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鵠沼海岸駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
鵠沼海岸駅
駅舎(2004年11月27日)
くげぬまかいがん
Kugenuma-kaigan
OE 14 本鵠沼 (1.3 km)
(1.7 km) 片瀬江ノ島 OE 16
地図
所在地 神奈川県藤沢市鵠沼海岸二丁目4-10
北緯35度19分15秒 東経139度28分16秒 / 北緯35.32083度 東経139.47111度 / 35.32083; 139.47111座標: 北緯35度19分15秒 東経139度28分16秒 / 北緯35.32083度 東経139.47111度 / 35.32083; 139.47111
駅番号 OE15
所属事業者 小田急電鉄
所属路線 江ノ島線
キロ程 25.9 km(相模大野起点)
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗降人員
-統計年度-
[小田急 1]17,167人/日
-2022年-
開業年月日 1929年昭和4年)4月1日
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藤沢方の踏切よりホームを望む。右が上りホーム、左が下りホーム。(2014年10月26日)

鵠沼海岸駅(くげぬまかいがんえき)は、神奈川県藤沢市鵠沼海岸二丁目にある、小田急電鉄江ノ島線である。駅番号OE 15

概要

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夏場は海に向かう観光客利用が多く、特に毎年7月1日 - 8月31日までの期間は、片瀬江ノ島駅近辺が海の家開設のためにサーフィン禁止となるため、サーファー利用が増加する。そのため駅構内には、サーフボード車内持ち込みに関する注意書きが掲示されている。

急行停車駅ではあったが、2004年(平成16年)12月ダイヤ改正で平日ダイヤでは当駅に停車する急行が減少し[注釈 1]、2018年(平成30年)3月17日ダイヤ改正に伴い、急行停車駅から外された。尚、現在は片瀬江ノ島発着の急行自体早朝の上り1本しか設定が無い。

歴史

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  • 1929年昭和4年)4月1日:開設。「直通」の停車駅となる。なお、各駅停車は新宿 - 稲田登戸(現・向ヶ丘遊園)間のみで運行されていた。
  • 1945年(昭和20年)6月;「直通」廃止、各停が全線運行されることとなり、その停車駅となる。
  • 1946年(昭和21年)10月1日準急新設、停車駅となる。
  • 1955年(昭和30年)3月25日:通勤急行新設、停車駅となる。
  • 1957年(昭和32年):夏季に快速急行(現行の快速急行とは異なり海水浴客輸送用の臨時列車)が運行され、停車駅となる。快速急行は翌年以後も運行されたが、当駅は通過となった。
  • 1964年(昭和39年)11月5日 - 急行の停車駅となる(当時は全列車が停車)。
  • 1998年平成10年)8月22日:一部(10両編成)の急行列車が通過となる[1]
  • 2004年(平成16年)12月11日:一部(6両編成)の急行列車が停車となる。
  • 2018年(平成30年)3月17日:急行停車駅から除外。

駅名の由来

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隣の「本鵠沼駅」よりも海岸に近い所に駅を新設したので、「鵠沼海岸」と名付けられた。

駅構造

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相対式ホーム2面2線を有する地上駅。上りホーム側に駅舎・改札口が設置されている。ホーム有効長は6両分である。

2004年度(平成16年度)にエレベータースロープが設置され、バリアフリー経路が確保された。ただし、前記したように改札口は上りホーム側の1か所のみであり、下りホームを利用する場合はエレベーターに2度乗る必要がある。

トイレは下りホーム(1番線)にのみ設置されている。男子トイレ、女子トイレ、バリアフリートイレが利用可能。

駅員は7:15 - 終電まで配置されている。駅員勤務時間以外の早朝時間は、インターホンで問い合わせる必要がある[2]

2012年度(平成24年度)設備投資計画において行先案内表示器新設が盛り込まれた[3]

のりば

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ホーム 路線 方向 行先[4]
1 OE 江ノ島線 下り 片瀬江ノ島方面
2 上り 相模大野新宿C 千代田線方面

利用状況

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2022年度(令和4年度)の1日平均乗降人員17,167人である[小田急 1]。小田急線全70駅中54位。2019年度(令和元年度)に終着駅である片瀬江ノ島駅を上回った。

