【発明の詳細な説明】
新規なピペリジン含有化合物
発明の分野
本発明は、新規な一群のインドール含有化合物、その製法、サイトカイン媒介
疾患の治療におけるその使用およびかかる治療に用いるための医薬組成物に関す
る。
発明の背景
インターロイキン−1(IL−1)および腫瘍壊死因子(TNF)は、単球ま
たはマクロファージのような様々な細胞によって産生される生物学的物質である
。IL−1は、免疫調節および炎症のような他の生理学的状態において重要であ
ると思われる様々な生物学的活性を媒介することが証明された[例えば、Dinare
lloら、Rev.Infect.Disease,6,51(1984)参照]。IL−1の無数の既知の生
物学的活性は、Tヘルパー細胞の活性化、発熱の誘発、プロスタグランジンまた
はコラゲナーゼ産生の刺激、好中球走化性、急性期タンパク質の誘導および血漿
中鉄レベルの抑制を包含する。
過度のまたは無秩序なIL−1産生が疾患の悪化および/または発病に関与す
る多くの病態がある。これらは、慢性関節リウマチ、骨関節炎、内毒素血症およ
び/または毒性ショック症候群、内毒素によって引き起こされる炎症反応または
炎症性腸疾患のような他の急性または慢性炎症性の症状;結核、アテローム性動
脈硬化症、筋変性、カヘキシー、乾癬性関節炎、ライター症候群、慢性関節リウ
マチ、通風、外傷性関節炎、風疹関節炎および急性滑膜炎を包含する。近年、I
L−1活性が糖尿病および膵臓β細胞に関連することが明らかにされた。
DinarelloはJ.Clinical Immunology,5(5),287-297(1985)において、IL−
1に起因する生物学的活性を概説する。これらの効果のいくつかが他の者によっ
てIL−1の間接的効果として記載されたことに注目すべきである。
過度のまたは無秩序なTNF産生は、慢性関節リウマチ、リウマチ様脊椎炎、
骨関節炎、通風性関節炎および他の関節炎の症状;敗血症、敗血症性ショック、
内毒素性ショック、グラム陰性敗血症、毒性ショック症候群、成人呼吸窮迫症候
群、脳マラリア、慢性肺炎症性疾患、珪肺症、肺サルコイドーシス、骨吸収疾患
、再灌流障害、対宿主移植片反応、同種移植片拒絶、インフルエンザのような感
染に起因する発熱および筋肉痛、感染または悪性腫瘍に従属的なカヘキシー、後
天性免疫不全症候群(AIDS)に従属的なカヘキシー、AIDS、ARC(A
IDS関連複合体)、ケロイド形成、瘢痕組織形成、クローン病、潰瘍性大腸炎
または胸やけ(pyresis)を包含する多くの疾患の媒介または悪化に関係する。
AIDSは、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)でのTリンパ球の感染に起因す
る。HIVの少なくとも3つの型または株、すなわち、HIV−1、HIV−2
およびHIV−3が同定されている。HIV感染の結果として、T−細胞媒介に
よる免疫が減少し、感染個体は重篤な日和見感染および/または異常な腫瘍を顕
在化する。Tリンパ球へのHIVの侵入は、Tリンパ球活性化を必要とする。H
IV−1、HIV−2のような他のウイルスは、T細胞活性化後にTリンパ球に
感染し、かかるウイルスタンパク質の発現および/または複製は、かかるT細胞
活性化によって媒介または維持される。一旦、活性化Tリンパ球がHIVに感染
すると、Tリンパ球は、HIV遺伝子発現および/またはHIV複製を可能にす
るために、活性化状態を持続し続けなければならない。モノカイン、特にTNF
は、Tリンパ球活性化の持続において役割を果たすことによって、活性化T−細
胞に媒介されるHIVタンパク質発現および/またはウイルス複製に関係する。
従って、HIV感染個体において、モノカイン産生、特にTNF産生の阻害によ
るようなモノカイン活性の妨害は、T細胞活性化の維持を制限することを助け、
それにより、HIV感染力が未だ感染していない細胞にまで進行するのを減少さ
せ、その結果、HIV感染によって引き起こされる免疫不全の進行を遅らせるか
または排除する。単球、マクロファージおよび関連細胞、例えば、クップファー
細胞およびグリア細胞は、また、HIV感染の維持に関係する。T−細胞のよう
なこれらの細胞は、ウイルス複製の標的であり、ウイルス複製レベルは細胞の活
性化状態に依存する[Rosenbergら、The Immunopathogenesis of HIV infection
,Advances in Immunology,Vol.57,(1989)参照]。TNFのようなモノカイ
ン
は、単球および/またはマクロファージにおいてHIV複製を活性化することが
わかっており[Poliら、Proc.Natl.Acad.Sci.,87:782-784(1990)参照]、従
って、モノカイン産生または活性の阻害は、T細胞に関して上記したように、H
IV進行の制限を助ける。
TNFは、また、記載のウイルスと同様な理由で、サイトメガロウイルス(C
MV)、インフルエンザウイルス、およびヘルペスウイルスのような他のウイル
ス感染での様々な役割に関係する。
インターロイキン−8(IL−8)は、1987年に初めて同定され、特徴付
けられた走化性因子である。IL−8は、単核細胞、繊維芽細胞、内皮細胞およ
びケラチン生成細胞を包含するいくつかの細胞型によって産生される。内皮細胞
からのその産生は、IL−1、TNFまたはリポポリサッカライド(LPS)に
よって誘導される。ヒトIL−8は、マウス、モルモット、ラットおよびウサギ
好中球に対して作用することが示された。好中球誘引物質/活性化タンパク質−
1(NAP−1)、単球由来好中球走化性因子(MDNCF)、好中球活性化因
子(NAF)およびT−細胞リンパ球走化性因子のような多くの異なる名称がI
L−8に与えられた。
IL−8は、イン・ビトロで多くの機能を刺激する。好中球、T−リンパ球お
よび好塩基球に対して化学誘引特性を有することが示された。さらに、それは、
正常およびアトピー性個体の両方の由来の好塩基球からのヒスタミン放出、なら
びに好中球からのリソソーム酵素放出および呼吸バーストを引き起こす。IL−
8は、また、新たにタンパク質を合成することなく、好中球におけるMac−1
(CD11b/CD18)の表面発現を増加させることが示され、このことは、
血管内皮細胞に対する好中球の付着の増加に寄与するかもしれない。多くの疾患
は、大量の好中球浸潤によって特徴付けられる。IL−8産生(炎症部位への好
中球の走化性の原因である)の増加に関連する病状は、IL−8産生の抑制に有
効な化合物によって利益を得るであろう。
IL−1およびTNFは、幅広く種々の細胞および組織に影響を及ぼし、これ
らのサイトカインならびに他の白血球に誘導されるサイトカインは重要であり、
幅広く種々の病態および状態の決定的な炎症性メディエーターである。これらの
サイトカインの阻害は、多くのこれらの病態を制御し、減少させおよび緩和する
という利益がある。
当該分野において、治療、サイトカイン抑制に有効な抗炎症性薬剤である化合
物、すなわち、IL−1、IL−6、IL−8およびTNFのようなサイトカイ
ンを阻害することができる化合物に対する要望が依然としてある。
発明の概要
本発明は、式(I)または(II)の新規な化合物ならびに式(I)または(
II)の化合物および医薬上許容される希釈剤もしくは担体を含んでなる医薬組
成物に関する。
本発明は、また、その必要のある哺乳動物において、有効量の式(I)または
(II)の化合物を該哺乳動物に投与することからなる、サイトカインを阻害す
る方法およびサイトカイン媒介疾患の治療に関する。
特に、本発明は、その必要のある哺乳動物において、CSBP/RK/p38
キナーゼ媒介疾患を治療する方法に関する。
本発明は、さらに詳細には、その必要のある哺乳動物において、有効量の式(
I)または(11)の化合物を該哺乳動物に投与することからなるIL−1の産
生を阻害する方法に関する。
本発明は、さらに詳細には、その必要のある哺乳動物において、有効量の式(
I)または(II)の化合物を該哺乳動物に投与することからなるIL−8の産
生を阻害する方法に関する。
本発明は、さらに詳細には、その必要のある哺乳動物において、有効量の式(
I)または(II)の化合物を該噛乳動物に投与することからなるTNFの産生
を阻害する方法に関する。
従って、本発明は、式(I)または式(II):[式中、
R1は、水素、アルキル、アルコキシ、アリール、アリールアルキル、ヘテロ
アリール、ヘテロアリールアルキル、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、
ニトロ、アミノ、シアノ、カルボキシ、カルボキシアルコキシ、カルボキサミド
またはハロゲンであり、ここに、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール
、ヘテロアリールアルキル、ヘテロアリールオキシまたはアリールオキシ基は置
換されていてもよく;
R2は、C(O)R3、C(O)OR3、−O−(CH2)SO−、=N(OR4)、
C1-4アルキル(=N(OR4))−R5、=O、アミノ、ヒドロキシ、複素環式
、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ア
リールアルケニル、アルケニル、置換されていてもよいアルキル、シクロアルキ
ルまたはシクロアルキルアルキルであり、ここに、これらの基の全ては置換され
ていてもよく;
nは、1または2の整数であり;
R3は、置換されていてもよいアルキル、または置換されていてもよいアリー
ルであり;
R4は、水素、医薬上許容されるカチオン、C1-10アルキル、C3-7シクロアル
キル、アリール、アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール
C1-4アルキル、ヘテロシクリル、アロイルまたはC1-4アルカノイルであって;
R5は、置換されていてもよいアルキル、または置換されていてもよいアリー
ルである]
で示される化合物またはその医薬上許容される塩を提供する。
発明の詳細な記載
式(I)または(II)において、R1は、適当には、水素、アルキル、アル
コキシ、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキ
ル、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ニトロ、アミノ、シアノ、カルボ
キシ、カルボキシアルコキシ、カルボキサミドまたはハロゲンである。アリール
、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロアリー
ルオキシまたはアリールオキシ基は、独立して、ハロゲン;ハロアルキル(例え
ばCF3);アルキル;シアノ;カルボキシ、カルボキシアルコキシ、カルボキ
サミド、ニトロ;アルコキシ;ヒドロキシ;アミノ;モノ−またはジ−置換アル
キルアミノ;またはS(O)mアルキル(ここに、mは0、1または2である)
、例えば、メチルチオ、メチルスルフィニルまたはメチルスルホニルによって、
1〜3回置換されていてもよい。
好ましくは、R1基は、インドール環の5位にある。R1がアリールであるなら
ば、好ましくはフェニルであり;R1がアリールオキシであるならば、好ましく
はベンジルオキシである。
式(I)または(II)の化合物において、R2は、適当には、C(O)R3、
C(O)OR3、−O−(CH2)SO−、=N(OR4)、C1-4アルキル(=N
(OR4))−R5、=O、アミノ、ヒドロキシ、複素環式、アリール、ヘテロア
リール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、アリールアルケニル、ア
ルケニル、置換されていてもよいアルキル、シクロアルキルまたはシクロアルキ
ルアルキルである。アルキル、アリール、ヘテロアリール、複素環式およびシク
ロアルキル環は、全て、独立して、ハロゲン;ハロアルキル(例えばCF3);
アルキル;シアノ;カルボキシ、カルボキシアルコキシ、カルボキサミド、ニト
ロ;アルコキシ;ハロ置換アルコキシ;ヒドロキシ;アミノ;モノ−またはジ−
置換アルキルアミノ;またはS(O)mアルキル(ここに、mは0、1または2
である)、例えば、メチルチオ、メチルスルフィニルまたはメチルスルホニルに
よって、1回以上置換されていてもよい。
適当には、nは、1または2の整数である。
適当には、R3は、置換されていてもよいアルキル、または置換されていても
よいアリールである。
適当には、R4は、水素、医薬上許容されるカチオン、C1-10アルキル、C3-7
シクロアルキル、アリール、アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、ヘテロ
アリールC1-4アルキル、複素環式、アロイルまたはC1-4アルカノイルである。
適当には、R5は、置換されていてもよいアルキル、または置換されていても
よいアリールである。好ましくは、R2がアリールならば、フェニル基であって
、R2がアリールアルキル基ならば、好ましくは、ベンジル、フェネチルまたは
ナフチルメチルである。
好ましくは、R2がヘテロアリールまたはヘテロアリールアルキルならば、ピ
リジルまたはピリミジン基である。アリールアルキルまたはヘテロアリールアル
キルにおけるアルキル部分は、また、例えば、ハロゲン、ヒドロキシ、アルコキ
シ、アルキル、ハロ置換アルキル、ハロ置換アルコキシ、アリール、ヘテロアリ
ール、アリールアルキルまたはヘテロアリールアルキル基によって、置換されて
いてもよい。
本明細書で使用される場合、「置換されていてもよい」なる語は、特記しない
かぎり、フッ素、塩素、臭素またはヨウ素のようなハロゲン;ヒドロキシ;ヒド
ロキシ置換C1-10アルキル;メトキシまたはエトキシのようなC1-10アルコキシ
;シアノ;カルボキシ、カルボキシアルコキシ、カルボキサミド、S(O)mア
ルキル(ここに、mは0、1または2である)、例えば、メチルチオ、メチルス
ルフィニルまたはメチルスルホニル;アミノ、モノおよびジ−アルキル置換アミ
ノ;C1-10アルキル、シクロアルキル、またはシクロアルキルアルキル基、
例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、t−ブチルなど、またはシ
クロプロピルメチル;ハロ置換C1-10アルキル、例えば、CF2CF2HまたはC
F3;ハロ置換C1-10アルコキシ;置換されていてもよいヘテロアリール、アリ
ール、ヘテロアリールアルキル(ここに、これらのアリール基は、ハロゲン;ヒ
ドロキシ;ヒドロキシ置換アルキル;C1-10アルコキシ;シアノ;カルボキシ、
カルボキシアルコキシ、カルボキサミド、S(O)mアルキル;アミノ、モノお
よびジ−アルキル置換アミノ;アルキルまたはハロ置換アルキル、例えば、CF3
によって、1〜3回置換されていてもよい)のような基を意味する。
適当な医薬上許容される塩は、当業者によく知られており、無機および有機酸
、例えば、塩酸、臭化水素酸、硫酸、リン酸、メタンスルホン酸、エタンスルホ
ン酸、酢酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、乳酸、蓚酸、コハク酸、フマル酸、
マレイン酸、安息香酸、サリチル酸、フェニル酢酸およびマンデル酸の塩基性塩
を包含する。さらに、式(I)の化合物の医薬上許容される塩は、また、例えば
、置換基がカルボキシ基を含むならば、医薬上許容されるカチオンとともに形成
されてもよい。適当な医薬上許容されるカチオンは、当業者によく知られており
、アルカリ、アルカリ土類、アンモニウムおよび第4アンモニウムカチオンを包
含する。
本明細書で使用される場合、以下の用語は次のようである。
・「ハロ」または「ハロゲン」は、ハロゲン:クロロ、フルオロ、ブロモおよ
びヨードを包含する。
・「C1-10アルキル」または「アルキル」は、鎖の長さを別に限定しないかぎ
り、1〜10個の炭素原子の直鎖および分子鎖の両方の基を意味し、限定するも
のではないが、メチル、エチル、n−プロビル、iso−プロピル、n−ブチル
、sec−ブチル、iso−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチルなどを包
含する。
・「アリール」は、フェニルおよびナフチルを意味する。
・「シクロアルキル」は、本明細書では、好ましくは3〜8個の炭素原子の環
状基を意味し、限定するものではないが、シクロプロピル、シクロペンチル、シ
クロヘキシルなどを包含する。
・「ヘテロアリール」(それ自体でまたはいずれかの組み合わせで、例えば、
「ヘテロアリールオキシ」または「ヘテロアリールアルキル」)は、1以上の環
がN、OまたはSからなる群より選択される1以上のヘテロ原子を含有する5−
10員芳香族環系を意味し、例えば、限定するものではないが、ピロール、ピラ
ゾール、フラン、チオフェン、キノリン、イソキノリン、キナゾリニル、ピリジ
ン、ピリミジン、オキサゾール、チアゾール、チアジアゾール、トリアゾール、
イミダゾールまたはベンゾイミダゾールを包含する。
・「複素環式」(それ自体でまたはいずれかの組み合わせで、例えば、「複素
環式アルキル」)は、1以上の環がN、OまたはSからなる群より選択される1
以上のヘテロ原子を含有する飽和または部分的に不飽和の4−10員環系を意味
し;例えば、限定するものではないが、ピロリジン、ピペリジン、ピペラジン、
モルホリン、テトラヒドロピランまたはイミダゾリジンを包含する。
・「アラルキル」または「ヘテロアリールアルキル」または「複素環式アルキ
ル」なる語は、本明細書では、別記しないかぎり、本明細書で定義されたような
アリール、ヘテロアリールまたは複素環式基に結合した上記のようなC1-4アル
キルを意味するために使用される。
・「スルフィニル」は、対応する硫化物の酸化物S(O)を意味し、「チオ」
なる語は硫化物を示し、「スルホニル」なる語は、完全に酸化されたS(O)2
基をいう。
・「アロイル」は、C(O)Ar(ここに、Arは、フェニル、ナフチル、ま
たは、限定するものではないが、ベンジルおよびフェネチルを包含する上記のよ
うなアリールアルキル誘導体である)を意味する。
・「アルカノイル」は、C(O)C1-10アルキル(ここに、アルキルは上記の
とおりである)を意味する。
式(I)の化合物の例は:
1−(1H−インドール−3−イルカルボニル)−4−(ベンジル)ピペリジ
ン;
1−(1H−5−メチルインドール−3−イルカルボニル)−4−(ベンジル
)ピペリジン;
1−(1H−5−フルオロインドール−3−イルカルボニル)−4−(ベンジ
ル)ピペリジン;
1−(1H−5−クロロインドール−3−イルカルボニル)−4−(ベンジル
)ピペリジン;
1−(1H−5−ニトロインドール−3−イルカルボニル)−4−(ベンジル
)ピペリジン;
1−(1H−インドール−3−イルカルボニル)−ピペリジン;
1−(1H−インドール−3−イルカルボニル)−4−カルボエトキシピペリ
ジン;
1−(1H−インドール−3−イルカルボニル)−4−(4−フェニルメチレ
ン)ピペリジン;
1−(1H−インドール−3−イルカルボニル)−4−ケトピペリジン;
1−(1H−インドール−3−イルカルボニル)−4−ケトピペリジンオキシ
ム;
1−(1H−インドール−3−イルカルボニル)−4−(1,3−ジオキソラ
ン−2−イル)ピペリジン;
1−(1H−インドール−3−イルカルボニル)−4−アミノピペリジン塩酸
塩;
1−(1H−インドール−3−イルカルボニル)−4−ヒドロキシピペリジン
;
1−(1H−インドール−3−イルカルボニル)−4−アニリニルピペリジン
;
1−(1H−インドール−3−イルカルボニル)−4−(4,5−ベンゾ−1
,3−ジオキソラン−2−イル)ピペリジン;
1−(1H−インドール−3−イルカルボニル)−4−フェノキシピペリジン
;
1−(1H−インドール−3−イルカルボニル)−3−ベンジルピペリジン;
1−(1H−インドール−3−イルカルボニル)−4−ベンジル−4−ヒドロ
キシピペリジン;
1−(1H−インドール−3−イルカルボニル)−4−(4−フルオロベンゾ
イル)ピペリジン;
1−(1H−インドール−3−イルカルボニル)−4−(4−フルオロベンゾ
イル−オキシム)ピペリジン;
1−(1H−インドール−3−イルカルボニル)−4−(4−フルオロベンゾ
イル−オキシム)ピペリジン;
1−(1H−インドール−3−イルカルボニル)−4−(1−ヒドロキシエチ
ル)ピペリジン;
1−(1H−インドール−3−イルカルボニル)−4−アセチルピペリジン;
1−(1H−インドール−3−イルカルボニル)−4−アセチル−4−フェニ
ルピペリジン;
1−(1H−4−メトキシインドール−3−イルカルボニル)−4−(ベンジ
ル)ピペリジン;
1−(1H−7−メチルインドール−3−イルカルボニル)−4−(ベンジル
)ピペリジン;
1−(1H−5−メトキシインドール−3−イルカルボニル)−4−(ベンジ
ル)ピペリジン;
1−(1H−7−メトキシインドール−3−イルカルボニル)−4−(ベンジ
ル)ピペリジン;
1−(1H−インドール−3−イルカルボニル)−4−(4−フルオロベンジ
ル)ピペリジン;
1−(1H−6−メチルインドール−3−イルカルボニル)−4−(ベンジル
)ピペリジン;
1−(1H−7−ベンジルインドール−3−イルカルボニル)−4−(ベンジ
ル)ピペリジン;
1−(1H−7−ベンジルオキシインドール−3−イルカルボニル)−4−
(ベンジル)ピペリジン;
1−(1H−6−メチルインドール−3−イルカルボニル)−4−(ベンジル
)ピペリジン;
1−(1H−インドール−3−イルカルボニル)−4−(4−フルオロベンジ
ル)ピペリジンを包含する。
式(I)または(II)の化合物は、そのいくつかが本明細書のスキームIな
どに説明される合成方法を適用することによって得てもよい。これらのスキーム
に提供される合成は、本明細書に概説される反応に適合するように、適当に保護
された任意の置換基を用いて、反応性の種々の異なるR1およびR2基を有する式
(I)または(II)の化合物の製造に適用できる。その場合、次いで、続いて
起こる脱保護により、一般に開示される性質の化合物を提供する。一旦、核が確
立されると、さらなる式(I)または(II)の化合物を、当該分野でよく知ら
れた官能基相互変換のための標準的技術を適用することによって調製してもよい
。
置換インドール−3−カルボン酸(式(I))を、インドールをTHFまたは
DMF中でトリフルオロ酢酸無水物(TFAA)と反応させて、3−トリフルオ
ロアセチルインドール3(スキーム1)を得るKatnerの方法[Katner,A.S.
