コンテンツにスキップ

藤井仁子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
藤井 仁子
ふじい じんし
人物情報
生誕 1973年????
日本の旗 日本大阪府
出身校 京都大学法学部
京都大学大学院人間・環境学研究科修士課程修了
学問
研究分野 映画史・映画理論(日本映画、アメリカ映画)[1]
研究機関 早稲田大学文学部
学位 修士(人間・環境学)(京都大学)
主な受賞歴 京都映画文化賞(2001年)
テンプレートを表示

藤井 仁子(ふじい じんし、1973年 - )は、日本の映画批評家早稲田大学文学部教授、テアトル・オブリーク主宰。

経歴

[編集]

1997年京都大学法学部卒、同大学院人間・環境学研究科修士課程修了。立教大学文学部助手を経て、現職。京都映画祭専門委員。日本映像学会機関誌編集担当常任理事。

2008年、編著『入門・現代ハリウッド映画講義』を人文書院より刊行し、神戸映画資料館[2]や『週刊読書人』で取り上げられた[3]。2009年、記録映画アーカイブ・プロジェクトで岩波映画『佐久間ダム』についての報告を行う[4]。2011年、木村建哉と中村秀之との編著『甦る相米慎二』をインスクリプトより刊行した[5]。2012年、丹羽美之吉見俊哉編『岩波映画の1億フレーム』に寄せた論考が管啓次郎から評価される[6]。同年、雑誌『MIRAGE』の『Playback』特集にて三宅唱と四宮秀俊との鼎談が行われた[7]

著書

[編集]

編著

[編集]
  • 『入門・現代ハリウッド映画講義』(人文書院、2008年)
  • 『甦る相米慎二』(インスクリプト、2011年、木村建哉・中村秀之と共編)
  • 『森崎東党宣言!』(インスクリプト、2013年)
  • 『いま、映画をつくるということ 日本映画の担い手たちとの21の対話』(フィルムアート社、2023年、是枝裕和・土田環・安藤紘平・岡室美奈子・谷昌親・長谷正人と共編)

共著

[編集]
  • 『光と影の映画史 撮影監督・宮川一夫の世界』(キネマ旬報社、2000年)
  • 『映画の政治学』(青弓社、2003年)
  • 『映画と「大東亜共栄圏」』(森話社、2004年)
  • 『日本映画とナショナリズム 1931-1945』(森話社、2004年)
  • 『成瀬巳喜男の世界へ』(筑摩書房、2005年)
  • 『スピルバーグ 宇宙と戦争の間』(竹書房、2005年)
  • 『映画と身体/性』(森話社、2006年)
  • 『ヴィジュアル・クリティシズム 表象と映画=機械の臨界点』(玉川大学出版部、2008年)
  • 『岩波映画の1億フレーム』(東京大学出版会、2012年)

訳著

[編集]

脚注

[編集]
  1. ^ 早稲田大学文学部演劇映像コース : 藤井仁子(教授)
  2. ^ 田中範子 (2008年5月1日). “「入門・現代ハリウッド映画講義」”. 神戸映画資料館. 2013年6月30日閲覧。
  3. ^ 加藤幹郎 (2008年5月20日). “映画学入門書とはいかにあるべきか 藤井仁子編著『入門・現代ハリウッド映画講義』(人文書院、2008年)書評”. CineMagaziNet!. 2013年6月30日閲覧。
  4. ^ 松山秀明 (2009年5月23日). “「イメージとしての開発~岩波映画・佐久間ダムを見る~」終了”. 記録映画アーカイブ・プロジェクト. 2013年6月30日閲覧。
  5. ^ 木田紀生 (2011年11月11日). “編:木村建哉・中村秀之・藤井仁子『甦る相米慎二』(インスクリプト) 評:木田紀生(脚本家)”. 週刊読書人. 2013年6月30日閲覧。
  6. ^ 管啓次郎 (2012-08-19). 『岩波映画の1億フレーム』 丹羽美之、吉見俊哉編. 読売新聞. 
  7. ^ 藤原遼太郎 (2012年11月12日). “映画批評MIRAGE 第5号刊行”. MIRAGE. 2013年6月30日閲覧。

外部リンク

[編集]