ジミー・オズモンド
ジミー・オズモンド Jimmy Osmond | |
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兄弟と一緒に。一番前がジミー(1974年) | |
基本情報 | |
出生名 | James Arthur Osmond |
別名 |
ジミー坊や Little Jimmy Osmond |
生誕 | 1963年4月16日(61歳) |
出身地 | アメリカ合衆国 カリフォルニア州カノガパーク |
ジャンル | ポップス |
職業 | 歌手、実業家 |
担当楽器 | ボーカル |
活動期間 | 1967年 - 2018年 |
公式サイト | Jimmy Osmond Official |
ジミー・オズモンド(Jimmy Osmond、1963年4月16日 - )は、アメリカ合衆国の男性歌手、実業家である。幼少時の表記は、リトル・ジミー・オズモンド (Little Jimmy Osmond)。日本でも「ジミー坊や」の愛称で人気を博した。
略歴
[編集]1967年、3歳でオズモンド・ブラザーズの末っ子としてデビューをする[1]。
1972年3月発売の「リバプールから来た恋人」が全英シングルチャート1位(全米38位)を記録し、全英シングルチャート1位獲得最年少記録を更新する(当時、9歳8ヶ月)。ラヴァーン・ベイカーのカバー「Tweedle Dee」(邦題は「陽気なジミー」)が全英4位を記録する。
1974年、エディ・ホッジスのカバー「I'm Gonna Knock on Your Door(恋の売り込み)」が全英11位を記録する。
1992年、ミズーリ州ブランソンのBob O Links Theatreを買収し、「オズモンズ・ファミリー・シアター」と改名して、オズモンズ・ファミリー定期公演を行う[1](2009年に売却。クレイ・クーパー・シアターとして再オープンしている)。
2014年、アンディ・ウィリアムスの遺族に依頼され、ウィリアムスが1992年にブランソンにオープンした「ムーン・リヴァー・シアター」を買収し運営をする[1]。2016年1月に「アンディ・ウィリアムス・パフォーミング・アーツ・センター」と改名する[2]。
日本との関わり
[編集]1970年2月にアメリカで録音した[3]日本語歌詞の「ちっちゃな恋人(My Little Darling)」を、同年4月5日に日本でシングルとして発売する(日本コロムビア・デノン[注釈 1])。同曲はオリコン2位、レコード売り上げ30万枚を超えるヒットを記録し、自身初のゴールドレコードを獲得する[4]。同年、フジテレビ系列で放送されたバラエティ番組『祭りだ!ワッショイ!』のワンコーナー「おたのしみアニメ劇場(歌謡アニメ劇場)」でもジミーの歌う「ちっちゃな恋人」が使用された[5]。なお、日本では「ちっちゃな恋人」のほか3枚のゴールドレコードを獲得している[6]。
1981年、『日曜お笑い劇場』に留学生という設定で出演した[6]。
1987年、マイケル・ジャクソン『バッド・ワールド・ツアー』において、日本公演の仲介役を務めた[6]。
2017年、37年ぶりの日本公演を日経ホールで開催した[7]。
ディスコグラフィ
[編集]アルバム
[編集]- 『オズモンズ・イン・トウキョウ』 - The Osmonds Live In Tokyo (1971年、CD-7015) ※The Osmonds & Jimmy Osmond, Toshiyuki Miyama & His The New Herd名義
- 『ジミーのちっちゃなちっちゃなコンサート』 - Little Jimmy (1972年) ※日本のみ。帯には「涙くんさよなら」
- 『キラー・ジョー/陽気なジミー』 - Killer Joe (1972年、MM-2046)
- Little Arrows (1975年)
- 『君はプリティー/恋のI.D. Call』 - Kimi Wa Pretty (1981年、28SH-46) ※日本のみ
- Siempre Tu (1985年) ※スペイン語で歌唱
- Keep the Fire Burnin’ (2000年)
シングル
[編集]- ちっちゃな恋人 - "My Little Darling" / 私のペギー - "Pegy O' My Heart"(1970年4月5日、CD-62)
- ヤング・ラヴ・スイング - "Young Love Swing" / シャ・ラ・ラ - "Sha La La"(1970年7月、CD-77)
- チュクチュク - "Chuk Chuk" / ジミーの子守唄 - "Jimmy Lullaby"(1970年、CD-90)
- ジングル・ベル - "Jingle Bells" / ママがサンタにキッスした - "I Saw Mammy Kissing Santa Claus"(1970年10月、CD-94)
- ジミー・オズモンドをあなたに Vol. 1(1970年11月、CD-3005) ※EP
- ジミーの陽気な盗賊たち - "Jimmy's The Happy Robbers" / みつけた幸せ - "I Found a Little Happiness"(1971年2月、CD-103)
- サインはピース - "Put Your Hand in The Hand" / フラーティン - "Flirtin'"(1971年7月、CD-1001)
- 涙くんさよなら - "Good-bye Mr. Tears" / 秘密の花園 - "Utopia"(1972年2月、CD-1014-IN)
- デイトはだめよ - "She is Good Lood" / バイ・バイ・スザンヌ - "Bye Bye Susanne"(1972年4月、CD-1019-IN)
- ママに捧げる詩 - "Mother Of Mine" / リヴァプールから来た恋人 - "Long Haired Lover From Liverpool"(1972年5月、CD-1020-IN)
- 陽気なジミー - "Tweedlee Dee" / キラー・ジョー - "Killer Joe"(1973年2月、DM-1240)
- マミー・ソング - "Give Me a Good Old Mammy Song" / 恋の売り込み - "I'm Gonna Knock on Your Door"(1974年4月、DM-1252)
- ひとりぼっちの秘密 - "Secret Love" / 僕のメッセージ - "Message"(1978年、SFL-2306)
- 君はプリティー - "Kimi Wa Pretty" / TOKYOサバンナ - "Tokyo Savannah"(1981年、07-5H-93)
- そよ風に乗って - "Livin' In Love" / ワン・モア・チャンス - "One More Chance"(1982年、07-5H-113)
オズモンズ
[編集]- 『ベスト・オブ・オズモンズ』 - Best of the Osmonds (1971年、CD-4038-39)
- 『オズモンズと楽しいクリスマス』 - Christmas Holiday (1971年、CD-7006)
関連項目
[編集]- ダニー・オズモンド - 兄
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c Jimmy Osmond Celebrates Anniversary by taking over Moon River Theatrebranson trilakes news 2014年5月11日
- ^ Moon River gets new name, philosophy for ‘16branson trilakes news 2016年1月19日
- ^ a b 「第三のチビッコ・ソングに? ジミー坊やの『ちっちゃな恋人』」『毎日新聞』1970年3月12日付東京夕刊、9頁。
- ^ Jimmy still loves performing live、Portsmouth News、2009年5月22日17:17。
- ^ 幻の歌謡アニメついに発掘! その6、WEBアニメスタイル、2007年8月22日。
- ^ a b c 日本テレビ 白井氏より【 日本公演独占契約手記 】 ( VOL.17~23 / Jan~Jul 1990 )、Legend Of MOONWALK、2007年5月10日。
- ^ ジミー・オズモンド 50周年記念ツアー 日本公演記念インストアイベント イベントレポート、SANSPO.COM、2017年7月14日 16:32。
外部リンク
[編集]- Jimmy Osmond Official公式サイト
- ジミー・オズモンド (@jimmyosmond) - X(旧Twitter)
- ジミー・オズモンド - Discogs
- リトル・ジミー・オズモンド - Discogs