妙典駅
妙典駅 | |
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北口 駅ビル「M'avみょうでん」 (2024年8月) | |
みょうでん Myoden | |
◄T 20 行徳 (1.3 km) (2.1 km) 原木中山 T 22► | |
所在地 | 千葉県市川市富浜一丁目2-10 |
駅番号 | T21[1] |
所属事業者 | 東京地下鉄(東京メトロ) |
所属路線 | ●[1]東西線 |
キロ程 | 26.8 km(中野起点) |
電報略号 | テン |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 2面4線 |
乗降人員 -統計年度- |
[メトロ 1]48,489人/日 -2023年- |
開業年月日 | 2000年(平成12年)1月22日[2][3] |
妙典駅(みょうでんえき)は、千葉県市川市富浜一丁目にある、東京地下鉄(東京メトロ)東西線の駅である。駅番号はT 21。東西線の駅では最も新しい。
歴史
[編集]かつては下妙典信号所と呼ばれ、行徳検車区(現・深川検車区行徳分室)への入出庫線が分岐し、行徳駅始発電車が待機する場所だった[4]。当駅開業と同時に、行徳駅を始発・終着としていた列車はすべて当駅始発・終着に変更となった。
年表
[編集]- 1969年(昭和44年)3月29日:帝都高速度交通営団(営団地下鉄)東西線東陽町 - 西船橋間開業時に下妙典信号所を設置。
- 1997年(平成9年)2月:新駅建設工事着工[3]。
- 1999年(平成11年)6月22日:駅名を「妙典駅」に決定する[5]。
- 2000年(平成12年)
- 2004年(平成16年)4月1日:帝都高速度交通営団(営団地下鉄)民営化に伴い、当駅は東京地下鉄(東京メトロ)に継承される[9]。
- 2007年(平成19年)3月18日:ICカード「PASMO」の利用が可能となる[10]。
- 2012年(平成24年)9月:「東西線ソーラー発電所」計画の一環で当駅に太陽光発電システムが導入される[11][12]。
- 2015年(平成27年)
駅構造
[編集]島式ホーム2面4線を有する3階建ての高架駅[3]であり、外側の1・4番線が本線(日中は通過線として利用している。)、内側の2・3番線が待避線である。ホームの最大幅員は中野方面が10メートル、西船橋方面が6.5メートルとなっている[15][3]。近くに深川検車区行徳分室(旧・行徳検車区)があり、入出庫駅となっている。
駅構内には、1階の改札口から2階を経て3階のホームへとつながる階段があり、1階と2階を結ぶエスカレーターが2基、加えて2階と3階にある1・2番線および3・4番線ホームを繋ぐエスカレーターがそれぞれ2基ずつ設置されている。エレベーターは、1階の改札口から直接3階のホームへと繋がっており、1・2番線および3・4番線ホームへ向かうものがそれぞれ1基ずつ設置されている。トイレは一階の改札内にあり、多機能トイレも併設されている[16]。
のりば
[編集]番線 | 路線 | 行先[17] |
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1・2 | 東西線 | 西船橋・津田沼・東葉勝田台方面 |
3・4 | 中野・三鷹方面 |
(出典:東京メトロ:構内図)
- 当駅で各駅停車は快速の通過待ちをすることがある。なお、日中時間帯は葛西駅での通過待ちであり、当駅では行わない。
- 快速列車の運行時間帯は待避の有無にかかわらず、各駅停車は2・3番線を使用する。
-
改札口(2024年8月)
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改札内コンコース(2024年8月)
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駅ホーム(2024年8月)
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駅名標(2022年7月)
発車メロディ
[編集]2015年6月12日から向谷実作曲の発車メロディ(発車サイン音)を使用している。
曲は1・2番線が「A Day in the METRO」、3・4番線が「Beyond the Metropolis」である(詳細は東京メトロ東西線#発車メロディを参照)。
駅高架下商業施設(M'avみょうでん)
[編集]出店店舗の一覧・詳細情報はメトログルメ・ショッピングセンター公式サイト[18]を参照。
-
M'avみょうでん Bブロック(2024年8月)
利用状況
[編集]2023年度の1日平均乗降人員は48,489人であり[メトロ 1]、東京メトロ全130駅中76位。
開業後の1日平均乗降人員・乗車人員の推移は以下の通りである。
年度 | 1日平均 乗降人員[* 2] |
1日平均 乗車人員[* 3] |
出典 |
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1999年(平成11年) | 11,242 | [千葉県統計 1] | |
