JP4927274B2 - Coating apparatus and coating method - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液晶表示装置などに使用されるガラス基板等の板材、または、フィルム、布帛、紙などの長尺状のウエブ(以下、まとめて基材という)に塗工液を塗工する塗工装置及び塗工方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
本出願人は、先に、液晶表示装置などのガラス基板等の板状の基材の下面に塗工液を薄く塗工することができる塗工方法を提案した(特開2001−62370)。
【0003】
この塗工方法は、塗工液を入れた液槽と、液槽に入れた塗工液の中に沈み、また、毛細管状隙間を備えた左右方向に延びたノズル等を有し、前後方向に走行する基材の下面にノズルの毛細管状隙間から塗工液を塗布する塗工装置であって、次の工程に基づいて基材に塗工液を塗工する。
【0004】
第1工程は、ノズルが沈んだ状態で液槽が、基材の下方まで上昇する。
【0005】
第2工程は、ノズルのみが液槽から突出する。
【0006】
第3工程は、ノズルが突出した状態で液槽が上昇して、ノズルの毛細管状隙間から流出する塗工液を基材の下面における塗工開始位置に接液する。
【0007】
第4工程は、ノズルが突出して基材の下面に接液した状態で液槽が塗工高さの位置まで下降する。
【0008】
第5工程は、基材の下面に塗工液を塗工しながら、基材を塗工終了位置まで塗工させる。
【0009】
第6工程は、ノズルと液槽が、塗工高さの位置から下降する。
【0010】
この塗工方法であると、基材の下面に所定の塗工厚さで、かつ、平面状態に薄く塗工を行うことができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
上記の塗工方法において、第2工程終了後において、ノズルと基材との距離は100〜1000μmであり、ノズルからの塗工液が基材の下面に付着する接液が行われにくい。
【0012】
そのため、第3工程でノズルと共に液漕を上昇させて、ノズルを基材にさらに接近させて基材の下面に塗工液を接液している。そして、この接液した状態では、ノズルと基材との距離が近づきすぎるために、液漕を再び塗工厚さの高さまで下降する第4工程を行う必要がある。
【0013】
したがって、接液を行うために、第3工程と第4工程の作業時間が必要であり、最近の液晶表示装置を製造するメーカなどが要求している工程時間を短くするということに反するという問題点がある。
【0014】
そこで、本発明は上記問題点に鑑み、基材とノズルとの間の接液を簡単にかつ迅速に行うことができる塗工装置及び塗工方法を提供するものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、ノズルに設けられた毛細管状隙間の流出口まで毛細管現象によって塗工液を案内し、前記流出口から走行する基材に塗工液を塗工する塗工装置において、前記基材と前記流出口との間に、表面張力を促す針体、または、棒体の介在部材を介在させて、前記流出口からの塗工液を前記基材に接液することを特徴とする塗工装置である。
【0016】
請求項2の発明は、ダイに設けられたスリットの流出口まで塗工液を圧送し、前記流出口から走行する基材に塗工液を塗工する塗工装置において、前記基材と前記流出口との間に、表面張力を促す針体、または、棒体の介在部材を介在させて、前記流出口からの塗工液を前記基材に接液することを特徴とする塗工装置。である。
【0017】
請求項3の発明は、塗工液を入れた液槽と、前記液槽に入れた塗工液の中に沈み、また、毛細管状隙間を備えた左右方向に延びたノズルと、を有し、前後方向に走行する基材の下面に前記ノズルの毛細管状隙間から塗工液を塗布する塗工装置の塗工方法であって、次の工程に基づいて前記基材に塗工液を塗工する。前記ノズルが沈んだ状態で前記液槽が、前記基材の下方まで上昇する工程。前記ノズルのみが前記液槽から塗工高さまで上昇する工程。前記ノズルの前記毛細管状隙間から流出する塗工液を前記基材の下面に接液するために、前記基材と前記ノズルとの間に、表面張力を促す針体、または、棒体の介在部材を介在させて、塗工液を前記基材に接液する工程。前記基材の下面に塗工液を塗工しながら、前記基材を塗工終了位置まで走行させる工程。前記ノズルと前記液槽が塗工高さの位置から下降する工程。
【0035】
【作 用】
本発明であると、基材と流出口との間に、表面張力を促す針体、または棒体よりなる介在部材を介在させて表面張力を促すことにより流出口からの塗工液を基材に容易、かつ、迅速に接液することができる。
【0039】
【発明の実施の形態】
第1の実施例
以下、本発明の第1の実施例を示す塗工装置10について図1〜図13に基づいて説明する。
【0040】
この塗工装置10は、液晶表示装置等のガラス基板等の板材(以下、基材28という)に薄く塗工液を塗工する装置である。
【0041】
図1は塗工装置10の左側面図であり、図2は正面図である。
【0042】
1.塗工装置10の全体の構造
図1及び図2が示すように、塗工装置10は、水平な床面等に設置されるベースフレーム12の上に、リニアウェイ14、14を介して前後方向に移動可能な移動フレーム16、16が載置されている。
【0043】
左右一対の移動フレーム16,16の間にはサクションテーブル(以下、単にテーブルという)24が回動自在に回転軸26によって支持されている。なお、移動フレーム16,16は、左右を溶接構造により一体化されている。
【0044】
このテーブル24の吸着面27にガラス板よりなる基材28を吸着させ、塗工を行うものである。このテーブル24の構成については後述する。
【0045】
2.塗工システム30の構造
ベースフレーム12の内部には塗工液を塗工するための塗工システム30が設けられている。以下、この塗工システム30について説明する。
【0046】
図3が、塗工システム30の斜視図であり、図4が正面図であり、図5が図4におけるX−X線断面図である。
【0047】
塗工システム30は、ベースフレーム12の左右方向に配されたベースプレート32を基礎に構成されている。
【0048】
ベースプレート32の上面には、左右一対の移動コッタ34,36が設けられている。
【0049】
このうち、右側に位置する移動コッタ36は、ベースプレート32の上面に左右方向に配されたリニアウェイ38に沿って移動可能である。また、移動コッタ36の上面は斜面40になっており、左側が右側よりも低くなっている。そして、この斜面40の上にもリニアウェイ42が設けられている。
【0050】
