青柳仁士
青柳 仁士 あおやぎ ひとし | |
---|---|
2023年、通常国会の本会議にて | |
生年月日 | 1978年11月7日(45歳) |
出生地 | 日本 埼玉県所沢市 |
出身校 |
早稲田大学政治経済学部 デューク大学公共政策大学院 |
前職 |
国際協力機構職員 国際連合職員 |
所属政党 |
(旧日本維新の会→) (維新の党→) (おおさか維新の会→) 日本維新の会/大阪維新の会 |
公式サイト | あおやぎ仁士officialsite |
選挙区 | 大阪14区 |
当選回数 | 1回 |
在任期間 | 2021年11月2日[1] - 現職 |
青柳 仁士(あおやぎ ひとし、1978年11月7日 - )は、日本の政治家・国際活動家。日本維新の会所属の衆議院議員(2期)。衆議院予算委員会理事。日本維新の会国際局長・国会議員団政務調査会長代行。維新政治塾塾長代行。列国議会同盟(IPU)国連委員会理事。
来歴
[編集]埼玉県所沢市出身。早稲田大学政治経済学部卒業(2001年)、デューク大学公共政策大学院修了(2008年)。
2001年に国際協力機構(JICA)に入構。アジア、中東、アフリカ地域等で経済産業・エネルギー開発を担当した後、紛争中のアフガニスタンに赴任し、緒方貞子理事長(当時)の下で平和構築及び復興支援事業に従事。米・ニューヨーク及びスーダンにて国際連合での勤務を経て、2012年に大阪維新の会主催の維新政治塾に参加(1期生)。同年の日本維新の会結党に参画し、第46回衆議院議員総選挙にて埼玉4区から旧日本維新の会公認で初出馬。小選挙区では自由民主党の豊田真由子に敗れ、惜敗率では日本維新の会の比例北関東ブロックで当選圏内となる3位であったが、比例区での上位優遇候補がいたため比例区においても次点で落選[2]。
2013年からはプライスウォーターハウスクーパース(PwC)株式会社のコンサルタント及びマネージャーとなり、民間企業の経営・事業戦略、及び中央省庁の政策立案等に関するコンサルティングに従事。
2014年の第47回衆議院議員総選挙に維新の党から再挑戦するも、民主党との政党間による候補者調整に伴い、公示直前に埼玉9区に選挙区を移して立候補。自民党の大塚拓に敗れる[3]。
2016年からは国連開発計画(UNDP)駐日代表事務所の広報官となり、SDGs普及の責任者を務めた。日本政府と国連との関係構築や民間企業がSDGsや社会課題を活用してビジネスを実践するための初期の民間プラットフォームの構築と実践手法の開発・人材育成等に従事した。[4]。
2017年の第48回衆議院議員総選挙では、再び埼玉4区から日本維新の会公認で立候補。小選挙区では自民党の穂坂泰に敗れ、得票率と惜敗率では日本維新の会の北関東比例代表でトップとなるが、党勢の減退により日本維新の会は北関東ブロックにおいても議席を獲得できず落選となった[5]。
2018年1月、日本維新の会の党大会において代表選挙の必要性を主張した後[6]、党の役職を全て辞任し、政界引退を表明[7]。
2019年、一般社団法人SDGsアントレプレナーズを立ち上げ、社会起業家として活動。民間企業へのSDGs及びサステナビリティの普及支援を行うとともに、エフエム東京にて毎週のレギュラー番組「SDGsティーチャー」を持つなど、メディアで活動[4]。フジテレビ・BSフジ・ニッポン放送「楽しくアクション!SDGs」、ニッポン放送「あさナビ」、ナイタースペシャル「親子で考えるSDGs」、BSフジ「ゲームでわかるSDGs」他、TBSテレビ「ビビッド」、フジテレビ「直撃LIVEグッディ」、日本テレビ「情報ライブミヤネ屋」などに出演。
2021年、松井一郎代表の誘いにより政界引退を撤回し、6月2日に日本維新の会大阪14区支部長に就任。青柳は同区には地縁が無かったが、八尾市を地盤に持つ松井一郎の後援会などから全面支援を受け、同年10月の第49回衆議院議員総選挙で自民党の長尾敬を大差で破り初当選した[8][9][10]。 国会議員団役員(政調会長代行)及び外務安保部会長に就任。
2022年、日本維新の会役員(国際局長)に就任。世界178か国の立法府が参加する列国議会同盟(IPU)にて日本人初の国連委員会理事に選出された。
