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シンハライト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
シンハライト
2016年桜花賞パドック
欧字表記 Sinhalite[1]
品種 サラブレッド[2]
性別 [2]
毛色 黒鹿毛[2]
生誕 2013年4月11日[2]
抹消日 2016年11月17日[3]
ディープインパクト[2]
シンハリーズ[2]
母の父 Singspiel[2]
生国 日本の旗 日本北海道安平町[2]
生産者 ノーザンファーム[2]
馬主 (有)キャロットファーム[2]
調教師 石坂正栗東[2]
競走成績
タイトル JRA賞最優秀3歳牝馬(2016年)
生涯成績 6戦5勝[2]
獲得賞金 2億8642万6000円[2]
勝ち鞍
GI 優駿牝馬 2016年
GII ローズS 2016年
GIII チューリップ賞 2016年
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シンハライトSinhalite)は、日本中央競馬会 (JRA) に登録されていた競走馬である。主な勝ち鞍は2016年優駿牝馬(GI)、ローズステークス(GII)、チューリップ賞(GIII)。

馬名は宝石名で、輝かしい成績をおさめられるようにと、母名より連想されたものである[4]

経歴

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2015年

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2015年7月、函館競馬場でのゲート試験に池添謙一騎乗で合格[5]。その縁が元で、同年10月10日京都競馬場で池添を背にデビュー。道中3・4番手に位置取り、直線で先頭に立つとそのまま押し切り1番人気に応えた[6]

2016年

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年明け初戦は1月17日の紅梅ステークス。直線で豪快な末脚を繰り出して快勝[7]。3月5日のチューリップ賞は最後の直線でジュエラーとの接戦となったがハナ差制してデビュー3連勝となった[8]。4月10日の桜花賞に2番人気で出走、直線早めに抜け出すもゴール前でジュエラーにかわされ、数センチ (cm) 単位のハナ差2着に敗れる[9]。5月22日の優駿牝馬はジュエラーの骨折による回避もあり1番人気に推され、道中後方に構えて脚を溜め、直線で馬群を割って抜け出しGI初制覇を果たした[10][注釈 1]

4か月の休養を経て、ローズステークスに出走。このレースでは、桜花賞馬のジュエラーとの再対決に注目が集まった[12]。レースでは道中中団に位置し、最後の直線で末脚を炸裂させて差し切り、前哨戦をものにした[13]。その後、秋華賞に向けて調整されていたが、10月5日に左前浅屈腱炎が判明、9カ月以上の休養を要する見込みとなり、秋華賞への出走を断念した[14]

北海道安平町のノーザンファームで経過をみていたが、良化がみられず、11月16日、所属するキャロットクラブから引退が発表され[15]、翌11月17日付で競走馬登録を抹消された[3]。引退後はノーザンファームで繁殖牝馬となる[3]

競走成績

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競走日 競馬場 競走名 距離(馬場)


オッズ
(人気)
着順 タイム
(上り3F)
着差 騎手 斤量 1着馬(2着馬)
2015.10.10 京都 2歳新馬 芝1600m(良) 15 6 10 002.40(1人) 01着 01:36.3(34.7) -0.2 池添謙一 54kg オウケンビリーヴ
2016.01.17 京都 紅梅S OP 芝1400m(良) 13 6 9 003.00(1人) 01着 01:21.5(33.7) -0.0 池添謙一 54kg (ワントゥワン)
0000.03.05 阪神 チューリップ賞 GIII 芝1600m(良) 16 6 11 005.60(2人) 01着 01:32.8(33.0) -0.0 池添謙一 54kg ジュエラー
0000.04.10 阪神 桜花賞 GI 芝1600m(良) 18 6 12 004.90(2人) 02着 01:33.4(33.7) -0.0 池添謙一 55kg ジュエラー
0000.05.22 東京 優駿牝馬 GI 芝2400m(良) 18 2 3 002.00(1人) 01着 02:25.0(33.5) -0.0 池添謙一 55kg チェッキーノ
0000.09.18 阪神 ローズS GII 芝1800m(重) 15 4 7 001.60(1人) 01着 01:46.7(33.7) -0.0 池添謙一 54kg クロコスミア

