JP2502134B2 - 写真焼付露光量決定装置 - Google Patents
写真焼付露光量決定装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は写真焼付露光量の決定装置に係り、特に基準
焼付露光条件に基づいて複数のフイルム種の適正な焼付
露光条件を自動的に決定することができる写真焼付露光
量の決定装置に関する。
焼付露光条件に基づいて複数のフイルム種の適正な焼付
露光条件を自動的に決定することができる写真焼付露光
量の決定装置に関する。
カラーネガは画面全体としてB(青)、G(緑)、R
(赤)3色光を透過させるが、これらの3色成分の透過
割合は一般的に略等しいか、一定の割合であることが経
験則上知られている。このため、自動プリンタでは次の
式に基づいて焼付光量(露光量)を決定している。
(赤)3色光を透過させるが、これらの3色成分の透過
割合は一般的に略等しいか、一定の割合であることが経
験則上知られている。このため、自動プリンタでは次の
式に基づいて焼付光量(露光量)を決定している。
logFj=Kj+Dj…(1) ただし、logFは焼付光量の対数、Kは定数、Dは測光
系で測定したネガの積算透過濃度(LATD)、jはB、
G、Rのいずれの色光である。
系で測定したネガの積算透過濃度(LATD)、jはB、
G、Rのいずれの色光である。
しかしながら、上記(1)式に基づいて自動プリンタ
で焼付光量を制御すると、露光不足ネガからのプリント
は適正ネガからのプリントに比較して全体的に濃度が高
く、露光過渡ネガからのプリントは濃度が低くなる。こ
のため、スロープコントロール回路を設けて(1)式の
Djを補正して露光量を決定するようにしている。一方、
上記のようにスロープコントロール回路を設けた自動プ
リンタにおいても、著しく経時変化したネガ、デイライ
トと著しく異った光源(蛍光ランプ、タングステンラン
プ等)で撮影したネガ(異種光源ネガ)、カラーフエリ
アのあるネガ等では、カラーバランスの不正な不良プリ
ントが生じ易い。また、製造メーカの感度が異るフイル
ム種(異種フイルム)は、3つの感光層の感度や濃度等
が異り、同一のプリント条件では良好なプリントを作成
することができない。そのため、各フイルム種毎にプリ
ント条件を試行錯誤的に決定してプリントを作成してい
る。このため、(1)式のDiを補正(カラーコレクショ
ン)し、更に異種フイルムではスロープコントロール値
を変更して露光量を決定するようにしている。
で焼付光量を制御すると、露光不足ネガからのプリント
は適正ネガからのプリントに比較して全体的に濃度が高
く、露光過渡ネガからのプリントは濃度が低くなる。こ
のため、スロープコントロール回路を設けて(1)式の
Djを補正して露光量を決定するようにしている。一方、
上記のようにスロープコントロール回路を設けた自動プ
リンタにおいても、著しく経時変化したネガ、デイライ
トと著しく異った光源(蛍光ランプ、タングステンラン
プ等)で撮影したネガ(異種光源ネガ)、カラーフエリ
アのあるネガ等では、カラーバランスの不正な不良プリ
ントが生じ易い。また、製造メーカの感度が異るフイル
ム種(異種フイルム)は、3つの感光層の感度や濃度等
が異り、同一のプリント条件では良好なプリントを作成
することができない。そのため、各フイルム種毎にプリ
ント条件を試行錯誤的に決定してプリントを作成してい
る。このため、(1)式のDiを補正(カラーコレクショ
ン)し、更に異種フイルムではスロープコントロール値
を変更して露光量を決定するようにしている。
しかしながら、近年、高感度のフイルムが多数開発さ
れてフイルムの種類は非常に多くなり、数十種類にもな
っている。ところが、上記で説明したように各フイルム
種の焼付露光条件は必ずしも一致しておらず、しかも各
フイルム種に対して自動プリンタの条件を設定する条件
設定用のフイルムは極く限られたものしかない。通常、
この条件設定用のフイルムは、グレーの被写体を撮影し
たネガに相当する部分の周囲にやゝ黄緑色の被写体を撮
影したネガに相当する部分を配置したネガで、1つの基
準フイルム種に対して適正露光、アンダ露光、オーバ露
光の3種類が用意されているのみで、基準フイルム種と
特性が異るフイルム種については経験によって条件設定
をしている。従って、各フイルム種に対する焼付露光条
件の設定は非常に困難で長い経験と多くの時間を要して
いる。また、高い品質を維持してゆくためには各フイル
ム種の焼付露光条件の管理は不可欠であるが、フイルム
の種類が多いと管理するのが困難である。このため、1
つの基準焼付露光条件から各フイルム種の適正な焼付露
光量を自動的に決定するようにする以下の技術が提案さ
れている。
れてフイルムの種類は非常に多くなり、数十種類にもな
っている。ところが、上記で説明したように各フイルム
種の焼付露光条件は必ずしも一致しておらず、しかも各
フイルム種に対して自動プリンタの条件を設定する条件
設定用のフイルムは極く限られたものしかない。通常、
この条件設定用のフイルムは、グレーの被写体を撮影し
たネガに相当する部分の周囲にやゝ黄緑色の被写体を撮
影したネガに相当する部分を配置したネガで、1つの基
準フイルム種に対して適正露光、アンダ露光、オーバ露
光の3種類が用意されているのみで、基準フイルム種と
特性が異るフイルム種については経験によって条件設定
をしている。従って、各フイルム種に対する焼付露光条
件の設定は非常に困難で長い経験と多くの時間を要して
いる。また、高い品質を維持してゆくためには各フイル
ム種の焼付露光条件の管理は不可欠であるが、フイルム
の種類が多いと管理するのが困難である。このため、1
つの基準焼付露光条件から各フイルム種の適正な焼付露
光量を自動的に決定するようにする以下の技術が提案さ
れている。
まず、基準フイルムの焼付露光条件に対して各フイル
ム種の補正量を予めメモリに記憶しておき、焼付けるべ
きフイルムに記録されているバーコード(いわゆるDXコ
ード)を読取ってフイルム種を決定し、このフイルム種
の補正量を読出して露光量を決定する方法がある(特開
昭62-85235号公報)。しかしながら、この技術では各フ
イルム種の補正量を予め求めなければならないため、現
今のようにフイルム種が多数になっている場合は手間が
多くかかると共に精度が不充分になる。また、新しいフ
イルム種に対しては補正量を新たに設定しなければなら
ない。
ム種の補正量を予めメモリに記憶しておき、焼付けるべ
きフイルムに記録されているバーコード(いわゆるDXコ
ード)を読取ってフイルム種を決定し、このフイルム種
の補正量を読出して露光量を決定する方法がある(特開
昭62-85235号公報)。しかしながら、この技術では各フ
イルム種の補正量を予め求めなければならないため、現
今のようにフイルム種が多数になっている場合は手間が
多くかかると共に精度が不充分になる。また、新しいフ
イルム種に対しては補正量を新たに設定しなければなら
ない。
また、フイルム画面を多数個に分割して測光し、各測
光データ(測光値)を分析して選択した測光データを用
いて基準焼付露光条件を補正して焼付すべきフイルム画
像の露光条件を決定する技術が知られている(特開昭51
-94927号公報、特開昭52-20024号公報、特開昭59-22076
1号公報、特開昭61-198144号公報等)。この従来技術に
よれば、自動プリンタの測光系の測光部分光感度分布が
焼付感材の分光感度分布に非常に高い精度で一致してい
る場合、基準フイルム種の焼付露光条件に基づいて特性
の異なる複数種のフイルムの焼付が可能となる。
光データ(測光値)を分析して選択した測光データを用
いて基準焼付露光条件を補正して焼付すべきフイルム画
像の露光条件を決定する技術が知られている(特開昭51
-94927号公報、特開昭52-20024号公報、特開昭59-22076
1号公報、特開昭61-198144号公報等)。この従来技術に
よれば、自動プリンタの測光系の測光部分光感度分布が
焼付感材の分光感度分布に非常に高い精度で一致してい
る場合、基準フイルム種の焼付露光条件に基づいて特性
の異なる複数種のフイルムの焼付が可能となる。
ところで、上記のように測光系の分光感度分布と露光
系の分光感度分布とが一致している場合には、フイルム
特性曲線のR、G、Bの三本の曲線の直線部分が基準フ
イルム種のR、G、Bの三本の曲線の直線部分に略平行
である場合に、基準フイルム種の焼付露光条件により各
フイルム種を適正に焼付露光することが可能である。こ
のため、上記の方法では特性曲線の非直線部分に対応す
る露光域では良好な焼付画像が得られない、という問題
がある。また、測光データを選択するときに基準値(例
えば中性色)が必要となるが、この基準値が正確である
ことが不可欠になる。
系の分光感度分布とが一致している場合には、フイルム
特性曲線のR、G、Bの三本の曲線の直線部分が基準フ
イルム種のR、G、Bの三本の曲線の直線部分に略平行
である場合に、基準フイルム種の焼付露光条件により各
フイルム種を適正に焼付露光することが可能である。こ
のため、上記の方法では特性曲線の非直線部分に対応す
る露光域では良好な焼付画像が得られない、という問題
がある。また、測光データを選択するときに基準値(例
えば中性色)が必要となるが、この基準値が正確である
ことが不可欠になる。
また、上記の基準値を正確にするために、フイルム1
本分の測光データを基準にして上記基準値を決定する方
法がある。しかしながら、フイルム1本分の画像の多数
が平均的画像から片寄った画像である場合には、基準値
に誤差が生じ選択する測光データが誤まったものとな
る。更に、1本のフイルムのコマ数が少ないとき測光デ
ータが少ないため、基準値の精度も悪くなる。
本分の測光データを基準にして上記基準値を決定する方
法がある。しかしながら、フイルム1本分の画像の多数
が平均的画像から片寄った画像である場合には、基準値
に誤差が生じ選択する測光データが誤まったものとな
る。更に、1本のフイルムのコマ数が少ないとき測光デ
ータが少ないため、基準値の精度も悪くなる。
本発明は上記問題点を解決すべく成されたもので、多
数の画像濃度から自動的に正確な基準値を決定するよう