移動コッタ34も同様にベースプレート32に対してリニアウェイ44で左右方向に移動可能となっており、また、斜面46の上にはリニアウェイ48が設けられている。
【0051】
左右一対の移動コッタ34,36には連結シャフト50が設けられ、この連結シャフト50の右端部にはサーボモータ52が配されている。連結シャフト50の移動コッタ34,36の位置には雄ネジ部が設けられ、移動コッタ34,36内部には雌ネジ部が設けられている。このサーボモータ52を回転させることによって連結シャフト50が回転し、移動コッタ34,36がリニアウエイ38,44に沿って左右方向に移動するものである。
【0052】
一対の移動コッタ34,36の上方には支持プレート54が設けられている。この支持プレート54は、左右方向に沿って延びている支持板56と、この支持板56の下端より前後方向に延びた基板58とよりなる。
【0053】
この基板58の下面には左右一対の支持脚60,62が設けられている。支持脚60,62の下面は斜面となっており、前記した移動コッタ34,36の斜面の上に形成されたリニアウェイ42,48に沿って移動可能となっている。
【0054】
また、ベースプレート32から支持プレート54の基板58の中央部に上下移動用のガイドシャフト64が突出している。支持プレート54はこのガイドシャフト64に沿って上下動可能であり、かつ、左右方向の移動が規制されている。
【0055】
支持プレート54の上端部には塗工液を溜めるための液槽66が設けられている。この液槽66についてはあとから説明する。
【0056】
支持プレート54の支持板56には左右一対のリニアウェイ68を介して左右移動プレート70が設けられている。このリニアウェイ68は左右方向に移動可能となっている。左右移動プレート70はエアシリンダ71によって左右方向に移動可能となっている。
【0057】
左右移動プレート70の前面にはリニアウェイ72を介して上下移動プレート74が設けられている。このリニアウェイ72は斜め方向に移動可能となっている。さらに、上下移動プレート74は支持プレート54の基板58から突出した左右一対のガイドシャフト76に沿って上下方向移動可能となっており、かつ、左右方向の移動が規制されている。
【0058】
上下移動プレート74の左端部近傍及び右端部近傍からノズル支持シャフト78が突出し、この左右一対のノズル支持シャフト78,80にはノズル82が支持されている。このノズル82については後述する。
【0059】
3.液槽66とノズル82の構造
次に、図6と図11に基づいて液槽66とノズル82の構造について説明する。
【0060】
支持プレート54の支持板56の上部に支持された液槽66は、左右方向に延びており、図6に示すように、側面形状は台形となっている。そして、液槽66の上端部中央部(斜面の頂上部)には、左右方向に伸びるスリット84が形成されている。このスリット84は、液槽66の外方に設けられた蓋86によって閉塞可能となっている。
【0061】
液槽66の内部にはノズル82が内蔵されている。このノズル82は、左右方向に伸びる毛細管状隙間88を介して前後一対の前ノズル部材90と後ノズル部材92とより構成されている。これら前ノズル部材90と後ノズル部材92は前後対称であり、上方ほどくちばしのように尖った断面形状となっており、その間に毛細管状隙間88が設けられている。この毛細管状隙間88の上端部の流出口89は、左右方向に沿って開口し、下面も左右方向に沿って開口している。
【0062】
ノズル82の左端部及び右端部には前記した左右一対のノズル支持シャフト78,80が固定されている。そして、左右一対のノズル支持シャフト78,80は液槽66の底面に開口した左右一対の孔94,96を摺動するものである。この孔94,96から塗工液が漏れ出さないようにするために、ノズル82の底面から液槽66の底面にかけて蛇腹状の閉塞部材98,100が設けられている。これにより、支持シャフト78,80が上下動しても蛇腹状の閉塞部材98,100が上下方向に延び縮みして、孔94,96から塗工液が漏れ出さないようになっている(図6参照)。
【0063】
図6に示すように、液槽66の後側の外壁には、少量の塗工液を吹き付けるための吹き付けノズル150が、ノズル支持台152によって回動自在に支持されている。この吹き付けノズル150の吹き付け方向は、ノズル82の毛細管状隙間88の突出した状態における先端に向かって吹き付けられる。この吹き付けノズル150の吹き付け方向を調整するために、ノズル台152に対し回転軸154を中心に回動自在に取り付けられている。
【0064】
この吹き付けノズル150は、図3及び図4に示すように、液槽66の幅方向における中央部に1箇所設けられている。
【0065】
図11に示すように、塗工液を溜めたタンク102から塗工液がポンプ104によってくみ出され、フィルタ106を通じて液槽66の左側面に開口した塗工液の供給口108に供給される。また、液槽66の底面には循環口110が開口しており、この循環口110からタンク102に塗工液が循環する。なお、フィルタ106は、塗工液を循環させるため、異物があった場合に取り除くものである。
【0066】
さらに、液槽66の左側面の上部には、孔111が開口し、そこからL字状の高さ調整管112が突出している。この高さ調整管112の上端は開口し、かつ、その調整管112の外部側面には塗工液の高さを検知する検知センサ114が設けられている。すなわち、液槽66に塗工液が満たされた場合に、それと同じ高さまでこの高さ調整管112に塗工液が満たされる。そして、この満たされた量に応じて検知センサ114が塗工液を検知し、その高さを検知するものである。そして、検知した高さのデータは、マイコンよりなる制御部115に送られ、制御部115は、その高さのデータに応じて、ポンプ104のモータ105を駆動させて、設定された高さになるまで塗工液を供給する。
【0067】
さらに、図11に示すように、吹き付けノズル150に対し、タンク102から塗工液をポンプ156によって供給する。すなわち、このポンプ156は、制御部115からの信号によって、少量の塗工液を吹き付けできるように、吹き付けノズル150に対し圧送する。
【0068】
4.テーブル24の移動構造
次に、テーブル24をノズル82の位置まで移動させる構造について説明する。
【0069】
図1及び図2が示すように、この移動フレーム16、16は、ベースフレーム12の左側面に設けられたネジ棒18をモータ20によって回動させることで、前後方向にリニアウエイ14、14に沿って移動可能となっている。
【0070】
すなわち、一対の移動フレーム16,16のうち左側にある移動フレーム16からネジ棒18と螺合する雌ネジ部を有する移動部22が突出し、このネジ棒18が回動することによって移動部22がネジ棒18に沿って移動して、左右一対の移動フレーム16,16が前後方向に移動するものである。
