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雪国まいたけ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
神明ホールディングス > 雪国まいたけ
株式会社雪国まいたけ
YUKIGUNI MAITAKE CO.,LTD.
雪国まいたけ本社
種類 株式会社
機関設計 監査等委員会設置会社[1]
市場情報
東証プライム 1375
2020年9月17日上場
本社所在地 日本の旗 日本
949-6695
新潟県南魚沼市余川89番地
北緯37度4分41.3秒 東経138度52分30秒 / 北緯37.078139度 東経138.87500度 / 37.078139; 138.87500座標: 北緯37度4分41.3秒 東経138度52分30秒 / 北緯37.078139度 東経138.87500度 / 37.078139; 138.87500
設立 2017年(平成29年)7月14日(BCJ-27)
1983年(昭和58年)7月21日(創業)
業種 水産・農林業
法人番号 1010001185037 ウィキデータを編集
事業内容 まいたけエリンギぶなしめじ等の生産販売、及びきのこ加工品の製造販売
代表者 湯澤尚史代表取締役社長
資本金 1億円
(2022年3月期)[2]
発行済株式総数 39,910,700株
(2024年3月31日)[2]
売上高 連結:474億7,600万円
単独:324億300万円
(2024年3月期)[2]
経常利益 単独:6億4,600万円
(2024年3月期)[2]
純利益 連結:13億5,800万円
単独:1億9,000万円
(2024年3月期)[2]
純資産 連結:114億5,400万円
単独:250億5,500万円
(2024年3月期)[2]
総資産 連結:380億400万円
単独:502億2,300万円
(2024年3月期)[2]
従業員数 連結:1,054人
単独:1,024人
(2024年3月31日)[2]
決算期 3月31日
会計監査人 PwC Japan有限責任監査法人[2]
主要株主 株式会社神明ホールディングス 50.04%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) 7.25%
HSBC BANK PLC 2.17%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)1.75%
SMBC日興証券株式会社 0.92%
JP MORGAN CHASE BANK385781 0.60%
SSBTC CLIENT OMNIBUS ACCOUNT 0.43%
長谷川武男 0.43%
JP JPMSE LUX RE UBS AG LONDON BRANCH EQ CO 0.34%
JPモルガン証券株式会社 0.38%
(2024年3月31日)[2]
主要子会社 #関連会社参照
関係する人物 大平喜信(創業者)
外部リンク https://www.maitake.co.jp/
特記事項:連結経営指標は国際会計基準のため、売上高は売上収益、純資産は親会社の所有者に帰属する持分、総資産は資本合計。
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株式会社雪国まいたけ(ゆきぐにまいたけ、: YUKIGUNI MAITAKE CO., LTD.[3])は、まいたけエリンギぶなしめじ本しめじはたけしめじマッシュルームなどのキノコの栽培、及びそれらを材料とした加工食品健康食品を製造・販売する企業である。