近年の1日平均乗降乗車人員の推移は以下の通り。

年度別1日平均乗降・乗車人員[* 1]
年度 1日平均
乗降人員[* 2]
1日平均
乗車人員[* 3]
出典
1995年(平成07年) 10,202 [神奈川県統計 1]
1998年(平成10年) 9,989 [神奈川県統計 2]
1999年(平成11年) [小田急 2]19,084 9,686 [神奈川県統計 3]
2000年(平成12年) [小田急 3]18,703 9,498 [神奈川県統計 3]
2001年(平成13年) [小田急 4]18,625 9,486 [神奈川県統計 4]
2002年(平成14年) [小田急 5]18,199 9,220 [神奈川県統計 5]
2003年(平成15年) [小田急 6]18,292 9,320 [神奈川県統計 6]
2004年(平成16年) [小田急 7]18,886 9,419 [神奈川県統計 7]
2005年(平成17年) [小田急 8]19,184 9,550 [神奈川県統計 8]
2006年(平成18年) [小田急 9]19,586 9,745 [神奈川県統計 9]
2007年(平成19年) [小田急 10]19,843 9,873 [神奈川県統計 10]
2008年(平成20年) [小田急 11]19,950 9,940 [神奈川県統計 11]
2009年(平成21年) [小田急 12]19,873 9,916 [神奈川県統計 12]
2010年(平成22年) [小田急 13]19,765 9,859 [神奈川県統計 13]
2011年(平成23年) [小田急 14]19,110 9,536 [神奈川県統計 14]
2012年(平成24年) [小田急 15]19,177 9,576 [神奈川県統計 15]
2013年(平成25年) [小田急 16]19,650 9,826 [神奈川県統計 16]
2014年(平成26年) [小田急 17]19,303 9,656 [神奈川県統計 17]
2015年(平成27年) [小田急 18]19,696 9,867 [神奈川県統計 18]
2016年(平成28年) [小田急 19]20,001 10,031 [神奈川県統計 19]
2017年(平成29年) [小田急 20]20,079 10,064 [神奈川県統計 20]
2018年(平成30年) [小田急 21]20,073 10,072 [神奈川県統計 21]
2019年(令和元年) [小田急 22]19,859 9,965 [神奈川県統計 22]
2020年(令和02年) [小田急 23]14,807 7,431 [神奈川県統計 23]
2021年(令和03年) [小田急 24]16,082 8,078 [神奈川県統計 24]
2022年(令和04年) [小田急 1]17,167

駅周辺

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周辺は静かな住宅地である。駅名の通り湘南海岸に近いが、駅から海岸を望むことはできない。江ノ島線の駅としては珍しく駅前広場がない。[注釈 2]

バス路線

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徒歩5分程の場所に設置されている「高根」が最寄バス停江ノ電バスにより運行される。

隣の駅

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小田急電鉄
OE 江ノ島線
急行(早朝上りのみ)
 通過
各駅停車
本鵠沼駅 (OE 14) - 鵠沼海岸駅 (OE 15) - 片瀬江ノ島駅 (OE 16)

脚注

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注釈

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  1. ^ 本駅ホーム長問題に加え、藤沢・片瀬江ノ島両駅の構造上、藤沢 - 片瀬江ノ島間は10両編成列車を頻繁に走らせることが困難なため、2003年(平成15年)3月ダイヤ改正で江ノ島線急行の大半が10両編成の「湘南急行」(後の快速急行)に置き換わった際、藤沢折返しとされたため、この区間を走る急行が1時間に1往復程度(江ノ島線内のみで6両編成)まで減少、さらに2004年(平成16年)12月ダイヤ改正で平日の線内急行が新宿まで延長され10両化された際に殆どが藤沢折返しとされて、さらに激減した。その上、2008年(平成20年)3月15日に原則として新宿発着便は全て10両編成で運行となったため、新宿発着列車停車は消滅した。
  2. ^ 藤沢市では駅の北西部周囲を駅前広場とし、南西へ向かう道路整備(都市道路計画3・6・4 鵠沼海岸駅前通り線)を計画している。道路整備プログラム (PDF) - 藤沢市、[http://都市計画情報 都市計画情報 - 藤沢市地図情報公開システム

