児玉亮涼
埼玉西武ライオンズ #0 | |
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2023年4月21日 京セラドーム大阪 | |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 熊本県玉名郡玉東町 |
生年月日 | 1998年7月10日(26歳) |
身長 体重 |
166 cm 65 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 遊撃手、三塁手、二塁手 |
プロ入り | 2022年 ドラフト6位 |
初出場 | 2023年3月31日 |
年俸 | 1200万円(2025年)[1] |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
この表について
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児玉 亮涼(こだま りょうすけ、1998年7月10日 - )は、熊本県玉名郡玉東町出身のプロ野球選手(内野手)。右投右打。埼玉西武ライオンズ所属。
経歴
[編集]プロ入り前
[編集]玉東町立山北小学校1年生の時に玉東少年野球クラブで野球を始める[2]。幼い頃から守備が好きで、祖父や内野手経験のある父を相手に練習に夢中になった[3]。5年時には投手兼遊撃手として、県大会優勝を経験する[3]。玉東町立玉東中学校時代は熊本北部リトルシニアに所属し、2年時には全国大会に出場[3]。
文徳高等学校では、1年夏から遊撃手のレギュラーを務め、2年秋から主将としてチームを牽引していたが、3年夏の熊本県大会ベスト4が最高で甲子園出場経験はない[3][2]。高校の2学年後輩には萩尾匡也がいた[4]。
九州産業大学では、2年春のリーグ戦開幕直前にレギュラーに抜擢されると、春の大学選手権で活躍し、同年から大学日本代表に選出されるようになり[5]、日米大学野球選手権大会に出場、ハーレムベースボールウィークでは優勝を果たし、3年時には日米大学野球選手権でも優勝を経験した[3]。大学の同期には岩田将貴、1学年上には福森耀真、石田駿がいた。プロを目指していたが、打撃にまだ課題があるとしてプロ志望届提出は見送り、大学卒業後は社会人野球の名門である大阪ガスに入社する[5]。 大阪ガスでは1年目から遊撃手のレギュラーに就き[2]、社会人野球日本選手権大会では優勝に貢献し、優秀選手に選ばれた[3]。
2022年10月20日、プロ野球ドラフト会議にて埼玉西武ライオンズから6位指名を受ける[6]。同年のドラフトでは大阪ガスのチームメイトである河野佳も広島東洋カープから5位指名を受けた[6]。11月10日、西宮市内のホテルで入団交渉し、契約金3000万円、年俸1000万円(金額は推定)で合意した[7]。背番号は0[8]。担当スカウトは後藤光貴[9]。
西武時代
[編集]2023年は開幕を一軍で迎え[10]、3月31日のオリックス・バファローズ1回戦で代走としてデビュー。骨折で開幕一軍入りできなかった源田壮亮に代わる遊撃手のレギュラーとして活躍し、4月4日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦では則本昂大から初安打初打点を記録した[11]。シーズン終盤は二塁、三塁守備もこなすなど56試合に出場したが、打撃面では打率.221に終わった[12]。11月25日、推定年俸1300万円で契約を更改した[12]。
選手としての特徴
[編集]身長166cmと小柄ながら、俊敏な動きと堅実な守備を見せる遊撃手[7][9]。目標とする選手は井端弘和[13]。
50メートル走5秒9の脚力を併せ持つ[13]。
詳細情報
[編集]年度別打撃成績
[編集]年 度 |
球 団 |
試 合 |
打 席 |
打 数 |
得 点 |
安 打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
塁 打 |
打 点 |
盗 塁 |
盗 塁 死 |
犠 打 |
犠 飛 |
四 球 |
敬 遠 |
死 球 |
三 振 |
併 殺 打 |
打 率 |
出 塁 率 |
長 打 率 |
O P S |
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2023 | 西武 | 56 | 132 | 122 | 11 | 27 | 3 | 2 | 0 | 34 | 8 | 2 | 3 | 5 | 1 | 4 | 0 | 0 | 30 | 2 | .221 | .244 | .279 | .523 |
通算:1年 | 56 | 132 | 122 | 11 | 27 | 3 | 2 | 0 | 34 | 8 | 2 | 3 | 5 | 1 | 4 | 0 | 0 | 30 | 2 | .221 | .244 | .279 | .523 |
