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新翅下綱

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
新翅節
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
亜門 : 六脚亜門 Hexapoda
: 昆虫綱 Insecta
亜綱 : 双丘亜綱 Dicondylia
下綱 : 有翅下綱 Pterygota
: 新翅節 Neoptera
学名
Neoptera
和名
新翅節[1][2]

新翅下綱[要出典]または新翅節Neoptera)は、昆虫綱を大きく分けた分類群の一つ。有翅昆虫類のうち、トンボ目カゲロウ目を除いた大部分の目が含まれる。このクレードは、静止の際に翅を背面に折り畳むことができる構造を持つ[3]。翅脈の多少や構造によって多新翅類バッタ目ゴキブリ目など)、準新翅類咀顎目カメムシ目など)、内翅類ハエ目ハチ目チョウ目などやそのほかの高等な類を含む)に分けられる。このうち多新翅類・準新翅類は不完全変態、内翅類は完全変態を行う。

分類

[編集]

系統位置と下位系統は以下[1]

六脚亜門 Hexapoda

内顎綱
Entognatha

昆虫綱
Insecta
古顎亜綱
Archeognatha

イシノミ目(古顎目) Archeognatha

双丘亜綱
Dicondylia
結虫下綱
Zygentoma

シミ目(総尾目) Thysanura

有翅下綱
Pterygota
旧翅節
Palaeoptera

カゲロウ目(蜉蝣目) Ephemeroptera

トンボ目(蜻蛉目) Odonata

新翅節
Neoptera
多新翅亜節
Polyneoptera

カワゲラ目(襀翅目) Plecoptera

ハサミムシ目(革翅目) Dermaptera

ジュズヒゲムシ目(絶翅目) Zoraptera

シロアリモドキ目(紡脚目) Embioptera

ナナフシ目(竹節虫目) Phasmatodea

バッタ目(直翅目) Orthoptera

異名上目
Xenonomia

ガロアムシ目(非翅目) Grylloblattodea

カカトアルキ目(踵行目) Mantophasmatodea

網翅上目
Dictyoptera

ゴキブリ目 Blattodeaシロアリ類を含む)

カマキリ目(蟷螂目) Mantodea

新生類
Eumetabola
準新翅亜節
Paraneoptera

カジリムシ目(咀顎目) Psocodea

節顎上目
Condylognatha

アザミウマ目(総翅目) Thysanoptera

カメムシ目(半翅目) Hemiptera

完全変態亜節
Holometabola
膜翅上目
Hymenopterida

ハチ目(膜翅目) Hymenoptera

脈翅上目
Neuropterida

ラクダムシ目 Raphidioptera

ヘビトンボ目(広翅目) Megaloptera

アミメカゲロウ目(脈翅目) Neuroptera

鞘翅上目
Coleopterida

コウチュウ目(鞘翅目) Coleoptera

ネジレバネ目(撚翅目) Strepsiptera

長節上目
Mecopterida
注管類 Antliophora

シリアゲムシ目(長翅目) Mecoptera

ノミ目(隠翅目) Siphonaptera

ハエ目(双翅目) Diptera

飾翅類
Amphiesmenoptera

チョウ目(鱗翅目) Lepidoptera

トビケラ目(毛翅目) Trichoptera

完全変態の獲得
折畳型のの獲得
の獲得

脚注

[編集]
  1. ^ a b 国立天文台 『理科年表 令和4年』 (2022) 918頁
  2. ^ 『岩波生物学辞典 第5版』(2013) pp.1599-1600
  3. ^ 新翅類とは