【0071】
5.テーブル24の吸着構造
次に、基材28をテーブル24に吸着させる構造について説明する。
【0072】
左右一対の移動フレーム16,16の間に設けられたテーブル24は、回転軸26に沿ってほぼ180゜回動可能となっている。そして、このテーブル24の吸着面27には複数の吸着孔116が開口している。この吸着孔116はテーブル24の前面にわたって開口しているものであるが、その内部構造は図12及び図13のようになっている。すなわち、テーブル24の内部には、複数の区画に分割された吸着空間118が設けられている。
【0073】
具体的には、第1区画は、図13におけるテーブル24の上部の中央部に設けられた4つの吸着空間118から構成され、各吸着空間118は細い空気経路120によって連結されている。そして、これら4つの吸着空間118の各部分に4つの吸着孔116が開口している。この第1区画の4つの吸着空間118には図12に示すように、空気を吸い込むための吸引パイプ122が連結され、この吸引パイプ122は手動バルブ124を経て回転軸26内部に挿通されている。そして、この挿通された吸引パイプ122は、移動フレーム16の左側から取り出され、真空ポンプ126に連結されている。
【0074】
また、テーブル24の第2区画は、前記した第1区画をコの字状に囲んだ状態であり、6個の吸着空間118から構成され、この吸着空間118も空気経路120によって連結されている。
【0075】
以下、同様にして第3区画、第4区画が構成されている。
【0076】
ここで、テーブル24が基材28を吸着する場合について説明する。
【0077】
テーブル24の中央部に基材28を載置する。この場合に、基材28の大きさに合わせて、第1区画から第n区画までを手動バルブ124を開けて真空ポンプ126によって吸着孔116から基材28を吸着する。すなわち、中央部にある第1区画は必ず吸引状態にし、後の区画は、基材28の大きさに合わせて吸引状態にする。また、吸引に必要でない区画は手動バルブ124を閉めて吸引が行われないようにする。
【0078】
そして、移動フレーム16内部には、テーブル24の回転軸26を回転するためのモータ128と減速機が内蔵されている。
【0079】
なお、第1区画を矩形状に開口せず4つの吸着空間118を設けて各吸着空間118を空気経路120によって連結したのは、テーブル24の強度を考慮したためである。
【0080】
6.塗工工程
上記構成の塗工装置10を用いて基材28に塗工液を塗工する場合について説明する。
【0081】
(第1工程)
図1において、基材位置Aのところにテーブル24を位置させる。この場合に、吸着面27は上方を向いている。そして、塗工したい面を上方にして基材28を吸着面27に載置する。そして、真空ポンプ126を作動させて、吸着孔116から基材28を吸引してテーブル24に基材28を固定する。
【0082】
(第2工程)
テーブル24をほぼ180゜回転させ、図1に示す基材位置Bのように吸着面27、すなわち基材28を下方に位置させる。
【0083】
移動フレーム16内部には回転軸26を回転するためのモータ128と減速機が内蔵されている。
【0084】
(第3工程)
反転したテーブル24を、モータ20によって移動させて、移動フレーム16,16によって塗工開始位置まで移動させる。
【0085】
(第4工程)
液槽66の中には所定の高さまで塗工液を満たしておく。この場合に塗工液の現在の高さは、高さ調整管112の外部側面に設けられた検知センサ114によって調整し、塗工液の高さを所定の高さまで上げる場合には制御部115はポンプ104を動作させて塗工液を供給する。
【0086】
また、ノズル82は、塗工液で満たされた液槽66の内部に沈んだ状態としておく。そして、このようにノズル82が塗工液に沈んだ状態で液槽66のスリット84の蓋86を開けて、液槽66を基材28の下方まで上昇させる。この上昇させる方法は、図4に示すように、サーボモータ52を回転させて左右一対の移動コッタ34,36を移動させる。すると、左右方向に移動が規制された支持プレート54が、移動コッタ34,36の斜面40,46に設けられたリニアウェイ42,48に沿って上方のみ移動する。支持プレート54が上方に移動すると液槽66とノズル82が同時に上方に移動する。
【0087】
液槽66が基材28の下方まで上昇させると、その上昇を一旦停止させる。
【0088】
(第5工程)
液槽66から、ノズル82をさらに上昇させ、基材28と、ノズル82との間を塗工厚さまで接近させる。図7に示すように、この状態で、ノズル82の毛細管状隙間88の上端部まで、毛細管現象により塗工液が案内されている。
【0089】
(第6工程)
上記の状態から、図8に示すように、吹き付けノズル150によって少量の塗工液(例えば、1滴分の塗工液)をノズル82と基材28の間に向かって吹き付ける。
【0090】
少量の塗工液が、ノズル82の毛細管状隙間88の流出口89と、基材28の塗工開始位置の下面との間に介在すると、図9に示すように、流出口89にある塗工液がこの介在した塗工液を介して基材28の下面に接液される。詳しく説明すると、ノズル82のほぼ中央部で1滴の塗工液が、流出口89と基材28との間で介在すると、塗工液が中央部から両側に向かって広がるように基材28に向かって接液する。
【0091】
従来のようにノズル82を上下動させて接液する工程の代わりに、吹き付けノズル150によって塗工液を吹き付けるだけであるため、その作業時間を短縮することができると共に、確実に接液することができる。
【0092】
(第7工程)
上記のように接液した後、図10に示すように、基材28をテーブル24によって一定速度で塗工終了位置まで移動させる。すると。塗工液はノズル82によって左右方向に塗工された状態で、前後方向に基材28を移動させることによって平面状態に塗工を行うことができる。すなわち、基材28上に平面に塗工液を所定の塗工厚さで塗工することが可能となる。なお、この搬送する場合に、基材28の前後方向の姿勢、及び、左右方向の姿勢は、どちらも水平に維持する。
【0093】
(第8工程)
基材28を塗工終了位置で一旦停止させ、ノズル82及び液槽66をそれぞれ塗工高さの位置から下降させ、基材28から離す。
【0094】
(第9工程)
ノズル82が基材28の下面から離れた後、図1に示すようにテーブル24を後方に移動させ、基板位置Cまで移動させる。
【0095】
(第10工程)
基板位置Cまで移動したテーブル24を再び180゜回転させて、基板位置Dの状態に反転させる。これによって、基板28がテーブル24の上面に位置する。
【0096】
(第11工程)
