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近衛歩兵第1連隊

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
近衛歩兵第1連隊
創設 1874年1月
廃止 1945年
所属政体 日本の旗 日本
所属組織  大日本帝国陸軍
部隊編制単位 連隊
兵科 歩兵
所在地 東京
編成地 東京
通称号/略称 東部2
上級単位 近衛 - 近衛師団 - 近衛第1師団
最終位置 東京府
戦歴 西南戦争 - 日清 - 日露 - 日中 - 第二次世界大戦
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近衛歩兵第1連隊(このえほへいだい1れんたい、旧字体近󠄁衞步兵第一聯隊󠄁)は、大日本帝国陸軍連隊のひとつ。近衛歩兵第2連隊とならび日本陸軍最初の歩兵連隊である。西郷隆盛が率いた御親兵が母体となっている。北の丸公園内、パレスサイドビルディングそばに記念碑がある[1]

近衛歩兵第一聯隊の碑(北の丸公園内)

沿革

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1月20日 - 近衛歩兵第1、第2大隊を基幹に編成
1月23日 - 軍旗拝受
11月2日 - 動員下令、近衛混成旅団隷下となる
12月5日 - 広東に上陸
12月20日 - 翁英作戦開始、翌日大隊長が戦死する。[2]
1月28日 - 南寧にて作戦する、その後仏印国境作戦などに参加
  • 1941年(昭和16年)1月13日 - 帰還
  • 1943年(昭和18年)6月1日 - 近衛師団から近衛第1師団に所属変更
  • 1945年(昭和20年)
8月15日 - 終戦
8月25日 - 軍旗奉焼

歴代連隊長

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歴代の連隊長
(特記ない限り陸軍大佐
氏名 在任期間 備考
1 野崎貞澄 1874.1.20 - 中佐
2 国司順正 1878.12.19 -
3 阿武素行 1880.4.30 -
4 川上操六 1882.2.13 -
5 山沢静吾 1884.2.13 -
6 大迫尚敏 1885.5.26 - 中佐、1887.4.大佐
7 田村寛一 1890.10.1 -
8 杉山直矢 1891.6.18 -
9 原口兼済 1893.6.14 -
10 小島政利 1894.8.11 - 1897.9.28
11 平佐良蔵 1897.10.11 - 1900.4.25
12 摺沢静夫 1900.4.25 - 1903.7.11 中佐、1900.10.大佐
13 山田忠三郎 1903.7.11 -
14 渡辺湊 1904.8.17 - 中佐
15 千田貞幹 1905.4.6 - 1908.3.8
16 由比光衛 1908.3.9 - 1909.5.20
17 高島友武 1909.5.20 - 1912.12.19
18 金久保万吉 1912.12.19 - 1914.5.11
19 久松定謨 1914.5.11 - 1916.8.18
20 井上一次 1916.8.18 - 1917.8.6
21 渡辺寿 1917.8.6 -
22 奥田為熊 1918.11.20 -
23 篠田次助 1919.7.25 - 1921.7.20[3]
24 真崎甚三郎 1921.7.20 -
25 星埜文一郎 1922.8.15 - 1923.8.6[4]
26 林桂 1923.8.6 -
27 井上璞 1925.5.1 -
28 平松英雄 1927.7.26 -
29 福田袈裟雄 1929.3.16 -
30 松村正員 1930.8.1 -
31 鈴木重康 1931.8.1 - 1932.8.8[5]
32 古城胤秀 1932.8.8 -
33 小泉恭次 1933.3.18 -
34 田中久一 1935.3.15 -
35 関原六 1937.3.1 -
36 牛島敬次郎 1938.3.1 -
37 鈴木鉄三 1940.3.9 -
38 鵜飼芳男 1941.10.6 -
渡辺多粮 1944.7.14 -

左近の桜・右近の橘

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近衛歩兵第1連隊の戦友会である近歩一会が、2008年(平成20年)に会員の高齢化を理由に解散する際に、会員がいなくなっても天皇皇后を末永く護衛出来るようにと、宮内庁を通じて左近桜)と右近橘)を献木。二本の木は御所の玄関を出た正面に植樹された。

脚注

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  1. ^ 竹橋には東京で最初の時計塔がありました”. 竹橋ガイド (2012年7月20日). 2012年9月30日閲覧。
  2. ^ 長く当ページに「連隊長戦死」とあったが誤り。当時の牛島連隊長は翌1940年3月に戦死者への弔辞を述べ、その後間もなく、後任と交代している。
  3. ^ 『官報』第2692号、大正10年7月21日。
  4. ^ 『官報』第3306号、大正12年8月7日。
  5. ^ 『官報』第1683号、昭和7年8月9日。

参考文献

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  • 『日本陸軍連隊総覧 歩兵編(別冊歴史読本)』(新人物往来社、1990年)
  • 原 剛『明治期国土防衛史』(錦正社、2002年)
  • 外山操・森松俊夫編著『帝国陸軍編制総覧』芙蓉書房出版、1987年。
  • 秦郁彦編『日本陸海軍総合事典』第2版、東京大学出版会、2005年。
  • 外山操編『陸海軍将官人事総覧 陸軍篇』芙蓉書房出版、1981年。
  • 村上兵衛著『近衛聯隊旗』秋田書店、1967年。
  • 官報
  • ノーベル書房編集部編『陸軍郷土歩兵聯隊写真集 わが聯隊』 ノーベル書房、1979年。

関連項目

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