Organic Preps and Procs.1970,2(4),297-303]によって適当に置換されたイ
ンドールから得た。次いで、トリフルオロアセチルインドールを強アルカリ性条
件下で加水分解して、酸4を得る。カップリング剤として塩化チオニルを用いて
アミンとカルボン酸4を反応させることによって、迅速かつ都合よくは、ピペラ
ジニルアミド5を調製する。いくつかの場合、アミド形成後にR1およびR2をさ
らに修飾することによって、付加的な類似体を得る。
下記のスキーム2では、本明細書で特許請求される置換ピペリジンを調製する
ために用いられるいくつかの異なる方法を説明する。
式(I)の化合物は、また、スキーム3に下記するように、適当に置換された
アロイルピペリジンの還元によって調製してもよい。
ヒドロキシルなどに使用する適当な保護基は、当該分野でよく知られており、
多くの参考文献、例えば、Protecting Groups in Organic Synthesis,Greene T
.W.,Wiley-Interscience,New York,1981に記載されている。ヒドロキシル保
護基の適当な例は、t−ブチルジメチルまたはt−ブチルジフェニルなどのシリ
ルエーテル、および可変結合基のアルキル鎖、(CR10R20)nによって連結さ
れたメチルなどのアルキルエーテルを包含する。
医薬上、式(I)または(II)の化合物の酸付加塩は、既知方法、例えば、
適当な溶媒の存在下で適量の酸でそれらを処理することによって得てもよい。
治療法
式(I)または(II)の化合物、またはその医薬上許容される塩は、ヒトま
たは他の哺乳動物におけるいずれかの病態であって、かかる哺乳動物の細胞、例
えば、限定するものではないが、単球および/またはマクロファージによる過度
のまたは無秩序なサイトカイン産生によって悪化するかまたは引き起こされる病
態の予防的または治療的処置のための薬剤の製造に用いることができる。
式(I)または(II)の化合物は、IL−1、IL−6、IL−8およびT
NFのようなプロ炎症性(proinflarnmatory)サイトカインを阻害することがで
き、従って、治療に有益である。IL−1、IL−6、IL−8およびTNFは
、幅広く種々の細胞および組織に影響を及ぼし、これらのサイトカインならびに
他の白血球に誘導されるサイトカインは、幅広く種々の病態および状態の重要か
つ決定的な炎症性メディエーターである。これらのプロー炎症性サイトカインの
阻害には、これらの病態の多くを制御し、減少させ、および緩和するという利益
がある。
従って、本発明は、有効なサイトカイン−妨害量の式(I)または式(II)
の化合物あるいはその医薬上許容される塩を投与することからなるサイトカイン
媒介疾患の治療法を提供する。
本発明の目的の場合、式(I)および(II)の化合物は、全て、投与量が同
じであり、これにより、式(I)の化合物としての製剤は互換的に用いられる。
式(I)の化合物は、プロスタグランジンエンドペロキシドシンターゼ−2(
PGHS−2)などの多くの他の名称でも呼ばれるCOX−2のような誘導可能
なプロ炎症性タンパク質を阻害でき、故に、治療に使用できる。シクロオキシゲ
ナーゼ(CO)経路のこれらのプロ炎症性脂質メディエーターは、誘導可能な
COX−2酵素によって産生される。従って、幅広く種々の細胞および組織に作
用するプロスタグランジンのようなアラキドン酸由来のこれらの生産物に関与す
るCOX−2の調節は、幅広く種々の病態および状態の重要かつ決定的な炎症性
メディエーターである。COX−1の発現は、式(I)の化合物によって影響を
受けない。COX−2のこの選択的阻害は、COX−1の阻害と関連した潰瘍誘
発傾向を緩和または割愛し、それにより、細胞保護効果に不可欠なプロスタグラ
ンジンを阻害し得る。従って、これらのプロー炎症性メディエーターの阻害には
、これらの病態の多くを制御し、減少させ、および緩和するという利益がある。
最も著しくは、これらの炎症性メディエーター、特にプロスタグランジンは、疼
痛、例えば、疼痛の受容体の感作に関係し、または浮腫に関係する。従って、疼
痛の治療の該態様は、神経筋肉痛、頭痛、癌痛および関節炎痛の治療を包含する
。式(I)の化合物またはその医薬上許容される塩は、COX−2酵素の合成の
阻害によって、ヒトまたは他の哺乳動物における予防または治療に有益である。
従って、本発明は、有効量の式(I)の化合物またはその医薬上許容される塩
を投与することからなるCOX−2の合成を阻害する方法を提供する。本発明は
、また、COX−2酵素の合成の阻害によって、ヒトまたは他の哺乳動物におけ
る予防処置法を提供する。
別法としてCSBP、p38またはRKと呼ばれるMAPキナーゼファミリー
の新規なメンバーが、近年、いくつかの研究所によって、独立して同定された。
二元的リン酸化を経る該新規プロテインキナーゼの活性化は、物理化学的ストレ
スならびにリポポリサッカライドまたはインターロイキン−1および腫瘍壊死因
子のようなプロ炎症性サイトカインを用いる処理のような幅広い範囲の刺激物に
よって、刺激に対して異なる細胞系で観察された。本発明のサイトカイン生合成
インヒビターである式(I)の化合物は、CSBP/p38/RKキナーゼ活性
の強力かつ選択的なインヒビターであると決定された。これらのインヒビターは
、炎症応答におけるシグナル伝達経路の関与を決定する助けとなる。特に、初め
て、マクロファージにおけるサイトカイン産生におけるリポポリサッカライドの
作用に対して、決定的なシグナル変換経路を規定することができる。
その後、サイトカインインヒビターをいくつかの動物モデルにおいて、抗−炎
症活性に関して試験した。サイトカイン抑制剤の特有の活性を明らかにするため
に、シクロオキシゲナーゼインヒビターに対して比較的鈍感なモデル系を選択し
た。インヒビターは、多くのかかるイン・ビボでの研究において有意な活性を示
した。最も顕著なものは、コラーゲン誘発性関節炎モデルにおけるその効果およ
び内毒素性ショックモデルにおけるTNF産生の阻害である。後者の研究におい
て、TNFの血漿レベルの減少が内毒素性ショックに関連した死からの生き残り
および保護と相関した。また、非常に重要なことは、ラット胎児長骨器官培養系
における骨吸収の阻害における該化合物の効果である。Griswoldら、(1988)Ar
thritis Rheum.31:1406-1412;Badgerら、(1989)Circ.Shock 27,51-61;Vott
aら、(1994)in vitro.Bone 15,533-538;Leeら、(1993).B Ann.N.Y.Acad
.Sci.696,149-170。
従って、本発明の別の態様は、その必要のある哺乳動物において、有効量の式
(I)の化合物を該哺乳動物に投与することからなるCSBP/RK/p38キ
ナーゼ媒介疾患の治療である。適当な疾患は、IL−1、IL−6、IL−8お
よびTNFに関して本明細書に記載される疾患、より特別には、CSBP/RK
/p38キナーゼ媒介疾患である疾患を包含する。これらは、限定するものでは
ないが、慢性関節リウマチ、リウマチ様脊椎炎、骨関節炎、通風性関節炎および
他の関節炎の症状、敗血症、敗血症性ショック、内毒素性ショック、グラム陰性
敗血症、毒性ショック症候群、喘息、成人呼吸窮迫症候群、卒中、再灌流障害、
開放性および非開放性頭部損傷を包含するCNS障害、例えば、神経外傷および
虚血、乾癬、冠状血管形成術後に起こるような再狭窄、脳マラリア、慢性肺炎症
性疾患、珪肺症、肺サルコイドーシス、骨吸収疾患、骨粗鬆症、対宿主移植片反
応、同種移植片拒絶、クローン病、潰瘍性大腸炎またはいずれか他の抗−炎症性
腸疾患(IBD)、または胸やけを包含する。
本明細書で定義されるCNS障害は、手術によるような開放性または貫通性頭
部外傷、または頭部に対する損傷によるような非開放性頭部損傷を包含する。ま
た、特に脳領域に対する虚血性卒中も該定義内に包含される。
虚血性卒中は、通常、塞栓、血栓または血管の局所的アテロームによる閉鎖の
結果、特定の脳領域に十分な血液供給がなされないことに由来する巣状神経疾患
として定義されてもよい。これにおける炎症性サイトカインの役割は明らかにな
っており、本発明は、これらの損傷の可能な治療手段を提供する。このような急
性損傷の場合、利用できる治療手段は比較的にほとんどない。
TNF−αは、内皮白血球接着分子発現を包含するプロ炎症性作用を有するサ
イトカインである。白血球は、虚血性脳病変に浸潤し、それ故、TNFのレベル
を阻害または減少させる化合物は、虚血性脳損傷の治療に有用であろう。その開
示を出典明示により本明細書の一部とするLiuら、Stroke,Vol.25.,No.7,pp1
481-88(1994)を参照のこと。
非開放性頭部損傷および混合5−LO/CO薬剤での治療のモデルは、その開
示を出典明示により本明細書の一部とするShohamiら、J.of Vaisc & Clinical
Physiology and Pharmacology,Vol.3,No.2,pp.99-107(1992)で論議されてい
る。浮腫形成を減少させた治療は、その治療動物において、機能的な結果を改善
することが明らかになった。
特に、式(I)の化合物またはその医薬上許容される塩は、ヒトまたは他の哺
乳動物において、かかる哺乳動物細胞、例えば、限定するものではないが単球お
よび/またはマクロファージによる過度のまたは無秩序なIL−L、IL−8も
しくはTNF産生によって悪化される、あるいは引き起こされるいずれかの病態
の予防または治療に有益である。
従って、別の態様において、本発明は、その必要のある哺乳動物において、有
効量の式(I)の化合物またはその医薬上許容される塩を該哺乳動物に投与する
ことからなるIL−1の産生を阻害する方法に関する。
過度のまたは無秩序なIL−1産生が疾患の悪化および/または誘発に関係す
る多くの病態がある。これらは、慢性関節リウマチ、骨関節炎、卒中、内毒素血
症および/または毒性ショック症候群、内毒素によって引き起こされる炎症反応
または炎症性腸疾患のような他の急性または慢性炎症性病態、結核、アテローム
性動脈硬化症、筋変性、多発性硬化症、カヘキシー、骨吸収、乾癬性関節炎、ラ
イター症候群、慢性関節リウマチ、通風、外傷性関節炎、風疹関節炎および急性
滑膜炎を包含する。近年の証拠は、また、IL−1活性を糖尿病、膵臓のβ細胞
およびアルツハイマー病に関連付ける。
さらなる態様において、本発明は、その必要のある哺乳動物におけいて、有効
量の式(I)の化合物またはその医薬上許容される塩を該哺乳動物に投与するこ
とからなるTNFの産生を阻害する方法に関する。
過度のまたは無秩序なTNF産生は、慢性関節リウマチ、リウマチ様脊椎炎、
骨関節炎、通風性関節炎および他の関節炎の症状;敗血症、敗血症性ショック、
内毒素性ショック、グラム陰性敗血症、毒性ショック症候群、成人呼吸窮迫症候
群、卒中、脳マラリア、慢性肺炎症性疾患、珪肺症、肺サルコイドーシス、骨粗
鬆症のような骨吸収疾患、再灌流障害、対宿主移植片反応、同種移植片拒絶、イ
ンフルエンザのような感染に起因する発熱および筋肉痛、感染または悪性腫瘍に
従属的なカヘキシー、後天性免疫不全症候群(AIDS)に従属的なカヘキシー
、AIDS、ARC(AIDS関連複合体)、ケロイド形成、瘢痕組織形成、ク
ローン病、潰瘍性大腸炎または胸やけを包含する多くの疾患の媒介または悪化に
関係する。
式(I)の化合物は、また、TNFによるアップレギュレーションに感受性で
あるか、またはイン・ビボでのTNF産生を顕在化するであろうウイルスのウイ
ルス感染の治療に有用である。本明細書で治療に予定されるウイルスは、感染の
結果としてTNFを産生するウイルスであるか、または式(I)のTNF阻害化
合物によって、直接または間接的に、複製が減少することによるような阻害に対
して感受性のウイルスである。かかるウイルスは、限定するものではないが、H
IV−1、HIV−2およびHIV−3、サイトメガロウイルス(CMV)、イ
ンフルエンザ、アデノウイルスおよびヘルペス群のウイルス、例えば、限定する
ものではないが、帯状ヘルペスおよび単純ヘルペスを包含する。従って、さらな
る態様において、本発明は、有効なTNF阻害量の式(I)の化合物またはその
医薬上許容される塩をヒト免疫不全ウイルス(HIV)に感染した哺乳動物に投
与することからなる、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)に感染した哺乳動物の治
療法に関する。
式(I)の化合物は、また、TNF産生の阻害を必要とするヒト以外の哺乳動
物の獣医学的治療と関連して使用してもよい。動物における治療上または予防上
の処置に対するTNF媒介疾患は、特にウイルス感染を除いては、上記の病態を
包含する。かかるウイルスの例は、限定するものではないが、レンチウイルス感
染、例えば、ウマ伝染性貧血ウイルス、ヤギ関節炎ウイルス、ビスナウイルスま
たはマエディウイルス、あるいはレトロウイルス感染、例えば、限定するもので
はないが、ネコ免疫不全ウイルス(FIV)、ウシ免疫不全ウイルスまたはイヌ
免疫不全ウイルスあるいは他のレトロウイルス感染を包含する。
式(I)の化合物は、また、各々、IL−1またはTNFによるような過度の
サイトカイン産生によって媒介または悪化される局所性病態、例えば、炎症を起
こした関節、湿疹、乾癬および日焼けのような他の炎症性皮膚疾患;結膜炎を包
含する炎症性眼疾患;胸やけ、疼痛および炎症に関連する他の疾患の治療または
予防において局所的に使用してもよい。
式(I)の化合物は、また、IL−8(インターロイキン−8、NAP)の産
生を阻害することが明らかにされた。従って、さらなる態様において、本発明は
、その必要のある哺乳動物において、有効量の式(I)の化合物またはその医薬
上許容される塩を該哺乳動物に投与することからなるIL−8の産生を阻害する
方法に関する。
過度のまたは無秩序なIL−8産生が疾患の悪化および/または誘発に関係す
る多くの病態がある。乾癬、炎症性腸疾患、喘息、心臓および腎臓再灌流障害、
成人呼吸窮迫症候群、血栓症および糸球体腎炎などのこれらの疾患は、多量の好
中球浸潤によって特徴付けられる。これらの疾患の全ては、炎症部位への好中球
の走化性の原因であるIL−8産生の増加に関連付けられる。他の炎症性サイト
カイン(IL−LTNFおよびIL−6)と対照的に、IL−8は、好中球走化
性および活性化を促進する独特の性質を有する。従って、IL−8産生を阻害す
ることで、好中球浸潤における直接的な減少がもたらされるであろう。
式(I)の化合物は、病態を改善または予防するために、正常なレベルまで、
またはある場合には、正常より下のレベルまで減少方向に調節されるように、サ
イトカイン、特に、IL−1、IL−6、IL−8またはTNF産生を阻害する
のに十分な量で投与される。例えば、本発明のこの状況において、異常なレベル
のIL−1、IL−6、IL−8またはTNFは、:(i)1mlあたり1ピコ
グラム以上の遊離の(細胞結合していない)IL−1、IL−6、IL−8また
はTNFレベル;(ii)いずれかの細胞に結合したIL−1、IL−6、IL
−8またはTNF;あるいは(iii)IL−1、IL−6、IL−8またはT
NFが、各々、産生される細胞または組織における基底レベルより大きなIL−
1、IL−6、IL−8またはTNFmRNAの存在を構成する。
式(I)の化合物がサイトカイン、特に、IL−1、IL−6、IL−8およ
びTNFのインヒビターであるという知見は、本明細書に記載のイン・ビトロで
のアッセイにおけるIL−1、IL−8およびTNFの産生に対する式(I)の
化合物の作用に基づく。
本明細書で使用される場合、「IL−1(IL−6、IL−8またはTNF)
の産生を阻害する」なる語は:
a)限定するものではないが、単球またはマクロファージを包含する全細胞に
よるイン・ビボでのサイトカインの遊離を阻害することによって、ヒトにおける
サイトカイン(IL−1、IL−6、IL−8またはTNF)の過度のイン・ビ
ボでのレベルを正常以下のレベルへ減少させること;
b)ヒトにおけるサイトカイン(IL−1、IL−6、IL−8またはTNF
)の過度のイン・ビボでのレベルを正常以下のレベルへ、ゲノムレベルでダウン
レギュレーションすること;
c)翻訳後の事象として、サイトカイン(IL−1、IL−6、IL−8また
はTNF)の直接的な合成を阻害することによってダウンレギュレーションする
こと;または
d)ヒトにおけるサイトカイン(IL−1、IL−6、IL−8またはTNF
)の過度のイン・ビボでのレベルを正常以下のレベルへ、翻訳レベルでダウンレ
ギュレーションすることをいう。
本明細書で使用される場合、「TNF媒介疾患または病態]なる語は、TNF
それ自体の産生によって、またはTNFが別のモノカイン、例えば、限定するも
のではないが、IL−1、IL−6またはIL−8の遊離を引き起こすことによ
って、TNFが役割を果たすいずれかのおよび全ての病態をいう。例えば、IL
−1が主成分であって、その産生または作用がTNFに応答して悪化または分泌
される病態は、従って、TNFによって媒介される病態とみなされるであろう。
本明細書で使用される場合、「サイトカイン」なる語は、細胞の機能に影響し
、免疫性、炎症性または造血性応答において細胞間の相互作用を調節する分子で
ある、いずれかの分泌ポリペプチドをいう。サイトカインは、限定するものでは
ないが、どの細胞がそれらを産生するかにかかわらず、モノカインおよびリンホ
カインを包含する。例えば、モノカインは、一般に、マクロファージおよび/ま
たは単球のような単核細胞によって産生および分泌されるものをいう。しかしな
がら、ナチュラルキラー細胞、繊維芽細胞、好塩基球、好中球、内皮細胞、脳星
状細胞、骨髄ストローマ細胞、表皮ケラチン生成細胞およびBリンパ球のような
多くの他の細胞も、モノカインを産生する。リンホカインは、一般に、リンパ球
細胞によって産生されるものをいう。サイトカインの例は、限定するものではな
いが、インターロイキン−1(IL−1)、インターロイキン−6(IL−6)
、インターロイキン−8(IL−8)、腫瘍壊死因子−アルファ(TNF−α)
および腫瘍壊死因子ベータ(TNF−β)を包含する。
本明細書で使用される場合、「サイトカイン妨害」または「サイトカイン抑制
量」なる語は、過度のまたは無秩序なサイトカイン産生によって悪化されるか、
あるいは引き起こされる病態の予防または治療のために患者に投与する場合、サ
イトカインのイン・ビボでのレベルを正常レベル以下に減少させるであろう式(
I)の化合物の有効量をいう。
本明細書で使用される場合、「HIVに感染したヒトの治療に有用なサイトカ
インの阻害」なるフレーズにおいていうサイトカインは、(a)T細胞活性化お
よび/または活性化されたT細胞介在HIV遺伝子発現および/または複製の開
始および/または持続、および/または(b)カヘキシーまたは筋変性のような
いずれかのサイトカイン媒介疾患に関連した問題に関係するサイトカインである
。
TNF−β(リンホトキシンとしても知られる)は、TNF−α(カケクチン
としても知られる)と近接な構造相同性を有するため、各々が類似の生物学的応
答を誘発し、同一の細胞受容体に結合するので、TNF−αおよびTNF−βの
両方が本発明の化合物によって阻害され、従って、本明細書では、別に特記しな
いかぎり、ひとまとめに「TNF」という。
式(I)の化合物またはその医薬上許容される塩を治療に使用するために、通
常、標準的な製薬手段に従って、それは医薬組成物中に処方されるであろう。
従って、本発明は、また、有効な非毒性量の式(I)の化合物および医薬上許容
される担体または希釈剤を含んでなる医薬組成物に関する。
式(I)の化合物、その医薬上許容される塩およびそれらを配合する医薬組成
物は、薬物投与に慣用的に使用されるいずれかの経路、例えば、経口的、局所的
、非経口的、または吸入によって便利に投与され得る。式(I)の化合物は、式
(I)の化合物と標準的な医薬担体を常法によって混合することにより調製され
る常用の投与形態で投与してもよい。式(I)の化合物は、また、既知の第2の
治療上有効な化合物と組み合わせて、常用の投与量で投与してもよい。これらの
手法は、所望の調製物に適当な成分の混合、顆粒化および圧縮または溶解を含ん
でもよい。医薬上許容される担体または希釈剤の形態および特徴が、それと混合
される有効成分の量、投与経路および他のよく知られた変数によって決定される
ことは明らかであろう。担体は、製剤の他の成分と適合し、その受容者にとって
有害でないという意味で、「許容」されなければならない。
使用される医薬担体は、例えば、固形または液状のいずれであってもよい。典
型的な固形担体は、ラクトース、白土、スクロース、タルク、ゼラチン、寒天、
ペクチン、アラビアゴム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸などである
。典型的な液状担体は、シロップ、落花生油、オリーブ油、水などである。同様
に、担体または希釈剤は、当該分野でよく知られた遅延性物質、例えば、モノス
テアリン酸グリセリルまたはジステアリン酸グリセリルを単独であるいはワック
スとともに包含してもよい。
幅広く種々の医薬形態を使用することができる。従って、固形担体を使用する
場合、調製物は、錠剤にするか、粉末もしくはペレット形態でハードゼラチンカ
プセル中に入れるか、またはトローチもしくはロゼンジの形態にすることができ
る。固形担体の量は、幅広く変化するが、好ましくは、約25mg〜約1gであ
る。液状担体を使用する場合、調製物は、シロップ、エマルジョン、ソフトゼラ
チンカプセル、アンプルなどの滅菌注射用液または非水性懸濁液の形態であろう
。
式(I)の化合物は局所的に、すなわち、非全身投与によって投与してもよい
。これは、化合物が血流に有意に侵入しないような、外部から表皮または頬面窩
洞への式(I)の化合物の塗布、およびかかる化合物の耳、目および鼻への点滴
注入を包含する。対照的に、全身投与は、経口静脈内、腹膜内および筋内投与を
いう。
局所投与に適当な製剤は、皮膚を通って炎症部位へ浸透するのに適当な液体ま
たは半液体製剤、例えば、リニメント剤、ローション剤、クリーム、軟膏または
パスタ剤、および目、耳または鼻への投与に適当な滴剤を包含する。局所投与の
場合、有効成分が製剤の0.001%〜10%w/w、例えば、1%〜2重量%
を構成してもよい。しかしながら、製剤の10%w/wほどの量であってもよい
が、好ましくは、5%w/w未満、より好ましくは0.1%〜1%w/wである
。
本発明によるローション剤は、皮膚または目への適用に適当なものを包含する
。眼用ローション剤は、殺菌剤を含有していてもよい滅菌水溶液で構成されても
よく、滴剤の調製と同様の方法によって調製してもよい。皮膚への塗布用のロー
ション剤またはリニメント剤は、また、アルコールまたはアセトンのような皮膚
の乾燥を促進し、冷却する薬剤、および/またはグリセロールのような湿潤剤ま
たはヒマシ油もしくは落花生油のような油を包含してもよい。
本発明によるクリーム、軟膏またはパスタ剤は、外用の有効成分の半固体製剤
である。それらは、微細化または粉末化した形態の有効成分を単独か、あるいは
水性または非水性液体中の溶液もしくは懸濁液中で、適当な機械を用いて、脂肪
性基剤または非脂肪性基剤と混合することによって調製される。基剤は、固型、
軟または流動パラフィンのような炭化水素、グリセロール、蜜蝋、金属石鹸;粘
漿剤;アーモンド、トウモロコシ、落花生、ヒマシまたはオリーブ油のような天
然源の油;羊毛脂またはその誘導体あるいはステアリンまたはオレイン酸のよう
な脂肪酸をプロピレングリコールのようなアルコールまたはマクロゲルとともに
含んでもよい。製剤は、アニオン性、カチオン性または非イオン性界面活性剤
のようないずれかの適当な界面活性剤、例えば、ソルビタンエステルまたはその
ポリオキシエチレン誘導体を含んでもよい。懸濁化剤、例えば天然ゴム、セルロ
ース誘導体または無機物質、例えば珪質性シリカおよび他の成分、例えばラノリ
ンもまた配合してもよい。
本発明による滴剤は、滅菌水性または油性溶液あるいは懸濁液から構成されて
もよく、有効成分を殺菌および/または殺真菌剤および/または他のいずれかの
適当な保存剤の、好ましくは界面活性剤を含む適当な水性溶液中に溶解すること
によって調製される。次いで、得られた溶液をろ過によって不純物を除去し、適
当な容器内に移し、次いで、これを密封し、オートクレーブに付すかまたは98
〜100℃で半時間維持することによって滅菌処理する。別法として、溶液をろ
過により滅菌し、無菌技術により容器に移してもよい。滴剤に配合するのに適当
な殺菌および殺真菌剤の例は、硝酸フェニル水銀または酢酸フェニル水銀(0.
