『RIDE ON TIME 』(ライド・オン・タイム)は、1980年9月19日 (1980-09-19 ) に発売された山下達郎 通算5作目のスタジオ・アルバム 。
アルバム『MOONGLOW 』[ 注釈 1] のレコーディング中の1979年 (1979 ) 夏、山下はオルガン・プレイヤー、ドン・ルイスの来日公演に参加した吉田美奈子 から、同じく参加メンバーだった当時まだ22歳のドラマー 青山純 を紹介された[ 1] 。青山は、佐藤博 のグループ“ハイタイムス”[ 2] で共にメンバーだったベーシスト 伊藤広規 と、山下のバンドメンバー・オーディションを兼ねたセッションに参加することになった。青山によれば“とにかくじゃあまずこの曲をやってみよう”と山下から渡された譜面には「ついておいで」とタイトルが書かれていたという。青山は“この曲ならちょっとは知っているし、好きなドラム・パターンだし”と思いその曲に始まりその後、数曲のセッションを終えてもう終わりかと思う頃、山下はその後も次々と譜面を出してきたが、それでも伊藤と共に演奏できない曲はほとんど無かったので助かったという。そんな中、曲名は忘れたというが6/8拍子のおよそロックしかやっていないドラマーだと叩けないようなバラード曲の譜面を出してきた。後に青山は“きっと若造だった我々にはおそらく無かったであろう渋さを試してみようと、達郎氏も期待はそんなにしていなかっただろうと思っていた”というが、当時からその手の音楽が好きだったがゆえ、演奏経験の乏しさは否めないが二人とも何の抵抗も無く、青山は“気持ちいいなぁ”と思いながら演奏を終えた。その直後、山下からかなり怖い顔つきで“ねぇ君、青山君だっけ? あのさぁ、歳いくつなんだっけ?”との問いに“22歳ですけど、何か? まずいッスかねぇ?”と返すと、“何で今やったような曲のドラムも叩けんのよ、おかしいよ、その歳で!”と言われたという[ 3] 。
雑多なパターンの曲を演奏したいという作家志向の強い山下は、それまでは多くのミュージシャンと演奏して来て、曲調に合わせてメンバーを使い分けてきた。スタジオではそれで十分でもライブ・ステージとなるとメンバーの選定によっては演奏できない曲調がどうしても出てしまったが、その点でどんなスタイルも自身の満足するグレードで演奏できるはじめてのコンビが青山純・伊藤広規だった。彼らとの出会いによって、ライブでの演奏レパートリーが飛躍的に増え、シュガー・ベイブ 以来、自身の思い描いていたライブの理想パターンが初めて現実化する見込みが出てきた。結局その日のオーディションのようなセッションが一回行われた後、次回からはステージで演奏するためのリハーサルに突入した。彼等は1979年の暮れからライブの正式メンバーとなり、さらに年が明けてからはレコーディングのメンバーにもなっていった。こうして青山・伊藤の2人が、『GO AHEAD! 』[ 注釈 2] からのメンバーである難波弘之 と椎名和夫 に合流し、ようやくレコーディングとライブを共通の固定メンバーで行えるようになった。練習スタジオでパターンを練り上げ、スタジオに持って行ってレコーディングを行うという作業もメンバーが固定したこの頃から始まり、様々なリズム・パターンを実践的に試みて曲作りに反映させる方法は、家で一人で考えるそれまでのやり方からは思いつかない多くのアイデアを生み出した。
同じ頃、『MOONGLOW』[ 注釈 1] のロング・セラーに気を良くしていたディレクター小杉理宇造 はいよいよ勝負に出る時だと、山下自身がテレビ・コマーシャルに出るという企画のタイアップ を取ってきた。CM作曲家としてはすでにある程度のキャリアがあった山下にとって、小杉が持ってきたそのプロジェクトのコピーライター ・演出家・広告代理店 のプロデューサーたちいずれともずっと以前から面識があり、そこをうまく突かれてオファーを承諾してしまった。そこから生まれたシングル「RIDE ON TIME 」[ 注釈 3] は、山下にとって初のヒット曲となった。
シングル・ヒットを受けて制作が開始された本作は、音楽的な路線は前作『MOONGLOW』[ 注釈 1] の延長であるものの、一番の違いは制作予算だったとし、ヒットが出たことで売り上げが見込め、スタジオ代を気にせずに違うテイクやアレンジがトライできることが長年の夢で、それがこのときようやく実現できたという。それによってこの時期、数年前とは見違えるように曲が作れるようになったのだともしている。その反面、「RIDE ON TIME」[ 注釈 3] のヒット後に芸能メディアの酷悪さを垣間見たことから、その反動でこのアルバムは浮き足立ったりせず玄人受けする内容にするのだという意思が強く働いたという。その結果、出来上がった作品に対して当時近しい関係者からさえも“地味だ”などとずいぶん言われたが、今となればこの制作方針で正解だったとつくづく感じるという。山下のミュージシャン人生にとっての幸運は、もっとも大きな音楽的・商業的な転換時期に上り調子のミュージシャンとの出会いと彼らとの最良のコミュニケーションの中でレコーディングとライブを構築できたことだと思えるとしている。
