コンテンツにスキップ

ヤングチャンピオンシップ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ヤングチャンピオンシップ
開催国 日本の旗 日本
主催者 帯広市
競馬場 帯広競馬場
創設 1999年12月19日
2023年の情報
距離 ばんえい200m
格付け BG2
賞金 1着賞金200万円
出走条件 2歳、産駒特別選抜
負担重量 別定
テンプレートを表示

ヤングチャンピオンシップは、帯広市帯広競馬場で開催するばんえい競馬の重賞競走である。

北海道輓用馬振興対策協議会賞、農業法人鎌田きのこ株式会社賞[1]

概要

[編集]

1999年に特別競走「ヤングクラウンズカップ」として創設。2007年より現在の名称に改称された。

2008年より重賞競走に格上げ。2011年までBG3に格付け[2]されていたが、2012年よりBG2に格上げされた[3]

競走条件・賞金

[編集]

出走資格:2歳、産駒特別選抜

以下の産地限定トライアル競走(総称して「ばんえい甲子園」と呼ぶ)における、上位各2頭のみが出走できる。所属馬を「生産地単位」で区分して予選競走を行い、その上位馬による優勝戦を行うのは、日本国内では他に例がなく、世界的にみても特徴的な出走条件といえる。

以上のトライアル競走において、出走資格を得ていた馬が出馬表確定以前に出走を回避した場合は、当該馬が出走したトライアル競走に出走していた他の馬からのみ補充されて出走資格を得る。この意味で、産地限定トライアル競走で1着または2着になった馬が単に優先出走の権利を得るという以上に、3着以下となった馬には出走するにあたって制限が加えられている。過去の競走で、3頭以上が過去に同じ産地限定トライアル競走に出走していた例はない。

2023年度の賞金額は1着200万円、2着76万円、3着44万円、4着24万円、5着16万円[1]

歴代優勝馬

[編集]

名称は第1回-第8回が「ヤングクラウンズカップ」、第9回以降は「ヤングチャンピオンシップ」。

優勝馬の馬齢は2000年まで旧表記、2001年以降は現表記。1-9回は特別競走。

回数 施行日 開催地 天候 馬場
水分
優勝馬 産地 性齢 ばんえい
重量
タイム 優勝騎手 管理調教師
第1回 1999年12月19日 帯広 1.9% キタミハクリキ 上士幌 牡3 610 1:29.6 坂本東一 梨本照夫
第2回 2000年12月24日 帯広 3.0% レオユウホー 幕別 牡3 610 1:42.7 鈴木勝堤 林豊
第3回 2001年12月24日 帯広 2.6% ユミタロウ 帯広 牡2 610 1:26.5 大口泰史 西邑春夫
第4回 2002年12月22日 帯広 4.2% エビステンショウ 芽室 牡2 610 1:36.6 坂本東一 梨本照夫
第5回 2003年12月14日 帯広 3.9% エンジュオウカン 中標津 牝2 590 1:31.5 大口泰史 久田守
第6回 2004年12月12日 帯広 4.8% スーパークリントン 釧路 牡2 580 1:53.0 大河原和雄 平田義弘
第7回 2005年12月23日 帯広 5.2% ニシキセンプー 稚内 牡2 570 1:35.1 藤野俊一 小林勝二
第8回 2006年12月23日 帯広 2.7% カネサリュウ 旭川 牡2 570 1:46.0 工藤篤 村上慎一
第9回 2007年12月30日 帯広 7.5% ホクショウジャパン 弟子屈 牡2 570 1:07.5 大河原和雄 服部義幸
第10回 2008年12月30日 帯広 小雪 8.1% ホクショウバンク 滝上 牡2 600 1:17.0 鈴木恵介 岡田定一
第11回 2009年12月30日 帯広 6.1% ホクショウバトル 本別 牡2 590 1:14.6 藤野俊一 岡田定一
第12回 2010年12月30日 帯広 3.1% オイドン 帯広 牡2 610 1:18.3 大口泰史 鈴木邦哉
第13回 2011年12月30日 帯広 3.4% ブラックボス 幕別 牡2 590 1:23.8 松田道明 皆川公二
第14回 2012年12月30日 帯広 小雪 6.8% ソウクンボーイ 帯広 牡2 590 1:02.0 大口泰史 西邑春夫
第15回 2013年12月30日 帯広 2.4% ブラックニセイ 陸別 牡2 590 1:22.2 大口泰史 皆川公二
第16回 2014年12月28日 帯広 2.5% センゴクエース 滝上 牡2 610 1:34.3 鈴木恵介 槻舘重人
第17回 2015年12月28日 帯広 1.6% ホクショウディープ 音別 牡2 600 1:24.7 鈴木恵介 皆川公二
第18回 2016年12月29日 帯広 3.0% ホクショウムゲン 陸別 牡2 600 1:16.0 鈴木恵介 服部義幸
第19回 2017年12月29日 帯広 1.5% オレワチャンピオン 中富良野 牡2 600 1:39.7 鈴木恵介 中島敏博
第20回 2018年12月30日 帯広 1.2% アオノブラック 標茶 牡2 600 1:31.8 菊池一樹 金田勇
第21回 2019年12月30日 帯広 1.3% キョウエイリュウ 足寄 牡2 620 1:29.2 松田道明 村上慎一
第22回 2020年12月30日 帯広 1.0% アルジャンノオー 訓子府 牡2 600 1:41.9 藤野俊一 松井浩文
第23回 2021年12月30日 帯広 2.7% ヤマカツエース せたな 牡2 600 1:08.7 藤野俊一 金田勇
第24回 2022年12月30日 帯広 2.2% キョウエイプラス 足寄 牡2 610 1:06.5 菊池一樹 村上慎一
第25回 2023年12月30日 帯広 1.5% ライジンサン 根室 牡2 600 1:26.2 鈴木恵介 大河原和雄

生産地域別勝利数

[編集]

2023年現在

脚注

[編集]

出典

[編集]
  1. ^ a b 令和5年度 帯広市 第19回 ばんえい競馬 6日目 出走表 (PDF) - ばんえい競馬、2023年12月30日閲覧
  2. ^ ブラックボスが2冠目 ヤングチャンピオンシップ”. ばんえい十勝劇場. 十勝毎日新聞社 (2011年12月31日). 2013年3月31日閲覧。
  3. ^ ソウクンボーイ重賞初V ヤングチャンピオンシップ”. ばんえい十勝劇場. 十勝毎日新聞社 (2012年12月31日). 2013年3月31日閲覧。

各回競走結果の出典

[編集]

関連項目

[編集]