基山町
きやまちょう 基山町 | |||||
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基山の山頂にある基肄城跡 | |||||
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国 | 日本 | ||||
地方 | 九州地方 | ||||
都道府県 | 佐賀県 | ||||
郡 | 三養基郡 | ||||
市町村コード | 41341-1 | ||||
法人番号 | 1000020413411 | ||||
面積 |
22.15km2 | ||||
総人口 |
17,388人 [編集] (推計人口、2024年12月1日) | ||||
人口密度 | 785人/km2 | ||||
隣接自治体 |
鳥栖市 福岡県:筑紫野市、小郡市 | ||||
町の木 | つつじ | ||||
町の花 | つつじ | ||||
基山町役場 | |||||
町長 | 松田一也 | ||||
所在地 |
〒841-0204 佐賀県三養基郡基山町大字宮浦666番地 北緯33度25分37秒 東経130度31分23秒 / 北緯33.42703度 東経130.52317度座標: 北緯33度25分37秒 東経130度31分23秒 / 北緯33.42703度 東経130.52317度 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
ウィキプロジェクト |
基山町(きやまちょう)は、佐賀県の東部、三養基郡に属する町。県の東部地域に属する[1][2]。また鳥栖都市圏に含まれる。
地理
[編集]佐賀県の東端部に位置し、南側で鳥栖市に接しているほかは福岡県に接する[注釈 1]。福岡市へは人口の10%以上が通勤・通学するなどベッドタウンとなっている。隣接する佐賀県鳥栖市とともに、九州の陸上交通の要衝の地である。なお、隣の鳥栖市と同様に福岡県のNHKや民放テレビ、ラジオ局を全て視聴する事が可能である。
地形
[編集]- 山岳:契山(408m)・基山(405m)
- 河川:秋光川 実松川 山下川
気候
[編集]隣接している自治体
[編集]地名
[編集]- けやき台一丁目〜四丁目 けやきだい Keyakidai
- 小倉 こくら Kokura
- 園部 そのべ Sonobe
- 長野 ながの Nagano
- 宮浦 みやうら Miyaura
人口
[編集]上記のように、基山町では福岡市などのベッドタウンとして新興住宅地の開発が続き、2000年までは人口が増加を続けていたが、2000年代に入ってからは若年層の流出が顕著となり、人口は減少に転じている。2000年から2010年にかけての人口減少率は7.0%だが、福岡都市圏のうち、2010年国勢調査の「常住地による従業・通学市区町村別15歳以上就業者及び15歳以上通学者数に基づいた10%通勤・通学圏(10市10町)の中では、基山町以外に減少しているのは福津市(0.6%)のみである。特に14歳以下の年少人口は減少率32.3%と急減しており、圏内で最も高い減少率となっている[3]。2014年の日本創成会議による推計では、人口移動が収束しない場合の2010年から2040年にかけての若年女性人口変化率が-62.1%と推計され、「消滅可能性都市」の指摘も受けた[4]。これを受け、基山町では定住促進室を設けるなど対策を進めている。 その甲斐あってか、2017年には若干人口増加に至った。[5]。
基山町と全国の年齢別人口分布(2005年) | 基山町の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 基山町
■緑色 ― 日本全国 |
■青色 ― 男性
■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
基山町(に相当する地域)の人口の推移
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総務省統計局 国勢調査より |
歴史
[編集]近現代
[編集]- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制の施行により、小倉村、園部村、長野村及び宮浦村の区域をもって、基肄郡基山村が発足する[6][7]
- 1925年(大正15年)10月19日 - 小作争議が激化。小作人の集団が某地主宅を放火、他の地主宅も投石により破壊[8]。
- 1896年(明治29年)3月26日 - 郡制の施行により、三養基郡の所属となる。
- 1939年(昭和14年)1月1日 - 基山村は町制施行して、基山町となる
- 1959年(昭和34年) - 大字長野の区域の一部を鳥栖市に編入する。現在の町域が定まる
変遷表
[編集]基山町町域の変遷表 | |||||||
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1868年 以前 |
明治22年 4月1日 |
明治22年 - 昭和64年 | 平成元年 - 現在 | 現在 | |||
基肄郡 | 小倉村 | 基山村 | 明治29年3月26日 三養基郡発足 |
昭和14年1月1日 町制 |
基山町 | 基山町 | |
園部村 | |||||||
宮浦村 | |||||||
長野村 | |||||||
昭和34年 鳥栖市に編入 |
鳥栖市 | 鳥栖市 |
行政
[編集]町長・議会
[編集]イメージキャラクター
[編集]県政
[編集]三養基郡選挙区から選出される佐賀県議会議員の定数は2議席である。
国政
[編集]警察
[編集]- 鳥栖警察署
- 交番
- 基山交番
- 交番
消防
[編集]- 鳥栖・三養基地区消防事務組合
- 基山分署
