全日本女流アマチュア囲碁選手権大会
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全日本女流アマチュア囲碁選手権大会(ぜんにほんじょりゅうあまちゅあいごせんしゅけんたいかい)は、囲碁のアマチュア女流棋士日本一を決める大会。1959年から開催。略して女流アマ選手権とも呼ぶ。
- 主催 日本棋院
- 協賛 (33-36回)三浦印刷、(-43回)ライオン、(43-49回))NTTドコモ、(50回-)桜ゴルフ、(54回)日野自動車
- 後援 (37回-)日本囲碁普及振興会、(-46回)日本ペア囲碁協会、(44-46回) IGSパンダネット
- 協力(50回-)伊藤園、(54回-)シーボン
入賞者の他、殊勲賞、敢闘賞を選出する。また優勝者は全日本アマチュア本因坊戦、朝日アマチュア囲碁名人戦(または前身の朝日アマ囲碁十傑戦)への出場資格を得る。31-40回の優勝者は、相鉄杯世界女流アマチュア囲碁選手権戦への出場権を得た。
出場選手
[編集]各都道府県、地方ブロックの予選の勝ち抜いた代表選手と、シード選手。55回からは126名が出場し、8名ずつ16組の一次リーグを行い、各1位となった16名のトーナメント戦を行う。57回からは6名ずつのリーグで96名が出場。
持ち時間はリーグ40分切れ負け。本戦トーナメント40分、使い切ると1手30秒の秒読み。
小中学生の代表選手も多く、出場後に院生となった者も少なくない。
優勝後に院生やプロ試験を経てプロ棋士となった選手としては、小川誠子、宮下鈴枝、佐野久仁子、金艶、大沢奈留美、富紅梅、潘坤鈺、中島美絵子、向井芳織、石井茜、下坂美織、飛田早紀、新井満涌、岩田紗絵加がいる。また小西和子は27回に3位で敢闘賞、知念かおりは30、31回にベスト16、小林泉美は31回に選手宣誓を務めベスト32、梅沢由香里は37回に3位、藤沢里菜は51回に4位、出口万里子は52回に準優勝、牛栄子は55回に3位入賞。
最多優勝は亀倉芳子、佐藤亜紀子の各5回。
過去の優勝者
[編集]- 1959年 岡本伸子(東京)
- 1960年 大石久子(熊本)
- 1961年 斎藤松子(栃木)
- 1962年 大石久子(熊本)
- 1963年 柳内美恵子(兵庫)
- 1964年 桑村庚代子(京都)
- 1965年 小川誠子(愛知)
- 1966年 井上三七子(京都)
- 1967年 井上三七子(京都)
- 1968年 宮下鈴枝(東京)
- 1969年 井上三七子(京都)
- 1970年 金井和子(東京)
- 1971年 金井和子(東京)
- 1972年 尹希律(韓国)
- 1973年 戸沢芳子(北海道)
- 1974年 佐野久仁子(大阪)
- 1975年 金井和子(東京)
- 1976年 岡本伸子(東京)
- 1977年 亀倉芳子(東京)
- 1978年 亀倉芳子(東京)
- 1979年 堤加容子(東京)
- 1980年 亀倉芳子(東京)
- 1981年 吉江康子(大阪)
- 1982年 吉江康子(大阪)
- 1983年 吉江康子(大阪)
- 1984年 吉江康子(大阪)
- 1985年 亀倉芳子(東京)
- 1986年 遠藤啓子(東京)
- 1987年 亀倉芳子(千葉)
- 1988年 中村智佳子(神奈川)
- 1989年 金艶(中国)
- 1990年 佐藤亜紀子(東京)
- 1991年 佐藤亜紀子(東京)
- 1992年 山下千文(千葉)
- 1993年 佐藤亜紀子(東京)
- 1994年 佐藤亜紀子(東京)
- 1995年 佐藤亜紀子(東京)
- 1996年 佃優子(石川)
- 1997年 大沢奈留美(埼玉)
- 1998年 富紅梅(東京)
- 1999年 潘坤鈺(千葉)
- 2000年 中島美絵子(東京)
- 2001年 中島美絵子(東京)
- 2002年 大沢摩耶(埼玉)
- 2003年 向井芳織(東京)
- 2004年 下坂美織(北海道)
- 2005年 石井茜(関東)
- 2006年 祷真理子(関東)- 品田渓(東京)
- 2007年 石井茜(シード)- 林むつみ(東京)
- 2008年 小田彩子(関東)- 下坂美織(シード)
- 2009年 吉田美穂(関東)- 林むつみ(シード)
- 2010年 飛田早紀(関東)- 出口万里子(関東)
- 2011年 (東日本大震災の影響のため中止)
- 2012年 新井満涌(関東)- 呉理沙(関東)
- 2013年 大沢摩耶(埼玉)- 西山静佳(関西)
- 2014年 藤原彰子(東京・千葉)- 小田彩子(シード)
- 2015年 藤原彰子(シード) - 久代迎春(東京・千葉)
- 2016年 大島玲奈(秋田) - 呉理沙(東京・千葉)
- 2017年 岩田紗絵加(東京・千葉) - 大島玲奈(シード)
- 2018年 久代迎春(東京・千葉) - 林むつみ(東京・千葉)
- 2019年 吉田美穂(神奈川) - 藤原彰子(シード)
- 2020年 新型コロナウィルス感染拡大防止の為、中止
- 2021年 内田祐里(埼玉) - 村瀬なつ(東京・千葉)
- 2022年 久代迎春(シード) - 田中ひかる(栃木)
- 2023年 大澤摩耶(埼玉) - 宇根川万里江(東京・千葉)
- 2024年 内田祐里 (シード) - 藤原彰子 (東京・千葉)