時忠 (小惑星)
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時忠 4488 Tokitada | |
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仮符号・別名 | 1987 UK |
分類 | 小惑星 |
軌道の種類 | 小惑星帯 |
発見 | |
発見日 | 1987年10月21日 |
発見者 | 鈴木憲蔵 浦田武 |
軌道要素と性質 元期:2010年7月23日 (JD 2,455,400.5) | |
軌道長半径 (a) | 2.181 AU |
近日点距離 (q) | 1.867 AU |
遠日点距離 (Q) | 2.494 AU |
離心率 (e) | 0.144 |
公転周期 (P) | 3.22 年 |
軌道傾斜角 (i) | 4.35 度 |
近日点引数 (ω) | 184.07 度 |
昇交点黄経 (Ω) | 218.46 度 |
平均近点角 (M) | 16.62 度 |
物理的性質 | |
絶対等級 (H) | 13.9 |
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時忠[1](ときただ、4488 Tokitada)は、小惑星帯にある小惑星である。
1987年10月、鈴木憲蔵と浦田武が愛知県豊田市で発見した。
名称
[編集]平安時代末期の公卿である平時忠(1130年 - 1189年)にちなむ[2]。時忠は平家一門の全盛期に「平家にあらずんば人にあらず」と放言したことで知られる人物である。壇ノ浦の戦いののち捕らえられ、能登国に配流されてその地で没した。
小惑星回報(MPC)に掲載された命名文では平清盛のおじ(uncle)とされているが、これは義弟(清盛の妻である平時子(二位尼)の弟)の誤りである。また、武将(military commander)とされているが、時忠は清盛と同じ平姓であっても公卿の家(堂上平氏)の出であり、天皇家の外戚として宮廷内で権勢をふるった政治家であるため、正しくない。命名文では、能登とパーシヴァル・ローウェルの縁について触れられている。
浦田は、多くの小惑星に『平家物語』に登場する平安時代末期(保元・平治の乱から源平合戦にかけて)の人物の名を付けており、時忠に関連する人物では
- (4959) 二位尼:姉、平時子。
- (4375) 清盛:義兄(時子の夫)、平清盛。
- (3585) 後白河:後白河法皇。時忠の妹・平滋子(建春門院)を妃とした。
- (5578) Takakura:甥(後白河法皇と建春門院の子)、高倉天皇。
- (5242) 建礼門院:姪(清盛・時子の娘)、平徳子。高倉天皇の妃。
- (3686) 安徳:安徳天皇。高倉天皇と建礼門院の子。
- (3178) 義経:娘婿、源義経。平家滅亡後に娘を嫁がせた。
も小惑星に命名されている。
脚注
[編集]- ^ “愛知県に関連した小惑星”. 理科・CSTの広場 高等学校 地学. 愛知県総合教育センター. 2020年1月28日閲覧。
- ^ MPC 19697(1992年2月18日)
関連項目
[編集]外部リンク
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