にして良好な焼付画像が得られるようにした写真焼付露
光量の決定装置を提供することを目的とする。
数の画像濃度から自動的に正確な基準値を決定するよう
にして良好な焼付画像が得られるようにした写真焼付露
光量の決定装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、焼付けるべきフ
イルムのフイルム画像を多数個に分割して測光して測光
値を出力する測光手段と、焼付けるべきフイルムに記録
されているフイルム種を示すコードを読取る読取手段
と、読取ったコードに基づいて焼付けるべきフイルムを
フイルムタイプ毎に分類する分類手段と、測光値から求
めた画像濃度をフイルムタイプ毎に記憶する記憶手段
と、焼付けるべきフイルムが属するフイルムタイプの画
像濃度から基準値を求めて該基準値に基づいて特定の色
領域を定めると共に該特定の色領域に属する測光値に基
づいて3色の画像濃度値を演算する濃度値演算手段と、
予め記憶されている基準焼付露光条件と前記3色の画像
濃度値とに基づいて焼付けるべきフイルムの露光量を決
定する露光量決定手段と、を含んで構成したものであ
る。
イルムのフイルム画像を多数個に分割して測光して測光
値を出力する測光手段と、焼付けるべきフイルムに記録
されているフイルム種を示すコードを読取る読取手段
と、読取ったコードに基づいて焼付けるべきフイルムを
フイルムタイプ毎に分類する分類手段と、測光値から求
めた画像濃度をフイルムタイプ毎に記憶する記憶手段
と、焼付けるべきフイルムが属するフイルムタイプの画
像濃度から基準値を求めて該基準値に基づいて特定の色
領域を定めると共に該特定の色領域に属する測光値に基
づいて3色の画像濃度値を演算する濃度値演算手段と、
予め記憶されている基準焼付露光条件と前記3色の画像
濃度値とに基づいて焼付けるべきフイルムの露光量を決
定する露光量決定手段と、を含んで構成したものであ
る。
上記露光量決定手段では、予め記憶されている基準焼
付露光条件に対応するフイルムタイプの前記画像濃度と
焼付けるべきフイルムが属するフイルムタイプの画像濃
度の多数画像についての平均値とを比較して修正値を求
め、前記基準焼付露光条件と前記3色の画像濃度値と前
記修正値とに基づいて焼付けるべきフイルムの露光量を
決定することができる。
付露光条件に対応するフイルムタイプの前記画像濃度と
焼付けるべきフイルムが属するフイルムタイプの画像濃
度の多数画像についての平均値とを比較して修正値を求
め、前記基準焼付露光条件と前記3色の画像濃度値と前
記修正値とに基づいて焼付けるべきフイルムの露光量を
決定することができる。
また、新たなコードが読取られた場合に新たなコード
が記録されたフイルムを新たなフイルム種として該新た
なフイルム種の画像濃度を記憶する記憶領域を前記記憶
手段に設定する設定手段を更に設けることができる。
が記録されたフイルムを新たなフイルム種として該新た
なフイルム種の画像濃度を記憶する記憶領域を前記記憶
手段に設定する設定手段を更に設けることができる。
以下本発明の作用を説明する。測光手段は、焼付ける
べきフイルムのフイルム画像を多数個に分割して測光す
る。これによって、画素毎の3色の測光値を得ることが
できる。読取手段は、焼付けるべきフイルムに記録され
ているフイルム名を示すコードを読取る。通常、フイル
ムには、フイルム製造メーカ名、フイルム感度、フイル
ム製品名等を表示したバーコードが記録されているた
め、読取手段ではこのバーコードを読取るようにするこ
とができる。分類手段は、読取手段で読取ったコードに
基づいて焼付けるべきフイルムをフイルムタイプ毎に分
類する。また、記憶手段は測光手段で測光された測光値
から求めた画像濃度をフイルムタイプ毎に記憶する。従
って、記憶手段には、フイルムタイプ毎に多数の画像濃
度が記憶されることになる。濃度演算手段は、焼付ける
べきフイルムが属するフイルムタイプの基準値を、前記
記憶手段に記憶されている画像濃度から求める。この基
準値としては、多数の画像濃度の平均値または中性色や
肌色とこの平均値とから求めた値を採用することができ
る。また、濃度演算手段は、上記基準値に基づいて特定
の色領域を定めると共にこの特定の色領域に属する測光
値に基づいて3色の画像濃度値を演算する。この特定の
色領域としては、中性色を含む低彩度色領域を採用する
ことができる。また、3色の画像濃度値は、この特定の
色領域に属する測光値のみを使用して求めることができ
るが、特定の色領域以外の測光値をこの特定の色領域の
測光値から求めた代表値(3色の平均値等)等に変換し
て用いるようにしてもよい。
べきフイルムのフイルム画像を多数個に分割して測光す
る。これによって、画素毎の3色の測光値を得ることが
できる。読取手段は、焼付けるべきフイルムに記録され
ているフイルム名を示すコードを読取る。通常、フイル
ムには、フイルム製造メーカ名、フイルム感度、フイル
ム製品名等を表示したバーコードが記録されているた
め、読取手段ではこのバーコードを読取るようにするこ
とができる。分類手段は、読取手段で読取ったコードに
基づいて焼付けるべきフイルムをフイルムタイプ毎に分
類する。また、記憶手段は測光手段で測光された測光値
から求めた画像濃度をフイルムタイプ毎に記憶する。従
って、記憶手段には、フイルムタイプ毎に多数の画像濃
度が記憶されることになる。濃度演算手段は、焼付ける
べきフイルムが属するフイルムタイプの基準値を、前記
記憶手段に記憶されている画像濃度から求める。この基
準値としては、多数の画像濃度の平均値または中性色や
肌色とこの平均値とから求めた値を採用することができ
る。また、濃度演算手段は、上記基準値に基づいて特定
の色領域を定めると共にこの特定の色領域に属する測光
値に基づいて3色の画像濃度値を演算する。この特定の
色領域としては、中性色を含む低彩度色領域を採用する
ことができる。また、3色の画像濃度値は、この特定の
色領域に属する測光値のみを使用して求めることができ
るが、特定の色領域以外の測光値をこの特定の色領域の
測光値から求めた代表値(3色の平均値等)等に変換し
て用いるようにしてもよい。
そして、露光量決定手段は、予め記憶されている基準
焼付露光条件と前記3色の画像濃度値とに基づいて焼付
けるべきフイルムの露光量を決定する。
焼付露光条件と前記3色の画像濃度値とに基づいて焼付
けるべきフイルムの露光量を決定する。
このとき、露光量決定手段では、基準焼付露光条件が
予め記憶されているフイルムタイプ(基準フイルム種)
の画像濃度と焼付けるべきフイルムが属するフイルムタ
イプの画像濃度の多数コマについての平均値とを比較し
て修正値を求め、基準焼付露光条件、3色の画像濃度値
およびこの修正値に基づいて焼付けるべきフイルムの露
光量を決定するようにしてもよい。
予め記憶されているフイルムタイプ(基準フイルム種)
の画像濃度と焼付けるべきフイルムが属するフイルムタ
イプの画像濃度の多数コマについての平均値とを比較し
て修正値を求め、基準焼付露光条件、3色の画像濃度値
およびこの修正値に基づいて焼付けるべきフイルムの露
光量を決定するようにしてもよい。
そして、新たなコードが読取られたときには新たなコ
ードが記録されたフイルムを新たなフイルム種として定
義し、この新たなフイルム種の画像濃度を記憶する記憶
領域を設けることで未知のフイルムに対しても対応する
ことができる。
ードが記録されたフイルムを新たなフイルム種として定
義し、この新たなフイルム種の画像濃度を記憶する記憶
領域を設けることで未知のフイルムに対しても対応する
ことができる。
以上説明したように本発明によれば、フイルムタイプ
毎に自動的に多数の画像濃度を記憶させることができる
ため、焼付けるべきフイルムのフイルムタイプを判断す
ることで多数の画像濃度から正確な基準値求め、適切な
露光量を決定することができる、という効果が得られ
る。
毎に自動的に多数の画像濃度を記憶させることができる
ため、焼付けるべきフイルムのフイルムタイプを判断す
ることで多数の画像濃度から正確な基準値求め、適切な
露光量を決定することができる、という効果が得られ
る。
また、新たなフイルム種に対しては新たなフイルムタ
イプの画像濃度を記憶する記憶領域を自動的に設定して
いるため、データの手入力等を必要とすることなく従っ
てフイルム種を知ることなく新たなフイルム種に対して
も自動的に正確な基準値を定めることができる、という
効果が得られる。
イプの画像濃度を記憶する記憶領域を自動的に設定して
いるため、データの手入力等を必要とすることなく従っ
てフイルム種を知ることなく新たなフイルム種に対して
も自動的に正確な基準値を定めることができる、という
効果が得られる。
以下図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明す
る。まず、本発明を加色式自動カラー写真焼付装置に適
用した実施例について説明する。第1図に示すように、
ネガキヤリアに装填されて焼付部に搬送されたネガフイ
ルム20の下方には、ミラーボツクス18及びハロゲンラン
プを備えたランプハウス10が順に配列されている。ミラ
ーボツクス18とランプハウス10との間には、モータ16に
よって回転される回転デイスク14及び赤外カツトフイル
タ12が挿入されている。
る。まず、本発明を加色式自動カラー写真焼付装置に適
用した実施例について説明する。第1図に示すように、
ネガキヤリアに装填されて焼付部に搬送されたネガフイ
ルム20の下方には、ミラーボツクス18及びハロゲンラン
プを備えたランプハウス10が順に配列されている。ミラ
ーボツクス18とランプハウス10との間には、モータ16に
よって回転される回転デイスク14及び赤外カツトフイル
タ12が挿入されている。
上記回転デイスク14は、第2図に示すようにその円周
近傍にGフイルタ15、Bフイルタ17及びRフイルタ19か
ら成る色分解フイルタを備えている。これらのGフイル
タ15、Bフイルタ17及びRフイルタ19は、第3図(1)
に示すように、誘電体多層膜25がコーテイングされた白
色ガラス23とR、G、Bのいずれか1色の色ガラス21と
を平行に配列して構成されている。第4図は、色ガラス
フイルタ(保谷硝子社製、R-64フイルタ)21と誘電体多
