山口翔
火の国サラマンダーズ #11 | |
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広島時代 2018年8月10日 タマホームスタジアム筑後にて | |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 熊本県熊本市南区 |
生年月日 | 1999年4月28日(25歳) |
身長 体重 |
181 cm 75 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2017年 ドラフト2位 |
初出場 | NPB / 2019年5月7日 |
最終出場 | NPB / 2019年8月22日 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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山口 翔(やまぐち しょう、1999年4月28日 - )は、熊本県熊本市出身のプロ野球選手(投手)。右投右打。九州アジアリーグ・火の国サラマンダーズ所属。
経歴
[編集]プロ入り前
[編集]熊本市に生まれ、2歳で広島市へ引越した[1]。
広島市立落合東小学校4年生の時、軟式野球チームの高陽スカイバンズで野球を始めた。6年生のとき熊本市へ戻り、熊本市立日吉小学校へ転校した。日吉小の少年野球クラブでは投手兼遊撃手であった[1]。熊本市立日吉中学校では軟式野球部に所属した[1]。
熊本県立熊本工業高等学校では、1年秋から背番号10でベンチ入りし、2年春から背番号1としてエースを務めた。2年夏は熊本県大会準々決勝で九鬼隆平、松尾大河、田浦文丸擁する第88回選抜高等学校野球大会ベスト4の秀岳館高校に1回途中からリリーフし、チームは一度はリードするも逆転負けを喫した[2]。2年時の秋季熊本大会において準優勝(優勝は秀岳館)。3年春、第89回選抜高等学校野球大会において、智辯学園高等学校(近畿地区選出)戦で9失点を喫し0―9で初戦敗退。3年夏は熊本県大会3回戦で菊池高校に敗れた[3]。
プロ志望届を提出し[4]、2017年10月26日に行われたドラフト会議で広島東洋カープから2巡目で指名を受け、11月6日に仮契約を結んだ[5]。背番号は47。
広島時代
[編集]2019年は5月6日に一軍に初登録され、同7日の対中日ドラゴンズ戦(ナゴヤドーム)でプロ初登板を果たし2回を無失点に抑えた[6]。同30日の対東京ヤクルトスワローズ戦(明治神宮野球場)でプロ初先発、7回2死に村上宗隆に左前安打を許すまで無安打に抑え、7回1安打無失点の快投でプロ初勝利を挙げた[7]。
2020年は先発ローテーション入りが期待されていたが、一軍登板はなく、ウエスタン・リーグにおいても8試合登板、0勝4敗、防御率6.23という結果に終わった[8][9]。
2022年は二軍で14試合の登板で0勝1敗1セーブ、防御率5.27の成績に終わり、オフに戦力外通告を受ける。11月8日開催の12球団合同トライアウトに参加し、打者3人を三振1つとゴロ2つで抑え込んだ[10]。
KAL・火の国時代
[編集]2022年11月29日、山口の地元球団でもある独立リーグ・九州アジアリーグの火の国サラマンダーズが入団を発表した。背番号は広島時代と同じ47。球団代表兼GMの神田康範は「年齢的にも実力的にも必ずNPBに返り咲ける」と山口のオファーに動いた[10]。
2023年は33試合に登板して5勝1敗1セーブ10ホールドで、防御率3.28という成績だった[11]。シーズン終了後の11月15日、2回目となる12球団合同トライアウトに参加し、打者3人に対し、1人には四球を1つ与えたものの、ほか2人は三振1つとゴロ1つで抑えた[12]。シーズン中は計測していたという球速150km/h台はこの日は出ず、登板後のインタビューでは「今年1年野球を楽しもうという自分の目標があって、それを最後まで楽しむことが出来たので、そこはよかったです」「こういう大事な日に限って(150km/hが)出なかったので、そこが悔しいですけど、何より楽しめたのが1番よかったです。何かしら悔いは残りますし、野球はそういう所もあって楽しいなというのがあるので、なかなかやめられないですね」と答えた[13]。12月15日、来季からの背番号が11に変更されることが発表された[14]。
選手としての特徴
[編集]関節の可動域が柔らかく、しなりのある腕から投げ出される最速151 km/hのノビのあるストレートが持ち味[15]。変化球はスライダーを中心にカーブ、フォーク、チェンジアップを織り交ぜて投げる[16][17]。
詳細情報
[編集]年度別投手成績
[編集]年 度 |
球 団 |
登 板 |
先 発 |
完 投 |
完 封 |
無 四 球 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ 丨 ブ |
ホ 丨 ル ド |
勝 率 |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬 遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
W H I P |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2019 | 広島 | 9 | 6 | 0 | 0 | 0 | 1 | 3 | 0 | 0 | .250 | 117 | 26.0 | 25 | 3 | 13 | 1 | 3 | 21 | 2 | 0 | 14 | 14 | 4.85 | 1.46 |
