ユー・エム・シー・エレクトロニクス
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種類 | 株式会社 |
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機関設計 | 監査等委員会設置会社[1] |
市場情報 | |
本社所在地 |
日本 〒362-0022 埼玉県上尾市瓦葺 721 |
設立 | 1968年1月5日 |
業種 | 電気機器 |
法人番号 | 1030001044117 |
事業内容 | EMS |
代表者 |
代表取締役社長 大年浩太 代表取締役副社長 高田昭人 |
資本金 |
47億29百万円 (2020年3月期) |
売上高 |
連結:1410億1023万0000円 単独:282億8170万4000円 (2020年3月期)[2] |
営業利益 |
連結:△51億8825万6000円 単独:△5億112万4000円 (2020年3月期)[2] |
純利益 |
連結:△125億7168万8000円 単独:△150億3618万2000円 (2020年3月期)[2] |
純資産 |
連結:34億1459万3000円 単独:△14億767万1000円 (2020年3月31日現在)[2] |
総資産 |
連結:614億1935万8000円 単独:245億5245万1000円 (2020年3月31日現在)[2] |
従業員数 |
単独205名、連結9,472名 (2020年3月末) |
決算期 | 3月末 |
主要株主 |
株式会社豊田自動織機 34.62% アイシン精機(現:アイシン) 7.80% 株式会社ネクスティ エレクトロニクス 7.80% 東京センチュリー株式会社 2.82% H・ウチヤマ・ホールディングス 2.62% S・ウチヤマ・ホールディングス 2.55% NOK株式会社 2.44% O・ウチヤマ・ホールディングス 2.22% 株式会社商工組合中央金庫 1.58% 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) 1.58% (2021年3月30日現在) |
外部リンク | www.umc.co.jp |
ユー・エム・シー・エレクトロニクス株式会社は、埼玉県上尾市に本社を置く、電子回路基板の実装[3]ならびに加工組立製造・開発をメーカーから受託するEMSである。
概要
[編集]神奈川県川崎市(現・川崎市川崎区)でクリスマス電球の色付け・製造組立を開始したのが始まり[4]。電卓のOEM等を経て、電子機器の受託製造を開始した。
2000年に内山茂樹が社長に就任すると、初の海外拠点である中国に進出。以降、ベトナム(2008年)、タイ(2011年)と海外展開を進め、第二の創業期を迎えた。
2013年の豊田自動織機との資本提携、2015年のNOKとの資本提携等、自動車関連業界とつながりが強く、車載機器関連のウェイトが高い。また、2018年には日立製作所とITプロダクツ分野(サーバ・ストレージ・ネットワーク機器)でのモノづくり強化協業を発表。
2016年に東証1部上場するも、2019年に東証より特設注意市場銘柄に指定される。
2021年に事業再生ADRが成立。同年3月30日に豊田自動織機、アイシン精機(現・アイシン)、ネクスティ エレクトロニクスのトヨタグループ3社に対する第三者割当増資が実行され、豊田自動織機、アイシン精機、ネクスティ エレクトロニクスのトヨタグループ3社による出資比率が、3社合計で過半数となった[5]。
沿革
[編集]- 1968年 - 株式会社内山製作所として設立。
- 1988年 - 埼玉県大宮市(現・さいたま市見沼区)に大宮工場を新設。
- 1991年 - 商号をユー・エム・シー・エレクトロニクス株式会社に変更(Uchiyama Manufacturing Creativeの頭文字に由来)。
- 1992年 - 埼玉県上尾市に上尾工場を新設。
- 1994年 - 埼玉県上尾市に大宮工場を移設、本社工場として稼働開始。
- 2000年 - UMC Electronics Hong Kong Limited(香港)を設立。
- 2004年
- 2005年
- 2006年 - UMC Electronics Vietnam Limited(ベトナム)を設立。
- 2011年 - UMC Electronics (Thailand) Limited(タイ)を設立。
- 2013年
- 2015年 - NOKグループと資本・業務提携。
- 2016年