層膜25とでRの短波長を形成し、熱的に安定した赤外カ
ツトフイルタ12でRの長波長を形成している様子を示し
たものである。
近傍にGフイルタ15、Bフイルタ17及びRフイルタ19か
ら成る色分解フイルタを備えている。これらのGフイル
タ15、Bフイルタ17及びRフイルタ19は、第3図(1)
に示すように、誘電体多層膜25がコーテイングされた白
色ガラス23とR、G、Bのいずれか1色の色ガラス21と
を平行に配列して構成されている。第4図は、色ガラス
フイルタ(保谷硝子社製、R-64フイルタ)21と誘電体多
層膜25とでRの短波長を形成し、熱的に安定した赤外カ
ツトフイルタ12でRの長波長を形成している様子を示し
たものである。
なお、上記Gフイルタ15、Bフイルタ17及びRフイル
タ19は、第3図(2)に示すように色ガラス21の表面に
誘電体多層膜25をコーテイングして構成するようにして
もよく、誘電体多層膜のコーテイング面と白色ガラスと
を耐熱性エポキシ系接着剤で接着して密着させるように
してもよい。
タ19は、第3図(2)に示すように色ガラス21の表面に
誘電体多層膜25をコーテイングして構成するようにして
もよく、誘電体多層膜のコーテイング面と白色ガラスと
を耐熱性エポキシ系接着剤で接着して密着させるように
してもよい。
ネガフイルム20の上方には、レンズ22、プラツクシヤ
ツタ24及びカラーペーパ26が順に配列されており、ラン
プハウス10から照射されて赤外カツトフイルタ12、回転
デイスク14上のフイルタ、ミラーボツクス18及びネガフ
イルム20を透過した光線はレンズ22によってカラーペー
パ26上に結像するように構成されている。
ツタ24及びカラーペーパ26が順に配列されており、ラン
プハウス10から照射されて赤外カツトフイルタ12、回転
デイスク14上のフイルタ、ミラーボツクス18及びネガフ
イルム20を透過した光線はレンズ22によってカラーペー
パ26上に結像するように構成されている。
上記の結像光学系の光軸に対して傾斜した方向でかつ
ネガフイルム20の画像濃度を測光可能な位置に二次元イ
メージセンサ28が配置されている。この二次元イメージ
センサ28は、CCDやMOS等の蓄積型光電変換素子と、この
光電変換素子にネガフイルム20の像を結像させる光学系
と、光電変換素子出力を処理して画像情報として出力す
る信号処理回路とを備えている。このイメージセンサ28
の光電変換素子はネガ像を多数の画素に面分割してR、
G、B3原色を測光し、信号処理回路は、光電変換素子出
力をデジタル信号に変換した後その逆数を対数変換して
濃度信号として出力する。
ネガフイルム20の画像濃度を測光可能な位置に二次元イ
メージセンサ28が配置されている。この二次元イメージ
センサ28は、CCDやMOS等の蓄積型光電変換素子と、この
光電変換素子にネガフイルム20の像を結像させる光学系
と、光電変換素子出力を処理して画像情報として出力す
る信号処理回路とを備えている。このイメージセンサ28
の光電変換素子はネガ像を多数の画素に面分割してR、
G、B3原色を測光し、信号処理回路は、光電変換素子出
力をデジタル信号に変換した後その逆数を対数変換して
濃度信号として出力する。
なお、赤外カツトフイルタ12の特性は第5図(3)の
一点鎖線に示すようになり、回転デイスク用三色光分解
フイルタの相対分光透過率は第5図(3)の実線に示す
ようになる。また2次元イメージセンサ28の相対分光感
度分布は第5図(2)の実線に示すようになり、加色法
における2次元イメージセンサ28の分光感度分布は第5
図(2)の破線に示すようになる。そして、カラーペー
パの相対分光感度分布は第5図(1)の実線に示すよう
になり、加色法におけるカラーペーパの分光感度分布は
第5図(1)の破線に示すようになる。
一点鎖線に示すようになり、回転デイスク用三色光分解
フイルタの相対分光透過率は第5図(3)の実線に示す
ようになる。また2次元イメージセンサ28の相対分光感
度分布は第5図(2)の実線に示すようになり、加色法
における2次元イメージセンサ28の分光感度分布は第5
図(2)の破線に示すようになる。そして、カラーペー
パの相対分光感度分布は第5図(1)の実線に示すよう
になり、加色法におけるカラーペーパの分光感度分布は
第5図(1)の破線に示すようになる。
上記二次元イメージセンサ28は、第1図に示されるよ
うに、二次元イメージセンサ28から出力されたR、G、
Bの各濃度信号を記憶する測光値メモリ30に接続されて
いる。測光値メモリ30は、フイルムタイプ別に画像濃度
を記憶するフイルムタイプ別濃度蓄積メモリ32及び測光
値選択手段38に接続されている。フイルムタイプ別濃度
蓄積メモリ32には、管理手段52、フイルム種分類手段3
4、バーコード読取手段42が順に接続され、またフイル
ムタイプ別濃度蓄積メモリ32はフイルム特性決定手段36
を介して測光値選択手段38に接続されている。測光値選
択手段38は露光コントロール値演算手段40を介して露光
量決定手段44に接続されている。そして、露光量決定手
段44には、プリント条件メモリ48を介してプリント条件
入力手段46が接続されている。露光量決定手段44はモー
タ16を制御して回転デイスク14を回転させることにより
露光量を制御する。
うに、二次元イメージセンサ28から出力されたR、G、
Bの各濃度信号を記憶する測光値メモリ30に接続されて
いる。測光値メモリ30は、フイルムタイプ別に画像濃度
を記憶するフイルムタイプ別濃度蓄積メモリ32及び測光
値選択手段38に接続されている。フイルムタイプ別濃度
蓄積メモリ32には、管理手段52、フイルム種分類手段3
4、バーコード読取手段42が順に接続され、またフイル
ムタイプ別濃度蓄積メモリ32はフイルム特性決定手段36
を介して測光値選択手段38に接続されている。測光値選
択手段38は露光コントロール値演算手段40を介して露光
量決定手段44に接続されている。そして、露光量決定手
段44には、プリント条件メモリ48を介してプリント条件
入力手段46が接続されている。露光量決定手段44はモー
タ16を制御して回転デイスク14を回転させることにより
露光量を制御する。
以下第1図の上記各ブロツクについて各々説明しなが
ら本実施例の作用を説明する。
ら本実施例の作用を説明する。
フイルム種分類手段34は、バーコード読取装置42で読
取られたバーコード(いわゆるDXコード)に基づいて、
フイルム感度、フイルムフアミリー、メーカー名が決定
され、メーカー、感度の他階調、ベース濃度、感光度及
び特性曲線の形状等の写真特性のいくつかが共通なネガ
フイルムまたはフイルム種は同一フイルムタイプとして
フイルムまたはフイルム種をフイルムタイプ毎に分類す
るものである。DXコードは、フイルム製造メーカー名、
フイルム感度、フイルムフアミリー等のフイルム種を示
す情報をバーコードで表示したものであるため、バーコ
ード読取装置を用いることによりフイルム種を検出する
ことができ、これによって焼付けるべきフイルムを主と
して焼付露光条件が同一または類似のフイルム種(フイ
ルムタイプ、1フイルムタイプが1フイルム種の場合も
多くあり、本発明において厳密にはフイルムタイプとフ
イルム種を区別していないし、またその必要性もな
い。)毎に分類することができる。
取られたバーコード(いわゆるDXコード)に基づいて、
フイルム感度、フイルムフアミリー、メーカー名が決定
され、メーカー、感度の他階調、ベース濃度、感光度及
び特性曲線の形状等の写真特性のいくつかが共通なネガ
フイルムまたはフイルム種は同一フイルムタイプとして
フイルムまたはフイルム種をフイルムタイプ毎に分類す
るものである。DXコードは、フイルム製造メーカー名、
フイルム感度、フイルムフアミリー等のフイルム種を示
す情報をバーコードで表示したものであるため、バーコ
ード読取装置を用いることによりフイルム種を検出する
ことができ、これによって焼付けるべきフイルムを主と
して焼付露光条件が同一または類似のフイルム種(フイ
ルムタイプ、1フイルムタイプが1フイルム種の場合も
多くあり、本発明において厳密にはフイルムタイプとフ
イルム種を区別していないし、またその必要性もな
い。)毎に分類することができる。
フイルムタイプ別濃度蓄積メモリ32は、フイルム種分
類手段34によって分類されたフイルムタイプ毎に測光値
メモリ30からの出力値を蓄積して記憶するもので、例え
ば特開昭61-267749号公報に記載された技術を使用する
ことができる。即ち、測光点毎または選択した測光値、
画面の部分毎または全画面の濃度を1コマの画面のR、
G、Bについて求めて、次表に示すように、フイルムタ
イプA、B、C・・・別に3原色画像濃度a、b、c・
・・を記憶する。3原色画像濃度のかわりに前記3原色
画像濃度の組合せ値、例えば2色の画像濃度差や画像濃
度比であってもよい。
類手段34によって分類されたフイルムタイプ毎に測光値
メモリ30からの出力値を蓄積して記憶するもので、例え
ば特開昭61-267749号公報に記載された技術を使用する
ことができる。即ち、測光点毎または選択した測光値、
画面の部分毎または全画面の濃度を1コマの画面のR、
G、Bについて求めて、次表に示すように、フイルムタ
イプA、B、C・・・別に3原色画像濃度a、b、c・
・・を記憶する。3原色画像濃度のかわりに前記3原色
画像濃度の組合せ値、例えば2色の画像濃度差や画像濃
度比であってもよい。
以上のブロツクについて更に説明すると、バーコード
読取装置42は、ネガキヤリア20にセツトされているカラ
ーネガフイルムの側縁に記憶されているバーコードを読
み取る。バーコード読取装置42で読み取られたバーコー
ドはフイルム種分類手段34に入力される。フイルム種分
類手段34には、バーコードとフイルムタイプとを対応さ
せたメモリが予め設けられており、フイルム種分類手段
34はバーコード読取装置42で読み取られたバーコードが
どのフイルムタイプに属するかを判断することによりフ
イルム種の分類を行う。フイルム種分類手段34で分類さ
れたフイルムタイプ情報は管理手段52に入力される。
読取装置42は、ネガキヤリア20にセツトされているカラ
ーネガフイルムの側縁に記憶されているバーコードを読
