JP4379024B2 - Iron club headset - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、クラブヘッドのフェース面の表面状態をコントロールすることにより、番手に応じた最適な性能を発揮しうるように打球のスピン性能を改善したアイアンクラブヘッドセットに関する。
【0002】
【従来の技術】
アイアンゴルフクラブは、ロフト角が相対的に小さい低番手ではより遠くへボールを飛ばすための飛距離性能が要求され、逆にロフト角が相対的に大きい高番手では地面に落下してからのボールの転がり(以下、「ラン」ということがある。)を抑制するいわゆるコントロール性能が要求されている。一般に、前記飛距離性能を向上するには、打ち出されたボールのバックスピン量を減じることが望ましく、これにより打球の打ち出し角度を大きくすることが効果的であり、逆に前記コントロール性能を向上するためには、打ち出されたボールにより多くのバックスピンを与えることが有効である。
【0003】
従来、これらの要求性能を達成することを目的としたアイアンクラブセットとして、例えば特開昭61−272067号公報、特開平2−228980号公報、特開平2−228981号公報、特開平9−192274号公報などが提案されている。
【0004】
これらの提案では、クラブヘッドのフェース面に形成される溝やパンチマークなどの深さ、幅、大きさ、形状、配設間隔、さらにはフェース面の表面粗さなどをクラブの番手に応じて変化させることにより、図7に示す曲線L1のように、ロフト角が相対的に小さい低番手のクラブヘッドほどフェース面の摩擦係数を小さく設定し、逆に高番手のクラブヘッドほどフェース面の摩擦係数を大きく設定するという手法が採用されている。なお特開昭61−272067号公報では、曲線L2に示すように低番手のクラブヘッドほどフェース面の摩擦係数を大きくすることも開示している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、本発明者らの種々の実験、高番手のクラブヘッドのフェース面の摩擦係数を大きくすると、確かに打ち出されたボールのバックスピン量は増大し打球のコントロール性を向上することはできるが、比較的番手が小さいクラブヘッドではフェース面の摩擦係数を小さくすると、従来の予想に反してボールのバックスピン量が僅かながら増加する傾向があることが判明した。
【0006】
図8にはこの実験結果のうちクラブヘッドのフェース面の表面状態と打ち出しされたボールのバックスピン量との関係を示してる。また図9〜12には、フェース面の表面状態と打ち出しされたボールの打ち出し角との関係を示している。
【0007】
なお実験では、アイアンセット中から、3番アイアン(ロフト角21°)、5番アイアン(ロフト角29°)、7番アイアン(ロフト角37°)、サンドウエッジ(ロフト角56°)の4本のクラブを使用し、同じボール(2ピースボール)を同じ条件でスイングロボットを用いて試打を行った。また各アイアンのフェース面は、いずれもチタンからなるが、溝がなくかつ平滑な表面を有するもの(最も摩擦係数が小さいもの)、溝がなくかつ荒い表面を有するもの、溝がありかつ荒い表面を有するもの(最も摩擦係数が大きいもの)の3段階の表面状態で比較を行った。
【0008】
これらの実験の結果、3番、5番、7番の各アイアンでは、従来の予想とは逆にフェース面の摩擦係数が大きいほど、打ち出しされたボールのバックスピン量が少なくかつ打ち出し角度が大きくなり、ひいては飛距離が増大するという傾向が確認された。そして発明者らのさらなる研究の結果、概ねクラブヘッドのロフト角50度を境として、これよりも小さなロフト角のクラブヘッドでは、フェース面の摩擦係数の大きい方が打ち出しされたボールのバックスピン量が相対的に少なくかつ打ち出し角度が大きくなるとの知見を得た。
【0009】
このような現象を理論的に完全に解明することは、インパクト時のボールの複雑な変形挙動の詳細な解析がさらに必要となるが、一つの原因としてクラブヘッドのフェース面とボールとのインパクト時に発生するボールのコア部分の内部スピンが影響しているものと推察できる。
【0010】
図13(a)〜(d)には、ボールのインパクトの状態を時系列的に示している。また図14はボールBのコア部分(位置P1)とカバー(位置P2)との間のせん断力と、インパクトからの経過時間との関係を示すグラフである。
【0011】
図13(a)に示すように、インパクトされたボールBは、変形してフェース面3に比較的広範囲で密着する。このときボールBは、フェース面3から、該フェース面3に沿った方向の摩擦力Mとフェース面3に垂直な力とを受け、従来ではこの摩擦力Mが大きいほど、ボールBのバックスピン量が増大すると考えられていた。
【0012】
発明者らは、ボールBのインパクトの過程をさらに詳細に調べたところボールBのカバーB2は、該カバーB2を摩擦力方向に引っ張るせん断力により、図13に示される位置P1、P2間を円周方向で相対的に位置ずれさせることを突き止めた(図13(b))。
【0013】
このようなコア部分B1とカバーB2の位置ずれは、インパクトされたボールBの変形が元の状態に復元を開始するにつれて元に戻ろうとする。この復元力により、コア部分B1とカバーB2との間には、前記とは逆方向のせん断力が作用して位置P1、P2は、前記位置ずれが無くなった中立位置(図13(c))をさらに超えた位置でフェース面3から打ち出しされる。
【0014】
このとき、コア部分B1には、バックスピンとは逆方向となる順方向の内部的なスピンが発生しており、この内部的なスピンが多いほどボールのバックスピン量が低下することが判明したのである。
【0015】
また、概ねロフト角50度を境として、これよりも小さなロフト角のクラブヘッドでは、フェース面3の摩擦係数を小さくすると前記コア部分B1の順方向に回転する内部スピンが減少するためにボールのバックスピン量は増加するものと考えられる。
【0016】
本発明は、このような実状に鑑み案出なされたもので、各クラブヘッドの要求性能に応じてフェース面の表面状態を改善することを基本として、とりわけ低番手での飛距離性能をさらに向上しうるアイアンクラブヘッドセットを提供することを目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本件請求項1に係る発明は、クラブヘッドセットを、ロフト角αが10度以上かつ30度未満の低番手群と、ロフト角が30度以上かつ50度未満の中間番手群と、ロフト角50度以上かつ60以下の高番手群とにロフト角に応じて3段階に区分するとともに、
ロフト角が最小である最も低番手のクラブヘッド(i=1)が低番手群に属しかつロフト角が10〜25゜、ロフト角が最大である最も高番手のクラブヘッド(i=q)は高番手群に属し、かつi=1〜qまで5〜13本をセットとしたアイアンクラブヘッドセットにおいて、
クラブヘッドセットの中間の番手の番号をm(クラブヘッドセットが奇数本のとき中間の番手の番号をmとする。また、クラブヘッドセットが偶数本のとき中間下の番手の番号をm1、中間上の番手の番号をm2とし、中間の番手のクラブヘッドにおける各種の値を特定するときは、この2本の平均値を用いることとし、便宜的に符号mを付して示す)とするとき、この番号mのクラブヘッド(i=m)は前記中間番手群に属し、
かつ少なくとも前記ロフト角が最小、最大の各クラブヘッドは、フェース面に複数本の溝を具えるとともに、
前記溝が以下の4つの条件a1)、a2)、a3)、a4)の少なくとも1つの条件を満たすことを特徴とする。
a1)i番目(i=1〜q)のクラブヘッドの溝深さをDiとするとき
D1>Dm かつ
Dm<Dq かつ
i=1とi=m(又はm1)との間では Di≧D(i+1) かつ
i=m(又はm2)とi=qとの間では Di≦D(i+1)
であって、溝深さD1,Dqは0.4〜0.5mm
a2)i番目(i=1〜q)のクラブヘッドの溝幅をWiとするとき
W1>Wm かつ
Wm<Wq かつ
i=1とi=m(又はm1)との間では Wi≧W(i+1) かつ
i=m(又はm2)とi=qとの間では Wi≦W(i+1)
であって、溝巾W1,Wqは0.7〜0.9mm、
a3)i番目(i=1〜q)のクラブヘッドの溝と溝との間の間隔をKiとするとき
K1<Km かつ
Km>Kq かつ
i=1とi=m(又はm1)との間では Ki≦K(i+1) かつ
i=m(又はm2)とi=qとの間では Ki≧K(i+1)
であって、かつ間隔K1,Kqは2.1〜3.5mm