- 2023年度シーズン終了時
年度別守備成績
[編集]年 度 |
球 団 |
二塁 | 三塁 | 遊撃 | |||||||||||||||
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試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 |
試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 |
試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 | ||
2023 | 西武 | 4 | 5 | 11 | 0 | 2 | 1.000 | 5 | 0 | 2 | 0 | 1 | 1.000 | 45 | 77 | 106 | 3 | 24 | .984 |
通算 | 4 | 5 | 11 | 0 | 2 | 1.000 | 5 | 0 | 2 | 0 | 1 | 1.000 | 45 | 77 | 106 | 3 | 24 | .984 |
- 2023年度シーズン終了時
記録
[編集]- 初記録
- 初出場:2023年3月31日、対オリックス・バファローズ1回戦(ベルーナドーム)、8回裏にデビッド・マキノンの代走で出場
- 初打席:同上、10回裏に平野佳寿から投ゴロ
- 初先発出場:2023年4月2日、対オリックス・バファローズ3回戦(ベルーナドーム)、9番・遊撃手で先発出場
- 初安打・初打点:2023年4月4日、対東北楽天ゴールデンイーグルス1回戦(楽天モバイルパーク宮城)、5回表に則本昂大から左越適時二塁打[11]
- 初盗塁:2023年4月18日、対福岡ソフトバンクホークス3回戦(東京ドーム)、6回裏に二盗(投手:板東湧梧、捕手:甲斐拓也)
背番号
[編集]- 0(2023年 - )
脚注
[編集]- ^ 「西武 - 契約更改 - プロ野球」日刊スポーツ。2024年11月26日閲覧。
- ^ a b c 「児玉亮涼(埼玉西武ライオンズ)」『週刊ベースボールONLINE』。2023年1月7日閲覧。
- ^ a b c d e f 「西武6位・児玉亮涼(大坂ガス・内野手)チームの優勝へと導く守備職人「僕のところに飛んできたボールは、確実にアウトにする」」『週刊ベースボールONLINE』2022年12月13日。2023年1月7日閲覧。
- ^ いざプロ野球へ!萩尾匡也選手(巨人)と児玉亮涼選手(西武)が母校で意気込み - YouTube
- ^ a b 「大学ジャパンの遊撃手は社会人野球へ。なぜプロ志望届を出さなかったのか」『Sportiva』2020年10月20日。2023年1月7日閲覧。
- ^ a b 「【ドラフト会議】大阪ガスから、広島5位・河野「黒田投手のような」&西武6位・児玉「松井監督のように」」『スポニチアネックス』2020年10月20日。2023年1月7日閲覧。
- ^ a b 「【西武】ドラフト6位・児玉亮涼と仮契約「堅実な守備に注目してほしいです」」『スポーツ報知』2020年11月10日。2023年1月7日閲覧。
- ^ 「西武D1位・蛭間拓哉は背番号9に決定 特技は「どこでも寝ることができること」」『サンケイスポーツ』2022年12月6日。2024年4月7日閲覧。
- ^ a b 「【新入団選手スカウトに聞く!第4回①】児玉亮涼選手!」『埼玉西武来生ぬ』2022年12月22日。2023年1月7日閲覧。
- ^ 「【西武】開幕1軍メンバーを公示 山村崇嘉が初の開幕1軍 新人は青山美夏人、児玉亮涼がベンチ入り」スポーツ報知、2023年3月30日。2023年4月17日閲覧。
- ^ a b 「西武・ドラ6児玉がプロ初安打となる先制打 1メートル66の小兵が大仕事」『スポニチアネックス』2023年4月4日。2023年4月4日閲覧。
- ^ a b 「WBCで骨折、西武・源田壮亮の穴を埋めた男がソフトバンクの「おくりびと」に学ぶ極意 「自分のものにしたい」」『西スポWEB OTTO!』2023年11月26日。2024年4月7日閲覧。
- ^ a b 「西武6位・児玉が仮契約 “令和の井端”に名乗りで正遊撃手・源田に挑戦状!」『スポーツニッポン』2022年11月10日。2024年4月7日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 個人年度別成績 児玉亮涼 - NPB.jp 日本野球機構
- 選手の各国通算成績 Baseball-Reference (Japan)、The Baseball Cube
- 選手名鑑 - 埼玉西武ライオンズ公式サイト
- 選手情報 - 週刊ベースボールONLINE
- 児玉亮涼 (@chibitama.0) - Instagram