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黄捷

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黄 捷
黃 捷
生年月日 (1993-01-19) 1993年1月19日(31歳)
出生地 中華民国の旗 中華民国 台湾省高雄県鳳山市
(現:高雄市鳳山区
出身校 国立台湾大学公共衛生学系・社会学系
国立台湾大学環境衛生研究所碩士班
前職 国立台湾大学性別平等委員会委員
国立台湾大学公共衛生学院研究助理
国家衛生研究院研究助理
所属政党 民主進歩党

中華民国の旗 第11期 立法委員
選挙区 高雄市第六選挙区
当選回数 1回
在任期間 2024年2月1日 - 現職

第3-4期 高雄市議会議員
選挙区 第九選挙区
当選回数 2回
在任期間 2018年12月25日 - 2024年1月31日
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黄 捷(こう しょう、フアン ジエ、1993年民国82年〉1月19日 - )は、中華民国台湾)の政治家民主進歩党所属の立法委員[1]

経歴

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2018年の高雄市議員選挙に時代力量から出馬し、24歳で初当選。

2020年、時代力量を離党した。

2022年の高雄市議員選挙では無所属で出馬し、高雄市最多得票数で再選された。

2023年、民進党に入党した。

2024年の第11回立法委員選挙では、再選を辞退した趙天麟の後任として民進党から高雄市第六選挙区の候補者に指名され、30歳で初当選。この選挙で当選した最年少の立法委員となった。

リコール運動

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2020年に韓国瑜が高雄市長を罷免された報復として、韓国瑜の支持者が黄捷のリコール運動を開始した[2]。国民党は罷免に賛成し、民進党は罷免に反対する選挙運動を行った[3]

投票の結果、罷免賛成票が要件である有権者の4分の1の票数に満たないうえに、罷免反対票が罷免賛成票を上回ったため、否決された。台湾で公職選挙・リコール法が改正されて以来、反対票が賛成票を上回るのは初めてとなった[4]

高雄市議員黄捷罷免投票結果
票数 票率 有権者票率
有権者数 291,566 100.00%
要件票数 72,892 25.00%
同意票数 55,261 45.80% 18.95%
不同意票数 65,391 54.20% 22.43%
有効票数 120,652 99.62% 41.38%
無効票数 458 0.38% 0.16%
総投票数 121,110 100.00% 41.54%
結果 罷免不成立

エピソード

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ひまわり学生運動を経験した若者世代の政治家である呉沛憶頼品妤、黄捷などは超党派派閥「這個世代連線(この世代連合)」を結成している[5]林昶佐の呼びかけによって2023年に結成し、洪慈庸などとも関わりが深い。

2024年、アメリカのタイム誌が発表している、未来を担う世代に焦点を当てたタイム100の別の版「タイム100 NEXT」に選ばれた[6]。推薦者は蕭美琴副総統[7]

選挙記録

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年度 選挙 選挙区 所属政党 得票数 得票率 当選 注釈
2018 第3回高雄市議員選挙 第九選挙区 時代力量 18,420 9.00%
2022 第4回高雄市議員選挙 無党籍 27,744 17.03% 高雄市最多得票数
2024 第11回立法委員選挙 高雄市第六選挙区 民主進歩党 113,670 51.01%

出典

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  1. ^ 高雄市第11屆第6選區立法委員選舉公報”. 中央選舉委員會. 2024年5月20日閲覧。
  2. ^ 喬偉綱 (2020年1月30日). “【韓粉反攻】「白眼女神」黃捷罷免案開跑 第1階段達標” (中国語). 上報. オリジナルの2020年1月31日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20200131174716/https://www.upmedia.mg/news_info.php?SerialNo=80341 2020年2月5日閲覧。 
  3. ^ 王淑芬 (2020年2月3日). “民進黨高市議員力挺黃捷 路口宣傳反罷免” (中国語). 中央通訊社. オリジナルの2021年5月3日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210503005448/https://www.cna.com.tw/news/aipl/202102030028.aspx 2021年2月5日閲覧。 
  4. ^ 侯文婷 (2021年2月6日). “黃捷罷免案不通過 不同意票65391同意票55261” (中国語). 中央通訊社. オリジナルの2021年2月23日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210223114208/https://www.cna.com.tw/news/firstnews/202102065008.aspx 2021年2月6日閲覧。 
  5. ^ 高逸帆 (2023年11月8日). “「新政治」因柯文哲成地獄哏!「這個世代」連線盼給年輕人依託”. SETN三立新聞網Sanlih E-Television. オリジナルの2024年1月12日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20240112031250/https://web.archive.org/web/20240112031250/https://www.setn.com/News.aspx?NewsID=1380159 2024年1月12日閲覧。 
  6. ^ Felsenthal, Edward (2019年11月13日). “How We Chose the 2019 TIME 100 Next” (英語). TIME. 2024年10月4日閲覧。
  7. ^ Meet the 2024 TIME100 Next” (英語). TIME. 2024年10月4日閲覧。

外部リンク

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