a4)i番目(i=1〜q)のクラブヘッドのフエース面と溝の溝壁とが挟む角度をθiとするとき
θ1<θm かつ
θm>θq かつ
i=1とi=m(又はm1)との間では θi≦θ(i+1) かつ
i=m(又はm2)とi=qとの間では θi≧θ(i+1)
であって、かつ角度θ1,θqは90〜120゜
【0018】
本件請求項2に係る発明は、クラブヘッドセットを、ロフト角αが10度以上かつ30度未満の低番手群と、ロフト角が30度以上かつ50度未満の中間番手群と、ロフト角50度以上かつ60以下の高番手群とにロフト角に応じて3段階に区分するとともに、
ロフト角が最小である最も低番手のクラブヘッド(i=1)が低番手群に属しかつロフト角が10〜25゜、ロフト角が最大である最も高番手のクラブヘッド(i=q)は高番手群に属し、かつi=1〜qまで5〜13本をセットとしたクラブヘッドセットにおいて、
クラブヘッドセットの中間の番手の番号をm(クラブヘッドセットが奇数本のとき中間の番手の番号をmとする。また、クラブヘッドセットが偶数本のとき中間下の番手の番号をm1、中間上の番手の番号をm2とし、中間の番手のクラブヘッドにおける各種の値を特定するときは、この2本の平均値を用いることとし、便宜的に符号mを付して示す)とするとき、この番手mのクラブヘッド(i=m)は前記中間番手群に属し、
かつ少なくとも前記ロフト角が最小、最大の各クラブヘッドは、フェース面に複数個のパンチマークを具えるとともに、
前記パンチマークが以下の3つの条件b1)、b2)、b3)の少なくとも1つの条件を満たすことを特徴とする。
b1)i番目(i=1〜q)のクラブヘッドのパンチマークの深さをdiとするとき
d1>dm かつ
dm<dq かつ
i=1とi=m(又はm1)との間では di≧d(i+1) かつ
i=m(又はm2)とi=qとの間では di≦d(i+1)
であって、深さd1,dqは、0.5〜1.0mm
b2)i番目(i=1〜q)のクラブヘッドのパンチマークの面積Siとするとき
S1>Sm かつ
Sm<Sq かつ
i=1とi=m(又はm1)との間では Si≧S(i+1) かつ
i=m(又はm2)とi=qとの間では Si≦S(i+1)
であって、面積S1,Sqが2.0〜2.8mm 2
b3)i番目(i=1〜q)のクラブヘッドの隣り合うパンチマークの間隔をkiとするとき
k1<km かつ
km>kq かつ
i=1とi=m(又はm1)との間では ki≦k(i+1) かつ
i=m(又はm2)とi=qとの間では ki≧k(i+1)
であって、間隔k1,kqが4.3〜6.0mm。
【0019】
本件請求項3に係る発明は、クラブヘッドセットを、ロフト角αが10度以上かつ30度未満の低番手群と、ロフト角が30度以上かつ50度未満の中間番手群と、ロフト角50度以上かつ60以下の高番手群とにロフト角に応じて3段階に区分するとともに、
ロフト角が最小である最も低番手のクラブヘッド(i=1)が低番手群に属しかつロフト角が10〜25゜、ロフト角が最大である最も高番手のクラブヘッド(i=q)は高番手群に属し、かつi=1〜qまで5〜13本をセットとしたクラブヘッドセットにおいて、
クラブヘッドセットの中間の番手の番号をm(クラブヘッドセットが奇数本のとき中間の番手の番号をmとする。また、クラブヘッドセットが偶数本のとき中間下の番手の番号をm1、中間上の番手の番号をm2とし、中間の番手のクラブヘッドにおける各種の値を特定するときは、この2本の平均値を用いることとし、便宜的に符号mを付して示す)とするとき、この番号mのクラブヘッド(i=m)は前記中間番手群に属し、
かつフェース面の十点平均粗さRが以下の条件c1を満たすことを特徴とする。
c1)i番目(i=1〜q)のクラブヘッドのフェース面の十点平均粗さをRiとするとき
R1>Rm かつ
Rm<Rq かつ
i=1とi=m(又はm1)との間では Ri≧R(i+1) かつ
i=m(又はm2)とi=qとの間では Ri≦R(i+1)
であって、十点平均粗さR1,Rqは10〜15μm。
【0021】
なお本明細書において、フェース面の摩擦係数は、フェース面にボールを垂直に所定の力Nで押し当てるとともに、このボールをフェース面と平行にフェースの高さ方向に滑らせるに要した力Pと前記押し付け力Nとの関係より求めるものとする。
【0022】
またフェース面の溝幅は、R&Aの内規「30度測定法」に基づき測定するものとし、クラブヘッドのフェース面に溝が設けられていない場合には、溝幅、溝深さはともに0、溝の間隔は無限大、溝壁角度は180度としてそれぞれ定める。
【0023】
またフェース面にパンチマークが設けられていないクラブヘッドの場合には、パンチマークの深さ、面積はともに0とし、パンチマークの間隔は無限大とする。
【0024】
さらにフェース面の十点平均粗さは、JIS B0601の第5項の「十点平均粗さ(Rz)の定義及び表示」に従って測定するものとする。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の一形態を図面に基づき説明する。
図1に示すように、本実施形態のアイアンゴルフクラブヘッドセット1は、ロフト角αが最小であり最も低番手のクラブヘッド(i=1)から、ロフト角が最大である最も高番手のクラブヘッド(i=q)まで複数本をセットとしたものである。
【0026】
このようなアイアンクラブのヘッドセット1は、例えば番手数が奇数のみからなるハーフセットや、3番アイアン〜9番アイアンまでの7本セット(i=1〜7)、 さらには、これらにドライビングアイアン、2番アイアン、ピッチングウエッジ、アプローチウエッジ、サンドウエッジ、ロブウエッジなどの1ないし複数本を加えることができる。そして、セットの総本数が例えば5〜13本、より好ましくは7〜13本、さらに好ましくは7〜10本で構成されるのが望ましい。
【0027】
図1に示す実施形態では、例えば3、5、7、9、11番アイアン(サンドウエッジ)のヘッド2a〜2eからなるセットの総本数が5本(i=1〜5)のものを例示している。なお前記符号「i」は、各クラブヘッド2を特定するために低番手のクラブヘッド2から順に付される番号であって、実際のクラブの番手数(例えば5番アイアンの「5」など)を表示するものとは異なる。
【0028】
またアイアンゴルフクラブヘッドセット1においては、例えば最もロフト角が小さいもので、10〜25度、最もロフト角が大きいもので55〜60度程度、そして中間の番手は30〜45度程度に設定されるのが好ましい。なおヘッド2は、ステンレス、チタン、チタン合金、あるいはこれらを組み合わせた複合材料など種々の材料で構成でき、本例ではステンレス材からなるヘッド本体に、フェース面3として純チタンを装着したものを例示している。
【0029】
またi=1〜qのクラブヘッドセットにおいて、クラブヘッドセット2の中間の番手のクラブヘッドの番号をmとして定める。ここで、クラブヘッドセット1が奇数本で構成されるときには、i=1〜qの中間の番手の番号をmとする。本実施形態では、クラブヘッドセット1がi=5の奇数本で構成されるため、中間の番手のクラブヘッドが2cとなり、その番号は「3」となる。
【0030】
なお、クラブヘッドセット1が偶数本(例えばi=1〜10)で構成されるときには、中間下の番手の番号をm1(例えばi=5)、中間上の番手の番号をm2(例えばi=6)とし、中間の番手のクラブヘッド2における各種の値を特定するときは、この2本の番手の平均値を用いることとし、便宜的に符号mを付して示すものとする。
【0031】
そして、本実施形態では、前記クラブヘッド2のフェース面3が以下の摩擦係数、及びその摩擦係数を満たすように、各要件を設定している。
【0032】
i番目(i=1〜q)のクラブヘッド2のフェース面3の摩擦係数をμiとするとき
μ1>μm かつ
μm<μq かつ
i=1とi=m(又はm1)との間では μi≧μ(i+1) かつ
i=m(又はm2)とi=qとの間では μi≦μ(i+1)
【0033】
このように、アイアンクラブヘッドセット1の中で、最も低番手および最も高番手のクラブヘッド2a、2eのフェース面3の摩擦係数をそれぞれ中間の番手のクラブヘッド2cのフェース面3の摩擦係数よりも大とすることにより、低番手のクラブヘッド2aではボールのバックスピン量を減じる事ができ飛距離性能を向上しうる。
【0034】
また、高番手のクラブヘッド2eではバックスピン量を増してコントロール性能を向上することが可能となる。なお低番手のクラブヘッドにおいてフェース面の摩擦係数を大きくすると打ち出しされたボールのバックスピン量が減り打ち出し角度が高くなって飛距離性能に有利となることは前述した通りである。