初回盤LPはCM撮影時のスチール写真に、マクセルのロゴマークと「いい音しか残れない」のコピーが印刷された被せオビ仕様で発売された。
いつか (SOMEDAY) – (5:47)
吉田美奈子 作詞, 山下達郎 作曲 · 編曲練習スタジオで毎日のようにリズム・パターンを考えている中で、演奏メンバー各人にとっての必然的なフレーズが無理なく組み合わさってできた、お気に入りの一曲だという。
DAYDREAM (デイドリーム) – (4:28)
吉田美奈子 作詞, 山下達郎 作曲 · 編曲 山下によれば吉田美奈子が彼に提供した詞の最高傑作だとし、日本語の乗りにくい細かな譜割りのメロディーをクリアするために、アクリル・カラーのチャート表から詞を作り上げる発想は彼女以外には出来ないワザだという。ライブ映えする曲ということで、その後も数多く演奏されている。シングル「MY SUGAR BABE 」[ 注釈 4] のB面に収録された。
SILENT SCREAMER (サイレント・スクリーマー) – (5:28)
吉田美奈子 作詞, 山下達郎 作曲 · 編曲 アルバム『GO AHEAD!』[ 注釈 2] 収録曲「BOMBER 」から続くポリリズム ・ファンク の一曲。山下によれば、ライブでの効果を意識した作品なのでさすがにサウンドはもう古い感じがするが、リズムの組み立て方はセオリーに基づいた正当なものだと思うという。
RIDE ON TIME (ライド・オン・タイム) – (5:52)
山下達郎 作詞 · 作曲 · 編曲 先行シングル「RIDE ON TIME」[ 注釈 3] とは演奏が異なるアルバム・ヴァージョン。この当時はヒット・シングルをアルバム用に再録音するという手法がまだ十分に通用していた時代だったとし、アルバム・ヴァージョンはほんの少しテンポが遅く、シングル・ヴァージョンのスピード感が出せていない等、山下は結果から考えればあまり必要がなかったと思えるが、それでもコーダの部分の段取りや、最後に出てくるアカペラ などの聴きどころもあるという。
夏への扉 (THE DOOR INTO SUMMER) – (4:41)
MY SUGAR BABE (マイ・シュガー・ベイブ) – (4:10)
山下達郎 作詞 · 作曲 · 編曲 山下がソロ以前に活動していたグループ、シュガー・ベイブ をテーマにした歌。こうした歌を作ろうという思いはかなり以前から漠然とあったが、このアルバムを作るにあたり今こそがその時だと思い、書いた作品。それゆえ当時このアルバムで一番思い入れの強い曲だったという。日本テレビ 系ドラマ『警視-K 』の主題歌採用に際し、シングル・カットされた[ 注釈 4] 。
RAINY DAY (レイニー・デイ) – (5:19)
雲のゆくえに (CLOUDS) – (5:38)
吉田美奈子 作詞, 山下達郎 作曲 · 編曲 吉田美奈子のアルバム『LET'S DO IT -愛は思うまま- 』[ 注釈 9] への書き下ろし。山下によれば1970年 (1970 ) 代シカゴR&Bのスタイルを持ったこの曲は、青山純 の正確なドラミングを得て、こうしたスイングの16ビートで初めて満足の行くトラックが出来上がって、とても嬉しかった思い出とともにある曲だという。この曲と「RAINY DAY」に参加している佐藤博 は当時アメリカに居住していて、ふらっと帰ってきたところをつかまえてレコーディングされたという。
おやすみ (KISSING GOODNIGHT) – (1:34)
山下達郎 作詞 · 作曲 · 編曲 自身によるピアノと歌の一発録りにコーラスとシンセがダビングされた小品。山下によればコード進行、コーラス・アレンジなど、これも自分では好きな一曲だという。後に、RCA/AIRレーベル在籍時の7作品のリマスター盤再発にあわせ、RCA/AIR時代のレパートリーのみで構成された2002年 (2002 ) のコンサート・ツアー『RCA/AIR YEARS SPECIAL 』[ 注釈 10] では、コンサートのクロージング・ナンバーとして演奏された。
All songs arranged by TATSURO YAMASHITA except;
Background vocals on A-1,3,4 & B-1 arranged by Tatsuro Yamashita &
Minako Yoshida
PRODUCED BY TATSURO YAMASHITA for SMILE CO.