沿革

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  • 1983年昭和58年)
    • 7月 - 株式会社雪国まいたけ創業。五十沢工場を新設し、まいたけの生産販売を開始。
  • 1986年(昭和61年)
    • 本社新築により、新潟県南魚沼市余川89番地に移転。
    • 10月 - 第1バイオセンターを南魚沼市水尾新田に新設し、まいたけの生産を開始。
  • 1988年(昭和63年)
    • 10月 - 雪国商事を設立。雪国まいたけの各センターで使用する重油等の仕入れのほか、一般消費者ヘのガソリン等の販売を開始。
  • 1989年平成元年)
    • 9月 - 第2バイオセンターを南魚沼市浦佐に新設、まいたけの生産を開始。
  • 1991年(平成3年)
    • 8月 - 今町興産を設立、培地副原料の製造を開始。
  • 1992年(平成4年)
    • 8月 - 本社内に本社パッケージセンターを新設。
  • 1994年(平成6年)
    • 3月 - 新潟証券取引所地域産業育成部へ上場。
    • 9月 - 第3バイオセンターを南魚沼市新堀新田に新設、まいたけの生産を開始。
  • 1995年(平成7年)
    • 9月 - 五泉バイオセンターを新潟県五泉市中川新字郷屋原に新設、まいたけの生産を開始。
  • 1996年(平成8年)
    • 5月 - まいたけ水煮の自社生産による販売を開始。
  • 1997年(平成9年)
    • 4月 - まいたけエキスを凝縮した健康食品「MDフラクション」の製造販売を開始。
  • 1998年(平成10年)
    • 3月 - トータクを株式取得により子会社化、加工食品の製造販売に進出。
  • 2000年(平成12年)
  • 2002年(平成14年)
    • 5月 - 第4バイオセンターを南魚沼市津久野に新設、エリンギの生産を開始。
  • 2004年(平成16年)
    • 6月 - 第5バイオセンターを南魚沼市山崎新田に新設、ブナシメジの生産を開始。
  • 2011年(平成23年)
  • 2015年(平成27年)
  • 2017年(平成29年)
  • 2018年(平成30年)
    • 4月 - 連結子会社の雪国商事と今町興産を吸収合併。
    • 9月 - 滋賀パッケージセンターにまいたけ包装工場を新設し、まいたけの包装を開始。
  • 2019年(平成31年/令和元年)
    • 1月 - トータクを吸収合併。
    • 3月 - タカラバイオから瑞穂農林(本しめじ、はたけしめじの生産販売)及びきのこセンター金武(ブナシメジの生産販売)の全株式をそれぞれ取得し、子会社化。
    • 10月 - 有限会社三蔵農林(マッシュルームの生産販売)の全持分を取得し、子会社化。のち2020年3月2日に、株式会社三蔵農林に商号変更。
  • 2020年(令和2年)
    • 9月 - 東京証券取引所市場第一部に上場。ベインキャピタルが売り出した雪国まいたけの一部株式を神明ホールディングスが取得し、同社の連結子会社となる[7][8]
  • 2022年(令和4年)
    • 3月 - きのこセンター金武を解散。
    • 4月 - 東京証券取引所市場再編に伴い、プライム市場へ移行。
    • 6月 - 東京本社を開設し、新潟本社との二本社制とする。
    • 6月 - 監査役会設置会社から監査等委員会設置会社へ移行。
  • 2023年(令和5年)
    • 4月1日 - 連結子会社の三蔵農林を吸収合併[9][10]
    • 6月 - 代替肉開発の新事業に参入。
    • 12月4日 - オランダのキノコ事業会社2社を買収[11][12]
  • 2025年(令和7年)
    • 4月1日 - 商号をユキグニファクトリー株式会社(英称:YUKIGUNI FACTORY CO., LTD.)に変更予定[13]

主な製品

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  • 雪国まいたけ極
  • 雪国まいたけ極 白
  • 雪国えりんぎ
  • 雪国ぶなしめじ
  • 大粒丹波しめじ
  • 大黒本しめじ
  • ホワイトマッシュルーム
  • ブラウンマッシュルーム
  • 雪国まいたけが作った家族で飲める青汁

関連会社

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コマーシャル

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1999年(平成11年)、郷ひろみを起用したテレビコマーシャル[14] を放送開始。

2006年(平成18年)からは、はなわによる「雪国もやし」のテレビコマーシャルを放映開始。ベースを弾き語りながら「メチャメチャ高いからみんな絶対買うなよ」(第二弾として「めちゃめちゃ高いからみんな全然売れねぇんだ」もある)とコメディ風に呼びかける異色の内容である[15]。なお、「高い」という歌詞ははなわが創作したものである[15] が、雪国まいたけでは「高い理念」に基づいてこの商品を開発したとしている[16]

2009年(平成21年)からの『雪国やさい革命』のコマーシャルでは「メチャメチャやすい」とアピールしている。「やすい」には、値段だけではなく、使い勝手のし易さという意味もある[17]

2011年(平成23年)の東日本大震災福島第一原子力発電所事故)以降は郷ひろみを再び起用。独自の放射性物質検査を行い、安全・安心をアピールするものとなっている[18]

2018年(平成30年)、新潟テレビ21が企画する Team Eco Project 活動に参加し、環境負荷低減の取り組みを説明するテレビコマーシャルの放送を開始。