【0035】
また中間の番手のクラブヘッド2cについては、フェース面3の摩擦係数が相対的に小さくなるため、例えばロフト角が50度未満であるような場合には、前述の作用により打ち出しされたボールのバックスピン量を増すことができ、コントロール性能を向上することが可能となるため好ましい。
【0036】
図2には、この実施形態の一例を示し、縦軸にフェース面の摩擦係数μ(上が大)を、横軸には前記クラブヘッドセットの番手数を示している。曲線L3では摩擦係数が2種類設定されたものを示し、また曲線L4では3段階に変化するのを示している。
【0037】
なおクラブヘッド2のフェース面3の摩擦係数を変化させる方法としては、例えばフェース面に形成される溝、パンチマーク、表面粗さ、メッキ処理など種々のものが考えられ、以下順に説明する。
【0038】
(第1実施形態)
この例では、図3に示すように、少なくとも前記ロフト角が最小、最大の各クラブヘッド2a、2eには、フェース面3に複数本の溝4を具えている。このような溝4は、図4に示すように、溝4の深さDを大きくするほど、また溝幅Wを大きくするほど、さらには溝と溝との間の間隔(同じ側の溝壁縁間の距離)を小さくするほど、またフェース面3と溝4の溝壁4aとが挟む角度θを小さくするほど、フェース面3の摩擦係数を大きくすることができる。
【0039】
したがって、クラブヘッドセット1において上述のように摩擦係数μを変化させるためには、前記溝4が以下の4つの条件a1、a2、a3、a4の少なくとも1つの条件を満たすことが好ましい。なおクラブヘッドセット1の中間の番手の番号mなどは前記した通りである。
【0040】
a1)i番目(i=1〜q)のクラブヘッドの溝深さをDiとするとき
D1>Dm かつ
Dm<Dq かつ
i=1とi=m(又はm1)との間では Di≧D(i+1) かつ
i=m(又はm2)とi=qとの間では Di≦D(i+1)
a2)i番目(i=1〜q)のクラブヘッドの溝幅をWiとするとき
W1>Wm かつ
Wm<Wq かつ
i=1とi=m(又はm1)との間では Wi≧W(i+1) かつ
i=m(又はm2)とi=qとの間では Wi≦W(i+1)
a3)i番目(i=1〜q)のクラブヘッドの溝と溝との間の間隔をKiとするとき
K1<Km かつ
Km>Kq かつ
i=1とi=m(又はm1)との間では Ki≦K(i+1) かつ
i=m(又はm2)とi=qとの間では Ki≧K(i+1)
a4)i番目(i=1〜q)のクラブヘッドのフエース面と溝の溝壁とが挟む角度をθ iとするとき
θ1<θm かつ
θm>θq かつ
i=1とi=m(又はm1)との間では θi≦θ(i+1) かつ
i=m(又はm2)とi=qとの間では θ(i+1)≦θi
【0041】
このように、条件a1〜a4の少なくとも一つ、好ましくは2以上、より好ましくは3以上、さらに好ましくは全てを満たすことが最も望ましい。このような実施形態のより詳細な具体例を表1に示す。
【0042】
【表1】
【0043】
表1では、クラブヘッドセット1をロフト角αが10度以上かつ30度未満の低番手群と、ロフト角30度以上かつ50度未満の中間番手群と、ロフト角50度以上かつ60以下の高番手群とにロフト角に応じて3段階に区分し、各番手群に好ましい範囲を特定している。
【0044】
前記低番手群及び高番手群では、フェース面3の溝深さDは0.4〜0.5mmとする。この溝深さDが0.4mm未満であると、フェース面3の摩擦係数の増大効果が相対的に低下する傾向があり、逆に0.5mmを越えると、ゴルフルールに適合しなくなり好ましくない。
【0045】
また前記低番手群及び高番手群では、例えばフェース面3の溝幅Wは、0.7〜0.9mmとする。この溝幅Wが0.7mm未満であると、フェース面3の摩擦係数の増大効果が相対的に低下する傾向があり、逆に0.9mmを越えると、ゴルフルールに適合しなくなり好ましくない。
【0046】
また低番手群及び高番手群では、フェース面3の溝4の間隔Kを2.1〜3.5mmとする。この間隔Kが2.1mmを下回ると、ルール下限に近づき加工精度が特にシビアに要求され、逆に3.5mmを越えるとフェース面3の摩擦係数の増大効果が相対的に低下する傾向がある。
【0047】
さらに、低番手群及び高番手群では、溝壁角度θを90〜120度とする。この溝壁角度θが、120度を超えると、フェース面3の摩擦係数の増大効果が相対的に低下する傾向があり、逆に90度を下回るとゴルフルールに適合しなくなり好ましくない。
【0048】
このように、低番手群、高番手群のフェース面3の溝4を種々の観点から規制することにより、低番手群では打ち出しされたボールのバックスピン量を減らして打ち出し角を高くでき、飛距離性能を向上しうるとともに、高番手群では打ち出しされたボールのバックスピン量を増してランを減じるなどコントロール性能を向上しうる。
【0049】
また中間番手群では、フェース面3の溝4について、溝深さDが前記低番手群(又は高番手群)の溝深さの80%以下、溝幅Wが前記低番手群(又は高番手群)の溝幅Wの80%以下、前記溝壁角度θが前記低番手群(又は高番手群)の溝壁角度の120%以上、溝の間隔Kが前記低番手群(又は高番手群)の溝の間隔の120%以上とする。
【0050】
これにより、ロフト角が50度未満の中間番手群においては、フェース面3の摩擦係数μが相対的に小さくなるため、ボールのバックスピン量を増すことができ、コントロール性が向上する。
【0051】
なお図3では中間の番手のクラブヘッド2cにも溝4を設けたものが示されている。一般に雨天時などウェット状態でゴルフクラブを使用する際には打撃されたボールのバックスピン量が相対的に低下しやすいため、またセット中の全てのクラブに溝4があると購買者に安心感を与えるため、セット中の全てのクラブに溝4を設けるのが望ましい。
【0052】
なおこの溝4は、ゴルフルールに従いクラブのフェース面および溝の長さの全体にわたって同じ断面形状に設定されかつ左右対称の溝壁4aを有している。
【0053】
またこの溝4に関して、溝深さDについてのD1>Dq、溝幅WについてのW1>Wq、溝間間隔KについてのK1>Kq、溝壁角度θについてのθ1>θqの少なくとも1つを充足することも好ましく、さらには不等号を逆とすることでも良い。
【0054】
(第2実施形態)
次に、フェース面3の摩擦係数を変える手法として該フェース面3にパンチマーク5を設けたものについて説明する。パンチマーク5とは、図5に示すようにクラブヘッド2のフェース面3に設けられた円ないし楕円形状の小孔であり、このパンチマーク5の深さdが大きいほど、また面積S(表面積)が大きいほど、また隣り合うパンチマーク5、5の間隔kが小さいほどフェース面3の摩擦係数を大きくすることができる。
【0055】
そこで、本例では、i=1〜qのクラブヘッドセット1において、このパンチマーク5が以下の3つの条件b1、b2、b3の少なくとも1つの条件を満たすように設定する。
【0056】
b1)i番目(i=1〜q)のクラブヘッドのパンチマーク5の深さをdiとするとき d1>dm かつ
dm<dq かつ
i=1とi=m(又はm1)との間では di≧d(i+1) かつ
i=m(又はm2)とi=qとの間では di≦d(i+1)
b2)i番目(i=1〜q)のクラブヘッドのパンチマーク5の面積Siとするとき
S1>Sm かつ
Sm<Sq かつ
i=1とi=m(又はm1)との間では Si≧S(i+1) かつ
i=m(又はm2)とi=qとの間では Si≦S(i+1)
b3)i番目(i=1〜q)のクラブヘッドの隣り合うパンチマーク5の間隔(それぞ れの中心間の間隔)をkiとするとき
k1<km かつ
km>kq かつ
i=1とi=m(又はm1)との間では ki≦k(i+1) かつ
i=m(又はm2)とi=qとの間では ki≧k(i+1)
【0057】
このように、条件b1〜b3の少なくとも一つ、好ましくは2以上、より好ましくは全てを満たすことが望ましい。このような実施形態のより詳細な具体例を表2に示す。
【0058】
【表2】
【0059】
表2では、前記と同様、クラブヘッドセットをロフト角αを10度以上かつ30度未満の低番手群と、ロフト角30度以上かつ50度未満の中間番手群と、ロフト角50度以上かつ60以下の高番手群とにロフト角に応じて3段階に区分し、各番手群に好ましい範囲を特定している。
【0060】