吸着面27の吸引力を解除し、基材28をテーブル24から取り外す。これによって、一連の塗工動作が終了する。
【0097】
以上のように本実施例の塗工装置10であると、上記のような塗工工程を行うことにより、ガラス基板よりなる基材28に所定の塗工厚さで、かつ、平面で一度に塗工を行うことができる。また、移動コッタ34,36の斜面上を支持プレート54が上下動するため、液槽66及びノズル82の上下の位置を正確に、かつ、途中の状態であっても移動させることができる。
【0098】
また、ノズル82は左右移動プレート70をエアシリンダ71によって移動させて、上下移動プレート74を上下方向に移動させるため、正確かつ確実に上下動させることができる。
【0099】
さらに、第5工程及び第6工程で説明したように、塗工液を基材28に対し接液する場合に、吹き付けノズル150によって吹き付けるだけで、容易に接液することができ、また、作業時間を短縮させることができる。
【0100】
第2の実施例
図14は、第2の実施例の塗工装置200である。
【0101】
この塗工装置200は、第1の実施例の塗工装置10のように板状の基材28に塗工液を塗工するものでなく、長尺状の基材202(例えば、フィルムや不織布等のウエブ)に塗工液を塗工するものである。
【0102】
図14に示すように、バックアップロール204の下方に、第1の実施例で説明した吹き付けノズル150を有する塗工システム30が配されている。
【0103】
そして、基材202はバックアップロール204に沿って搬送され、バックアップロール204の最下点の位置においてノズル82によって塗工を行うものである。この塗工方法は上記と同様である。
【0104】
この方法であると、板状の基材28のみならず長尺状の基材202に対しても塗工を行うことができる。
【0105】
また、接液する場合でも、吹き付けノズル150によって塗工液を吹き付けるだけで基材202の下面に塗工液を接液することができるので容易に行え、また、その作業時間を短縮することができる。
【0106】
第3の実施例
第1の実施例及び第2の実施例では、塗工液を塗工する部分としては、液槽66からノズル82を突出させる構造のものであったが、本実施例ではダイを用いた塗工装置である点が特徴である。
【0107】
以下、図15に基づいて、第3の実施例の塗工装置300について説明する。
バックアップロール304の下方に、長尺状の基材302(例えば、フィルム、布織布、紙等のウエブ)を走行させている。
【0108】
また、バックアップロール304の下方に、ダイ306が長尺状の基材302の幅方向に沿って配されている。このダイ306の内部には液溜部308があり、この液溜部308からダイ306の上端に向かってスリット310が設けられている。液溜部308及びスリット310も幅方向に沿って設けられている。液溜部308内部にはその内圧を測定するための圧力センサ322が設けられている。そして、このダイ306を、待機高さから塗工開始高さまで上昇させる上下動装置326が設けられている。この上下動装置326は、例えば、エアーシリンダ、または、モータによって構成されている。
【0109】
ダイ306の液溜部308に向かって、タンク312に溜められている塗工液をポンプ314によって圧送する。圧送された塗工液は、液溜部308で幅方向に広がり一定の圧力でスリット310を上昇し、スリット310の上端部の流出口311において基材302の下面に塗工される。
【0110】
この塗工開始位置及び高さにおいて、スリット310の流出口311にある塗工液を基材302の下面に容易かつ迅速に接液するために、第1の実施例と同様に吹き付けノズル316が設けられている。この吹き付けノズル316にも、タンク312から少量の塗工液がポンプ318によって圧送され、塗工開始位置及び高さにおいて、スリット310と基材302との間に少量の塗工液を吹き付けるものである。
【0111】
また、基材302の塗工厚さを検出するための厚み検出センサー320が設けられている。
【0112】
マイクロコンピュータよりなる制御部324には、ポンプ314、ポンプ318、厚み検出センサ320、圧力センサ322、上下動装置326が接続され、さらに基材302の搬送速度Vが入力する。
【0113】
次に、この塗工装置300の動作状態について説明する。
【0114】
(第1工程)
上下動装置326によって、ダイ306を待機高さから塗工開始高さまで上昇させる。
【0115】
(第2工程)
塗工開始時点では、基材302を搬送速度Vで搬送させ、ポンプ314によって圧力をかけてスリット310の流出口311まで塗工液を圧送する。
【0116】
(第3工程)
そして、この状態で吹き付けノズル316によって少量の塗工液を基材302と流出口311との間に吹き付けると、その介在した塗工液によって流出口311の塗工液が基材302の下面に接液する。
【0117】
(第4工程)
基材302が搬送速度Vで搬送すると、所定の塗工厚さで塗工液が塗工される。この塗工厚さを一定に保つために制御部324は圧力センサ322によって液溜部308の内圧を常に測定し、一定の圧力にしている。
【0118】
また、外乱によって塗工液の塗工厚さが薄くなった場合でも厚み検出センサ320によってその薄くなった部分を検知し、ポンプ314の圧力を上げて塗工厚さを厚くする。
【0119】
この塗工装置300であると、吹き付けノズル316によって容易に接液を行うことができるため、塗工開始位置における作業時間を短縮できる。
【0120】
なお、第1工程と第2工程の順番を入れ替えてもよい。
【0121】
変 更 例
(変更例1)
第1の実施例では、吹き付けノズル150を液槽66の幅方向における中央に1箇所設けたが、塗工する板状の基材28の幅が広い場合には、複数箇所吹き付けノズル150を設けてもよい。
【0122】
例えば、左端部、中央部、右端部の3箇所に設けてもよい。
【0123】
この変更例は、第2の実施例、及び、第3の実施例でも適用できる。
【0124】
(変更例2)
第1の実施例では吹き付けノズル150によって塗工液を流出口89と、基材28の下面との間に介在するように吹き付けたが、これに代えて、基材28の下面に付着するように吹き付けてもよい。この場合であっても、接液を容易に行うことができる。
【0125】
この変更例は、第2の実施例、及び、第3の実施例でも適用できる。
【0126】
(変更例3)
第1の実施例では、吹き付けノズル150によって塗工開始位置における接液を行う説明を行ったが、これに代えて、塗工途中においてもこの接液を行うために吹き付けノズル150によって少量の塗工液を吹き付けてもよい。
【0127】