- 基山町消防団 基山町女性消防団
産業
[編集]九州の大動脈たる九州自動車道や国道3号に近い地の利を活かし、工場誘致が行われている。
基山パーキングの裏手には日本最大のエミューの飼育場がある。
基山町に本社を置く企業
[編集]基山町に工場・事業所を置く主要企業
[編集]- コカ・コーラボトラーズジャパン基山工場
- 伊藤ハム米久フーズ九州工場
- 東洋水産佐賀冷凍工場
- 東洋製罐基山工場
- 日本タングステン基山工場
- 株式会社壱番屋佐賀営業所・工場
- トーモク九州工場
- 臼杵運送鳥栖配送センター支店
- 福岡運輸福岡支店
- 鴻池運輸中国九州支店 佐賀配送センター営業所
- キユーソー流通システム基山営業所
- 大林道路佐賀営業所北部アスファルトプラント
- 九電工アカデミー
市外局番
[編集]- 市外局番は全域が0942である。
- 久留米MA(91 - 92)
金融機関
[編集]郵便
[編集]- 郵便局
- 基山郵便局
- 高島団地簡易郵便局
- 郵便番号
地域 | 郵便番号 |
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けやき台 | 841-0205 |
小倉 | 841-0201 |
園部 | 841-0203 |
長野 | 841-0202 |
宮浦 | 841-0204 |
健康・福祉
[編集]- 平均年齢:45.34歳
- 年少人口(0 - 14)割合:13.24%
- 生産年齢人口(15 - 64)割合:64.39%
- 老年人口(65 - )割合:22.37%
教育
[編集]高等学校
[編集]中学校
[編集]小学校
[編集]幼稚園
[編集]- 私立
- 見真幼稚園
保育園
[編集]- 町立
- 基山保育園
- 私立
- たんぽぽ保育園
- ちびはる保育園
- BUDDY保育園
交通
[編集]- 最寄り空港は福岡空港。
鉄道
[編集]町の中心駅:基山駅
バス
[編集]町内の一般路線バスはすべて廃止されておりコミュニティバス「きやまコミュニティバス」のみとなっている。
町内の基山パーキングエリアに併設されたバスストップに九州各地への高速バスが発着する。
道路
[編集]- 高速道路
- 九州自動車道
- ※町内にインターチェンジは無い。最寄りインターチェンジは町より南にある鳥栖インターチェンジ、或いは町より北にある筑紫野インターチェンジ。
- 九州自動車道
- 一般国道
- 主要地方道
- 一般県道
文化施設
[編集]スポーツ施設
[編集]特産品
[編集]名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
[編集]名所・史跡・観光スポット
[編集]- 基肄城跡 - 国の特別史跡
- 荒穂神社 - 延喜式内社
- 大興善寺 - 別名「つつじ寺」。4月下旬から5月上旬にかけて約5万本のつつじが咲く(大興善寺(つつじ寺)Web)
- 本福寺 - 光明念佛身語聖宗総本山 (本福寺)
- 瀧光徳寺 - 中山身語正宗大本山
- 吉祥寺 - 真言宗善通寺派大本山
- 基山町立歴史民俗資料・図書館
- 三国境石 - 三国山が筑前・筑後・肥前の三国を分かつ三国境
祭事・催事
[編集]- 大興善寺つつじ祭り(4月中旬〜5月上旬)
- 春のJR九州ウォーキング(4月下旬)
- きのくに祭り(7月下旬)
- 御神幸祭(9月秋分の日)
- 園部くんち(10月17日に近い日曜日)
- 基山町文化祭(11月1日〜3日)
- 大興善寺もみじ祭り(11月中旬〜12月上旬)
- きやまロードレース大会(12月第1日曜日)
- ふ・れ・あ・いフェスタ(12月第2日曜日)
著名な出身者
[編集]- 木原覚恵 - 宗教家 (1870~1942)
- 梁井淳二 - 台湾総督府官僚、衆議院議員 (1897~1988)
- 初代天光軒満月 - 浪曲師 (1898~1949)
- 大石政則 - 海軍大尉 (1922~1945)
- 吉浦忠治 - 衆議院議員 (1926~2000)
- 内山正博 - 元プロ野球選手
- 原泰久 - 漫画家、2013年町民栄誉賞[9][10]
- どぶろっく - お笑い芸人
- 長野久義 - プロ野球選手
- 濵口遥大 - プロ野球選手、2017年町民栄誉賞[9][10]
- 掛丸翔 - 漫画家
- 松田一也 - 基山町長
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ 佐賀県内地域区分図 国土交通省九州地方整備局、2024年12月3日閲覧。
- ^ 佐賀県東部地域循環型社会形成推進地域計画(第2期) 環境省、2024年12月3日閲覧。
- ^ 福岡都市圏の人口構造の変化 - 日本政策投資銀行、2013年3月
- ^ 日本創成会議による資料 (PDF) および毎日新聞2014年5月9日の記事を参照。-50%以下(すなわち減少率が50%以上)が「消滅可能性都市」とされている。
- ^ =明日を問う= 基山町の課題 - 佐賀新聞、2015年04月18日
- ^ 角川日本地名大辞典編纂委員会『角川日本地名大辞典 41 佐賀県』、角川書店、1982年 ISBN 4040014103より
- ^ 日本加除出版株式会社編集部『全国市町村名変遷総覧』、日本加除出版、2006年、ISBN 4817813180より
- ^ 佐賀県基山村で小作人が地主を襲撃『福岡日日新聞』大正14年10月20日夕刊(『大正ニュース事典第7巻 大正14年-大正15年』本編p203 大正ニュース事典編纂委員会 毎日コミュニケーションズ刊 1994年)
- ^ a b 「基山町町民栄誉賞表彰」基山町。2024年6月14日閲覧。
- ^ a b 「ゼロから分かる基山町町民栄誉賞、過去の受賞者から記念品の中身まで」『大字基山』2017年12月21日。2024年6月14日閲覧。