神戸六甲鉄道
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本社がある六甲山上駅 | |
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
日本 〒657-0101 兵庫県神戸市灘区六甲山町一ヶ谷1番32号 北緯34度45分7.17秒 東経135度14分14.79秒 / 北緯34.7519917度 東経135.2374417度座標: 北緯34度45分7.17秒 東経135度14分14.79秒 / 北緯34.7519917度 東経135.2374417度 |
設立 | 1923年10月14日[1] |
業種 | 陸運業 |
事業内容 | 運輸事業(六甲ケーブル事業、自動車事業、受託事業等)[1] |
代表者 | 代表取締役社長 川邉直哉 |
資本金 |
8097万6000円 (2019年3月31日現在[2]) |
発行済株式総数 |
161万8968株 (2019年3月31日現在[2]) |
売上高 |
23億6973万円 (2018年3月期[3]) |
営業利益 |
4396万7000円 (2018年3月期[3]) |
純利益 |
4505万1000円 (2018年3月期[3]) |
純資産 |
8億9825万4000円 (2018年3月31日現在[3]) |
総資産 |
16億2440万2000円 (2018年3月31日現在[3]) |
従業員数 | 165名(2022年3月31日現在[4]) |
決算期 | 3月31日 |
主要株主 |
阪神電気鉄道 100% (2019年3月31日現在[5]) |
外部リンク | https://www.rokkosan.com/ |
神戸六甲鉄道株式会社(こうべろっこうてつどう)は、兵庫県神戸市灘区でケーブルカー(六甲ケーブル)と路線バス(六甲山上循環バス)を運営する会社。阪急阪神ホールディングス傘下の阪神電気鉄道の子会社であり、阪急阪神東宝グループの一員である。本店は兵庫県神戸市灘区六甲山町一ヶ谷1番32号の六甲山上駅駅舎2階にある。
以前の社名は六甲摩耶鉄道で、摩耶山を登る摩耶ケーブルも運営していたが、1995年の阪神・淡路大震災で被災し、2000年に神戸市都市整備公社(現在の神戸住環境整備公社)へ無償譲渡した。2013年10月1日に、阪神総合レジャーとの合併により六甲山観光に社名を変更した。2024年4月1日に神戸六甲鉄道に社名を変更し、観光事業を(新)六甲山観光に会社分割した[1]。
沿革
[編集]摩耶鋼索鉄道
[編集]- 1922年(大正11年)
- 1924年(大正13年)2月2日 鉄道免許状下付(武庫郡西灘村-同郡御影町間)[11](1956年失効)[12]。
- 1925年(大正14年)1月6日 高尾駅(現在の摩耶ケーブル駅) - 摩耶駅(現在の虹駅)間が開業[6][8][9]。
- 1930年(昭和5年)12月19日 鉄道免許状下付(神戸市上野字花ノ木-同市箕岡通四丁目間 地下式)[13](1956年失効)[12]。
- 1944年(昭和19年)2月11日 不要不急線として路線休止。翌年にかけて路線撤去。
- 1955年(昭和30年)5月7日 営業再開。
- 1975年(昭和50年)10月29日 六甲越有馬鉄道に吸収合併される。
六甲越有馬鉄道→六甲摩耶鉄道
[編集]- 1922年(大正11年)12月23日 六甲村徳井(のちの神戸市灘区高羽) - 有野村 - 有馬町(有馬温泉)間の鉄道敷設免許取得[12][14]。
- 1923年(大正12年)10月14日 六甲越有馬鉄道として会社設立(本社大阪)[15][16]。
- 1927年(昭和2年)10月18日 御影町(阪神御影) - 六甲村徳井間の鉄道敷設免許取得[12][17][14]。
- 1928年(昭和3年) 阪神電気鉄道の傍系会社となる。
- 1929年(昭和4年)7月1日 土橋 - 六甲山間の鉄道敷設免許取得[15][18]。
- 1932年(昭和7年)3月10日 土橋駅(現在の六甲ケーブル下駅) - 六甲山駅(現在の六甲山上駅)間が開業[15][19]。六甲山上循環バス運行開始。
- 1933年(昭和8年)9月1日 御影町 - 神戸市灘区高羽 - 有野村間の鉄道起業廃止許可[14]。
- 1937年(昭和12年)5月21日 有野村 - 有馬町間の鉄道起業廃止許可[20]。
- 1941年(昭和16年)9月1日 六甲山上循環バス運行休止(事実上の廃止)。
- 1944年(昭和19年)2月11日 不要不急線として路線休止。路線は撤去されず。
- 1945年(昭和20年)8月25日 営業再開。
- 1975年(昭和50年)10月29日 摩耶ケーブルを運営する摩耶鋼索鉄道を吸収合併、六甲摩耶鉄道に社名変更。
- 1980年(昭和60年)6月15日 六甲山上バスを阪神電気鉄道より譲受(直営再開)。