Associate Producer: Ryuzo “Junior” Kosugi
Recording & Remix Engineer: Tamotsu Yoshida
Assistant Engineer: Toshiro Itoh , Mikihiro Takamatsu
Recorded at CBS SONY Roppongi Studio A & B , Nichion Studio
Remixed at CBS SONY Roppongi Studio B
Disc Mastering Engineer: Tohru Kotetsu
Mastered at Victor Yokohama Cutting Studio
Recording Coordinator: Kenichi Nomura, Masayuki Matsumoto
Management: Kentaro Hattori
Special Thanks to:
Tamotsu Yoshida & CBS SONY Studio People, Our great AIR Records staff (Ryuzo “Junior” Kosugi, Masutaka Nakayama, Tadashi Yokoshi & Hiromi Yoshizawa), Shigeki Miyata , Our great concert tour staff (HisashiChosokabe, Takashi Nakamura, Keisuke Tajima, Yasuo Takahashi & Yoshiaki Shimada), Tsuyoshi Yamato, Katsuo Shimizu, Yoshiro Okazaki, Kiyoshi Imaoka (Hayakawa Publishing Ing. ) & many many others, Yoichi Muragaki, Hiromi Suzuki
1990年 (1990 ) 、山下自身によるリマスタリングで再発されたが2002年 (2002 ) 、“山下達郎 RCA/AIRイヤーズ 1976-1982”として、『CIRCUS TOWN 』[ 注釈 11] から『FOR YOU 』[ 注釈 12] までの7タイトルが山下監修によるデジタル・リマスタリング、および、自身によるライナーノーツと曲解説。CDには各タイトル毎に未発表音源を含むボーナス・トラック 収録にて再度リイシューされた。本作には「RIDE ON TIME 」[ 注釈 3] のシングル・ヴァージョンのほか、未発表曲を含む4曲をボーナス・トラックとして収録。また、本作を含むRCA/AIRイヤーズ対象商品7タイトル購入者に応募者全員への特典として、リマスター盤『COME ALONG 』がプレゼントされた。また、2003年2月 (2003-02 ) 下旬から3月末まで鈴木英人 書き下ろしイラストをあしらった、三方背ボックス仕様の期間限定スペシャル・パッケージで発売された。
いつか (SOMEDAY) – (5:49) [ 4]
DAYDREAM (デイドリーム) – (4:31) [ 4]
SILENT SCREAMER (サイレント・スクリーマー) – (5:29) [ 4]
RIDE ON TIME (ライド・オン・タイム) [アルバム・ヴァージョン] – (5:55) [ 4]
夏への扉 (THE DOOR INTO SUMMER) – (4:41) [ 4]
MY SUGAR BABE (マイ・シュガー・ベイブ) – (4:11) [ 4]
RAINY DAY (レイニー・デイ) – (5:20) [ 4]
雲のゆくえに (CLOUDS) – (5:40) [ 4]
おやすみ (KISSING GOODNIGHT) – (1:41) [ 4]
<Bonus Tracks >
RIDE ON TIME (ライド・オン・タイム) [シングル・ヴァージョン] – (4:25) [ 4]
これまでシングル・ヴァージョンはベスト・アルバム 『GREATEST HITS!』[ 注釈 6] でしか聴けなかった。山下はここにこうしてボーナス・トラックとして置いてやるのが一番自然だと思っていたというが、20年を経て実現した。
INTERLUDE I (インタルード I) – (0:56) [ 4]
INTERLUDE II (インタルード II) – (1:31) [ 4]
「INTERLUDE I」「INTERLUDE II」とも、曲間に挟むために作られた短いインスト・ナンバー。未使用に終わったが、このアイデアはアカペラ のインタルードに変更され次作『FOR YOU』[ 注釈 12] で実現した。
MY SUGAR BABE [TV用インスト -TV Instrumental Version-] – (3:21) [ 4]
TVドラマ『警視-K』用にレコーディングされた、「雲のゆくえに」のリズム・パターンを用いた一発録りのテイク。
レコーディング・メンバー
Words by 吉田美奈子
Music by 山下達郎
©1980 SMILE PUBLISHERS INC.