2019年(平成31年)、KAT-TUN亀梨和也を起用した「雪国まいたけ 極」のテレビコマーシャルの放送を開始[19]

2021年(令和3年)、俳優の永山瑛太を起用した「雪国まいたけ極」のテレビコマーシャルを西日本中心に放送開始。「まいたけに目覚めよう。」を謳い、雪国まいたけの大株を使った簡単ヘルシーなまいたけ料理をアピールしている。

2023年(令和5年)、俳優の中川大志を起用した「雪国まいたけ極」の新CMを、同年11月6日(月)から関東・近畿・中京・新潟エリアを中心に放映開始。

テレビ番組

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書籍

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関連書籍

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  • 『大逆転の戦略 「雪国まいたけ」に賭けたベンチャー起業家の奇跡』(著者:鶴蒔靖夫)(1996年3月18日、IN通信社)ISBN 9784872181067
  • 『雪国まいたけの“脱常識"経営 不可能を可能にする新価値創造への挑戦』(著者:鶴蒔靖夫)(2008年11月17日、IN通信社)ISBN 9784872183085

脚注

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  1. ^ コーポレート・ガバナンス - 株式会社雪国まいたけ
  2. ^ a b c d e f g h i j 株式会社雪国まいたけ『第7期(2023年4月1日 - 2024年3月31日)有価証券報告書』(レポート)2024年6月27日。 
  3. ^ 株式会社雪国まいたけ 定款 第1章第1条
  4. ^ 米ベインキャピタル、雪国まいたけにTOB 最大95億円
  5. ^ “雪国まいたけのTOBとコーポレート・ガバナンス”. 新潟大学経済論集. (2016年3月18日). https://niigata-u.repo.nii.ac.jp/records/27121#.Yx83TS33JpQ 
  6. ^ “米ベイン、雪国まいたけ株の49%譲渡を発表 コメ卸の神明に”. 日本経済新聞. (2017年7月21日). https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL21HON_R20C17A7000000/ 2017年11月22日閲覧。 
  7. ^ 雪国まいたけ、5年ぶり再上場 神明子会社で事業強化
  8. ^ 当社のグループ経営に関する考え方及び方針等について
  9. ^ 雪国まいたけ(新潟県南魚沼市)がマッシュルーム生産の三蔵農林を吸収合併”. にいがた経済新聞. 2023年4月1日閲覧。
  10. ^ 雪国まいたけ、子会社の三蔵農林を吸収合併へ”. 日本M&Aセンター. 2023年4月1日閲覧。
  11. ^ 雪国まいたけ、オランダのキノコ会社買収 海外事業強化”. 日本経済新聞社. 2023年12月11日閲覧。
  12. ^ 「雪国まいたけ」が海外事業を拡大、オランダのキノコ事業会社を買収・新潟南魚沼市 欧州に初の拠点”. 新潟日報社. 2023年12月11日閲覧。
  13. ^ 商号変更及び定款の一部変更に関するお知らせ”. 株式会社雪国まいたけ. 2024年5月22日閲覧。
  14. ^ 雪国まいたけが郷ひろみ起用TVCF - 日本食糧新聞電子版
  15. ^ a b はなわが歌う「メチャクチャ高い、買うなよ」CMの好感度が上昇。 Narinari.com
  16. ^ 雪国もやしの『高い理念』とは?
  17. ^ スザンヌ、"お宝映像"公開に「表情が硬いですね」 - 雪国まいたけCM発表会 マイナビニュース
  18. ^ 郷ひろみ:6年ぶり「雪国まいたけ」のCMキャラに 「僕はこれしか口にしない」と愛あふれるアピール - MANTANWEB(まんたんウェブ)
  19. ^ 「雪国にしかつくれない、まいたけです。」雪国まいたけ「極(きわみ)」新作CMのご案内|株式会社 雪国まいたけのプレスリリース
  20. ^ 風雲!きのこ三国志 ~夢のキノコで覇権を握れ~ - テレビ東京 2005年5月24日
  21. ^ 不可能を可能にせよ!~幻のキノコを生む会社~ - テレビ東京 2010年4月19日

関連項目

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外部リンク

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