前記低番手群及び高番手群では、パンチマーク5の深さdは0.5〜1.0mmとする。この深さdが0.5mm未満であると、フェース面3の摩擦係数の増大効果が相対的に低下する傾向があり、逆に1.0mmを越えると、ゴルフルールに適合しなくなり好ましくない。
【0061】
また前記低番手群及び高番手群では、パンチマークの面積Sは、2.0〜2.8mm2 とする。このパンチマークの面積Sが2.0mm2 未満であると、フェース面3の摩擦係数の増大効果が相対的に低下する傾向がある。
【0062】
さらに、前記低番手群及び高番手群では、隣り合うパンチマークの間隔kは、4.3〜6.0mmとするのが好ましい。このパンチマークの間隔kが4.3mm未満であると、ゴルフルールに適合しなくなり、逆に6.0mmを越えるとフェース面3の摩擦係数の増大効果が相対的に低下する傾向がある。
【0063】
なお、このようなパンチマーク5は、少なくとも最も低番手のクラブヘッド2aと最も高番手のクラブヘッド2eとに設けることによりその効果を発揮しうるが、前記溝4の場合と同様にセット中の全てのクラブヘッドに設けるのが特に好ましい。
【0064】
(第3実施形態)
フェース面3の摩擦係数を変える他の手法として、図6に示すように、例えばサンドブラスト処理などにより微細な凹凸6をフェース面3に施すことが挙げられる。このようなフェース面3の摩擦係数は、表面粗さ、例えば十点平均粗さRに比例する。そこで本例ではi=1〜qのクラブヘッドセット1において、フェース面3の十点平均粗さRが以下の条件c1を満たす。
【0065】
c1)i番目(i=1〜q)のクラブヘッドのフェース面の十点平均粗さをRiとするとき
R1>Rm かつ
Rm<Rq かつ
i=1とi=m(又はm1)との間では Ri≧R(i+1) かつ
i=m(又はm2)とi=qとの間では Ri≦R(i+1)
このような実施形態を表3に示す。
【0066】
【表3】
【0067】
表3では、前記と同様、クラブヘッドセットをロフト角10度以上かつ30度未満の低番手群と、ロフト角30度以上かつ50度未満の中間番手群と、ロフト角50度以上かつ60以下の高番手群とにロフト角に応じて3段階に区分し、各番手群に好ましい範囲を分類している。そして、前記低番手群及び高番手群では、フェース面の十点平均粗さRiを10〜15(μm)に設定するのが好ましく、中間番手群では2〜7(μm)とするのが好ましい。なお、この条件c1は、前記溝4又はパンチマーク5の条件と組み合わせて用いても良い。
【0068】
以上好ましい実施形態について詳述したが、本発明は、例えばフェース面3のメッキ処理を施したものと、それを施さないものなどにより摩擦係数μを変えるようにしてもよく、種々の態様に変形しうる。
【0069】
【実施例】
(第1実施形態)
フェース面に溝を有する総本数7本のクラブセットを表4の仕様にて試作し(実施例1、2、比較例1)、シャフトを装着してスイングロボットにより試打テストを行い、打ち出しされたボールのバックスピン量、打ち出し角度、キャリー、ラン、トータル飛距離をそれぞれ測定した。なおスイングロボットは、ロフト角15度のクラブヘッドを有するクラブで41.5m/sのヘッドスピードになるよう設定した。クラブヘッドの仕様を表4に、テストの結果を表5に示す。
【0070】
【表4】
【0071】
【表5】
【0072】
(第2実施形態)
フェース面にパンチマークを有するクラブセットを表6の仕様にて試作し(実施例3、比較例2)、シャフトを装着して前記の条件で試打テストを行った。クラブヘッドの仕様、テストの結果を表6に示す。
【0073】
【表6】
【0074】
(第3実施形態)
フェース面の表面粗さを変えたクラブセットを表7の仕様にて試作し(実施例4、比較例3)、シャフトを装着して前記の条件で試打テストを行った。クラブヘッドの仕様及びテストの結果を表7に示す。
【0075】
【表7】
【0076】
いずれの実施形態においても、実施例のものは、比較例と比べて低番手側で打ち出しされたボールのバックスピン量が相対的に少なくかつ打ち出し角が高くなっていることが確認できる。このため、キャリー、ランとも比較例を上回っていることが確認できる。また高番手側、中間番手では、ボールのバックスピン量が相対的に多いためランが非常に少なく、ボールコントロールがしやすいことも確認できる。
【0077】
【発明の効果】
上述したように、本願各発明では、低番手側のクラブヘッドでは、打ち出しされたボールのバックスピン量を相対的に少なくし、打ち出し角度を高めることにより、打ち出しされたボールのキャリー、ランを増して飛距離性能を向上しうるとともに、高番手側のクラブヘッドでは、ボールのバックスピン量を相対的に増すことができ、ランを少なくしてボールのコントロール性を向上しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態のヘッドセットの一例を示す側面図である。
【図2】 本実施形態のヘッドセットの各番手とフェース面の摩擦係数μとの関係を示すグラフである。
【図3】 本実施形態のヘッドセットの中から一部のヘッドを取り出して例示する正面図である。
【図4】 フェース面の溝と直交するヘッドの断面図である。
【図5】 本実施形態のヘッドセットの中から一部のヘッドを取り出して例示する正面図である。
【図6】 本実施形態のヘッドセットの中から一部のヘッドを取り出して例示する正面図である。
【図7】 従来のヘッドセットの各番手とフェース面の摩擦係数μとの関係を示すグラフである。
【図8】 フェース面の表面状態とボールのバックスピン量との関係を示すグラフである。
【図9】 3番アイアンのフェース面の表面状態とボールの打ち出し角度との関係を示すグラフである。
【図10】 5番アイアンのフェース面の表面状態とボールの打ち出し角度との関係を示すグラフである。
【図11】 7番アイアンのフェース面の表面状態とボールの打ち出し角度との関係を示すグラフである。
【図12】 SWのフェース面の表面状態とボールの打ち出し角度との関係を示すグラフである。
【図13】 ボールとフェース面のインパクトの過程を説明する断面図である。
【図14】 インパクトからの経過時間とボールのカバーとコア部分との間のせん断力との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
2 クラブヘッド
3 フェース面
4 溝
5 パンチマーク
6 凹凸[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an iron club headset in which the spin performance of a hit ball is improved by controlling the surface state of the face surface of the club head so as to exhibit the optimum performance according to the count.
[0002]
[Prior art]
Iron golf clubs require flying distance performance to fly the ball farther in the low count where the loft angle is relatively small, and conversely the ball after falling to the ground in the high count where the loft angle is relatively large So-called control performance that suppresses rolling (hereinafter sometimes referred to as “run”) is required. Generally, in order to improve the flight distance performance, it is desirable to reduce the backspin amount of the ball that has been launched, and it is effective to increase the launch angle of the hit ball, and conversely to improve the control performance. For this purpose, it is effective to give more backspin to the launched ball.
