JP3863684B2 - Handpiece - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はハンドピースに関し、特に超音波手術器などの医療装置用のハンドピースに関する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】
超音波手術器用のハンドピースは、大別して、ケース及びその内部に収納されるユニットで構成される。従来において、ユニットをケース内に収納する場合、例えば10工程程度の作業が必要とされる。それらの工程には、例えば、ケース内に円筒形状の固定部材を固定しその固定部材内に振動ユニットの胴部を圧入する工程、固定部材及びケースを介して振動ユニットに複数のピンを打ち込む工程、Oリングによるシールを補強するためにケースと振動ユニットとの間にシリコーンを注入しそれを固化させる工程、信号ケーブルの取り出し口をシールする工程など、多くの工程が含まれる。このため、製造作業が煩雑で、製造コストを引き下げられないという問題がある。また、ハンドピースの構造が複雑となるという問題がある。また、メンテナンスを行う場合に、ケース内から振動ユニットを引き出すのが極めて困難であるという問題がある。更に、多数の工程が必要であることに起因し、ハンドピースを適正に組み立てるための注意事項も多く、作業者の労力負荷が大きいという問題がある。この問題は、電気手術器用ハンドピースなどの医療装置においても指摘される。
【0003】
本発明は、上記従来の課題に鑑みなされたものであり、その目的は、ケースに対して内部ユニットを簡単にセットできるハンドピースを提供することにある。
【0004】
本発明の他の目的は、ケースから内部ユニットを簡単に取り外せるハンドピースを提供することにある。
【0005】
本発明の他の目的は、内部ユニットの固定、流路の接続、信号ケーブル周囲のシール処理などの工程を一括して行えるようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
(1)上記目的を達成するために、本発明は、先端側に第1係合部が形成され、手術具に対して手術用信号を供給する手術ユニットと、前記第1係合部に対応する位置に第2係合部が形成され、後端開口から手術ユニットが挿入されるケースと、前記第1係合部が前記第2係合部と係合して前記ケースに対する前記手術ユニットの前進が規制されている状態において、前記ケースの後端開口に装着されて前記ケースに対する前記手術ユニットの後退を規制する後端キャップと、を含むことを特徴とする。
【0007】
上記構成によれば、ケースの後端開口からケース内に手術ユニットを挿入すると、手術ユニットの先端側に形成された第1係合部がケースの内側に形成された第2係合部に係合し、これによってケースに対する手術ユニットの前進運動が規制される。また、後端開口には後端キャップが装着され、これによってケースに対する手術ユニットの後退が規制される。よって、上記の第1及び第2係合部の係合作用と後端キャップによる栓作用によって、ケースに対する手術ユニットの前後動が抑止され、すなわち、手術ユニットが固定される。本発明によれば、手術ユニットの挿入と後端キャップの装着の2つの基本工程でハンドピースを組み立て可能であるので、その製造工程を大幅に簡略化可能である。
【0008】
第1係合部は手術具の先端又はその近傍に設けられるのが望ましいが、少なくとも手術ユニットの中央より前側に設けられる。その場合、第1係合部は基本的に手術ユニットの外周面に形成され、特に振動の節の位置に設けるのが望ましい。第2係合部はケース内壁における第1係合部に対応した位置(係合可能な位置)に形成される。それらの係合部は例えば肩部及び段差として構成することもできる。後端キャップは、後端開口を覆うように設けることもできるが、後端開口の内部に栓のように挿入されてもよい。その場合、後端キャップによって信号線の保持及びシールが行われるのが望ましい。後端キャップの取り外しによって、簡単に手術ユニットをケース内から引き出すこともでき、メンテナンス性能も良好である。
【0009】
望ましくは、前記第1係合部と前記第2係合部との間には第1弾性部材が介在配置される。望ましくは、前記手術ユニットの中間胴部と前記ケースの内壁との間には第2弾性部材が介在配置される。望ましくは、前記手術ユニットの後端には第3係合部が形成され、前記後端キャップの先端には第3弾性部材を介して前記第2係合部と係合する第4係合部が形成される。各種の弾性部材によって手術ユニットを安定保持可能であり、また、弾性部材によるシール作用も発揮させることができる。
【0010】
望ましくは、前記手術ユニットの中心軸に沿ってユニット流路が形成され、前記後端キャップの中心軸に沿って、前記ユニット流引路に連通するキャップ流路が形成される。望ましくは、前記ケース内での前記手術ユニットの回転を規制するピンを有する。例えば、ケースの先端開口に(例えばホーンカバー先端開口)から露出する手術具(例えば超音波ホーン)の先端に交換可能なチップが装着されるような場合、ピンを設けておけば、チップ装着時の回転力によってケースに対して手術ユニットが回転してしまうことを防止可能である。
【0011】
望ましくは、当該ハンドピースは超音波振動子を含む。すなわち、本発明は超音波手術用ハンドピースや電気手術器用ハンドピースなどの各種のハンドピースに適用可能であるが、特に手術ユニットの構造が複雑である前者のハンドピースに適用されるのが望ましい。
【0012】
(2)また、上記目的を達成するために、本発明は、手術具に対して手術用信号を供給する手術ユニットと、後端開口から前記手術ユニットが挿入されるケースと、前記ケース内に前記手術ユニットが挿入された状態で、前記後側開口に装着されて前記手術ユニットの運動を規制する後端キャップと、を含むハンドピースであって、前記後端キャップは、前記ケースの内径に対応した外径を有する弾性部材と、前記弾性部材を挟持して径方向に膨らませる挟持機構と、を含むことを特徴とする。
【0013】
上記構成によれば、後端キャップを構成する弾性部材が径方向に弾性変形して膨らみ、押圧力下での摩擦抵抗によって後端キャップの固定を確実に行える。特に、後端開口内部に特別な構造を設けなくても後端キャップの取り付けを行うことができ、しかも簡単な作業で取り付けが完了する。弾性変形を利用しているので、シール効果も期待できる。
【0014】
望ましくは、前記挟持機構は、前記弾性部材を挟む一対のブロックと、前記一対のブロックに跨って設けられ、前記一対のブロック間の距離を小さくするネジ部材と、を含む。この構成によれば、ネジを締めれば手術ユニットの固定を行え、ネジを緩めれば固定状態を解除できる。
【0015】
望ましくは、前記弾性部材には信号ケーブルを貫通させるケーブル孔が形成され、前記弾性部材の挟持に伴って前記ケーブル孔と前記信号ケーブルとの間がシールされる。信号ケーブルの取出部分に対しては従来から特別なシールが必要であったが(例えばシリコーン充填など)、本発明によれば、弾性部材の弾性作用を利用して手術ユニットの固定と同時に信号ケーブルのシールも行える。
【0016】