繁殖成績

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生年 馬名 毛色 厩舎 馬主 戦績
初仔 2018年 セブンサミット 青鹿毛 モーリス 栗東・石坂正
→栗東・西村真幸
(有)キャロットファーム 14戦2勝(現役)
2番仔 2019年 アルジュナ 鹿毛 キングカメハメハ 栗東・池添学 (有)キャロットファーム 未出走(引退)
3番仔 2020年 ダンブッラ 黒鹿毛 ロードカナロア 未出走
4番仔 2021年 セイロンジェムズ 鹿毛 レイデオロ 美浦宮田敬介 吉田和美 3戦1勝(現役)
5番仔 2023年 シンハライトの2023 鹿毛 エピファネイア 栗東・斉藤崇史 (デビュー前)
6番仔 2024年 シンハライトの2024 黒鹿毛 サートゥルナーリア
  • 2024年9月27日現在[16]

血統表

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シンハライト血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 サンデーサイレンス系
[§ 2]

ディープインパクト
2002 鹿毛
父の父
*サンデーサイレンス
1986 青鹿毛
Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
父の母
*ウインドインハーヘア
1991 鹿毛
Alzao Lyphard
Lady Rebecca
Burghclere Busted
Highclere

*シンハリーズ
2002 栗毛
Singspiel
1992 鹿毛
In The Wings Sadler's Wells
High Hawk
Glorious Song Halo
Ballade
母の母
Baize
1993 栗毛
Efisio Formidable
Eldoret
Bayonne Bay Express
Lambay
母系(F-No.) (FN:6-e) [§ 3]
5代内の近親交配 Halo 18.75% 3×4、Northern Dancer 6.25% 5×5 [§ 4]
出典
  1. ^ [1]
  2. ^ [17]
  3. ^ [1]
  4. ^ [1]


脚注

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注釈

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  1. ^ なお、最後の直線で外側に斜行し、他馬と接触・バランスを崩したことにより、鞍上の池添謙一は2日間の騎乗停止となった[11]

出典

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  1. ^ a b c d 血統情報:5代血統表|シンハライト”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2016年5月28日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m シンハライト netkeibaより 2016年9月20日閲覧
  3. ^ a b c シンハライト号が競走馬登録抹消”. 日本中央競馬会 (2016年11月17日). 2016年11月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年11月17日閲覧。
  4. ^ “シンハライト の競走馬情報”. POG-INFO. http://poginfo.ddo.jp/pogs/horseData/show/2013105906 2016年5月28日閲覧。 
  5. ^ “【オークス】シンハライト、余裕の先着!池添総仕上げで「勝ちたい」”. スポーツ報知. (2016年5月19日). オリジナルの2016年7月1日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20160701204551/http://www.hochi.co.jp/horserace/20160518-OHT1T50177.html 2016年5月28日閲覧。 
  6. ^ 【京都5R新馬戦】シンハライトが人気に応えて新馬勝ちスポーツニッポン、2016年5月25日閲覧
  7. ^ 【紅梅S】シンハライト桜候補に名乗りデイリースポーツ、2016年5月25日閲覧
  8. ^ シンハライトが接戦を制し無傷の3連勝!/チューリップ賞netkeiba.com、2016年5月25日閲覧
  9. ^ “【桜花賞】2着シンハライトの池添「抜け出すのが早かったかも。悔しいです」”. スポーツ報知. (2016年4月10日). オリジナルの2016年4月12日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20160412235350/http://www.hochi.co.jp/horserace/20160410-OHT1T50137.html 2016年5月25日閲覧。 
  10. ^ 【オークス】シンハライトが樫の女王にデイリースポーツ、2016年5月25日閲覧
  11. ^ 池添謙一騎手が騎乗停止 - netkeiba.com、2016年5月28日閲覧
  12. ^ 2016年ローズSの結果・払戻 netkeibaより 2016年9月19日閲覧
  13. ^ オークス馬シンハライトが豪快差し切りV! 桜花賞馬ジュエラー11着/ローズS netkeibaより 2016年9月19日閲覧
  14. ^ シンハライト号が故障”. 日本中央競馬会 (2016年10月5日). 2016年10月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年10月5日閲覧。
  15. ^ “オークス馬シンハライトが引退 キャロットクラブが発表”. スポーツ報知. (2016年11月16日). オリジナルの2016年11月17日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20161117141255/http://www.hochi.co.jp/horserace/20161116-OHT1T50106.html 2016年11月17日閲覧。 
  16. ^ 繁殖牝馬情報:牝系情報|シンハライト|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2022年4月1日閲覧。
  17. ^ シンハライトの繁殖牝馬情報”. 競馬ラボ. 2021年5月4日閲覧。
  18. ^ デルマーオークス歴代優勝馬-equibase、2016年5月28日閲覧
  19. ^ アダムスピーク - netkeiba.com、2016年5月28日閲覧
  20. ^ リラヴァティ - netkeiba.com、2016年12月6日閲覧

関連項目

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外部リンク

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