出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
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漢字

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字源

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甲骨文字 金文

簡帛文字

小篆

流伝の古文字
西周

戦国時代 説文
(漢)
《六書通》
(明)

古典的字源

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  • 説文解字』によれば、「日,實也,太陽之精不虧 ― 日とはじつである。太陽の精髄は、満ち欠けがないということである」。
    • 類音の「実」による注釈。月と異なり、常に欠けることがないことが、太陽の本質であると説く。「実」の中古音は zyit(Baxter 表記)であるが、語源的関連はない。

意義

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  1. 太陽
  2. 地球自転基準とした時間単位暦日
  3. 太陽が観測できる時間帯
  4. 日本の略。
  5. (日本)日曜日
  6. 」の同字
推定される同根語
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  • "STEDT("Sino-Tibetan Etymological Dictionary and Thesaurus")"
  • 日本語

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    発音

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    名詞

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    1. (ひ、ニチ、ニッ)太陽
    2. (ひ、ニッ)日光。日差し。
      • に焼ける、が差す、
    3. (ひ、ニチ、ニッ、ジツ)地球が1周の自転をするのにかかる時間の単位。おもに平均太陽日。暦日。
    4. (ひ、ニチ、ニッ)太陽が観測できる時間帯
    5. (ひ、ニチ、ニッ、ジツ)特定一日
    6. (ひ、ニチ、ニッ)日数。日々。
      • あれからが経ったがまだ連絡がない。
      • が浅い

    翻訳

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    天体

    太陽を参照。

    暦日

    暦日を参照。

    曜日

    日曜日を参照。

    接尾辞

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    1. (-か)助数詞。和語の数詞の後に付ける。
      1. 月の最初から何番目の日かを示すのに用いる。
        • 五月五(ごがついつか)はこどもの日
        • 今月の二十(はつか)は木曜日
      2. 日数を示すのに用いる。
        • 返済にはあと三(みっか)待ってください
        • これは五間かかる作業だ
      3. 昼。
        • 三晩(みっかみばん)かけてつくる
    2. (-にち)助数詞。漢語の数詞の後に付ける。
      1. 月の最初から何番目の日であるかを示すのに用いる。
        • 十一月二十三は勤労感謝の日
        • 先月の十四に生まれた子供
      2. 漢語の数詞の後に付けて、日数を示すのに用いる。
        • 十二間で登頂した。

    造語成分

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    1. (ニチ)日曜日の略。
    2. (ニチ、ニッ)日本の略。
      • 米関係、日銀(=日本銀行)

    熟語

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    中国語

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  • " Baxter, William H.; Sagart, Laurent. Old Chinese: A New Reconstruction (English Edition) Oxford University Press." p.240
  • 名詞

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    1. 太陽
    2. (時間の単位)
    3. 日本」の略記。

    漢文用例

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    • 居月諸、胡迭而微(『詩経/国風』)

    ― 太陽よ、月よ、なにゆえ却って光を失っているのか?

    朝鮮語

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    *

    熟語

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    ベトナム語

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    *

    固有名詞

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    Nhật

    1. 日本

    コード等

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    点字

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    字典番号

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    • 康熙字典: 0489.010
    • 諸橋大漢和(日本): 13733
    • 大字源(韓国): 0848.140
    • 漢語大字典(中国): 21482.010