(3)また、上記目的を達成するために、本発明は、手術具に対して手術用信号を供給する手術ユニットと、前記手術ユニットを収納するケースと、前記ケース内に前記手術ユニットが収納された状態で、前記ケース内で径方向に膨らみ、これにより前記ケースに対して前記手術ユニットを固定する手段と、を含むことを特徴とする。
【0017】
(4)また、上記目的を達成するために、本発明は、ケース内にその後端開口から手術ユニットを挿入する工程と、前記ケース内に手術ユニットが挿入された状態で前記後端開口に弾性部材を挿入する工程と、前記弾性部材を加圧挟持してその弾性部材の径方向に膨張させ、これにより前記手術ユニットの固定を行う工程と、を含むことを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。
【0019】
図1には、本発明に係るハンドピースの好適な実施形態が示されており、図1はその断面図である。図1に示されるハンドピース10は本実施形態において超音波手術器用のハンドピースである。
【0020】
ハンドピース10は、大別して、ケース本体12と、その先端に取り付けられるホーンカバー14と、ケース本体12及びホーンカバー14によって構成されるハンドピースケース内に収容される内部アセンブリ16と、で構成される。内部アセンブリ16は、大別して、手術ユニット18と後端キャップ20とで構成される。以下に各構成について具体的に説明する。
【0021】
手術ユニット18において、振動子部22は、いわゆるボルト締め型の超音波振動子であり、複数の圧電素子30を有する。各圧電素子30の間には電極が設けられ、複数の圧電体及び電極で構成される積層体が一対のブッロク32,34によって所定圧力で挟まれている。すなわち、振動子部22の前側には、ホーン24まで伸長した前ブロック34が設けられ、積層体の後側には後ブロック32が設けられている。これらの2つのブロック32,34は互いに図示されていないボルトによって連結されている。この構造自体は公知の構成である。
【0022】
前ブロック34の積層体側(手術ユニット18の中間部)にはリング溝34Aが形成されており、そのリング溝34A内にはOリング36が配設されている。このOリング36は振動の節の位置に設けられ、手術ユニット18の固定及びシールの機能を有している。
【0023】
前ブロック34の先端側は、Oリング38を介してホーンカバー14と係合している。これについては後に図2を用いて詳述する。ここで、Oリング38は、Oリング36と同様に、手術ユニット18の固定及びシールの機能を有する。
【0024】
前ブロック34の先端側にはホーン24が連結されており、振動子部22において発生した超音波振動は、前ブロック34を介してホーン24に伝達される。そして、ホーン先端によって組織の破砕などが実行される。本実施形態においては、ホーン24の先端にチップ25が装着されており、例えばそのチップ25の劣化が生じた場合には当該部分のみを交換可能である。ホーン24の内部には中空の流路24Aが形成されており、その流路24Aを介して破砕された組織や洗浄液を吸引することができる。
【0025】
ホーンカバー14にはパイプ13の先端部が連結されている。このパイプ13は洗浄液を供給するためのものであり、ホーンカバー14とホーン24との隙間に洗浄液が供給される。そして、その隙間を介して患部に洗浄液が供給される。ここで、上述したようにOリング38が設けられているため、洗浄液がケース本体12内部に進入することはない。
【0026】
次に、後端キャップ20について詳述する。後端キャップ20は本実施形態においてケース本体12の後端開口内に栓のように挿入される部材であり、その後端キャップ20は、第1連結ブロック46、弾性部材48及び第2連結ブロック50で構成される。第1及び第2連結ブロック46,50は例えばアルミなどの金属で構成され、弾性部材48は例えばゴムなどで構成される。第1連結ブロック46と第2連結ブロック50とに跨って締付ネジ52が設けられており、その締付ネジ52を締付けることによって2つの連結ブロック46,50が互いに近接し、その結果、弾性部材48が径方向に膨張する。その膨張圧力による弾性部材48とケース本体12内壁との摺動抵抗によって、後端キャップ20が確実かつ安定して後端開口部内に固定されることになる。
【0027】
本実施形態のハンドピース10においては、ケース本体12の後端開口から手術ユニット18が挿入され、その前進端に手術ユニット18が至った状態において、ケース本体12の後端開口内に後端キャップ20が挿入され、若干前方方向に圧力をかけた状態において当該後端キャップ20が固定される。すなわち弾性部材48の膨張による固定が実行される。この状態では、手術ユニット18の前方方向への運動は後に図2を用いて説明するように第1係合部及び第2係合部の係合作用によって規制され、一方、手術ユニット18の後退方向の運動は後端キャップ20の存在により規制される。すなわち手術ユニットの前端側及び後端側の両方においてそれぞれ内側への規制を働かせることによって、手術ユニット18をケース本体12内部に確実に固定することが可能となる。
【0028】
ちなみに、上述したようにOリング36は振動の節の位置に設けられ、これと同様に、Oリング38も振動の節の位置に設けられている。このような位置関係及び手術ユニット18がゴムなどのOリング36,38によって保持されることから、振動子部22で発生した超音波を効率的にホーン24に伝達することが可能である。
【0029】
後端キャップ20についてさらに説明すると、第1及び第2連結ブロック46,50及び弾性部材48は、後端開口部の円形形状に対応してそれぞれ円板型を有している。第1連結ブロック46の先端側は突出しておりホルダ56が形成されている。そのホルダ56は振動子部22の後端側から突出するノズル40と係合するものであり、具体的には、ノズル40の外周囲にスリーブ42が設けられ、そのスリーブ42がホルダ56における支持壁56Aに当接されている。そのホルダ56内にはノズル40を取り囲むようにOリング44が設けられており、これによってそれらの部材間がシールされている。ノズル40の内部は上述したホーン24の内部流路24Aと連通しており、さらにノズル40の内部は後端キャップ20の各部材の中央に形成された流路に連通し、最終的にノズル58の内部と連通している。このノズル58には図示されていないチューブが接続され、そのようなチューブを介して吸引された洗浄液が輸送される。
【0030】
また、後に図3に示すように、後端キャップ20には、ケーブル54の引出部54Aを貫通させるケーブル孔が形成されており、弾性部材48を弾性変形させると、その作用によって引出部54Aが強く締付けられ、当該部分がシールされる。よって、引出部54Aの固定部分に特別なシール処理を施す必要がなくなる。
【0031】
ちなみに、ハンドピース10の中間部分における外径は例えば12mmであり、従来の同一機能を持ったハンドピースに比べて部品点数の削減によって数mmほど細く形成可能である。また、図1に示した実施形態ではボルト締め型の超音波振動子が利用されていたが、いわゆる磁歪型のトランスデューサを利用することも可能である。
【0032】