- 1995年(平成7年)1月17日 阪神・淡路大震災で被災。摩耶ケーブル長期休止に。
- 2000年(平成12年)4月25日 震災以来休止中の摩耶ケーブルを神戸市都市整備公社(現在の神戸住環境整備公社)へ譲渡[6]。
- 2006年(平成18年)10月1日 阪急阪神ホールディングス発足に伴い、阪急阪神東宝グループの一員となる。
阪神総合レジャー
[編集]- 1989年(平成元年)7月1日 (旧)阪神総合レジャーが設立[21]。
- 2000年(平成12年)11月15日 元町阪神ビルディングとして会社設立[21]。
- 2001年(平成13年)4月1日 元町阪神ビルディングが(旧)阪神総合レジャーを合併し、(新)阪神総合レジャーに社名変更[21]。
六甲山観光→神戸六甲鉄道
[編集]- 2013年(平成25年)10月1日 六甲摩耶鉄道と阪神総合レジャーとの合併により六甲山観光に社名変更[22]。
- 2024年(令和6年)4月1日 神戸六甲鉄道に社名変更[1]。六甲ケーブル線を上下分離方式(施設や線路を親会社の阪神電気鉄道が承継)に移行[23]。観光事業を六甲山観光分割準備(2023年4月3日設立)に会社分割し、六甲山観光分割準備が(新)六甲山観光に社名変更[1]。
鉄道・バス路線
[編集]旧・六甲摩耶鉄道の事業
観光施設
[編集]旧・阪神総合レジャーから継承した以下の施設は、2024年4月に(新)六甲山観光が継承した。
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e 『2024年4月以降の六甲山事業の運営体制について』(PDF)(プレスリリース)阪神電気鉄道、2024年3月8日 。2024年4月1日閲覧。
- ^ a b 第102期貸借対照表 - 六甲山観光
- ^ a b c d e 鉄道統計年報平成29年度版 - 国土交通省
- ^ 会社概要 - 神戸・六甲山 公式おでかけサイト
- ^ 国土交通省鉄道局監修『鉄道要覧』令和元年度版、電気車研究会・鉄道図書刊行会
- ^ a b c 国土交通省鉄道局監修『鉄道要覧』平成十八年度版、電気車研究会・鉄道図書刊行会、p.189
- ^ 「鉄道免許状下付」『官報』 1922年2月20日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ a b 「地方鉄道運輸開始」『官報』 1925年1月15日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ a b c 鉄道省監督局 編『地方鉄道及軌道一覧』昭和18年4月1日現在、鉄道同志会
- ^ 『日本全国諸会社役員録. 第31回』(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 「鉄道免許状下付」『官報』1924年2月5日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ a b c d 森村誠之著『鉄道未成線を歩く私鉄編』JTB、2001年、p178
- ^ 「鉄道免許状下付」『官報』1930年12月23日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ a b c 「鉄道起業廃止」『官報』 1933年9月5日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ a b c 国土交通省鉄道局監修『鉄道要覧』平成十八年度版、電気車研究会・鉄道図書刊行会、p.188
- ^ 『日本全国諸会社役員録. 第32回』(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 「鉄道免許状下付」『官報』 1927年10月20日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 「鉄道免許状下付」『官報』 1929年7月11日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 「地方鉄道運輸開始」『官報』 1932年3月18日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 「鉄道起業廃止」『官報』 1937年5月25日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ a b c 沿革図 - 阪神電気鉄道
- ^ 六甲山観光株式会社 10月1日スタート!! 阪急阪神ホールディングス 2013年10月1日
- ^ 六甲ケーブルにおける上下分離方式の導入について (PDF) - 六甲山観光株式会社/阪神電気鉄道株式会社 2023年12月8日