002%)、塩化ベンザルコニウム(0.01%)および酢酸クロルヘキシジン
(0.01%)である。油性溶液の調製に適当な溶媒は、グリセロール、希釈ア
ルコールおよびプロピレングリコールを包含する。
式(I)の化合物は、非経口的に、すなわち、静脈内、筋内、皮下、鼻腔内、
直腸内、膣内または腹膜内により投与してもよい。皮下および筋内形態の非経口
投与が一般に好ましい。かかる投与に適当な投与形態は、常法によって調製され
る。式(I)の化合物は、また、吸入、すなわち、鼻腔内および経口吸入投与に
よって投与してもよい。エーロゾル製剤または計量器付き吸入器のようなかかる
投与に適当な投与形態は、常法によって調製してもよい。
式(I)の化合物について本明細書に開示された全ての使用法の場合、1日の
経口投与計画は、好ましくは、全体重1kgあたり約0.01〜約80mg、好
ましくは、約0.1〜30mg/kg、より好ましくは、約0.2mg〜15m
gである。1日の非経口投与計画は、全体重1kgあたり約0.01〜約80m
g、好ましくは、約0.1〜約30mg/kg、より好ましくは、約0.2mg
〜15mg/kgである。1日の局所投与計画は、好ましくは、0.1mg〜1
50mgを1日に1〜4回、好ましくは、2または3回投与する。1日の吸入投
与計画は、好ましくは、1日に約0.01mg/kg〜約1mg/kgである。
また、式(I)の化合物またはその医薬上許容される塩の個々の投与の最適量お
よび間隔は、治療すべき症状の性質および程度、投与の形態、経路および部位、
ならびに治療すべき個々の患者によって決定され、かかる最適条件が通常の技術
によって決定できることは、当業者は理解できるであろう。また、治療の最適な
クール、すなわち、特定の日数の間、1日に投与される式(I)の化合物または
その医薬上許容される塩の投与回数を、通常の治療決定試験を用いて当業者によ
って確認できることも、当業者には明らかであろう。
式(I)の新規な化合物は、また、サイトカイン阻害または産生の阻害が必要
なヒト以外の哺乳動物の獣医学的治療と関連して使用してもよい。特に、動物に
おける治療上または予防上の処置のためのサイトカイン媒介疾患は、特にウイル
ス感染を除いては、本明細書の治療方法のセクションに記載したような病態を包
含する。かかるウイルスの例は、限定するものではないが、レンチウイルス感染
、例えば、ウマ伝染性貧血ウイルス、ヤギ関節炎ウイルス、ビスナウイルスまた
はマエディウイルス、あるいはレトロウイルス感染、例えば、限定するものでは
ないが、ネコ免疫不全ウイルス(FIV)、ウシ免疫不全ウイルスまたはイヌ免
疫不全ウイルスあるいは他のレトロウイルス感染を包含する。
本発明は、ここに、以下の生物学的実施例との関連で記載するが、それは単な
る例示であり、本発明の範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。
生物学的実施例
本発明の化合物のサイトカイン−阻害効果を以下のイン・ビトロでのアッセイ
によって測定した。
インターロイキン−1(IL−1)
ヒト末梢血単球をボランティア提供者の新鮮な血液調製物または血液バンクの
バフィーコートのいずれかから、Colottaら、J Immunol,132,936(1984)の方法
によって単離して精製する。これらの単球(1x106)を1ウェルあたり1−
200万/ml濃度で24ウェルプレートに播種する。細胞を2時間付着させ、
その後、非付着細胞を穏やかな洗浄によって除去する。次いで、リポポリサッカ
ライド(50ng/ml)の添加1時間前に、試験化合物を細胞に加え、培養物
を37℃でさらに24時間インキュベートする。この期間の最後に、培養液上清
を取り出し、細胞および全ての細胞破壊物の破片を除去する。次いで、Simonら
、J.Immunol.Methods,84,85,(1985)(インターロイキン2産生細胞株(E
L−4)を刺激して、A23187イオン透過担体と協力してIL−2を分泌す
るIL−1の能力に基づく)の方法か、またはLeeら、J.ImmunoTherapy,6(1),
1-12(1990)(ELISAアッセイ)の方法のいずれかによって、培養液上清をI
L−1生物学的活性について直ちにアッセイする。
腫瘍壊死因子(TNF):
ヒト末梢血単球を血液バンクのバフィーコートまたは血小板フェレーシス残余
部分のいずれかから、Colotta,R.ら、J Immunol,132(2),936(1984)の方法に
よって単離および精製する。単球を1x106細胞/ml培地/ウェルの密度で
24ウェルマルチ皿中にまく。細胞を1時間付着させ、その後、上清を吸引し、
ペニシリンおよびストレプトマイシン(10単位/ml)を加えた1%ウシ胎仔
血清を含有する新しい培地(1ml、RPMI−1640、Whitaker Biomedica
l Products,Whitaker,CA)を加える。細胞を1nM−10mM投与量範囲の試
験化合物の存在または不存在下で(培養培地中の最終的な溶媒濃度が0.5%ジ
メチルスルホキシド/0.5%エタノールになるように、化合物はジメチルスル
ホキシド/エタノール中に可溶化させる)45分間インキュベートする。次いで
、細菌性リポポリサッカライド(Sigma Chemicals Co.由来のE.coli055:B5[LP
S])を加え(10mlリン酸緩衝化セーライン中100ng/ml)、培養物を
5%CO2インキュベーター中37℃で16−18時間インキュベートする。イ
ンキュベーション期間の最後に、培養液上清を細胞から取り出し、3000rp
mで遠心分離して細胞破片を除去する。次いで、ラジオイムノまたはELISA
アッセイのいずれかを用いて、WO92/10190およびBeckerら、J Immuno
l,1991,147,4307に記載のように、上清をTNF活性についてアッセイする。
IL−1およびTNF阻害活性は、アラキドン酸代謝阻害の媒介における式(
I)の化合物の性質と相関しないようである。さらに、強力なシクロオキシゲナ
ーゼおよび/またはリポキシゲナーゼ阻害活性を有する非ステロイド系の抗炎症
剤による、プロスタグランジンの産生および/またはロイコトリエン合成を阻害
する能力は、該化合物が必ずしも、非毒性投与量でTNFまたはIL−1産生も
阻害することを意味しない。
イン・ビボでのTNFアッセイ:
イン・ビトロでのアッセイにおける上記のアッセイと同時に、式(I)の化合
物は、また、その開示が出典明示により完全に本明細書の一部とされる:
(1)Griswoldら、Drugs Under Exp.and Clinical Res.,XIX(6),243-248(
1993);または
(2)Boehmら、Journal Of Medicinal Chemistry 39,3929-3937(1996)に
記載のようなイン・ビボ系において試験してもよい。
インターロイキン-8(IL−8):
初代ヒト臍帯内皮細胞(HUVEC)(Cell Systems,Kirland,Wa)を15%
胎仔ウシ血清ならびにFGFおよびヘパリンからなる1%CS−HBGFで補足
した培養培地中で維持する。次いで、細胞を20倍希釈した後、ゲル化コートし
た96ウェルプレート中に播種する(250μl)。使用前に、培養培地を新鮮
な培地(200μl)に取り替える。次いで、バッファーまたは試験化合物(2
5μl、1〜10μM濃度)を四重試験のウェルの各ウェルに加え、プレートを
5%CO2雰囲気下、加湿インキュベーター中37℃で6時間インキュベートす
る。インキュベーション期間の最後に、上清を取り出し、R&D Systems(ミネアポ
リス、MN)から入手したIL−8ELISAキットを用いてIL−8濃度につい
てアッセイする。全てのデータは、標準曲線に基づく複数の試料の平均値(ng
/ml)として与えられる。適当なIC50は、非−直線状回帰分析によって得ら
れる。
サイトカイン特異的結合タンパク質アッセイ
放射性競合的結合アッセイは、構造−活性の研究のために再現性の高い一次ス
クリーンを提供するように発展した。該アッセイは、新たに単離したヒト単球を
サイトカインの供給源として利用する従来のバイオアッセイおよびそれらを定量
するためのELISAアッセイよりも多くの利点がある。非常に容易なアッセイ
であるうえに、該結合アッセイは、バイオアッセイの結果と大いに相関すること
が広く確認された。特定のおよび再現性のサイトカインインヒビター結合アッセ
イは、THP.1細胞由来の溶性サイトソルフラクションおよび放射能標識した
化合物を用いて発展した。その開示が出典明示により完全に本明細書の一部とさ
れる1993年9月USSNに出願された特許出願番号第USSN08/123
175号Leeら;1994年9月16日に出願されたLeeら、PCT94/105
29号およびLeeら、Nature 300,n(72),739-746(1994年12月)は、サイ
トカイン特異的結合タンパク質(以後、CSBPという)と相互作用し、結合す
る化合物を同定するための薬剤をスクリーニングする上記の方法を記載している
。しかしながら、本発明の場合、結合タンパク質は、溶液中の単離された形態、
または固定された形態であってもよく、あるいはファージディスプレー系におけ
るようなまたは融合タンパク質として組換え宿主細胞の表面に発現されるように
遺伝子操作されていてもよい。別法として、全細胞またはCSBPを含むサイト
ソルフラクションをスクリーニングプロトコールに使用してもよい。結合タンパ
ク質の形態にかかわらず、多くの化合物は、化合物/結合タンパク質複合体を形
成するのに十分な条件下で結合タンパク質と接触し、該複合体の形成能、増加能
または妨害能を有する化合物を検出する。
CSBPキナーゼアッセイ
該アッセイは、[a−32P]ATPから配列:KRELVEPLTPSGEA
PNQALLR(残基661−681)を有する上皮細胞増殖因子受容体(EG
FR)−誘導ペプチド(T669)におけるスレオニン残基への32PのCSBP
−触媒トランスファーを測定する。(Gallagherら、"Regulation of Stress Ind
uced Cytokine Production by Pyridinyl Imidazoles:Inhibition of CSPB
Kinase",BioOrganic & Medicinal Chemistry,1996年出版を参照)。
キナーゼ反応液(全容量30μl)は:25mM HEPESバッファー、p
H7.5;10mMMgCl2;170μM ATP(1);10μMオルトバナジ
ウム酸Na;0.4mMT669ペプチド;および20−80ngの酵母発現し
た精製CSBP2を含有する(Leeら、Nature 300,n(72),739-746(1994
年12月)参照)。32P/MgATPとの反応を開始する前に、化合物([6
X]貯蔵液(2)から5μl)を酵素およびペプチドとともに20分間、氷上でプ
レインキュベートする。反応液を30℃で10分間インキュベートし、10μl
の0.3Mリン酸を加えることによって終止させる。32P標識化ペプチドをホ
スホセルロース(Wattman,p81)フィルター上で、30μlの反応混合物をスポ
ットすることによって分離する。フィルターを75mMリン酸で3回、次いでH2
Oで2回洗浄し、32Pについてカウントする。
(1)CSBPのATPに対するKmは、170μMであると決定された。
従って、化合物はATPのKm値でスクリーンした。
(2)化合物は、通常、DMSO中に溶解し、25mM HEPESバッファ
ー中に希釈して、DMSOの0.17%の最終濃度にする。
代表的な式(I)の化合物、実施例1〜6、8、14〜16および18〜31
は、全て、該キナーゼアッセイにおいて<50μMのIC50の正の阻害活性を
示した。残りの化合物、実施例7、9〜13および17は、全て、該アッセイに
おいて>50μMのIC50を示した。
プロスタグランジンエンドペロキシドシンターゼ−2(PGHS−2)アッセ
イ:
以下のアッセイは、LPSに刺激されたヒト単球におけるヒトPGHS−2タ
ンパク質発現に対する式(I)の化合物の阻害効果を測定する方法を記載する。
下記に示すアッセイは、本明細書で式(I)の化合物以外の化合物を用いて明ら
かにされる。
方法:ヒト末梢血単球をFicollおよびPercoll勾配による遠心
分離によってバフィーコートから単離した。細胞を24ウェルプレートに2X1
06/ウェルで播種し、1%ヒトAB血清、20mM L−グルタミン、ペニシ
リン−ストレプトマイシンおよび10mM HEPESを補足したRPMI中で
1時間付着させた。化合物を様々な濃度で加え、37℃で10分間インキュベー
トした。LPSを50ng/ウェルで加え(酵素発現を誘導するため)、37℃
で一晩インキュベートした。上清を取り出し、細胞を冷PBS中で1回洗浄した
。細胞を100mlの冷溶菌バッファー(50mM トリス/HCl pH7.
5、150mM NaCl、1%NP40、0.5%デオキシコール酸ナトリウ
ム、0.1%SDS、300μg/ml DNAse、0.1%TRITON
X−100、1mM PMSF、1mMロイペプチン、1mMペプスタチン)中
で溶菌した。ライゼートを遠心分離して(4℃、10,000Xgで10分間)
、細胞破片を除去し、溶性フラクションをSDS PAGE分析(12%ゲル)
に付した。ゲル上で分離したタンパク質を60ボルトで2時間の電気泳動法によ
ってニトロセルロース膜上に移した。膜を5%脱脂粉乳を含むPBS/0.1%
Tween20中で1時間、前処理した。PBS/Tweenバッファー中で3
回洗浄後、膜を1%BSAを含むPBS/Tween中のPGHS−2に対して
単一特異的な抗血清の1:2000希釈液またはPGHs−1に対する抗血清の
1:1000希釈液とともに、連続振盪しながら1時間インキュベートした。膜
をPBS/Tween中で3回洗浄し、次いで、1%BSAを含むPBS/Tw
een中のウサギIgに対するロバ抗血清に結合した西洋ワサビペルオキシダー
ゼ(Amersham)の1:3000希釈液とともに、連続振盪しながら1時間インキ
ュベートした。次いで、膜をPBS/Tween中で3回洗浄し、ECL免疫検
出系(Amersham)を用いてプロスタグランジンエンドペロキシドシンターゼ−2
の発現レベルを検出した。
結果:化合物:6−(4−フルオローフェニル)−2,3−ジヒドロ−5−(
4−ピリジニル)イミダゾ[2,1−b]チアゾール;およびデクサメタゾーン
を試験し、該アッセイにおいて活性であること(すなわち、示されたアッセイに
おいて記載されるように、サイトカイン産生を阻害する能力と同様なランクの強
さでLPSにより誘導されるPGHS−2タンパク質発現を阻害した)を明ら
かにした。
数個の化合物:2−(4−メチルスルフィニルフェニル)−3−(4−ピリジ
ル)−6,7−ジヒドロ−(5H)−ピロロ[1,2−a]イミダゾール;ロリ
プラム;フェニドンおよびNDGAを試験し、不活性(10μMまで)であるこ
とを明らかにした。試験されたこれらの化合物のいずれも、同様な実験において
PGHS−1またはcPLA2タンパク質レベルを阻害することが認められなか
った。
外傷性脳損傷アッセイにおけるTNF−α
該アッセイは、ラットにおいて実験的に引き起こされた側面流体−衝撃外傷性
脳損傷(TBI)の後に生じる、特定の脳領域における腫瘍壊死因子mRNAの
発現の試験を提供する。成体Sprague−Dawleyラット(n=42)
を、ペントバルビタールナトリウム(60mg/kg、腹腔内)で麻酔し、左側
頭頂皮質上の中心にある中程度(2.4atm)の側面流体−衝撃脳損傷(n=
18)、または「見せかけ」の処理(外傷を与えることなく、麻酔処理し、手術
に付す、n=18)に付した。損傷後1、6および24時間で動物を断頭により
殺し、脳を取り出し、左(損傷した)頭頂皮質(LC)、対側性の右皮質におけ
る対応する領域(RC)、損傷した頭頂皮質に隣接する皮質(LA)、右皮質に
おける対応する隣接領域(RA)、左海馬(LH)および右海馬(RH)の組織
試料を調製する。全RNAを単離し、ノーザンブロットハイブリダイゼーション
を行い、TNF−α正対照RNA(マクロファージ=100%)と相対的に定量
する。TNF−αmRNA発現の著しい増加が、損傷後1時間で、外傷を加えた
大脳半球においてLH(正対照の104±17%、見せかけと比較してp<0.