なお、図1には示されてはいないが、例えば第1連結ブロック46の周囲に1又は複数のベアリングを設けてもよい。そのような構成によれば、後端キャップ20の挿入作業をより円滑に行うことが可能となる。また、締付ネジ52は図1において1つのみ示されているが、例えば2つあるいは3つそのような締付ネジ52を設けてもよい。複数の締付ネジ52をそれぞれ均等に配置すれば、弾性部材48を締付ける際のアンバランスを防止できるという利点がある。
【0033】
図2には、図1に示した手術ユニット18における先端部の拡大図が示されている。前ブロック34の先端側には肩部60が形成され、一方、それに対応してハンドピースのケースの一部を成すホーンカバー14には段差部64が形成されている。ここで、肩部60は第1係合部として機能するものであり、段差部64は第2係合部として機能するものである。それらの間には上述したようにOリング38が配置される。ここで、肩部60における前方を向いた当接面60Aは、段差部64における後方を向いた当接面64Aに対向しており、その2つの面の間にOリング38が存在している。前ブロック34における先端部材62の外周面60Bとホーンカバー14の後端部における内周面64Bとの間の隙間は本実施形態においてOリング38の直径よりも小さく設定されており、それらの2つの面の間にOリング38が挟まれる結果、Oリング38はハンドピースの軸方向を長軸として扁平することになる。これによってシール効果を高めることが可能となる。もちろん、ケース本体12に対して手術ユニット18を挿入する場合においてはOリング38の存在によって手術ユニット18の前進運動が規制される。すなわち、Oリング38を介して肩部60と段差部64とが衝突し、それが手術ユニット18の前進端を決定する。
【0034】
先端部材62にはU溝68が形成されておりホーンカバー14に設けられるピン70と係合する。このピン70とU溝68との係合によって手術ユニット18の回転運動が規制される。例えば、図1に示したように、ホーン24に対してチップ25を取り付ける場合に、特殊な工具を利用してチップ25を回転させる作業が行われるが、その場合において、手術ユニット18の回転停止を行わせることができる。
【0035】
ちなみに、本実施形態においてはケース本体12とホーンカバー14とが別体にて構成されていたが、もちろんハンドピースケースとしてそれらを一体型にしてもよい。
【0036】
図3には、後端キャップ20の拡大図が示されている。上述したように、第1連結ブロック46と第2連結ブロック50との間に弾性部材48が挟まれ、締付ネジ52の締付けによって弾性部材48が径方向に膨張する。その結果、ケース本体12の後端開口内部に確実に後端キャップ20を固定することが可能になり、これと共に、ケーブル54の引出部54Aを確実にシールすることが可能となる。ここで、引出部54Aは各部材46,48,50に形成されたケーブル孔46B,48B,50Bに挿通されている。
【0037】
第1連結ブロック46にはネジ穴46Aが形成され、そのネジ穴46Aは締付ネジ52の先端ネジ部52Bと螺合する。なお、弾性部材48にはネジ穴48Aが形成され、第2連結ブロック50にはネジ穴50Aが形成されている。また、第2連結ブロック50にはネジヘッド52Aが当接される段差が形成されている。第1連結ブロック46には弾性部材48の中央部分を貫通する筒部46Cが形成され、その筒部46Cの内部の流路は第2連結ブロック50の中央部分に形成された流路50Cに連通している。
【0038】
次に、図4を用いて図1に示したハンドピース10の組立方法について説明する。
【0039】
まず、ケース本体12にホーンカバー14が取り付けられた状態において、ケース本体12の後端開口12A内に手術ユニット18が挿入される。これが符号S1で示されている。その挿入を行うと、図2に示したように肩部60が段差部64にOリング38を介して当接されることになる。その結果、その手術ユニット18の前進運動が規制される。手術ユニット18に対して前方方向へ若干の圧力をかけた状態において、符号S2で示すように、後端キャップ20が後端開口12A内に挿入され、後端キャップ20によって手術ユニット18に対して前方方向に若干の圧力をかけた状態を維持しつつ上述した締付ネジ52を締付ける。すると、後端キャップ20が後端開口12Aに確実に固定される。
【0040】
ちなみに、Oリング38,36,44はあらかじめ手術ユニット18に取り付けておくのが望ましい。ここで、Oリング40については、後端キャップ20のホルダ56内部に挿入しておくこともできる。また、後端キャップ20の装着にあたっては、あらかじめケーブル54の引出部54Aをその後端キャップ20に挿通させておく必要がある。そのように処理しておけば、後端キャップ20の装着時に引出部54Aのシールを同時に達成することができる。
【0041】
本実施形態に係るハンドピースによれば、手術ユニット18の先端側及び後端側の基本的に2カ所において手術ユニット18をその軸方向に関して固定することができるので、例えばその工程数を従来の3割程度に減らすことが可能となる。また、ケース内部にシリコーンなどの注入を行ってその固化を待つ必要がないので、例えばハンドピース1個の製造時間を従来よりも50分の1にすることが可能となる。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ケース内に内部ユニットを簡単にセットすることが可能となる。また、製造工程を簡略化することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るハンドピースの好適な実施形態を示す断面図である。
【図2】 手術ユニット先端部の拡大図である。
【図3】 後端キャップの拡大図である。
【図4】 組立時の組立方法を説明するための図である。
【符号の説明】
10 ハンドピース、12 ケース本体、14 ホーンカバー、16 内部アセンブリ、18 手術ユニット、20 後端キャップ、22 振動子部、24 ホーン、46 第1連結ブロック、48 弾性部材、50 第2連結ブロック、52 締付ネジ、60 肩部(第1係合部)、64 段差部(第2係合部)。
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a handpiece, and more particularly to a handpiece for a medical device such as an ultrasonic surgical instrument.
[0002]
[Prior art and problems]