2000年(平成12年) | 16,220 | [千葉県統計 2] | |
2001年(平成13年) | 18,638 | [千葉県統計 3] | |
2002年(平成14年) | [19]37,761 | 19,296 | [千葉県統計 4] |
2003年(平成15年) | [19]39,078 | 20,035 | [千葉県統計 5] |
2004年(平成16年) | 41,018 | 20,537 | [千葉県統計 6] |
2005年(平成17年) | 41,905 | 21,159 | [千葉県統計 7] |
2006年(平成18年) | 42,983 | 21,597 | [千葉県統計 8] |
2007年(平成19年) | 44,666 | 22,314 | [千葉県統計 9] |
2008年(平成20年) | 45,635 | 22,614 | [千葉県統計 10] |
2009年(平成21年) | 45,144 | 22,444 | [千葉県統計 11] |
2010年(平成22年) | 45,774 | 22,769 | [千葉県統計 12] |
2011年(平成23年) | 45,346 | 22,565 | [千葉県統計 13] |
2012年(平成24年) | 45,532 | 22,685 | [千葉県統計 14] |
2013年(平成25年) | 46,793 | 23,306 | [千葉県統計 15] |
2014年(平成26年) | 47,463 | 23,620 | [千葉県統計 16] |
2015年(平成27年) | 48,991 | 24,369 | [千葉県統計 17] |
2016年(平成28年) | 50,589 | 25,169 | [千葉県統計 18] |
2017年(平成29年) | 51,537 | 25,633 | [千葉県統計 19] |
2018年(平成30年) | 52,953 | 26,333 | [千葉県統計 20] |
2019年(令和元年) | 53,009 | 26,353 | [千葉県統計 21] |
2020年(令和 | 2年)[メトロ 2]40,207 | 20,096 | [千葉県統計 22] |
2021年(令和 | 3年)[メトロ 3]41,366 | 20,658 | [千葉県統計 23] |
2022年(令和 | 4年)[メトロ 4]45,243 | ||
2023年(令和 | 5年)[メトロ 1]48,489 |
駅周辺
[編集]駅南側に首都高速湾岸線(千鳥町出入口)、千葉県道179号船橋行徳線が走り、駅北側には千葉県道6号市川浦安線(行徳バイパス)が走る。江戸川(旧放水路)の河口付近はハゼ釣りの名所として知られ[20]、東西線の江戸川橋梁付近には釣り船が多く係留されている。
駅東側の妙典地区は、隣駅の名前にもなっている「行徳」地域の一部で、1989年(平成元年)2月27日に行徳地区で最後に区画整理事業が開始された[21]。高架下にはM'avみょうでん(商店街)が広がる。
南口
[編集]北口
[編集]バス路線
[編集]東口ロータリーに京成トランジットバスの路線が乗り入れている。また、駅南東側に『富浜』バス停があり始発から9時台まではここから発着。2010年7月16日からは、『富浜』バス停に羽田空港行きリムジンバスが停車するようになった。
2024年4月のダイヤ改正で『富浜』バス停が『妙典駅』に編入され番線が振り分けられた。なお、編入後も引き続き始発から9時台までは旧『富浜』乗り場からの発着となる。 ただし、後述の市川市コミュニティバス行徳ルート・羽田空港リムジンバス乗り場では引き続き『富浜(妙典駅)』を使用。
番線 | 系統 | 主要経由地 | 行先 | 運行事業者 | 備考 |
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1 | わくわくバス | 新行徳橋南・田尻三丁目 | 現代産業科学館・メディアパーク | 市川市 | 京成トランジットバスに委託 |
行徳駅・南行徳駅 | 東京ベイ医療センター | ||||
行徳駅 | 南行徳駅 | ||||
2 | 行徳02 | 幸二丁目・行徳中央病院・行徳駅 | 妙典駅 | 京成トランジットバス | 一部、行徳総合病院経由 |
塩浜01 | 幸二丁目・行徳中央病院・千鳥町 | 市川塩浜駅 | |||
妙典05 | 原木中山駅入口 | 本八幡駅 | |||
3 | 行徳02 | 幸二丁目・行徳中央病院・行徳駅 | 妙典駅 | 一部、行徳総合病院経由 始発から9時台まで発着。10時以降は降り場扱い | |
塩浜01 | 幸二丁目・行徳中央病院・千鳥町 | 市川塩浜駅 | 一部、行徳総合病院経由 始発から9時台まで発着。 | ||
4 | 行徳01 | 行徳中央公園・第七中学校 | 行徳駅 | ||
行徳03 | 行徳駅 市川塩浜駅[注 1] |
||||
富浜(妙典駅)乗り場 | 空港リムジンバス | 羽田空港 | 京成トランジットバス 東京空港交通 |
||