山下達郎 :
Electric Guitar (Right), Glocken, Percussion & Background Vocals
青山純 : Drums
伊藤広規 : Bass
椎名和夫 : Electric Guitar (Left) & Guitar Synthesizer
難波弘之 : Keyboards
吉田美奈子 : Background Vocals
数原晋 : Trumpet
中川喜弘 : Trumpet
向井滋春 : Trombone
粉川忠範 : Trombone
村岡建 : Tenor Sax
砂原俊三 : Baritone Sax
Words by 吉田美奈子
Music by 山下達郎
©1980 SMILE PUBLISHERS INC.
山下達郎 :
Electric Guitar (Right), Percussion & Background Vocals
青山純 : Drums
伊藤広規 : Bass
椎名和夫 : Electric Guitar (Left)
難波弘之 : Keyboards
斉藤ノブ : Percussion
数原晋 : Trumpet
中川善弘 : Trumpet
向井滋春 : Trombone (Incl.Solo)
粉川忠範 : Tromnbone
村岡建 : Tenor Sax
砂原俊三 : Baritone Sax
SILENT SCREAMER(サイレント・スクリーマー)[ 編集 ]
Words by 吉田美奈子
Music by 山下達郎
©1980 SMILE PUBLISHERS INC.
山下達郎 :
Electric Guitar (Right), Percussion & Background Vocals
青山純 : Drums
伊藤広規 : Bass
椎名和夫 : Electric Guitar (Left)
難波弘之 : Keyboards
斉藤ノブ : Percussion
吉田美奈子 : Background Vocals
RIDE ON TIME(ライド・オン・タイム)[アルバム・ヴァージョン][ 編集 ]
山下達郎 :
Electric Guitar (Right), Percussion & Background Vocals
青山純 : Drums
伊藤広規 : Bass
椎名和夫 : Electric Guitar (Left)
難波弘之 : Keyboards
土岐英史 : Alto Sax Solo
吉田美奈子 : Background Vocals
数原晋 : Trumpet
中川喜弘 : Trumpet
向井滋春 : Trombone
粉川忠範 : Trombone
村岡建 : Tenor Sax
砂原俊三 : Baritone Sax
夏への扉 (THE DOOR INTO SUMMER)[ 編集 ]
Words by 吉田美奈子
Music by 山下達郎
©1980 TENDERBERRY MUSIC, INC.
山下達郎 :
Electric Guitar (Right), Clavinet, Percussion & Background Vocals
青山純 : Drums
伊藤広規 : Bass
椎名和夫 : Electric Guitar (Left)
難波弘之 : Keyboards
中沢健二 : Flugel Horn Solo
吉田美奈子 : Background Vocals
MY SUGAR BABE(マイ・シュガー・ベイブ)[ 編集 ]
Words & Music by 山下達郎
©1980 SMILE PUBLISHERS INC.