A handpiece for an ultrasonic surgical instrument is roughly divided into a case and a unit housed therein. Conventionally, when storing a unit in a case, for example, work of about 10 steps is required. In these steps, for example, a step of fixing a cylindrical fixing member in the case and press-fitting the body of the vibration unit into the fixing member, a step of driving a plurality of pins into the vibration unit through the fixing member and the case In order to reinforce the seal by the O-ring, many steps are included such as a step of injecting silicone between the case and the vibration unit and solidifying it, and a step of sealing the signal cable outlet. For this reason, there is a problem that the manufacturing operation is complicated and the manufacturing cost cannot be reduced. There is also a problem that the structure of the handpiece is complicated. In addition, when performing maintenance, there is a problem that it is extremely difficult to pull out the vibration unit from the case. Furthermore, due to the necessity of a large number of processes, there are many precautions for properly assembling the handpiece, and there is a problem that the labor load on the operator is large. This problem is also pointed out in medical devices such as electrosurgical handpieces.
[0003]
The present invention has been made in view of the above-described conventional problems, and an object thereof is to provide a handpiece capable of easily setting an internal unit to a case.
[0004]
Another object of the present invention is to provide a handpiece that allows an internal unit to be easily removed from a case.
[0005]
Another object of the present invention is to make it possible to collectively perform processes such as fixing an internal unit, connecting a flow path, and sealing processing around a signal cable.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
(1) In order to achieve the above object, the present invention corresponds to a surgical unit in which a first engagement portion is formed on the distal end side and supplies a surgical signal to a surgical instrument, and the first engagement portion. A second engaging portion is formed at a position where the surgical unit is inserted from a rear end opening, and the first engaging portion engages with the second engaging portion to cause the surgical unit to be And a rear end cap that is attached to the rear end opening of the case and restricts the retreat of the surgical unit relative to the case in a state where the forward movement is restricted.
[0007]
According to the above configuration, when the surgical unit is inserted into the case from the rear end opening of the case, the first engaging portion formed on the distal end side of the surgical unit is engaged with the second engaging portion formed inside the case. This restricts the forward movement of the surgical unit relative to the case. Further, a rear end cap is attached to the rear end opening, thereby restricting the retreat of the surgical unit with respect to the case. Therefore, the back and forth movement of the surgical unit with respect to the case is suppressed by the engaging action of the first and second engaging portions and the plug action by the rear end cap, that is, the surgical unit is fixed. According to the present invention, since the handpiece can be assembled in two basic processes of inserting the surgical unit and attaching the rear end cap, the manufacturing process can be greatly simplified.