05)、LC(105±21%、p<0.05)およびLA(69±8%、p<
0.01)で観察される。TNF−αmRNA発現の増加は、また、損傷後6時
間でLH(46±8%、p<0.05)、LC(30±3%、p<0.01)お
よびLA(32±3%、p<0.01)でも観察され、それは、損傷後24時間
までに消える。対側性の大脳半球において、TNF−αmRNAの発現は、RH
(46±2%、p<0.01)、RC(4±3%)およびRA
(22±8%)において損傷後1時間で増加し、RH(28±11%)、RC(
7±5%)およびRA(26±6%、p<0.05)において損傷後6時間で増
加するが、24時間では増加しない。見せかけ(損傷を与えることなく手術を施
した)または未処理の動物において、どちらかの大脳半球における6個の脳領域
のいずれにおいても、常に、TNF−αmRNAの発現における一致する変化は
見られない。これらの結果は、側矢状流体−衝撃脳損傷後、TNF−αmRNA
の一時的な発現が外傷を受けなかった大脳半球の領域を含む特定の脳領域で改変
されることを示す。TNF−αは、神経生長因子(NGF)を誘導し、活性化星
状細胞由来の他のサイトカインの遊離を刺激することができるので、TNF−α
の遺伝子発現におけるこの外傷後の改変は、CNS外傷に対する急性および再生
応答の両方において重要な役割を果たす。
IL−β mRNAのCNS傷害モデル
該アッセイは、ラットにおける実験的側面流体−衝撃外傷性脳損傷(TBI)
後、特定の脳領域におけるインターロイキン−1β(IL−1β)mRNAの局
所的発現を特徴付ける。成体Sprague−Dawleyラット(n=42)
をペントバルビタールナトリウム(60mg/kg、腹腔内)で麻酔し、左側頭
頂皮質上の中心にある中程度(2.4atm)の側面流体−衝撃脳損傷(n=1
8)、または「見せかけ」の処理(外傷を与えることなく、麻酔処理し、手術に
付す)に付した。損傷後1、6および24時間で動物を殺し、脳を取り出し、左
(損傷した)頭頂皮質(LC)、対側性の右皮質における対応する領域(RC)
、損傷した頭頂皮質に隣接する皮質(LA)、右皮質における対応する隣接領域
(RA)、左海馬(LH)および右海馬(RH)の組織試料を調製した。全RN
Aを単離し、ノーザンブロットハイブリダイゼーションを行い、脳組織IL−1
β mRNAの量を同じゲルにロードされるIL−1β陽性マクロファージRN
Aのパーセント相対放射能として与える。脳損傷後1時間で、IL−1β mR
NAの発現における著しく有意な増加が、損傷した大脳半球においてLC(正対
照の20.0±0.7%、n=6、見せかけの動物と比較してp<0.05)、
LH(24.5±0.9%、p<0.05)およびLA(21.5±3.1%、
p<0.05)で観察され、それは、LC(4.0±0.4%、n=6、p<0
.05)およびLH(5.0±1.3%、p<0.05)において損傷後6時間
まで上昇したままである。見せかけまたは未処理の動物において、各脳領域のい
ずれにおいてもIL−1β mRNAの発現は見られない。これらの結果は、T
BI後、IL−1 βmRNAの一時的な発現が特定の脳領域において局所的に
刺激されることを示す。IL−1βのようなサイトカインにおけるこれらの局所
的変化は、脳損傷の外傷後の病理学的または再生続発症において役割を果たす。
合成例
本発明をここに、以下の実施例に関して記載するが、それは単なる例示であっ
て、本発明の範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。全ての温度は
摂氏で与えられ、溶媒は全て最も利用し得る純度であり、反応は全て、別記しな
いかぎり、アルゴン雰囲気中の無水条件下で行う。
実施例において、全ての温度は摂氏(℃)である。マススペクトルは、別記し
ないかぎり、高速原子衝撃を用いてVG Zabマススペクトロメーター上で行
った。1H−NMR(以後、「NMR」という)スペクトルは、Bruker
AM250またはAm400スペクトロメーターを用いて250MHzで記録し
た。示される多重度は:s=一重線、d=二重線、t=三重線、q=四重線、m
=多重線であり、brは幅の広いシグナルを示す。Sat.は飽和溶液を示し、
eqは主反応物に相対的な試薬のモル当量比を示す。フラッシュクロマトグラフ
ィーは、MerckSilica gel 60(230−400メッシュ)で
行う。
実施例1 1−(1H−インドール−3−イルカルボニル)−4−(ベンジル)ピペリジン
インドール−3−カルボン酸(402mg、2.5ミリモル)、4−ベンジル
ピペリジン(875mg、5.0ミリモル)、トリエチルアミン(696μL、
5.0ミリモル)およびCH2Cl2(10mL)を合わせ、4℃まで冷却し、C
H2Cl2(4mL)中のSOCl2(360μL、5.0ミリモル)を滴下し
た。得られた混合物を23℃で40分間攪拌し、CH2Cl2(75mL)で希釈
し、5%Na2CO3水溶液(20mL)、H2O(20mL)および飽和NaC
l水溶液(20mL)で洗浄し、乾燥(Na2SO4)し、ろ過し、ろ液をCH2
Cl2中の0−2%CH3OHを用いて半融ガラス漏斗中のフラッシュシリカのパ
ッドによってろ過して、683mg(86%)を白色固体として得た。ES+M
Sm/z=319(MH+)
実施例2 1−(1H−5−メチルインドール−3−イルカルボニル)−4−(ベンジル) ピペリジン
5−メチルインドール−3−カルボン酸をKatnerの一般的方法によって調製し
た(Katner,A.S.Organic Preparations and Procedures 1970,2,297-303)。
5−メチルインドール−3−カルボン酸を用いる以外は実施例1の方法によって
、標記化合物を調製した。ES+MSm/z=333(MH+)
実施例3 1−(1H−5−フルオロインドール−3−イルカルボニル)−4−(ベンジル )ピペリジン
5−フルオロインドール−3−カルボン酸を用いる以外は実施例1の方法によ
って、標記化合物を白色固体として得た。
ES+MSm/z=337(MH+)
実施例4 1−(1H−5−クロロインドール−3−イルカルボニル)−4−(ベンジル) ピペリジン
5−クロロインドール−3−カルボン酸を用いる以外は実施例1の方法によっ
て、標記化合物を白色固体として得た。ES+MSm/z=353(MH+)
実施例5 1−(1H−5−ニトロインドール−3−イルカルボニル)−4−(ベンジル) ピペリジン
5−ニトロインドール−3−カルボン酸を用いる以外は実施例1の方法によっ
て、標記化合物を白色固体として得た。ES+MSm/z=365(MH+)
実施例6 1−(1H−インドール−3−イルカルボニル)−ピペリジン
ピペリジンを用いる以外は実施例1の方法によって、標記化合物を白色固体と
して得た。ES+MSm/z=321(MH+)
実施例7 1−(1H−インドール−3−イルカルボニル)−4−カルボエトキシピペリジ ン
イソニコチン酸エチルを用いる以外は実施例1の方法によって、標記化合物を
白色固体として得た。ES+MSm/z=321(MH+)
実施例8 1−(1H−インドール−3−イルカルボニル)−4−(4−フェニルメチレン )ピペリジン
a)1−t−ブトキシカルボニル−4−フェニルメチレンピペリジン
臭化ベンジルトリフェニルホスホニウム(PPh3および過剰の臭化ベンジル
を24時間攪拌し、生成物をろ過することによって調製した)(2.0g、4.
6ミリモル)をDMSO(5mL)中のジムシル(dimsyl)アニオン(約4.6
ミリモルのナトリウム塩溶液に加え、10分間攪拌し、次いで、DMSO(5m
L)中の1−BOC−4−ピペリドン(1.01g、5.09ミリモル)を加え
た。23℃で6時間攪拌し、EtOAc(150mL)中に注ぎ入れ、H2O(
4x50mL)および飽和NaCl水溶液(50mL)で洗浄、乾燥(Na2S
O4)、濃縮し、ヘキサン/EtOAc(1:1)を用いるシリカのパッドによ
ってフラッシュろ過して、0.69g(55%)を得た。1H NMR(400M
Hz、CDCl3)7.30(m,2)、7.20(M,3)、6.36
(s,1)、3.50(m,2)、3.40(m,2)、2.45(m,2)、
2.33(m,2)、1.47(s,9)
b)1−(1H−インドール−3−イルカルボニル)−4−(4−フェニルメチ レン)ピペリジン
実施例8aの生成物を用いる以外は実施例1の方法によって、標記化合物を白
色固体として得た。ES+MSm/z=317(MH+)
実施例9 1−(1H−インドール−3−イルカルボニル)−4−ケトピペリジン
4−ピペリドン(これは、CH2Cl2中に懸濁し、50%NaOH水溶液を>
pH12まで添加することによって、市販の塩酸塩水和物から遊離塩基として得
られ、CH2Cl2での抽出を繰り返した)(2.58g、26.02ミリモル)
、インドール−3−カルボン酸(4.19g、26.02ミリモル)、ジイソプ
ロピルエチルアミン(995mL、57.2ミリモル)およびCH2Cl2(20
0mL)を合わせ、塩化ビス(2−オキソ−3−オキサゾリジニル)ホスフィン
酸(BOP−Cl)(7.27g、57.2ミリモル)を合わせて、Ar下23
℃で2時間攪拌した。得られた透明の溶液をCH2Cl2(300mL)で希釈し
、5%Na2CO3水溶液、H2O、飽和NaCl水溶液で洗浄し、Na2SO4で
乾燥させ、シリカのパッドによってろ過して、白色固体を得た。生成物は、未だ
、非−UVを吸収する大きな極性の不純物を有しており、H2O中で16時間ト
リチュレーションおよびろ過によってそれを除去でき、真空乾燥して、4.83
g(68%)を得た。MS ES+m/z=243(MH+)
実施例10 1−(1H−インドール−3−イルカルボニル)−4−ケトピペリジンオキシム
上記実施例の生成物(100mg、0.36ミリモル)をヒドロキシルアミン
HCl(100mg)、EtOH(無水)(3mL)およびピリジン(0.3m
L)と合わせ、EtOHを10分還流し、冷却し、濃縮した。残渣をH2Oでト
リチュレートし、ろ過し、固体をH2Oで洗浄し、真空乾燥して、65mg(7
0%)を得た。MS ES+m/z=258(MH+)
実施例11 1−(1H−インドール−3−イルカルボニル)−4−(1,3−ジオキソラン −2−イル)ピペリジン
実施例9の生成物(91mg、0.33ミリモル)、トルエン(10mL)、
エチレングリコール(0.5mL)およびトルエンスルホン酸(20mg)をH2
Oの共沸混合物除去を用いて1時間熱還流した。反応物をトルエン(75mL
)で希釈し、10%Na2CO3水溶液、H2Oおよび飽和NaCl水溶液で洗浄
した。トルエン相をCH2Cl2中の0−4%CH3OHを用いてシリカのパッド
によってろ過した。濃縮して、油状物を得、Et2O中に溶解し、5分以内で沈
殿させて、35mg(37%)のピンク色粉末を得た。
MS ES+m/z=287(MH+)
実施例12 1−(1H−インドール−3−イルカルボニル)−4−アミノピペリジン塩酸塩
実施例10の生成物(52mg、20ミリモル)、EtOH(30mL)およ
び洗浄したラネーHi(Aldrich)を50psi H2で4時間振盪した。ろ過し
、ろ液を約10mlまで濃縮した。Et2O中の1N HClを加え、次いで、E
t2Oを加えた。得られた固体をろ過し、真空乾燥して、14mgを得た。
MS ES+m/z=244(MH+)
実施例13 1−(1H−インドール−3−イルカルボニル)−4−ヒドロキシピペリジン
実施例10の生成物(101mg、0.41ミリモル)、MeOH(3mL)
および約1MのNaBH4溶液(NaBH4(100mg、2.5ミリモル)か
らなる)、25%メタノール性NaOMe(0.2mL)および全容量2.5m
Lまで溶液を希釈するのに十分なMeOH(1mL、1ミリモル)を合わせ、2
時間攪拌した。MeOHを真空除去し、残渣をH2Oでトリチュレートし、ろ過
し、真空乾燥して、88mg(88%)の白色粉末を得た。
MS ES+m/z=245(MH+)
実施例14 1−(1H−インドール−3−イルカルボニル)−4−アニリニルピペリジン
実施例10の生成物(121mg、0.50ミリモル)、CH2Cl2(4mL
)、アニリン(93μL、約1.0ミリモル)、HOAc(180μL、約3ミ
リモル)およびいくつかの4Aモレキュラーシーブを合わせ、NaBH(OAc
)3(318mg、1.5ミリモル)を加え、混合物を45分攪拌し、飽和Na
HCO3水溶液(20mL)中注ぎ入れ、EtOAc(3x)で抽出した。合わ
せた抽出物を乾燥(Na2SO4)させ、ろ過、濃縮し、フラッシュクロマトグラ
フィー(CH2Cl2中O−2%MeOH)に付して、114mg(71%)を得
た。
実施例15 1−(1H−インドール−3−イルカルボニル)−4−(4,5−ベンゾ−1, 3−ジオキソラン−2−イル)ピペリジン
ジオールとしてカテコールを用いる実施例11の一般的方法によって、標記化
合物を調製した。フラッシュクロマトグラフィー(CH2Cl2中O−2%MeO
H)によって精製した。MS ES+m/z=245(MH+)
実施例16 1−(1H−インドール−3−イルカルボニル)−4−フェノキシピペリジン
実施例13の生成物(80mg、0.33ミリモル)、フェノール(31mg
、0.33ミリモル)、ジエチルアゾジカルボキシレート(58mg、0.33
ミリモル)および乾燥THF(5mL)をAr下で乾燥フラスコ中で合わせ、1
8時間攪拌し、Et2Oで希釈し、ガラス繊維ろ紙によってろ過した。ろ液を真
空濃縮し、フラッシュクロマトグラフィー(CH2Cl2中0−2%MeOH)に
付して、25mg(24%)を得た。MS ES+m/z=321(MH+)実施例17 1−(1H−インドール−3−イルカルボニル)−3−ベンジルピペリジン
a)1−ベンジル−3−フェニルメチレンピペリジン
1−ベンジル3−ピペリドン(1.01g、5.09ミリモル)を実施例8(
a)の方法によって反応させて、茶色油状物の標記化合物(41%)を得た。
MS ES+m/z=264
b)3−ベンジルピペリジン
上記実施例の生成物(649mg、2.47ミリモル)、Pd(OH)2(2
50mg)およびMeOH(60mL)をH2(1atm)下で2時間攪拌し、
セライト(celite)によってろ過し、ろ液を1Mエーテル性HCl(4mL)で
酸性化し、油状物まで濃縮し、それをEt2Oとともに振盪し、分離した。油状
物をより大量のEt2Oを用いて層にし、10%NaOH水溶液を加えることに
よって塩基性にした。Et2Oを分離し、飽和NaCl水溶液で洗浄し、乾燥(
Na2SO4)させ、濃縮して、黄色油状物(382mg、88%)を得た。
MS ES+m/z=176
c)1−(1H−インドール−3−イルカルボニル)−3−ベンジルピペリジン
上記実施例の生成物を用いる以外は実施例1の方法によって、標記化合物を白
色固体として得た。ES+MS m/z=319(MH+)
実施例18 1−(1H−インドール−3−イルカルボニル)−4−ベンジル−4−ヒドロキ シピペリジン
BnMgBr(Aldrich、THF中2M)(2mL、4.0ミリモル)を乾燥
THF(2mL)で希釈し、5℃まで冷却し、THF(5mL)中に懸濁した実
施例9の生成物(242ミリモル、1.0ミリモル)を滴下した。得られた混合
物を23℃で5分間攪拌し、EtOAc(75mL)および1.5MHCl(2
5mL)と合わせ、相を分離し、水相をもう1回EtOAcで抽出した。合わせ
た有機相を飽和NaCl水溶液で洗浄し、乾燥(Na2SO4)させ、濃縮し、ろ
過し、Et2Oでトリチュレートして、170mg(51%)の白色固体
を得た。ES+MS m/z=335(MH+)
実施例19 1−(1H−インドール−3−イルカルボニル)−4−(4−フルオロベンゾイ ル)ピペリジン
4−(4−フルオロベンゾイル)ピペリジンを実施例9の方法によって反応さ
せて、標記化合物(94%)を得た。ES+MSm/z=351(MH+)
実施例20 1−(1H−インドール−3−イルカルボニル)−4−(4−フルオロベンゾイ ル−オキシム)ピペリジン
実施例10の方法によって、上記実施例の生成物を標記化合物に変換した。
ES+MS m/z=366(MH+)
実施例21 1−(1H−インドール−3−イルカルボニル)−4−(4−フルオロベンゾイ ル−オキシム)ピペリジン
実施例13の方法によって、上記実施例の生成物を標記化合物に変換した。
ES+MS /z=353(MH+)
実施例22 1−(1H−インドール−3−イルカルボニル)−4−(1−ヒドロキシエチル )ピペリジン
実施例9の方法によって、4−(1−ヒドロキシエチル)ピペリジンを標記化
合物に変換した。ES+MS m/z=273(MH+)
実施例23 1−(1H−インドール−3−イルカルボニル)−4−アセチルピペリジン
実施例9の方法によって、4−アセチルピペリジンを標記化合物に変換した。
ES+MS m/z=271(MH+)
実施例24 1−(1H−インドール−3−イルカルボニル)−4−アセチル−4−フェニル ピペリジン
実施例9の方法によって、4−アセチル−4−フェニルピペリジンを標記化合
物に変換した。ES+MS m/z=347(MH+)
実施例25 1−(1H−4−メトキシインドール−3−イルカルボニル)−4−(ベンジル )ピペリジン
4−メトキシインドール−3−カルボン酸をKatnerの一般的方法によって調製
した(Katner,A.S.Organic Preparations and Procedures 1970,2,297-303
)。4−メトキシインドール−3−カルボン酸を用いる以外は実施例9の方法に
よって、標記化合物を調製した。ES+MS m/z=333(MH+)
実施例26 1−(1H−7−メチルインドール−3−イルカルボニル)−4−(ベンジル) ピペリジン
7−メチルインドール−3−カルボン酸をKatnerの一般的方法によって調製し
た(Katner,A.S.Organic Preparations and Procedures 1970,2,297-303)
。7−メチルインドール−3−カルボン酸を用いる以外は実施例9の方法によっ
て、標記化合物を調製した。ES+MS m/z=333(MH+)
実施例27 1−(1H−5−メトキシインドール−3−イルカルボニル)−4−(ベンジル )ピペリジン
5−メトキシインドール−3−カルボン酸をKatnerの一般的方法によって調製
した(Katner,A.S.Organic Preparations and Procedures 1970,2,297-
303)。5−メトキシインドール−3−カルボン酸を用いる以外は実施例9の方
法によって、標記化合物を調製した。ES+MS m/z=333(MH+)
実施例28 1−(1H−7−メトキシインドール−3−イルカルボニル)−4−(ベンジル )ピペリジン
7−メトキシインドール−3−カルボン酸をKatnerの一般的方法によって調製
した(Katner,A.S.Organic Preparations and Procedures 1970,2,297-303
)。7−メトキシインドール−3−カルボン酸を用いる以外は実施例9の方法に
よって、標記化合物を調製した。ES+MS m/z=333(MH+)
実施例29 1−(1H−インドール−3−イルカルボニル)−4−(4−フルオロベンジル )ピペリジン
a)4−(4−フルオロベンジル)ピペリジン
4−(4−フルオロベンゾイル)ピペリジン(0.22g、1.06ミリモル
)およびTFA(12.5mL)の溶液に、トリエチルシラン(1.4mL、8
.5ミリモル)を加え、得られた溶液を3日間攪拌し、濃縮し、残渣の油状物を
Et2O(20mL)に溶解し、3NHCl(3x)で抽出した。HCl相をE
t2Oで1回洗浄し、30%NaOH水溶液で塩基性にした(pH>10)。E
t2Oで抽出し、乾燥(Na2SO4)させ、濃縮して、標記化合物を黄色油状物
(43mg、21%)として得た。ES+MS m/z=194(MH+)
b)1−(1H−インドール−3−イルカルボニル)−4−(4−フルオロベン ジル)ピペリジン
上記実施例の生成物を用いる以外は実施例9の方法によって、標記化合物を調
製した。ES+MS m/z=337(MH+)
実施例30 1−(1H−6−メチルインドール−3−イルカルボニル)−4−(ベンジル) ピペリジン
6−メチルインドール−3−カルボン酸をKatnerの一般的方法によって調製し
た(Katner,A.S.Organic Preparations and Procedures 1970,2,297-303)
。6−メチルインドール−3−カルボン酸を用いる以外は実施例9の方法によっ
て、標記化合物を調製した。ES+MS m/z=333(MH+)
実施例31 1−(1H−7−ベンジルオキシインドール−3−イルカルボニル)−4−(ベ ンジル)ピペリジン
7−ベンジルインドール−3−カルボン酸をKatnerの一般的方法によって調製
した(Katner,A.S.Organic Preparations and Procedures 1970,2,297-303
)。7−ベンジルインドール−3−カルボン酸を用いる以外は実施例9の方法に
よって、標記化合物を調製した。ES+MS m/z=325(MH+)
限定するものではないが、特許および特許出願を包め、本明細書中に引用され
た全ての出版物は、個々の出版物が特別におよび個々に、出典明示によりまるで
完全に記載されたかのごとく本明細書の一部とされることが指示されたかのよう
に、出典明示により本明細書の一部とされる。
上記の記載は、完全に、その好ましい具体例を包含する本発明を開示する。本
明細書に特別に開示された具体例の修飾および改善は、以下の請求の範囲の範囲
内である。さらに工夫することなく、上記の記載を用いて、当業者が本発明をそ
の完全な範囲まで利用することができると確信する。従って、本明細書の実施例
は、単なる例示として解釈され、いかなる手段においても本発明の範囲を限定す
るものではない。限定的な特徴または特典が請求される本発明の具体例は、次の
とおり定義される。DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
New piperidine-containing compounds
Field of the invention
The present invention relates to a novel class of indole-containing compounds, their preparation, cytokine-mediated
The use thereof in the treatment of diseases and pharmaceutical compositions for use in such treatment
You.
