江界市
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江界紡績工場 | |
位置 | |
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地図 | |
各種表記 | |
チョソングル: | 강계시 |
漢字: | 江界市 |
日本語読み仮名: | こうかいし |
片仮名転写: | カンゲ=シ |
ローマ字転写 (MR): | Kanggye si |
統計 | |
行政 | |
国: | 朝鮮民主主義人民共和国 |
江界市(カンゲし)は、朝鮮民主主義人民共和国の慈江道の道都。人口約22万人(1993年)。
地理
[編集]将子江の中流に位置する都市である。東に長江郡、西に時中郡・渭原郡、南に城干郡と隣接する。北朝鮮随一の軍需工業都市であり、冷戦末期に最も重要なミサイル製造工場として知られた26号工場や351号工場も江界市に立地している[1][注釈 1]。江界強制収容所も、この都市に存在する。
行政区画
[編集]34洞・2里を管轄する。
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歴史
[編集]高句麗・渤海国・女真の領域を経て、14世紀後半に高麗の統治下に入った。朝鮮王朝時代には北方防衛の要衝として機能した。
植民地期には平安北道に属し、その東北部を占める非常に広い郡であった。当時の郡域は、現在の満浦市・時中郡・長江郡・前川郡・龍林郡を含む。
年表
[編集]この節の出典[2]
- 1949年12月 - 慈江道江界郡江界邑および公北面の一部が合併し、江界市が発足。
- 1952年12月 - 郡面里統廃合により、慈江道江界市、長江郡公北面の一部地域をもって、江界市を設置。江界市に以下の里が成立。(26里)
- 東部里・南門里・古営里・東門里・府倉里・万寿里・館前里・南山里・旧井里・明倫里・新門里・書院里・仁風里・江西里・社稷里・内龍里・外龍里・西山里・古堂里・柳洞里・淵豊里・石峴里・香炉里・斗興里・公貴里・公仁里
- 1955年2月 (21洞5里)
- 南門里が南門洞に昇格。
- 古営里が古営洞に昇格。
- 東門里が東門洞に昇格。
- 府倉里が府倉洞に昇格。
- 万寿里が万寿洞に昇格。
- 館前里が館前洞に昇格。
- 南山里が南山洞に昇格。
- 旧井里が旧井洞に昇格。
- 明倫里が明倫洞に昇格。
- 新門里が新門洞に昇格。
- 書院里が書院洞に昇格。
- 仁風里が仁風洞に昇格。
- 江西里が江西洞に昇格。
- 社稷里が社稷洞に昇格。
- 内龍里が内龍洞に昇格。
- 外龍里が外龍洞に昇格。
- 西山里が西山洞に昇格。
- 古堂里が古堂洞に昇格。
- 柳洞里が柳洞に昇格。
- 淵豊里が淵豊洞に昇格。
- 石峴里が石峴洞に昇格。
- 1957年6月 (20洞5里)
- 社稷洞が江西洞に編入。
- 旧井洞および書院洞・館前洞の各一部が合併し、北門洞が発足。
- 書院洞の残部・館前洞の残部が仁風洞に編入。
- 古堂洞の一部が分立し、石造洞が発足。
- 東門洞・南門洞の各一部が合併し、南川洞が発足。
- 1961年3月 (25洞3里)
- 時中郡興洲里を編入。
- 東部里が分割され、野鶴洞・東部洞が発足。
- 南川洞が南門洞に編入。
- 明倫洞が南山洞に編入。
- 石造洞の一部が分立し、煙州洞が発足。
- 西山洞の一部が分立し、大応洞が発足。
- 新門洞・淵豊洞の各一部が合併し、水砧洞が発足。
- 香炉里および石峴洞の一部が合併し、香炉洞が発足。
- 興洲里が興洲洞に昇格。
- 1967年10月 (29洞3里)
- 石造洞・煙州洞の各一部が合併し、煙石洞が発足。
- 古営洞の一部が長江郡長坪里の一部と合併し、古界洞が発足。
- 石峴洞・公仁里の各一部が合併し、仁可里が発足。
- 公貴里が公貴洞に昇格。
- 東門洞・野鶴洞の各一部が合併し、南川洞が発足。
- 1976年2月 - 古界洞が将子洞に改称。(29洞3里)
- 1981年2月 (31洞3里)
- 西山洞の一部が分立し、独山洞が発足。
- 古営洞が分割され、古営一洞・古営二洞が発足。
- 仁風洞が忠誠洞に改称。
- 1981年10月 (32洞2里)
- 古堂洞が労働者洞に改称。
- 公仁里が公仁洞に昇格。
- 1995年12月 (33洞3里)
- 時中郡義真里・双新里を編入。
- 仁可里が恩情洞に昇格。
- 1998年 - 双新里が新興里に改称。(33洞3里)
- 1999年 - 義真里が義真洞に昇格。(34洞2里)
江界郡
[編集]- 1361年 - 鎮辺・鎮成・鎮安・鎮嶺の4郡が置かれた。
- 1401年 - 石州が置かれた。
- 1403年 - 江界府が置かれた。
- 1413年 - 江界都護府に昇格した。
- 1895年 - 江界府は江界・慈城・厚昌の3郡を管轄する(二十三府制)。
- 1896年 - 平安北道江界郡となる。
- 1914年4月1日 - 郡面併合により、平安北道江界郡に以下の面が成立。(18面)
- 江界面・龍林面・立館面・化京面・前川面・城干面・干北面・公西面・公北面・従南面・従西面・曲河面・漁雷面・吏西面・外貴面・文玉面・時中面・高山面
- 1931年4月1日 (1邑16面)
- 江界面および公西面の一部が合併し、江界邑が発足。
- 公西面の残部が公北面に編入。
- 1937年 - 文玉面が満浦面に改称。(1邑16面)
- 1940年11月1日 - 満浦面が満浦邑に昇格。(2邑15面)
- 1944年5月10日 - 慈城郡三豊面の一部が満浦邑に編入。(2邑15面)
- 1946年 (17面)
- 満浦邑が満浦面に降格。
- 江界邑が江界面に降格。
- 1949年1月 - 平安北道の分割により、慈江道江界郡となる。(7面)
- 1949年12月 - 江界郡廃止。
- 江界面および公北面の一部が合併し、江界市となる。
- 従南面・従西面・曲河面・漁雷面・東門面および公北面の残部が新設の長江郡に編入。
産業
[編集]軍需産業が盛んである。
- 江界トラクター総合工場、江界高麗薬加工工場などの工場がある[3]。2019年には、金正恩朝鮮労働党委員長が江界精密機械総合工場、江界トラクター総合工場を視察する様子が報道された[4]。
交通
[編集]施設
[編集]出身者
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b “北朝鮮のミサイル部品工場の地下施設(351号工場)”. 東京大学先端科学技術研究センター. 2022年1月16日閲覧。
- ^ 자강도 강계시 역사
- ^ デイリーNK「最高人民会議に欠席した金正日は江界を現地指導」
- ^ “正恩氏、工場や教育施設視察=シャワー出ず叱責も-北朝鮮”. 時事通信 (2019年6月1日). 2019年6月2日閲覧。
外部リンク
[編集]- 中央日報北韓ネット・北韓地名辞典
- 地図蔵「北朝鮮」
- 北朝鮮の主なミサイル基地 (asahi.com)