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七飯駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
七飯駅
駅舎(2022年6月)
ななえ
Nanae
地図
所在地 北海道亀田郡七飯町本町1丁目1-1
北緯41度53分15.64秒 東経140度41分17.57秒 / 北緯41.8876778度 東経140.6882139度 / 41.8876778; 140.6882139座標: 北緯41度53分15.64秒 東経140度41分17.57秒 / 北緯41.8876778度 東経140.6882139度 / 41.8876778; 140.6882139
駅番号 H71
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
電報略号 ナナ
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線[1]
開業年月日 1902年明治35年)12月10日
乗入路線 2 路線
所属路線 函館本線(本線)
キロ程 13.8 km(函館起点)
H72 大中山 (3.4 km)
(4.1 km) 新函館北斗 H70
所属路線 函館本線(藤城支線)
キロ程 (七飯起点)
大沼 [* 1] H68
備考
  1. ^ 藤城支線は営業キロ設定なし。
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七飯駅(ななええき)は、北海道亀田郡七飯町本町(ほんちょう)1丁目にある北海道旅客鉄道(JR北海道)函館本線である。駅番号H71電報略号ナナ事務管理コードは▲140105[3]

函館駅からここまでが複線[4]であり、以北はしばらく単線区間が続くが、当駅と大沼駅の間には下り線専用の別線(通称:藤城線)が設置されている。

歴史

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1976年の七飯駅と周囲約1×1.5 km範囲。右下が函館方面。上は左上へ直進するのが本線長万部方面、本線を左から跨いで北上するのが藤城支線。駅舎横の貨物ホームへの引込線はすっかり緑に覆われているが、保線車らしき車両が留められている。函館方には砕石土場があり、専用線が本線脇に敷かれている。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

駅名の由来

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当駅の所在する地名より。地名の由来は七重村と飯田村が合併し一文字ずつ取って「七飯町」とした説と、アイヌ語の「ナムナイ」(冷たい川)、「ヌアンナイ」(豊かな沢)、「ナアナイ」(いくつも沢がある)など諸説ある[14]

駅構造

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単式ホーム1面1線(1番のりば)と島式ホーム1面2線(2・3番のりば)、計2面3線のホームを持つ地上駅である[1]。藤城支線に直接繋がっているのは3番線[4]であり、1番線はつながっていない。なお、藤城支線は上り本線を高架橋で跨いでいる[4]

社員配置駅駅長配置)。通常は夜間駅員不在である。毎年12月15日から3月15日までは冬季体制となるため当直勤務となるが、営業時間外の改札等は行わない(夜間連絡先は五稜郭駅)。

みどりの窓口話せる券売機[2]Kitaca対応自動改札機(磁気化券利用不可)が設置されている。かつては駅舎内にキヨスクがあったが、2002年に閉店となった。

管理駅として函館本線の大中山駅仁山駅大沼駅大沼公園駅赤井川駅と砂原支線の鹿部駅渡島沼尻駅を管理する。

のりば

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番線 路線 方向 行先 備考
1 函館本線 本線 上り 函館方面
2・3 下り 新函館北斗方面 2番線は一部列車のみ
藤城支線 森方面

利用状況

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乗車人員の推移は以下の通り。年間の値のみ判明している年度は日数割で算出した参考値を括弧書きで示す。出典が「乗降人員」となっているものについては1/2とした値を括弧書きで乗車人員の欄に示し、備考欄で元の値を示す。

また、「JR調査」については、当該の年度を最終年とする過去5年間の各調査日における平均である。

乗車人員推移
年度 乗車人員(人) 出典 備考
年間 1日平均 JR調査
1908年(明治41年) 15,237 (41.7) [15]
1911年(明治43年) 19,004 (51.9)
1917年(大正5年) 25,522 (69.9)
1921年(大正9年) 52,634 (144.2)
1925年(大正13年) 80,446 (220.4)
1928年(昭和3年) 99,227 (271.9)
1932年(昭和7年) 101,657 (278.5)
1936年(昭和11年) 132,415 (362.8)
1939年(昭和14年) 155,080 (423.7)
1949年(昭和24年) 97,694 (267.7)
1950年(昭和25年) 144,624 (396.2)
1951年(昭和26年) 162,040 (442.7)
1949年(昭和24年) 578,155 (1584.0)
1950年(昭和25年) 473,032 (1296.0)
1953年(昭和28年) 385,647 (1056.6)
1955年(昭和30年) 451,086 (1232.5)
1957年(昭和32年) 513,268 (1406.2)
1959年(昭和34年) 560,701 (1532.0)
1960年(昭和35年) 546,014 (1495.9)
1961年(昭和36年) 458,081 (1255.0)
1962年(昭和37年) 430,042 (1178.2)
1963年(昭和38年) 465,650 (1272.3)
1964年(昭和39年) 461,895 (1265.5)
1965年(昭和40年) 493,067 (1350.9)
1966年(昭和41年) 465,956 (1276.6)
1967年(昭和42年) 500,314 (1367.0)
1968年(昭和43年) 478,016 (1309.6)
1969年(昭和44年) 454,190 (1244.4)
1970年(昭和45年) 431,229 (1181.4)
1971年(昭和46年) 402,871 (1100.7)
1972年(昭和47年) 372,440 (1020.4)
1973年(昭和48年) 379,241 (1039.0)
1974年(昭和49年) 407,036 (1115.2)
1975年(昭和50年) 1,100.0
1976年(昭和51年) 1,100.0
1977年(昭和52年) 1,080.0 [16][注 1] 以下、『七飯町史 続刊』を出典とする数値はすべて概数。
1978年(昭和53年) 1,045.0 [17]
1979年(昭和54年) 1,040.0 [16][注 2]
1980年(昭和55年) 1,060.0
1981年(昭和56年) 1,030.0
1982年(昭和57年) 990.0
1983年(昭和58年) 1,000.0
1984年(昭和59年) 1,020.0
1985年(昭和60年) 1,050.0
1986年(昭和61年) 1,100.0
1987年(昭和62年) 1,190.0
1988年(昭和63年) 1,250.0
1989年(平成元年) 1,280.0
1990年(平成2年) 1,110.0
1991年(平成3年) 1,120.0
1992年(平成4年) 1,010.0 1日平均乗降客数2,214人[18]
1993年(平成5年) 950.0
1994年(平成6年) 950.0
1995年(平成7年) 920.0
1996年(平成8年) 900.0
1997年(平成9年) 830.0
1998年(平成10年) 820.0
1999年(平成11年) 780.0
2017年(平成29年) 436.0 [19]
2018年(平成30年) 424.8 [20]