Background of the Invention
Interleukin-1 (IL-1) and tumor necrosis factor (TNF) are
Or biological material produced by various cells such as macrophages
. IL-1 is important in other physiological conditions such as immunomodulation and inflammation.
Have been shown to mediate a variety of biological activities that may be involved [eg, Dinare
llo et al., Rev .; Infect. Disease, 6, 51 (1984)]. Countless known sources of IL-1
Physical activities include activation of T helper cells, induction of fever, prostaglandin or
Stimulates collagenase production, neutrophil chemotaxis, induction of acute phase proteins and plasma
Includes suppression of medium iron levels.
Excessive or unregulated IL-1 production is implicated in disease progression and / or pathogenesis
There are many conditions. These include rheumatoid arthritis, osteoarthritis, endotoxemia and
And / or toxic shock syndrome, an inflammatory response caused by endotoxin or
Other acute or chronic inflammatory conditions, such as inflammatory bowel disease; tuberculosis, atheroma
Pulse sclerosis, muscle degeneration, cachexia, psoriatic arthritis, Reiter's syndrome, rheumatoid arthritis
Includes gussets, gout, traumatic arthritis, rubella arthritis and acute synovitis. In recent years, I
L-1 activity was shown to be associated with diabetes and pancreatic β cells.
Dinarello is J. In Clinical Immunology, 5 (5), 287-297 (1985), IL-
The biological activity attributable to No. 1 is outlined. Some of these effects may be
It should be noted that it was described as an indirect effect of IL-1.
Excessive or unregulated TNF production is associated with rheumatoid arthritis, rheumatoid spondylitis,
Osteoarthritis, gouty arthritis and other arthritis symptoms; sepsis, septic shock,
Endotoxic shock, Gram-negative sepsis, toxic shock syndrome, adult respiratory distress
Group, cerebral malaria, chronic pulmonary inflammatory disease, silicosis, pulmonary sarcoidosis, bone resorption disease
Reperfusion injury, graft-versus-host reaction, allograft rejection, flu-like feeling
Fever and muscle pain due to staining, cachexia secondary to infection or malignancy, later
Cachexia, AIDS, ARC (A) subordinate to acquired immunodeficiency syndrome (AIDS)
IDS-related complex), keloid formation, scar tissue formation, Crohn's disease, ulcerative colitis
Or it is involved in mediating or exacerbating many diseases, including heartburn (pyresis).
AIDS results from infection of T lymphocytes with human immunodeficiency virus (HIV)
You. At least three types or strains of HIV: HIV-1, HIV-2
And HIV-3 have been identified. T-cell mediated as a result of HIV infection
Infected individuals develop severe opportunistic infections and / or abnormal tumors
Localize. HIV entry into T lymphocytes requires T lymphocyte activation. H
Other viruses, such as IV-1, HIV-2, cause T lymphocytes after T cell activation.
Infecting, the expression and / or replication of such viral proteins may
Mediated or maintained by activation. Activated T lymphocytes once infected with HIV
The T lymphocytes then enable HIV gene expression and / or HIV replication.
In order to do so, the activation state must be maintained. Monokine, especially TNF
Activates T-cells by playing a role in sustaining T lymphocyte activation.
Involved in vesicle-mediated HIV protein expression and / or viral replication.
Therefore, in HIV-infected individuals, inhibition of monokine production, particularly TNF production,
Interference with monokine activity, as described, helps limit the maintenance of T cell activation,
It reduces HIV transmission to cells that have not yet been infected.
Do they slow the progression of immunodeficiency caused by HIV infection?
Or eliminate. Monocytes, macrophages and related cells, such as Kupfer
Cells and glial cells are also involved in maintaining HIV infection. Like T-cells
These cells are targets for viral replication, and the level of viral replication is
Sexual status [Rosenberg et al., The Immunopathogenesis of HIV infection
, Advances in Immunology, Vol. 57, (1989)]. Monokai like TNF
N
Can activate HIV replication in monocytes and / or macrophages
[Poli et al., Proc. Natl. Acad. Sci., 87: 782-784 (1990)].
Thus, the inhibition of monokine production or activity is, as described above for T cells,
Help limit IV progression.
TNF is also known to be cytomegalovirus (C) for similar reasons as the viruses described.
MV), influenza virus, and other viruses such as herpes virus
Involved in various roles in infections.
Interleukin-8 (IL-8) was first identified and characterized in 1987.
Chemotactic factor. IL-8 is expressed in mononuclear cells, fibroblasts, endothelial cells and
Produced by several cell types, including keratinocytes. Endothelial cells
Its production from IL-1, TNF or lipopolysaccharide (LPS)
Is induced. Human IL-8 has been used in mice, guinea pigs, rats and rabbits.
It has been shown to act on neutrophils. Neutrophil attractant / Activating protein-
1 (NAP-1), monocyte-derived neutrophil chemotactic factor (MDNCF), neutrophil activator
Many different names such as pup (NAF) and T-cell lymphocyte chemotactic factor
L-8.
IL-8 stimulates many functions in vitro. Neutrophils, T-lymphocytes and
And basophils. In addition, it
Histamine release from basophils from both normal and atopic individuals,
Causes lysosomal enzyme release from neutrophils and respiratory burst. IL-
8 also show Mac-1 in neutrophils without any new protein synthesis.
(CD11b / CD18) has been shown to increase surface expression,
May contribute to increased neutrophil adhesion to vascular endothelial cells. Many diseases
Are characterized by massive neutrophil infiltration. IL-8 production (good for inflammatory sites)
Pathology associated with increased neutrophil chemotaxis) is associated with a suppression of IL-8 production.
An effective compound would benefit.
IL-1 and TNF affect a wide variety of cells and tissues,
These cytokines and other cytokines induced by leukocytes are important,
It is a critical inflammatory mediator in a wide variety of disease states and conditions. these
Inhibition of cytokines controls, reduces and alleviates many of these conditions
There is a benefit.
In the field, compounds that are effective anti-inflammatory drugs for the treatment and suppression of cytokines
Products, ie, cytochromes such as IL-1, IL-6, IL-8 and TNF.
There remains a need for compounds that can inhibit thiophene.
Summary of the Invention
The present invention provides novel compounds of formula (I) or (II) as well as compounds of formula (I) or (
A pharmaceutical composition comprising the compound of II) and a pharmaceutically acceptable diluent or carrier.
About adult.
The present invention also provides a mammal in need thereof with an effective amount of Formula (I) or
Inhibiting a cytokine, comprising administering the compound of (II) to the mammal.
Methods and the treatment of cytokine mediated diseases.
In particular, the present invention relates to the use of CSBP / RK / p38 in mammals in need thereof.
A method for treating a kinase-mediated disease.
The invention more particularly relates to the use of an effective amount of a formula (
Producing IL-1 comprising administering the compound of I) or (11) to the mammal.
To a method of inhibiting life.
The invention more particularly relates to the use of an effective amount of a formula (
Producing IL-8, which comprises administering the compound of I) or (II) to the mammal.
To a method of inhibiting life.
The invention more particularly relates to the use of an effective amount of a formula (
Production of TNF comprising administering a compound of I) or (II) to said milk animal
To a method of inhibiting
Accordingly, the present invention provides a compound of formula (I) or formula (II):[Where,
R1Is hydrogen, alkyl, alkoxy, aryl, arylalkyl, hetero
Aryl, heteroarylalkyl, aryloxy, heteroaryloxy,
Nitro, amino, cyano, carboxy, carboxyalkoxy, carboxamide
Or halogen, wherein aryl, arylalkyl, heteroaryl
, A heteroarylalkyl, a heteroaryloxy or an aryloxy group is
May be replaced;
RTwoIs C (O) RThree, C (O) ORThree, -O- (CHTwo)SO-, = N (ORFour),
C1-4Alkyl (= N (ORFour))-RFive, = 0, amino, hydroxy, heterocyclic
, Aryl, heteroaryl, arylalkyl, heteroarylalkyl, a
Reel alkenyl, alkenyl, optionally substituted alkyl, cycloalkyl
Or cycloalkylalkyl, wherein all of these groups are substituted
May be
n is an integer of 1 or 2;
RThreeIs an optionally substituted alkyl or an optionally substituted aryl
Is;
RFourIs hydrogen, a pharmaceutically acceptable cation, C1-10Alkyl, C3-7Cycloal
Kill, aryl, aryl C1-4Alkyl, heteroaryl, heteroaryl
C1-4Alkyl, heterocyclyl, aroyl or C1-4Alkanoyl;
RFiveIs an optionally substituted alkyl or an optionally substituted aryl
Is
Or a pharmaceutically acceptable salt thereof.
Detailed description of the invention
In the formula (I) or (II), R1Is suitably hydrogen, alkyl, alk
Coxy, aryl, arylalkyl, heteroaryl, heteroarylalkyl
, Aryloxy, heteroaryloxy, nitro, amino, cyano, carbo
Xy, carboxyalkoxy, carboxamide or halogen. Aryl
, Arylalkyl, heteroaryl, heteroarylalkyl, heteroaryl
A ruoxy or aryloxy group is independently halogen; haloalkyl (eg,
If CFThreeAlkyl); cyano; carboxy, carboxyalkoxy, carboxy
Samide, nitro; alkoxy; hydroxy; amino; mono- or di-substituted al
Killamino; or S (O)mAlkyl (where m is 0, 1 or 2)
For example, by methylthio, methylsulfinyl or methylsulfonyl,
It may be substituted 1-3 times.
Preferably, R1The group is at the 5-position on the indole ring. R1If is aryl
R is preferably phenyl;1Is preferably aryloxy
Is benzyloxy.
In a compound of formula (I) or (II), RTwoIs suitably C (O) RThree,
C (O) ORThree, -O- (CHTwo)SO-, = N (ORFour), C1-4Alkyl (= N
(ORFour))-RFive, = 0, amino, hydroxy, heterocyclic, aryl, heteroa
Reel, arylalkyl, heteroarylalkyl, arylalkenyl,
Alkenyl, optionally substituted alkyl, cycloalkyl or cycloalkyl
Is alkyl. Alkyl, aryl, heteroaryl, heterocyclic and cyclo
All loalkyl rings are independently halogen; haloalkyl (eg, CFThree);
Alkyl; cyano; carboxy, carboxyalkoxy, carboxamide, nitro
B; alkoxy; halo-substituted alkoxy; hydroxy; amino; mono- or di-
Substituted alkylamino; or S (O)mAlkyl (where m is 0, 1 or 2
For example, methylthio, methylsulfinyl or methylsulfonyl
Therefore, it may be substituted one or more times.
Suitably, n is an integer of 1 or 2.
Suitably, RThreeIs an optionally substituted alkyl, or an optionally substituted
Good aryl.
Suitably, RFourIs hydrogen, a pharmaceutically acceptable cation, C1-10Alkyl, C3-7
Cycloalkyl, aryl, aryl C1-4Alkyl, heteroaryl, hetero
Aryl C1-4Alkyl, heterocyclic, aroyl or C1-4Alkanoyl.
Suitably, RFiveIs an optionally substituted alkyl, or an optionally substituted
Good aryl. Preferably, RTwoIs phenyl, if is aryl
, RTwoIf is an arylalkyl group, preferably benzyl, phenethyl or
Naphthylmethyl.
Preferably, RTwoIs heteroaryl or heteroarylalkyl,
It is a lysyl or pyrimidine group. Arylalkyl or heteroarylal
The alkyl moiety in the kill may also be, for example, halogen, hydroxy, alkoxy.
Si, alkyl, halo-substituted alkyl, halo-substituted alkoxy, aryl, heteroaryl
Substituted by an aryl, arylalkyl or heteroarylalkyl group
It may be.
As used herein, the term "optionally substituted" is not specified.
Halogen such as fluorine, chlorine, bromine or iodine; hydroxy;
Roxy-substituted C1-10Alkyl; C such as methoxy or ethoxy1-10Alkoxy
Cyano; carboxy, carboxyalkoxy, carboxamide, S (O)mA
Alkyl (where m is 0, 1 or 2), for example, methylthio, methyls
Rufinyl or methylsulfonyl; amino, mono- and di-alkyl substituted amino
No; C1-10An alkyl, cycloalkyl, or cycloalkylalkyl group,
For example, methyl, ethyl, propyl, isopropyl, t-butyl, etc.
Clopropylmethyl; halo-substituted C1-10Alkyl, for example CFTwoCFTwoH or C
FThree; Halo-substituted C1-10Alkoxy; optionally substituted heteroaryl, ant
Or heteroarylalkyl (wherein these aryl groups are halogen;
Droxy; hydroxy-substituted alkyl; C1-10Alkoxy; cyano; carboxy;
Carboxyalkoxy, carboxamide, S (O)mAlkyl; amino, mono
And di-alkyl-substituted amino; alkyl or halo-substituted alkyl, for example CFThree
May be substituted 1 to 3 times).
Suitable pharmaceutically acceptable salts are well known to those skilled in the art, and include inorganic and organic acids.
For example, hydrochloric acid, hydrobromic acid, sulfuric acid, phosphoric acid, methanesulfonic acid, ethanesulfo
Acid, acetic acid, malic acid, tartaric acid, citric acid, lactic acid, oxalic acid, succinic acid, fumaric acid,
Basic salts of maleic, benzoic, salicylic, phenylacetic and mandelic acids
Is included. In addition, pharmaceutically acceptable salts of the compounds of formula (I) may also include, for example,
Formed with a pharmaceutically acceptable cation if the substituent contains a carboxy group
May be done. Suitable pharmaceutically acceptable cations are well known to those skilled in the art.
, Alkali, alkaline earth, ammonium and quaternary ammonium cations
Include.
As used herein, the following terms are as follows.
“Halo” or “halogen” is halogen: chloro, fluoro, bromo and
And iodine.
・ "C1-10`` Alkyl '' or `` alkyl '' means that the chain length is not otherwise limited
Means both linear and molecular groups of 1 to 10 carbon atoms,
But not methyl, ethyl, n-propyl, iso-propyl, n-butyl
, Sec-butyl, iso-butyl, tert-butyl, n-pentyl, etc.
Include.
-"Aryl" means phenyl and naphthyl.
"Cycloalkyl", as used herein, is preferably a ring of 3 to 8 carbon atoms
Means, but is not limited to, cyclopropyl, cyclopentyl,
Clohexyl and the like.
"Heteroaryl" (by itself or in any combination, for example
“Heteroaryloxy” or “heteroarylalkyl”) has one or more rings
Contains one or more heteroatoms selected from the group consisting of N, O or S
Means a 10-membered aromatic ring system, such as, but not limited to, pyrrole, pyra
Zol, furan, thiophene, quinoline, isoquinoline, quinazolinyl, pyridi
, Pyrimidine, oxazole, thiazole, thiadiazole, triazole,
Includes imidazole or benzimidazole.
"Heterocyclic" (by itself or in any combination, e.g. "heterocyclic"
"Cyclic alkyl") is a group in which one or more rings are selected from the group consisting of N, O or S.
A saturated or partially unsaturated 4-10 membered ring system containing the above heteroatoms
For example, but not limited to, pyrrolidine, piperidine, piperazine,
Includes morpholine, tetrahydropyran or imidazolidine.
・ “Aralkyl” or “heteroarylalkyl” or “heterocyclic alkyl”
The term "lu" is used herein, unless otherwise indicated, as defined herein.
C as defined above attached to an aryl, heteroaryl or heterocyclic group1-4Al
Used to mean kill.
“Sulfinyl” means the corresponding sulfide oxide S (O) and “thio”
The term “sulfonyl” refers to sulfide and the term “sulfonyl” refers to fully oxidized S (O)Two
Group.
・ "Aroyl" is C (O) Ar (where Ar is phenyl, naphthyl, or
Or as defined above, including but not limited to benzyl and phenethyl.
Arylalkyl derivatives).
・ "Alkanoyl" is C (O) C1-10Alkyl (where alkyl is as defined above
Is true).