み取る。バーコード読取装置42で読み取られたバーコー
ドはフイルム種分類手段34に入力される。フイルム種分
類手段34には、バーコードとフイルムタイプとを対応さ
せたメモリが予め設けられており、フイルム種分類手段
34はバーコード読取装置42で読み取られたバーコードが
どのフイルムタイプに属するかを判断することによりフ
イルム種の分類を行う。フイルム種分類手段34で分類さ
れたフイルムタイプ情報は管理手段52に入力される。
次に、第16図を参照して管理手段52による管理ルーチ
ンを説明する。ステツプ110では分類されたフイルムが
未知タイプか既知タイプかを判断し、既知タイプと判断
されたときにはステツプ112において、分類されたフイ
ルムタイプに対応したフイルムタイプ別濃度蓄積メモリ
32へ測光値メモリ30に記憶されている測光値を画像濃度
に変換して記憶させる。フイルムタイプ別濃度蓄積メモ
リ32には、フイルムタイプ別に記憶領域が設けられてお
り、従って、フイルムタイプ別に画像濃度を記憶するこ
とになる。この画像濃度としては、画面平均濃度のほ
か、画面濃度の中から選択的に求めた濃度、即ち画面の
高濃度部平均濃度、画面の中濃度部平均濃度、画面の低
濃度部平均濃度、画面の最低濃度等の濃度を用いること
ができる。次のステツプ114では、所定本数フイルムを
処理したか否かを判断し、所定本数処理したと判断され
たときにはステツプ116において、フイルムタイプ別濃
度蓄積メモリ32のフイルムタイプ別の画像濃度をDj(た
だし、jはR、G、Bのうち1つ)、別のフイルムタイ
プとして記憶領域にメモリしている画像濃度をDj′とし
て、各々比較してフイルム種が同一または類似している
か否かを判断する。すなわち、2つの記憶領域の各画像
濃度(Dj)と(Dj′)または2色以上の画像濃度を組合
せた値の差または比により同一または類似しているか否
かを判断することにより、フイルム種が同一または類似
か非類似かを判断する。例えば、2色以上の画像濃度を
組合せた値の比較は、|(DR-DG)−(DR′−DG′)|
と|(DG-DB)−(DG′−DB′)|等の濃度差が所定値
以下か否かで行ってもよくDR/DWとDG/DWとDB/DW(DW
=DR+DG+DB)等の濃度比が類似であるか否かで行っても
よい。なお、測光値メモリ30からフイルムタイプ別濃度
蓄積メモリ32に出入に際し画像濃度を演算して一部また
は全部を上記のような2色以上の画像濃度が組合せ値で
もって記憶するようにしてもよい。フイルムタイプ別の
画像濃度Djまたはその組合せ値がいずれも相互に類似し
ていなかったときには、ステツプ122においてプリント
許可信号を出力する。一方、フイルムタイプ別の画像濃
度Djまたはその組合せ値の中に同一または類似の画像濃
度またはその組合せ値がある場合には、これらのフイル
ム種は同一タイプであると判断してステツプ118におい
て画像濃度またはその組合せ値が同一または類似のフイ
ルムタイプが相互に同一タイプとなるように、フイルム
種分類手段34のフイルムタイプとバーコードとの対応づ
けを変更する。この結果、ステツプ116で画像濃度また
は組合せ値が同一または類似と判断されたフイルムタイ
プに属するフイルムはいずれか一方のフイルムタイプに
属するようになる。次のステツプ120ではフイルムタイ
プを統合することによっていずれか一方のフイルムタイ
プ別濃度蓄積メモリ32を使用し不要となった画像濃度お
よびフイルムタイプを記憶した領域のデータを消去し、
ステツプ122へ進む。2つのフイルムタイプ別濃度蓄積
メモリの統合は、どちらか一方の領域のデータを消去
し、残った領域を使用する他に、2つの領域のデータを
一方の領域データを加味するようにして消去してもよ
い。
ンを説明する。ステツプ110では分類されたフイルムが
未知タイプか既知タイプかを判断し、既知タイプと判断
されたときにはステツプ112において、分類されたフイ
ルムタイプに対応したフイルムタイプ別濃度蓄積メモリ
32へ測光値メモリ30に記憶されている測光値を画像濃度
に変換して記憶させる。フイルムタイプ別濃度蓄積メモ
リ32には、フイルムタイプ別に記憶領域が設けられてお
り、従って、フイルムタイプ別に画像濃度を記憶するこ
とになる。この画像濃度としては、画面平均濃度のほ
か、画面濃度の中から選択的に求めた濃度、即ち画面の
高濃度部平均濃度、画面の中濃度部平均濃度、画面の低
濃度部平均濃度、画面の最低濃度等の濃度を用いること
ができる。次のステツプ114では、所定本数フイルムを
処理したか否かを判断し、所定本数処理したと判断され
たときにはステツプ116において、フイルムタイプ別濃
度蓄積メモリ32のフイルムタイプ別の画像濃度をDj(た
だし、jはR、G、Bのうち1つ)、別のフイルムタイ
プとして記憶領域にメモリしている画像濃度をDj′とし
て、各々比較してフイルム種が同一または類似している
か否かを判断する。すなわち、2つの記憶領域の各画像
濃度(Dj)と(Dj′)または2色以上の画像濃度を組合
せた値の差または比により同一または類似しているか否
かを判断することにより、フイルム種が同一または類似
か非類似かを判断する。例えば、2色以上の画像濃度を
組合せた値の比較は、|(DR-DG)−(DR′−DG′)|
と|(DG-DB)−(DG′−DB′)|等の濃度差が所定値
以下か否かで行ってもよくDR/DWとDG/DWとDB/DW(DW
=DR+DG+DB)等の濃度比が類似であるか否かで行っても
よい。なお、測光値メモリ30からフイルムタイプ別濃度
蓄積メモリ32に出入に際し画像濃度を演算して一部また
は全部を上記のような2色以上の画像濃度が組合せ値で
もって記憶するようにしてもよい。フイルムタイプ別の
画像濃度Djまたはその組合せ値がいずれも相互に類似し
ていなかったときには、ステツプ122においてプリント
許可信号を出力する。一方、フイルムタイプ別の画像濃
度Djまたはその組合せ値の中に同一または類似の画像濃
度またはその組合せ値がある場合には、これらのフイル
ム種は同一タイプであると判断してステツプ118におい
て画像濃度またはその組合せ値が同一または類似のフイ
ルムタイプが相互に同一タイプとなるように、フイルム
種分類手段34のフイルムタイプとバーコードとの対応づ
けを変更する。この結果、ステツプ116で画像濃度また
は組合せ値が同一または類似と判断されたフイルムタイ
プに属するフイルムはいずれか一方のフイルムタイプに
属するようになる。次のステツプ120ではフイルムタイ
プを統合することによっていずれか一方のフイルムタイ
プ別濃度蓄積メモリ32を使用し不要となった画像濃度お
よびフイルムタイプを記憶した領域のデータを消去し、
ステツプ122へ進む。2つのフイルムタイプ別濃度蓄積
メモリの統合は、どちらか一方の領域のデータを消去
し、残った領域を使用する他に、2つの領域のデータを
一方の領域データを加味するようにして消去してもよ
い。
一方、フイルム種分類手段34で焼付けるべきフイルム
が未知タイプのフイルムであると判断された場合には、
ステツプ124においてフイルムタイプ別濃度蓄積メモリ3
2内にこの未知タイプフイルム種のアドレスを設定する
と共に未知タイプフイルム種に対応する画像濃度を記憶
するための記憶領域を設定する。そしてステツプ126に
おいて設定された記憶領域に測光値メモリ30に記憶され
ている測光値を画像濃度に変換して記憶させる。次のス
テツプ128では記憶したデータ数が所定値(例えば、100
0個)以上になったか否かを判断し、以上になったとき
にはステツプ130においてフイルムタイプ別濃度蓄積メ
モリ32に記憶されている既知タイプフイルム種の画像濃
度とこの未知タイプフイルム種の画像濃度とを上記のス
テツプ116で説明した方法によって比較する。一方、デ
ータ数が所定値に達しない場合は、ステツプ127におい
て未知タイプフイルム種であることを表示するようにし
てもよい。これによってオペレータはプリントすること
なく、先ずネガフイルムを搬送してフイルム画像を測光
させフイルムタイプ別濃度蓄積メモリ32に画像濃度を記
憶させ、データ数を増加させることができる。
が未知タイプのフイルムであると判断された場合には、
ステツプ124においてフイルムタイプ別濃度蓄積メモリ3
2内にこの未知タイプフイルム種のアドレスを設定する
と共に未知タイプフイルム種に対応する画像濃度を記憶
するための記憶領域を設定する。そしてステツプ126に
おいて設定された記憶領域に測光値メモリ30に記憶され
ている測光値を画像濃度に変換して記憶させる。次のス
テツプ128では記憶したデータ数が所定値(例えば、100
0個)以上になったか否かを判断し、以上になったとき
にはステツプ130においてフイルムタイプ別濃度蓄積メ
モリ32に記憶されている既知タイプフイルム種の画像濃
度とこの未知タイプフイルム種の画像濃度とを上記のス
テツプ116で説明した方法によって比較する。一方、デ
ータ数が所定値に達しない場合は、ステツプ127におい
て未知タイプフイルム種であることを表示するようにし
てもよい。これによってオペレータはプリントすること
なく、先ずネガフイルムを搬送してフイルム画像を測光
させフイルムタイプ別濃度蓄積メモリ32に画像濃度を記
憶させ、データ数を増加させることができる。
未知タイプフイルム種の画像濃度がフイルムタイプ別
濃度蓄積メモリ32に記憶されているフイルムタイプ別の
画像濃度のいずれとも類似していなかった場合には、ス
テツプ140においてオペレータに条件設定をするよう表
示または警報によって指示すると共にステツプ142にお
いてプリント禁止信号を出力するようにしてもよい。こ
れによって、条件設定が行われるまで焼付露光が禁止さ
れる。しかし、基準のフイルム種の焼付け露光条件に基
づいて、新たに条件設定することなくプリントするよう
にしておくのがよい。
濃度蓄積メモリ32に記憶されているフイルムタイプ別の
画像濃度のいずれとも類似していなかった場合には、ス
テツプ140においてオペレータに条件設定をするよう表
示または警報によって指示すると共にステツプ142にお
いてプリント禁止信号を出力するようにしてもよい。こ
れによって、条件設定が行われるまで焼付露光が禁止さ
れる。しかし、基準のフイルム種の焼付け露光条件に基