駅周辺

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隣の駅

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北海道旅客鉄道(JR北海道)
函館本線(本線)
快速「はこだてライナー
通過
普通(「はこだてライナー」含む)
大中山駅 (H72) - 七飯駅 (H71) - 新函館北斗駅 (H70)
函館本線(藤城支線・下り専用)
普通
(本線大中山駅方面) → 七飯駅 (H71)大沼駅 (H68)

脚注

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注釈

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  1. ^ 降車を含むか記載がないが、他文献の数値から乗車のみと判断。
  2. ^ 降車を含むか記載がないが、他文献の数値から乗車のみと判断。

出典

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  1. ^ a b 『週刊 JR全駅・全車両基地』 11号 函館駅・大沼公園駅・倶知安駅ほか72駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2012年10月21日、19頁。 
  2. ^ a b 指定席券売機/話せる券売機|駅・鉄道・旅行|JR北海道- Hokkaido Railway Company”. 北海道旅客鉄道. 2024年2月19日閲覧。
  3. ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、214頁。doi:10.11501/1873236https://doi.org/10.11501/18732362022年12月10日閲覧 
  4. ^ a b c 『鉄道ジャーナル』通巻628号 pp.23・25
  5. ^ a b c d e 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、805-806頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  6. ^ a b c d e f g 『道南鉄道100年史 遥』 北海道旅客鉄道函館支社 2003年2月発行
  7. ^ 北海道鉄道百年史 下巻、P56 及び巻末年表。
  8. ^ 札幌工事局70年史 1977年3月発行 P161。
  9. ^ 『函館線の名列車』〈イカロスMOOK 新・名列車列伝シリーズ〉、第4号、イカロス出版、2004年8月20日、23頁。ISBN 978-4-87149-575-2
  10. ^ 駅番号表示(駅ナンバリング)を実施します』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2007年9月12日。オリジナルの2007年9月30日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20070930015220/http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2007/070912-3.pdf2014年9月6日閲覧 
  11. ^ 2024年3月ダイヤ改正について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2023年12月15日。オリジナルの2023年12月15日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20231215050147/https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/20231215_KO_kaisei.pdf2023年12月15日閲覧 
  12. ^ 2024(令和6)年3月ICカードKitacaエリアを拡大します』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2023年12月13日。オリジナルの2023年12月13日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20231213124006/https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/20231213_KO_kitaca_area.pdf2023年12月13日閲覧 
  13. ^ ICカードKitacaエリアを拡大します! ~2024年春、函館・旭川各エリアでKitacaサービスを開始します~』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2022年9月14日。オリジナルの2022年9月14日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20220914081835/https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/220914_KO_Kitaca.pdf2022年9月14日閲覧 
  14. ^ 札幌鉄道局編 編『駅名の起源』北彊民族研究会、1939年、2頁。NDLJP:1029473 
  15. ^ 七飯町 編『七飯町史七飯町、1976年11月2日、880, 884-888頁https://dl.ndl.go.jp/pid/95701272023年7月29日閲覧 
  16. ^ a b 七飯町史 続刊』七飯町、2001年6月、592頁。doi:10.11501/9572278https://dl.ndl.go.jp/pid/9572278/1/314 
  17. ^ 藤田, 稔 編『国鉄全駅大事典』藤田書店、1980年4月30日、803頁。doi:10.11501/12065814https://dl.ndl.go.jp/pid/12065814 
  18. ^ 宮脇俊三原田勝正 著、二見康生 編『北海道630駅』小学館〈JR・私鉄各駅停車〉、1993年6月20日、36‐37頁。ISBN 4-09-395401-1 
  19. ^ 函館線 函館・長万部間の状況について” (PDF). 函館線(函館・小樽間)について(北海道新幹線並行在来線対策協議会). [第6回ブロック会議(令和元年7月~8月)]. 北海道. pp. 4・5 (2019年8月2日). 2021年5月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月4日閲覧。
  20. ^ 函館線 函館・長万部間の状況について” (PDF). 函館線(函館・小樽間)について(北海道新幹線並行在来線対策協議会). [第7回ブロック会議(令和2年8月)]. 北海道. pp. 4・5 (2020年8月25日). 2021年4月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月4日閲覧。

参考文献

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  • 土屋武之「函館本線485.4km+α 函館から「山線」を経て通勤電車区間へ」『鉄道ジャーナル』第53巻第2号(通巻628号)、成美堂出版、2019年2月1日、20-31頁、ISSN 0288-2337 

関連項目

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外部リンク

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