山下達郎 : Electric Guitar (Right), Glocken & Background Vocals
青山純 : Drums
伊藤広規 : Bass
椎名和夫 : Electric Guitar (Left)
笛吹利明 : Acoustic Guitar
難波弘之 : Keyboards
斉藤ノブ : Percussion
Words by 吉田美奈子
Music by 山下達郎
©1980 TENDERBERRY MUSIC, INC.
山下達郎 :
Electric Guitar (Right), Electric Sitar , Percussion & Background Vocals
青山純 : Drums
伊藤広規 : Bass
椎名和夫 : Electric Guitar (Left)
佐藤博 : Keyboards
Words by 吉田美奈子
Music by 山下達郎
©1978 ALFA MUSIC, INC.
山下達郎 :
Electric Guitar (Right), KORG λStrings, Percussion & Background Vocals
青山純 : Drums
伊藤広規 : Bass
椎名和夫 : Electric Guitar (Left)
佐藤博 : Keyboards
斉藤ノブ : Percussion
土岐英史 : Alto Sax
おやすみ (KISSING GOODNIGHT)[ 編集 ]
Words & Music by 山下達郎
©1980 SMILE PUBLISHERS INC.
山下達郎 :
Acoustic Piano, Mini Moog (Bass) & Background Vocals
RIDE ON TIME(ライド・オン・タイム) [シングル・ヴァージョン -Single Version-][ 編集 ]
Words & Music by 山下達郎
©1980 FUJIPACIFIC MUSIC INC.
山下達郎 :
Electric Guitar (Right), Kalimba , Percussion & Background Vocals
青山純 : Drums
伊藤広規 : Bass
椎名和夫 : Electric Guitar (Left)
難波弘之 : Keyboards
土岐英史 : Alto Sax Solo
吉田美奈子 : Background Vocals
数原晋 : Trumpet
岸義和 : Trumpet
向井滋春 : Trombone
粉川忠範 : Trombone
村岡建 : Tenor Sax
砂原俊三 : Baritone Sax
INTERLUDE I(インタルード I) (未発表 -Previously Unreleased-)[ 編集 ]
Words & Music by 山下達郎
©2001 SMILE PUBLISHERS INC.
山下達郎 : Electric Guitar (Right)
青山純 : Drums
伊藤広規 : Bass
椎名和夫 : Electric Guitar (Left)
難波弘之 : Keyboards
INTERLUDE II(インタルード II) (未発表 -Previously Unreleased-)[ 編集 ]
Words & Music by 山下達郎
©2001 SMILE PUBLISHERS INC.
山下達郎 : Electric Guitar (Right)
青山純 : Drums
伊藤広規 : Bass
椎名和夫 : Electric Guitar (Left)
難波弘之 : Keyboards
MY SUGAR BABE [TV用インスト -TV Instrumental Version-] (未発表 -Previously Unreleased-)[ 編集 ]
Words & Music by 山下達郎
©1980 SMILE PUBLISHERS INC.
山下達郎 : Electric Guitar (Left)
青山純 : Drums
伊藤広規 : Bass
椎名和夫 : Electric Guitar (Right)
難波弘之 : Keyboards
Produced & Arranged by 山下達郎
Exective Producer : 小杉理宇造
Production Co-odinater : 内田宣政
Recording Engineer : 吉田保
Recorded at CBS SONY Roppongi & NICHION
Mixed at CBS SONY Roppongi B using STUDER A-80 24 Track Recorder
except
Track 10 Mixed at RVC Track 11, 12 & 13 Mixed at PLANET KINGDOM in Sep. 2001
Assistant Engineers: 伊東俊郎 & 高松幹大
CD Mastering Engineer : 原田光晴 (On Air Azabu)
Original Art Direction : 奥村靫正
Original Design : THE STUDIO
