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ヤマキ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ヤマキ株式会社
Yamaki Co., Ltd.
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本の旗 日本
799-3194
愛媛県伊予市米湊1698番地6
設立 1950年昭和25年)11月(創業:1917年大正6年))
業種 食料品
法人番号 4500001004796 ウィキデータを編集
事業内容 加工調味料、海産乾物、水産加工品の製造・販売
代表者 代表取締役社長 城戸善浩
資本金 1億円
売上高 438億円(2009年3月期)
純利益 10億6000万円(2020年03月31日時点)[1]
総資産 338億8300万円(2020年03月31日時点)[1]
従業員数 710人(2021年4月現在)
決算期 3月
主要株主 味の素(33.4%)
関係する人物 城戸豊吉(創業者)
城戸恒(元社長)
外部リンク www.yamaki.co.jp ウィキデータを編集
特記事項:東京支社ならびに営業本部は、東京都千代田区外神田4-8-2(〒101-8626・秋葉原)に所在する。
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ヤマキ株式会社Yamaki Co., Ltd.)は、愛媛県伊予市米湊に本社を置く、主に削り節や、かつお節を中心とする調味料を扱う食品メーカーである。「ヤマキ」は、個人商店時代からの屋号であり、削り節ではトップシェアを誇る。伊予市を代表する企業の一つとしてその名を知られる。原料の鰹節は枕崎焼津土佐清水などから買い付け、前工程として独特のかび付けの技術を有している。

コーポレートスローガンは長年にわたり、「自然の味を大切にします。」が使われているが、笑福亭鶴瓶がイメージキャラクターになった2011年4月以降は「いいだし、いい鰹節。」も併用して使われている[2]。さらに105周年を迎えた2022年以降は「鰹節屋・だし屋、ヤマキ。」も使われている。

概要・歴史

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1917年(大正6年)、海産物問屋を営んでいた先代・城戸豊吉が「城戸商店」として北山崎村(現在の伊予市)で創業。削り機3台で削り節の製造を始めた。当初は「バラ削り」と呼ばれる小売店での計り売りを行なっていたが、やがて小袋に詰めて販売するようになる。1921年(大正10年)に、店舗を北山崎村から郡中村米湊(こみなと)に移転、工場を建設して削り機10台と附属機械を据えて操業を始めた。1930年(昭和5年)に予讃線が郡中(現在の伊予市駅)まで延びたのを契機に、それまでの船による輸送から鉄道による製品輸送へと転換すると共に、翌年には東京支店を開設するなど販路を拡大、1935年(昭和10年)には工場を拡張した。

太平洋戦争中に企業整備令により廃業したが、戦後1947年(昭和22年)に個人商店として再開。1950年(昭和25年)に株式会社へと組織変更1971年(昭和46年)には現在のヤマキに社名変更する。以後、かつお節だけでなく、めんつゆ、料理つゆ、だしの素、煮干しなどの調味料、食品を次々と手がけてきた。かつお節業界では、1973年(昭和48年)のかつおパックのヒットにより、マルトモ(愛媛県伊予市(後述))、マルアイ[3]愛知県名古屋市)、にんべん東京都中央区)を抜いて業界トップとなり、以後その地位を守り続けている。

2007年2月1日には、味の素と資本・業務提携契約を締結し、第三者割当増資の引き受けなどにより東証1部上場の味の素株式会社の持分法適用会社(33.4%出資)となり、味の素の子会社、株式会社かつお技術研究所に20%出資する。

2011年1月、群馬県みなかみ町に約9万平方メートルの用地を取得し、めんつゆなど液体調味料を製造する新工場を建設。投資額は50億円。ヤマキにとっては県外に構える初の自社工場となる。

事業所

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東京支社・営業本部が入るビル(千代田区外神田)

支社・支店

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営業本部・営業所

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工場

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  • 愛媛事業所 本社工場 : 愛媛県伊予市米湊1698-6
  • 愛媛事業所 第二工場 : 愛媛県伊予市下三谷字明星田262-1
  • 群馬事業所 みなかみ工場 : 群馬県利根郡みなかみ町月夜野4000番地

主な商品

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  • ヤマキ 花かつお
  • ヤマキ めんつゆ(1979年発売のロングセラー)
  • ヤマキ だしの素
  • かつお節(徳一番、匠一番、味一番、かつお花割烹など)

※同じ伊予市に本社を置き、東隣に本社兼工場があるライバル企業・マルトモがチルド製品なども扱っているのに対して、同社はどちらかと言うと乾物とめんつゆ中心である。

スポンサー番組

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現在
  • 無し。
過去

過去のスポンサー番組

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CM出演者(出演終了者も含む)

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CM自粛

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  • 2009年1月にカツオパック加工に不適切な表示がされたために対象商品を自主回収した事を受けて1月25日から4月26日まで放送分のABC制作、テレビ朝日系列の『新婚さんいらっしゃい!』と南海放送の『なんかいNEWS』はCMを自粛し、提クレも自粛した(空いたCM枠は公共広告機構(現:ACジャパン)のCMが流れた。流れたCMは『新婚さんいらっしゃい!』では30秒がNHK関連のコエ出してエコ、15秒が日韓共同キャンペーンのSTAR、『なんかいNEWS』は不明。5月3日からCMを再開している)。また、2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震東日本大震災)の発生の時にもCMを自粛し、ACジャパンのCMに差し替えた(2011年4月からCMを再開)。

脚注

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  1. ^ a b ヤマキ株式会社 第70期決算公告
  2. ^ ABCの『新婚さんいらっしゃい!』で桂三枝(現・桂文枝(6代))や歴代女性司会者が番組参加者プレゼントを紹介する際、2011年3月までは「自然の味を大切にするヤマキ」や「カツオパックのヤマキ」と紹介していたが、4月以降は「いいだし、いい鰹節。のヤマキ」と紹介している。
  3. ^ 現在は、はごろもフーズ静岡県静岡市)の製造子会社。
  4. ^ 提供読みは2009年1月18日まで「自然の味を大切にするヤマキカツオパック」と商品名で行われていたが、5月3日以降は「自然の味を大切にするヤマキ」と社名で行われている。テロップ表示は2009年1月18日までは「(ロゴ)ヤマキ ヤマキカツオパック」だったが、5月3日以降は「(ロゴ)ヤマキ ヤマキは自然の味を大切にします。」に変更されている。
  5. ^ このような例は1980年代の大塚製薬提供番組でグループ企業のアース製薬大鵬薬品のCMを流していたのと同様。
  6. ^ 日曜ゴールデン時代
  7. ^ 2021年10月6日放送分以降

外部リンク

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