JP3258801B2 - 皮膚新陳代謝促進剤 - Google Patents
皮膚新陳代謝促進剤Info
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Description
バーを促進することにより、肌荒れ改善、角質改善、美
肌効果を有する皮膚新陳代謝促進剤に関する。
改善さらに美肌を目的に種々利用されている。また老化
皮膚では乾燥や角質細胞の剥離等の様々なトラブルが生
じ、これら皮膚のトラブルを予防、改善する一般的な方
法として、保湿成分を塗布することにより、皮膚の乾燥
を防ぎ皮膚の保湿能を高める試みがなされてきた。しか
しながら、これらの方法は種々の皮膚のトラブルの予
防、改善において十分満足し得る効果が得られず、ま
た、これらの効果は角質表面の水分補給または保湿成分
の一部を補うものであるため、その効果の持続性は十分
ではない。
のターンオーバーを促進し、皮膚の機能を正常化する効
果に優れた皮膚新陳代謝促進剤の提供を目的とするもの
である。
を達成すべく鋭意研究を重ねた結果、特定の不飽和脂肪
酸およびその誘導体が皮膚角質層のターンオーバーを促
進する優れた皮膚新陳代謝作用を示すことを見いだし、
本発明を完成するに至った。すなわち本発明は、炭素数
18〜22かつ分子構造中の不飽和数が2以上の不飽和
遊離脂肪酸、その塩、モノエステルおよびジエステルか
ら選ばれる1種または2種以上を活性成分として含有す
る皮膚新陳代謝促進剤を提供するものである。
炭素数18〜22、かつ分子構造中に2以上の不飽和数
を有する不飽和脂肪酸、その塩、モノエステルおよびジ
エステルであって、これらの1種または2種以上を用い
ることができる。これらの成分は医薬品、化粧品、食品
などの原料として商業的に入手でき、具体的には不飽和
脂肪酸としてはリノール酸、リノエライジン酸、α−リ
ノレン酸、γ−リノレン酸、ジホモ−γ−リノレン酸、
アラキドン酸、エイコサペンタエン酸、ドコサヘキサエ
ン酸などが挙げられ、不飽和脂肪酸塩としては、ナトリ
ウム塩、カリウム塩などのアルカリ金属塩、アルギニン
塩、リジン塩などの塩基性アミノ酸塩、トリエタノール
アミン塩、モノエタノールアミン塩などのアルカノール
アミン塩などが挙げられる。
は、リノール酸メチル、リノール酸エチル、リノール酸
イソプロピル、モノα−リノレイン酸エチレングリコー
ル、モノγ−リノレン酸プロピレングリコール、モノリ
ノール酸グリセリンなどがあり、不飽和脂肪酸ジエステ
ルとしてはジリノール酸ブチレングリコール、ジα−リ
ノレン酸グリセリンなどが例示できる。中でも、リノー
ル酸、リノール酸ナトリウム塩、リノール酸メチル、リ
ノール酸エチル、リノール酸イソプロピル、モノリノー
ル酸グリセリン、ジリノール酸グリセリンが好ましい。
これらの遊離脂肪酸、塩、モノエステルあるいはジエス
テルは化粧料中に0.1〜10重量%配合でき、配合量
が0.1重量%未満であると、角層ターンオーバー促進
効果がなく、一方、10重量%を越えると刺激性が強く
なり好ましくない。
のではないが、外用剤とするのが好ましく、公知の製法
により液状、ペースト状、クリーム状、軟膏状、パウダ
ー状、貼付剤など種々の形態に製造できる。さらに本発
明の皮膚新陳代謝促進剤は、その実施の形態に応じて本
発明の効果を損なわない範囲で適宜公知の成分を配合す
ることができる。
ル、動植物油、ワックス類、シリコーン油などの油剤、
保湿剤、湿潤剤、水溶性高分子、低級アルコール、水、
抗酸化剤、pH調整剤、色素、顔料、防腐殺菌剤、消炎
剤などの薬効剤、キレート剤などがあげられる。
明する。言うまでもなく本発明はこれら実施例に限られ
るものではない。また、特に断わらないかぎり[%]は
重量%を示す。表1の実施例1〜12、比較例1〜5を
常法にて調製し、試験した。以下に試験方法を示す。
の背部を剃毛し、蛍光色素のダンシルクロリドを白色ワ
セリンに5.0重量%配合した軟膏を作り、24時間閉
塞塗布して角質層にダンシルクロリドを浸透結合させ
た。一日放置後、ダンシルクロリド塗布部位に一日一
回、実施例および比較例を各々0.05ml塗布した。
以後、毎日ダンシルクロリドの蛍光の強さを輝度計を用
いて測定し、その蛍光が消失するまでの日数を皮膚角質
層のターンオーバー日数とした。
ように実施例は比較例に比べて皮膚角質層のターンオー
バー日数が短縮化されており、顕著な皮膚新陳代謝促進
効果が認められた。
たところ何れの実施例でも皮膚新陳代謝促進効果が認め
られた。 実施例13 化粧水 成分 配合量(%) リノール酸 0.5 グリセリン 6.0 エタノール 8.0 ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(60EO) 0.8 パラオキシ安息香酸メチル 0.05 クエン酸 0.05 クエン酸ナトリウム 0.07 香料 0.1 精製水 残部 合計 100.0 精製水にグリセリン、クエン酸、クエン酸ナトリウムを
溶解する。別個にエタノールにリノール酸、ポリオキシ
エチレン硬化ヒマシ油(60EO)、メチルパラベン、
香料を溶解し、前記の水溶液に加えて可溶化し、濾過し
て化粧水を得た。
た。
く成分(B)を加熱溶解して80℃に保ち、これに前記
成分(A)を攪拌しながら加えて、充分混合する。さら
に、攪拌しながら冷却を行い香料を加え、さらに冷却し
てクリームを得た。
℃)溶解した香料を除く成分(B)に攪拌しながら加
え、充分混合する。ついで、攪拌しながら冷却を行い、
香料を加え、さらに冷却して乳液を得た。
に溶解する。これを酢酸ビニル・スチレン共重合体、ポ
リビニルアルコール、ソルビット、酸化チタンおよびカ
オリンを均一に混和したものに加える。これに、さらに
パラオキシ安息香酸エチルを精製水に均一に溶解した溶
液を加え、均一に混和しパックを得た。
し、これをデキストリン及びタルク混合物に攪拌しなが
ら徐々に加えてパウダーを得た。
ーバーを促進する、優れた皮膚新陳代謝促進剤を提供で
きる。
Claims (2)
- 【請求項1】炭素数18〜22かつ分子構造中の不飽和
数が2以上の遊離脂肪酸、その塩及びモノエステル か
ら選ばれる1種または2種以上を活性成分として含有す
る皮膚角質層ターンオーバー促進剤。 - 【請求項2】活性成分の配合量が組成物全体に対して
0.1〜10重量%である請求項1記載の皮膚角質層タ
ーンオーバー促進剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35200693A JP3258801B2 (ja) | 1993-12-29 | 1993-12-29 | 皮膚新陳代謝促進剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35200693A JP3258801B2 (ja) | 1993-12-29 | 1993-12-29 | 皮膚新陳代謝促進剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07196465A JPH07196465A (ja) | 1995-08-01 |
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Family
ID=18421140
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP35200693A Expired - Fee Related JP3258801B2 (ja) | 1993-12-29 | 1993-12-29 | 皮膚新陳代謝促進剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3258801B2 (ja) |
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-
1993
- 1993-12-29 JP JP35200693A patent/JP3258801B2/ja not_active Expired - Fee Related
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