づいて、新たに条件設定することなくプリントするよう
にしておくのがよい。
一方、既知タイプフイルム種の画像濃度と未知タイプ
フイルム種の画像濃度とが同一または類似であった場合
には、ステツプ132において画像濃度が同一または類似
の既知タイプフイルム種の条件によって未知タイプのフ
イルムを焼付けるか、または焼付けして良いか否かをオ
ペレータに確認するようにしてもよい。この場合オペレ
ータは、手動によって焼付許可スイツチまたは焼付禁止
スイツチをオンする。ステツプ134では、焼付許可スイ
ツチがオンされたか否かを判断し、焼付禁止スイツチが
オンされたと判断されたときにはステツプ140に進ん
で、条件設定を要請し、焼付許可スイツチがオンされた
と判断されたときにはステツプ136においてこの未知タ
イプのフイルムを画像濃度が同一または類似であった既
知タイプフイルム種に属するようにフイルム種分類手段
34のフイルムタイプとバーコードとの関係を変更し、ス
テツプ138においてプリント許可信号を出力する。な
お、この場合未知タイプフイルム種の画像濃度を既知タ
イプフイルム種の画像濃度の記憶領域に併合させた後消
去するようにしても良く、そのまま記憶させておいても
良い。既知タイプの画像濃度をそのまま記憶させておい
た場合には、ステツプ114からステツプ120において同一
または類似のタイプの画像濃度に併合されることにな
る。上記のようにオペレータへの条件設定要請やプリン
ト許可のための表示は、基準フイルム種のプリント条件
で各種フイルムが同一条件でプリントできない場合に必
要である。本発明はこのような場合にも適用できる。
フイルム種の画像濃度とが同一または類似であった場合
には、ステツプ132において画像濃度が同一または類似
の既知タイプフイルム種の条件によって未知タイプのフ
イルムを焼付けるか、または焼付けして良いか否かをオ
ペレータに確認するようにしてもよい。この場合オペレ
ータは、手動によって焼付許可スイツチまたは焼付禁止
スイツチをオンする。ステツプ134では、焼付許可スイ
ツチがオンされたか否かを判断し、焼付禁止スイツチが
オンされたと判断されたときにはステツプ140に進ん
で、条件設定を要請し、焼付許可スイツチがオンされた
と判断されたときにはステツプ136においてこの未知タ
イプのフイルムを画像濃度が同一または類似であった既
知タイプフイルム種に属するようにフイルム種分類手段
34のフイルムタイプとバーコードとの関係を変更し、ス
テツプ138においてプリント許可信号を出力する。な
お、この場合未知タイプフイルム種の画像濃度を既知タ
イプフイルム種の画像濃度の記憶領域に併合させた後消
去するようにしても良く、そのまま記憶させておいても
良い。既知タイプの画像濃度をそのまま記憶させておい
た場合には、ステツプ114からステツプ120において同一
または類似のタイプの画像濃度に併合されることにな
る。上記のようにオペレータへの条件設定要請やプリン
ト許可のための表示は、基準フイルム種のプリント条件
で各種フイルムが同一条件でプリントできない場合に必
要である。本発明はこのような場合にも適用できる。
さらに製造中止されたフイルム種、販売地域が異なる
等によって極くまれにしかプリントされないフイルム種
については記憶領域を最も類似したフイルムタイプに統
合するか、または消去して発見時にオペレータへ表示や
警報を与えるようにするのがよい。このためには全フイ
ルム本数またはコマ数中に占める量または率によって判
断する必要がある。そのためには各フイルムタイプ別濃
度蓄積メモリにはフイルム本数またはコマ数をカウント
するメモリ領域をもつようにするのがよい。この機能に
より次々増加する記憶領域を押さえることもできる。
等によって極くまれにしかプリントされないフイルム種
については記憶領域を最も類似したフイルムタイプに統
合するか、または消去して発見時にオペレータへ表示や
警報を与えるようにするのがよい。このためには全フイ
ルム本数またはコマ数中に占める量または率によって判
断する必要がある。そのためには各フイルムタイプ別濃
度蓄積メモリにはフイルム本数またはコマ数をカウント
するメモリ領域をもつようにするのがよい。この機能に
より次々増加する記憶領域を押さえることもできる。
フイルム特性決定手段36は、フイルムタイプ別濃度
(画像濃度)蓄積メモリ32に記憶されているR、G、B
の濃度に応じてフイルムの特性を決定するものである。
以下ではフイルムの特性としてフイルム特性曲線の勾配
(γ値)を用いる例について説明する。まず、フイルム
タイプ別濃度蓄積メモリ32に記憶されているR、G、B
濃度に基づいて焼付けるべきフイルムの基準値(例え
ば、G濃度またはR、G、Bの平均濃度(R+G+B)
/3等)を演算し、この基準値に対するフイルムタイプ別
濃度蓄積メモリ32に記憶されている各R、G、B濃度の
比を求めることによってフイルムの特性曲線をR、G、
B毎に求める。第6図(1)はG濃度に対するR濃度の
特性曲線を示すものであり、第6図(2)は(R+G+
B)/3濃度に対するR濃度の特性曲線を示すものであ
る。
(画像濃度)蓄積メモリ32に記憶されているR、G、B
の濃度に応じてフイルムの特性を決定するものである。
以下ではフイルムの特性としてフイルム特性曲線の勾配
(γ値)を用いる例について説明する。まず、フイルム
タイプ別濃度蓄積メモリ32に記憶されているR、G、B
濃度に基づいて焼付けるべきフイルムの基準値(例え
ば、G濃度またはR、G、Bの平均濃度(R+G+B)
/3等)を演算し、この基準値に対するフイルムタイプ別
濃度蓄積メモリ32に記憶されている各R、G、B濃度の
比を求めることによってフイルムの特性曲線をR、G、
B毎に求める。第6図(1)はG濃度に対するR濃度の
特性曲線を示すものであり、第6図(2)は(R+G+
B)/3濃度に対するR濃度の特性曲線を示すものであ
る。
そして、これらの特性曲線からフイルムの特性を決定
するには、例えば、第7図(1)に示すように露光アン
ダー部分の勾配γu、露光オーバー部分の勾配γoを用
いることができる。また、第7図(2)に示すように勾
配の平均値(γ1+γ2+γ3)/3や第7図(3)に示
す勾配γ1、γ2を用いることもできる。なお上記では
フイルムタイプ別濃度蓄積メモリ32とフイルム特性決定
手段36を用いて自動的にフイルム特性を求める方法につ
いて説明したが、両手段を省略して予めフイルム特性を
メモリ(フイルム特性メモリ手段)しておきフイルム種
分類手段によりフイルム特性メモリ手段から読み出し測
光値選択手段38に入力してもよい。
するには、例えば、第7図(1)に示すように露光アン
ダー部分の勾配γu、露光オーバー部分の勾配γoを用
いることができる。また、第7図(2)に示すように勾
配の平均値(γ1+γ2+γ3)/3や第7図(3)に示
す勾配γ1、γ2を用いることもできる。なお上記では
フイルムタイプ別濃度蓄積メモリ32とフイルム特性決定
手段36を用いて自動的にフイルム特性を求める方法につ
いて説明したが、両手段を省略して予めフイルム特性を
メモリ(フイルム特性メモリ手段)しておきフイルム種
分類手段によりフイルム特性メモリ手段から読み出し測
光値選択手段38に入力してもよい。
測光値選択手段38は、フイルム特性に応じて露光コン
トロール用濃度値演算に用いる測光値を選択するもの
で、フイルム特性決定手段36で決定されたフイルム特性
に応じて、RとGとの差R′−G′、GとBとの差G′
−B′を軸とする色座標上に想定された特定色領域、例
えば中性色(グレー)と肌色を含む色領域に属する測光
値を測光値メモリから選択する。以下特定色領域に対応
する測光値を取り出す方法について説明する。まず、平
均的ネガフイルムの3色の濃度R0、G0、B0、3色の平均
濃度D0=(R0+G0+B0)/3を用いて第8図に示す曲線をR0、
G0、B0各々について作成する。また、特定色領域に近い
領域のデータを取り出すために、上記直線に対してオフ
セツト量d11、d12、d21、d22、d31、d32を露光アンダ
ー、ノーマル露光、露光オーバーの各々について定め、
第8図の破線で示した領域を定める。そして、測光値
R、G、Bの平均値D=(R+G+B)/3を求め、平均
値Dに対する測光値Rが第8図の破線で示した領域内に
含まれている否かを判断する。同様に測光値G、Bにつ
いてもG、Bに関する第8図のような破線内の領域に含
まれているか否かを判断する。測光値R、G、Bの3色
全てが、平均的ネガフイルムの濃度R0、G0、B0に関して
第8図のように定められた領域に含まれている場合にの
みその測光値を選択して露光コントロール用濃度値演算
用に用いる。なお、測光値R、G、Bのうち上記領域に
含まれていない測光値は露光コントロール用濃度値演算
には用いないか、または測光値R、G、Bの平均値、第
8図の破線で示す領域内に属す測光値の平均値等に換算
して3色の露光コントロール用濃度値に共通に用いる。
また、上記のオフセツト量d11〜d32はフイルム種または
勾配R0/D0、G0/D0、B0/D0によって変更するのが好ま
しい。
トロール用濃度値演算に用いる測光値を選択するもの
で、フイルム特性決定手段36で決定されたフイルム特性
に応じて、RとGとの差R′−G′、GとBとの差G′
−B′を軸とする色座標上に想定された特定色領域、例
えば中性色(グレー)と肌色を含む色領域に属する測光
値を測光値メモリから選択する。以下特定色領域に対応
する測光値を取り出す方法について説明する。まず、平
均的ネガフイルムの3色の濃度R0、G0、B0、3色の平均
濃度D0=(R0+G0+B0)/3を用いて第8図に示す曲線をR0、
G0、B0各々について作成する。また、特定色領域に近い
領域のデータを取り出すために、上記直線に対してオフ
セツト量d11、d12、d21、d22、d31、d32を露光アンダ
ー、ノーマル露光、露光オーバーの各々について定め、
第8図の破線で示した領域を定める。そして、測光値
R、G、Bの平均値D=(R+G+B)/3を求め、平均
値Dに対する測光値Rが第8図の破線で示した領域内に
含まれている否かを判断する。同様に測光値G、Bにつ
いてもG、Bに関する第8図のような破線内の領域に含
