天塩駅
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天塩駅 | |
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てしお Teshio | |
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所在地 | 北海道天塩郡天塩町字川口 |
所属事業者 | 日本国有鉄道(国鉄) |
所属路線 | 羽幌線 |
キロ程 | 122.2 km(留萠起点) |
電報略号 | テシ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
開業年月日 | 1935年(昭和10年)6月30日[1] |
廃止年月日 | 1987年(昭和62年)3月30日[1] |
備考 | 羽幌線廃線に伴い廃駅[1] |
天塩駅(てしおえき)は、北海道天塩郡天塩町字川口にかつて設置されていた、日本国有鉄道(国鉄)羽幌線の駅(廃駅)である。電報略号はテシ。事務管理コードは▲121628[2]。
1986年(昭和61年)10月まで運行されていた、急行「はぼろ」の停車駅であった。
歴史
[編集]- 1935年(昭和10年)6月30日 - 鉄道省天塩線の幌延駅 - 当駅間開通に伴い、開業[3]。一般駅[1]。
- 1936年(昭和11年)10月23日 - 当駅 - 遠別駅間延伸開通に伴い、中間駅となる。
- 1949年(昭和24年)6月1日 - 公共企業体である日本国有鉄道に移管。
- 1958年(昭和33年)10月18日 - 天塩線を羽幌線に編入して羽幌線が全通、それに伴い同線の駅となる。
- 1963年(昭和38年) - 駅舎改築。
- 1983年(昭和58年)4月1日 - 貨物の取り扱いを廃止[1]。
- 1984年(昭和59年)2月1日 - 荷物の取り扱いを廃止[1]。
- 1987年(昭和62年)3月30日 - 羽幌線の全線廃止に伴い、廃駅となる[1]。
駅名の由来
[編集]駅構造
[編集]廃止時点で、単式ホーム・島式ホーム(片面使用)複合型の計2面2線を有する地上駅で、列車交換が可能な駅であった[5]。互いのホームは、駅舎側ホーム中央と島式ホーム南側を結んだ構内踏切で連絡した[5]。駅舎側(西側)が下りの1番線、上屋が設置された[6]島式ホーム(東側)が上りの2番線となっていた。島式ホームの外側1線が側線として残っており、そのほか1番線の幌延方から分岐し、駅舎北側の切欠き部分の貨物ホームへの貨物側線を1線有していた[5]。
職員配置駅となっており、駅舎は鉄筋造り[5]で構内の西側に位置し、単式ホーム中央部に接していた。
利用状況
[編集]- 1981年度(昭和56年度)の1日当たりの乗降客数は405人[5]。
駅周辺
[編集]- 北海道道551号円山天塩停車場線
- 国道232号(天売国道/日本海オロロンライン)
- 道の駅てしお
- 天塩町役場
- 天塩警察署
- 天塩郵便局
- 稚内信用金庫天塩支店
- 北海道銀行天塩支店 - 2023年10月2日に稚内支店の店舗内店舗として移転[7]
- 北海道天塩高等学校
- 天塩川
- 沿岸バス「天塩」停留所
駅跡
[編集]駅は国道232号天塩バイパス沿いの町立国保病院南西端にある、同バイパスの交差点に所在していた。廃止後もしばらくはキヨスクが営業を続けていた[8]。駅付近の線路跡は、同バイパスへの転用の際に整地されてしまったため、駅跡における駅の遺構は皆無であるが、かつて「駅前」食堂だった飲食店の入口に駅名標が展示してある[9]。また、かつての駅前通りである北海道道484号天塩港線沿いには、天塩町農業協同組合や、天塩川歴史資料館(旧天塩町庁舎)、天塩郵便局が軒を連ねており、道道の東の先にかつて駅があったことを偲ばせている。
なお、沿岸バス天塩バス停は天塩川歴史資料館の隣地にあり、道の駅てしおは国鉄天塩駅跡南方200mほどの同バイパス沿いに所在している。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c d e f g 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、873頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、231頁。doi:10.11501/1873236 。2022年12月10日閲覧。
- ^ a b 『北海道 駅名の起源』(第1版)日本国有鉄道北海道総局、札幌市、1973年3月25日、110頁。ASIN B000J9RBUY。
- ^ “アイヌ語地名リスト ツキサ~トヨコ P81-90P”. アイヌ語地名リスト. 北海道 環境生活部 アイヌ政策推進室 (2007年). 2014年1月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年11月24日閲覧。
- ^ a b c d e 宮脇俊三 編『国鉄全線各駅停車1 北海道690駅』原田勝正、小学館、1983年7月、203頁。ISBN 978-4093951012。
- ^ 工藤裕之『北海道廃止ローカル線写真集 追憶の鉄路』北海道新聞社、2011年12月、72頁。ISBN 978-4894536197。
- ^ “天塩支店 店舗移転のお知らせ”. 北海道銀行. 2023年9月27日閲覧。
- ^ “鉄道は消え駅員も消えたがキヨスクは残る天塩駅”. フォト北海道(道新写真データベース). 北海道新聞社 (1987年9月12日). 2016年12月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年5月16日閲覧。
- ^ 今尾恵介 編『新 鉄道廃線跡を歩く1 北海道・北東北編』JTBパブリッシング、2010年3月、45-46頁。ISBN 978-4533078583。