2024年10月27日の第50回衆議院議員総選挙で自民民主党の塩川憲史らをで破り2回目の当選を果たした[11]。
人物
[編集]- 家族は、妻、3人の子供[4]。
- 趣味は、格闘技観戦、ハンドボール[4]。
- 社会起業家としてメディアで活動しており、著書に『小さな会社のSDGs実践の教科書』がある[4]。同書は翻訳され、台湾でも出版されている。
- 政治家として、NHK国会中継の他、NHK「日曜討論」、テレビ朝日「朝まで生テレビ」等に出演。
騒動
[編集]- 大阪府が新型コロナウイルスの感染防止策として「会食は2時間程度以内、1テーブル原則4人以内」と要請していた2021年12月2日、青柳や松井一郎代表、大松桂右八尾市長[12]、山入端創羽曳野市長、冨宅正浩柏原市長[13]や大阪14区内の府議、市議ら約30人が大阪市内で2時間半から3時間にわたり「衆院選の反省会」として会食を行っていた。松井は記者の取材に対し「人数の上限のアッパーはない。だから、やった。何か問題ありますか」「2時間を超えたことは反省すべきところなのかなと思っています」と述べ、青柳は「誤解を受けるような会食のやり方はやるべきではない。事前の段階で確認すべきだった」とコメントした[14][15][16]。
著書
[編集]- 『小さな会社のSDGs実践の教科書 1冊で基礎からアクション、マネジメントまでわかる』翔泳社(2021/2/3)
脚注
[編集]- ^ 令和3年11月2日大阪府選挙管理委員会告示第127号(衆議院小選挙区選出議員選挙における当選人の決定) : 『大阪府公報』 第609号 令和3年11月8日
- ^ Company, The Asahi Shimbun. “朝日新聞デジタル:小選挙区開票速報:埼玉 - 第46回総選挙”. 朝日新聞デジタル. 2024年7月21日閲覧。
- ^ “【選挙 夏決戦へ】(上)漂流する非自民 埼玉”. 産経新聞. (2016年3月31日) 2021年11月19日閲覧。
- ^ a b c d e あおやぎ仁士officialsite プロフィール
- ^ “維新が次期衆院選大阪14区に元国連職員擁立へ 空白区を解消”. 毎日新聞. (2021年5月15日) 2021年11月7日閲覧。
- ^ “日本維新の会党大会2017年11月25日”. The PAGE
- ^ aoyagi_hのツイート(955645727354511360)
- ^ “維新、3氏の公認内定 次期衆院選”. 日本経済新聞. (2021年6月2日) 2021年11月7日閲覧。
- ^ “2021衆院選:自民、惨敗 維新、完勝(その2止) 立憲、存在感示せず /大阪”. 毎日新聞. (2021年11月1日) 2021年11月7日閲覧。
- ^ “維新松井氏の地元で落下傘新人が初当選 大阪14区”. 産経新聞. (2021年10月31日) 2021年11月7日閲覧。
- ^ 日本放送協会. “衆議院選挙 大阪14区 青柳仁士氏 維新・前 当選|NHK 関西のニュース”. NHK NEWS WEB. 2024年10月29日閲覧。
- ^ “松井市長ら2時間半超す会食 府要請守らず”. 読売テレビ. (2021年12月9日) 2021年12月9日閲覧。
- ^ “松井一郎大阪市長が維新議員30人と「焼き鳥屋で大宴会」現場!”. FRIDAY. (2021年12月10日) 2021年12月15日閲覧。
- ^ “『選挙の反省会』として“2時間超の会食”日本維新の会・松井一郎代表ら約30人参加”. MBS NEWS. (2021年12月9日) 2021年12月9日閲覧。
- ^ “松井大阪市長が〝30人飲食〟追及されしどろもどろ「宴会ではない。反省会」”. 東スポweb. (2021年12月9日) 2021年12月9日閲覧。
- ^ “維新の松井代表、30人で宴会 衆院選の「反省会」2時間半以上”. 共同通信. (2021年12月9日) 2021年12月9日閲覧。
外部リンク
[編集]- あおやぎ仁士officialsite
- 青柳仁士 (hitoshi.aoyagi.75) - Facebook
- 青柳仁士 (@aoyagi_h) - X(旧Twitter)
- 青柳仁士 (@aoyagi117) - Instagram
- 青柳仁士ブログ(note)