小さな生き物
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『小さな生き物』 | ||||
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スピッツ の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル | ロック | |||
時間 | ||||
レーベル | ユニバーサルJ | |||
プロデュース |
スピッツ & 亀田誠治 (8、10、14:スピッツ) | |||
チャート最高順位 | ||||
ゴールドディスク | ||||
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スピッツ アルバム 年表 | ||||
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『小さな生き物』収録のシングル | ||||
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ミュージックビデオ | ||||
スピッツ / 小さな生き物 |
『小さな生き物』(ちいさないきもの)は、日本のロックバンド・スピッツの通算14作目のオリジナルアルバム。2013年9月11日にユニバーサルミュージックより発売。レーベルはユニバーサルJ。
概要
[編集]- 前作『とげまる』から約3年振りとなるオリジナルアルバム。
- 本作はスピッツのオリジナルアルバムとしては史上初の複数形態[9]となっており、「デラックスエディション 完全数量限定生産盤(以下デラックスエディション盤)」「期間限定盤」「通常盤」の3形態で発売。
- デラックスエディション盤・期間限定盤はSHM-CD、通常盤はCD仕様になっている。
- デラックスエディション盤にはボーナストラックが収録される他、ミュージックビデオと撮り下ろしのライブ映像をそれぞれ収録した2枚のBlu-rayもしくはDVDが付き、さらにパッケージもオリジナルの仕様となっている。また、アルバムタイトルにちなみ、スピッツオリジナルの拡大鏡が付属されている。
- 期間限定盤には、通常盤のCDに加えミュージックビデオ収録のBlu-rayもしくはDVDが付属する。またパッケージはスリーブケース仕様となっている[10]。
- このような形態で発売することになった理由としてメンバーの田村明浩は、「次のアルバムをリリースするときに、CDがあるのかわからない時代になっている。なら残せるものは残しておこうと思った」と語っている。しかしながら、複数買わないと内容をコンプリートできないようなものにはしたくなかったという[11]。
- カバーモデルは小林亮太で、「小さな生き物」のPVにも出演している[12]。
- 2013年9月23日付オリコンアルバムチャートで初週7.7万枚を売り上げ、『さざなみCD』(2007年)以来5年11か月ぶり・通算10作目となる初登場首位を獲得した[13]。また、これで90年代・2000年代・2010年代と、三つの世代で首位獲得を果たした。
収録曲
[編集]全作詞・作曲: 草野正宗。 | |||
# | タイトル | 編曲 | 時間 |
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1. | 「未来コオロギ」 | スピッツ & 亀田誠治 | |
2. | 「小さな生き物」 | スピッツ & 亀田誠治 | |
3. | 「りありてぃ」 | スピッツ & 亀田誠治 | |
4. | 「ランプ」 | スピッツ & 亀田誠治 | |
5. | 「オパビニア」 | スピッツ & 亀田誠治 | |
6. | 「さらさら」 | スピッツ & 亀田誠治 | |
7. | 「野生のポルカ」 | スピッツ & 亀田誠治 | |
8. | 「scat」 | スピッツ | |
9. | 「エンドロールには早すぎる」 | スピッツ & 亀田誠治 | |
10. | 「遠吠えシャッフル」 | スピッツ | |
11. | 「スワン」 | スピッツ & 亀田誠治 | |
12. | 「潮騒ちゃん」 | スピッツ & 亀田誠治 | |
13. | 「僕はきっと旅に出る」 | スピッツ & 亀田誠治 | |
14. | 「エスペランサ」(Bonus Track) | スピッツ | |
合計時間: |
楽曲解説
[編集]- 未来コオロギ
- 当初はこれがアルバムタイトルの予定だった。
- 小さな生き物
- りありてぃ
- ランプ
- オパビニア
- オパビニアとは、古生代カンブリア紀に生息していた生物の名前である。
- さらさら
- 先行シングルとなる38枚目のシングル(「僕はきっと旅に出る」との両A面)。DISC2にPVが収録されている。
- 野生のポルカ
- PVが作られており、DISC2に収録されている。最後のコーラスはメンバーと亀田、さらにフラワーカンパニーズのメンバーが参加しているという。
- 歌詞に登場する「武蔵野の空」の部分は、ライブでは会場に合わせて地名が変更される。
- scat
- 7拍子から始まる曲で、タイトルの通り、ボーカルは全編スキャットで構成されている。事実上のインストゥルメンタル楽曲であり、アルバムに収録されたものとしては『ハヤブサ』収録の「宇宙虫」以来13年ぶりとなり、草野作のインストは初めて。
- エンドロールには早すぎる
- ディスコ調の曲で、ギター以外のサウンドは打ち込みで作られている。
- 遠吠えシャッフル
- ソウル・フラワー・ユニオンの奥野真哉がオルガンで参加している。
- スワン