[0008]
The first engagement portion is preferably provided at or near the distal end of the surgical instrument, but is provided at least in front of the center of the surgical unit. In this case, the first engaging portion is basically formed on the outer peripheral surface of the surgical unit, and is preferably provided particularly at the position of the vibration node. The second engaging portion is formed at a position corresponding to the first engaging portion on the inner wall of the case (position that can be engaged). These engaging parts can also be configured as shoulders and steps, for example. The rear end cap can be provided so as to cover the rear end opening, but may be inserted into the rear end opening like a plug. In that case, it is desirable that the signal line is held and sealed by the rear end cap. By removing the rear end cap, the surgical unit can be easily pulled out from the case, and the maintenance performance is also good.
[0009]
Preferably, a first elastic member is interposed between the first engagement portion and the second engagement portion. Preferably, a second elastic member is disposed between the intermediate body portion of the surgical unit and the inner wall of the case. Preferably, a third engagement portion is formed at the rear end of the surgical unit, and a fourth engagement portion is engaged with the second engagement portion via a third elastic member at the front end of the rear end cap. Is formed. The surgical unit can be stably held by various elastic members, and the sealing action by the elastic members can be exhibited.
[0010]
Preferably, a unit flow path is formed along the central axis of the surgical unit, and a cap flow path communicating with the unit flow path is formed along the central axis of the rear end cap. Desirably, a pin for restricting rotation of the surgical unit within the case is provided. For example, when a replaceable tip is attached to the tip of a surgical instrument (eg, ultrasonic horn) exposed from the tip opening of the case (eg, tip opening of the horn cover), if a pin is provided, It is possible to prevent the surgical unit from rotating with respect to the case by the rotational force.
[0011]
Preferably, the handpiece includes an ultrasonic transducer. That is, the present invention can be applied to various handpieces such as an ultrasonic surgical handpiece and an electrosurgical device handpiece, and is particularly preferable to be applied to the former handpiece having a complicated surgical unit structure. .
[0012]
(2) In order to achieve the above object, the present invention provides a surgical unit that supplies a surgical signal to a surgical instrument, a case in which the surgical unit is inserted from a rear end opening, A rear end cap that is attached to the rear opening and regulates the movement of the surgical unit in a state in which the surgical unit is inserted, wherein the rear end cap is formed on the inner diameter of the case. It includes an elastic member having a corresponding outer diameter, and a holding mechanism that holds the elastic member and expands it in the radial direction.
[0013]
According to the said structure, the elastic member which comprises a rear-end cap elastically deforms to radial direction, and it swells, and can fix a rear-end cap reliably by the frictional resistance under a pressing force. In particular, the rear end cap can be attached without providing a special structure inside the rear end opening, and the attachment is completed with a simple operation. Since elastic deformation is used, a sealing effect can be expected.
[0014]
Preferably, the clamping mechanism includes a pair of blocks that sandwich the elastic member, and a screw member that is provided across the pair of blocks and reduces the distance between the pair of blocks. According to this configuration, the surgical unit can be fixed by tightening the screw, and the fixed state can be released by loosening the screw.
[0015]
Preferably, the elastic member is formed with a cable hole through which the signal cable passes, and the gap between the cable hole and the signal cable is sealed as the elastic member is sandwiched. Conventionally, a special seal has been required for the signal cable extraction portion (for example, silicone filling). According to the present invention, the signal cable is fixed simultaneously with the fixing of the surgical unit by using the elastic action of the elastic member. Can also be sealed.
[0016]
(3) In order to achieve the above object, the present invention provides a surgical unit that supplies a surgical signal to a surgical instrument, a case that houses the surgical unit, and the surgical unit that is housed in the case. And means for swelling radially in the case and thereby fixing the surgical unit to the case.
[0017]
(4) Further, in order to achieve the above object, the present invention includes a step of inserting a surgical unit from a rear end opening into a case, and an elasticity to the rear end opening in a state where the surgical unit is inserted into the case. A step of inserting a member, and a step of pressing and holding the elastic member to expand the elastic member in a radial direction, thereby fixing the surgical unit.
[0018]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
DESCRIPTION OF EXEMPLARY EMBODIMENTS Hereinafter, preferred embodiments of the invention will be described with reference to the drawings.
[0019]
FIG. 1 shows a preferred embodiment of a handpiece according to the present invention, and FIG. 1 is a sectional view thereof. A handpiece 10 shown in FIG. 1 is a handpiece for an ultrasonic surgical instrument in this embodiment.
[0020]
The handpiece 10 is roughly divided into a case main body 12, a horn cover 14 attached to the tip thereof, and an internal assembly 16 accommodated in a handpiece case constituted by the case main body 12 and the horn cover 14. The The internal assembly 16 is roughly composed of a surgical unit 18 and a rear end cap 20. Each configuration will be specifically described below.
[0021]
In the surgical unit 18, the transducer unit 22 is a so-called bolted ultrasonic transducer and includes a plurality of piezoelectric elements 30. Electrodes are provided between the piezoelectric elements 30, and a laminated body composed of a plurality of piezoelectric bodies and electrodes is sandwiched between the pair of blocks 32 and 34 at a predetermined pressure. That is, a front block 34 that extends to the horn 24 is provided on the front side of the vibrator portion 22, and a rear block 32 is provided on the rear side of the laminate. These two blocks 32 and 34 are connected to each other by bolts not shown. This structure itself is a known configuration.