[0003]
Conventionally, as an iron club set aiming at achieving these required performances, for example, JP-A-61-272067, JP-A-2-228980, JP-A-2-222881, JP-A-9-192274 No. gazettes have been proposed.
[0004]
In these proposals, the depth, width, size, shape, spacing, and surface roughness of the grooves and punch marks formed on the face surface of the club head as well as the surface roughness of the face surface are determined according to the club number. By changing the value, the friction coefficient of the face surface is set to be smaller as the club head has a relatively low loft angle as shown by the curve L1 in FIG. A method of setting a large coefficient is employed. Japanese Patent Application Laid-Open No. 61-272067 also discloses that the coefficient of friction of the face surface is increased as the club head is lower in number as indicated by the curve L2.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, when the friction coefficient of the face surface of the club head of high counts is increased by various experiments conducted by the present inventors, the backspin amount of the hit ball is increased and the controllability of the hit ball can be improved. It has been found that when the friction coefficient of the face surface is made small in a club head having a relatively small count, the backspin amount of the ball tends to slightly increase contrary to the conventional expectation.
[0006]
FIG. 8 shows the relationship between the surface state of the face surface of the club head and the backspin amount of the launched ball among the experimental results. 9 to 12 show the relationship between the surface state of the face surface and the launch angle of the launched ball.
[0007]
In the experiment, from the iron set, 4 irons, 3 iron (loft angle 21 °), 5 iron (loft angle 29 °), 7 iron (
[0008]
As a result of these experiments, in the irons No. 3, No. 5, and No. 7, contrary to the conventional prediction, the larger the friction coefficient of the face surface, the smaller the backspin amount of the launched ball and the larger the launch angle. As a result, the tendency for the flight distance to increase was confirmed. As a result of further research by the inventors, in a club head having a loft angle smaller than 50 degrees, the back spin amount of the ball hit with a larger face surface friction coefficient It was found that there was relatively little and the launch angle was large.
[0009]
To fully elucidate such a phenomenon theoretically, further analysis of the complex deformation behavior of the ball at the time of impact is required, but one cause is the impact of the club head face surface and the ball. It can be inferred that the internal spin of the core part of the generated ball has an effect.
[0010]
13A to 13D show the impact state of the ball in time series. FIG. 14 is a graph showing the relationship between the shearing force between the core portion (position P1) of the ball B and the cover (position P2) and the elapsed time from the impact.
[0011]
As shown in FIG. 13A, the impacted ball B is deformed and comes into close contact with the
[0012]
The inventors examined the process of impact of the ball B in more detail. As a result, the cover B2 of the ball B is circular between the positions P1 and P2 shown in FIG. 13 by the shearing force that pulls the cover B2 in the direction of the frictional force. The relative displacement in the circumferential direction was determined (FIG. 13B).
[0013]
Such misalignment between the core portion B1 and the cover B2 tends to be restored as the deformation of the impacted ball B starts to be restored to the original state. Due to this restoring force, a shearing force in the direction opposite to the above acts between the core portion B1 and the cover B2, and the positions P1 and P2 are neutral positions where the positional deviation is eliminated (FIG. 13 (c)). It is launched from the
[0014]
At this time, it has been found that the internal spin in the forward direction, which is opposite to the back spin, is generated in the core part B1, and the back spin amount of the ball decreases as the internal spin increases. is there.
[0015]
In addition, in a club head having a loft angle smaller than 50 degrees, the internal spin rotating in the forward direction of the core portion B1 is reduced when the friction coefficient of the
[0016]
The present invention has been devised in view of such a situation, and based on improving the surface condition of the face surface according to the required performance of each club head, the flight distance performance at a particularly low count is further improved. It aims to provide a possible iron club headset.
[0017]
[Means for Solving the Problems]
The invention according to claim 1 is a club headset.,Loft angle α is 10 degrees and less than 30 degrees low count group, loft angle is 30 degrees and less than 50 degrees intermediate count group, loft angle is more than 50 degrees and 60 count and less According to the three stages,
The club head with the lowest loft angle (i = 1) belongs to the group with the lowest count and the club head with the highest loft angle (i = q) is 10-25 ° and the loft angle is the largest. In an iron club headset that belongs to a high count group and has a set of 5 to 13 from i = 1 to q,
The number of the intermediate count of the club headset is m (the number of the intermediate count is m when the club headset is odd. The number of the lower middle number is m1 when the club headset is even. When the upper count number is m2 and various values in the intermediate count club head are specified, the average value of these two is used, and is indicated with the symbol m for convenience) The club head of number m (i = m) belongs to the intermediate count group,
And at least each of the club heads with the minimum and maximum loft angles has a plurality of grooves on the face surface,
The groove is characterized in that it satisfies at least one of the following four conditions a1), a2), a3), and a4).
a1)The groove depth of the i-th (i = 1 to q) club headDiWhen
D1> Dm And
Dm <Dq And
Between i = 1 and i = m (or m1)Di ≧ D(I + 1) and
Between i = m (or m2) and i = qDi ≦ D(I + 1)
And the groove depths D1 and Dq are 0.4 to 0.5 mm.
a2) When the groove width of the i-th (i = 1 to q) club head is Wi
W1> Wm and
Wm <Wq and
Between i = 1 and i = m (or m1), Wi ≧ W (i + 1) and
Between i = m (or m2) and i = q, Wi ≦ W (i + 1)
And the groove widths W1 and Wq are 0.7 to 0.9 mm,
a3) When the interval between the grooves of the i-th (i = 1 to q) club head is Ki
K1 <Km and
Km> Kq and
Between i = 1 and i = m (or m1), Ki ≦ K (i + 1) and
Between i = m (or m2) and i = q, Ki ≧ K (i + 1)
And the intervals K1 and Kq are 2.1 to 3.5 mm.
a4) When the angle between the face surface of the i-th (i = 1 to q) club head and the groove wall is θi
θ1 <θm and
θm> θq and
Between i = 1 and i = m (or m1), θi ≦ θ (i + 1) and
Between i = m (or m2) and i = q, θi ≧ θ (i + 1)
And the angles θ1 and θq are 90 to 120 °.
[0018]
The invention according to
The club head with the lowest loft angle (i = 1) belongs to the group with the lowest count and the club head with the highest loft angle (i = q) is 10-25 ° and the loft angle is the largest. In a club headset that belongs to a high count group and has a set of 5 to 13 from i = 1 to q,
The number of the intermediate count of the club headset is m (the number of the intermediate count is m when the club headset is odd. The number of the lower middle number is m1 when the club headset is even. When the upper count number is m2 and various values in the intermediate count club head are specified, the average value of these two is used, and is indicated with the symbol m for convenience) , The club head of this count m (i = m) belongs to the intermediate count group,
And at least each of the club heads with the minimum and maximum loft angles is on the face surface.Multiple punch marksAs well as
SaidPunch marks are the following three conditions b1), b2), b3)Characterized by satisfying at least one of the conditionsAnd
b1) Depth of punch mark of i-th (i = 1 to q) club headdiWhen
d1> dm And
dm <dq And
Between i = 1 and i = m (or m1)di ≧ d(I + 1) and
Between i = m (or m2) and i = qdi ≦ d(I + 1)
And depthd1 and dq are 0.5 to 1.0 mm
b2) When the area Si of the punch mark of the i-th (i = 1 to q) club head
S1> SmAnd
Sm <Sq And
Between i = 1 and i = m (or m1)Si ≧ S(I + 1) and
Between i = m (or m2) and i = qSi ≦ S(I + 1)
BecauseArea S1, Sq is 2.0-2.8mm 2
b3) Of the i-th (i = 1 to q) club headAdjacent punch marksIntervalkiWhen
k1 <km And
km> kq And
Between i = 1 and i = m (or m1)ki ≦ k(I + 1) and
Between i = m (or m2) and i = qki ≧ k(I + 1)
BecauseInterval k1, kq is 4.3-6.0mm.