例えば、板状の基材28に塗工液を塗工している場合に、塗工厚さを検出する厚み検出センサーで常に塗工厚を検出しておき、塗工厚さが目的の塗工厚さよりも薄くなってきた場合に、吹き付けノズル150によって少量の塗工液を吹き付けて再度接液を行い、目的の塗工厚さになるようにしてもよい。
【0128】
この変更例は、第2の実施例、及び、第3の実施例でも適用できる。
【0129】
(変更例4)
第1の実施例では吹き付けノズル150によって、少量の塗工液をノズル82と基材28との間に介在させたが、これに代えて次のような方法で塗工液を介在させてもよい。
【0130】
すなわち、基材28の塗工開始位置における下面に予め少量の塗工液を付着させておき、基材28の搬送と共に、この付着した塗工液がノズル82の位置まで移動してくると、この付着した塗工液により接液を容易に行うことができる。
【0131】
この変更例は、第2の実施例、及び、第3の実施例でも適用できる。
【0132】
(変更例5)
第1の実施例では吹き付けノズル150によって少量の塗工液をノズル82と基材28との間に介在させたが、介在させるものは少量の塗工液でなくても、ノズル82の流出口89にある塗工液の表面張力を促すような介在部材158を使用してもよい。
【0133】
具体的には、図16に示すように、基材28とノズル82との間に、フィルムなどよりなる板状の介在部材158を介在させ、この介在部材158が毛細管状隙間88の塗工液の表面張力を促して基材28の下面に容易に接液を行わせることができる。
【0134】
なお、この介在部材158は、上記のような板状に限らず、針状、または、棒状であってもよい。
【0135】
この変更例は、第2の実施例、及び、第3の実施例でも適用できる。
【0136】
(変更例6)
第2の実施例の塗工装置200及び第3の塗工装置300の塗工方法としては、基材202、302の下面に連続して塗工液を塗工していたが、これに代えて塗工部分と、未塗工部分とを順番に形成する間欠塗工においても本発明を適用できる。
【0137】
すなわち、間欠塗工における塗工部分の最初の部分で、吹き付けノズル150、316で塗工液を吹き付けることにより塗工部分を確実かつ迅速に形成でき、その作業時間を短縮することができる。
【0138】
(変更例7)
第1の実施例の吹き出しノズル150においては、塗工液を水滴状に吹き付けて介在させたが、これに代えて吹き付けノズル150から塗工液を霧吹き状に吹き付けて、基材28とノズルとの間に介在させてもよい。
【0139】
なお、この霧吹き状に吹き付ける塗工液の量は少量でよい。
【0140】
この変更例は、第2の実施例、及び、第3の実施例でも適用できる。
【0141】
【発明の効果】
以上により本発明の塗工装置及び塗工方法であると、基材に対し容易かつ迅速に塗工液を接液することができるので、作業時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す塗工装置の左側面図である。
【図2】同じく正面図である。
【図3】塗工システムの斜視図である。
【図4】塗工システムの正面図である。
【図5】図4におけるX線断面図である。
【図6】液槽及びノズルの縦断面図であり、塗工前の状態である。
【図7】液槽及びノズルの縦断面図であり、毛細管状隙間の流出口まで塗工液を案内した状態である。
【図8】液槽及びノズルの縦断面図であり、吹き付けノズルによって少量の塗工液を吹き付けている状態である。
【図9】液槽及びノズルの縦断面図であり、基材の下面に塗工液が接液した状態である。
【図10】液槽及びノズルの縦断面図であり、基材の下面に塗工中の状態である。
【図11】液槽とノズルとタンクとポンプとフィルタの関係を示す縦断面図である。
【図12】テーブルの縦断面図である。
【図13】テーブルの一部欠載横断面図である。
【図14】第2の実施例の塗工装置の側面図である。
【図15】第3の実施例の塗工装置の側面図である。
【図16】変更例5における塗工装置のノズルと液槽の縦断面図である。
【符号の説明】
10 塗工装置
24 テーブル
28 基材
30 塗工システム
34 移動コッタ
36 移動コッタ
52 サーボモータ
54 支持プレート
60 支持脚
62 支持脚
66 液槽
70 左右移動プレート
71 エアシリンダ
74 上下移動プレート
78 ノズル支持シャフト
80 ノズル支持シャフト
82 ノズル
84 スリット
88 毛細管状隙間
89 流出口
150 吹き付けノズル
152 ノズル台
154 回転軸
156 ポンプ
158 介在部材[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
In the present invention, a coating liquid is applied to a plate material such as a glass substrate used in a liquid crystal display device or the like, or a long web (hereinafter collectively referred to as a base material) such as a film, fabric, or paper. The present invention relates to a processing apparatus and a coating method.
[0002]
[Prior art]
The present applicant has previously proposed a coating method capable of thinly coating a coating liquid on the lower surface of a plate-like substrate such as a glass substrate such as a liquid crystal display device (Japanese Patent Laid-Open No. 2001-62370).
[0003]
This coating method includes a liquid tank containing a coating liquid, a nozzle that sinks in the coating liquid contained in the liquid tank, and extends in the left-right direction with a capillary gap, and the front-rear direction. The coating apparatus applies a coating liquid to the lower surface of the substrate traveling from the capillary gap of the nozzle, and applies the coating liquid to the substrate based on the following steps.
