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バルトシュ・クレク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
バルトシュ・クレク
Bartosz Kurek
基本情報
国籍 ポーランドの旗 ポーランド
生年月日 (1988-08-29) 1988年8月29日(36歳)
出身地 ポーランドの旗 ヴァウブジフ
ラテン文字 Bartosz Kurek
身長 205cm
体重 104kg
選手情報
所属 ポーランドの旗 ZAKSAケンジェジン=コジレ英語版
背番号 1
愛称 クレク
ポジション OP
指高 280cm
利き手[1]
スパイク 370cm
獲得メダル
 ポーランド
オリンピック
2024 パリ
世界選手権
2018 イタリア/ブルガリア
2022 ポーランド/スロベニア
ネーションズリーグ
2021 リミニ
2022 ボローニャ
2023 グダニスク
欧州選手権
2009 トルコ
2011 オーストリア/チェコ
2019 パリ
2021 カトヴィツェ
ワールドカップ
2011 日本
2015 日本
2019 日本
ワールドリーグ
2011 グダニスク/ソポト
2012 ソフィア
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バルトシュ・カミル・クレクポーランド語: Bartosz Kamil Kurek1988年8月29日 - )は、ポーランドの男子バレーボール選手である。

来歴

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2009年、欧州選手権ポーランド代表が優勝を決めた大会で代表メンバーに名を連ねた。2011年も、欧州選手権で連覇は逃すものの3位となり、自身もベストサーバー賞を受賞[2]。その後、ワールドカップにも出場し代表チームの準優勝に貢献した[3]。2012年、ワールドリーグではMVPに輝く活躍で代表チームの優勝に貢献[4][5]。そして、ロンドン五輪にも出場した[6]

以降も代表メンバーに名を連ねていたが、2014年、突如、自国開催の世界選手権代表メンバーから外れる[7]。しかし、2015年は、欧州選手権ワールドカップに出場。

2016年、リオネジャネイロ五輪に出場した[8]。その後はJTサンダーズでプレーする予定であったが、肉体的、身体的な疲労が蓄積されていたため、JTでのプレーを断念(JTも契約取り消しを了承した)[9]

2018年、世界選手権で連覇に貢献し、自身もMVPに輝いた[10][11]

2020年7月、V.LEAGUE DIVISION1のウルフドッグス名古屋に入団し、日本で戦うこととなる[6]。2020-21シーズン、早速、V1で実力を発揮し、得点王となり[12]、ベスト6も受賞した[13]

2021年、東京オリンピックに出場した[14]

2021-22シーズン、WD名古屋のキャプテンに就任[15]天皇杯優勝に導き、自身もMVPに輝く[16][17]V1男子でもチームを準優勝に導き、自身も敢闘賞、スパイク賞、ベスト6を受賞した[18]

2022年、世界選手権でポーランドの準優勝に貢献し、ベストオポジット(ドリームチーム)を受賞した。

2022/23シーズン、V1男子でWD名古屋の7シーズンぶりの優勝に貢献し、最高殊勲選手賞、ベスト6を受賞した[19]。その後の黒鷲旗でもチームの優勝(2冠)に貢献し、黒鷲賞(最高殊勲選手)を受賞した[20]

2024年、WD名古屋からの退団が発表された[21]。ポーランドに帰国しZAKSAケンジェジン=コジレ英語版に入団する[22]