Examples of compounds of formula (I) are:
1- (1H-indol-3-ylcarbonyl) -4- (benzyl) piperidi
N;
1- (1H-5-methylindol-3-ylcarbonyl) -4- (benzyl
) Piperidine;
1- (1H-5-fluoroindol-3-ylcarbonyl) -4- (benzyl
Le) piperidine;
1- (1H-5-chloroindol-3-ylcarbonyl) -4- (benzyl
) Piperidine;
1- (1H-5-nitroindol-3-ylcarbonyl) -4- (benzyl
) Piperidine;
1- (1H-indol-3-ylcarbonyl) -piperidine;
1- (1H-indol-3-ylcarbonyl) -4-carboethoxypiperi
gin;
1- (1H-indol-3-ylcarbonyl) -4- (4-phenylmethyle
N) piperidine;
1- (1H-indol-3-ylcarbonyl) -4-ketopiperidine;
1- (1H-indol-3-ylcarbonyl) -4-ketopiperidineoxy
Mu;
1- (1H-indol-3-ylcarbonyl) -4- (1,3-dioxola
N-2-yl) piperidine;
1- (1H-indol-3-ylcarbonyl) -4-aminopiperidine hydrochloride
salt;
1- (1H-indol-3-ylcarbonyl) -4-hydroxypiperidine
;
1- (1H-indol-3-ylcarbonyl) -4-anilinylpiperidine
;
1- (1H-indol-3-ylcarbonyl) -4- (4,5-benzo-1
, 3-dioxolan-2-yl) piperidine;
1- (1H-indol-3-ylcarbonyl) -4-phenoxypiperidine
;
1- (1H-indol-3-ylcarbonyl) -3-benzylpiperidine;
1- (1H-indol-3-ylcarbonyl) -4-benzyl-4-hydro
Xypiperidine;
1- (1H-indol-3-ylcarbonyl) -4- (4-fluorobenzo
Il) piperidine;
1- (1H-indol-3-ylcarbonyl) -4- (4-fluorobenzo
Yl-oxime) piperidine;
1- (1H-indol-3-ylcarbonyl) -4- (4-fluorobenzo
Yl-oxime) piperidine;
1- (1H-indol-3-ylcarbonyl) -4- (1-hydroxyethyl
Le) piperidine;
1- (1H-indol-3-ylcarbonyl) -4-acetylpiperidine;
1- (1H-indol-3-ylcarbonyl) -4-acetyl-4-phenyl
Lupiperidine;
1- (1H-4-methoxyindol-3-ylcarbonyl) -4- (benzyl
Le) piperidine;
1- (1H-7-methylindol-3-ylcarbonyl) -4- (benzyl
) Piperidine;
1- (1H-5-methoxyindol-3-ylcarbonyl) -4- (benzyl
Le) piperidine;
1- (1H-7-methoxyindol-3-ylcarbonyl) -4- (benzyl
Le) piperidine;
1- (1H-indol-3-ylcarbonyl) -4- (4-fluorobenzide
Le) piperidine;
1- (1H-6-methylindol-3-ylcarbonyl) -4- (benzyl
) Piperidine;
1- (1H-7-benzylindol-3-ylcarbonyl) -4- (benzyl
Le) piperidine;
1- (1H-7-benzyloxyindol-3-ylcarbonyl) -4-
(Benzyl) piperidine;
1- (1H-6-methylindol-3-ylcarbonyl) -4- (benzyl
) Piperidine;
1- (1H-indol-3-ylcarbonyl) -4- (4-fluorobenzide
G) piperidine.
Some of the compounds of formula (I) or (II) are some of which are Scheme I herein.
It may be obtained by applying the synthesis method described below. These schemes
The synthesis provided in is appropriately protected to be compatible with the reactions outlined herein.
Using any of the substituents described, a variety of different reactive R1And RTwoFormula with group
It is applicable to the production of the compound of (I) or (II). In that case, then
The resulting deprotection provides compounds of the generally disclosed nature. Once the nuclear
Once established, further compounds of formula (I) or (II) are well known in the art.
May be prepared by applying standard techniques for functional group interconversion
.
Substituted indole-3-carboxylic acids (Formula (I)) can be prepared by converting indole to THF or
React with trifluoroacetic anhydride (TFAA) in DMF to give 3-trifluoro
Katner's method for obtaining roacetylindole 3 (Scheme 1) [Katner, A.S.
Organic Preps and Procs. 1970, 2 (4), 297-303].
Obtained from Ndol. Then, trifluoroacetylindole is added to a strongly alkaline strip.
Hydrolysis to give the acid 4. Using thionyl chloride as coupling agent
By reacting the amine with the carboxylic acid 4, a rapid and convenient
Prepare dinylamido 5. In some cases, after amide formation, R1And RTwoThe
Further modifications yield additional analogs.
In Scheme 2 below, the substituted piperidines claimed herein are prepared.
Several different methods used for this will be described.
Compounds of formula (I) may also be suitably substituted as described below in Scheme 3.
It may be prepared by reduction of aroylpiperidine.
Suitable protecting groups for use on hydroxyl and the like are well known in the art,
Many references, for example, Protecting Groups in Organic Synthesis, Greene T
.W., Wiley-Interscience, New York, 1981. Hydroxyl retention
A suitable example of a protecting group is a silyl such as t-butyldimethyl or t-butyldiphenyl.
Alkyl chain of the variable linking group, (CRTenR20) Connected by n
Alkyl ethers such as methyl.
Pharmaceutically, acid addition salts of compounds of formula (I) or (II) can be prepared by known methods, for example,
They may be obtained by treating them with an appropriate amount of an acid in the presence of an appropriate solvent.
Treatment
The compound of formula (I) or (II), or a pharmaceutically acceptable salt thereof, may be human or human.
Or any condition in another mammal, wherein the cells of such a mammal, e.g.
For example, but not limited to, excessive monocytes and / or macrophages
Disease aggravated or caused by uncontrolled or unregulated cytokine production
In the manufacture of a medicament for prophylactic or therapeutic treatment of a condition.
Compounds of formula (I) or (II) are IL-1, IL-6, IL-8 and T
Can inhibit pro-inflammatory cytokines such as NF
And is therefore beneficial for treatment. IL-1, IL-6, IL-8 and TNF are
Affects a wide variety of cells and tissues, these cytokines and
Are other leukocyte-induced cytokines important in a wide variety of disease states and conditions?
One of the definitive inflammatory mediators. These pro-inflammatory cytokines
Inhibition has the benefit of controlling, reducing, and alleviating many of these conditions
There is.
Thus, the present invention provides an effective cytokine-interfering amount of formula (I) or formula (II)
Comprising administering a compound of formula (I) or a pharmaceutically acceptable salt thereof
Provided are treatments for mediated diseases.
For the purposes of the present invention, the compounds of formulas (I) and (II) are all administered at the same dose.
The formulation as a compound of formula (I) is thus used interchangeably.
The compound of formula (I) is a prostaglandin endoperoxide synthase-2 (
Inducible like COX-2, also called by many other names such as PGHS-2)
And can be used for therapy. Cyclooxygen
These pro-inflammatory lipid mediators of the Nase (CO) pathway are inducible
Produced by the COX-2 enzyme. Therefore, it works on a wide variety of cells and tissues.
Involved in these products from arachidonic acid such as prostaglandins used
Regulation of COX-2 is important and critical inflammatory in a wide variety of disease states and conditions
Mediator. COX-1 expression is affected by the compound of formula (I).
I do not receive. This selective inhibition of COX-2 is associated with ulcer induction associated with inhibition of COX-1.
Alleviates or eliminates propensity to develop, thereby making prostagrams essential for cytoprotective effects
Carcinogens. Therefore, inhibition of these pro-inflammatory mediators
Have the benefit of controlling, reducing and alleviating many of these conditions.
Most notably, these inflammatory mediators, especially prostaglandins,
It is associated with sensitization of pain, eg, pain receptors, or with edema. Therefore, pain
The embodiments of the treatment of pain include the treatment of neuromuscular pain, headache, cancer pain and arthritis pain.
. The compound of formula (I) or a pharmaceutically acceptable salt thereof is useful for the synthesis of COX-2 enzyme.
Inhibition is beneficial for prevention or treatment in humans or other mammals.
Accordingly, the present invention provides an effective amount of a compound of formula (I) or a pharmaceutically acceptable salt thereof.
A method of inhibiting the synthesis of COX-2, comprising administering The present invention
And in humans or other mammals by inhibiting the synthesis of the COX-2 enzyme.
Prophylactic treatment methods.
MAP kinase family alternatively referred to as CSBP, p38 or RK
New members have been independently identified by several laboratories in recent years.
Activation of the novel protein kinase via dual phosphorylation is due to physicochemical stress.
And lipopolysaccharide or interleukin-1 and tumor necrosis factor
For a wide range of stimuli, such as treatment with pro-inflammatory cytokines such as offspring
Thus, it was observed in different cell lines upon stimulation. The cytokine biosynthesis of the present invention
Compounds of formula (I) which are inhibitors are CSBP / p38 / RK kinase activity
Has been determined to be a potent and selective inhibitor. These inhibitors
Help determine the involvement of signaling pathways in the inflammatory response. Especially at the beginning
Of lipopolysaccharide in cytokine production in macrophages
A critical signal transduction pathway can be defined for action.
Subsequently, cytokine inhibitors were tested in several animal models for anti-inflammation.
Tested for symptomatic activity. To clarify the specific activity of cytokine inhibitors
Then, select a model system that is relatively insensitive to cyclooxygenase inhibitors.
Was. Inhibitors show significant activity in many such in vivo studies
did. Most notably, its effects in collagen-induced arthritis models
And inhibition of TNF production in an endotoxin shock model. Smell of the latter research
Thus, a decrease in plasma levels of TNF may result in survival from death associated with endotoxin shock.
And correlated with protection. Also very important is the rat fetal long bone organ culture system.
2 shows the effect of the compound on inhibiting bone resorption in E. coli. Griswold et al. (1988) Ar
thritis Rheum. 31: 1406-1412; Badger et al., (1989) Circ. Shock 27, 51-61; Vott
a et al. (1994) in vitro. Bone 15, 533-538; Lee et al., (1993). B Ann. N. Y. Acad
. Sci. 696, 149-170.
Accordingly, another aspect of the present invention is directed to a method of treating a mammal in need thereof with an effective amount of a formula.
CSBP / RK / p38 key comprising administering the compound of (I) to the mammal.
Treatment of a kinase-mediated disease. Suitable diseases include IL-1, IL-6, IL-8 and
The diseases described herein with respect to TNF and TNF, more particularly CSBP / RK
/ P38 kinase-mediated diseases. These are not limiting
But not rheumatoid arthritis, rheumatoid spondylitis, osteoarthritis, gouty arthritis and
Other arthritis symptoms, sepsis, septic shock, endotoxin shock, Gram negative
Sepsis, toxic shock syndrome, asthma, adult respiratory distress syndrome, stroke, reperfusion injury,
CNS disorders, including open and non-open head injuries, such as neurotrauma and
Ischemia, psoriasis, restenosis as occurs after coronary angioplasty, cerebral malaria, chronic pulmonary inflammation
Sexual disease, silicosis, pulmonary sarcoidosis, bone resorption disease, osteoporosis, anti-host graft
Responsive, allograft rejection, Crohn's disease, ulcerative colitis or any other anti-inflammatory
Intestinal disorders (IBD), or heartburn.
A CNS disorder as defined herein is an open or penetrating head, such as due to surgery.
Includes non-open head injuries, such as those caused by traumatic injury or damage to the head. Ma
Also, ischemic strokes, especially for brain regions, are included within the definition.
Ischemic stroke is usually caused by embolism, thrombosis or local atheroma closure of blood vessels.
Focal neurological disease resulting from insufficient blood supply to certain brain regions as a result
May be defined as The role of inflammatory cytokines in this is clear
Thus, the present invention provides a possible treatment for these injuries. Such a steep
For sexual injuries, relatively few treatments are available.
TNF-α is a protein with pro-inflammatory effects including endothelial leukocyte adhesion molecule expression.
Itokine. Leukocytes infiltrate ischemic brain lesions and therefore, levels of TNF
A compound that inhibits or reduces ischemia may be useful in the treatment of ischemic brain injury. Its opening
Liu et al., Stroke, Vol. twenty five. , No. 7, pp1
See 481-88 (1994).
Models of open head injury and treatment with mixed 5-LO / CO drugs are
The disclosures of which are hereby incorporated by reference. of Vaisc & Clinical
Physiology and Pharmacology, Vol. 3, No. 2, pp. Discussed in 99-107 (1992)
You. Treatment with reduced edema formation improves functional outcome in treated animals
It turned out to be.
In particular, the compound of formula (I) or a pharmaceutically acceptable salt thereof, may be a human or other mammal.
In mammals, such mammalian cells, such as, but not limited to, monocytes and
And / or excessive or uncontrolled IL-L, IL-8 by macrophages
Or exacerbated or caused by TNF production
It is useful for prevention or treatment of
Thus, in another aspect, the invention is directed to mammals in need thereof.
Administering to the mammal an effective amount of a compound of formula (I) or a pharmaceutically acceptable salt thereof.
And a method for inhibiting the production of IL-1.
Excessive or unregulated IL-1 production is associated with exacerbation and / or induction of disease
There are many conditions. These include rheumatoid arthritis, osteoarthritis, stroke, endotoxinemia
Disease and / or toxic shock syndrome, inflammatory response caused by endotoxin
Or other acute or chronic inflammatory conditions such as inflammatory bowel disease, tuberculosis, atheroma
Atherosclerosis, muscle degeneration, multiple sclerosis, cachexia, bone resorption, psoriatic arthritis, LA
Itter syndrome, rheumatoid arthritis, gout, traumatic arthritis, rubella arthritis and acute
Includes synovitis. Recent evidence also suggests that IL-1 activity can affect diabetes, pancreatic β-cells.
And associate with Alzheimer's disease.
In a further aspect, the invention is useful in mammals in need thereof.
Administering to the mammal an amount of a compound of formula (I) or a pharmaceutically acceptable salt thereof.
And a method for inhibiting the production of TNF.
Excessive or unregulated TNF production is associated with rheumatoid arthritis, rheumatoid spondylitis,
Osteoarthritis, gouty arthritis and other arthritis symptoms; sepsis, septic shock,
Endotoxic shock, Gram-negative sepsis, toxic shock syndrome, adult respiratory distress
Group, stroke, cerebral malaria, chronic pulmonary inflammatory disease, silicosis, pulmonary sarcoidosis, osteoporosis
Bone resorption diseases such as osteoporosis, reperfusion injury, graft-versus-host reaction, allograft rejection,
Fever and muscle pain, infection or malignancy due to infections such as influenza
Subordinate cachexia, acquired immunodeficiency syndrome (AIDS) subordinate cachexia
, AIDS, ARC (AIDS-related complex), keloid formation, scar tissue formation,
Mediates or worsens many diseases, including Lone disease, ulcerative colitis or heartburn
Involved.
The compounds of formula (I) are also sensitive to upregulation by TNF.
Virus virus that may or may manifest TNF production in vivo
Useful for the treatment of Rus infections. Viruses contemplated for treatment herein include
The resulting TNF-producing virus or the TNF inhibitor of formula (I)
The compound directly or indirectly inhibits inhibition, such as by reducing replication.
It is a susceptible virus. Such viruses include, but are not limited to, H
IV-1, HIV-2 and HIV-3, cytomegalovirus (CMV),
Influenza, adenovirus and herpes group of viruses, such as, but not limited to
It includes, but is not limited to, herpes zoster and herpes simplex. Therefore, more
In certain embodiments, the present invention provides an effective TNF-inhibiting amount of a compound of formula (I) or a compound thereof.
Administering a pharmaceutically acceptable salt to a mammal infected with the human immunodeficiency virus (HIV).
Treating a mammal infected with the human immunodeficiency virus (HIV).
Regarding therapy.
Compounds of formula (I) may also be used in non-human mammals in need of inhibiting TNF production.
It may be used in connection with veterinary treatment of an object. Therapeutic or prophylactic in animals
TNF-mediated diseases for the treatment of the disease, except for viral infections, have the above-mentioned conditions.
Include. Examples of such viruses include, but are not limited to, lentiviral
Staining, for example, equine infectious anemia virus, goat arthritis virus, visna virus, etc.
Or maedivirus, or retroviral infection, for example, by limitation
But not cat immunodeficiency virus (FIV), bovine immunodeficiency virus or dog
Includes immunodeficiency virus or other retroviral infections.
Compounds of formula (I) can also be used in excess, as by IL-1 or TNF, respectively.
Local conditions that are mediated or exacerbated by cytokine production, such as inflammation
Other inflammatory skin diseases such as stiff joints, eczema, psoriasis and sunburn;
Inflammatory eye diseases including; treatment of heartburn, pain and other diseases associated with inflammation or
May be used topically in prophylaxis.
Compounds of formula (I) also produce IL-8 (interleukin-8, NAP).
It has been shown to inhibit life. Thus, in a further aspect, the present invention provides
An effective amount of a compound of formula (I) or a medicament thereof in a mammal in need thereof
Inhibiting the production of IL-8, which comprises administering to the mammal an acceptable salt.
About the method.
Excessive or unregulated IL-8 production is associated with exacerbation and / or induction of disease
There are many conditions. Psoriasis, inflammatory bowel disease, asthma, heart and kidney reperfusion injury,
These disorders, such as adult respiratory distress syndrome, thrombosis, and glomerulonephritis, are
Characterized by neutrophil infiltration. All of these diseases involve neutrophils to the site of inflammation
Is associated with increased IL-8 production, which is responsible for chemotaxis. Other inflammatory sites
In contrast to Cain (IL-LTNF and IL-6), IL-8 is neutrophil chemotaxis
Has unique properties that promote sex and activation. Therefore, it inhibits IL-8 production
Would result in a direct decrease in neutrophil infiltration.
The compounds of formula (I) are used to improve or prevent the condition to a normal level.
Or, in some cases, support so that it is adjusted downward to a level below normal.
Inhibits production of Itokine, especially IL-1, IL-6, IL-8 or TNF
Administered in an amount sufficient to For example, in this context of the present invention, abnormal levels
Of IL-1, IL-6, IL-8 or TNF: (i) 1 pico per ml
Gram or more of free (not cell-bound) IL-1, IL-6, IL-8 or
Is the TNF level; (ii) IL-1, IL-6, IL bound to any cells
-8 or TNF; or (iii) IL-1, IL-6, IL-8 or T
NF produces IL- greater than basal levels in the cells or tissues in which they are produced, respectively.
1, constitutes the presence of IL-6, IL-8 or TNF mRNA.
Compounds of formula (I) may be cytokines, especially IL-1, IL-6, IL-8 and
And TNF inhibitors have been identified in vitro as described herein.
Of formula (I) for the production of IL-1, IL-8 and TNF in the assay of
Based on the action of the compound.
As used herein, "IL-1 (IL-6, IL-8 or TNF)
The term "inhibits the production of" is:
a) For all cells including but not limited to monocytes or macrophages
By inhibiting the release of cytokines in vivo by
Excessive in vivo exposure to cytokines (IL-1, IL-6, IL-8 or TNF)
Reducing the level in the body to a subnormal level;
b) Cytokines in humans (IL-1, IL-6, IL-8 or TNF
) Of excessive in vivo levels down to subnormal levels at the genomic level
To regulate;
c) As post-translational events, cytokines (IL-1, IL-6, IL-8 or
Down regulates by inhibiting the direct synthesis of TNF)
That; or
d) Cytokines in humans (IL-1, IL-6, IL-8 or TNF
) Of in-vivo levels to subnormal levels and down-translation levels
Regulation.
As used herein, the term “TNF-mediated disease or condition” refers to TNF
By its own production, or by TNF being another monokine, such as
But not by causing the release of IL-1, IL-6 or IL-8.
Thus, any and all conditions in which TNF plays a role. For example, IL
-1 is the main component, the production or action of which is aggravated or secreted in response to TNF
The condition to be treated would therefore be considered a TNF-mediated condition.
As used herein, the term “cytokine” affects the function of a cell.
Molecules that regulate cell-cell interactions in immune, inflammatory or hematopoietic responses
Refers to any secreted polypeptide. Cytokines are not limiting
However, regardless of which cells produce them,
Includes Cain. For example, monokines are commonly found in macrophages and / or
Or those produced and secreted by mononuclear cells such as monocytes. But
Gills, natural killer cells, fibroblasts, basophils, neutrophils, endothelial cells, brain stars
Like dendritic cells, bone marrow stromal cells, epidermal keratinocytes and B lymphocytes
Many other cells also produce monokine. Lymphokines are commonly found in lymphocytes
Refers to those produced by cells. Examples of cytokines are not limiting.
But interleukin-1 (IL-1), interleukin-6 (IL-6)
, Interleukin-8 (IL-8), tumor necrosis factor-alpha (TNF-α)
And tumor necrosis factor beta (TNF-β).
As used herein, "cytokine interference" or "cytokine suppression"
The term "amount" is either exacerbated by excessive or unregulated cytokine production,
Or when administered to patients for the prevention or treatment of
An expression that would reduce in vivo levels of Itokine below normal levels (
Refers to an effective amount of the compound of I).
As used herein, "a cytokine useful in treating humans infected with HIV.
In the phrase "inhibition of in," cytokines are defined as (a) T cell activation and
And / or activation of activated T cell-mediated HIV gene expression and / or replication
Initial and / or persistent, and / or (b) such as cachexia or muscle degeneration
Is a cytokine involved in problems associated with any cytokine-mediated disease
.
TNF-β (also known as lymphotoxin) is TNF-α (cachectin
), And each has a similar biological response.
Answer, and bind to the same cellular receptor, so that TNF-α and TNF-β
Both are inhibited by the compounds of the present invention and, therefore, are not separately noted herein.
In short, it is collectively called "TNF".
In order to use a compound of formula (I) or a pharmaceutically acceptable salt thereof for treatment,
Usually, it will be formulated into a pharmaceutical composition according to standard pharmaceutical practice.
Accordingly, the present invention also provides an effective non-toxic amount of a compound of formula (I) and a pharmaceutically acceptable
A pharmaceutical composition comprising a carrier or diluent.
