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道路局

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道路局(どうろきょく)は、道路の建設・管理を所掌する行政である(例:国土交通省道路局、静岡県交通基盤部道路局、横浜市道路局)。自治体によっては、道路部、道路建設課など呼称や階層は異なる。

本項では、国土交通省の内部部局である道路局について記述する。

道路局

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沿革

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概要

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  • 道路局は技官の割合が高く、道路局長経験者は技監、事務次官に昇進している例も多い。道路局企画課長、高速道路課長は歴代技官が就任している。企画課は技官中心の構成となっており、企画課長ポスト経験者が地方整備局長を経て道路局長、技監、場合によっては国土交通事務次官となる事例が見られる。

組織

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  • 局長
  • 次長
  • 大臣官房審議官(道路局担当)
  • 総務課
    • 高速道路経営管理室
    • 企画官
    • 道路企画調整官
    • 道路政策企画官
  • 路政課
    • 道路利用調整室
    • 企画官
  • 道路交通管理課
    • 車両通行対策室
    • 高度道路交通システム推進室
    • 道路交通企画官
    • 自動走行高度化推進官
  • 企画課
    • 国際室
    • 道路経済調査室
    • 評価室
    • 道路事業調整官
    • 海外道路プロジェクト推進官
  • 国道・技術課
    • 道路メンテナンス企画室
    • 国道事業調整官
  • 環境安全・防災課
    • 道路交通安全対策室
    • 道路防災対策室
    • 地域道路調整官
    • 道路環境専門官
  • 高速道路課
    • 高速道路事業調整官
    • 有料道路利用調整官

歴代道路局長

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氏名 在任期間 前職 後職
菊池明 1948年(昭和23年)7月10日 - 1952年(昭和27年)7月22日 建設技監
富樫凱一 1952年(昭和27年)7月22日 - 1958年(昭和33年)6月1日 道路局建設課長 建設技監
佐藤寛政 1958年(昭和33年)6月1日 - 1960年(昭和35年)4月30日 関東地方建設局長 退官
高野務 1960年(昭和35年)5月1日 - 1961年(昭和36年)11月1日 中部地方建設局長 建設技監
河北正治 1961年(昭和36年)11月1日 - 1962年(昭和37年)8月10日 北陸地方建設局長 土木研究所長
平井学 1962年(昭和37年)8月10日 - 1963年(昭和38年)7月23日 警視庁総務部長 大臣官房長
尾之内由紀夫 1963年(昭和38年)7月23日
- 1966年(昭和41年)5月1日
道路局次長 建設技監・事務次官
1966年(昭和41年)5月1日 - 1966年(昭和41年)6月22日 (建設技監が道路局長兼務)
蓑輪健二郎 1966年(昭和41年)6月22日 - 1970年(昭和45年)6月12日 道路局国道第一課長 退官
高橋国一郎 1970年(昭和45年)6月12日 - 1972年(昭和47年)12月16日 道路局国道第一課長 建設技監・事務次官
菊池三男 1972年(昭和47年)12月16日 - 1974年(昭和49年)7月16日 関東地方建設局長 建設技監
井上孝 1974年(昭和49年)7月16日 - 1976年(昭和51年)8月1日 東北地方建設局長 建設技監・事務次官
浅井新一郎 1976年(昭和51年)8月1日 - 1978年(昭和53年)6月16日 道路局企画課長 建設技監
山根孟 1978年(昭和53年)6月16日 - 1980年(昭和55年)7月1日 中国地方建設局長 退官
渡辺修自 1980年(昭和55年)7月1日 - 1982年(昭和57年)6月15日 近畿地方建設局長 退官
沓掛哲男 1982年(昭和57年)6月15日
- 1984年(昭和59年)6月16日
東北地方建設局長 建設技監
田中淳七郎 1984年(昭和59年)6月16日 - 1985年(昭和60年)10月1日 関東地方建設局長 退官
萩原浩 1985年(昭和60年)10月1日 - 1987年(昭和62年)1月10日 近畿地方建設局長 退官
鈴木道雄 1987年(昭和62年)1月10日 - 1988年(昭和63年)1月12日 四国地方建設局長 建設技監・事務次官
三谷浩 1988年(昭和63年)1月12日 - 1990年(平成2年)7月3日 北陸地方建設局長 建設技監・事務次官
藤井治芳 1990年(平成2年)7月3日 - 1993年(平成5年)7月2日 中部地方建設局長 建設技監・事務次官
藤川寛之 1993年(平成5年)7月2日 - 1995年(平成7年)6月21日 九州地方建設局長 退官
橋本鋼太郎 1995年(平成7年)6月21日 - 1996年(平成8年)7月2日 近畿地方建設局長 建設技監・事務次官
佐藤信彦 1996年(平成8年)7月2日 - 1998年(平成10年)6月23日 中国地方建設局長 建設技監
井上啓一 1998年(平成10年)6月23日 - 1999年(平成11年)7月13日 中国地方建設局長 退官
大石久和 1999年(平成11年)7月13日 - 2002年(平成14年)7月16日 大臣官房技術審議官 技監
佐藤信秋 2002年(平成14年)7月16日 - 2004年(平成16年)7月1日 大臣官房技術審議官 技監・事務次官
谷口博昭 2004年(平成16年)7月1日 - 2006年(平成18年)7月11日 近畿地方整備局 技監・事務次官
宮田年耕 2006年(平成18年)7月11日 - 2008年(平成20年)7月4日 九州地方整備局 退官
金井道夫 2008年(平成20年)7月4日 - 2011年(平成23年)1月18日 中部地方整備局 退官
菊川滋 2011年(平成23年)1月18日 - 2012年(平成24年)9月11日 関東地方整備局 技監
前川秀和 2012年(平成24年)9月11日 - 2013年(平成25年)8月1日 北陸地方整備局 退官
徳山日出男 2013年(平成25年)8月1日 - 2014年(平成26年)7月8日 東北地方整備局 技監・事務次官
深澤淳志 2014年(平成26年)7月8日 - 2015年(平成27年)7月31日 関東地方整備局長 退官
森昌文 2015年(平成27年)7月31日

- 2016年(平成28年)6月21日

近畿地方整備局長 技監・事務次官
石川雄一 2016年(平成28年)6月21日

- 2018年(平成30年)7月31日

関東地方整備局長 退官
池田豊人 2018年(平成30年)7月31日

- 2020年(令和2年)8月1日

近畿地方整備局長 退官
吉岡幹夫 2020年(令和2年)8月1日

- 2021年(令和3年)7月1日

北陸地方整備局長・大臣官房付 技監・事務次官
村山一弥 2021年(令和3年)7月1日 - 2022年(令和4年)6月28日 九州地方整備局長 内閣官房内閣審議官兼国土強靭化推進室次長
丹羽克彦 2022年(令和4年)6月28日 - 2024年(令和6年)7月1日[1] 四国地方整備局長 内閣官房内閣審議官兼国土強靭化推進室次長
山本巧 2024年(令和6年)7月1日[1] - 現職 東北地方整備局長

脚注

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  1. ^ a b 人事異動(第31号)』(プレスリリース)国土交通省、2024年7月1日、4頁。オリジナルの2024年7月2日時点におけるアーカイブhttps://warp.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/13770714/www.mlit.go.jp/about/content/001752111.pdf2024年12月22日閲覧 

関連項目

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外部リンク

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