人物

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球歴

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所属チーム

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受賞歴

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脚注

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  1. ^ 「ウルフドッグス名古屋」『2020-21 V.LEAGUE公式プログラム チームの顔 男子 2020年11月号』、日本文化出版、2020年11月、66頁、ASIN B08KH3RD97 
  2. ^ Bartosz Kurek is the man of the day as Poland strikes bronze at EuroVolley”. CEV (2011年9月18日). 2011年9月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年3月29日閲覧。
  3. ^ Poland shoot up World Rankings on back of World Cup silver”. FIVB (2011年12月6日). 2021年3月29日閲覧。
  4. ^ Poland wins historical gold at the 2012 World League”. FIVB (2012年6月8日). 2021年3月29日閲覧。
  5. ^ Poland beat USA to claim first World League title”. FIVB (2012年6月8日). 2021年3月29日閲覧。
  6. ^ a b 「2020-21シーズン新体制」および「バルトシュ・クレク選手」入団のお知らせ”. ウルフドッグス名古屋 (2020年7月13日). 2021年3月29日閲覧。
  7. ^ “MŚ siatkarzy 2014: Stephane Antiga powołał kadrę, Bartosz Kurek nie jedzie na mundial”. Onet sport. (2014年8月17日). https://sport.onet.pl/siatkowka/mistrzostwa-swiata-siatkarzy/ms-siatkarzy-2014-stephane-antiga-powolal-kadre-bartosz-kurek-nie-jedzie-na-mundial/ke2cq?utm_source=en.wikipedia.org_viasg_sport&utm_medium=referal&utm_campaign=leo_automatic&srcc=ucs&utm_v=2 2021年3月29日閲覧。 
  8. ^ Players - Poland (リオネジャネイロ五輪)”. FIVB. 2021年3月29日閲覧。
  9. ^ “Bartosz Kurek nie zagra w Japonii. Zawodnik wydał oświadczenie”. Sport WP Sportowe Fakty. (2016年10月2日). https://sportowefakty.wp.pl/siatkowka/634684/bartosz-kurek-nie-zagra-w-japonii-zawodnik-wydal-oswiadczenie 2021年3月29日閲覧。 
  10. ^ POLAND TRIUMPH OVER BRAZIL TO RETAIN WORLD TITLE FOR FOUR MORE YEARS”. FIVB (2018年9月30日). 2021年3月29日閲覧。
  11. ^ BARTOSZ KUREK NAMED MVP TO LEAD WORLD DREAM TEAM”. FIVB (2018年9月30日). 2021年3月29日閲覧。
  12. ^ 2020-21 V.LEAGUE DIVISION1 MEN V・レギュラーラウンド最終結果・個人賞受賞選手決定のお知らせ”. Vリーグ機構 (2021年3月28日). 2021年3月29日閲覧。
  13. ^ 2020-21 V.LEAGUE DIVISION1 MEN V・ファイナルステージ ファイナル 試合結果のお知らせ”. Vリーグ機構 (2021年4月4日). 2021年4月5日閲覧。
  14. ^ Poland Olympic Games Tokyo 2020 - Volleyball”. バレーボールワールド. 2022年4月18日閲覧。
  15. ^ 2021-22シーズン新体制およびマクガウン新監督就任のお知らせ”. ウルフドッグス名古屋 (2021年8月4日). 2022年4月18日閲覧。
  16. ^ 令和3年度 天皇杯 全日本バレーボール選手権大会 ウルフドッグス名古屋が5大会ぶりの優勝!”. ウルフドッグス名古屋 (2021年12月20日). 2022年4月18日閲覧。
  17. ^ 男子はウルフドッグス名古屋が5大会ぶり2度目の天皇杯優勝、女子は久光スプリングスが2大会ぶり8度目の皇后杯優勝!令和3年度天皇杯・皇后杯”. 日本バレーボール協会 (2021年12月19日). 2022年4月18日閲覧。
  18. ^ サントリーサンバーズが2年連続9度目の優勝 2021-22 V.LEAGUE DIVISION1 MEN V.FINAL STAGE結果・最終順位・個人賞”. Vリーグ機構 (2022年4月17日). 2022年4月18日閲覧。
  19. ^ ウルフドッグス名古屋が7年ぶり2度目の優勝 -中央日土地 2022-23 V.LEAGUE DIVISION1 MEN V.FINAL STAGE FINAL 最終結果-”. V.LEAGUE (2023年4月23日). 2023年4月30日閲覧。
  20. ^ 第71回黒鷲旗全日本男女選抜バレーボール大会 特別表彰選手(男子)” (PDF). 日本バレーボール協会. 2023年5月6日閲覧。
  21. ^ バルトシュ・クレク選手 退団のお知らせ | ウルフドッグス名古屋 オフィシャルサイト | トピックス”. www.wolfdogs.jp. 2024年6月7日閲覧。
  22. ^ Media, Wirtualna Polska. “Wraca do Polski. Doradca klubu potwierdził hitowy transfer Kurka” (ポーランド語). sportowefakty.wp.pl. 2024年6月7日閲覧。
  23. ^ Bartosz Kurek wziął ślub - Polsat Sport”. web.archive.org (2020年8月29日). 2024年9月6日閲覧。
  24. ^ Facebook”. www.facebook.com. 2024年9月6日閲覧。
  25. ^ Piotrowska, Anna (2024年9月5日). “Anna Kurek powraca na parkiet” (ポーランド語). Strefa Siatkówki - Mocny Serwis. 2024年9月6日閲覧。

外部リンク

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