[0004]
In the first step, the liquid tank rises to the lower side of the base material with the nozzle submerged.
[0005]
In the second step, only the nozzle protrudes from the liquid tank.
[0006]
In the third step, the liquid tank rises with the nozzle protruding, and the coating liquid flowing out from the capillary gap of the nozzle is brought into contact with the coating start position on the lower surface of the substrate.
[0007]
In the fourth step, the liquid tank descends to the coating height position with the nozzle protruding and in contact with the lower surface of the substrate.
[0008]
In the fifth step, the base material is applied to the coating end position while applying the coating liquid to the lower surface of the base material.
[0009]
In the sixth step, the nozzle and the liquid tank descend from the position of the coating height.
[0010]
With this coating method, it is possible to apply a thin coating on the lower surface of the substrate with a predetermined coating thickness and in a flat state.
[0011]
[Problems to be solved by the invention]
In said coating method, after the 2nd process completion | finish, the distance of a nozzle and a base material is 100-1000 micrometers, and it is difficult to perform the liquid contact from which the coating liquid from a nozzle adheres to the lower surface of a base material.
[0012]
Therefore, in the third step, the liquid tank is raised together with the nozzle, the nozzle is further brought closer to the base material, and the coating liquid is in contact with the lower surface of the base material. In this wetted state, the distance between the nozzle and the substrate is too close, and therefore it is necessary to perform the fourth step of lowering the liquid tank again to the height of the coating thickness.
[0013]
Accordingly, in order to perform the liquid contact, the work time of the third process and the fourth process is necessary, which is contrary to the fact that the process time required by recent manufacturers of liquid crystal display devices is shortened. There is a point.
[0014]
Therefore, in view of the above problems, the present invention provides a coating apparatus and a coating method capable of easily and quickly performing liquid contact between a substrate and a nozzle.
[0015]
[Means for Solving the Problems]
The invention of
[0016]
Invention of Claim 2 is a coating apparatus which pumps a coating liquid to the outlet of the slit provided in die | dye, and applies a coating liquid to the base material which drive | works from the said outlet, The said base material and the said Encourage surface tension between the outletNeedle or rodA coating apparatus, wherein a coating liquid from the outlet is in contact with the substrate with an intervening member interposed. It is.
