kani

出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
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アイヌ語

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発音

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カ↘ニ
日本語話者は日本語のアクセントの影響を受けないように注意

名詞

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kani

  1. (金属) (多くの方言で)金属

関連語

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  • (多くの方言で)
  • (沙流及び千歳方言で)

語源

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日本語  からの借用語

古く北前船などによって、日本語関西方言が物とともにアイヌ語に持ち込まれたもの。そのため、第二音節にアクセントが来ず、元の関西アクセントを保存している。

代名詞

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kani (沙流、千歳方言の日常語で。韻文の場合では、及び多くの方言ではkuani

  1. わたし

関連語

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  • ku= ク・ 主格人称接辞 一人称単数
  • en= エン・ 目的格人称接辞 一人称単数
アイヌ語各方言の人称代名詞
沙流方言[1] 十勝方言 ライチシカ方言
一人称 単数 káni (カニ) kuani (クアニ) kuani (クアニ)
複数[注 1] cóka (チョカ) ciokay (チオカィ) / ciutari (チウタリ) anoka (アノカ) / anokayahcin (アノカヤㇵチㇴ)
二人称 単数[注 2] eáni (エアニ) eani (エアニ) eani (エアニ)
複数[注 2] ecioká (エチオカ)[注 3] eciokay (エチオカィ) / eciutari (エチウタリ) ecioka (エチオカ) / eciokayahcin (エチオカヤㇵチㇴ)
三人称 単数 sinúma (シヌマ) anihi (アニヒ) (なし)
複数 oká (オカ) okay (オカィ) (なし)
不定称 [注 4] 単数 asinúma (アシヌマ) anokay (アノカィ) / anutari (アヌタリ) (なし)
複数 aoká (アオカ) (なし)

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  1. 除外的一人称複数(話し手の「私」と第三者の「彼ら」を含み、聞き手の「あなた」を含まない)
  2. 2.0 2.1 敬称ではない
  3. 沙流方言の二人称複数の敬称については、utar (ウタㇻ)utaroka (ウタロカ)の形もあると言う。
  4. 不定称は、不定の指示対象のみでなく、包括的一人称複数(話し手の「私」と聞き手の「あなた」、あるいは話し手の「私」と聞き手の「あなた」と第三者の「彼ら」)、二人称単数・二人称複数の敬称及び話者指示的な(logophoric [2]、すなわち引用文において意識主体を表す)人称も表す。)

参考文献

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  1. 田村 すヾ子 (1971). “アイヌ語沙流方言の人称代名詞”. 言語研究 1971 (59): 1–14. doi:10.11435/gengo1939.1971.59_1. 
  2. Anna Bugaeva (2008). “Reported Discourse and Logophoricity in Southern Hokkaido Dialects of Ainu”. Gengo Kenkyū (133): 31-75. 




フィンランド語

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名詞

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kani

  1. (哺乳類) うさぎ