古典日本語「おもほゆ」→「おぼほゆ」→「おぼゆ」→「おぼえる」と転じた。
- (東京式) おぼえる [òbóéꜜrù] (中高型 – [3])
- IPA(?): [o̞bo̞e̞ɾɯ̟ᵝ]
- (京阪式) おぼえる
おぼえる【覚える・憶える】
- (他動詞) 忘れないで、記憶にとどめておく。記憶する。意識して忘れない。
- あの時のことは今でも覚えている。
- 母さんがしまった僕の本の場所、覚えていない?
- よく覚えておくようにします。
- 覚えとけよ。(「いつか痛い目に遭わせるぞ」といった意味)
- (他動詞) 学んだり教えられたりして、身に付ける。習得する。
- (他動詞) ある感情や感覚を意識する。
活用と結合例
各活用形の基礎的な結合例
意味 |
語形 |
結合
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否定 |
おぼえない |
未然形 + ない
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意志・勧誘 |
おぼえよう |
未然形 + よう
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丁寧 |
おぼえます |
連用形 + ます
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過去・完了・状態 |
おぼえた |
連用形 + た
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言い切り |
おぼえる |
終止形のみ
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名詞化 |
おぼえること |
連体形 + こと
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仮定条件 |
おぼえれば |
仮定形 + ば
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命令 |
おぼえろ おぼえよ |
命令形のみ
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語義1
語義2
語義3