市川市コミュニティバス 行徳ルート[注 2] | 常運寺・関ケ島・第七中学校・行徳バイパス | 行徳駅 | 市川市 | 京成トランジットバスに委託 実証実験路線 |
隣の駅
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b 東京地下鉄 公式サイトから抽出(2019年5月26日閲覧)
- ^ a b 『人にやさしい、より便利な地下鉄を目指して 平成12年1月22日(土)東西線行徳・原木中山間に「妙典(みょうでん)駅」が開業します。』(プレスリリース)営団地下鉄、2000年1月17日。オリジナルの2000年4月9日時点におけるアーカイブ 。2020年5月2日閲覧。
- ^ a b c d e 帝都高速度交通営団史、p.241。
- ^ 編集部「あれ、こんなところにも線路が!?」『鉄道ファン』第34巻第1号(通巻393号)、交友社、1994年1月1日、22頁、OCLC 61102288。
- ^ 『より便利な地下鉄を目指して 東西線行徳・原木中山間に「妙典(みょうでん)駅」が開業いたします。』(プレスリリース)営団地下鉄、1999年6月22日。オリジナルの2000年6月7日時点におけるアーカイブ 。2022年3月6日閲覧。
- ^ “妙典駅 きょう開業 東西線 19年ぶりの新設駅”. 千葉日報 (千葉日報社): p. 16. (2000年1月22日)
- ^ a b 帝都高速度交通営団史、p.621。
- ^ 帝都高速度交通営団史、pp.353 - 354。
- ^ 『「営団地下鉄」から「東京メトロ」へ』(プレスリリース)営団地下鉄、2004年1月27日。オリジナルの2006年7月8日時点におけるアーカイブ 。2020年3月25日閲覧。
- ^ 『PASMOは3月18日(日)サービスを開始します ー鉄道23事業者、バス31事業者が導入し、順次拡大してまいりますー』(PDF)(プレスリリース)PASMO協議会/パスモ、2006年12月21日。オリジナルの2020年5月1日時点におけるアーカイブ 。2020年5月5日閲覧。
- ^ 『「東西線ソーラー発電所」完成 地上駅全体でメガソーラー規模の発電能力を持つ太陽光発電システムが完成しました。』(PDF)(プレスリリース)東京地下鉄、2015年3月27日。オリジナルの2017年10月15日時点におけるアーカイブ 。2020年12月13日閲覧。
- ^ 『東京メトロで3駅目の太陽光発電システム 東西線妙典駅に太陽光発電システム導入』(PDF)(プレスリリース)東京地下鉄、2012年5月28日。オリジナルの2020年12月8日時点におけるアーカイブ 。2020年12月12日閲覧。
- ^ 『ホームドア全駅設置に向けて 東西線妙典駅で大開口ホームドアの実証試験を実施します 2015年3月7日(土)から9月頃まで』(PDF)(プレスリリース)東京地下鉄、2015年2月5日。オリジナルの2021年4月30日時点におけるアーカイブ 。2021年4月30日閲覧。
- ^ 『九段下駅「大きな玉ねぎの下で〜はるかなる想い〜」日本橋駅「お江戸日本橋」採用 東西線に発車メロディを導入します!』(PDF)(プレスリリース)東京地下鉄、2015年3月25日。オリジナルの2018年6月30日時点におけるアーカイブ 。2020年3月11日閲覧。
- ^ 『より便利な地下鉄を目指して 東西線行徳・原木中山間に新駅妙典駅(仮称)を設置いたします。』(プレスリリース)営団地下鉄、1997年9月2日。オリジナルの1998年6月30日時点におけるアーカイブ 。2020年10月23日閲覧。
- ^ https://www.tokyometro.jp/station/myoden/yardmap/index_print.html l 東京メトロ:構内図
- ^ “妙典駅 時刻表”. 東京メトロ. 2024年4月22日閲覧。
- ^ “M'avみょうでん”. メトロ開発. 2024年8月20日閲覧。
- ^ a b 瀬ノ上清二(東京地下鉄鉄道本部運輸営業部運転課)「輸送と運転 近年の動向」『鉄道ピクトリアル』第55巻第3号(通巻759号)、電気車研究会、2005年3月10日、31頁、ISSN 0040-4047。
- ^ “面に岸辺に太公望大集合 ハゼ釣りシーズン到来 市川市の江戸川河口”. 千葉日報 (千葉日報社): pp. 16. (1995年10月1日)
- ^ “行徳最後の区画整理事業 妙典地区で開始 市川 都心に至近の住宅地に”. 千葉日報 (千葉日報社). (1989年2月28日)
利用状況に関する資料
[編集]- 東京地下鉄の1日平均利用客数
- ^ a b c “各駅の乗降人員ランキング”. 東京地下鉄. 2024年6月24日閲覧。
- ^ “各駅の乗降人員ランキング(2020年度)”. 東京地下鉄. 2023年6月27日閲覧。
- ^ “各駅の乗降人員ランキング(2021年度)”. 東京地下鉄. 2023年6月27日閲覧。
- ^ “各駅の乗降人員ランキング(2022年度)”. 東京地下鉄. 2024年6月24日閲覧。
- 地下鉄の統計データ
- 千葉県統計年鑑