Claims (3)
- 一般式(1)
で表される2−アミノカルバゾール化合物。 - 前記一般式(1)において、Ar1 が、直鎖、分岐又は環状のアルキル基、直鎖、分岐又は環状のアルコキシ基、アリールオキシ基、トリアルキルシリル基、及びトリアリールシリル基からなる群より選ばれる置換基を有していてもよい炭素数6〜50のビフェニリル基、ターフェニル基、ナフチル基、フルオレニル基、フェナントリル基、又はベンゾフルオレニル基であることを特徴とする請求項1に記載の2−アミノカルバゾール化合物。
- 請求項1又は2に記載の2−アミノカルバゾール化合物を発光層、正孔輸送層又は正孔注入層のいずれかに用いることを特徴とする有機EL素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010113514A JP5609256B2 (ja) | 2009-05-20 | 2010-05-17 | 2−アミノカルバゾール化合物及びその用途 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009121855 | 2009-05-20 | ||
JP2009121855 | 2009-05-20 | ||
JP2010113514A JP5609256B2 (ja) | 2009-05-20 | 2010-05-17 | 2−アミノカルバゾール化合物及びその用途 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011001349A JP2011001349A (ja) | 2011-01-06 |
JP5609256B2 true JP5609256B2 (ja) | 2014-10-22 |
Family
ID=43559620
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010113514A Active JP5609256B2 (ja) | 2009-05-20 | 2010-05-17 | 2−アミノカルバゾール化合物及びその用途 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5609256B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11038111B2 (en) | 2017-11-28 | 2021-06-15 | Samsung Display Co., Ltd. | Organic electroluminescence device and monoamine compound for organic electroluminescence device |
DE112019006287T5 (de) | 2019-01-18 | 2021-09-16 | Rohm And Haas Electronic Materials Korea Ltd. | Organische elektrolumineszierende verbindung und diese umfassende organische elektrolumineszierende vorrichtung |
US11502257B2 (en) | 2018-10-18 | 2022-11-15 | Samsung Display Co., Ltd. | Organic electroluminescence device and amine compound for organic electroluminescence device |
US12127474B2 (en) | 2018-06-15 | 2024-10-22 | Samsung Sdi Co., Ltd. | Compound for organic optoelectronic device, composition for organic optoelectronic device, organic optoelectronic device, and display device |
Families Citing this family (25)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5927875B2 (ja) * | 2010-12-20 | 2016-06-01 | 東ソー株式会社 | アミン化合物及びその用途 |
CN103518268B (zh) | 2011-03-30 | 2016-05-18 | 株式会社半导体能源研究所 | 发光元件 |
KR102021273B1 (ko) * | 2011-05-27 | 2019-09-16 | 가부시키가이샤 한도오따이 에네루기 켄큐쇼 | 카바졸 화합물, 발광 소자, 발광 장치, 전자 기기, 및 조명 장치 |
CN104011022B (zh) | 2011-10-26 | 2016-08-24 | 东曹株式会社 | 4-氨基咔唑化合物及其用途 |
JP6115075B2 (ja) * | 2011-10-26 | 2017-04-19 | 東ソー株式会社 | 4−アミノカルバゾール化合物及びその用途 |
JP5520972B2 (ja) * | 2012-01-13 | 2014-06-11 | ▲いく▼▲雷▼光電科技股▲分▼有限公司 | カルバゾール誘導体とそれを用いた有機エレクトロルミネセンス装置及びその製造方法 |
DE112013007782B3 (de) | 2012-08-03 | 2022-02-17 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Lichtemittierende Vorrichtung |
JP6194645B2 (ja) * | 2012-09-27 | 2017-09-13 | 東ソー株式会社 | アミン化合物及びその用途 |
KR101848885B1 (ko) | 2012-10-29 | 2018-04-16 | 삼성디스플레이 주식회사 | 아민계 화합물 및 이를 포함한 유기 발광 소자 |
KR20150082618A (ko) * | 2012-11-16 | 2015-07-15 | 브리스톨-마이어스 스큅 컴퍼니 | 디히드로피라졸 gpr40 조절제 |
KR20140071897A (ko) * | 2012-11-26 | 2014-06-12 | 가부시키가이샤 한도오따이 에네루기 켄큐쇼 | 발광 소자, 발광 장치, 전자 기기, 및 조명 장치 |
US9172047B2 (en) | 2012-11-30 | 2015-10-27 | Samsung Display Co., Ltd. | Hole transport material for organic electroluminescence device and organic electroluminescence device using the same |
KR102055685B1 (ko) | 2012-12-27 | 2019-12-16 | 삼성디스플레이 주식회사 | 유기 발광 소자 |
KR102137472B1 (ko) | 2013-02-08 | 2020-07-27 | 삼성디스플레이 주식회사 | 유기 발광 소자 |
JP6032107B2 (ja) * | 2013-04-16 | 2016-11-24 | 東ソー株式会社 | 2,5−ジアミノカルバゾール化合物及びその用途 |
TW201542524A (zh) | 2013-09-09 | 2015-11-16 | Tosoh Corp | 2-胺基咔唑化合物及其用途 |
JP2015071582A (ja) * | 2013-09-09 | 2015-04-16 | 東ソー株式会社 | 2−アミノカルバゾール化合物及びその用途 |
WO2015034093A1 (ja) * | 2013-09-09 | 2015-03-12 | 東ソー株式会社 | 2-アミノカルバゾール化合物及びその用途 |