[0017]
The invention of claim 3 has a liquid tank containing a coating liquid, and a nozzle that sinks in the coating liquid contained in the liquid tank and extends in the left-right direction with a capillary gap. An application method of a coating apparatus for applying a coating liquid to the lower surface of a base material traveling in the front-rear direction from the capillary gap of the nozzle, and applying the coating liquid to the base material based on the following steps Work. A step in which the liquid tank rises below the base material in a state where the nozzle is sunk; A process in which only the nozzle rises from the liquid tank to a coating height. In order to contact the coating liquid flowing out from the capillary gap of the nozzle to the lower surface of the substrate,A coating liquid is brought into contact with the base material by interposing a needle body or a bar interposing member for promoting surface tension between the base material and the nozzle.Process. A step of running the substrate to a coating end position while applying a coating liquid to the lower surface of the substrate; A step of lowering the nozzle and the liquid tank from a coating height position;
[0035]
[Operation]
The present inventionIf so, the surface tension is promoted between the substrate and the outlet.needleThe coating liquid from the outlet can be easily and quickly brought into contact with the substrate by interposing an intermediate member made of a body or a rod to promote surface tension.
[0039]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
First embodiment
Hereinafter, the
[0040]
The
[0041]
FIG. 1 is a left side view of the
[0042]
1. Overall structure of
As shown in FIGS. 1 and 2, the
[0043]
A suction table (hereinafter simply referred to as a table) 24 is rotatably supported between a pair of left and right moving
[0044]
Coating is performed by adsorbing a
[0045]
2. Structure of
A
[0046]
3 is a perspective view of the
[0047]
The
[0048]
A pair of left and right moving
[0049]
Among these, the moving
[0050]
Similarly, the moving
[0051]
The pair of left and right moving
[0052]
A
[0053]
A pair of left and
[0054]
A
[0055]
A
[0056]
A left and right moving
[0057]
A
[0058]
A
[0059]
3. Structure of
Next, the structure of the
[0060]
The
[0061]
A
[0062]
The pair of left and right
[0063]
As shown in FIG. 6, a
[0064]
As shown in FIGS. 3 and 4, the
[0065]
As shown in FIG. 11, the coating liquid is pumped out from the
[0066]
Further, a
[0067]
Further, as shown in FIG. 11, the coating liquid is supplied from the
[0068]
4). Moving structure of table 24
Next, a structure for moving the table 24 to the position of the
[0069]
As shown in FIGS. 1 and 2, the moving
[0070]
That is, a moving
[0071]
5. Adsorption structure of table 24
Next, a structure for adsorbing the
[0072]
A table 24 provided between the pair of left and right moving
[0073]
Specifically, the first section is composed of four
[0074]
The second section of the table 24 is in a state of surrounding the first section in a U-shape, and is composed of six
[0075]
Hereinafter, the third section and the fourth section are configured in the same manner.
[0076]
Here, the case where the table 24 adsorbs the
[0077]
A
[0078]
A
[0079]
The reason why the four
[0080]
6). Coating process
The case where a coating liquid is applied to the
[0081]
(First step)
In FIG. 1, the table 24 is positioned at the base material position A. In this case, the
[0082]
(Second step)
The table 24 is rotated by approximately 180 °, and the
[0083]
A
[0084]
(Third step)
The inverted table 24 is moved by the
[0085]
(4th process)
The
[0086]
Further, the
[0087]
When the
[0088]
(5th process)
The
[0089]
(6th process)
From the above state, as shown in FIG. 8, a small amount of coating liquid (for example, one drop of coating liquid) is sprayed between the
[0090]
When a small amount of coating liquid is interposed between the
[0091]
Instead of the conventional process of moving the
[0092]
(Seventh step)
After the liquid contact as described above, as shown in FIG. 10, the
[0093]
(8th step)
The
[0094]
(9th step)
After the
[0095]
(10th step)
The table 24 moved to the substrate position C is rotated again by 180 ° and reversed to the state of the substrate position D. As a result, the
[0096]
(11th step)
The suction force of the
[0097]
As described above, in the
[0098]
Further, since the
[0099]
Further, as described in the fifth step and the sixth step, when the coating liquid is in contact with the
[0100]
Second embodiment
FIG. 14 shows a
[0101]
This
[0102]
As shown in FIG. 14, the
[0103]
The
[0104]
With this method, coating can be performed not only on the plate-
[0105]
In addition, even in the case of liquid contact, since the coating liquid can be contacted to the lower surface of the
[0106]
Third embodiment
In the first embodiment and the second embodiment, the part for applying the coating liquid has a structure in which the
[0107]
Hereinafter, based on FIG. 15, the
A long base material 302 (for example, a web such as a film, cloth, or paper) is run under the
[0108]
A
[0109]
The coating liquid stored in the
[0110]
At this coating start position and height, in order to easily and quickly contact the coating liquid at the
[0111]
A
[0112]
A
[0113]
Next, the operation state of the
[0114]
(First step)
The
[0115]
(Second step)
At the start of coating, the
[0116]
(Third step)
In this state, when a small amount of coating liquid is sprayed between the
[0117]
(4th process)
When the
[0118]
Further, even when the coating thickness of the coating liquid becomes thin due to disturbance, the thinned portion is detected by the
[0119]
In the
[0120]
In addition, you may replace the order of a 1st process and a 2nd process.
[0121]
Example of change
(Modification 1)
In the first embodiment, the
[0122]
For example, you may provide in three places, a left end part, a center part, and a right end part.
[0123]
This modified example can also be applied to the second and third embodiments.
[0124]
(Modification 2)
In the first embodiment, the coating liquid is sprayed by the
[0125]
This modified example can also be applied to the second and third embodiments.
[0126]
(Modification 3)
In the first embodiment, the
[0127]
For example, when a coating liquid is applied to the plate-
[0128]
This modified example can also be applied to the second and third embodiments.
[0129]
(Modification 4)
In the first embodiment, a small amount of coating liquid is interposed between the
[0130]
That is, a small amount of coating liquid is previously attached to the lower surface of the
[0131]
This modified example can also be applied to the second and third embodiments.