[0022]
A ring groove 34A is formed on the laminate side of the front block 34 (intermediate portion of the surgical unit 18), and an O-ring 36 is disposed in the ring groove 34A. The O-ring 36 is provided at the position of the vibration node and functions to fix and seal the surgical unit 18.
[0023]
The front end side of the front block 34 is engaged with the horn cover 14 via an O-ring 38. This will be described in detail later with reference to FIG. Here, like the O-ring 36, the O-ring 38 has functions of fixing and sealing the surgical unit 18.
[0024]
A horn 24 is connected to the front end side of the front block 34, and ultrasonic vibration generated in the vibrator unit 22 is transmitted to the horn 24 through the front block 34. The tissue is crushed by the tip of the horn. In the present embodiment, the tip 25 is attached to the tip of the horn 24. For example, when the tip 25 is deteriorated, only the portion can be replaced. A hollow flow path 24A is formed inside the horn 24, and the crushed tissue and washing liquid can be sucked through the flow path 24A.
[0025]
The horn cover 14 is connected to the tip of the pipe 13. The pipe 13 is for supplying a cleaning liquid, and the cleaning liquid is supplied to the gap between the horn cover 14 and the horn 24. Then, the cleaning liquid is supplied to the affected area through the gap. Here, since the O-ring 38 is provided as described above, the cleaning liquid does not enter the case body 12.
[0026]
Next, the rear end cap 20 will be described in detail. The rear end cap 20 is a member inserted like a plug into the rear end opening of the case body 12 in the present embodiment, and the rear end cap 20 includes the first connection block 46, the elastic member 48, and the second connection block 50. Consists of. The first and second connection blocks 46 and 50 are made of a metal such as aluminum, and the elastic member 48 is made of rubber or the like. A tightening screw 52 is provided across the first connection block 46 and the second connection block 50, and by tightening the tightening screw 52, the two connection blocks 46, 50 are close to each other, and as a result, elastic The member 48 expands in the radial direction. Due to the sliding resistance between the elastic member 48 and the inner wall of the case body 12 due to the expansion pressure, the rear end cap 20 is securely and stably fixed in the rear end opening.
[0027]
In the handpiece 10 of the present embodiment, the surgical unit 18 is inserted from the rear end opening of the case body 12, and the rear end cap is placed in the rear end opening of the case body 12 in a state where the surgical unit 18 reaches the advanced end. The rear end cap 20 is fixed in a state where 20 is inserted and pressure is slightly applied in the forward direction. That is, the elastic member 48 is fixed by expansion. In this state, the movement of the surgical unit 18 in the forward direction is restricted by the engaging action of the first engaging portion and the second engaging portion as described later with reference to FIG. Directional movement is regulated by the presence of the rear end cap 20. That is, it is possible to securely fix the surgical unit 18 inside the case body 12 by applying inward regulation on both the front end side and the rear end side of the surgical unit.
[0028]
Incidentally, as described above, the O-ring 36 is provided at the position of the vibration node, and similarly, the O-ring 38 is also provided at the position of the vibration node. Since the positional relationship and the surgical unit 18 are held by O-rings 36 and 38 such as rubber, it is possible to efficiently transmit the ultrasonic waves generated by the vibrator unit 22 to the horn 24.
[0029]
The rear end cap 20 will be further described. The first and second connecting blocks 46 and 50 and the elastic member 48 each have a disk shape corresponding to the circular shape of the rear end opening. The front end side of the first connection block 46 protrudes and a holder 56 is formed. The holder 56 engages with the nozzle 40 protruding from the rear end side of the vibrator portion 22. Specifically, a sleeve 42 is provided on the outer periphery of the nozzle 40, and the sleeve 42 is supported by the holder 56. It is in contact with the wall 56A. An O-ring 44 is provided in the holder 56 so as to surround the nozzle 40, thereby sealing between those members. The interior of the nozzle 40 communicates with the internal flow path 24A of the horn 24 described above, and further the interior of the nozzle 40 communicates with the flow path formed at the center of each member of the rear end cap 20, and finally the nozzle 58. It communicates with the inside of. A tube (not shown) is connected to the nozzle 58, and the cleaning liquid sucked through such a tube is transported.
[0030]
Further, as shown in FIG. 3 later, the rear end cap 20 is formed with a cable hole that penetrates the lead-out portion 54A of the cable 54. When the elastic member 48 is elastically deformed, the pull-out portion 54A is caused by its action. Tightened and the part is sealed. Therefore, it is not necessary to perform a special sealing process on the fixed portion of the drawer portion 54A.
[0031]
Incidentally, the outer diameter of the intermediate portion of the handpiece 10 is, for example, 12 mm, and can be formed thinner by several millimeters by reducing the number of parts compared to a conventional handpiece having the same function. In the embodiment shown in FIG. 1, a bolted ultrasonic transducer is used, but a so-called magnetostrictive transducer can also be used.
[0032]
Although not shown in FIG. 1, for example, one or a plurality of bearings may be provided around the first connection block 46. According to such a configuration, the insertion operation of the rear end cap 20 can be performed more smoothly. Further, although only one tightening screw 52 is shown in FIG. 1, for example, two or three such tightening screws 52 may be provided. If the plurality of tightening screws 52 are equally disposed, there is an advantage that unbalance when the elastic member 48 is tightened can be prevented.