まれているか否かを判断する。測光値R、G、Bの3色
全てが、平均的ネガフイルムの濃度R0、G0、B0に関して
第8図のように定められた領域に含まれている場合にの
みその測光値を選択して露光コントロール用濃度値演算
用に用いる。なお、測光値R、G、Bのうち上記領域に
含まれていない測光値は露光コントロール用濃度値演算
には用いないか、または測光値R、G、Bの平均値、第
8図の破線で示す領域内に属す測光値の平均値等に換算
して3色の露光コントロール用濃度値に共通に用いる。
また、上記のオフセツト量d11〜d32はフイルム種または
勾配R0/D0、G0/D0、B0/D0によって変更するのが好ま
しい。
また、測定値の選択は次のように行ってもよい。すな
わち平均的ネガフイルム濃度R0、G0、B0について第8図
で説明した特性曲線を第9図のように定め、この特性曲
線を用いて測光値R、G、Bについて特開昭60-27352号
公報に示されているような方法でD0に変換してR′、
G′、B′を求める。この変換により平均的ネガフイル
ムと同じカラーバランスを持つ測光値は等しいR′、
G′、B′の濃度に変換される。そしてこのR′、
G′、B′を色度図上で露光コントロール用濃度値演算
に用いるか否かを判断する。なお、露光コントロール用
濃度値演算に用いる測光値を選択するにあたっては、特
開昭61-198144号公報、特開昭61-223731号公報に記載さ
れている測光値の選択的重み付けを行ってもよい。
わち平均的ネガフイルム濃度R0、G0、B0について第8図
で説明した特性曲線を第9図のように定め、この特性曲
線を用いて測光値R、G、Bについて特開昭60-27352号
公報に示されているような方法でD0に変換してR′、
G′、B′を求める。この変換により平均的ネガフイル
ムと同じカラーバランスを持つ測光値は等しいR′、
G′、B′の濃度に変換される。そしてこのR′、
G′、B′を色度図上で露光コントロール用濃度値演算
に用いるか否かを判断する。なお、露光コントロール用
濃度値演算に用いる測光値を選択するにあたっては、特
開昭61-198144号公報、特開昭61-223731号公報に記載さ
れている測光値の選択的重み付けを行ってもよい。
露光コントロール値演算手段40は、測光値選択手段38
で選択された測光値を用いて露光コントロール用濃度値
を演算するもので、特開昭61-198144号公報、特開昭61-
223731号公報、特開昭61-232442号公報に示されてるよ
うな方法で、測光値を分類しそれに基づいて求めた濃度
値から露光コントロール用濃度値を演算する。即ち、測
光値選択手段38では、第10図に示すように、ステツプ10
0において特定色領域に対応する点を原点とすることに
より画素毎の濃度値を正規化を行う。次のステツプ102
において正規化された濃度値R′、G′、B′を用いて
R′−G′、G′−B′を演算する。次のステツプ104
において色座標テーブルより第11図に示すような色領域
を各測定点(各画素)について決定する。そして、中性
色または肌色を含む色座標上の閉じた領域の色、または
中性色および肌色を含む色座標上の閉じた領域の色(例
えば、第11図の0(中性色)、1、3(肌色)の領域)
の領域に属する測定点を選択する(以上は測定値選択手
段で行われる)。そして、露光コントロール値演算手段
40では、選択された測定点の正規化前の濃度値を加算
し、R、G、Bそれぞれの平均値を求め、この平均値を
露光コントロール用濃度値とする。この露光コントロー
ル用濃度値はカラーフエリアを発生させる濃度値を含ん
でいないことによってカラー補正の程度を低下させるこ
となく露光量の決定に用いることができる。
で選択された測光値を用いて露光コントロール用濃度値
を演算するもので、特開昭61-198144号公報、特開昭61-
223731号公報、特開昭61-232442号公報に示されてるよ
うな方法で、測光値を分類しそれに基づいて求めた濃度
値から露光コントロール用濃度値を演算する。即ち、測
光値選択手段38では、第10図に示すように、ステツプ10
0において特定色領域に対応する点を原点とすることに
より画素毎の濃度値を正規化を行う。次のステツプ102
において正規化された濃度値R′、G′、B′を用いて
R′−G′、G′−B′を演算する。次のステツプ104
において色座標テーブルより第11図に示すような色領域
を各測定点(各画素)について決定する。そして、中性
色または肌色を含む色座標上の閉じた領域の色、または
中性色および肌色を含む色座標上の閉じた領域の色(例
えば、第11図の0(中性色)、1、3(肌色)の領域)
の領域に属する測定点を選択する(以上は測定値選択手
段で行われる)。そして、露光コントロール値演算手段
40では、選択された測定点の正規化前の濃度値を加算
し、R、G、Bそれぞれの平均値を求め、この平均値を
露光コントロール用濃度値とする。この露光コントロー
ル用濃度値はカラーフエリアを発生させる濃度値を含ん
でいないことによってカラー補正の程度を低下させるこ
となく露光量の決定に用いることができる。
プリント条件入力手段46及びプリント条件メモリ48
は、基準フイルム種、例えば、スーパーHR100(富士写
真フイルム社製、商品名)のR、G、Bのプリント条件
(焼付露光条件)を入力して記憶するものである。この
プリント条件としては、露光量、露光時間、フイルタ
量、光源輝度、光源電圧、スロープコントロール値のう
ちの少なくとも一つを使用することができる。なお、こ
の焼付露光条件を設定するにあたっては、条件設定用フ
イルムを用いて行われる。
は、基準フイルム種、例えば、スーパーHR100(富士写
真フイルム社製、商品名)のR、G、Bのプリント条件
(焼付露光条件)を入力して記憶するものである。この
プリント条件としては、露光量、露光時間、フイルタ
量、光源輝度、光源電圧、スロープコントロール値のう
ちの少なくとも一つを使用することができる。なお、こ
の焼付露光条件を設定するにあたっては、条件設定用フ
イルムを用いて行われる。
露光量決定手段44は、プリント条件メモリ48に記憶さ
れている基準フイルム種のプリント条件と露光コントロ
ール値演算手段40で演算された露光コントロール用濃度
値とを用いて焼付けるべきフイルムの露光量を決定する
もので、以下の(9)式に従って露光量を演算する。
れている基準フイルム種のプリント条件と露光コントロ
ール値演算手段40で演算された露光コントロール用濃度
値とを用いて焼付けるべきフイルムの露光量を決定する
もので、以下の(9)式に従って露光量を演算する。
露光量の演算式について説明する。基準フイルム種の
R、G、B各3色の焼付条件設定用のノーマル濃度(基
準フイルム種の焼付露光条件に相当する)を各々RN、G
N、BN、焼付けすべきネガのR、G、B各3色の露光コ
ントロール用濃度値を各々DR、DG、DBとすると、R、
G、B各3色の露光量er、eg、ebは次のように表され
る。
R、G、B各3色の焼付条件設定用のノーマル濃度(基
準フイルム種の焼付露光条件に相当する)を各々RN、G
N、BN、焼付けすべきネガのR、G、B各3色の露光コ
ントロール用濃度値を各々DR、DG、DBとすると、R、
G、B各3色の露光量er、eg、ebは次のように表され
る。
ここで、dR=DR−RN、dG=DG−GN、dB=DB−BNであ
り、X11〜X33は以下の式で表される係数である。
り、X11〜X33は以下の式で表される係数である。
ただし、SC、SM、SYは各々R、G、Bに対するスロー
プコントロール値であり、dR>0、dG>0、dB>0のと
きSC=SCO、SM=SMO、SY=SYO(ただし、Oはオーバス
ロープを表す)、dR<0、dG<0、dB<0のときSC=SC
U、SM=SMU、SY=SYU(ただし、Uはアンダスロープを
表す)である。また、AR、AG、AB(一般式としてAjで表
す)は各々R、G、Bのカラー補正値(カラーコレクシ
ョン)である。
プコントロール値であり、dR>0、dG>0、dB>0のと
きSC=SCO、SM=SMO、SY=SYO(ただし、Oはオーバス
ロープを表す)、dR<0、dG<0、dB<0のときSC=SC
U、SM=SMU、SY=SYU(ただし、Uはアンダスロープを
表す)である。また、AR、AG、AB(一般式としてAjで表
す)は各々R、G、Bのカラー補正値(カラーコレクシ
ョン)である。
次に、上記(3)式を展開して(4)式を代入し、
(dR+dG+dB)/3=dWとして上記(3)式を変形すると
次の(5)式が得られる。
(dR+dG+dB)/3=dWとして上記(3)式を変形すると
次の(5)式が得られる。
ここで、Aj=1.0のときノーマルコレクション、Aj>
1.0のときハイコレクション、Aj<1.0のときロワードコ
レクションを意味し、本実施例ではこのカラーコレクシ
ョンAj(AR、AG、AB)を次の式に示すように定めてい
る。
1.0のときハイコレクション、Aj<1.0のときロワードコ
レクションを意味し、本実施例ではこのカラーコレクシ
ョンAj(AR、AG、AB)を次の式に示すように定めてい
る。
ただし、0≦K11、K12、K13<1.0、 0.5<K21、K22、K23<2.0 でDR<RNのときAR=K21、DG<GNのときAG=K22、DB<BN
のときAB=K23であり、RO、GO、BOは基準フイルムの条
件設定用オーバ濃度値である。
のときAB=K23であり、RO、GO、BOは基準フイルムの条
件設定用オーバ濃度値である。
上記(6)式によって中濃度から高濃度になるに従っ
てカラーコレクションAjの値は大きくなり、高濃度の非
線形露光域に対して大きく影響して基準フイルム種の焼
付露光条件を補正する。
てカラーコレクションAjの値は大きくなり、高濃度の非
線形露光域に対して大きく影響して基準フイルム種の焼
付露光条件を補正する。
更に、本実施例では基準フイルム種の標準フイルムの
カラーバランス基準にするためにガンマバランス補正値
Pjを用いる。この補正値Pjとしては、基準フイルム種の
γ値の逆数に対応する値を用いればよく、第15図に示す
ように、ノーマル濃度を基準としたオーバ濃度のR、