[0019]
The invention according to
The club head with the lowest loft angle (i = 1) belongs to the group with the lowest count and the club head with the highest loft angle (i = q) is 10-25 ° and the loft angle is maximum. In a club headset that belongs to a high count group and has 5 to 13 sets from i = 1 to q,
The number of the intermediate count of the club headset is m (the number of the intermediate count is m when the club headset is an odd number. The number of the lower middle number is m1 when the club headset is an even number. When the upper count number is m2, and when specifying various values in the intermediate count club head, the average value of these two is used, and for convenience it is indicated with the symbol m) The club head of number m (i = m) belongs to the intermediate count group,
AndThe ten-point average roughness R of the face surface satisfies the following condition c1.Feature to meetAnd
c1) Of the i-th (i = 1 to q) club headThe ten-point average roughness of the face surface is RiWhen
R1> Rm And
Rm <Rq And
Between i = 1 and i = m (or m1)Ri ≧ R(I + 1) and
Between i = m (or m2) and i = qRi ≦ R(I + 1)
BecauseTen-point average roughness R1, Rq is 10-15 μm.
[0021]
In this specification, the friction coefficient of the face surface is the force P required to press the ball perpendicularly to the face surface with a predetermined force N and to slide the ball in the height direction of the face parallel to the face surface. And the pressing force N.
[0022]
Further, the groove width of the face surface is measured based on the internal rule “30 degree measurement method” of R & A. When no groove is provided on the face surface of the club head, the groove width and the groove depth are both 0, The interval between the grooves is infinite, and the groove wall angle is 180 degrees.
[0023]
In the case of a club head in which no punch marks are provided on the face surface, the depth and area of the punch marks are both 0, and the distance between the punch marks is infinite.
[0024]
Further, the ten-point average roughness of the face surface is measured in accordance with “Definition and display of ten-point average roughness (Rz)” in
[0025]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
As shown in FIG. 1, the iron golf club headset 1 of the present embodiment has the lowest loft angle α and the lowest club head (i = 1) to the highest club with the largest loft angle. A plurality of sets up to the head (i = q) are set.
[0026]
Such an iron club headset 1 includes, for example, a half set consisting of only an odd number, a set of 7 irons from 3 iron to 9 iron (i = 1 to 7), and further, a driving iron One or a plurality of irons such as a second iron, a pitching wedge, an approach wedge, a sand wedge, and a lobe wedge can be added. The total number of sets is, for example, 5 to 13, more preferably 7 to 13, and further preferably 7 to 10.
[0027]
In the embodiment shown in FIG. 1, for example, the total number of
[0028]
Further, in the iron golf club headset 1, for example, the smallest loft angle is set to 10 to 25 degrees, the largest loft angle is set to about 55 to 60 degrees, and the intermediate count is set to about 30 to 45 degrees. It is preferable. The
[0029]
Further, in the club head set of i = 1 to q, the club head number of the intermediate count of the club head set 2 is determined as m. Here, when the club head set 1 is composed of an odd number, the number of the intermediate count of i = 1 to q is m. In the present embodiment, since the club head set 1 is composed of odd number i = 5, the club head of the intermediate count is 2c, and the number is “3”.
[0030]
When the club headset 1 is composed of an even number (for example, i = 1 to 10), the number of the lower middle number is m1 (for example, i = 5) and the number of the upper middle number is m2 (for example, i = 6) When specifying various values in the
[0031]
In this embodiment, the
[0032]
When the friction coefficient of the
μ1> μm and
μm <μq and
μi ≧ μ (i + 1) between i = 1 and i = m (or m1) and
Between i = m (or m2) and i = q, μi ≦ μ (i + 1)
[0033]
As described above, in the iron club headset 1, the friction coefficient of the
[0034]
In addition, the
[0035]
In addition, since the friction coefficient of the
[0036]
FIG. 2 shows an example of this embodiment, where the vertical axis indicates the friction coefficient μ of the face surface (upper is large), and the horizontal axis indicates the number of club heads. Curve L3 shows two types of friction coefficients set, and curve L4 shows three stages of change.
[0037]
As a method of changing the friction coefficient of the
[0038]
(First embodiment)
In this example, as shown in FIG. 3, at least each of the club heads 2a and 2e having the minimum and maximum loft angles includes a plurality of
[0039]
Therefore, in order to change the friction coefficient μ as described above in the club headset 1, it is preferable that the
[0040]
a1) When the groove depth of the i-th (i = 1 to q) club head is Di
D1> Dm and
Dm <Dq and
Between i = 1 and i = m (or m1), Di ≧ D (i + 1) and
Between i = m (or m2) and i = q, Di ≦ D (i + 1)
a2) When the groove width of the i-th (i = 1 to q) club head is Wi
W1> Wm and
Wm <Wq and
Between i = 1 and i = m (or m1), Wi ≧ W (i + 1) and
Between i = m (or m2) and i = q, Wi ≦ W (i + 1)
a3) When the interval between the grooves of the i-th (i = 1 to q) club head is Ki
K1 <Km and
Km> Kq and
Between i = 1 and i = m (or m1), Ki ≦ K (i + 1) and
Between i = m (or m2) and i = q, Ki ≧ K (i + 1)
a4) When the angle between the face surface of the i-th (i = 1 to q) club head and the groove wall is θ i
θ1 <θm and
θm> θq and
Between i = 1 and i = m (or m1), θi ≦ θ (i + 1) and
Between i = m (or m2) and i = q, θ (i + 1) ≦ θi
[0041]
Thus, it is most desirable to satisfy at least one of the conditions a1 to a4, preferably 2 or more, more preferably 3 or more, and still more preferably all. A more specific example of such an embodiment is shown in Table 1.
[0042]
[Table 1]
[0043]
In Table 1, the club headset 1 has a loft angle α of 10 degrees or more and less than 30 degrees, and a loft angle of 30 degrees.And moreIntermediate count group less than 50 degrees and loft angle 50 degreesAnd moreThe high count group of 60 or less is divided into three stages according to the loft angle, and a preferable range is specified for each count group.
[0044]
In the low count group and the high count group, the groove depth D of the
[0045]
In the low count group and the high count group, for example, the groove width W of the
[0046]
In the low count group and the high count group, the interval K between the
[0047]
Further, in the low count group and the high count group, the groove wall angle θ is set to 90 to 120 degrees. If the groove wall angle θ exceeds 120 degrees, the effect of increasing the friction coefficient of the
[0048]
In this way, by restricting the
[0049]
In the intermediate count group, the groove depth D of the
[0050]
As a result, in the intermediate count group having a loft angle of less than 50 degrees, the friction coefficient μ of the
[0051]
In FIG. 3, a
[0052]
The
[0053]
The
[0054]
(Second Embodiment)
Next, as a method for changing the friction coefficient of the
[0055]
Therefore, in this example, in the club headset 1 with i = 1 to q, the
[0056]
b1) When the depth of the
dm <dq and
between i = 1 and i = m (or m1), di ≧ d (i + 1) and
Between i = m (or m2) and i = q, di ≦ d (i + 1)
b2) When the area Si of the
S1> Sm and
Sm <Sq and
Between i = 1 and i = m (or m1), Si ≧ S (i + 1) and
Between i = m (or m2) and i = q, Si ≦ S (i + 1)
b3) When the distance between adjacent punch marks 5 of the i-th (i = 1 to q) club head (the distance between the centers) is ki.
k1 <km and
km> kq and
between i = 1 and i = m (or m1), ki ≦ k (i + 1) and
Between i = m (or m2) and i = q, ki ≧ k (i + 1)
[0057]
Thus, it is desirable to satisfy at least one of the conditions b1 to b3, preferably 2 or more, more preferably all. A more specific example of such an embodiment is shown in Table 2.
[0058]
[Table 2]
[0059]
In Table 2, as described above, the club headset is divided into a low count group having a loft angle α of 10 degrees or more and less than 30 degrees, an intermediate count group having a loft angle of 30 degrees or more and less than 50 degrees, and a loft angle of 50 degrees or more and The high count group of 60 or less is divided into three stages according to the loft angle, and a preferable range is specified for each count group.