[0033]
FIG. 2 shows an enlarged view of the distal end portion of the surgical unit 18 shown in FIG. A shoulder 60 is formed on the front end side of the front block 34, and a stepped portion 64 is formed on the horn cover 14 that forms part of the handpiece case. Here, the shoulder portion 60 functions as a first engagement portion, and the step portion 64 functions as a second engagement portion. Between them, an O-ring 38 is arranged as described above. Here, the contact surface 60A facing forward in the shoulder 60 is opposed to the contact surface 64A facing backward in the stepped portion 64, and an O-ring 38 exists between the two surfaces. . The gap between the outer peripheral surface 60B of the front end member 62 in the front block 34 and the inner peripheral surface 64B in the rear end portion of the horn cover 14 is set to be smaller than the diameter of the O-ring 38 in this embodiment. As a result of the O-ring 38 being sandwiched between the two surfaces, the O-ring 38 is flattened with the axial direction of the handpiece as the long axis. As a result, the sealing effect can be enhanced. Of course, when the surgical unit 18 is inserted into the case body 12, the forward movement of the surgical unit 18 is restricted by the presence of the O-ring 38. In other words, the shoulder 60 and the stepped portion 64 collide with each other via the O-ring 38, which determines the advance end of the surgical unit 18.
[0034]
A U groove 68 is formed in the tip member 62 and engages with a pin 70 provided on the horn cover 14. The rotational movement of the surgical unit 18 is restricted by the engagement between the pin 70 and the U groove 68. For example, as shown in FIG. 1, when the tip 25 is attached to the horn 24, the tip 25 is rotated using a special tool. In this case, the rotation of the surgical unit 18 is stopped. Can be performed.
[0035]
Incidentally, in the present embodiment, the case main body 12 and the horn cover 14 are configured separately, but of course, they may be integrated as a handpiece case.
[0036]
FIG. 3 shows an enlarged view of the rear end cap 20. As described above, the elastic member 48 is sandwiched between the first connection block 46 and the second connection block 50, and the elastic member 48 expands in the radial direction by tightening the tightening screw 52. As a result, the rear end cap 20 can be reliably fixed inside the rear end opening of the case main body 12, and at the same time, the lead-out portion 54A of the cable 54 can be reliably sealed. Here, the lead-out portion 54A is inserted into cable holes 46B, 48B, and 50B formed in the members 46, 48, and 50, respectively.
[0037]
A screw hole 46 </ b> A is formed in the first connection block 46, and the screw hole 46 </ b> A is screwed with the tip screw portion 52 </ b> B of the tightening screw 52. The elastic member 48 has a screw hole 48A, and the second connection block 50 has a screw hole 50A. Further, the second connecting block 50 is formed with a step where the screw head 52A is brought into contact. The first connecting block 46 is formed with a cylindrical portion 46C that penetrates the central portion of the elastic member 48, and the flow path inside the cylindrical portion 46C communicates with the flow channel 50C formed in the central portion of the second connecting block 50. is doing.
[0038]
Next, a method for assembling the handpiece 10 shown in FIG. 1 will be described with reference to FIG.
[0039]
First, in a state where the horn cover 14 is attached to the case body 12, the surgical unit 18 is inserted into the rear end opening 12 </ b> A of the case body 12. This is indicated by S1. When the insertion is performed, the shoulder 60 is brought into contact with the stepped portion 64 through the O-ring 38 as shown in FIG. As a result, the forward movement of the surgical unit 18 is restricted. In a state where a slight pressure is applied to the surgical unit 18 in the forward direction, the rear end cap 20 is inserted into the rear end opening 12A as indicated by reference numeral S2, and the rear end cap 20 applies the surgical unit 18 to the surgical unit 18. The above-described tightening screw 52 is tightened while maintaining a state where a slight pressure is applied in the forward direction. Then, the rear end cap 20 is securely fixed to the rear end opening 12A.
[0040]
Incidentally, it is desirable that the O-rings 38, 36, and 44 are attached to the surgical unit 18 in advance. Here, the O-ring 40 can be inserted into the holder 56 of the rear end cap 20. Further, when attaching the rear end cap 20, it is necessary to insert the lead-out portion 54 </ b> A of the cable 54 into the rear end cap 20 in advance. If treated in such a manner, it is possible to simultaneously achieve the sealing of the lead-out portion 54A when the rear end cap 20 is attached.
[0041]
According to the handpiece according to the present embodiment, the surgical unit 18 can be fixed with respect to the axial direction at basically two positions on the distal end side and the rear end side of the surgical unit 18, so that, for example, the number of steps is reduced to the conventional number. It can be reduced to about 30%. In addition, since it is not necessary to inject silicone into the case and wait for its solidification, for example, the manufacturing time of one handpiece can be reduced to 1/50 compared with the conventional case.
[0042]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the internal unit can be easily set in the case. In addition, the manufacturing process can be simplified.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view showing a preferred embodiment of a handpiece according to the present invention.
FIG. 2 is an enlarged view of a distal end portion of a surgical unit.
FIG. 3 is an enlarged view of a rear end cap.