G、B3色の平均値dWOを dWO={(RO−RN)+(GO−GN)+ (BO−BN)}/3 …(7) とすると、Pj(PR、PG、PB)は、 となる。
カラーバランス基準にするためにガンマバランス補正値
Pjを用いる。この補正値Pjとしては、基準フイルム種の
γ値の逆数に対応する値を用いればよく、第15図に示す
ように、ノーマル濃度を基準としたオーバ濃度のR、
G、B3色の平均値dWOを dWO={(RO−RN)+(GO−GN)+ (BO−BN)}/3 …(7) とすると、Pj(PR、PG、PB)は、 となる。
従って、露光量er、eg、ebは次の(9)式に示すよう
になる。
になる。
そして、上記(9)式の露光量er、eg、ebに対して自
動プリンタ固有のパラメータや複写感材のパラメータ等
を定めて露光制御値Er、Eg、Ebを決定することができ
る。
動プリンタ固有のパラメータや複写感材のパラメータ等
を定めて露光制御値Er、Eg、Ebを決定することができ
る。
また、上記RO、GO、BOに対してRU、GU、BUを適用する
ことによって低濃度部に対しても同様に適用することが
できる。
ことによって低濃度部に対しても同様に適用することが
できる。
そして、露光量決定手段44は、上記のようにして求め
た露光制御値Er、Eg、Ebに基づいてモータ16を制御する
ことにより焼付露光量を制御する。
た露光制御値Er、Eg、Ebに基づいてモータ16を制御する
ことにより焼付露光量を制御する。
以上の結果、基準フイルム種の3色のカラーバランス
に対する焼付けるべきフイルムの3色のカラーバランス
の相違が補正されるため、第14図に示すように、焼付け
るべきフイルムの1色の特性曲線が基準フイルムの特性
曲線に対し高濃度側で相対的に高くなっている場合(階
調が硬調の場合)、この1色の露光量が他の2色の露光
量より増加されてカラーバランスが一致するように補正
される。逆に1色の特性曲線が基準フイルムの特性曲線
に対して相対的に低くなっている場合(階調が軟調の場
合)、この1色の露光量が他の2色の露光量より減少さ
れてカラーバランスが一致するように補正され、良好な
カラーバランスを得ることができる。
に対する焼付けるべきフイルムの3色のカラーバランス
の相違が補正されるため、第14図に示すように、焼付け
るべきフイルムの1色の特性曲線が基準フイルムの特性
曲線に対し高濃度側で相対的に高くなっている場合(階
調が硬調の場合)、この1色の露光量が他の2色の露光
量より増加されてカラーバランスが一致するように補正
される。逆に1色の特性曲線が基準フイルムの特性曲線
に対して相対的に低くなっている場合(階調が軟調の場
合)、この1色の露光量が他の2色の露光量より減少さ
れてカラーバランスが一致するように補正され、良好な
カラーバランスを得ることができる。
次に本発明が適用可能な白光減色式の自動カラー写真
焼付装置について説明する。なお、第12図において第1
図と対応する部分には同一符号を付して説明を省略す
る。なお、露光量決定部50は、第1図と同様である。こ
の白光減色式自動カラー写真焼付装置においては、ラン
プハウス10とミラーボツクス18との間に調光フイルタ60
と色光規制フイルタ62とが配置されている。調光フイル
タ60は、周知のようにY(イエロ)フイルタ、M(マゼ
ンタ)フイルタ及びC(シアン)フイルタの3つのフイ
ルタで構成されており、露光量決定部50で制御されてい
ることによって露光量が制御される。また色光規制フイ
ルタ62は、B光長波とG光短波とを規制するBG規制フイ
ルタaと、G光長波とR光短波とを規制するGR規制フイ
ルタbと、紫外カツトフイルタcと、赤外カツトフイル
タdとの4つのフイルタで構成されている。この色光規
制フイルタ62においては、紫外カツトフイルタcとBG規
制フイルタaとの組合せによりB光を形成し、BG規制フ
イルタaとGR規制フイルタbとの組合せによりG光を形
成し、赤外カツトフイルタdとGR規制フイルタbとの組
合せによりR光を形成する。上記色光規制フイルタ62の
透過特性は第13図(3)に示すようになる。
焼付装置について説明する。なお、第12図において第1
図と対応する部分には同一符号を付して説明を省略す
る。なお、露光量決定部50は、第1図と同様である。こ
の白光減色式自動カラー写真焼付装置においては、ラン
プハウス10とミラーボツクス18との間に調光フイルタ60
と色光規制フイルタ62とが配置されている。調光フイル
タ60は、周知のようにY(イエロ)フイルタ、M(マゼ
ンタ)フイルタ及びC(シアン)フイルタの3つのフイ
ルタで構成されており、露光量決定部50で制御されてい
ることによって露光量が制御される。また色光規制フイ
ルタ62は、B光長波とG光短波とを規制するBG規制フイ
ルタaと、G光長波とR光短波とを規制するGR規制フイ
ルタbと、紫外カツトフイルタcと、赤外カツトフイル
タdとの4つのフイルタで構成されている。この色光規
制フイルタ62においては、紫外カツトフイルタcとBG規
制フイルタaとの組合せによりB光を形成し、BG規制フ
イルタaとGR規制フイルタbとの組合せによりG光を形
成し、赤外カツトフイルタdとGR規制フイルタbとの組
合せによりR光を形成する。上記色光規制フイルタ62の
透過特性は第13図(3)に示すようになる。
また、2次元イメージセンサ28には次のフイルタが取
付けられる。即ち、BG規制フイルタaの吸収帯において
透過率長波端を有するBフイルタ、BG規制フイルタaの
吸収帯において透過率短波端を有しかつGR規制フイルタ
bの吸収帯において透過率長波端を有するGフイルタ、
GR規制フイルタbの吸収帯において透過率短波端を有す
るRフイルタが用いられる。このR、G、Bフイルタの
透過率特性は第13図(2)の実線に示すようになり、上
記色光規制フイルタ62と組合せた場合の透過率分布は第
13図(2)の破線で示すようになる。このR、G、Bフ
イルタは特願昭61-22155号のようなモザイクパターンや
ストライプ状または市松模様等に各色が配置されて用い
らる。また、上記色光規制フイルタ62で修正したときの
カラーペーパの分光感度は第13図(1)に示すように、
修正前のカラーペーパの分光感度(実線)に対して破線
で示すようになり、第13図(2)で示した測光系の分光
感度分布と略一致する。
付けられる。即ち、BG規制フイルタaの吸収帯において
透過率長波端を有するBフイルタ、BG規制フイルタaの
吸収帯において透過率短波端を有しかつGR規制フイルタ
bの吸収帯において透過率長波端を有するGフイルタ、
GR規制フイルタbの吸収帯において透過率短波端を有す
るRフイルタが用いられる。このR、G、Bフイルタの
透過率特性は第13図(2)の実線に示すようになり、上
記色光規制フイルタ62と組合せた場合の透過率分布は第
13図(2)の破線で示すようになる。このR、G、Bフ
イルタは特願昭61-22155号のようなモザイクパターンや
ストライプ状または市松模様等に各色が配置されて用い
らる。また、上記色光規制フイルタ62で修正したときの
カラーペーパの分光感度は第13図(1)に示すように、
修正前のカラーペーパの分光感度(実線)に対して破線
で示すようになり、第13図(2)で示した測光系の分光
感度分布と略一致する。
そして、このように分光感度分布を一致させた後色光
規制フイルタを用いて測光して上記で説明したよう基準
ネガフイルム種のプリント条件を修正してY、M、Cフ
イルタを用いてプリントすることにより特性の異なるフ
イルム種についても白光減色法によって良好にプリント
することができる。白光減色式プリント法において測光
系と露光系を別々に配置しても当然本発明は適用でき
る。
規制フイルタを用いて測光して上記で説明したよう基準
ネガフイルム種のプリント条件を修正してY、M、Cフ
イルタを用いてプリントすることにより特性の異なるフ
イルム種についても白光減色法によって良好にプリント
することができる。白光減色式プリント法において測光
系と露光系を別々に配置しても当然本発明は適用でき
る。
以上説明したように本実施例によれば、基準フイルム
種のプリント条件をフイルム特性に応じて補正すること
で各種フイルムのプリントが良好にできるため、基準フ
イルム種のプリント条件を定めるのみで各種フイルムの
アンダー露光からオーバー露光に対してのプリントを高
品質に行うことができる。また、基準フイルム種のプリ
ント条件を基準にして各種フイルムをプリントしている
ため、ネガ現像機、ネガフイルム、自動カラー写真焼付
装置等の各種の特性が変動した場合にはおいても1つの
プリント条件即ち基準フイルム種のプリント条件のみを
管理すればよいため、容易に適正な管理を行うことがで
きる。また、フイルム種別に適正な条件を自動的に修正
しているため、各種フイルムは適正なプリントが作られ
る。なお以上の実施例における測光方式や露光制御方式
等は本発明を実施する上で種々変更が可能であり、何等
制限されるものではない。
種のプリント条件をフイルム特性に応じて補正すること
で各種フイルムのプリントが良好にできるため、基準フ
イルム種のプリント条件を定めるのみで各種フイルムの
アンダー露光からオーバー露光に対してのプリントを高
品質に行うことができる。また、基準フイルム種のプリ
ント条件を基準にして各種フイルムをプリントしている
ため、ネガ現像機、ネガフイルム、自動カラー写真焼付
装置等の各種の特性が変動した場合にはおいても1つの
プリント条件即ち基準フイルム種のプリント条件のみを
管理すればよいため、容易に適正な管理を行うことがで
きる。また、フイルム種別に適正な条件を自動的に修正
しているため、各種フイルムは適正なプリントが作られ
る。なお以上の実施例における測光方式や露光制御方式
等は本発明を実施する上で種々変更が可能であり、何等
制限されるものではない。
カラーコレクションAjは、Djの関数、画像濃度に対す
るAjのテーブル値で定めてもよく、Ajの決定におけるDa
j、DbjはRO、RN、GO等の濃度に限定されるものでなく、
XO、XN、XU(X=R、G、B、Oはオーバ濃度、Nはノ
ーマル濃度、Uはアンダ濃度を示す)の関数から求めて
も、多数の画像データから求めた値であっても、また適
切な定数であっても良い。また、Ajを決定する代わりに