[0060]
In the low count group and the high count group, the depth d of the
[0061]
In the low count group and the high count group, the area S of the punch mark is 2.0 to 2.8 mm.2And The punch mark area S is 2.0 mm.2If it is less than the range, the effect of increasing the friction coefficient of the
[0062]
Further, in the low count group and the high count group, the interval k between adjacent punch marks is preferably 4.3 to 6.0 mm. If the distance k between the punch marks is less than 4.3 mm, the golf rules are not met. Conversely, if it exceeds 6.0 mm, the effect of increasing the friction coefficient of the
[0063]
Such a
[0064]
(Third embodiment)
As another method for changing the friction coefficient of the
[0065]
c1) When the ten-point average roughness of the face surface of the i-th (i = 1 to q) club head is Ri
R1> Rm and
Rm <Rq and
Between i = 1 and i = m (or m1), Ri ≧ R (i + 1) and
Between i = m (or m2) and i = q, Ri ≦ R (i + 1)
Such an embodiment is shown in Table 3.
[0066]
[Table 3]
[0067]
In Table 3, as described above, the club headset is divided into a low count group having a loft angle of 10 degrees or more and less than 30 degrees, an intermediate count group having a loft angle of 30 degrees or more and less than 50 degrees, and a loft angle of 50 degrees or more and 60 or less. Are divided into three stages according to the loft angle, and a preferable range is classified into each count group. In the low count group and the high count group, the ten-point average roughness Ri of the face surface is preferably set to 10 to 15 (μm), and in the intermediate count group, it is preferably set to 2 to 7 (μm). . The condition c1 may be used in combination with the condition of the
[0068]
Although the preferred embodiment has been described in detail above, the present invention may be modified in various ways, for example, by changing the friction coefficient μ depending on whether the
[0069]
【Example】
(First embodiment)
A total of seven club sets having grooves on the face surface were manufactured in accordance with the specifications shown in Table 4 (Examples 1, 2 and Comparative Example 1). The back spin amount, launch angle, carry, run, and total flight distance of the ball were measured. The swing robot was set to have a head speed of 41.5 m / s in a club having a club head with a loft angle of 15 degrees. Table 4 shows the club head specifications and Table 5 shows the test results.
[0070]
[Table 4]
[0071]
[Table 5]
[0072]
(Second Embodiment)
A club set having punch marks on the face surface was prototyped according to the specifications shown in Table 6 (Example 3, Comparative Example 2). Table 6 shows the club head specifications and test results.
[0073]
[Table 6]
[0074]
(Third embodiment)
A club set in which the surface roughness of the face was changed was prototyped according to the specifications shown in Table 7 (Example 4, Comparative Example 3). Table 7 shows the club head specifications and test results.
[0075]
[Table 7]
[0076]
In any of the embodiments, it can be confirmed that in the example, the backspin amount of the ball launched on the lower count side is relatively smaller and the launch angle is higher than in the comparative example. For this reason, it can be confirmed that both carry and run exceed the comparative example. In addition, on the high count side and the intermediate count, it can be confirmed that the run is very small because the back spin amount of the ball is relatively large and the ball control is easy.
[0077]
【The invention's effect】
As mentioned above,Each invention of this applicationIn the club head on the lower count side, the backspin amount of the launched ball is relatively reduced and the launch angle is increased, so that the carry and run of the launched ball can be increased and the flight distance performance can be improved. At the same time, in the club head on the higher count side, the backspin amount of the ball can be relatively increased, and the control of the ball can be improved by reducing the run.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view showing an example of a headset according to an embodiment.
FIG. 2 is a graph showing the relationship between each count of the headset of the present embodiment and the friction coefficient μ of the face surface.
FIG. 3 is a front view illustrating a part of heads taken out from the headset of the embodiment.
FIG. 4 is a cross-sectional view of the head orthogonal to the groove on the face surface.
FIG. 5 is a front view illustrating a part of heads taken out from the headset of the embodiment.
FIG. 6 is a front view illustrating a part of heads taken out from the headset according to the embodiment.
FIG. 7 is a graph showing the relationship between each count of a conventional headset and the friction coefficient μ of the face surface.
FIG. 8 is a graph showing the relationship between the surface state of the face surface and the backspin amount of the ball.
FIG. 9 is a graph showing the relationship between the surface state of the face surface of a 3 iron and the ball launch angle.
FIG. 10 is a graph showing the relationship between the surface state of the face surface of a 5 iron and the ball launch angle.
FIG. 11 is a graph showing a relationship between a surface state of a face surface of a 7-iron and a ball launch angle.
FIG. 12 is a graph showing the relationship between the surface state of the SW face surface and the ball launch angle.
FIG. 13 is a cross-sectional view illustrating a process of impact between a ball and a face surface.
FIG. 14 is a graph showing the relationship between the elapsed time from impact and the shear force between the cover and core portion of the ball.
[Explanation of symbols]
2 Club head
3 Face side
4 groove
5 Punch mark
6 Concavities and convexities
Claims (3)
ロフト角が最小である最も低番手のクラブヘッド(i=1)が低番手群に属しかつロフト角が10〜25゜、ロフト角が最大である最も高番手のクラブヘッド(i=q)は高番手群に属し、かつi=1〜qまで5〜13本をセットとしたアイアンクラブヘッドセットにおいて、
クラブヘッドセットの中間の番手の番号をm(クラブヘッドセットが奇数本のとき中間の番手の番号をmとする。また、クラブヘッドセットが偶数本のとき中間下の番手の番号をm1、中間上の番手の番号をm2とし、中間の番手のクラブヘッドにおける各種の値を特定するときは、この2本の平均値を用いることとし、便宜的に符号mを付して示す)とするとき、この番号mのクラブヘッド(i=m)は前記中間番手群に属し、
かつ少なくとも前記ロフト角が最小、最大の各クラブヘッドは、フェース面に複数本の溝を具えるとともに、
前記溝が以下の4つの条件a1)、a2)、a3)、a4)の少なくとも1つの条件を満たすことを特徴とするアイアンクラブヘッドセット。
a1)i番目(i=1〜q)のクラブヘッドの溝深さをDiとするとき
D1>Dm かつ
Dm<Dq かつ
i=1とi=m(又はm1)との間では Di≧D(i+1) かつ
i=m(又はm2)とi=qとの間では Di≦D(i+1)
であって、溝深さD1,Dqは0.4〜0.5mm
a2)i番目(i=1〜q)のクラブヘッドの溝幅をWiとするとき
W1>Wm かつ
Wm<Wq かつ
i=1とi=m(又はm1)との間では Wi≧W(i+1) かつ
i=m(又はm2)とi=qとの間では Wi≦W(i+1)
であって、溝巾W1,Wqは0.7〜0.9mm、
a3)i番目(i=1〜q)のクラブヘッドの溝と溝との間の間隔をKiとするとき
K1<Km かつ
Km>Kq かつ
i=1とi=m(又はm1)との間では Ki≦K(i+1) かつ
i=m(又はm2)とi=qとの間では Ki≧K(i+1)
であって、かつ間隔K1,Kqは2.1〜3.5mm
a4)i番目(i=1〜q)のクラブヘッドのフエース面と溝の溝壁とが挟む角度をθiとするとき
θ1<θm かつ
θm>θq かつ
i=1とi=m(又はm1)との間では θi≦θ(i+1) かつ
i=m(又はm2)とi=qとの間では θi≧θ(i+1)
であって、かつ角度θ1,θqは90〜120゜ The club head set, and a low count group loft angle α is smaller than 10 degrees or more and 30 degrees, and a loft angle of 30 degrees or more and the intermediate count groups of less than 50 degrees, loft angle 50 ° or more and 60 or less of the high count group And is divided into three stages according to the loft angle,
The club head with the lowest loft angle (i = 1) belongs to the group with the lowest count and the club head with the highest loft angle (i = q) is 10-25 ° and the loft angle is the largest. In an iron club headset that belongs to a high count group and has a set of 5 to 13 from i = 1 to q,
The number of the intermediate count of the club headset is m (the number of the intermediate count is m when the club headset is odd. The number of the lower middle number is m1 when the club headset is even. When the upper count number is m2 and various values in the intermediate count club head are specified, the average value of these two is used, and is indicated with the symbol m for convenience) The club head of number m (i = m) belongs to the intermediate count group,
And at least each of the club heads with the minimum and maximum loft angles has a plurality of grooves on the face surface,
The iron club headset is characterized in that the groove satisfies at least one of the following four conditions a1), a2), a3), and a4).