通算:1年 | 9 | 6 | 0 | 0 | 0 | 1 | 3 | 0 | 0 | .250 | 117 | 26.0 | 25 | 3 | 13 | 1 | 3 | 21 | 2 | 0 | 14 | 14 | 4.85 | 1.46 |
- 2022年度シーズン終了時
年度別守備成績
[編集]年 度 |
球 団 |
投手 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 | ||
2019 | 広島 | 9 | 0 | 7 | 0 | 0 | 1.000 |
通算 | 9 | 0 | 7 | 0 | 0 | 1.000 |
- 2022年度シーズン終了時
記録
[編集]- 初記録
- 初登板:2019年5月7日、対中日ドラゴンズ8回戦(ナゴヤドーム)、5回裏に2番手で救援登板、2回無失点
- 初奪三振:同上、5回裏に大野雄大から見逃し三振
- 初先発・初勝利・初先発勝利:2019年5月30日、対東京ヤクルトスワローズ11回戦(明治神宮野球場)、7回無失点
独立リーグでの年度別投手成績
[編集]年 度 |
球 団 |
登 板 |
先 発 |
完 投 |
完 封 |
無 四 球 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ 丨 ブ |
ホ 丨 ル ド |
勝 率 |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬 遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
W H I P |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2023 | 火の国 | 33 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 1 | 1 | 10 | .833 | 164 | 35.2 | 36 | 1 | 23 | - | 4 | 37 | 4 | 0 | 15 | 13 | 3.28 | 1.65 |
2024 | 26 | 4 | 0 | 0 | 0 | 5 | 1 | 5 | 1 | .833 | 201 | 43.0 | 49 | 1 | 30 | - | 3 | 33 | 4 | 0 | 26 | 21 | 4.40 | 1.65 | |
通算:2年 | 59 | 4 | 0 | 0 | 0 | 10 | 2 | 6 | 11 | .833 | 365 | 78.2 | 85 | 2 | 53 | - | 7 | 70 | 8 | 0 | 41 | 34 | 3.89 | 1.75 |
- 2024年シーズン終了時
背番号
[編集]- 47(2018年 - 2023年)
- 11(2024年 - )
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b c 山口翔(広島東洋カープ)-週刊ベースボールONLINE. 2019年12月11日閲覧。
- ^ 秀岳館 7-6 熊本工
- ^ 菊池 4-3 熊本工
- ^ 最速151キロ右腕 熊本工・山口翔がプロ志望届日刊スポーツ 2017年9月27日掲載
- ^ 広島ドラ2山口が狙う沢村賞&くりぃむしちゅー共演日刊スポーツ 2017年11月7日掲載
- ^ “【広島】2年目山口、ド緊張プロ初登板で2回零封「やっと一歩踏み出せた」”. スポーツ報知 (2019年5月7日). 2019年10月29日閲覧。
- ^ “プロ初勝利の広島・山口翔 「生んでくれてありがとう」 | ショウアップナイター”. BASEBALL KING. 2019年10月29日閲覧。
- ^ “広島・山口 大瀬良塾で“開眼”新フォームでコンパク投 無駄な動きなくし「腕が走る」”. デイリースポーツ (2020年12月23日). 2021年3月15日閲覧。
- ^ “2020年度 広島東洋カープ 個人投手成績(ウエスタン・リーグ)”. NPB.jp 日本野球機構. 2021年3月15日閲覧。
- ^ a b “広島戦力外の山口翔、独立L火の国入り 村上宗隆と高校時代ライバル、地元で再起へ”. Full-Count. (2022年11月29日) 2022年11月29日閲覧。
- ^ 火の国サラマンダーズ 2023年度 - 一球速報.com(「選手別 投手成績」の箇所を参照)
- ^ “阪神高山俊がマルチ安打 59人が参加 プロ野球12球団合同トライアウト/詳細”. 日刊スポーツ. プロ野球ライブ速報 (2023年11月15日). 2023年11月16日閲覧。
- ^ 「【トライアウト】元広島・山口翔が最速148キロでアピール「なかなかやめられない」 今季火の国所属」『スポーツ報知』2023年11月15日。2023年11月16日閲覧。
- ^ 【公式】火の国サラマンダーズ 🦎 [@KpbProject] (2023年12月15日). "【背番号の変更について】". X(旧Twitter)より2023年12月15日閲覧。
- ^ “広島ドラ2山口 ドラ1中村と「友達になって世代最強バッテリーに」”. スポーツニッポン. (2017年10月31日) 2020年5月5日閲覧。
- ^ “最速152キロで唸る「火の国ストレート」 山口 翔(熊本工高)”. BASEBALL GATE. (2017年10月16日) 2020年5月5日閲覧。
- ^ “野球太郎 山口翔(3年)”. イマジニア. 2020年5月5日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 個人年度別成績 山口翔 - NPB.jp 日本野球機構
- 選手の各国通算成績 Baseball-Reference (Japan)、The Baseball Cube