小田部
小田部 | |
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室見川より望む小田部 | |
小田部の地図 | |
北緯33度34分10.1秒 東経130度19分54.2秒 / 北緯33.569472度 東経130.331722度 | |
国 | 日本 |
都道府県 | 福岡県 |
市町村 | 福岡市 |
区 | 早良区 |
面積 | |
• 合計 | 92.86 ha |
人口 (2023年2月末現在)一丁目から七丁目までの合計 | |
• 合計 | 9,488人 |
等時帯 | UTC+9 (JST) |
郵便番号 |
814-0032 |
市外局番 | 092 |
ナンバープレート | 福岡 |
小田部 (こたべ)は、福岡市早良区の地名。現行の行政地名は、小田部一丁目から小田部七丁目までである(住居表示実施済)。面積は92.86ヘクタール[1]。2023年2月末現在の人口は9,488人[2]。郵便番号は814-0032[3]。
地理
[編集]福岡平野の西部を流れる室見川の右岸に位置し、北の室見新橋を頂点に西は室見川、東は金屑川沿いに下り矢じり状に囲まれている北緯33度34分14.4秒 東経130度20分2.6秒。北で南庄と、東で金屑川を介して原と、南で室住団地及び有田と、西で室見川を介して福重及び福重団地と隣接する。
河川
[編集]町域に流れる河川は次の通り。すべて室見川水系の二級河川である。
-
室見川(浜井手堰の下流側、左:西区福重及び福重団地、右:早良区小田部)
-
金屑川(大原橋の上流側、左:原、右:小田部)
語源
[編集]地名の由来は景行天皇の時ここに田部[注釈 1]が置かれたことによると伝えられる。(早良郡誌)
歴史
[編集]先土器時代~中世の集落遺跡である有田遺跡群が町内に2カ所あり、埋蔵文化財包蔵地として周知されている。[4]
1591年 朝鮮出兵 のため 豊臣秀吉が名護屋へ向かう時に通った大閣道が通じ、松浦殿墓・筑前殿墓・室見神社址などがあった。[5]
町名の変化
[編集]南北朝期:こたへかのう、江戸期:小田部村、近代:小田部
産業
[編集]小田部大根の産地であり、福岡産の大根である博多四十日・砂糖大根・丸春若大根・雪の下大根と共に有名である[6]。
かつては室見川へトラックごと降り、川辺で収穫した大根を洗っていた[7]。
人口
[編集]小田部一丁目から小田部七丁目までの人口の推移を福岡市の住民基本台帳(公称町別)[2]に基づき示す(単位:人)。集計時点は各年9月末現在である。
- 2001年(平成13年):8,482
- 2002年(平成14年):8,463
- 2003年(平成15年):8,547
- 2004年(平成16年):8,689
- 2005年(平成17年):8,720
- 2006年(平成18年):8,811
- 2007年(平成19年):8,865
- 2008年(平成20年):8,750
- 2009年(平成21年):8,721
- 2010年(平成22年):8,722
- 2011年(平成23年):8,885
- 2012年(平成24年):8,966
- 2013年(平成25年):8,995
- 2014年(平成26年):9,123
- 2015年(平成27年):9,254
- 2016年(平成28年):9,427
- 2017年(平成29年):9,454
- 2018年(平成30年):9,474
- 2019年(令和元年):9,398
- 2020年(令和2年):9,397
- 2021年(令和3年):9,415
- 2022年(令和4年):9,390
施設
[編集]公共・公益施設
[編集]-
福岡市小田部公民館
-
小田部中央公園
-
室見川緑地(小田部、室見新橋の南側)
-
室見河畔公園「緑の広場」
-
室見河畔公園「野生の広場」
教育施設
[編集]町域内の教育施設は次の通り。
- 福岡市立小田部小学校(小田部六丁目4番1号)
- 福岡市立原北中学校(小田部七丁目11番1号)
- 福岡市立西福岡中学校(小田部三丁目32番1号)
なお、通学区域は次の通り[9]。
- 小田部一丁目、五丁目から七丁目まで:小田部小学校、原北中学校
- 小田部二丁目から四丁目まで:原西小学校(原五丁目16番10号)、西福岡中学校
医療・福祉施設
[編集]- 犬丸内科小児科医院
- なら林内科循環器科医院
- 原口病院循環器内科
- 宮脇クリニック
- 井原眼科クリニック
その他
[編集]- 原西保育園
- ふくの湯早良店
名所・旧跡
[編集]-
将軍神社
交通
[編集]バス
[編集]バスについては、西日本鉄道株式会社が運営するバスが運行しており、次の停留所がある。
- 原北中学校前
- 小田部一丁目
- 小田部二丁目
- 小田部四丁目
- 小田部五丁目
主な行先番号は、204,205,206,503, 504。