Compounds of formula (I), pharmaceutically acceptable salts thereof and pharmaceutical compositions incorporating them
The product may be administered by any of the routes conventionally used for drug administration, for example, oral, topical
It can be conveniently administered parenterally, or by inhalation. Compounds of formula (I) have the formula
It is prepared by mixing the compound of (I) and a standard pharmaceutical carrier by a conventional method.
It may be administered in any conventional dosage form. The compounds of the formula (I) can also
Conventional doses may be administered in combination with therapeutically effective compounds. these
The procedure involves mixing, granulating and compressing or dissolving the appropriate ingredients for the desired preparation.
May be. The form and characteristics of the pharmaceutically acceptable carrier or diluent are mixed with it.
Determined by the amount of active ingredient, route of administration and other well-known variables
It should be clear. The carrier is compatible with the other ingredients of the formulation and is
Must be "acceptable" in the sense that it is not harmful.
The pharmaceutical carrier employed can be, for example, either solid or liquid. Scripture
Typical solid carriers are lactose, clay, sucrose, talc, gelatin, agar,
Pectin, gum arabic, magnesium stearate, stearic acid, etc.
. Typical liquid carriers are syrup, peanut oil, olive oil, water and the like. As well
In addition, the carrier or diluent may be a retarder well known in the art, such as monos
Glyceryl theatreate or glyceryl distearate alone or
May be included together with the
A wide variety of pharmaceutical forms can be used. Therefore, use a solid carrier
If desired, the preparation may be tableted or hard gelatin capsules in powder or pellet form.
Can be placed in a pouch or in the form of a troche or lozenge
You. The amount of solid carrier will vary widely but preferably will be from about 25 mg to about 1 g.
You. If a liquid carrier is used, the preparation should be syrup, emulsion, softgel
Will be in the form of a sterile injectable solution or non-aqueous suspension such as a chin capsule, ampoule or the like
.
The compounds of formula (I) may be administered locally, ie, by non-systemic administration.
. This is because the epidermis or buccal fossa is externally accessible so that the compound does not significantly enter the bloodstream.
Application of a compound of formula (I) to the sinus and infusion of such compound into the ear, eyes and nose
Includes injection. In contrast, systemic administration involves oral intravenous, intraperitoneal and intramuscular administration.
Say.
Formulations suitable for topical administration include liquids suitable for penetration through the skin to the site of inflammation.
Or semi-liquid preparations, such as liniments, lotions, creams, ointments or
Includes pasta and drops suitable for administration to the eye, ear or nose. Topical administration
In such cases, the active ingredient may be included in the formulation. 001% to 10% w / w, for example, 1% to 2% by weight
May be configured. However, it may be as much as 10% w / w of the formulation
But preferably less than 5% w / w, more preferably 0.1% w / w. 1% to 1% w / w
.
Lotions according to the present invention include those suitable for application to the skin or eyes.
. Ophthalmic lotion may be comprised of a sterile aqueous solution that may contain a bactericide.
The preparation may be prepared in the same manner as in the preparation of the drops. Low for application to skin
Preparations or liniments may also cause discoloration of skin, such as alcohol or acetone.
Agents that promote drying and cooling of the product and / or wetting agents such as glycerol.
Or oils such as castor oil or peanut oil.
The cream, ointment or pasta according to the present invention is a semi-solid preparation of the active ingredient for external use
It is. They contain the active ingredient in finely divided or powdered form, alone or
In a solution or suspension in an aqueous or non-aqueous liquid,
It is prepared by mixing with an oleaginous or non-greasy base. The base is solid,
Hydrocarbons such as soft or liquid paraffin, glycerol, beeswax, metallic soaps;
Serous; heaven such as almonds, corn, peanuts, castor or olive oil
Source oil; like wool fat or its derivatives or stearin or oleic acid
Fatty acids with alcohols such as propylene glycol or macrogels
May be included. Formulations include anionic, cationic or non-ionic surfactants
Any suitable surfactant such as, for example, sorbitan esters or
It may contain a polyoxyethylene derivative. Suspending agents such as natural rubber, cellulose
Derivatives or inorganic substances such as siliceous silica and other components such as lanoli
May also be incorporated.
The drops according to the invention are composed of a sterile aqueous or oily solution or suspension.
The active ingredient may be disinfected and / or a fungicide and / or any other
Dissolving in a suitable aqueous solution of a suitable preservative, preferably containing a surfactant
Prepared by The resulting solution is then filtered to remove impurities and
Transfer to a suitable container, then seal and autoclave or
Sterilize by maintaining at 100100 ° C. for half an hour. Alternatively, filter the solution
It may be sterilized by filtration and transferred to the container by aseptic technique. Suitable for incorporation into drops
Examples of suitable fungicides and fungicides are phenylmercuric nitrate or phenylmercuric acetate (0.
002%), benzalkonium chloride (0. 01%) and chlorhexidine acetate
(0. 01%). Suitable solvents for the preparation of an oily solution are glycerol, diluent
And propylene glycol.
The compounds of formula (I) may be administered parenterally, ie, intravenously, intramuscularly, subcutaneously, intranasally,
It may be administered rectally, vaginally or intraperitoneally. Parenteral in subcutaneous and intramuscular forms
Administration is generally preferred. Dosage forms suitable for such administration may be prepared by conventional methods.
You. The compounds of formula (I) are also suitable for inhalation, ie, for intranasal and oral inhalation administration.
Thus, it may be administered. Such as aerosol preparations or inhalers with metering
Appropriate dosage forms for administration may be prepared by conventional methods.
For all uses disclosed herein for compounds of formula (I), one day
The oral dosage regimen will preferably be about 0. 01 to about 80 mg, good
Preferably, about 0. 1-30 mg / kg, more preferably about 0,1 mg / kg. 2mg-15m
g. A daily parenteral dosage regimen of about 0. 01 to about 80m
g, preferably about 0. 1 to about 30 mg / kg, more preferably about 0.1 to about 30 mg / kg. 2mg
1515 mg / kg. A daily topical dosage regimen preferably will be 0.1 mg. 1mg-1
50 mg is administered 1 to 4 times, preferably 2 or 3 times a day. Daily inhalation
The dosage regimen is preferably about 0,1 per day. 01 mg / kg to about 1 mg / kg.
Also, the optimal amount and the individual dosage of the compound of formula (I) or a pharmaceutically acceptable salt thereof will be determined individually.
And the interval will depend on the nature and extent of the condition to be treated, the mode of administration, the route and site,
And the optimal conditions determined by the individual patient to be treated
It will be understood by those skilled in the art that Also the best of treatment
Cool, ie a compound of formula (I) administered daily for a certain number of days or
The number of times the pharmaceutically acceptable salt is administered can be determined by one of ordinary skill in the art using routine therapeutic decision tests.
Will be apparent to those skilled in the art.
The novel compounds of formula (I) also require cytokine inhibition or inhibition of production
May be used in connection with veterinary treatment of non-human mammals. Especially for animals
Cytokine-mediated diseases for therapeutic or prophylactic treatment in
Except for infections, disease conditions such as those described in the Treatment Methods section of this specification are included.
Include. Examples of such viruses include, but are not limited to, lentivirus infection
For example, equine infectious anemia virus, goat arthritis virus, visna virus or
Is a maedivirus or retroviral infection, for example, but not limited to
No, but not feline immunodeficiency virus (FIV), bovine immunodeficiency virus or dog
Includes deficiency virus or other retroviral infections.
The present invention will now be described in connection with the following biological examples, which simply
, And should not be construed as limiting the scope of the invention.
Biological examples
In vitro assay of the cytokine-inhibitory effect of the compounds of the invention
Was measured by
Interleukin-1 (IL-1)
Human peripheral blood monocytes were collected from volunteer donors' fresh blood preparations or blood banks.
Methods from Colotta et al., J Immunol, 132, 936 (1984) from any of the buffy coats.
And purified. These monocytes (1 × 106) Per well
Seed at a concentration of 2 million / ml in a 24-well plate. Allow the cells to attach for 2 hours,
Thereafter, non-adherent cells are removed by gentle washing. Then, lipopolysacca
One hour before the addition of the ride (50 ng / ml), the test compound is added to the cells and
Is incubated at 37 ° C. for a further 24 hours. At the end of this period, culture supernatant
And remove the cells and any cell debris debris. Then Simon et al.
J. Immunol. Methods, 84, 85, (1985) (Interleukin-2 producing cell line (E
Stimulates L-4) to secrete IL-2 in cooperation with the A23187 ionophore
Based on the ability of IL-1) or Lee et al. ImmunoTherapy, 6 (1),
1-12 (1990) (ELISA assay).
Assay immediately for L-1 biological activity.
Tumor necrosis factor (TNF):
Human peripheral blood monocytes were rescued from blood bank buffy coat or platelet pheresis
From any of the parts, Colotta, R. Et al., J Immunol, 132 (2), 936 (1984).
Therefore, it is isolated and purified. 1x10 monocytes6At the density of cells / ml medium / well
Sow into a 24-well multi-dish. Cells are allowed to attach for 1 hour, after which the supernatant is aspirated,
1% fetal calf with penicillin and streptomycin (10 units / ml)
Fresh medium containing serum (1 ml, RPMI-1640, Whitaker Biomedica
l Products, Whitaker, CA). Cells were tested in the 1 nM-10 mM dose range.
In the presence or absence of test compound (final solvent concentration in culture medium is 0.5%
The compound is dimethyl sulfoxide so that it becomes methyl sulfoxide / 0.5% ethanol.
Incubate for 45 minutes). Then
, Bacterial lipopolysaccharide (E. coli 055 from Sigma Chemicals Co .: B5 [LP
S]) (100 ng / ml in 10 ml phosphate buffered saline) and the culture is
5% COTwoIncubate for 16-18 hours at 37 ° C. in an incubator. I
At the end of the incubation period, the culture supernatant was removed from the cells and 3000 rpm
Centrifuge at m. to remove cell debris. Then radioimmunoassay or ELISA
WO92 / 10190 and Becker et al., J Immuno, using either of the assays.
Supernatants are assayed for TNF activity as described in 1,1991,147,4307.
IL-1 and TNF inhibitory activity are determined by the formula (
It does not appear to correlate with the properties of the compound of I). In addition, the powerful cyclooxygena
-Steroidal anti-inflammatory having lipase and / or lipoxygenase inhibitory activity
Inhibits prostaglandin production and / or leukotriene synthesis
Ability to produce TNF or IL-1 production at non-toxic doses
It does not mean to inhibit.
In vivo TNF assay:
Simultaneously with the above assay in an in vitro assay, the compound of formula (I)
The subject matter is also fully incorporated herein by reference.
(1) Griswold et al., Drugs Under Exp. and Clinical Res., XIX (6), 243-248 (
1993); or
(2) Boehm et al., Journal Of Medicinal Chemistry 39, 3929-3937 (1996).
Testing may be performed in an in vivo system as described.
Interleukin-8 (IL-8):
15% primary human umbilical cord endothelial cells (HUVEC) (Cell Systems, Kirland, Wa)
Supplemented with fetal calf serum and 1% CS-HBGF consisting of FGF and heparin
Maintained in the culture medium. Then, after diluting the cells 20-fold, the cells were gel-coated.
Seed in a 96-well plate (250 μl). Fresh culture medium before use
Replace with a fresh medium (200 μl). The buffer or test compound (2
5 μl, 1-10 μM concentration) was added to each well of the quadruplicate well and the plate was
5% COTwoIncubate for 6 hours at 37 ° C in a humidified incubator under an atmosphere
You. At the end of the incubation period, remove the supernatant and use R & D Systems (Minneapo
Squirrels, MN) using an IL-8 ELISA kit.
Assay. All data are mean (ng ng) of multiple samples based on a standard curve.
/ Ml). Suitable IC50Was obtained by non-linear regression analysis.
It is.
Cytokine-specific binding protein assay
Radioactive competitive binding assays provide a reproducible primary source for structure-activity studies.
Evolved to provide clean. The assay uses freshly isolated human monocytes.
Conventional bioassays as sources of cytokines and their quantification
There are many advantages over ELISA assays to perform. Extremely easy assays
In addition, the binding assay correlates greatly with the results of the bioassay.
Was widely confirmed. Specific and reproducible cytokine inhibitor binding assays
Lee, THP. Soluble cytosol fraction from one cell and radiolabeled
Evolved using compounds. The disclosure of which is fully incorporated herein by reference.
Patent Application No. USSN 08/123 filed with the USSN in September 1993
No. 175 Lee et al .; PCT 94/105 filed Sep. 16, 1994.
No. 29 and Lee et al., Nature 300, n (72), 739-746 (December 1994)
Interacts with and binds to tokine-specific binding protein (hereinafter referred to as CSBP)
The above method of screening for a drug to identify a compound is described.
. However, in the case of the present invention, the binding protein is isolated in solution,
Or in a fixed form, or in a phage display system.
Or as expressed on the surface of a recombinant host cell as a fusion protein
It may be genetically manipulated. Alternatively, sites containing whole cells or CSBP
Sol fractions may be used in screening protocols. Binding tamper
Regardless of the form of the protein, many compounds form a compound / binding protein complex.
Contact with the binding protein under conditions sufficient to form
Alternatively, a compound having an interference ability is detected.
CSBP kinase assay
The assay [a-32P] ATP to sequence: KRELVEPLTPSGEA
Epidermal growth factor receptor (EG) with PNQALLR (residues 661-681)
FR)-to the threonine residue in the derived peptide (T669)32CSBP of P
-Measure the catalyst transfer. (Gallagher et al., "Regulation of Stress Ind
uced Cytokine Production by Pyridinyl Imidazoles: Inhibition of CSPB
Kinase ", BioOrganic & Medicinal Chemistry, 1996).
The kinase reaction solution (total volume 30 μl) was: 25 mM HEPES buffer, p
H7.5; 10 mM MgClTwo170 μM ATP(1); 10 μM orthovanadi
0.4 mM T669 peptide; and 20-80 ng of yeast expressed.
Containing purified CSBP2 (Lee et al., Nature 300, n (72), 739-746 (1994).
December)). Prior to initiating the reaction with 32P / MgATP, the compound ([6
X] Stock solution(2)5 μl) with enzyme and peptide for 20 minutes on ice.
Re-incubate. Incubate the reaction at 30 ° C. for 10 minutes and add 10 μl
Termination by adding 0.3 M phosphoric acid. 32P-labeled peptide
On a spocellulose (Wattman, p81) filter, dispense 30 μl of the reaction mixture.
Separation by cutting. Filter the filter three times with 75 mM phosphoric acid, then HTwo
Wash twice with O and count for 32P.
(1) The Km of CSBP for ATP was determined to be 170 μM.
Therefore, compounds were screened for the Km value of ATP.
(2) Compounds are usually dissolved in DMSO and 25 mM HEPES buffer
To a final concentration of 0.17% of DMSO.
Representative compounds of formula (I), Examples 1-6, 8, 14-16 and 18-31
All show a positive inhibitory activity of <50 μM IC50 in the kinase assay.
Indicated. The remaining compounds, Examples 7, 9-13 and 17, were all used in the assay.
IC50 of> 50 μM.
Prostaglandin endoperoxide synthase-2 (PGHS-2) assay
I:
The following assay was performed on human PGHS-2 in LPS-stimulated human monocytes.
A method for determining the inhibitory effect of a compound of formula (I) on protein expression is described.
The assays described below have been demonstrated using compounds other than the compounds of formula (I) herein.
It is made.
Method: Centrifugation of human peripheral blood monocytes by Ficoll and Percoll gradient
Isolated from buffy coat by separation. Cells were placed in 24-well plates at 2X1
06/ Well, and 1% human AB serum, 20 mM L-glutamine, penic
In RPMI supplemented with phosphorus-streptomycin and 10 mM HEPES
Let adhere for 1 hour. Compounds are added at various concentrations and incubated at 37 ° C for 10 minutes.
I did it. LPS was added at 50 ng / well (to induce enzyme expression) at 37 ° C.
For overnight. The supernatant was removed and the cells were washed once in cold PBS
. Cells are diluted with 100 ml of cold lysis buffer (50 mM Tris / HCl pH7.
5, 150 mM NaCl, 1% NP40, 0.5% sodium deoxycholate
0.1% SDS, 300 μg / ml DNAse, 0.1% TRITON
X-100, 1 mM PMSF, 1 mM leupeptin, 1 mM pepstatin)
Lysed. Centrifuge the lysate (4 ° C, 10,000Xg for 10 minutes)
, Cell debris was removed, and soluble fraction was analyzed by SDS PAGE (12% gel)
Attached. The proteins separated on the gel were electrophoresed at 60 volts for 2 hours.
Was transferred onto a nitrocellulose membrane. 5% skim milk powder in PBS / 0.1%
Pretreated in Tween 20 for 1 hour. 3 in PBS / Tween buffer
After washing twice, the membrane was washed against PGHS-2 in PBS / Tween containing 1% BSA.
1: 2000 dilution of monospecific antiserum or antiserum to PGHs-1
Incubated with 1: 1000 dilution for 1 hour with continuous shaking. film
Was washed three times in PBS / Tween, then PBS / Tw containing 1% BSA
Horseradish peroxidase conjugated to donkey antiserum to rabbit Ig in eeen
Incubate for 1 hour with a 1: 3000 dilution of Amersham with continuous shaking.
Was added. The membrane is then washed three times in PBS / Tween and ECL immunoassay
Prostaglandin endoperoxide synthase-2 using Amersham
Was detected.
result: Compound: 6- (4-fluoro-phenyl) -2,3-dihydro-5- (
4-pyridinyl) imidazo [2,1-b] thiazole; and dexamethasone
To be active in the assay (ie,
Of the same rank as the ability to inhibit cytokine production, as described in
Now, PGHS-2 protein expression induced by LPS was inhibited).
I did it.
Some compounds: 2- (4-methylsulfinylphenyl) -3- (4-pyridi
L) -6,7-dihydro- (5H) -pyrrolo [1,2-a] imidazole;
Plums; test phenidone and NDGA and make sure they are inactive (up to 10 μM)
And revealed. Any of these compounds tested were tested in similar experiments
PGHS-1 or cPLATwoNot found to inhibit protein levels
Was.
TNF-α in traumatic brain injury assay
The assay is based on experimentally induced lateral fluid-impact trauma in rats
Tumor necrosis factor mRNA expression in specific brain regions following brain injury (TBI)
Provides a test of expression. Adult Sprague-Dawley rats (n = 42)
Was anesthetized with sodium pentobarbital (60 mg / kg, intraperitoneal),
Moderate (2.4 atm) lateral fluid-impact brain injury (n =
18) Or “sham” treatment (without trauma, anesthesia treatment, surgery
, N = 18). Animals decapitated 1, 6 and 24 hours after injury
Killed, brain removed, left (damaged) parietal cortex (LC), contralateral right cortex
Corresponding area (RC), cortex adjacent to damaged parietal cortex (LA), right cortex
The corresponding adjacent regions (RA), left hippocampus (LH) and right hippocampus (RH)
Prepare sample. Isolate total RNA and Northern blot hybridization
And quantitatively determined relative to TNF-α positive control RNA (macrophage = 100%)
I do. Significant increase in TNF-α mRNA expression was traumatized 1 hour after injury
LH in the cerebral hemisphere (104 ± 17% of positive control, p <0.
05), LC (105 ± 21%, p <0.05) and LA (69 ± 8%, p <0.05)
0.01). Increased TNF-α mRNA expression was also observed at 6
LH (46 ± 8%, p <0.05), LC (30 ± 3%, p <0.01) and
And LA (32 ± 3%, p <0.01), which was observed 24 h after injury
Disappears by. In the contralateral cerebral hemisphere, expression of TNF-α mRNA is
(46 ± 2%, p <0.01), RC (4 ± 3%) and RA
(22 ± 8%), increased one hour after injury, RH (28 ± 11%), RC (
7 ± 5%) and RA (26 ± 6%, p <0.05) at 6 hours post injury
But does not increase in 24 hours. Masquerade (operate without damage)
) Or in untreated animals, 6 brain regions in either cerebral hemisphere
In any case, consistent changes in the expression of TNF-α mRNA are always
can not see. These results indicate that TNF-α mRNA after sagittal fluid-impact brain injury.
Transient expression of is altered in specific brain regions, including regions of the uninjured cerebral hemisphere
Indicates that TNF-α induces nerve growth factor (NGF) and activates
TNF-α can stimulate the release of other cytokines from dendritic cells
This post-traumatic alteration in the gene expression of
Plays an important role in both responses.
CNS injury model of IL-β mRNA
The assay is based on experimental lateral fluid-impact traumatic brain injury (TBI) in rats.