[0132]
(Modification 5)
In the first embodiment, a small amount of coating liquid is interposed between the
[0133]
Specifically, as shown in FIG. 16, a plate-
[0134]
The
[0135]
This modified example can also be applied to the second and third embodiments.
[0136]
(Modification 6)
As a coating method of the
[0137]
That is, the coating part can be reliably and rapidly formed by spraying the coating liquid with the
[0138]
(Modification 7)
In the blowing
[0139]
In addition, the quantity of the coating liquid sprayed in this spraying form may be small.
[0140]
This modified example can also be applied to the second and third embodiments.
[0141]
【The invention's effect】
As described above, in the coating apparatus and the coating method of the present invention, the coating liquid can be easily and quickly brought into contact with the substrate, so that the working time can be shortened.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a left side view of a coating apparatus showing a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a front view of the same.
FIG. 3 is a perspective view of a coating system.
FIG. 4 is a front view of the coating system.
5 is a cross-sectional view taken along the X-ray line in FIG.
FIG. 6 is a longitudinal sectional view of a liquid tank and a nozzle, showing a state before coating.
FIG. 7 is a longitudinal sectional view of a liquid tank and a nozzle, in which a coating liquid is guided to an outlet of a capillary gap.
FIG. 8 is a vertical cross-sectional view of a liquid tank and a nozzle, in which a small amount of coating liquid is sprayed by the spray nozzle.
FIG. 9 is a longitudinal sectional view of a liquid tank and a nozzle, and shows a state in which a coating liquid is in contact with the lower surface of a substrate.
FIG. 10 is a longitudinal sectional view of a liquid tank and a nozzle, and is in a state of being coated on the lower surface of a substrate.
FIG. 11 is a longitudinal sectional view showing a relationship among a liquid tank, a nozzle, a tank, a pump, and a filter.
FIG. 12 is a longitudinal sectional view of a table.
FIG. 13 is a partially cutaway cross-sectional view of a table.
FIG. 14 is a side view of a coating apparatus according to a second embodiment.
FIG. 15 is a side view of a coating apparatus according to a third embodiment.
FIG. 16 is a longitudinal sectional view of a nozzle and a liquid tank of a coating apparatus according to Modification 5.
[Explanation of symbols]
10 Coating equipment
24 tables
28 Base material
30 Coating system
34 Moving cotter
36 Moving cotter
52 Servo motor
54 Support plate
60 support legs
62 Support legs
66 Liquid tank
70 Left and right moving plate
71 Air cylinder
74 Vertical movement plate
78 Nozzle support shaft
80 Nozzle support shaft
82 nozzles
84 slits
88 Capillary gap
89 Outlet
150 spray nozzle
152 Nozzle base
154 axis of rotation
156 pump
158 Interposition member
Claims (3)
前記基材と前記流出口との間に、表面張力を促す針体、または、棒体の介在部材を介在させて、前記流出口からの塗工液を前記基材に接液する
ことを特徴とする塗工装置。In the coating apparatus for guiding the coating liquid by capillary action to the outlet of the capillary gap provided in the nozzle, and coating the coating liquid on the substrate traveling from the outlet,
An intervening member of a needle body or rod that promotes surface tension is interposed between the base material and the outlet, and the coating liquid from the outlet is in contact with the base material. Coating equipment.
前記基材と前記流出口との間に、表面張力を促す針体、または、棒体の介在部材を介在させて、前記流出口からの塗工液を前記基材に接液する
ことを特徴とする塗工装置。In the coating apparatus that pumps the coating liquid to the outlet of the slit provided in the die and applies the coating liquid to the substrate that travels from the outlet,
An intervening member of a needle body or rod that promotes surface tension is interposed between the base material and the outlet, and the coating liquid from the outlet is in contact with the base material. Coating equipment.
前後方向に走行する基材の下面に前記ノズルの毛細管状隙間から塗工液を塗布する塗工装置の塗工方法であって、次の工程に基づいて前記基材に塗工液を塗工する。
前記ノズルが沈んだ状態で前記液槽が、前記基材の下方まで上昇する工程。
前記ノズルのみが前記液槽から塗工高さまで上昇する工程。
前記ノズルの前記毛細管状隙間から流出する塗工液を前記基材の下面に接液するために、前記基材と前記ノズルとの間に、表面張力を促す針体、または、棒体の介在部材を介在させて、塗工液を前記基材に接液する工程。
前記基材の下面に塗工液を塗工しながら、前記基材を塗工終了位置まで走行させる工程。
前記ノズルと前記液槽が塗工高さの位置から下降する工程。A liquid tank containing a coating liquid, and a nozzle that sinks in the coating liquid stored in the liquid tank and extends in the left-right direction with a capillary gap,
A coating method of a coating apparatus for applying a coating liquid to the lower surface of a base material traveling in the front-rear direction from the capillary gap of the nozzle, and applying the coating liquid to the base material based on the following steps To do.
A step in which the liquid tank rises below the base material in a state where the nozzle is sunk;
A process in which only the nozzle rises from the liquid tank to a coating height.
In order to bring the coating liquid flowing out from the capillary gap of the nozzle into contact with the lower surface of the base material, a needle body or a rod body for promoting surface tension is interposed between the base material and the nozzle. A step of contacting the coating liquid with the substrate by interposing a member ;
A step of running the substrate to a coating end position while applying a coating liquid to the lower surface of the substrate;
A step of lowering the nozzle and the liquid tank from a coating height position;
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