- 東京証券取引所一部市場に株式を上場。
- UMC Electronics Mexico, S.A. de C.V.(メキシコ)を設立。
- 中国の生産拠点を東莞地区、橋頭地区の二ヵ所に集約。
- 2017年
- 2018年
- 日立製作所とモノづくり強化協業で基本合意。日立側のサーバー、ストレージ、ネットワーク機器の製造子会社である日立情報通信マニュファクチャリング株式会社の株式と関連する製造資産、土地、建物を取得。その後、日立情報通信マニュファクチャリングは「UMC・Hエレクトロニクス株式会社」に社名変更。
- 上場後初となる公募増資(約83億円)を実施。
- 2019年
- 2020年
- 監査等委員会設置会社に移行。新経営体制発足。
- UMC Electronics Mexico, S.A. de C.V.(メキシコ)及び米国販売子会社の解散を決定。
- 豊田自動織機、アイシン精機(現・アイシン)、ネクスティ エレクトロニクスと資本・業務提携。事業再生ADRを申請[7]。
- 2021年 - 事業再生ADRが成立[8]。東京証券取引所が、特設注意市場銘柄の指定を解除[9]。
- 2024年 - 名古屋証券取引所メイン市場に上場[10]。
事業分野
[編集]電子回路基板の実装(電子部品の搭載・はんだ付け)、加工組立製造・開発を、自動車・産業機器業界等のメーカーから受託するEMS(エレクトロニクス マニュファクチャリング サービス)事業。
拠点
[編集]- 国内
- (製造拠点)埼玉、宮崎、佐賀
- (販売拠点)埼玉、宮崎、静岡、名古屋、大阪
- 海外
- (製造拠点)中国(東莞工場、橋頭工場)、ベトナム、タイ、メキシコ
- (販売拠点)中国(東莞工場、橋頭工場、武漢営業所)、ベトナム、タイ、ドイツ、アメリカ(シカゴ)
連結子会社
[編集]日本国内
[編集]- UMC・Hエレクトロニクス株式会社 - 旧・日立情報通信マニュファクチャリング株式会社
- UMCジャストインスタッフ株式会社
海外
[編集]- UMC Electronics Hong Kong Limited(香港)
- UMC Electronics (Dongguan) Co., Ltd.(東莞)
- UMC Dongguan Plastics Co., Ltd.(東莞)
- UMC Electronics Manufacturing (Dongguan) Co., Ltd.(東莞)
- UMC Electronics Vietnam Limited(ベトナム)
- UMC Electronics (Thailand) Limited(タイ)
- UMC Electronics Europe GmbH(ドイツ)
- UMC Electronics Mexico, S.A. de C.V.(メキシコ)
- UMC Electronics North America, Inc (アメリカ)
脚注
[編集]- ^ UMCの経営管理(ガバナンス・コンプライアンス) - ユー・エム・シー・エレクトロニクス株式会社
- ^ a b c d e 有価証券報告書ユー・エム・シー・エレクトロニクス 2020年8月14日
- ^ 日本電子回路工業会HP「実装基板と電子部品」
- ^ http://v4.eir-parts.net/Custom/public/parts/6615/ja/parts/pdf/mkr00.pdf
- ^ 第三者割当による普通株式及び優先株式の発行の払込日の決定、資本金及び資本準備金の額の減少並びに剰余金の処分の効力発生日の確定並びに主要株主である筆頭株主及びその他の関係会社の異動の日の確定に関するお知らせユー・エム・シー・エレクトロニクス 2021年3月25日
- ^ 特設注意市場銘柄の指定及び上場契約違約金の徴求:ユー・エム・シー・エレクトロニクス(株)東京証券取引所 2019年12月18日
- ^ 資本業務提携契約の締結、第三者割当による普通株式及び優先株式の発行、定款の一部変更、資本金及び資本準備金の額の減少、剰余金の処分並びに主要株主である筆頭株主及びその他の関係会社の異動に関するお知らせユー・エム・シー・エレクトロニクス 2020年11月27日
- ^ (開示事項の経過)事業再生ADR手続の成立に関するお知らせユー・エム・シー・エレクトロニクス 2021年1月18日
- ^ 当社株式の特設注意市場銘柄の指定解除に関するお知らせユー・エム・シー・エレクトロニクス 2021年4月28日
- ^ 名古屋証券取引所メイン市場への上場承認に関するお知らせユー・エム・シー・エレクトロニクス 2024年10月3日