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クルージング (映画)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
クルージング
Cruising
監督 ウィリアム・フリードキン
脚本 ウィリアム・フリードキン
原作 ジェラルド・ウォーカー英語版
クルージング英語版
製作 ジェリー・ワイントローブ
出演者 アル・パチーノ
ポール・ソルヴィノ
カレン・アレン
ジェームズ・レマー
パワーズ・ブース
音楽 ジャック・ニッチェ
主題歌 ウィリー・デヴィル英語版
「イッツ・ソー・イージー」
撮影 ジェームズ・A・コントナー英語版
編集 バド・S・スミス英語版
製作会社 ロリマー/ワイントローブ・プロ[1]
配給 アメリカ合衆国の旗 ユナイテッド・アーティスツ
日本の旗 東映洋画
公開 アメリカ合衆国の旗 1980年2月8日
日本の旗 1981年1月24日[1]
上映時間 102分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $11,000,000[2]
興行収入 アメリカ合衆国の旗カナダの旗 $19,798,718[3]
世界の旗 $19,814,523[3]
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クルージング』(Cruising)は、1980年アメリカ合衆国サスペンス映画。監督はウィリアム・フリードキン、出演はアル・パチーノポール・ソルヴィノなど。原作はジェラルド・ウォーカー英語版の1970年の同名小説英語版。 タイトルである「クルージング」は本来の意味ではなく、警察官によるパトロールとゲイ用語での男を漁る行為を指す掛詞。

ゲイの男が被害者の連続殺人事件の捜査のため、ゲイの社会、それも黒レザー系のSMゲイたちの中に囮として潜入していった1人の刑事が、ゲイの世界に触れ、自らの有り様を葛藤していく様をアル・パチーノが演じている。舞台となったニューヨークのゲイ・エリアとして知られるクリストファー・ストリートのゲイ風俗もふんだんに描かれた。

主題歌はウィリー・デヴィル英語版の「イッツ・ソー・イージー(It's So Easy)」。

ストーリー

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キャスト

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※括弧内は日本語吹替(初回放送1985年9月13日 日本テレビ『金曜ナイトスクリーン』)

作品の評価

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映画批評家によるレビュー

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Rotten Tomatoesによれば、批評家の一致した見解は「『クルージング』は映画製作の技術とアル・パチーノの献身的な演技のおかげで自信を持って滑空しているが、この話題性のあるスリラーはテーマを敏感に捉えたり、その残虐性を正当化したりするのに苦労している。」であり、54件の評論のうち高評価は50%にあたる27件で、平均点は10点満点中6.2点となっている[4]Metacriticによれば、18件の評論のうち、高評価は6件、賛否混在は3件、低評価は9件で、平均点は100点満点中43点となっている[5]

受賞歴

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部門 候補者 結果
ゴールデンラズベリー賞 最低作品賞 ノミネート
最低監督賞 ウィリアム・フリードキン ノミネート
最低脚本賞 ウィリアム・フリードキン ノミネート

LGBTコミュニティの反応

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この映画の描写、特にゲイ=暴力的と描かれる点においてLGBTコミュニティから批判の声があがり、主演のアル・パチーノは匿名で給料の全額をさまざまな慈善団体に寄付したと明かしている[6]。近年は、HIVウイルス蔓延前のゲイ・カルチャーを記録した貴重な映画として再評価する声もある[7]

出典

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  1. ^ a b クルージング - KINENOTE
  2. ^ Cruising - IMDb(英語)
  3. ^ a b Cruising” (英語). Box Office Mojo. IMDb. 2021年4月4日閲覧。
  4. ^ Cruising (1980)” (英語). Rotten Tomatoes. 2021年4月4日閲覧。
  5. ^ Cruising Reviews” (英語). Metacritic. 2021年4月4日閲覧。
  6. ^ Al Pacino thought Cruising was 'exploitative' of LGBTQ+ people, so he donated his paycheck”. The Advocate (2024年10月21日). 2024年10月23日閲覧。
  7. ^ ハリウッドで初めて男同士のSMセックスを正面から描き波紋を呼んだ映画 アル・パチーノ主演、ウィリアム・フリードキン「クルージング」予告編”. 映画.com (2024年10月4日). 2024年11月9日閲覧。

外部リンク

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