道路
[編集]主な幹線道路等は次の通り。
-
国道202号(小田部横断歩道橋の東側)
-
国道202号(小田部横断歩道橋の西側)
-
原南庄線(大原橋付近、左:小田部、右:南庄)
-
南庄小田部線、原南庄線との交差点の南側
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 田部(たべ)とは、日本の古墳時代に設けられた土地や人民の支配制度の一つで、ヤマト王権が直接支配した人民のうち屯倉(みやけ)で耕作した者を指す。
- ^ 所在地:福岡市早良区小田部六丁目6番10号北緯33度34分21.71秒 東経130度19分45.26秒 / 北緯33.5726972度 東経130.3292389度、併設施設:老人いこいの家
- ^ 所在地:福岡市早良区小田部六丁目8北緯33度34分17.8秒 東経130度19分45.7秒 / 北緯33.571611度 東経130.329361度、公園種別:近隣公園、面積:17,000m2、開園年度:2011[8]
- ^ 所在地:小田部二丁目13、公園種別:街区公園、面積:4,203m2、開園年度:1974[8]
- ^ 所在地:小田部五丁目11、公園種別:街区公園、面積:2,939m2、開園年度:1974[8]
- ^ 所在地:福岡市早良区室見五丁目~次郎丸二丁目、公園種別:運動公園、面積:159,149m2、開園年度:1973[8]
- ^ 所在地:福岡市早良区小田部六丁目15番北緯33度34分24.9秒 東経130度19分41.4秒 / 北緯33.573583度 東経130.328167度、小田部小学校の西隣
- ^ 所在地:福岡市早良区小田部四丁目14番北緯33度33分56.2秒 東経130度19分39.5秒 / 北緯33.565611度 東経130.327639度、外部リンク:福岡市早良区役所企画課. “室見川河畔公園(野生の広場)”. 2022年8月24日閲覧。
- ^ なお、室見河畔公園には室見川左岸に「冒険広場」(所在地:福岡市西区橋本一丁目34番北緯33度33分48.6秒 東経130度19分31.2秒 / 北緯33.563500度 東経130.325333度)もある。
- ^ (1)日本で食物の神で、宇迦御魂(倉稲魂)と混同される。ウガは梵語のウガヤ(財施・白蛇)からとの説があるが疑問 (2)宇賀神社の祭神は、倉稲魂命(うかのみたまのみこと)。「うかのみたま」とは稲に宿る精霊を意味し、もともとは山城の国(京都)の地方神だったという
- ^ 施設名称:小田部横断歩道橋、管理者:国土交通省九州地方整備局福岡国道事務所、所在地:福岡市北緯33度34分5.7秒 東経130度20分0.31秒 / 北緯33.568250度 東経130.3334194度、供用開始年:1973、橋長:41m、通路幅員:1.5、その他:国道202号の横断歩道橋[12]
出典
[編集]- ^ 福岡市統計調査課. “平成27年(2015年)国勢調査の結果”. 福岡市. 2021年10月23日閲覧。
- ^ a b 福岡市統計調査課. “登録人口(公称町別)- 住民基本台帳(日本人)男女別人口及び世帯数”. 福岡市. 2023年3月22日閲覧。
- ^ 日本郵便株式会社. “郵便局”. 2023年1月27日閲覧。→「郵便番号を調べる」→キーワード検索等
- ^ “福岡市の文化財(有田遺跡群 早良区)”. 福岡市経済観光文化局 文化財部 文化財保護課. 2016年8月13日閲覧。
- ^ “福岡市の文化財(有田遺跡群 早良区)”. 福岡市経済観光文化局 文化財部 文化財保護課. 2016年8月13日閲覧。
- ^ “日本を代表する野菜、だいこん”. 2016年11月27日閲覧。
- ^ “1966年12月23日ダイコン洗い001”. 西日本新聞社フォトライブラリー. 2016年11月27日閲覧。
- ^ a b c d “公園等検索”. 公益財団法人福岡市緑のまちづくり協会. 2022年8月5日閲覧。
- ^ 福岡市教育委員会. “福岡市通学区域”. 福岡市. 2022年8月24日閲覧。
- ^ “有田遺跡群”. 福岡市経済観光文化局 文化財部 文化財保護課. 2016年11月27日閲覧。
- ^ “小田部城跡 ( 現・早良区有田 )”. 2016年11月27日閲覧。
- ^ G空間情報センター(Association for Promotion of Infrastructure Geospatial Information Distribution). “G空間情報センター”. 2022年8月23日閲覧。→検索:「社会資本情報プラットフォーム(道路-横断歩道橋)道路-横断歩道橋・福岡県」
参考文献
[編集]- 編纂委員会『角川日本地名大辞典、40、福岡県』角川書店、1988年。ISBN 978-4040014005。