ハンレイ
ハンレイ | |
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Han Lay[1] | |
生誕 |
トーナンダルアウン 1999年(24 - 25歳) ミャンマーミャワディ |
身長 | 5'8" |
肩書き |
Miss Universe Myanmar Myawaddy 2019 ミス・グランド・ミャンマー 2020 |
ミス・コンテストタイトル | |
主なコンテスト |
ミス・ユニバース・ミャワディ 2019 (Winner) ミス・ユニバース・ミャンマー 2020 (1st runner up) (Best Smile Award) ミス・グランド・インターナショナル 2020 (Top 20) |
ハンレイ(英:Han Lay)として知られるトーナンダルアウン(英:Thaw Nandar Aung、1999年 - )は、ミャンマーのミス・コンテストタイトル保持者、モデル、民主活動家。ハンは、ミス・グランド・ミャンマー2020で栄誉を飾り、ミス・グランド・インターナショナル 2020ではミャンマーを代表し、トップ20に終わった[2][3]。
来歴
[編集]ヤンゴンの大学で心理学を学んでいた[4]。2021年2月、国軍によるクーデターが発生すると、ヤンゴンでの抗議デモに参加した[4]。
2022年3月27日、タイ王国で開催された「ミス・グランド・インターナショナル 2020」にミャンマー代表として参加した。そのスピーチで、ミャンマーでは「多くの人の命が奪われています」「ミャンマーを助けてください」などと国軍を非難した[4]。その後はタイに留まったが[5]、2022年9月18日にベトナムに一時出国し[6]、22日にタイに再入国しようとしたが拒絶された[5][7]。ハンは一晩を留置場で過ごしたという[7][8]。国連難民高等弁務官事務所に助けを求め、その後、カナダに亡命した[9][10]。ハンは、同国で軍への抗議活動を続ける意思を示している[5]。
国軍への抗議
[編集]「ミス・グランド・インターナショナル」は「戦争と暴力を止めよう(STOP THE WAR AND VIOLENCE)」というスローガンを掲げており、ハンは壇上でのスピーチが、ミャンマーの窮状を訴える良好の機会であると考えた[11]。そして、コンテストの数日前に主催者が、ミャンマーの現状をスピーチしていいと許可してくれた[11]。2021年3月27日のコンテスト、ハンは国軍によって市民が殺害されていることと強調し「どうかミャンマーを助けて下さい」とスピーチした[11]。
ハンは、コンテスト直前まで、ヤンゴンでの抗議活動に参加していたという。同郷の友人が銃撃され死亡したり、他の多くの友人は拘束されたりした[11]。
脚注
[編集]- ^ “Han Lay(Myawaddy)” (英語). Miss Universe Myanmar
- ^ “The Myanmar beauty queen standing up to the military” (英語). BBC News
- ^ “Myanmar Miss Universe Contestant Calls on World to Speak Out Against the Junta” (英語). The Irrawaddy
- ^ a b c “ミャンマーのミスコン代表、ステージで国軍に抗議”. BBC. (2021年4月5日) 2022年11月5日閲覧。
- ^ a b c “元ミス・ミャンマー、カナダに亡命”. AFP通信. (2022年9月29日) 2022年11月5日閲覧。
- ^ “元ミス・ミャンマーがカナダへ タイ出発、亡命申請か”. 時事通信. (2022年9月28日) 2022年11月5日閲覧。
- ^ a b Kuhakan, Jiraporn (2022年9月23日). “Myanmar beauty queen in Thai airport limbo, fears arrest at home” (英語). Reuters 2022年9月23日閲覧。
- ^ “タイ、元ミス・ミャンマーの入国拒否 過去に政変批判”. 日本経済新聞. (2022年9月23日) 2022年11月5日閲覧。
- ^ Chen, Heather (September 23, 2022). “Myanmar beauty queen who criticized junta says she's safe in hands of UN officials”. CNN. 2022年9月23日閲覧。
- ^ “軍に抗議のミスコンミャンマー代表 カナダに亡命へ”. テレビ朝日. (2022年9月28日) 2022年11月5日閲覧。
- ^ a b c d “ミスコンで「ミャンマーを助けて」 訴えた大学生の覚悟”. 朝日新聞デジタル. (2021年5月12日) 2022年11月6日閲覧。