Later, the localization of interleukin-1β (IL-1β) mRNA in specific brain regions
Characterize ectopic expression. Adult Sprague-Dawley rats (n = 42)
Was anesthetized with sodium pentobarbital (60 mg / kg, intraperitoneal),
Moderate (2.4 atm) lateral fluid-impact brain injury (n = 1) in the center on the apical cortex
8) Or “fake” treatment (without trauma, anesthesia treatment,
Attached). Animals are sacrificed at 1, 6 and 24 hours after injury, brain is removed and left
(Injured) parietal cortex (LC), corresponding region in contralateral right cortex (RC)
Cortex adjacent to damaged parietal cortex (LA), corresponding adjacent area in right cortex
(RA), left hippocampus (LH) and right hippocampus (RH) tissue samples were prepared. All RN
A was isolated, Northern blot hybridization was performed, and brain tissue IL-1
IL-1β positive macrophages RN loaded on the same gel with the amount of β mRNA
Given as percent relative activity of A. One hour after brain injury, IL-1β mR
A markedly significant increase in the expression of NA is indicated by LC (directly
20.0 ± 0.7% of control, n = 6, p <0.05 compared to sham animals)
LH (24.5 ± 0.9%, p <0.05) and LA (21.5 ± 3.1%,
p <0.05, which was determined by LC (4.0 ± 0.4%, n = 6, p <0).
. 05) and LH (5.0 ± 1.3%, p <0.05) at 6 hours post injury
It is still rising. In sham or untreated animals,
No expression of IL-1β mRNA is observed in the deviation. These results show that T
After BI, transient expression of IL-1 β mRNA is localized in certain brain regions.
Indicates that it is stimulated. These localities in cytokines like IL-1β
The alterations play a role in the pathological or regenerative sequelae following brain injury trauma.
Synthesis example
The present invention will now be described with reference to the following examples, which are merely illustrative.
And should not be construed as limiting the scope of the invention. All temperatures are
Given in Celsius, all solvents are of the most available purity and all reactions are unspecified.
It is performed under anhydrous conditions in an argon atmosphere.
In the examples, all temperatures are in degrees Celsius (° C). Mass spectra are described separately.
Unless otherwise, run on a VG Zab mass spectrometer using fast atom bombardment.
Was.1The H-NMR (hereinafter referred to as “NMR”) spectrum is obtained from Bruker
Record at 250 MHz using an AM250 or Am400 spectrometer.
Was. The indicated multiplicities are: s = singlet, d = doublet, t = triplet, q = quadruple, m
= Multiplet, br indicates broad signal. Sat. Indicates a saturated solution,
eq indicates the molar equivalent ratio of the reagent relative to the main reactant. Flash chromatograph
I use Merck Silica gel 60 (230-400 mesh)
Do.
Example 1 1- (1H-indol-3-ylcarbonyl) -4- (benzyl) piperidine
Indole-3-carboxylic acid (402 mg, 2.5 mmol), 4-benzyl
Piperidine (875 mg, 5.0 mmol), triethylamine (696 μL,
5.0 mmol) and CHTwoClTwo(10 mL), cool to 4 ° C.
HTwoClTwo(4 mL) in SOClTwo(360 μL, 5.0 mmol)
Was. The resulting mixture was stirred at 23 ° C. for 40 minutes, CHTwoClTwo(75 mL)
And 5% NaTwoCOThreeAqueous solution (20 mL), HTwoO (20 mL) and saturated NaC
1 aqueous solution (20 mL), dried (NaTwoSOFour), Filter, and filter the filtrate to CHTwo
ClTwo0-2% CH inThreeUsing OH, flash silica powder in a semi-solid glass funnel
Filtration through a pad provided 683 mg (86%) as a white solid. ES + M
Sm / z = 319 (MH +)
Example 2 1- (1H-5-methylindol-3-ylcarbonyl) -4- (benzyl) Piperidine
5-Methylindole-3-carboxylic acid was prepared by the general method of Katner.
(Katner, A.S. Organic Preparations and Procedures 1970, 2, 297-303).
By the method of Example 1 except that 5-methylindole-3-carboxylic acid is used
The title compound was prepared. ES + MSm / z = 333 (MH+)
Example 3 1- (1H-5-fluoroindol-3-ylcarbonyl) -4- (benzyl ) Piperidine
According to the method of Example 1 except for using 5-fluoroindole-3-carboxylic acid.
Thus, the title compound was obtained as a white solid.
ES + MSm / z = 337 (MH+)
Example 4 1- (1H-5-chloroindol-3-ylcarbonyl) -4- (benzyl) Piperidine
The procedure of Example 1 was repeated except that 5-chloroindole-3-carboxylic acid was used.
The title compound was obtained as a white solid. ES + MSm / z = 353 (MH+)
Example 5 1- (1H-5-nitroindol-3-ylcarbonyl) -4- (benzyl) Piperidine
The procedure of Example 1 was followed except that 5-nitroindole-3-carboxylic acid was used.
The title compound was obtained as a white solid. ES + MSm / z = 365 (MH+)
Example 6 1- (1H-indol-3-ylcarbonyl) -piperidine
The title compound was converted to a white solid by the method of Example 1 except that piperidine was used.
I got it. ES + MSm / z = 321 (MH+)
Example 7 1- (1H-indol-3-ylcarbonyl) -4-carboethoxypiperidi In
The title compound was prepared by the method of Example 1 except that ethyl isonicotinate was used.
Obtained as a white solid. ES + MSm / z = 321 (MH +)
Example 8 1- (1H-indol-3-ylcarbonyl) -4- (4-phenylmethylene ) Piperidine
a)1-t-butoxycarbonyl-4-phenylmethylenepiperidine
Benzyltriphenylphosphonium bromide (PPhThreeAnd excess benzyl bromide
Was prepared by stirring for 24 hours and filtering the product) (2.0 g, 4.
6 mmol) with the dimsyl anion (about 4.6) in DMSO (5 mL).
Mmol sodium salt solution and stirred for 10 minutes, then DMSO (5m
1-BOC-4-piperidone (1.01 g, 5.09 mmol) in L) was added.
Was. Stir at 23 ° C. for 6 hours, pour into EtOAc (150 mL), add HTwoO (
4 × 50 mL) and saturated aqueous NaCl (50 mL), dried (NaTwoS
OFour), Concentrate and pad with silica using hexane / EtOAc (1: 1)
And 0.69 g (55%).1H NMR (400M
Hz, CDClThree) 7.30 (m, 2), 7.20 (M, 3), 6.36
(S, 1), 3.50 (m, 2), 3.40 (m, 2), 2.45 (m, 2),
2.33 (m, 2), 1.47 (s, 9)
b)1- (1H-indol-3-ylcarbonyl) -4- (4-phenylmethyl Ren) piperidine
The title compound was isolated by the method of Example 1 except that the product of Example 8a was used.
Obtained as a colored solid. ES + MSm / z = 317 (MH +)
Example 9 1- (1H-indol-3-ylcarbonyl) -4-ketopiperidine
4-piperidone, which is CHTwoClTwoSuspended in a 50% aqueous NaOH solution>
Obtained as free base from commercial hydrochloride hydrate by addition to pH 12
And CHTwoClTwo(2.58 g, 26.02 mmol)
, Indole-3-carboxylic acid (4.19 g, 26.02 mmol), diisopropane
Propyl ethylamine (995 mL, 57.2 mmol) and CHTwoClTwo(20
0 mL) and bis (2-oxo-3-oxazolidinyl) phosphine chloride
The acid (BOP-Cl) (7.27 g, 57.2 mmol) was combined with 23 under Ar.
Stirred at C for 2 hours. The resulting clear solution is CHTwoClTwo(300 mL)
, 5% NaTwoCOThreeAqueous solution, HTwoO, washed with saturated aqueous NaCl,TwoSOFourso
Dry and filter through a pad of silica to give a white solid. The product is still
, Which have impurities of large polarity that absorb non-UV,Two16 hours in O
It can be removed by filtration and filtration, dried under vacuum and 4.83
g (68%). MS ES + m / z = 243 (MH+)
Example 10 1- (1H-indol-3-ylcarbonyl) -4-ketopiperidine oxime
The product of the above example (100 mg, 0.36 mmol) was converted to hydroxylamine
HCl (100 mg), EtOH (anhydrous) (3 mL) and pyridine (0.3 m
L), refluxed EtOH for 10 minutes, cooled and concentrated. Residue is HTwoIn O
Ritrate, filter and remove solids from HTwoO, vacuum dried and 65 mg (7
0%). MS ES + m / z = 258 (MH+)
Example 11 1- (1H-indol-3-ylcarbonyl) -4- (1,3-dioxolane -2-yl) piperidine
The product of Example 9 (91 mg, 0.33 mmol), toluene (10 mL),
Ethylene glycol (0.5 mL) and toluenesulfonic acid (20 mg)Two
Heated to reflux for 1 hour using O azeotrope removal. The reaction was quenched with toluene (75 mL
) And 10% NaTwoCOThreeAqueous solution, HTwoWash with O and saturated aqueous NaCl
did. CH toluene phaseTwoClTwo0-4% CH inThreeSilica pad with OH
Filtered. Concentrate to give an oil, EtTwoDissolve in O and precipitate within 5 minutes
This gave 35 mg (37%) of a pink powder.
MS ES + m / z = 287 (MH+)
Example 12 1- (1H-indol-3-ylcarbonyl) -4-aminopiperidine hydrochloride
The product of Example 10 (52 mg, 20 mmol), EtOH (30 mL) and
And washed Raney Hi (Aldrich) at 50 psi HTwoFor 4 hours. Filter
The filtrate was concentrated to about 10 ml. EtTwo1N HCl in O was added, then E
tTwoO was added. The obtained solid was filtered and dried under vacuum to obtain 14 mg.
MS ES + m / z = 244 (MH+)
Example 13 1- (1H-indol-3-ylcarbonyl) -4-hydroxypiperidine
Example 10 product (101 mg, 0.41 mmol), MeOH (3 mL)
And about 1 M NaBHFourSolution (NaBH4 (100 mg, 2.5 mmol)
), 25% methanolic NaOMe (0.2 mL) and 2.5 m total volume
Combine enough MeOH (1 mL, 1 mmol) to dilute the solution to 2 L
Stirred for hours. The MeOH was removed in vacuo and the residue was washed with HTwoTriturate with O and filter
And dried in vacuo to give 88 mg (88%) of a white powder.
MS ES + m / z = 245 (MH+)
Example 14 1- (1H-indol-3-ylcarbonyl) -4-anilinylpiperidine
The product of Example 10 (121 mg, 0.50 mmol), CHTwoClTwo(4mL
), Aniline (93 μL, about 1.0 mmol), HOAc (180 μL, about 3 ml)
Lmol) and several 4A molecular sieves were combined and NaBH (OAc
)Three(318 mg, 1.5 mmol) was added and the mixture was stirred for 45 min.
Poured into aqueous HCO3 (20 mL) and extracted with EtOAc (3x). Match
The dried extract is dried (NaTwoSOFour), Filter, concentrate and flash chromatograph
Fee (CHTwoClTwoMedium O-2% MeOH) to give 114 mg (71%).
Was.
Example 15 1- (1H-indol-3-ylcarbonyl) -4- (4,5-benzo-1, 3-dioxolan-2-yl) piperidine
By the general method of Example 11 using catechol as the diol,
A compound was prepared. Flash chromatography (CHTwoClTwoMedium O-2% MeO
H). MS ES + m / z = 245 (MH+)
Example 16 1- (1H-indol-3-ylcarbonyl) -4-phenoxypiperidine
The product of Example 13 (80 mg, 0.33 mmol), phenol (31 mg
, 0.33 mmol), diethyl azodicarboxylate (58 mg, 0.33
Mmol) and dry THF (5 mL) in a dry flask under Ar
Stir for 8 hours, EtTwoDiluted with O and filtered through glass fiber filter paper. True filtrate
Concentrate in the air and flash chromatography (CHTwoClTwoMedium 0-2% MeOH)
To give 25 mg (24%). MS ES + m / z = 321 (MH+)Example 17 1- (1H-indol-3-ylcarbonyl) -3-benzylpiperidine
a)1-benzyl-3-phenylmethylenepiperidine
1-benzyl 3-piperidone (1.01 g, 5.09 mmol) was prepared according to Example 8 (
Reaction according to method a) afforded the title compound (41%) as a brown oil.
MS ES+m / z = 264
b)3-benzylpiperidine
The product of the above example (649 mg, 2.47 mmol), Pd (OH)Two(2
50 mg) and MeOH (60 mL)TwoStir under (1 atm) for 2 hours,
Filter through celite and filter the filtrate with 1 M ethereal HCl (4 mL)
Acidify and concentrate to an oil which is thenTwoShake with O and separate. Oily
Get more EtTwoLayer with O and add 10% aqueous NaOH
Therefore, it was made basic. EtTwoO is separated off, washed with saturated aqueous NaCl solution and dried (
NaTwoSOFour) And concentrated to give a yellow oil (382 mg, 88%).
MS ES+m / z = 176
c)1- (1H-indol-3-ylcarbonyl) -3-benzylpiperidine
The title compound was isolated by the method of Example 1 except that the product of the above example was used.
Obtained as a colored solid. ES + MS m / z = 319 (MH+)
Example 18 1- (1H-indol-3-ylcarbonyl) -4-benzyl-4-hydroxy Sipiperidine
Dry BnMgBr (Aldrich, 2M in THF) (2 mL, 4.0 mmol)
Diluted with THF (2 mL), cooled to 5 ° C., and suspended in THF (5 mL).
The product of Example 9 (242 mmol, 1.0 mmol) was added dropwise. The resulting mixture
The material was stirred at 23 ° C. for 5 minutes, then EtOAc (75 mL) and 1.5 M HCl (2
5 mL), the phases were separated and the aqueous phase was extracted once more with EtOAc. Matching
The organic phase was washed with saturated aqueous NaCl and dried (NaTwoSOFour), Concentrate and filter
Pass, EtTwoTriturate with O to give 170 mg (51%) of a white solid
I got ES + MS m / z = 335 (MH+)
Example 19 1- (1H-indol-3-ylcarbonyl) -4- (4-fluorobenzoyi Le) piperidine
4- (4-Fluorobenzoyl) piperidine was reacted by the method of Example 9.
This gave the title compound (94%). ES + MSm / z = 351 (MH+)
Example 20 1- (1H-indol-3-ylcarbonyl) -4- (4-fluorobenzoyi Le-oxime) piperidine
The product of the above example was converted to the title compound by the method of Example 10.
ES + MS m / z = 366 (MH+)
Example 21 1- (1H-indol-3-ylcarbonyl) -4- (4-fluorobenzoyi Le-oxime) piperidine
The product of the above example was converted to the title compound by the method of Example 13.
ES + MS / z = 353 (MH+)
Example 22 1- (1H-indol-3-ylcarbonyl) -4- (1-hydroxyethyl ) Piperidine
The title of 4- (1-hydroxyethyl) piperidine was obtained by the method of Example 9.
Converted to compound. ES + MS m / z = 273 (MH+)
Example 23 1- (1H-indol-3-ylcarbonyl) -4-acetylpiperidine
4-Acetylpiperidine was converted to the title compound by the method of Example 9.
ES + MS m / z = 271 (MH+)
Example 24 1- (1H-indol-3-ylcarbonyl) -4-acetyl-4-phenyl Piperidine
According to the method of Example 9, 4-acetyl-4-phenylpiperidine was used as the title compound.
Was converted to something. ES + MS m / z = 347 (MH+)
Example 25 1- (1H-4-methoxyindol-3-ylcarbonyl) -4- (benzyl ) Piperidine
Preparation of 4-methoxyindole-3-carboxylic acid by Katner's general method
(Katner, A.S. Organic Preparations and Procedures 1970, 2, 297-303
). The procedure of Example 9 was followed except that 4-methoxyindole-3-carboxylic acid was used.
Thus, the title compound was prepared. ES + MS m / z = 333 (MH+)
Example 26 1- (1H-7-methylindol-3-ylcarbonyl) -4- (benzyl) Piperidine
7-Methylindole-3-carboxylic acid was prepared by the general method of Katner.
(Katner, A.S. Organic Preparations and Procedures 1970, 2, 297-303)
. The procedure of Example 9 was followed except that 7-methylindole-3-carboxylic acid was used.
Thus, the title compound was prepared. ES + MS m / z = 333 (MH+)
Example 27 1- (1H-5-methoxyindol-3-ylcarbonyl) -4- (benzyl ) Piperidine
Preparation of 5-methoxyindole-3-carboxylic acid by Katner's general method
(Katner, A.S. Organic Preparations and Procedures 1970, 2, 297-
303). Example 9 except for using 5-methoxyindole-3-carboxylic acid
The title compound was prepared by the method. ES + MS m / z = 333 (MH+)
Example 28 1- (1H-7-methoxyindol-3-ylcarbonyl) -4- (benzyl ) Piperidine
7-Methoxyindole-3-carboxylic acid prepared by Katner's general method
(Katner, A.S. Organic Preparations and Procedures 1970, 2, 297-303
). The procedure of Example 9 was followed except that 7-methoxyindole-3-carboxylic acid was used.
Thus, the title compound was prepared. ES + MS m / z = 333 (MH+)
Example 29 1- (1H-indol-3-ylcarbonyl) -4- (4-fluorobenzyl ) Piperidine
a)4- (4-fluorobenzyl) piperidine
4- (4-fluorobenzoyl) piperidine (0.22 g, 1.06 mmol)
) And TFA (12.5 mL) were added to a solution of triethylsilane (1.4 mL, 8 mL).
. 5 mmol) and the resulting solution was stirred for 3 days, concentrated and the residual oil was removed.
EtTwoDissolved in O (20 mL) and extracted with 3N HCl (3x). HCl phase to E
tTwoWashed once with O and made basic (pH> 10) with 30% aqueous NaOH. E
tTwoO, dried (NaTwoSOFour) And concentrate to give the title compound as a yellow oil
(43 mg, 21%). ES + MS m / z = 194 (MH+)
b)1- (1H-indol-3-ylcarbonyl) -4- (4-fluoroben Jill) piperidine
The title compound was prepared by the method of Example 9 except using the product of the above example.
Made. ES + MS m / z = 337 (MH+)
Example 30 1- (1H-6-methylindol-3-ylcarbonyl) -4- (benzyl) Piperidine
6-Methylindole-3-carboxylic acid was prepared by the general method of Katner.
(Katner, A.S. Organic Preparations and Procedures 1970, 2, 297-303)
. The procedure of Example 9 was followed except that 6-methylindole-3-carboxylic acid was used.
Thus, the title compound was prepared. ES + MS m / z = 333 (MH+)
Example 31 1- (1H-7-benzyloxyindol-3-ylcarbonyl) -4- (be Ndil) piperidine
7-Benzylindole-3-carboxylic acid prepared by Katner's general method
(Katner, A.S. Organic Preparations and Procedures 1970, 2, 297-303
). The procedure of Example 9 was followed except that 7-benzylindole-3-carboxylic acid was used.
Thus, the title compound was prepared. ES + MS m / z = 325 (MH+)
Although not limiting, the patents and patent applications are hereby incorporated by reference.
All publications are made individually and individually as if by source.
As if set forth to be incorporated herein as if set forth in full.
And is hereby incorporated by reference.
The above description fully discloses the invention including preferred embodiments thereof. Book
Modifications and improvements of the embodiments specifically disclosed in the specification are set forth in the following claims.
Is within. Without further elaboration, it is believed that one skilled in the art can, using the preceding description, utilize the present invention.
I am convinced that the full range of is available. Accordingly, the examples herein
Is to be construed as illustrative only and in any way limits the scope of the invention.
Not something. Specific examples of the invention in which limited features or benefits are claimed include:
Is defined as follows:
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(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
A61P 7/02 A61P 7/02
9/00 9/00
11/00 11/00
11/06 11/06
13/12 13/12
17/00 17/00
17/06 17/06
19/02 19/02
19/06 19/06
19/08 19/08
19/10 19/10
25/00 25/00
25/28 25/28
27/02 27/02
29/00 29/00
101 101
31/04 31/04
33/06 33/06
37/06 37/06
43/00 43/00
111 111
C07D 401/06 C07D 401/06
405/14 405/14 ──────────────────────────────────────────────────続 き Continued on the front page (51) Int.Cl. 7 Identification symbol FI Theme coat ゛ (Reference) / 12 13/12 17/00 17/00 17/06 17/06 19/02 19/02 19/06 19/06 19/08 19/08 19/10 19/10 25/00 25/00 25/28 25/28 27/02 27/02 29/00 29/00 101 101 31/04 31/04 33/06 33/06 37/06 37/06 43/00 43/00 111 111 C07D 401/06 C07D 401 / 06 405/14 405/14