a1) When the groove depth of the i-th (i = 1 to q) club head is Di
D1> Dm and
Dm <Dq and Di ≧ D (i + 1) between i = 1 and i = m (or m1) and Di ≦ D (i + 1) between i = m (or m2) and i = q
And the groove depths D1 and Dq are 0.4 to 0.5 mm.
a2) When the groove width of the i-th (i = 1 to q) club head is Wi
W1> Wm and
Wm <Wq and
Between i = 1 and i = m (or m1), Wi ≧ W (i + 1) and
Between i = m (or m2) and i = q, Wi ≦ W (i + 1)
And the groove widths W1 and Wq are 0.7 to 0.9 mm,
a3) When the interval between the grooves of the i-th (i = 1 to q) club head is Ki
K1 <Km and
Km> Kq and
Between i = 1 and i = m (or m1), Ki ≦ K (i + 1) and
Between i = m (or m2) and i = q, Ki ≧ K (i + 1)
And the intervals K1 and Kq are 2.1 to 3.5 mm.
a4) When the angle between the face surface of the i-th (i = 1 to q) club head and the groove wall is θi
θ1 <θm and
θm> θq and
Between i = 1 and i = m (or m1), θi ≦ θ (i + 1) and
Between i = m (or m2) and i = q, θi ≧ θ (i + 1)
And the angles θ1 and θq are 90 to 120 °.
ロフト角が最小である最も低番手のクラブヘッド(i=1)が低番手群に属しかつロフト角が10〜25゜、ロフト角が最大である最も高番手のクラブヘッド(i=q)は高番手群に属し、かつi=1〜qまで5〜13本をセットとしたクラブヘッドセットにおいて、
クラブヘッドセットの中間の番手の番号をm(クラブヘッドセットが奇数本のとき中間の番手の番号をmとする。また、クラブヘッドセットが偶数本のとき中間下の番手の番号をm1、中間上の番手の番号をm2とし、中間の番手のクラブヘッドにおける各種の値を特定するときは、この2本の平均値を用いることとし、便宜的に符号mを付して示す)とするとき、この番手mのクラブヘッド(i=m)は前記中間番手群に属し、
かつ少なくとも前記ロフト角が最小、最大の各クラブヘッドは、フェース面に複数個のパンチマークを具えるとともに、
前記パンチマークが以下の3つの条件b1)、b2)、b3)の少なくとも1つの条件を満たすことを特徴とするアイアンクラブヘッドセット。
b1)i番目(i=1〜q)のクラブヘッドのパンチマークの深さをdiとするとき
d1>dm かつ
dm<dq かつ
i=1とi=m(又はm1)との間では di≧d(i+1) かつ
i=m(又はm2)とi=qとの間では di≦d(i+1)
であって、深さd1,dqは、0.5〜1.0mm
b2)i番目(i=1〜q)のクラブヘッドのパンチマークの面積Siとするとき
S1>Sm かつ
Sm<Sq かつ
i=1とi=m(又はm1)との間では Si≧S(i+1) かつ
i=m(又はm2)とi=qとの間では Si≦S(i+1)
であって、面積S1,Sqが2.0〜2.8mm 2
b3)i番目(i=1〜q)のクラブヘッドの隣り合うパンチマークの間隔をkiとするとき
k1<km かつ
km>kq かつ
i=1とi=m(又はm1)との間では ki≦k(i+1) かつ
i=m(又はm2)とi=qとの間では ki≧k(i+1)
であって、間隔k1,kqが4.3〜6.0mm。The club head set, and a low count group loft angle α is smaller than 10 degrees or more and 30 degrees, and a loft angle of 30 degrees or more and the intermediate count groups of less than 50 degrees, loft angle 50 ° or more and 60 or less of the high count group And is divided into three stages according to the loft angle,
The club head with the lowest loft angle (i = 1) belongs to the group with the lowest count and the club head with the highest loft angle (i = q) is 10-25 ° and the loft angle is the largest. In a club headset that belongs to a high count group and has a set of 5 to 13 from i = 1 to q,
The number of the intermediate count of the club headset is m (the number of the intermediate count is m when the club headset is odd. The number of the lower middle number is m1 when the club headset is even. When the upper count number is m2 and various values in the intermediate count club head are specified, the average value of these two is used, and is indicated with the symbol m for convenience) , The club head of this count m (i = m) belongs to the intermediate count group,
And each club head having at least the minimum and maximum loft angles has a plurality of punch marks on the face surface, and
The iron club headset is characterized in that the punch mark satisfies at least one of the following three conditions b1), b2), and b3) .
b1 ) When the punch mark depth of the i-th (i = 1 to q) club head is di
d1> dm and
dm <dq and di ≧ d (i + 1) between i = 1 and i = m (or m1) and di ≦ d (i + 1) between i = m (or m2) and i = q
And the depths d1 and dq are 0.5 to 1.0 mm.
b2 ) When the area is Si of the punch mark of the i-th (i = 1 to q) club head
S1> Sm and
Sm <Sq and Si ≧ S (i + 1) between i = 1 and i = m (or m1) and Si ≦ S (i + 1) between i = m (or m2) and i = q
And the areas S1 and Sq are 2.0 to 2.8 mm 2.
b3 ) When the interval between adjacent punch marks of the i-th (i = 1 to q) club head is ki.
k1 <km and
km> kq and ki ≦ k (i + 1) between i = 1 and i = m (or m1) and ki ≧ k (i + 1) between i = m (or m2) and i = q.
And the intervals k1 and kq are 4.3 to 6.0 mm .
ロフト角が最小である最も低番手のクラブヘッド(i=1)が低番手群に属しかつロフト角が10〜25゜、ロフト角が最大である最も高番手のクラブヘッド(i=q)は高番手群に属し、かつi=1〜qまで5〜13本をセットとしたクラブヘッドセットにおいて、
クラブヘッドセットの中間の番手の番号をm(クラブヘッドセットが奇数本のとき中間の番手の番号をmとする。また、クラブヘッドセットが偶数本のとき中間下の番手の番号をm1、中間上の番手の番号をm2とし、中間の番手のクラブヘッドにおける各種の値を特定するときは、この2本の平均値を用いることとし、便宜的に符号mを付して示す)とするとき、この番号mのクラブヘッド(i=m)は前記中間番手群に属し、
かつフェース面の十点平均粗さRが以下の条件c1を満たすことを特徴とするアイアンクラブヘッドセット。
c1)i番目(i=1〜q)のクラブヘッドのフェース面の十点平均粗さをRiとするとき
R1>Rm かつ
Rm<Rq かつ
i=1とi=m(又はm1)との間では Ri≧R(i+1) かつ
i=m(又はm2)とi=qとの間では Ri≦R(i+1)
であって、十点平均粗さR1,Rqは10〜15μm。 The club head set, and a low count group loft angle α is smaller than 10 degrees or more and 30 degrees, and a loft angle of 30 degrees or more and the intermediate count groups of less than 50 degrees, loft angle 50 ° or more and 60 or less of the high count group And is divided into three stages according to the loft angle,
The club head with the lowest loft angle (i = 1) belongs to the group with the lowest count and the club head with the highest loft angle (i = q) is 10-25 ° and the loft angle is the largest. In a club headset that belongs to a high count group and has a set of 5 to 13 from i = 1 to q,
The number of the intermediate count of the club headset is m (the number of the intermediate count is m when the club headset is odd. The number of the lower middle number is m1 when the club headset is even. When the upper count number is m2 and various values in the intermediate count club head are specified, the average value of these two is used, and is indicated with the symbol m for convenience) The club head of number m (i = m) belongs to the intermediate count group,
An iron club headset characterized in that the ten-point average roughness R of the face surface satisfies the following condition c1 .
c1 ) When the ten-point average roughness of the face surface of the i-th (i = 1 to q) club head is Ri
R1> Rm and
Rm <Rq and Ri ≧ R (i + 1) between i = 1 and i = m (or m1) and Ri ≦ R (i + 1) between i = m (or m2) and i = q
And 10-point average roughness R1, Rq is 10-15 micrometers.
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