FIG. 4 is a view for explaining an assembling method at the time of assembling;
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 10 Handpiece, 12 Case main body, 14 Horn cover, 16 Internal assembly, 18 Surgical unit, 20 Rear end cap, 22 Vibrator part, 24 Horn, 46 1st connection block, 48 Elastic member, 50 2nd connection block, 52 Fastening screw, 60 shoulder (first engaging portion), 64 stepped portion (second engaging portion).

Claims (9)

手術具に対して手術用信号を供給する手術ユニットと、
後端開口から前記手術ユニットが挿入されるケースと、
前記ケース内に前記手術ユニットが挿入された状態で、前記後側開口に装着されて前記手術ユニットを固定する後端キャップと、
を含むハンドピースであって、
前記後端キャップは、
前記ケースの内径に対応した外径を有する弾性部材と、
前記弾性部材を挟持して径方向に膨らませる挟持機構と、
を含み、
膨張圧力による前記弾性部材と前記ケースの内壁との摺動抵抗によって、前記後端キャップが前記ケースの後端開口内部に固定され
前記弾性部材には信号ケーブルを貫通させるケーブル孔が形成され、
前記弾性部材が挟持されて径方向に膨らむことによって前記ケーブル孔と前記信号ケーブルとの間がシールされる、
ことを特徴とするハンドピース。
A surgical unit for supplying surgical signals to the surgical tool;
A case where the surgical unit is inserted from a rear end opening;
With the surgical unit inserted in the case, a rear end cap that is attached to the rear opening and fixes the surgical unit;
A handpiece including
The rear end cap is
An elastic member having an outer diameter corresponding to the inner diameter of the case;
A clamping mechanism that clamps the elastic member and swells in the radial direction;
Including
By the sliding resistance between the elastic member due to the expansion pressure and the inner wall of the case, the rear end cap is fixed inside the rear end opening of the case ,
The elastic member is formed with a cable hole for penetrating the signal cable,
The gap between the cable hole and the signal cable is sealed by sandwiching the elastic member and expanding in the radial direction.
Handpiece characterized by that.
請求項1記載のハンドピースにおいて、The handpiece according to claim 1, wherein
前記挟持機構は、The clamping mechanism is
前記弾性部材を挟む一対のブロックと、A pair of blocks sandwiching the elastic member;
前記一対のブロックに跨って設けられ、前記一対のブロック間の距離を小さくするネジ部材と、A screw member provided across the pair of blocks to reduce the distance between the pair of blocks;
を含むことを特徴とするハンドピース。A handpiece comprising:
請求項1記載のハンドピースにおいて、The handpiece according to claim 1, wherein
前記手術ユニットは、その先端側に第1係合部が形成され、手術具に対して手術用信号を供給し、The surgical unit has a first engagement portion formed on the distal end side thereof, and supplies a surgical signal to the surgical instrument,
前記ケースは、前記第1係合部に対応する位置に第2係合部が形成され、The case has a second engagement portion formed at a position corresponding to the first engagement portion,
前記第1係合部が前記第2係合部と係合して前記ケースに対する前記手術ユニットの前進が規制されている状態において、前記後端キャップが前記ケースの後端開口に装着されて前記ケースに対する前記手術ユニットの後退を規制する、In a state in which the first engagement portion engages with the second engagement portion and the advancement of the surgical unit relative to the case is restricted, the rear end cap is attached to the rear end opening of the case and the Restricting the retraction of the surgical unit relative to the case,
ことを特徴とするハンドピース。Handpiece characterized by that.
請求項3記載のハンドピースにおいて、The handpiece according to claim 3, wherein
前記第1係合部と前記第2係合部との間には第1弾性リングが介在配置されることを特徴とするハンドピース。A handpiece, wherein a first elastic ring is interposed between the first engagement portion and the second engagement portion.
請求項4記載のハンドピースにおいて、The handpiece according to claim 4, wherein
前記手術ユニットの中間胴部と前記ケースの内壁との間には第2弾性リングが介在配置されることを特徴とするハンドピース。A handpiece, wherein a second elastic ring is interposed between an intermediate body portion of the surgical unit and an inner wall of the case.
請求項5記載のハンドピースにおいて、The handpiece according to claim 5, wherein
前記手術ユニットの後端には第3係合部が形成され、A third engagement portion is formed at the rear end of the surgical unit,
前記後端キャップの先端には第3弾性リングを介して前記第3係合部と係合する第4係合部が形成されたことを特徴とするハンドピース。4. A handpiece according to claim 1, wherein a fourth engagement portion that engages with the third engagement portion via a third elastic ring is formed at a tip of the rear end cap.
請求項6記載のハンドピースにおいて、The handpiece according to claim 6, wherein
前記手術ユニットの中心軸に沿ってユニット流路が形成され、A unit flow path is formed along the central axis of the surgical unit,
前記後端キャップの中心軸に沿って、前記ユニット流路に連通するキャップ流路が形成A cap channel communicating with the unit channel is formed along the central axis of the rear end cap. されたことを特徴とするハンドピース。Handpiece characterized by being made.
請求項7記載のハンドピースにおいて、The handpiece according to claim 7, wherein
前記ケース内での前記手術ユニットの回転を規制するピンを有することを特徴とするハンドピース。A handpiece comprising a pin for restricting rotation of the surgical unit in the case.
請求項8記載のハンドピースにおいて、The handpiece according to claim 8, wherein
当該ハンドピースは超音波振動子を含むことを特徴とするハンドピース。The handpiece includes an ultrasonic transducer.
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