- 潮騒ちゃん
- 僕はきっと旅に出る
- 先行シングルとなる38枚目のシングル(「さらさら」との両A面)。
- エスペランサ (Bonus Track)
- デラックスエディッション盤のみ収録曲。
- 「エスペランサ」とはスペイン語で希望の意味を持つ。
デラックスエディション盤・期間限定盤Blu-ray、DVD
[編集]# | タイトル | 監督 |
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1. | 「さらさら」(ミュージック・ビデオ) | 北山大介 |
2. | 「野生のポルカ」(ミュージック・ビデオ) | 北山大介 |
3. | 「小さな生き物」(ミュージック・ビデオ) | 北山大介 |
デラックスエディション盤Blu-ray、DVD
[編集]# | タイトル |
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1. | 「運命の人」(スペシャルライヴ at 横浜BLITZ) |
2. | 「あかさたな」(スペシャルライヴ at 横浜BLITZ) |
3. | 「さらさら」(スペシャルライヴ at 横浜BLITZ) |
4. | 「りありてぃ」(スペシャルライヴ at 横浜BLITZ) |
5. | 「夕焼け」(スペシャルライヴ at 横浜BLITZ) |
6. | 「潮騒ちゃん」(スペシャルライヴ at 横浜BLITZ) |
7. | 「エンドロールには早すぎる」(スペシャルライヴ at 横浜BLITZ) |
- 運命の人
- あかさたな
- 未発表曲。『見っけ』のデラックスエディションSpitzbergen会員限定盤にてライブテイクがCD化されている。
- さらさら
- りありてぃ
- 夕焼け
- 潮騒ちゃん
- エンドロールには早すぎる
- この他ライブ当日のメイキング映像も収録。
アナログ盤
[編集]- デラックスエディションに収録される「エスペランサ」を加えた14曲を収録したアナログレコード版も発売された。
- 「小さな生き物」と「ランプ」の2曲は演奏終了後の楽器の音がフェードアウトするタイミングがCDより2秒ほど遅くなっている。
- 「未来コオロギ」はCD版ではカットされているギターのイントロから収録されている。
- SIDE-A
- 小さな生き物
- りありてぃ
- オパビニア
- 未来コオロギ
- SIDE-B
- さらさら
- ランプ
- 野生のポルカ
- scat
- エンドロールには早すぎる
- C Side
- 遠吠えシャッフル
- スワン
- 潮騒ちゃん
- 僕はきっと旅に出る
- D Side
- -Bonus Track-
- エスペランサ
クレジット
[編集]全曲(特記以外)
- 草野マサムネ:Vocals, Guitars
- 田村明浩:Bass Guitar (#9除く)
- 﨑山龍男:Drums (#9除く)
未来コオロギ
- 皆川真人:Tambourine
- 豊田泰孝:Manipulation
小さな生き物
- 藤田乙比古、勝俣泰:French Horn
- 西村浩二、菅坡雅彦:Flugelhorn
- 豊田泰孝:Manipulation
りありてぃ
- 皆川真人:Synthesizer
- 豊田泰孝:Manipulation
ランプ
オパビニア
- 皆川真人:Organ
- 豊田泰孝:Manipulation
さらさら
- 下成佐登子:Background Vocal
野生のポルカ
- フラワーカンパニーズ(鈴木圭介、グレートマエカワ、竹安堅一、ミスター小西)
- 亀田誠治:Sing-along
- 佐藤芳明:Accordion
- 山本拓夫:Tin whistle
エンドロールには早すぎる
- 豊田泰孝:Manipulation
遠吠えシャッフル
- 奥野真哉:Organ
スワン
- 皆川真人:Organ
潮騒ちゃん
- 亀田誠治:Handclap
- 豊田泰孝:Manipulation
僕はきっと旅に出る
- 豊田泰孝:Manipulation
出典
[編集]- ^ 2013年09月09日~2013年09月15日のCDアルバム週間ランキング(2013年09月23日付)Oricon Style 2014年3月5日閲覧
- ^ 2013年9月のCDアルバム月間ランキング Oricon Style 2014年3月5日閲覧
- ^ 2013年10月のCDアルバム月間ランキング Oricon Style 2014年3月5日閲覧
- ^ 2013年のCDアルバム年間ランキング Oricon Style 2014年3月5日閲覧
- ^ スピッツのアルバム売上ランキング Oricon Style 2016年8月27日閲覧
- ^ Billboard Japan Top Albums - 2013年9月23日付 2014年3月5日閲覧
- ^ Billboard Japan Top Albums - 2013年12月5日付 2014年3月5日閲覧
- ^ ゴールドディスク認定作品一覧 2013年9月 - 日本レコード協会・2014年12月15日閲覧。
- ^ MdN編集部 2018, p. 53.
- ^ MdN編集部 2018, p. 52,212,235.
- ^ フジテレビ系『魁!音楽番付』2013年9月11日放送分
- ^ MdN編集部 2018, pp. 52, 65.
- ^ “【オリコン】スピッツ、6年ぶりアルバム首位”. オリコン (2013年9月17日). 2013年9月17日閲覧。
参考文献
[編集]- MdN編集部『スピッツのデザイン』(初版)エムディエヌコーポレーション、2018年2月11日。ISBN 9784844367109。