Aj×スロープコントロール値の値またはAj・Pj×スロー
プコントロール値の値を決定しても良い。
るAjのテーブル値で定めてもよく、Ajの決定におけるDa
j、DbjはRO、RN、GO等の濃度に限定されるものでなく、
XO、XN、XU(X=R、G、B、Oはオーバ濃度、Nはノ
ーマル濃度、Uはアンダ濃度を示す)の関数から求めて
も、多数の画像データから求めた値であっても、また適
切な定数であっても良い。また、Ajを決定する代わりに
Aj×スロープコントロール値の値またはAj・Pj×スロー
プコントロール値の値を決定しても良い。
また、測光値から求める画像濃度は、画面平均濃度の
他、画面の高濃度部平均濃度、中濃度部平均濃度、低濃
度部平均濃度等の平均濃度を選択的に用いても良い。上
記では、色の片寄りをdWを用いて表したがこれに限定さ
れるものでなく、dWのかわりにdGやその他の一色を用い
たり、各色の色の比を用いることもできる。Ajは他の補
正要因を加えてマトリツクス式としても良い。露光量関
数式は上記実施例に限定されるものではない。Pjの決定
は上式に限定されるものでなく、例えば、dWOの代わり
にGO-GNやGO、GNの代わりに別の濃度値を用いても良
い。
他、画面の高濃度部平均濃度、中濃度部平均濃度、低濃
度部平均濃度等の平均濃度を選択的に用いても良い。上
記では、色の片寄りをdWを用いて表したがこれに限定さ
れるものでなく、dWのかわりにdGやその他の一色を用い
たり、各色の色の比を用いることもできる。Ajは他の補
正要因を加えてマトリツクス式としても良い。露光量関
数式は上記実施例に限定されるものではない。Pjの決定
は上式に限定されるものでなく、例えば、dWOの代わり
にGO-GNやGO、GNの代わりに別の濃度値を用いても良
い。
また、上記ではR、G、B3色を補正する例について説
明したが、カラーバランスの相違を検出し、相違が所定
値を越える色についてのみAjによる補正を行うよにして
もよい。
明したが、カラーバランスの相違を検出し、相違が所定
値を越える色についてのみAjによる補正を行うよにして
もよい。
更に、上記では基準フイルム種の焼付露光条件を1つ
記憶させて露光量を決定する例について説明したが、フ
イルムタイプ別に焼付露光条件を複数記憶させて基準焼
付露光条件として露光量を決定してもよい。
記憶させて露光量を決定する例について説明したが、フ
イルムタイプ別に焼付露光条件を複数記憶させて基準焼
付露光条件として露光量を決定してもよい。
また、基準フイルム種のフイルム特性と焼付けするべ
きフイルム種のフイルム特性即ち、両者の画像濃度の差
や比、画像濃度より算出された勾配の差や比等から修正
値演算し、基準焼付露光条件と3色の画像濃度値とこの
修正値とから露光量を決定してもよい。
きフイルム種のフイルム特性即ち、両者の画像濃度の差
や比、画像濃度より算出された勾配の差や比等から修正
値演算し、基準焼付露光条件と3色の画像濃度値とこの
修正値とから露光量を決定してもよい。
第1図は本発明が適用可能な加色式自動カラー写真焼付
装置を示す概略図、第2図は第1図の回転デイスクの平
面図、第3図は第2図のフイルタの概略図、第4図はR
フイルタの特性を示す線図、第5図(1)、(2)、
(3)は加色法におけるカラーペーパ、2次元イメージ
センサの分光感度分布等を示す線図、第6図は特性曲線
の例を示す線図、第7図(1)、(2)、(3)はフイ
ルム特性を説明するための線図、第8図は測光値を選択
する領域を示す線図、第9図は測光値を変換する曲線の
線図、第10図は露光コントロール用濃度値を求めるため
の流れ図、第11図は色領域を示す線図、第12図は本発明
が適用可能な白光減色式自動カラー写真焼付装置を示す
概略図、第13図(1)、(2)、(3)は減色法におけ
るカラーペーパ、2次元イメージセンサの分光感度分布
等を示す線図、第14図はGが高濃度側に偏倚したペーパ
の特性曲線を示す線図、第15図はガンマバランス値を説
明するための線図、第16図は管理手段におけるルーチン
を示す流れ図である。 12……赤外カツトフイルタ、14……回転デイスク、18…
…ミラーボツクス、20……ネガフイルム、26……カラー
ペーパ。
装置を示す概略図、第2図は第1図の回転デイスクの平
面図、第3図は第2図のフイルタの概略図、第4図はR
フイルタの特性を示す線図、第5図(1)、(2)、
(3)は加色法におけるカラーペーパ、2次元イメージ
センサの分光感度分布等を示す線図、第6図は特性曲線
の例を示す線図、第7図(1)、(2)、(3)はフイ
ルム特性を説明するための線図、第8図は測光値を選択
する領域を示す線図、第9図は測光値を変換する曲線の
線図、第10図は露光コントロール用濃度値を求めるため
の流れ図、第11図は色領域を示す線図、第12図は本発明
が適用可能な白光減色式自動カラー写真焼付装置を示す
概略図、第13図(1)、(2)、(3)は減色法におけ
るカラーペーパ、2次元イメージセンサの分光感度分布
等を示す線図、第14図はGが高濃度側に偏倚したペーパ
の特性曲線を示す線図、第15図はガンマバランス値を説
明するための線図、第16図は管理手段におけるルーチン
を示す流れ図である。 12……赤外カツトフイルタ、14……回転デイスク、18…
…ミラーボツクス、20……ネガフイルム、26……カラー
ペーパ。
Claims (3)
- 【請求項1】焼付けるべきフイルムのフイルム画像を多
数個に分割して測光して測光値を出力する測光手段と、 焼付けるべきフイルムに記録されているフイルム種を示
すコードを読取る読取手段と、 読取ったコードに基づいて焼付けるべきフイルムをフイ
ルムタイプ毎に分類する分類手段と、 測光値から求めた画像濃度をフイルムタイプ毎に記憶す
る記憶手段と、 焼付けるべきフイルムが属するフイルムタイプの画像濃
度から基準値を求めて該基準値に基づいて特定の色領域
を定めると共に該特定の色領域に属する測光値に基づい
て3色の画像濃度値を演算する濃度値演算手段と、 予め記憶されている基準焼付露光条件と前記3色の画像
濃度値とに基づいて焼付けるべきフイルムの露光量を決
定する露光量決定手段と、 を含む写真焼付露光量決定装置。 - 【請求項2】前記露光量決定手段は、予め記憶されてい
る基準焼付露光条件に対応するフイルムタイプの前記画
像濃度と焼付けるべきフイルムが属するフイルムタイプ
の画像濃度の多数画像についての平均値とを比較して修
正値を求め、前記基準焼付露光条件と前記3色の画像濃
度値と前記修正値とに基づいて焼付けるべきフイルムの
露光量を決定する請求項(1)記載の写真焼付露光量決
定装置。 - 【請求項3】新たなコードが読取られた場合に新たなコ
ードが記録されたフイルムを新たなフイルム種として該
新たなフイルム種の画像濃度を記憶する記憶領域を前記
記憶手段に設定する設定手段を更に設けた請求項(1)
または(2)記載の写真焼付露光量決定装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24581088A JP2502134B2 (ja) | 1988-09-29 | 1988-09-29 | 写真焼付露光量決定装置 |
US07/398,681 US5017014A (en) | 1988-09-29 | 1989-08-25 | Photographic printing exposure determining apparatus and film type data processing apparatus for photographic printer |
DE3930649A DE3930649C2 (de) | 1988-09-29 | 1989-09-13 | Belichtungsbestimmungseinrichtung für fotografische Kopien und Filmartendatenbearbeitungsvorrichtung für Kopiergeräte |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24581088A JP2502134B2 (ja) | 1988-09-29 | 1988-09-29 | 写真焼付露光量決定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0293448A JPH0293448A (ja) | 1990-04-04 |
JP2502134B2 true JP2502134B2 (ja) | 1996-05-29 |
Family
ID=17139183
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24581088A Expired - Fee Related JP2502134B2 (ja) | 1988-09-29 | 1988-09-29 | 写真焼付露光量決定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2502134B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2837757B2 (ja) * | 1990-10-24 | 1998-12-16 | 富士写真フイルム株式会社 | 写真焼付装置のプリント方法 |
EP0713128B1 (en) * | 1992-04-13 | 2002-07-24 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Photographic printing apparatus |
JP5037043B2 (ja) | 2005-07-14 | 2012-09-26 | ユニ・チャーム株式会社 | 水分検知センサ |
-
1988
- 1988-09-29 JP JP24581088A patent/JP2502134B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0293448A (ja) | 1990-04-04 |
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