出典

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  1. ^ “全線で急行10両化 小田急電鉄 設備改良工事で 22日から”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 3. (1998年8月10日) 
  2. ^ 各駅のご案内 鵠沼海岸駅 - 小田急電鉄
  3. ^ 2012年度の鉄道事業設備投資計画 (2)駅施設改良、サービスの向上 2.行先表示装置の新設 (PDF) - 小田急電鉄(2012年4月27日閲覧)
  4. ^ 鵠沼海岸駅のご案内 駅立体図”. 小田急電鉄. 2023年6月4日閲覧。
小田急電鉄の1日平均利用客数
  1. ^ a b c 鉄道部門:駅別乗降人員・輸送人員ほか”. 小田急電鉄. 2023年7月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月6日閲覧。
  2. ^ 1日平均乗降人数 - ウェイバックマシン(2001年1月27日アーカイブ分)、2022年8月14日閲覧
  3. ^ 1日平均乗降人数 - ウェイバックマシン(2002年4月2日アーカイブ分)、2022年8月14日閲覧
  4. ^ 1日平均乗降人数 - ウェイバックマシン(2002年10月8日アーカイブ分)、2022年8月14日閲覧
  5. ^ 1日平均乗降人数 - ウェイバックマシン(2003年6月22日アーカイブ分)、2022年8月14日閲覧
  6. ^ 1日平均乗降人数 - ウェイバックマシン(2004年6月23日アーカイブ分)、2022年8月14日閲覧
  7. ^ 1日平均乗降人数 - ウェイバックマシン(2005年11月28日アーカイブ分)、2022年8月14日閲覧
  8. ^ 1日平均乗降人数 - ウェイバックマシン(2006年6月15日アーカイブ分)、2022年8月14日閲覧
  9. ^ 1日平均乗降人数 - ウェイバックマシン(2007年6月23日アーカイブ分)、2022年8月14日閲覧
  10. ^ 1日平均乗降人数 - ウェイバックマシン(2008年9月17日アーカイブ分)、2022年8月14日閲覧
  11. ^ 1日平均乗降人数 - ウェイバックマシン(2009年9月20日アーカイブ分)、2022年8月14日閲覧
  12. ^ 1日平均乗降人数 - ウェイバックマシン(2010年7月19日アーカイブ分)、2022年8月14日閲覧
  13. ^ 1日平均乗降人数 - ウェイバックマシン(2011年11月26日アーカイブ分)、2022年8月14日閲覧
  14. ^ 1日平均乗降人数 - ウェイバックマシン(2012年9月8日アーカイブ分)、2022年8月14日閲覧
  15. ^ 1日平均乗降人数 - ウェイバックマシン(2013年10月19日アーカイブ分)、2022年8月14日閲覧
  16. ^ 1日平均乗降人数 - ウェイバックマシン(2014年10月6日アーカイブ分)、2022年8月14日閲覧
  17. ^ 1日平均乗降人数 - ウェイバックマシン(2015年10月28日アーカイブ分)、2022年8月14日閲覧
  18. ^ 1日平均乗降人数 - ウェイバックマシン(2016年9月2日アーカイブ分)、2022年8月14日閲覧
  19. ^ 1日平均乗降人数 - ウェイバックマシン(2017年10月13日アーカイブ分)、2022年8月14日閲覧
  20. ^ 鉄道部門:1日平均駅別乗降人員 - ウェイバックマシン(2019年5月15日アーカイブ分)、2022年8月14日閲覧
  21. ^ 鉄道部門:1日平均駅別乗降人員 - ウェイバックマシン(2020年4月8日アーカイブ分)、2022年8月14日閲覧
  22. ^ 鉄道部門:1日平均駅別乗降人員 - ウェイバックマシン(2020年8月18日アーカイブ分)、2022年8月14日閲覧
  23. ^ 鉄道部門:1日平均駅別乗降人員 - ウェイバックマシン(2021年12月15日アーカイブ分)、2022年8月14日閲覧
  24. ^ 鉄道部門:1日平均駅別乗降人員 - ウェイバックマシン(2022年8月1日アーカイブ分)、2022年8月14日閲覧
小田急電鉄の統計データ
  1. ^ 統計年報 - 藤沢市
  2. ^ レポート - 関東交通広告協議会
  3. ^ 神奈川県県勢要覧
神奈川県県勢要覧
  1. ^ 線区別駅別乗車人員(1日平均)の推移 - 22ページ
  2. ^ 平成12年 - 223ページ
  3. ^ a b 平成13年 (PDF) - 225ページ
  4. ^ 平成14年 (PDF) - 223ページ
  5. ^ 平成15年 (PDF) - 223ページ
  6. ^ 平成16年 (PDF) - 223ページ
  7. ^ 平成17年 (PDF) - 225ページ
  8. ^ 平成18年 (PDF) - 225ページ
  9. ^ 平成19年 (PDF) - 227ページ
  10. ^ 平成20年 (PDF) - 231ページ
  11. ^ 平成21年 (PDF) - 241ページ
  12. ^ 平成22年 (PDF) - 239ページ
  13. ^ 平成23年 (PDF) - 239ページ
  14. ^ 平成24年 (PDF) - 235ページ
  15. ^ 平成25年 (PDF) - 237ページ
  16. ^ 平成26年 (PDF) - 239ページ
  17. ^ 平成27年 (PDF) - 239ページ
  18. ^ 平成28年 (PDF) - 247ページ
  19. ^ 平成29年 (PDF) - 239ページ
  20. ^ 平成30年 (PDF) - 223ページ
  21. ^ 令和元年 (PDF) - 223ページ
  22. ^ 令和2年 (PDF) - 223ページ
  23. ^ 令和3年 (PDF) - 215ページ
  24. ^ 令和4年 (PDF) - 219ページ

関連項目

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外部リンク

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