Cover Photograph : 小暮徹
CD Design : 高原宏 & 上原加代
Originally Released in 1980/09/19 as AIR RAL-8501
TATSURO YAMASHITA RCA/AIR YEARS Vinyl Collection[ 編集 ]
2023年1月6日 (2023-01-06 ) 、山下達郎 が1976年 (1976 ) から1982年 (1982 ) にRCA/AIR YEARSから発売したアナログ盤とカセット、全8アイテムに最新リマスターを施した“TATSURO YAMASHITA RCA/AIR YEARS Vinyl Collection”が5月から5カ月連続リリースが決定したことが発表された[ 7] 。
アナログ盤とカセット の同時発売で、アナログ盤はすべて180g重量盤。完全生産限定盤。5月3日に6thアルバム『FOR YOU 』[ 注釈 13] 、6月7日に5thアルバム『RIDE ON TIME』、7月5日に4thアルバム『MOONGLOW 』[ 注釈 14] と3rdアルバム『GO AHEAD! 』[ 注釈 15] 、8月2日に2ndアルバム『SPACY 』[ 注釈 16] とソロデビューアルバム『CIRCUS TOWN 』[ 注釈 17] 、9月6日にライブ・アルバム 『IT'S A POPPIN' TIME 』[ 注釈 18] とベスト・アルバム 『GREATEST HITS! OF TATSURO YAMASHITA 』[ 注釈 19] が発売された[ 7] 。
オリジナル・アナログ盤に封入されていた、歌詞が掲載されたレコード中袋を同封。裏の歌詞掲載面は、オリジナルをもとにリデザインされたものとなっている。その他、2002年 (2002 ) に“TATSURO YAMASHITA THE RCA/AIR YEARS 1976-1982”の一枚にてリイシューされたリマスター盤『RIDE ON TIME』に収載された書き下ろしの解説と曲目解説を補筆改定にて再掲のほか、“曲目解説 付記 in 2023”を新たに加えたライナーノーツを新規封入。リマスタリング・エンジニアはワーナーミュージック・マスタリングの菊地功、カッティングは同じくワーナーミュージック・マスタリングの北村勝敏がそれぞれ担当。
5月24日、最新リマスター&ヴァイナル・カッティング8タイトルが、多くの予約を得たことでCDショップ/オンラインショップでは売切れが多数発生。また、発売元であるソニー・ミュージック の設定販売価格よりも大きく逸脱し、高価格の転売商品が多数出回っている状態は本意ではないとのことから当面の間、商品の追加プレスを行うことが発表された[ 8] 。
5月3日から5カ月連続でリリースされる山下達郎のリマスターシリーズ“TATSURO YAMASHITA RCA/AIR YEARS Vinyl Collection”のティザー映像がYouTube で公開された。山下達郎自らがノンストップミックスで編集したマスターエディット使用した本シリーズのティザーでは8ビット のドライブゲーム風の映像に乗せて、収録曲がダイジェストで楽しめる内容となっており[ 9] [ 10] 、本作『RIDE ON TIME』からは「RIDE ON TIME [シングル・ヴァージョン] 」が選ばれている。
6月19日付「オリコン 週間アルバムランキング」で5位(初週売上1.8万枚)にランクイン。第1弾『FOR YOU』[ 注釈 13] は、5月15日付「オリコン週間アルバムランキング」で4位となり、1982年6月14日 (1982-06-14 ) 付以来40年11か月ぶりにTOP10入りしたことから、邦楽アーティストの「同一作品による週間アルバムランキングTOP10入りインターバル最長記録」を樹立した[ 6] 。
しかし、『RIDE ON TIME』(1980年9月 (1980-09 ) )は『FOR YOU』(1982年1月 (1982-01 ) )の前作となる通算5枚目のアルバムで、TOP10入りは1980年10月27日 (1980-10-27 ) 付の4位(当時のLPランキング)を記録して以来42年8か月ぶりのTOP10入りとなったため、その記録は本作によって、わずか1か月で自己更新となった[ 6] 。
いつか (SOMEDAY) – (5:47)
DAYDREAM (デイドリーム) – (4:29)
SILENT SCREAMER (サイレント・スクリーマー) – (5:28)
RIDE ON TIME (ライド・オン・タイム)[アルバム・ヴァージョン] – (5:53)
夏への扉 (THE DOOR INTO SUMMER) – (4:39)
MY SUGAR BABE (マイ・シュガー・ベイブ) – (4:09)
RAINY DAY (レイニー・デイ) – (5:18)
雲のゆくえに (CLOUDS) – (5:37)
おやすみ (KISSING GOODNIGHT) – (1:37)
レコーディング・メンバー
Words by Minako Yoshida
Music by Tatsuro Yamashita
© 1980 by SMILE PUBLISHERS INC.