JP6311266B2 (ja) * | 2013-10-17 | 2018-04-18 | 東ソー株式会社 | カルバゾール化合物及びその用途 |
KR102253438B1 (ko) | 2014-03-26 | 2021-05-20 | 삼성디스플레이 주식회사 | 아민계 화합물 및 이를 포함한 유기 발광 소자 |
JP6552802B2 (ja) * | 2014-10-21 | 2019-07-31 | 三星ディスプレイ株式會社Samsung Display Co.,Ltd. | 有機エレクトロルミネッセンス素子用材料及びそれを用いた有機エレクトロルミネッセンス素子 |
CN104478725A (zh) * | 2014-11-25 | 2015-04-01 | 天津市均凯化工科技有限公司 | 一种制备4′-氯-2-硝基联苯的方法 |
KR101872580B1 (ko) * | 2016-02-17 | 2018-06-28 | 주식회사 엘지화학 | 헤테로고리 화합물 및 이를 포함하는 유기 발광 소자 |
JP7215065B2 (ja) * | 2018-10-19 | 2023-01-31 | 東ソー株式会社 | アミノカルバゾール化合物及びその用途 |
CN112194612A (zh) * | 2020-10-15 | 2021-01-08 | 濮阳惠成电子材料股份有限公司 | 光电材料中间体n-(7-溴-9,9-二甲基芴-2-基)咔唑的合成方法 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2584930B2 (ja) * | 1991-03-18 | 1997-02-26 | キヤノン株式会社 | 電子写真感光体、それを用いた電子写真装置及び装置ユニット |
JP3814556B2 (ja) * | 2002-04-19 | 2006-08-30 | キヤノン株式会社 | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 |
KR100669716B1 (ko) * | 2004-07-14 | 2007-01-16 | 삼성에스디아이 주식회사 | 페닐카르바졸 화합물 및 이를 이용한 유기 전계 발광 소자 |
JP2008195841A (ja) * | 2007-02-14 | 2008-08-28 | Toray Ind Inc | 発光素子材料および発光素子 |
JP5585044B2 (ja) * | 2009-10-20 | 2014-09-10 | 東ソー株式会社 | カルバゾール化合物及びその用途 |
JP5716270B2 (ja) * | 2009-10-20 | 2015-05-13 | 東ソー株式会社 | カルバゾール化合物およびその用途 |
-
2010
- 2010-05-17 JP JP2010113514A patent/JP5609256B2/ja active Active
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11038111B2 (en) | 2017-11-28 | 2021-06-15 | Samsung Display Co., Ltd. | Organic electroluminescence device and monoamine compound for organic electroluminescence device |
US12127474B2 (en) | 2018-06-15 | 2024-10-22 | Samsung Sdi Co., Ltd. | Compound for organic optoelectronic device, composition for organic optoelectronic device, organic optoelectronic device, and display device |
US11502257B2 (en) | 2018-10-18 | 2022-11-15 | Samsung Display Co., Ltd. | Organic electroluminescence device and amine compound for organic electroluminescence device |
DE112019006287T5 (de) | 2019-01-18 | 2021-09-16 | Rohm And Haas Electronic Materials Korea Ltd. | Organische elektrolumineszierende verbindung und diese umfassende organische elektrolumineszierende vorrichtung |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011001349A (ja) | 2011-01-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5609256B2 (ja) | 2−アミノカルバゾール化合物及びその用途 | |
KR101929151B1 (ko) | 카바졸 화합물 및 그 용도 | |
JP5927875B2 (ja) | アミン化合物及びその用途 | |
TWI429650B (zh) | Organic electroluminescent elements | |
JP6278894B2 (ja) | 有機エレクトロルミネッセンス素子 | |
KR102013400B1 (ko) | 인데노페난트렌 유도체 및 이를 포함하는 유기전계발광소자 | |
JP6115075B2 (ja) | 4−アミノカルバゾール化合物及びその用途 | |
WO2012029253A1 (ja) | 含窒素芳香族複素環誘導体及びそれらを用いた有機エレクトロルミネッセンス素子 | |
WO2013062043A1 (ja) | 4-アミノカルバゾール化合物及びその用途 | |
WO2012144176A1 (ja) | ピレン誘導体、有機発光媒体、及びこれらを含む有機エレクトロルミネッセンス素子 | |
KR20140119731A (ko) | 방향족 아민 유도체, 유기 전기발광 소자 및 전자 기기 | |
WO2012001969A1 (ja) | 芳香族アミン誘導体及びそれを用いた有機エレクトロルミネッセンス素子 | |
JP5585044B2 (ja) | カルバゾール化合物及びその用途 | |
KR102137292B1 (ko) | 신규한 아민 화합물 및 그의 용도 | |
JP2015071582A (ja) | 2−アミノカルバゾール化合物及びその用途 | |
JP5609234B2 (ja) | ビスカルバゾール化合物及びその用途 | |
JP6032107B2 (ja) | 2,5−ジアミノカルバゾール化合物及びその用途 | |
JP5716270B2 (ja) | カルバゾール化合物およびその用途 | |
JP5966736B2 (ja) | カルバゾール化合物、その製造法、及びその用途 | |
CN114679908A (zh) | 化合物、用于有机电致发光元件的材料、有机电致发光元件及电子设备 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130318 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140513 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140710 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140805 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140818 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5609256 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |