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ビクトル・エストレーリャ・ブルゴス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ビクトル・エストレーリャ・ブルゴス
Victor Estrella Burgos
2015年ウィンブルドン選手権でのビクトル・エストレーリャ・ブルゴス
基本情報
国籍 ドミニカ共和国の旗 ドミニカ共和国
出身地 同・サンティアゴ・デ・ロス・カバリェロス
生年月日 (1980-08-02) 1980年8月2日(44歳)
身長 173cm
体重 77kg
利き手
バックハンド 片手打ち
ツアー経歴
デビュー年 2002年
引退年 2019年
ツアー通算 3勝
シングルス 3勝
ダブルス 0勝
生涯通算成績 121勝128敗
シングルス 84勝81敗
ダブルス 37勝47敗
生涯獲得賞金 2,163,776 アメリカ合衆国ドル
4大大会最高成績・シングルス
全豪 2回戦(2017)
全仏 2回戦(2016・17)
全英 2回戦(2015)
全米 3回戦(2014)
4大大会最高成績・ダブルス
全豪 1回戦(2016・18)
全仏 1回戦(2015・17)
全英 1回戦(2015)
全米 3回戦(2016)
国別対抗戦最高成績
デビス杯 プレー・オフ(2015)
キャリア自己最高ランキング
シングルス 43位(2015年7月13日)
ダブルス 135位(2015年7月13日)
獲得メダル
男子 テニス
ドミニカ共和国の旗 ドミニカ共和国
パンアメリカン競技大会
2011
2024年9月9日現在

ビクトル・エストレーリャ・ブルゴスVictor Estrella Burgos , 1980年8月2日 - )は、ドミニカ共和国サンティアゴ・デ・ロス・カバリェロス出身の元男子プロテニス選手。自己最高ランキングはシングルス43位、ダブルス135位。身長173cm。右利き、バックハンド・ストロークは片手打ち。これまでにツアーシングルス3勝を挙げている。

日本語では、"Victor"には「ビクトル」「ビクター」など、"Estrella Burgos"は「エストレーリャ・ブルゴス」「エストレージャ・ブルゴス」「エステラ・ブルゴス」「エストレラ・ブルゴス」などの表記が存在する。

ドミニカ共和国初のATPツアー優勝者であり、シングルスで3勝。そのすべてがエクアドル・オープンでのものである。さらに初開催の2015年から同大会で3連覇を成し遂げ、16連勝を達成した。

選手経歴

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ジュニア時代

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8歳のときにテニスを始めた。15歳になると1996年7月にドミニカ共和国で開催されたジュニアの大会に初出場。ジュニア時代はシングルスで6大会、ダブルスで5大会しか出場しておらず、あまりジュニアの大会には出場していないが、シングルスでベスト4入り、ダブルスでは準優勝をしている。ジュニアグランドスラムにも出場はしていない。ジュニアの世界ランキングはシングルス360位。ダブルス292位。

2002年 プロ転向

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2002年の22歳のときにプロ転向するも、しばらくは下部大会に出場して世界各地のツアーを巡る。

2003-2013年 低迷

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経済的に行き詰まり一度は引退するも、2006年に現役復帰。2012年に右肘の故障で離脱するなど苦労をしながらもツアーを巡る。

2014年 グランドスラム3回戦進出

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地道にランキングを上げ、2014年3月に33歳でトップ100入りし、2014年全仏オープンで4大大会初出場を果たす。大会史上最年長デビューとなった2014年全米オープンではグランドスラム初勝利を果たすと、2回戦で17歳年下のボルナ・チョリッチに勝利、3回戦で第5シードのミロシュ・ラオニッチに敗れたものの、3セットともタイブレークに持ち込む善戦を見せた。

2015年 ツアー初優勝

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2015年エクアドル・オープンでATPツアー初の決勝進出。決勝でフェリシアーノ・ロペスに6–2, 6–7(5), 7–6(5)で勝利し、ツアー初優勝を果たす。34歳6ヶ月でのATPツアー優勝は、ATPがオープン化以降初優勝としては当時の最年長の記録となった[1] (現在の最年長初優勝記録はパオロ・ロレンツィの34歳7ヶ月)。この優勝で48位になり、トップ50入りした。

2016年 ツアー2勝目

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前回優勝者として迎えた2016年のエクアドル・オープンは2年連続で決勝に進出。決勝でトマス・ベルッチに4–6, 7–6(5), 6–4で勝利し、大会2連覇を果たした。

2017年 ツアー3勝目

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2017年もエクアドル・オープンの決勝に進出し、決勝でパオロ・ロレンツィに6–7(2), 7–5, 7–6(6)で勝利し、3連覇を果たした。

2018年 トップ100位陥落

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2018年のエクアドル・オープン2回戦でついに敗れ、世界ランキングもトップ100圏外となってしまった。その後も結果を残せず、年間最終ランキングでは278位まで落ちた。

2019年 引退

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2019年はチャレンジャーツアーのみ出場したが早期敗退に終わり、10月に故郷・ドミニカ共和国で開催されたサントドミンゴ・オープンで引退。最後の試合となった2回戦で敗れると涙を流し、試合後にはセレモニーが開かれた[2]

ATPツアー決勝進出結果

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シングルス: 3回 (3勝0敗)

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大会グレード
グランドスラム (0-0)
ATPワールドツアー・ファイナル (0-0)
ATPワールドツアー・マスターズ1000 (0-0)
ATPワールドツアー・500シリーズ (0-0)
ATPワールドツアー・250シリーズ (3-0)
サーフェス別タイトル
ハード (0–0)
クレー (3-0)
芝 (0-0)
カーペット (0-0)
結果 No. 決勝日 大会 サーフェス 対戦相手 スコア
優勝 1. 2015年2月8日 エクアドルの旗 キト クレー スペインの旗 フェリシアーノ・ロペス 6–2, 6–7(5), 7–6(5)
優勝 2. 2016年2月7日 エクアドルの旗 キト クレー ブラジルの旗 トマス・ベルッチ 4–6, 7–6(5), 6–4
優勝 3. 2017年2月12日 エクアドルの旗 キト クレー イタリアの旗 パオロ・ロレンツィ 6–7(2), 7–5, 7–6(6)

ダブルス: 2回 (0勝2敗)

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結果 No. 決勝日 大会 サーフェス パートナー 対戦相手 スコア
準優勝 1. 2015年2月7日 エクアドルの旗 キト クレー ブラジルの旗 ジョアン・ソウザ ドイツの旗 ゲロ・クレッチマー
ドイツの旗 アレクサンダー・サチュコ
5–7, 6–7(3)
準優勝 2. 2016年4月9日 アメリカ合衆国の旗 ヒューストン クレー メキシコの旗 サンティアゴ・ゴンサレス アメリカ合衆国の旗 ボブ・ブライアン
アメリカ合衆国の旗 マイク・ブライアン
4–6, 6–3, [10–8]

成績

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略語の説明
 W   F  SF QF #R RR Q# LQ  A  Z# PO  G   S   B  NMS  P  NH

W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, P=開催延期, NH=開催なし.

大会 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 通算成績
全豪オープン A A A A A A A 1R 1R 2R 1R A 1–4
全仏オープン A LQ A LQ LQ A 1R 1R 2R 2R LQ A 2–4
ウィンブルドン A LQ A LQ A LQ 1R 2R 1R 1R A A 1–4
全米オープン LQ LQ A LQ LQ LQ 3R 1R 1R A LQ A 2–3

大会最高成績

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大会 成績
ATPファイナルズ A 出場なし
インディアンウェルズ 1R 2015, 2016, 2018
マイアミ 1R 2015, 2016, 2018
モンテカルロ 2R 2015
マドリード Q1 2016, 2017
ローマ Q2 2014
カナダ A 出場なし
シンシナティ 1R 2008
上海 2R 2015
パリ A 出場なし
オリンピック 1R 2016
デビスカップ PO 2015

脚注

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外部リンク

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