Tatsuro Yamashita
Electric Guitar (Right), Percussion & Background Vocals
Jun Aoyama
Drums
Koki Ito
Bass
Kazuo Shiina
Electric Guitar (Left)
Hiroyuki Namba
Keyboards
Nobu Saito
Percussion
Shin Kazuhara
Trumpet
Yoshihiro Nakagawa
Trumpet
Shigeharu Mukai
Trombone (Incl.Solo)
Tadanori Konakawa
Tromnbone
Takeru Muraoka
Tenor Sax
Shunzo Sunahara
Baritone Sax
Words by Minako Yoshida
Music by Tatsuro Yamashita
© 1980 by SMILE PUBLISHERS INC.
Tatsuro Yamashita
Electric Guitar (Right), Percussion & Background Vocals
Jun Aoyama
Drums
Koki Ito
Bass
Kazuo Shiina
Electric Guitar (Left)
Hiroyuki Namba
Keyboards
Nobu Saito
Percussion
Minako Yoshida
Background Vocals
RIDE ON TIME [アルバム・ヴァージョン][ 編集 ]
Words & Music by Tatsuro Yamashita
© 1980 by FUJIPACIFIC MUSIC INC.
Tatsuro Yamashita
Electric Guitar (Right), Percussion & Background Vocals
Jun Aoyama
Drums
Koki Ito
Bass
Kazuo Shiina
Electric Guitar (Left)
Hiroyuki Namba
Keyboards
Hidefumi Toki
Alto Sax Solo
Minako Yoshida
Background Vocals
Shin Kazuhara
Trumpet
Yoshihiro Nakagawa
Trumpet
Shigeharu Mukai
Trombone
Tadanori Konakawa
Trombone
Takeru Muraoka
Tenor Sax
Shunzo Sunahara
Baritone Sax
Words by Minako Yoshida
Music by Tatsuro Yamashita
© 1980 by TENDERBERRY & HARVEST INC.
Tatsuro Yamashita
Electric Guitar (Right), Clavinet , Percussion& Background Vocals
Jun Aoyama
Drums
Koki Ito
Bass
Kazuo Shiina
Electric Guitar (Left)
Hiroyuki Namba
Keyboards
Kenji Nakazawa
Flugel Horn Solo
Minako Yoshida
Background Vocals
Words & Music by Tatsuro Yamashita
© 1980 by SMILE PUBLISHERS INC.
Tatsuro Yamashita
Electric Guitar (Right), Glocken & Background Vocals
Jun Aoyama
Drums
Koki Ito
Bass
Kazuo Shiina
Electric Guitar (Left)
Toshiaki Usui
Acoustic Guitar
Hiroyuki Namba
Keyboards
Nobu Saito
Percussion
Words by Minako Yoshida
Music by Tatsuro Yamashita
© 1980 by TENDERBERRY & HARVEST INC.
Tatsuro Yamashita
Jun Aoyama
Drums
Koki Ito
Bass
Kazuo Shiina
Electric Guitar (Left)
Hiroshi Sato
Keyboards
Words by Minako Yoshida
Music by Tatsuro Yamashita
© 1978 by ALFA MUSIC, INC.
Tatsuro Yamashita
Electric Guitar (Right), KORG λ Strings, Percussion & Background Vocals
Jun Aoyama
Drums
Koki Ito
Bass
Kazuo Shiina
Electric Guitar (Left)
Hiroshi Sato
Keyboards
Nobu Saito
Percussion
Hidefumi Toki
Alto Sax
Words & Music by Tatsuro Yamashita
© 1980 by SMILE PUBLISHERS INC.
Tatsuro Yamashita
Acoustic Piano, Mini Moog (Bass)& Background Vocals
Hiroyuki Namba
KORG PS-3100 Synthesizer
[ Original 1980 Edition ]
PRODUCED & ARRANGED by TATSURO YAMASHITA for Smile Company
Executive Producer : Ryuzo “Junior” Kosugi
A & R Co-ordinater : Nobumasa Uchida
Recording Engineer : Tamotsu Yoshida
Recorded at CBS SONY Roppongi & NICHION
Mixed at CBS SONY Roppongi B using STUDER A-80 24 Track Recorder
& NEVE Mixing Console
Assistant Engineers : Toshiro Itoh & Mikihiro Takamatsu
Art Direction : Yukimasa Okumura
Photograph : Tohru Kogure
Originally Released in 1980/09/19 as AIR RAL-8501
[ 2023 Remaster Edition ]
PRODUCED by TATSURO YAMASHITA for Tenderberry & Harvest
Executive Producer : Shusui Kosugi
Remastering Engineer : Isao Kikuchi (Warner Music Mastering)
Vinyl Cutting Engineer : Katsutoshi Kitamura (Warner Music Mastering)
Reissue Design : Shusaku Harima (Artisan Artwork)
A & R : Hiroshi Kawasaki & Jun Hasegawa (Sony Music Labels )
& Seiichi Inoue
Artist Management : Masako Niimura & Miyuki Ohno (Smile Company )
Assistant Management : Yu Tanzawa (Smile Company)
Tie-in Coordinator : Hiroshi Mamehata (Smile Company)
#
発売日
リリース
規格
品番
備考
1
1980年9月19日 (1980-09-19 )
AIR ⁄ RVC
LP
RAL-8501
レーベルはメーカー共通のデザインを使用。
2
1980年9月19日 (1980-09-19 )
RAT-8501
カセット同時発売。アナログLPと同内容。
3
1984年11月21日 (1984-11-21 )
CD
RACD-16
初CD化。
4
1986年8月15日 (1986-08-15 )
CD
R32A-1019
品番及び価格改定による再発。
5
1987年3月15日 (1987-03-15 )
CD
R28H-2805
『Tatsuro Yamashita SPECIAL CD-BOX』(R28H-2801∼06)の一枚。
6
1990年8月21日 (1990-08-21 )
RCA / BMG VICTOR
CD
BVCR-7005
『TATSURO YAMASHITA ORIGINAL COLLECTION 1976-1982』(BVCR-7001∼06)の中の一枚。
7
1990年9月21日 (1990-09-21 )
CD
BVCR-2503
本人監修によるデジタル・リマスタリング音源使用(帯表面に記載)。品番及び価格改定による再発。ディスク表面のレーベルはメーカー共通のデザインを使用。
8
1997年6月4日 (1997-06-04 )
RCA / BMG JAPAN
CD
BVCR-1032
9
1999年5月21日 (1999-05-21 )
CD
BVCK-37010
“RCA名盤選書オリジナル・アルバム紙ジャケット完全復刻シリーズ”の一枚。オリジナルLP初回盤の被せオビを復刻。
10
2002年2月14日 (2002-02-14 )
RCA / BMG FUNHOUSE
CD
BVCR-17017
“TATSURO YAMASHITA THE RCA/AIR YEARS 1976-1982”の一枚。本人監修によるデジタル・リマスタリング + ボーナス・トラック 4曲収録。ディスク表面のレーベルはオリジナル・デザインを使用。
11
2002年2月20日 (2002-02-20 )
LP
BVJR-17007
『THE RCA/AIR YEARS LP BOX 1976-1982 』の一枚。本人監修によるデジタル・リマスタリング音源使用。レーベルはオリジナル・デザインを使用。
12
2023年6月7日 (2023-06-07 )
Ariola Japan ⁄ Sony Music Labels Inc.
LP
BVJL-91
“TATSURO YAMASHITA RCA/AIR YEARS Vinyl Collection”の一枚。2023年最新リマスター&ヴァイナル・カッティング。180g重量盤による完全生産限定盤[ 7] 。100名限定LP BOXイラスト入りアナログ盤収納ケースプレゼント抽選応募用アクセスカード1枚封入。レーベルはAIRレーベル当時のデザインを可能な限り再現して使用。
13
CT
BVTL-3
“TATSURO YAMASHITA RCA/AIR YEARS Cassette Collection”の一本。2023年最新リマスター。アナログ盤と同時発売[ 7] 。100名限定LP BOXイラスト入りカセット収納ケースプレゼント抽選応募用アクセスカード1枚封入。
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